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ユーカリ・ムーンラグーンの育て方

ユーカリ・ムーンラグーンの育て方

植物名 ユーカリ・ムーンラグーン
学名 Eucalyptus ‘Moon Lagoon’
英名 Fine-leaved Mallee
科目/属性 フトモモ科ユーカリ属
原産地 オーストラリア
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ユーカリ・ムーンラグーンの特徴

ユーカリ・ムーンラグーンは、青みがかったシルバーリーフが美しい植物です。ユーカリは比較的大きな葉を持ちますが、このムーンラグーンは小さな葉なので優しく可愛らしい雰囲気になります。

ユーカリ・ムーンラグーンは樹高があまり大きくならないため、狭いスペースや鉢植えでも育てやすく、コンパクトに楽しめる品種です。さらに、さわやかな柑橘系の香りを持つので、見た目だけでなく香りからも癒されるでしょう。

ユーカリと聞くと「大きくなって育てるのが大変」という印象があるかもしれません。しかし、ユーカリ・ムーンラグーンはコンパクトで育てやすいので、室内でも安心して楽しめることでしょう。

ユーカリ・ムーンラグーンの花言葉

ユーカリ・ムーンラグーンの花言葉は、「新生」「再生」です。ユーカリの原産地であるオーストラリアでは山火事が多く、ユーカリは山火事があっても後の降雨により種から発芽し再生することから、これらの花言葉が付けられています。

そのため、ユーカリ・ムーンラグーンの花言葉「新生」「再生」は、新たな門出を迎える人や新たな挑戦を行う人にぴったりです。困難があっても負けずに再生する姿を花言葉に添えて、出産や入学、就職などのプレゼントに喜ばれるでしょう。

ユーカリ・ムーンラグーンの風水

上向きに伸びる小さな葉を持つユーカリ・ムーンラグーンには、風水的に邪気を払う効果があります。そのため、玄関やベランダなどに置くことで外からの悪い気を絶ってくれるでしょう。

さらに、玄関など人の往来がある場所に置くことで、良縁を引き寄せて出会い運も高めてくれます。

風水では植物の手入れだけではなく、置く場所の清潔さも重要なので、整理整頓も心がけてくださいね。

ユーカリ・ムーンラグーンの育て方

ユーカリ・ムーンラグーンの育て方

日当たり 日当たりのよい置き場所(屋外)
温度 -5℃以上まで耐えられる
耐寒性 強い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬:土の表面が乾いてから2〜3日後
肥料 緩効性肥料、液肥
剪定時期 周年

観葉植物の全体的な育て方の基本については、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:観葉植物の育て方|コツや管理法について

置き場所と日当たり

ユーカリ・ムーンラグーンは日当たりの良く風通しの良い環境を好みます。ただ、夏の直射日光に当てると葉焼けしてしまうので、屋外で育てる場合は半日陰に移動するなど気を付けましょう。

室内で育てることはできません。たっぷりの紫外線を浴びて育つので、基本的には屋外で管理してください。

ただ、ムーンラグーンはそこまで明るい場所でなくても成育可能なので、屋外の明るい日陰でも育てることができます。高温多湿で木が群れると弱るので、気を付けましょう。

温度

ユーカリ・ムーンラグーンは寒さに強く-5℃程度まで耐えることのできる植物です。九州など温暖な地域では冬も屋外で育てることができるでしょう。

ただし、寒風に当たり続けると葉が枯れてきます。屋外で育てる場合は、風が避けられる軒下などに移動させてください。

冬に-5℃を下回る地域では、気温が下がり始める秋から室内の明るい窓際に移動させることが重要です。

水やりの頻度

  1. 春夏:土の表面が乾いたらたっぷりと水やり
  2. 秋冬:土の表面が乾いてから2~3日後に水やり

春夏の生育期は、土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れるくらいにしっかりと水やりしましょう。ただし、受け皿をしている場合は、受け皿に溜まった水は小まめに捨てることがポイントです。

ユーカリ・ムーンラグーンは、土が常に湿っている状態を嫌います。1度に与える水やりはたっぷりでよいですが、水やり前に必ず土の乾燥具合を確認しましょう。

秋から冬の気温が下がる季節は、やや乾燥気味に育てることが大事です。もし、水やりの頻度に困ったときは、水やりチェッカーの利用して土の乾燥具合を確認するとよいかもしれません。

肥料

ユーカリ・ムーンラグーンは肥料を好みます。植えつけるときに長期間ゆっくりと効果のある緩効性肥料を規定量与え、生育期の3~9月に水やり代わりに液肥を与えましょう。

ユーカリ・ムーンラグーンは、肥料が不足すると葉が黄色くなったり、落ちてしまったりするので注意が必要です。

肥料を与えても生育が悪い場合、土が酸性になっているかもしれません。弱アルカリ性の土を好むので、肥料と一緒に苦土石灰を少量与えると肥料の効果が良くなります。

剪定方法

ユーカリ・ムーンラグーンは剪定後の芽吹く力が強いので、最低生育温度-5℃以上であれば、どの時期でも剪定は可能です。そのため、小まめな剪定を繰り返すことで、コンパクトに育てることもできます。

