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クリスマスの観葉植物

クリスマスの観葉植物|選び方やおすすめ

クリスマスシーズンになると、お部屋の飾り付けやプレゼントに悩みませんか。クリスマスムードの演出やクリスマスプレゼントには観葉植物がおすすめです。

今回はクリスマスの観葉植物について詳しく解説します。飾り付けをする方向けの観葉植物だけでなく、家族や友人、恋人にプレゼントするための観葉植物も紹介しています。

筆者おすすめのクリスマスの観葉植物はモミの木です。モミの木は冬のクリスマスシーズンでしか流通していないことが多く、手に入れる機会があまりありません。

クリスマス以外にもおしゃれな観葉植物として活躍するでしょう。

お部屋に特別なクリスマスの雰囲気を演出してくれるクリスマスツリーやリース、フラワーギフトなどをご紹介しています。1年に1度のクリスマスイベントの装飾や大切な方へのプレゼントにいかがでしょうか。

[https://andplants.jp/collections/christmas]

選び方|クリスマスにおすすめの観葉植物

クリスマスに飾る、またはプレゼントする観葉植物の選び方は、以下の3つです。

  1. 寒さに強い
  2. 日陰に強い
  3. 冬に葉っぱが落ちない

それぞれ詳しく解説します。

寒さに強い

クリスマスにぴったりの観葉植物の選び方は「寒さに強い」です。気温の低いクリスマスシーズンに、寒さに弱い観葉植物を選ぶと枯れやすいので注意してください。

観葉植物の多くは寒さを苦手としますが、寒さに強い種類もあります。お部屋飾りやプレゼントに観葉植物を考えている方は、寒さに強い観葉植物を選びましょう。

初めてクリスマスに観葉植物を飾る方やプレゼントする方は、まず寒さに強い性質を重視して選ぶと安心して育てられます。

日陰に強い

クリスマスシーズンに選ぶ観葉植物には、日陰に強い点も重視してください。冬は、春や夏に比べ日照時間が少なく、地域によっては曇天が続きます。

室内も暗くなりやすいため、明るい場所を好む観葉植物ほど、冬の生育が難しいです。枝葉が徒長したり葉色が悪くなったりする可能性があります。

そのため、日陰に強い性質を持った観葉植物を選んでください。ただし、日陰に強い観葉植物であっても、真っ暗な環境では枯れてしまいます。

育てる環境は、なるべく日差しが当たって明るい状態にしておくことが重要です。

冬に葉っぱが落ちない

クリスマスに観葉植物を飾る、またはプレゼントする方は「冬に葉っぱが落ちない」点にも注目してください。

観葉植物は種類によっては、冬の寒さで葉っぱが落ちます。生産者のハウスや園芸店、ホームセンターは暖房で加温されているため、葉が落ちていないのかもしれません。

購入して温度が異なる場所に移動させた途端に、寒さのストレスで葉が落ちることはあります。そのため、クリスマスリーズンに選ぶ観葉植物は、冬に葉っぱが落ちないものを選びましょう。

飾り付けをする方へ|クリスマスにおすすめの観葉植物

飾り付けをする方へ|クリスマスにおすすめの観葉植物

クリスマスシーズンに室内または屋外に観葉植物を飾り付けをする方へ、おすすめの5種類を紹介します。

  1. モミの木
  2. ローソンヒノキ
  3. オリーブの木
  4. アカシア
  5. ユッカ・エレファンティペス

それぞれの特徴を詳しく解説します。おすすめしている観葉植物は、いずれも枝葉が広がる「ツリータイプ」です。

ツリータイプの観葉植物は、クリスマスの雰囲気を演出してくれるオーナメントも飾り付けやすい特徴があります。ぜひ素敵なクリスマスオーナメントも飾り付けてみてください。

[https://andplants.jp/collections/christmas]

①モミの木

モミの木
日当たり 日当たりのよい屋外
温度 最低0℃以上をキープする
耐寒性 強い
耐暑性 やや強い
水やり 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)
秋冬:土が乾いてから 2~3日後

