商品を探す

KEYWORD

キーワード検索

CATEGORY

商品カテゴリー

アイビーの育て方

アイビーの育て方

植物名 アイビー
学名 Hedera
英名 Ivy
科目/属性 ウコギ科キヅタ属
原産地 北アフリカ、ヨーロッパ、アジア
[https://andplants.jp/collections/ivy]

アイビーの特徴

アイビーは、丸みのある星型の葉が可愛らしいツル性植物です。葉の形は、そのほかハート型やカール型などがあり、模様も品種によって豊富にあります。

植物を初めて迎える方にも育てやすく、増やすことも簡単なため人気の植物です。室内屋外どちらでも育てられるアイビーは、インテリアグリーンだけでなくグランドカバーにも活躍します。

ツルをぐんぐん伸ばす特徴があるので、支柱や針金でトピアリーを作ったりハンギングでツルを枝垂れさせたりするとおしゃれ。お気に入りのアイビーで素敵な空間を演出してみてはいかがでしょうか。

アイビーの花言葉

アイビーの花言葉は「永遠の愛」「不滅」「結婚」「友情」です。

強健な性質を持ち、枯れることなく緑を茂らせる姿が、変わらない愛を連想させます。旧友や長年連れ添っているパートナーへのプレゼントに最適です。

花束やアレンジメント、寄せ植えなどに使えるので、多くの方に喜ばれるでしょう。また、ウエディングの装飾や花冠にもアイビーは利用されます。

永遠の愛を育みたい方への花束に、アイビーを添えて贈ってみてはいかがですか。

アイビーの風水

アイビーには「金運」を上げる風水効果があります。光沢を持つ葉を密集させる植物には、金運を向上させる力があるからです。

さらにぐんぐん生育して新芽をたくさん出し、葉を茂らせるため「富が集まり増えていく」とも言われています。アイビーを立派に育てるほど、金運が上昇することでしょう。

また、アイビーには「邪気払い」の風水効果もあります。葉先の尖った植物は悪い気を払ってくれるので、気の入り口である玄関や窓際に置くと効果的です。

関連記事:アイビーの風水|置き場所と方角について

アイビーの育て方

アイビーの育て方

日当たり 日当たりのよい置き場所
温度 最低0℃以上をキープする
耐寒性 やや強い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬:土の表面が乾いてから2~3日後
肥料 緩効性肥料、液体肥料
剪定時期 5~10月

関連記事:観葉植物の基本的な育て方|コツや管理法について

置き場所と日当たり

日当たりのよい環境を好みます。ただし夏の直射日光に当たると葉焼けしやすいため、注意が必要です。

アイビーには様々な斑入り葉があります。葉緑素が少ないほど直射日光に弱く葉焼けしやすいため、種類によって日当たりに気を付けてください。

耐陰性があるとはいえ、あまりに暗い場所ではうまく生育できず徒長し見栄えが悪くなります。屋外室内どちらも夏を除いて、日当たりのよい環境で育てることが重要。

ただし、屋外と室内に出したり入れたりすると紫外線量が変化して、植物の生育に悪影響です。育てる場合は、一つの場所に固定して育てましょう。

温度

アイビーは寒さにも強い植物ですが、最低0℃以上をキープして育ててください。

環境適応力が強く、冬の寒さにも耐えることができます。ただし、暖かい室内で置いていたアイビーを、冬の屋外に出すと急激な寒暖差で枯れる可能性も。

屋外で育てるためには、秋以前から屋外の環境に慣らしておく必要があります。秋以降に手に入れたアイビーは、室内の明るい環境で育ててください。

冬の窓際は屋外と変わらないくらいに冷え込みます。耐寒性はありますが、窓から離した明るい場所に置き、暖房の風が当たらないようにすると管理が簡単です。

水やりの頻度

  1. 春夏:土の表面が乾いてから
  2. 秋冬:土の表面が乾いてから2~3日後

春夏の生育期には、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れるくらいに、しっかり水やりしてください。ただし、水のやりすぎや受け皿の溜め水は根腐れの原因になります。

