フラワーアレンジメント資格の取り方｜初心者におすすめの資格と取得のコツ

花が好きでもっと詳しくなりたい、アレンジメントを上達したいと考えている方も少なくないかもしれません。フラワーアレンジメントにはいくつか資格があります。

趣味で花と関わったり、花屋で仕事をしたりすること自体に資格は必要ありませんが、資格を取得することで自信につながったり、新たな仕事につながったりと可能性が広がります。

この記事では、フラワーアレンジメントの資格の取り方や初心者におすすめの資格や取得のコツについて詳しく紹介します。

一緒に花を極めるための、ステップを踏んでいきましょう。

おすすめのフラワーアレンジメント資格

フラワーアレンジメントの資格選びにおいて、どの資格が適切か迷ってしまうことがあるでしょう。

この章では、初心者から上級者まで幅広く対応した、おすすめのフラワーアレンジメント資格を6つご紹介します。学びたい内容に合わせて、理想の資格を見つけてみてください。

それぞれ見てきましょう。

フラワー装飾技能士（厚生労働省）

資格名	フラワー装飾技能士
主催団体	厚生労働省
受験料	学科試験：3,100円 実技試験：18,200円
受験資格	3級：経験不要 2級：実務経験2年以上、3級合格者 1級：実務経験7年以上、2級合格者

フラワー装飾技能士資格は、花にまつまる資格の中では唯一の花の国家資格として、結婚式のブライダルブーケや宴会場の花飾り、葬式場の祭壇の装飾など、多様な装飾品に使用される生花を中心にした材料を扱う技能と、知識を証明する資格です。

この資格を取得していると、生花の制作から会場装飾までの高度な技能を持ち、フラワー装飾の専門家として認められます。

試験の実施は年に一度で、等級には3級から1級まであります。3級と2級は自治体の首長（都道府県知事）、1級は厚生労働大臣が認定者です。

1級に関しては、合格率が全国平均30％前後と難易度の高い国家資格となります。

参考記事：東京都フラワー装飾技能士会 

フラワーデザイナー資格検定（NFD）

資格名	フラワーデザイナー資格検定
主催団体	公益社団法人日本フラワーデザイナー協会（NFD）
受験料	年会費：3級2級1級ともに15,000円 ・3級 学科試験：2,200円 実技試験：18,700円 入会金：11,000円 ・2級 学科試験：2,200円 実技試験：24,200円 ・1級 学科試験：2,200円 実技試験：29,700円
受験資格	指定校に通い、単位の取得が必要

日本フラワーデザイナー協会が運営する「フラワーデザイナー資格検定試験」は、花に親しむ全ての方に向けて、フラワーデザインの普及と技術・知識の向上を目指して、誰もが挑戦できるものです。

初級の3級から始めて、基本的な技術や知識を身につけます。2級では、さらに深い理解と技術を磨きます。最終的な1級では、自分ならではの花のアレンジメントを創り出す力を養います。

合格率も高く、準備をしっかりとすれば誰もが合格できるチャンスです。

参考記事：公益社団法人日本フラワーデザイナー協会 

フローリスト検定（FDA）

資格名	フローリスト検定
主催団体	フラワーデコレーター協会（FDA）
受験料	5級：3,050円（登録料無償） 4級：4,170円（登録料5,190円） 3級：5,190円（登録料5,190円） 2級：3,050円（10,380円） 1級：5,190円（10,380円）
受験資格	特になし（2級1級は3級合格者のみ受験可能）

「フローリスト検定」は、生花店や冠婚葬祭生花部門に特化した、花実務者の基本ライセンスです。フラワーデコレーター協会（FDA）が認定する資格であり、生花店における専門知識と技術を証明できます。

検定は5級から1級まであり、それぞれに応じた実技試験や理論試験があります。初級の5級では、基本的な生花店の仕事内容を理解し、実務経験がない方でも受験可能です。4級から1級に進むにつれて、より高度な技術を身につけ、大きめのギフトアレンジや冠婚葬祭の花の装飾など、高度な技術が求められる作品を制作する能力が評価されるものとなっていきます。

5級、4級、3級に関しては在宅受験です。誰もが平等に受験可能で、自身の花スキルを向上させたい方にとって適している資格でしょう。

参考記事：フラワーデコレーター協会（FDA） 

フラワーカラー検定（FDA）

資格名	フラワーカラー検定
主催団体	フラワーデコレーター協会（FDA）
受験料	6,800円（合格証発行料5800円） 年会費：4,180円
受験資格	特になし