モミの木は、クリスマスツリーの代表格とされる常緑針葉樹です。基本的に屋外で育てる植物ですが、クリスマスシーズンだけであれば、屋内の飾り付けにも利用できます。

クリスマスの雰囲気から海外のイメージがありますが、日本固有の常緑針葉樹です。そのため、日本の気候で育てやすくシンボルツリーにも向いています。

クリスマスシーズンだけでなく、冬芽や新芽、花、実など、一年を通して楽しむことが可能です。寒さに強いだけでなく、暑さにも強いので、初めての方でも簡単に育てられるでしょう。

ただし、鉢植えで育てる場合は夏場に水切れをしやすいです。水をたっぷりと与えて育ててください。水やり以外の育て方について気になる方は、「モミの木の育て方」の記事を参考に育ててみてください。

[https://andplants.jp/collections/firtree]

②ローソンヒノキ

ローソンヒノキ
日当たり 日当たりのよい場所
温度 最低0℃以上をキープする
耐寒性 強い
耐暑性 弱い
水やり 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)
秋冬:土が乾いてから 2~3日後

コニファーの名前でも人気のローソンヒノキ。コニファーとはマツ科・スギ科・ヒノキ科などの常緑性の針葉樹の総称です。

ローソンヒノキをはじめとしたコニファーは、クリスマスシーズンに人気があります。日当たりの良い場所であれば、室内でも屋外でも元気に育ちます。

ただし、水切れや水のやりすぎによる蒸れには注意して育ててください。クリスマスだけでなく、季節によってオーナメントを付け替えれば、お正月やひな祭り、イースター、ハロウィンなどのイベントでも活躍します。

ローソンヒノキの育て方は、常緑針葉樹の育て方と同様です。そのため、クリスマスを機会に育てる方は、「コニファーの育て方」が参考になります。

[https://andplants.jp/products/xmas24_lawsoncypress-red-tableplants-l]

③オリーブの木

オリーブの木
日当たり 日当たりのよい屋外
温度 -5℃まで耐えられる
耐寒性 強い
耐暑性 強い
水やり 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)
秋冬:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから 2~3日後

オリーブの木は世界中で栽培されており、日本でもシンボルツリーとして地植えや鉢植えで育てられる人気の観葉植物です。乾燥に強く育てやすい植物で、原産地の地中海地方などでは樹齢1000年を超える樹が現在も実をつけています。

「オリーブグリーン」と呼ばれる光沢のある葉が大変美しく、遠くから見ると銀色に輝きます。太陽光を浴びたオリーブの葉は、周囲を明るく照らしてくれるでしょう。

寒さに強いので、ご自宅のお庭や玄関をクリスマスの雰囲気に飾り付ける観葉植物としてもおすすめです。クリスマスオーナメントを取り付けるだけで、華やかな雰囲気を演出できます。

もし、冬の寒い時期からオリーブを育てることに不安を感じるなら「オリーブの木の育て方」で基本を押さえておくといいでしょう。

[https://andplants.jp/collections/olive]

④アカシア

アカシア
日当たり 日当たりのよい屋外
温度 品種によって異なる
耐寒性 強い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬: 土の表面が乾いてから2~3日後

アカシアはオーストラリア原産のマメ科常緑種で、黄色いポンポン状の可愛らしい花を2~4月に咲かせます。直射日光の当たる場所を好むため、地植え・鉢植えどちらの場合もしっかりと日差しの当たる場所で管理してください。

品種によって葉の形状が異なり、耐寒性の強さにも違いがあります。多くのアカシアは寒さに強いので、クリスマスシーズンでも可愛らしい姿を楽しめるので安心してください。

アカシアはシンボルツリーとしても人気のある植物です。お庭やベランダで楽しむ観葉植物として適しています。

アカシアを美しく育てるポイントは剪定にあります。剪定方法については、「アカシアの育て方」の記事を参考にしてみてください。

[https://andplants.jp/collections/acacia]

⑤ユッカ・エレファンティペス

ユッカ・エレファンティペス
日当たり 日当たりのよい室内
温度 最低0℃以上をキープする
耐寒性 強い
耐暑性 強い
水やり 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)
秋冬:手で土を触って水分を感じなくなって(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)1週間程度あけた後