水やり後は、受け皿に溜まった水は小まめに捨てることが重要です。気温の下がる秋からは土の渇き具合を見ながら、徐々に水やりを控えましょう。

冬は土の表面が乾いてから2~3日後に水やりをします。この時期は空気が乾燥するので、水やりと一緒に葉水も与えるとイキイキとした元気な葉を維持しやすいです。

もし、水やりの頻度に困ったときは、水やりチェッカーの利用もおすすめします。地植えの場合は、植えた直後と夏の高温期を除いて水やりは必要ありません。

肥料

アイビーには、植え替えの時に長期間ゆっくり効く緩効性肥料を、土に混ぜ込んでおくだけで十分です。土に肥料を混ぜ込んでいない場合は、置き肥や液肥を与えます。

生育期の5~10月に2か月に1度置き肥を置くか、水に薄めた液肥を2週間に1度のペースで水やり代わりに与えてください。冬は生育が緩慢な時期なので、肥料は与えません。

アイビーは肥料が少なくても十分に育ちますが、葉色を濃くしたりツルを伸ばしたりする場合は土に混ぜ込んだ元肥以外に追肥もしましょう。ただし、肥料の与えすぎは根を傷めるため、与えるペースや時期はしっかり守ってください。

剪定方法

アイビーの剪定時期は5~10月です。傷んだり伸びすぎたりしたツルや葉を剪定します。

葉が出ているツルであれば、どこから切っても問題ありません。節から新しいツルを出すので、理想の株姿をイメージして剪定すると良いでしょう。

時間がたつと、木質化して固くなったツルも出てきます。かなり固くなるので、あまり木質化が進むまで放置せず、こまめに剪定するのがおすすめです。

また、木化したツルを剪定しても新芽が出にくいため、気を付けましょう。

アイビーのよくあるトラブルと対処法

アイビーのよくあるトラブルと対処法

植物を初めて迎える方にも育てやすいアイビーですが、トラブルも存在します。

ここではトラブルが起きたときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。

関連記事:観葉植物のトラブル|主な症状と対処法まとめ

根腐れ

根腐れでは、以下の症状が見られます。

  1. 水をあげても元気にならない
  2. 土がなかなか乾かない
  3. 葉が落ちやすい
  4. 葉が茶色・黄色に変色している
  5. 幹や幹の根元が柔らかい
  6. 土から腐敗臭がする
  7. 土の表面にカビが生えている
  8. 根黒く変色している

根腐れは、土の中の酸素濃度が低下して土中の細菌叢が変化し、有機物の腐敗が進むことで有害なアンモニアが発生し、土壌環境が悪くなることで発症します。

また、常に土が湿っている状況では根が呼吸することができず、細胞が死んでしまいます。これが原因で、根から水を吸い上げることができなくなり、植物体に水を供給することができなくなることで死んでしまう現象です。

根腐れの対処法は以下。

  1. 鉢から植物を抜き、悪い土を落として水はけのよい土に交換する
  2. 根の傷んでいる部分、腐っている部分をカットする
  3. 少量の水を与え、風通しがよく明るい日陰で管理する
    ※1週間を目安に水が乾くコンディションで管理する
  4. 発根剤を与えてみる
  5. 傷んだ葉を取り除く
  6. 枯れた枝を切り取る

根腐れが起こった場合は、鉢を入れ替えて土の環境を変えることが大切です。傷んでしまった根は取り除き、健康な状態が取り戻せるような環境を与えてあげましょう。赤玉土・ゼオライトなどを用土に混ぜ込むことで、水はけと根腐れを防止することができます。

枝先がダメになっている場合は、生きている部分までカットし、新しい葉を出すことで回復させます。根元から腐っている場合は、無事な部分で切り取り、挿し木にして発根させて回復させましょう。