「フラワーカラー検定」は、フラワーカラーアドバイザーに必須のライセンスを取得するための試験です。検定に合格すると、花の色彩に関する専門知識を習得し、フラワーアレンジメントやガーデニングなどのシーンで幅広く活躍できます。

在宅で受験できるため、忙しい日常生活の中でも無理なく挑戦できる資格です。

また、合格後はフラワーカラーアドバイザーとして認定され、社会的信用性も高まります。フラワーカラー検定を通じて、花の魅力を深く理解し、専門性を高められるでしょう。

参考記事：フラワーデコレーター協会（FDA） 

花屋コーディネーター（JIA）

資格名	花屋コーディネーター
主催団体	日本インストラクター技術協会（JIA）
受験料	10,000円
受験資格	特になし

「花屋コーディネーター」は、フラワーアレンジメントに関する知識と技術を身につけ、インストラクターとして活躍するための資格です。

花材の見分け方や取り扱い方、配色やフォーカルポイントの設定、プリザーブドフラワーや異素材を使ったアレンジなど、多彩なフラワーアレンジメントが学べます。

資格取得後は、自宅やカルチャースクールなどで講師として教えることが可能です。試験はインターネットを利用して在宅で受験できるため、住んでいる場所がどちらでも、また忙しい方でも気楽に挑戦できます。 

フラワーアレンジメントデザイナー（JDP）

資格名	フラワーアレンジメントデザイナー
主催団体	日本デザイナープランナー協会（JDP）
受験料	10,000円
受験資格	特になし

「フラワーアレンジメントデザイナー」は、フラワーアレンジメントに関する深い知識と技術を持ち、多様なシーンでアレンジを学びます。イベントや式典、日常のインテリアなどに応用できる資格で、花業界やインテリア業界を目指す方に特に人気の資格です。

日本デザインプランナー（JDP）が主催する資格試験に合格するか、協会が認定している通信講座を受験することで取得できます。試験はインターネットを使用した在宅受験なので、忙しい社会人や主婦の方でも挑戦しやすいのが特徴です。 

フラワーアレンジメント資格の活かし方

フラワーアレンジメント資格を取得したあと、どのようにスキルを活かしていけば良いのか気になりますよね。この章では、資格を最大限に活用するための以下の2点についてご紹介します。

それぞれ見ていきましょう。

プロとして活動

フラワーアレンジメントと資格を取得すると、さまざまなシーンで技術を活かして、プロとして活躍できます。

フラワーデザイナーとして活動

フラワーデザイナーは、用途やシーンに合わせた花束やフラワーディスプレイなどの装飾作品を制作する職業です。単に花を美しく飾るだけでなく、お客様の要望をしっかりと汲み取り、形にすることが求められます。

イベント装飾や店舗ディスプレイなど、活躍の場はさまざまです。

フローリストとして働く

フローリストは花屋の経営者になったり、従業員になったりして、花の仕入れ、管理、販売を行い、花束やアレンジメントの作成をします。接客する中でお客様のイメージを汲み取り、迅速かつ美しくアレンジメントを仕上げる技術が重要です。

花屋は可愛らしいイメージが多い中、立ち仕事で重労働も多いため、体力も必要とされますが、花の魅力をお客様に直接伝えられるやりがいのある仕事です。

アレンジメントの教室を開く

取得した資格を活かしてアレンジメント教室を開くことも可能です。少人数制レッスンであれば、自宅を教室として活用したり、レンタルスペースを借りたりして教室を開けます。自分のペースで仕事を進められるため、とても魅力的な選択ですね。

ブライダル業界で働く

ブライダル業界では、ウェディング会場の装飾や新譜のブーケ、新郎のブートニア、テーブルコーディネートなど、多くの場面で花が使われます。ブライダルコーディネーターになれば、新郎新婦のイメージを花で表すことが求められます。

一緒に一度の大切な行事を彩る仕事として、やりがいのあるものです。

趣味として活用

資格は趣味としても活躍できます。まずは自宅のインテリアにフラワーアレンジメントを取り入れてみましょう。家の雰囲気を一層華やかにできます。

季節ごとの花を使ったアレンジメントや、特別なイベントに合わせたデコレーションなど、自分のセンスを活かした飾り付けが可能です。家族や友人を招いたときにも、美しいアレンジメントは大いに喜ばれますよ。