ユッカ・エレファンティペスは、たくましい幹と鋭い葉が印象的な観葉植物です。その姿から別名「青年の木」と呼ばれています。

力強く明日に向かって生長していく姿は、クリスマスシーズンの飾り付けにおすすめです。寒さに弱い印象がありますが、大株のユッカ・エレファンティペスは非常に寒さに強い性質を持ちます

乾燥にも強いため初心者でも育てやすく、お水やりは1〜2週間に1回で構いません。日当たりが確保できれば健康に生長します。

クリスマスシーズンでも安心して室内を飾れる観葉植物を探している方にぴったりです。ぜひクリスマスオーナメントを取り付けて、華やかな雰囲気を演出してみてください。

ユッカ・エレファンティペスの特徴や育て方、トラブルについて気になる方は、「ユッカ・エレファンティペスの育て方」の記事のチェックもいかがでしょうか。

[https://andplants.jp/collections/yucca]

プレゼントする方へ|クリスマスにおすすめの観葉植物

プレゼントする方へ|クリスマスにおすすめの観葉植物

クリスマスに家族や友人、恋人に観葉植物をプレゼントする方へ、おすすめの5種類を紹介します。

  1. ポインセチア
  2. エケベリア・クリスマス
  3. パキラ
  4. ガジュマル
  5. ヘデラ

それぞれの特徴を詳しく解説します。

①ポインセチア

ポインセチア
日当たり 日当たりのよい室内
温度 最低5℃以上をキープする
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)
秋冬:手で土を触って水分を感じなくなって(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)1週間程度あけた後

ポインセチアは冬を代表する観葉植物の一つです。美しい赤と緑のコントラストはクリスマスカラーのプレゼントとしても人気があります。

赤く色づいた部分は「苞」と呼ばれる葉が変化したもので、花ではありません。実際の花は、苞の中心にある密集した黄色い部分です。

ポインセチアは、赤色だけでなく白色やピンクなどもあります。クリスマスプレゼントにポインセチアを贈る際は、相手の印象に合わせて選ぶとよいでしょう。

ポインセチアは日照時間が短くなることで花芽が付き、苞が色づく短日植物です。そのため、日照時間の短い冬は綺麗に色づいていますが、春~秋は美しい緑一色になります。

冬のイメージが強い観葉植物ですが、熱帯地方原産で寒さに弱いです。冬の管理には注意してください。

ポインセチアをプレゼントする際に、「ポインセチアの育て方」の記事も、ぜひ合わせて伝えると、大切に育ててくれるでしょう。

②エケベリア・クリスマス

エケベリア・クリスマス
日当たり 日当たりのよい場所
温度 最低10℃以上をキープする
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)
秋冬:手で土を触って水分を感じなくなって(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)1週間程度あけた後

エケベリア・クリスマスは、冬になると真紅に染まる美しい多肉植物です。気温が低い冬以外は、葉色はグリーンで葉先が赤く染まっています。

非常に丈夫なエケベリアの一種類なので、初めて育てる方にも人気です。春に黄色い花をさかせて、葉の形や葉色だけでなくお花も楽しめるでしょう。

名前に「クリスマス」とあるので、クリスマスプレゼントにぴったりの多肉植物です。多肉植物が気になっている方や好きな方にプレゼントすると喜ばれます。

エケベリア・クリスマス単体も可愛いですが、多肉植物は寄せ植えにすると、より可愛さが引き立ちます。エケベリア・クリスマスを使った多肉植物の寄せ植えをプレゼントするのもよいかもしれません。

エケベリアをはじめとした多肉植物は、パキラやガジュマルなどの観葉植物と育て方に違いがあります。「エケベリア・クリスマスの育て方」の記事を確認して、育て方も一緒に伝えてあげると安心です。

[https://andplants.jp/collections/echeveriachristmas]

③パキラ

パキラ
日当たり 日当たりのよい室内
温度 最低10℃以上をキープする
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)
秋冬:手で土を触って水分を感じなくなって(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)1週間程度あけた後