根腐れが起こると、新芽を残すように古い葉を落とす現象が見られます。重度の根腐れの場合は、新芽や枝の先から枯れることがあるので注意が必要です。

根詰まり

根詰まりとは、鉢の中で根がいっぱいになることで起きる症状です

根詰まりの症状は以下の通り。

  1. 水が浸透しづらくなる
  2. 底から根が出てくる
  3. 葉が黄色くなる
  4. 鉢にヒビが入る

特に春夏の成長期で一気に伸びてしまうと上記のような症状が起きてしまいます。すぐに枯れる要因にはなりませんが、放置してしまうとアイビーに悪影響です。

対処法はアイビーの植え替えをすること。

アイビーを現在の鉢より1つ上の大きい鉢に植え替えることで、上記の症状はほとんど解消されるでしょう。植え替えを行う時期も春夏の成長期が最も適しています。

葉焼け

葉焼けでは、以下の症状が起きます。

  • 葉の色素が抜けて白くなっている
  • 葉の一部が茶色く枯れている

強い日差しを浴びすぎると葉が傷んで「葉焼け」というトラブルが発生します

葉焼けの症状に気がついたら、早めに置き場所を検討し直すことが必要です。

対処法は以下。

  1. 直射日光が当たっている場合はカーテンなどで遮光する
  2. 葉焼けした部分はカットする

葉焼けが起こるということは、日光が当たりすぎている可能性が高いため、直射日光に当てないような措置を取りましょう。

また、一度焼けてしまった葉は二度と元に戻りません。傷んだ葉はカットし、新しい健康な葉が生えてくるのを待ちましょう。

ハダニ

ハダニの症状は以下。

  1. 葉にクモの巣のような糸がついている
  2. 葉の裏に小さな虫がついている
  3. 葉に斑点や傷がある
  4. 葉の色が薄くなり枯れている

ハダニは繁殖力の強さと、薬剤耐性を持つとても厄介な害虫です

放っておくと糸を張って大量発生する危険性もあるので、早めに対処を行いましょう。

対処法は以下。

  1. 傷んだ葉はカットする
  2. 葉の表裏、付け根や茎も水で洗浄する
  3. ハダニに効果のある液体を噴霧する(2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢、殺虫剤)

ハダニが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカファインスプレー・オルトラン)を使用するのが効果的です。2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。

そもそもハダニは、こまめな霧吹き・葉をふき取りきれいにすることを怠らなければ発生しません。

常にきれいな状態を保つために、霧吹きの購入は必須といえます。月に一度はシャワーで洗い流すなどの管理も必要です。

アイビーのよくある質問

アイビーのよくある質問

最後にアイビーのよくある質問とその答えを以下にまとめました。

  1. アイビーは水栽培(ハイドロカルチャー)ができるの?
  2. アイビーは室内と屋外どちらを好むの?
  3. アイビーの適切な増やし方は?
  4. アイビーが枯れる原因は?
  5. アイビーの植え替え時期/植え替え方法は?
  6. アイビーの種類はどのくらいあるの?
  7. アイビーにおすすめの鉢は?
  8. アイビーの寿命は?

それでは具体的に見ていきましょう。 

アイビーは水栽培(ハイドロカルチャー)ができるの?

アイビーは水栽培が可能です。水を入れたガラスやコップに剪定したツルを入れておくと、簡単に根が出てきます。

そのまま育てることもできますが、水中には根から出る老廃物を分解する微生物がいません。そのため、根が腐りやすい点に気を付けて下さい。

毎日水を入れ替えて、イキイキとしたアイビーに育てましょう。また、固形の焼土であるハイドロボールを使用した水栽培も、同様に楽しむことができます。

アイビーは室内と屋外どちらを好むの?

夏の直射日光を避けた明るい環境下であれば、室内でも屋外でもアイビーは生育します。しかし、冬の寒さで葉が傷むことがあるので、室内のほうが安心して育てることができるでしょう。

ただし、室内と屋外を入れたり出したりすることはおすすめできません。なぜなら、出し入れによって紫外線量が変わりアイビーの生育に悪影響だからです。

そのため、置く場所を屋外か室内か決めたら、一年を通して同じ場所で育ててください。

アイビーの適切な増やし方は?