また、友人や家族にプレゼントとして心を込めたフラワーアレンジメントを作ることもできます。手作りの贈り物は、気持ちが伝わり、受け取る側にとっても特別なプレゼントとなるとでしょう。

趣味としてフラワーアレンジメントを楽しむことで、ストレス解消やリラクゼーションにも効果があります。花が好きだからこそ、花を選び、アレンジメントを作るという過程は、心を落ち着かせる時間となります。

毎日の忙しさから解放され、自分だけの特別な時間を過ごしてみてください。

フラワーアレンジメントの資格取得方法

フラワーアレンジメントの資格を取得する方法はさまざまです。自分の生活スタイルや目標に合わせて最適な方法を選びましょう。

それぞれ見ていきましょう。

テキストや動画で独学する

フラワーアレンジメントの資格取得方法として、テキストや動画を使って独学で勉強する方法があります。テキストは基本的な知識から専門的な技術まで幅広く学べるほか、さまざまなテキストの中から、自分に合うものを見つけると良いでしょう。

動画はyoutubeなどで無料で公開されているものもあります。実際に活躍しているプロのフローリストやデザイナーが公開しているものの中から、自分好きなスタイルのものを参考にすると、楽しく学べますよ。

長年花屋で勤めてきた筆者も、好みのフローリストが挙げている動画を現在も視聴しています。勉強にもなりますし、刺激にもなるため資格取得後も動画を見続けることはおすすめです。

テキストや動画を活用した独学は、時間や場所にとらわれず、自分のペースでフラワーアレンジメントの資格取得を目指せる効果的な方法です。

フラワーアレンジメント教室に通う

フラワーアレンジメントの資格を取得するために、教室に通う方法もあります。教室に通うことで、専門的な指導を受けながら実践的なスキルを身につけられるでしょう。

教室では、実際の花材を使ったアレンジメントを数多く経験できるため、実践力が養われます。講師もそばにいてくれるため、すぐにフィードバックを受けられることも良いところです。

初心者におすすめのフラワーアレンジメント教室の記事内でおすすめしている、広島の「みやさこフラワースクール」は国家資格のフラワー装飾技能士やフNFDのフラワーデザイナー資格が学べます。

福岡の「アトリエエムズ」では、国家資格を始めウェディングのフラワーレッスンなど盛りだくさんです。

全国にある数多くのフラワーアレンジメント教室では、さまざまなカリキュラムが用意されています。資格取得を目指すコースを用意している教室もたくさんあるので、ご自分が学びたいコースがあるか確認してみてください。

関連記事：初心者におすすめのフラワーアレンジメント教室

オンライン講座を受講する

フラワーアレンジメントの資格するための講座ではオンライン受講できるものもあります。オンライン講座では、プロのフラワーデザイナーが作成しアタ動画や資料を使って学習を進めていきます。そのため、実際のアレンジメントの手順やテクニックをしっかりと学べ理解を深められるでしょう。

初心者におすすめのフラワーアレンジメント教室の記事内でおすすめしている、大阪の「花クラブ遊華」では、国家検定を受けるにあたってオンラインレッスンや、動画の視聴、質問し放題などのコースがあります。

質問や不明点があれば講師に質問できたり、動画を何度も見返せるところが、オンライン講座を受講するメリットです。

通信講座を利用する

フラワーアレンジメントの資格するために提供されている通信講座も多数あります。通信講座は、自宅で教材を使って学習できるため、忙しい日常の中でも自分のペースで進められるでしょう。

「SARAスクール」は、日本デザインプランナー協会（JDP）や、日本インストラクター技術協会（JAI）が認定している通信講座です。

最短2ヶ月で資格取得ができるよう、学習中の質問を何度も無料で質問できる手厚いサポートや、プロが監修した教材と充実したカリキュラムにより平均合格率が80％以上と高い数字を出しています。

卒業後の仕事へのアドバイスなどのサポートも万全なため、おすすめです。

参照記事：SARAスクール

スムーズな資格取得のためのステップ

フラワーアレンジメントの資格をスムーズに取得するためには、計画的な学習と実践が欠かせません。この章では以下の3つの点について解説します。

それぞれ見ていきましょう。

学習方法を決める

フラワーアレンジメントの資格取得を目指す第一歩は、自分に合った学習方法を決めることです。学習方法には、独学や教室が良い、オンラインなどありますが、それぞれの方法の特徴を理解して、自分のライフスタイルや学習スタイルに合った方法を選びましょう。