パキラは、手のひらをイメージさせる大きな葉をもつ観葉植物です。別名「Money Tree(発財樹)」とも呼ばれ、金運を引き寄せます。

また、邪気を払ったり健康運をアップさせたりしてくれるため、身近にひとつあると心強い観葉植物と言えるでしょう。パキラはサイズ感が豊富な植物で、テーブルサイズからシンボルツリーにおすすめのサイズ感まであります。

また、斑入りの品種もあるため、珍しいものが好きな方やインテリアにこだわりがある方にもおすすめです。ぜひクリスマスプレゼントとして贈ってみてはいかがでしょうか。

パキラは乾燥に強く、耐陰性も備えています。詳しい育て方が気になる方は、「パキラの育て方」の記事を参考にして、育て方のポイントを一緒に伝えてあげましょう。

[https://andplants.jp/collections/pachira]

④ガジュマル

ガジュマル
日当たり 日当たりのよい室内
温度 最低0℃以上をキープする
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)
秋冬:手で土を触って水分を感じなくなって(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)2~3日後

ガジュマルは、たくましい幹をしているユニークな観葉植物。ゴムの木の仲間で育てやすい特徴も併せ持っています。

一つ一つ異なる特徴的な樹形の中から選んだガジュマルは、プレゼントする相手に特別感を与えてくれるでしょう。定番ではあるものの幹それぞれがユニークな形をしているので、おしゃれなクリスマスプレゼントとしても人気です。

葉の形が丸いパンダガジュマルも人気があります。初めて育てる観葉植物としておすすめなので、クリスマスを機会に観葉植物を育ててみたい方へプレゼントしてみてください。

ガジュマルをクリスマスにプレゼントする際は、ぜひ「ガジュマルの育て方」の記事も紹介してあげると、より育てやすいでしょう。

[https://andplants.jp/collections/chinesebanyan]

⑤ヘデラ

ヘデラ

日当たり 日当たりの良い置き場所(直射日光は避ける)
温度 最低0℃以上
耐寒性 やや強い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬:土の表面が乾いてから2〜3日後

ヘデラは地を這うようにツルを伸ばす観葉植物です。初心者にも育てやすく、1年中可愛らしい葉っぱを付けることから、クリスマスプレゼントとしても人気があります。

比較的、耐寒性が高いので、冬場は0℃程度まで耐えることが可能です。また、水やりや霧吹きなどのメンテナンスが手軽で、日当たりの悪い室内でも蛍光灯の光があれば元気に育ちます。

葉っぱがぐんぐん伸びる植物なので、アイアンスタンドや棚の上に置いて高さを出すと、枝垂れる姿がおしゃれです。水挿しや水耕栽培でも育てやすいので、プレゼントされた方も、アレンジしてお部屋で楽しむことができるでしょう。

[https://andplants.jp/collections/ivy]

クリスマスにはコニファーリースもおすすめ

クリスマスにはコニファーリースもおすすめ

クリスマスに観葉植物を飾り付けるのも良いですが、コニファー(針葉樹の総称)の葉を使用したリースもおすすめです。

コニファーリースであれば、観葉植物を置く場所がない方でも、玄関ドアやリビングの壁などに飾り付けてクリスマスの雰囲気を楽しめます。

AND PLANTSではヒムロスギやブルーアイス、バリエガータ、スカイロケットなどのさまざまな種類のコニファーを用いて、ユーカリポポラスをポイントに可愛く作成しています。

ベースとなるヒムロスギはプリザーブドフラワーなので、長い期間リースを楽しめるでしょう。ヒムロスギ以外はフレッシュグリーンなので、徐々に乾燥していきドライフラワーの風合いも楽しんでください。

筆者は園芸店時代にコニファーの葉を使ったクリスマスリース教室を開いた経験があります。参加されたお客様から、お部屋に飾った写真や喜びの声をいただいたことがあるため、クリスマスに飾るコニファーリースはクリスマスムードの演出におすすめしています。

[https://andplants.jp/collections/christmas]

クリスマスに観葉植物を飾る時の注意点

クリスマスに観葉植物を飾る時の注意点

クリスマスに観葉植物を飾る時の注意点は、以下の3つです。

  1. 暖かい場所に飾る
  2. 明るい場所に飾る
  3. 暖房の風に当てない

それぞれの特徴を詳しく解説します。

暖かい場所に飾る

寒さに強い観葉植物を選んでいても、なるべく暖かい場所に飾ってください。屋外向きのモミの木やオリーブの木などを除くと、多くの観葉植物は0℃以下の寒さに耐えることはできません