枝葉が茂りやすいので風通しが良くなるように、茂った枝葉や枯れ枝、元気のない枝葉は剪定することが大事です。

小まめな剪定を繰り返すことで、美しい葉をボリュームよく楽しむことができるでしょう。

ユーカリ・ムーンラグーンのよくあるトラブルと対処法

ユーカリ・ムーンラグーンのよくあるトラブルと対処法

コンパクトに美しい葉を楽しめるユーカリ・ムーンラグーンですが、トラブルも存在します。

ここではトラブルが起きたときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。

関連記事:観葉植物のトラブル|主な症状と対処法まとめ

根腐れ

根腐れでは、以下の症状が見られます。

  1. 水をあげても元気にならない
  2. 土がなかなか乾かない
  3. 葉が落ちやすい
  4. 葉が茶色・黄色に変色している
  5. 幹や幹の根本が柔らかい
  6. 土から腐敗臭がする
  7. 土の表面にカビが生えている
  8. 根黒く変色している

根腐れは、土の中の酸素濃度が低下して土中の細菌叢が変化し、有機物の腐敗が進むことで有害なアンモニアが発生し、土壌環境が悪くなることで発症します。

また、常に土が湿っている状況では根が呼吸することができず、細胞が死んでしまいます。これが原因で、根から水を吸い上げることができなくなり、植物体に水を供給することができなくなることで死んでしまう現象です。

根腐れの対処法は以下。

  1. 鉢から植物を抜き、悪い土を落として水はけのよい土に交換する
  2. 根の傷んでいる部分、腐っている部分をカットする
  3. 少量の水を与え、風通しがよく明るい日陰で管理する
    ※1週間を目安に水が乾くコンディションで管理する
  4. 発根剤を与えてみる
  5. 傷んだ葉を取り除く
  6. 枯れた枝を切り取る

根腐れが起こった場合は、鉢を入れ替えて土の環境を変えることが大切です。傷んでしまった根は取り除き、健康な状態が取り戻せるような環境を与えてあげましょう。赤玉土・ゼオライトなどを用土に混ぜ込むことで、水はけと根腐れを防止することができます。

枝先がダメになっている場合は、生きている部分までカットし、新しい葉を出すことで回復させます。根元から腐っている場合は、無事な部分で切り取り、挿し木にして発根させて回復させましょう。

根腐れが起こると、新芽を残すように古い葉を落とす現象が見られます。重度の根腐れの場合は、新芽や枝の先から枯れることがあるので注意が必要です。

根詰まり

根詰まりとは、鉢の中で根がいっぱいになることで起きる症状です。根詰まりの症状は以下の通り。

  1. 水が浸透しづらくなる
  2. 底から根が出てくる
  3. 葉が黄色くなる
  4. 鉢にヒビが入る

特に春夏の成長期で一気に伸びてしまうと上記のような症状が起きてしまいます。すぐに枯れる要因にはなりませんが、放置してしまうとユーカリ・ムーンラグーンに悪影響です。

対処法はユーカリ・ムーンラグーンの植え替えをすること。

ユーカリ・ムーンラグーンを現在の鉢より1つ上の大きい鉢に植え替えることで、上記の症状はほとんど解消されるでしょう。植え替えを行う時期も春夏の成長期が最も適しています。

葉焼け

葉焼けでは、以下の症状が起きます。

  • 葉の色素が抜けて白くなっている
  • 葉の一部が茶色く枯れている

強い日差しを浴びすぎると葉が傷んで「葉焼け」というトラブルが発生します

葉焼けの症状に気がついたら、早めに置き場所を検討し直すことが必要です。

対処法は以下。

  1. 直射日光が当たっている場合はカーテンなどで遮光する
  2. 葉焼けした部分はカットする

葉焼けが起こるということは、日光が当たりすぎている可能性が高いため、直射日光に当てないような措置を取りましょう。

また、一度焼けてしまった葉は二度と元に戻りません。傷んだ葉はカットし、新しい健康な葉が生えてくるのを待ちましょう。

ハダニ

ハダニの症状は以下。

  1. 葉にクモの巣のような糸がついている
  2. 葉の裏に小さな虫がついている
  3. 葉に斑点や傷がある
  4. 葉の色が薄くなり枯れている

ハダニは繁殖力の強さと、薬剤耐性を持つとても厄介な害虫です

放っておくと糸を張って大量発生する危険性もあるので、早めに対処を行いましょう。

対処法は以下。

  1. 傷んだ葉はカットする
  2. 葉の表裏、付け根や茎も水で洗浄する
  3. ハダニに効果のある液体を噴霧する(2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢、殺虫剤)