独学での勉強は自分のペースで進められるため、忙しい方に向いています。教室に通う方法は、講師から直接指導が受けられるため、実践的なスキルを身につけるのに最適です。オンライン講座は自宅にいながら専門的な指導が受けられますよ。

自分に最適な学習方法を選ぶことで、効率よく学習を進められるでしょう。

勉強時間を決める

資格取得を目指すには、計画的に勉強時間を確保することが重要です。まず、自分のライフスタイルに合わせて勉強時間を決めましょう。毎日のルーティーンに組みことで、無理なく継続的に学習を進められます。

仕事や家事の合間に1日30分から1時間程度の勉強時間を設定します。週末や休みの日などは、もう少し長い時間確保できればいいですね。

毎日の生活が忙しく、なかなか勉強に費やす時間を設けることは難しいことですが、日々の積み重ねが大切です。

実践練習をする

資格取得するために、理論だけ学ぶのではなく実践的なスキルも欠かせません。実践練習を重ねることで、技術を確実に身につけられます。実際に花材を使ってアレンジメントを作成することで、知識を実践に応用できます。

初心者が押さえておきたいフラワーアレンジメントのコツ

フラワーアレンジメントを始めたばかりの初心者にとって、基本的なコツを押さえておくことはとても重要です。初心者が知っておきたい以下のポイントをまとめます。

それぞれ見ていきましょう。

関連記事：フラワーアレンジメントの作り方

花の種類と扱い方

フラワーアレンジメントの美しさを引き立てるためには、花の種類とその役割を理解することが重要です。花にはそれぞれ異なる特徴があり、上手に組み合わせることで魅力的なアレンジメントが完成します。

アレンジメントの中心となるのが「フォームフラワー」は、存在感が大きく、視線を集める役割があります。です。アレンジメントの中で一番目立つ花であり、ユリやダリア、コチョウランなど、大きくはっきりとした形の花が選ばれます。

次に、アレンジメントにボリュームとバランスを与えるのがメインの花となる「マスフラワー」です。カーネーションやガーベラ、バラなどが挙げられます。

丸い形の花が特徴で、アレンジメント全体のバランスを取ってくれます。

形を決めるためには「ラインフラワー」が使われます。グラジオラスやリンドウ、デルフィニウムなどのライン状に伸びる花が使われ、アレンジメントに動きや方向性を与えてくれる役割があります。

そして、花と花の間を埋めて全体を調和させる役割を持つのが「フィラーフラワー」です。かすみ草やスターチスなどが挙げられます。

初心者でも扱いやすい花が多く、アレンジメント全体を整えるのに便利です。

これらの4つのタイプの花を理解し、適切に組み合わせることで、美しいフラワーアレンジメントが完成します。

アレンジメントの基本形

フラワーアレンジメントは作り手の「色」が出るものです。そのためそれぞれが自分の思いのまま作っても問題ないものですが、全ては基本を知った上に成り立つものだと思います。

フラワーアレンジメントの基本形は「オールラウンド」と「ワンサイド」の2つのパターンがあります。360度どこから見ても美しく見えるオールラウンドのアレンジメントは、テーブルの中心など、人がどの角度から見ても楽しめる場所に飾るのに適しています。

ワンサイドのアレンジメントは、背面が壁や窓に面し、正面から見た時に美しく見えるアレンジメントとして作るものです。後ろからは見られないことを前提に作成していくので、正面から見た時のデザインが重要視されます。

このほかにもたくさんのデザインのパターンがあり、それを理解した上で自分の「色」を出していくのと、全く理解せずに作成していくのでは、作品の差が出てくることは仕方のないことです。

初心者の方も、まずは基本形を学び、そこから自由なアレンジメントへと挑戦してみてください。 

配色の基本

フラワーアレンジメントは、色の組み合わせ次第で、印象や雰囲気が大きく変わります。

同系色で合わせると、簡単に美しくまとまりのある仕上がりになります。色彩環で表すと隣り合う色や、色の濃淡や明暗の違いです。安定感があり、誰もが挑戦しやすい色合わせだといえます。

色彩環で正反対に位置する反対色で組み合わせると、インパクトが強くなり、華やかさが目立ちます。ただし、この場合バランスは注意しなければいけません。

最後に、同系色や反対色に限定せず、混合色で合わせる方法もあります。さまざまな色を取り入れることで、カラフルで元気なイメージのアレンジメントができあがります。

配色の基本を抑えることで、初心者でも美しくバランスの取れたフラワーアレンジメントが作れるので、色合わせを学んで自信を持ってさまざまなアレンジメントにチャレンジしてほしいです。