室内向きの観葉植物でクリスマスの飾り付けをする場合は、特に暖かい場所に飾ってください。品種によって耐寒性が異なり、耐えることのできる最低温度に違いがあります。

寒さに強い観葉植物であっても、極端な低温に当て続けると葉がポロポロと落ちたり枯れたりするかもしれません。

屋外向きと室内向きで、飾る場所を分けて、それぞれなるべく暖かい場所に飾ると、より楽しいクリスマスを過ごせるでしょう。

明るい場所に飾る

クリスマスシーズンに飾り付ける観葉植物は、明るい場所に飾りましょう。クリスマスシーズン中の2~3週間、観葉植物を暗い場所に置いておくと葉が黄色くなったり落ちたりするためです。

生育が緩慢な冬であっても、観葉植物にとって明るさは非常に重要なポイントです。クリスマスシーズン中に、せっかく飾り付けた観葉植物が枯れないように、日差しの入る明るい場所に置いてください。

日差しが入らず暗い環境になりやすい場合は、植物用LEDを使って補光してあげると、枯れにくいです。

暖房の風に当てない

クリスマスに飾る観葉植物に、暖房の風が直接当たらないように気を付けてください。観葉植物の葉や茎から水分が蒸発してしまい、チリチリと茶色くなって枯れる原因になります。

暖房の風が直接当たらない場所に飾ったり、パーテーションで風を遮ったりするなどの工夫が必要です。また、エアコンの暖房で空気が乾燥する場合も、同様の症状が現れます。

空気が乾燥している場合は、こまめに霧吹きで葉水をしたり、加湿器で湿度を維持したりすると、美しい葉を維持してくれるでしょう。

[https://andplants.jp/products/groriapro5]

クリスマス後の観葉植物の育て方

クリスマス後の観葉植物の育て方

クリスマスに観葉植物を飾った方は、本格的に寒くなる1~2月を冬越しさせる必要があります。

クリスマス後の観葉植物の育て方を、以下の5つのポイントに絞って解説します。

  1. 置き場所と日当たり
  2. 温度
  3. 水やりの頻度
  4. 肥料
  5. 剪定

5つのポイント以外に、冷害を防ぐコツについて気になりませんか。コツについては、「観葉植物の冬越し」の記事もぜひ確認してみてください。

置き場所と日当たり

観葉植物は生育が緩慢な冬でも光合成をおこなうため、日の光が欠かせません。半日陰や日陰のような暗い環境を好む種類もありますが、基本的に日当たりのよい場所に飾りましょう。

日当たりの理想は、レースカーテン越しの柔らかい明るい光が1日3~4時間入る環境です。日照量が少なく、日差しも強くない冬は、レースカーテンをせずに光に当てるのも良いでしょう。

もし日当たりが改善できない場合は、蛍光灯や植物用LEDライトで光を補うと健康的に育ちます。

温度

観葉植物の多くは熱帯地方が原産であるため、寒さに弱いです。寒さに強い観葉植物であっても、寒さに耐えられる耐寒温度が決まっているので、なるべく下回らないような管理が好ましいとされています。