ハダニが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカファインスプレー・オルトラン)を使用するのが効果的です。2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。

そもそもハダニは、こまめな霧吹き・葉をふき取りきれいにすることを怠らなければ発生しません。

常にきれいな状態を保つために、霧吹きの購入は必須といえます。月に一度はシャワーで洗い流すなどの管理も必要です。

ユーカリ・ムーンラグーンのよくある質問

ユーカリ・ムーンラグーンのよくある質問

最後にユーカリ・ムーンラグーンのよくある質問とその答えを以下にまとめました。

  1. ユーカリ・ムーンラグーンは外と室内のどちらを好む?
  2. ユーカリ・ムーンラグーンの冬の育て方は?
  3. ユーカリ・ムーンラグーンが枯れる原因は?
  4. ユーカリ・ムーンラグーンは花が咲くの?その時期は?
  5. ユーカリ・ムーンラグーンの植え替え時期/植え替え方法は?

それでは具体的に見ていきましょう。  

 ユーカリ・ムーンラグーンは外と室内のどちらを好む?

ユーカリ・ムーンラグーンは日当たりの良い環境を好むので、室内よりも屋外を好みます。そのため、屋外の方が比較的育てやすいでしょう。

屋外の半日陰でも成育可能なので、あまり強い日差しは必要ありません。多湿に弱いので、風通しの良い場所で育てることが重要です。

日当たりがよいとよく水を吸うため、生育期の水枯れに気を付けてください。

ユーカリ・ムーンラグーンの冬の育て方は?

ユーカリ・ムーンラグーンは冬の寒さに強い植物ですが、寒風に当たり続けると葉が落ちる原因となるので、風が避けられる軒下や室内に入れて管理しましょう。

寒さに強いとは言え、生育期の春~夏に比べると成長はゆっくりです。土の乾燥具合を確認して、水のやりすぎにならないように注意しましょう。

寒冷地の室内で育てる場合は、明るい窓際で管理することが重要です。しかし、朝晩の窓際は外気と変わらないくらいに冷え込むので、夜から朝にかけては窓から離してくださいね。

ユーカリ・ムーンラグーンが枯れる原因は?

ユーカリ・ムーンラグーンが枯れる原因は「水やり」「日当たり不足」「酸性土」です。

ユーカリ・ムーンラグーンは多湿を嫌いますので、鉢植えの場合は水のやりすぎに注意し受け皿に水を溜めないことが大事なポイントになります。特に冬の水やりには気を付けましょう。

日当たりを好む性質なので、室内の暗い場所では育ちません。明るい窓際か屋外で育てましょう。

多くのユーカリが弱酸性土を好むのに対して、ムーンラグーンは弱アルカリ性を好みます。屋外管理の場合、酸性雨の影響で土が酸性に傾いてしまうので、植え替え時にアルカリ性の苦土石灰を少量加えると元気に育つでしょう。

ユーカリ・ムーンラグーンは花が咲くの?その時期は?

ユーカリ・ムーンラグーンは生育期の3~9月に白~淡黄色の花を咲かせます。

日光を好む植物なので、日当たりの良い環境でなければ花は咲きにくいでしょう。そのため、屋外で育てたほうが花は咲きやすいです。

また、花を咲かせるには三大栄養素のリン酸が必要であるため、生育期にリン酸の多い液体肥料を水に薄めて水やり代わりに与えると良いでしょう。

ユーカリ・ムーンラグーンの植え替え時期/植え替え方法は?

ユーカリ・ムーンラグーンの植え替え時期は生育期の3月~9月に行いましょう。弱アルカリ性の土を好むので、アルカリ性の苦土石灰を土に少量加えて、一回り大きな鉢に植え替えることがポイントです。

植え替える際には、根が絡み合って固まっていることもあります。その場合は、綺麗な根を切らないようにほぐして黒ずんだ根や枯れた根を切り取りましょう。

株が小さい場合は、いきなり大きすぎる鉢に植え替えると、水やり後に土が乾かず根腐れする可能性があります。植え替える鉢は、徐々に大きくするようにしてくださいね。

ユーカリ・ムーンラグーンのまとめ

ユーカリ・ムーンラグーンのまとめ

ユーカリ・ムーンラグーンは屋外向きの植物ですが、日当たりの良い明るい窓際であれば、一年を通して室内で育てることができます。青みがかった小さなシルバーリーフは非常に美しく、コンパクトに育てれば可愛い印象にもなるので、インテリアグリーンとしても扱いやすいでしょう。

ユーカリ・ムーンラグーンのさわやかな柑橘系の香りには虫よけやリラックスの効果もあります。さらに風水的に良縁を運んでくれることが期待できるので、ぜひお部屋に取り入れたいですね。

ぜひ、素敵なインテリアグリーンとして育ててみてはいかがでしょうか。