初心者が陥りやすい失敗とその対処法

フラワーアレンジメントを始めたばかりの初心者は、思わぬ失敗をしてしまうこともあります。以下の点に注意して、上手にアレンジメントを仕上げていきましょう。

それぞれ説明します。

モチベーションの維持

フラワーアレンジメントの学習を続ける中で、モチベーションを維持することは非常に重要です。日常生活と勉強の両立は難しいことがありますが、ポイントを押さえてモチベーションを保ちましょう。

まずは資格取得日や作りたいアレンジメントのイメージを明確にしてみてください。そうすることで、学習意欲が高まります。また、スケジュールを立てることにより今どのような状況なのかがわかりやすくなります。

そのほか、一緒に勉強する仲間を見つけてもいいでしょう。同じ目標を持つ仲間と状況を共有することにより、モチベーションが向上します。

そして最後に、無理をしないことが一番大切です。目標やスケジュールを立てることはとても大切ですが、疲れた時や忙しい時には、無理をせずに休むことも必要です。リフレッシュすることにより、その後のやる気アップにつながります。

水分管理のミス

花を扱うにあたって、適切な水分管理は花の鮮度と美しさを保つために非常に重要です。

初心者は花に十分な水を与えないことが多いです。筆者も花を扱うまで、こんなにも花が水を吸うということを知りませんでした。

花は常に水を吸収しているため、給水スポンジや花瓶の水がすぐに減ってしまいます。意識して毎日水を追加し、スポンジが乾燥しないようにしておきましょう。

また、花の茎の先端が水の中で腐ってしまうこともあります。花が早く枯れてしまう原因です。そのため、花の茎を斜めにカットし、定期的に切り戻しを行いましょう。

そして、水が汚れるとバクテリアが繁殖して花が枯れてしまうため、水は毎日取り替え、花瓶やスポンジを清潔に保つことも大切です。

まずは、実際に花を生けてみて、どれくらい水分を吸収するか、どれくらい水が汚れていくかを確かめてみてください。

花の配置ミス

初心者がよく陥る花の配置ミスには、同じ種類や色の花をまとめすぎて単調になったり、逆にバラバラにしすぎてまとまりがなくなったりすることです。また、花の高さや位置がバラバラで統一感がないのも上手くまとまりません。

色々な花の生け方がありますが、その基本を理解した上で思いのままい活けられるようになると良いでしょう。

フラワーアレンジメントの資格についてのよくある質問

資格取得に関する疑問や不安を解消していきます。

それぞれ見ていきましょう。

独学でも資格は取得できる？

独学でも資格は取得できます。しかし、独学で資格を取得するためには、モチベーションの維持やスケジュール管理が非常に重要です。独学で学ぶとなると、怠けていても誰も声をかけてくれません。定期的な学習計画を立て、自分の進展具合を確認しながら、効率よく学習を進めていきましょう。

実際の花材を使った練習も積極的に行い、実践的なスキルも磨いていきましょう。

資格取得には時間がかかる？

フラワーアレンジメントの資格取得には、学ぶ方法によって時間が異なります。独学の場合、自分のペースで進められるため、早く資格を取得できる人もいれば、時間がかかる人もいるでしょう。

教室やオンライン講座、通信講座を利用する場合、カリキュラムに沿って学習するため、比較的短期間で効率よく学べます。しかし、どの方法を選んでも、実技練習や復習に時間をかけることを怠ってはいけません。

しっかりと計画を立てて、継続的に学習していきましょう。

初心者でも合格できる？

初心者でも勉強をしっかりと行えば、フラワーアレンジメントの資格を取得することは可能です。

花に関する唯一の国家資格である「フラワー装飾技能士」に関しては、正確な合格率は公開されていませんが、3級の合格率や約80％、2級で約70％、1級では30％〜50％と言われています。

合格率が高い低いに限らず、まずは資格取得に向けて真剣に向き合うことが合格への近道です。

まとめ

いかがでしたか？フラワーアレンジメントの資格はさまざまなものがありましたが、全てしっかりと学べば取得できるものばかりです。

学習方法もいろいろある中で、自分に合った方法で計画的に学習を進めていきましょう。

資格取得は、フラワーアレンジメントの技術を深めるだけでなく、プロとしてのキャリアにつながり、趣味として取り入れていく中でも、これからの生活に変化を与えてくれるものになるはずです。

ぜひチャレンジしてみてください。