寒さに強くても、霜雪に当たると枯れる観葉植物は多いです。室内向きの観葉植物は、特に霜雪に当たらないように管理してください。

育てている観葉植物の耐寒性や最低耐寒温度を知ることが重要ですが、冬の間はおよそ10以上をキープしていると、多くの観葉植物は冬越しできます。

寒さが厳しい地域では、より寒さに強い植物を選んだり、冬の室内温度を上げて管理したりして冬越しさせてください。

観葉植物の適温や調節方法については、「観葉植物の温度」の記事もおすすめです。

水やりの頻度

水やりはメリハリやタイミングが重要です。根っこ(植木鉢の中央部分)まで土が乾いたら、水やりをしてください。

冬の水やり頻度は、観葉植物によってやや異なります。土が完全に乾いてから、または乾いてから数日間の間隔をあけて与える観葉植物もあるため、注意してください。

冬の水やりのポイントは、土が常に湿っているような状態にしないことです。土の乾湿のメリハリをしっかりさせて、根腐れさせないようにしましょう。

肥料

クリスマス後に観葉植物を冬越しさせるためには、肥料は与えないでください。冬の生育が緩慢な時期に肥料を与えても吸収されずに、根を傷める可能性が高いためです。

ただし、オリーブの木やモミの木などの屋外向けの観葉植物は、寒肥(かんごえ・かんぴ)といった春の新芽に向けた肥料を与えます。室内向きの観葉植物には、基本的に肥料を与えないようにしてください。

観葉植物への肥料の種類や使い方が分からない方も多いと思います。肥料については「観葉植物の肥料」の記事でわかりやすくまとめています。

剪定

クリスマスシーズン後の本格的に寒くなる冬には、観葉植物の剪定は行いません。生育が緩慢な時期に剪定をしても、新芽が出てこないためです。

枯れた枝葉を切り取るくらいにしましょう。冬に剪定すると、切り口から枯れ込むこともあります。

また、剪定に失敗しても新芽が出てこないため、状態が悪いまま冬越しさせることになります。春になっても、思った場所から新芽が出てこないことも多いので気を付けてください。

剪定のコツは理想の樹形をイメージすることです。詳しくは「観葉植物の剪定」の記事をチェックしていてください。

クリスマスの観葉植物によくある質問

クリスマスの観葉植物によくある質問

最後にクリスマスの観葉植物によくある質問とその答えを以下にまとめました。

  1. クリスマスシーズンだけ、屋外向き観葉植物を室内に置くのは大丈夫?
  2. クリスマスが終わったら、お正月向け観葉植物へのアレンジ方法は?

それでは具体的に見ていきましょう。

クリスマスシーズンだけ、屋外向き観葉植物を室内に置くのは大丈夫?

クリスマスシーズンの2~3週間程度であれば、屋外向き観葉植物を室内に置いても大丈夫です。ただし、室内で暖房の風が直接当たったり、日当たりが悪かったりすると、葉が落ちる原因になる点には注意してください。

屋外向きの観葉植物をクリスマスシーズンに室内で楽しむためには、温度や日当たり、風通しの環境変化を小さくすることが大切です。室内であっても暖房が効きすぎない明るい場所に置くと、屋外向き観葉植物も綺麗に楽しめます。

クリスマスが終わったら、お正月向け観葉植物へのアレンジ方法は?

クリスマスの飾り付けを取り除き、お正月用のオーナメントを付けましょう。お正月ピックや小さなしめ縄、餅花などを飾り付けると、お正月の雰囲気をよりおしゃれに楽しめます。

寒い冬でも屋外で楽しめるモミの木やオリーブの木などの場合は、お正月の植物として縁起の良いハボタンやマンリョウ、センリョウなどを寄せ植えにするとよいでしょう。

まとめ

クリスマスの飾り付けやプレゼントにおすすめの観葉植物を紹介させていただきました。どの植物を飾ろうかと悩んでいる方は、筆者おすすめのモミの木はいかがでしょうか。

クリスマスが終わっても、常緑針葉樹としてお庭のシンボルツリーとして活躍します。観葉植物を育てる場所がない場合は、玄関ドアやリビングの壁にコニファーリースを飾り付けると、クリスマスムードを楽しめます。

クリスマスが終わった後の育て方も参考にして、上手に冬越しさせてください。翌年のクリスマスの飾り付けにも使えるように大事に育てると、年々クリスマスが楽しくなると思います。

[https://andplants.jp/collections/christmas]
田中 秀和
小さな時から花や観葉植物が好きで、田舎の野山を駆け回っては植物を採集して育てていました。 今でも自宅では多肉植物やサボテン、コーデックスを中心に様々な観葉植物を育てています。 総合園芸店で働いていたこともあり、植え替えやお水やりなどの管理、販売、お客様からのご相談ご依頼を経験。観葉植物の素敵な魅力や育て方を、目の前にいるような感覚でお届けできればと思います。 一緒にかけがえのない一鉢を見つけましょう。

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