アイビーは「挿し木」で増やすことができます。生育期の5~10月に行いますが、気温が上がる5~7月に行うと最も成功率が高いです。

挿し木は、伸びたつるを10~15㎝に切り葉を2~3枚だけ残して土に優しく植えます。直射日光に当たらない明るい日陰で、土が乾かないように2~3週間管理すると新芽が出てくるでしょう。

挿し木は、水挿し(土に植えずに容器に溜めた水に挿しておく方法)でも簡単に増やすことができます。水挿しで発根させた場合は、そのまま育てることも可能です。

アイビーが枯れる原因は?

枯れる原因は、「水のやりすぎ(やらなすぎ)」「日当たり不足」が考えられます。

水のやりすぎは根腐れの原因に。水やり後は、こまめに受け皿の水を捨ててください。

また、水のやらなすぎも危険です。特に生育旺盛な5~10月は水を必要とするので、適切な水やりをしましょう。

地植えの場合は、植え付け直後と夏の高温期を除いて水やりは必要ありません。

夏の直射日光は葉焼けの原因になりますが、暗すぎると光合成ができず枯れる恐れも。夏の直射日光が差し込むときは、レースカーテン越しの明るい窓際で管理してください。

アイビーの植え替え時期/植え替え方法は?

植え替え時期は、生育期の5~10月です。

アイビーは生育旺盛なので1~2年に一度のペースで植え替えましょう。また、水やりの時に土の吸水が悪かったり、鉢底から根が出てきたりした時も植え替えタイミングです。

鉢から取り外し、一回り大きな鉢に植え替えます。この時に根が固まっている場合は、土と一緒にほぐして黒い根も取り除いてください。

植え替え後は直射日光の当たらない場所に置いて、土が乾燥しないように水やりをします。その後は、元の場所に戻して管理してください。

地植えの場合は、特に植え替えの必要はありません。

アイビーの種類はどのくらいあるの?

500種類を超える種類があり、現在でも新品種が生まれています。以下の5品種は、特に人気のあるアイビーとその特徴です。

  1. ヘリックス:最もポピュラーな星型の葉
  2. バタフライ:葉が長く、クリーム色の斑入り葉
  3. カナリエンシス:グランドカバーとして利用される大葉
  4. アリス:クリーム色の斑が縁に入る小葉
  5. 白雪姫:ライム色、白色、そして緑色に変化する葉

それぞれおしゃれなアイビーですが、葉が小さかったり斑入りが多く葉緑素が少なかったりするほど葉焼けしやすい傾向があります。初めて育てる方は、緑色がしっかりしたアイビーから育てると、おしゃれに楽しめるでしょう。

アイビーにおすすめの鉢は?

アイビーはツルが伸びる植物なので、高さのある鉢やハンギングがおすすめです。高い位置からツルが枝垂れて、個性的な葉をおしゃれに楽しむことができます。

高さのある鉢がなければ、棚の上などに置いて枝垂れさせてはいかがでしょうか。置く場所のインテリアや色合いを考えた鉢にすると、さらにおしゃれになります。

アイビーの寿命は?

正確な寿命をお伝えするのは難しいですが、アイビーは屋外のグランドカバーや壁面などにツルを伸ばして何十年も生育するほど強健です。もしかすると、一生を共にできるほどの寿命を持っているのかもしれません。

鉢植えの場合は根の生育が限られているので、適切な育て方や植え替えをしても限界があるでしょう。調子が悪い時は、ツルの先端部分を切って挿し木で増やしてください。

完全に枯れた場合は、挿し木で増やすことはできません。しかし、生きているうちは挿し木で増やして、命を繋いでいくことが可能です。

アイビーのまとめ

アイビーのまとめ

アイビーは明るい環境であれば、一年を通して簡単に育てることができます。様々な品種があり葉の形や模様を選ぶ楽しさがあるため、育てやすいおしゃれなインテリアグリーンとして活躍するでしょう。

「永遠の愛」「友情」という花言葉は、旧友やパートナーへのプレゼントにも最適です。金運を上げたり邪気払いしたりする風水効果は、多くの方に喜んでもらえます。

ぜひ、気軽に取り入れられるインテリアグリーンとして育ててみてはいかがですか。

PICKUP ITEMS

特集