ヒヤシンスは水耕栽培ができる球根の定番です。一度は育ててみたことがある人も多いと思います。咲くとその香りで部屋中に満たされて春を真っ先に感じられます。そんなヒヤシンスの花言葉や誕生花、名前の由来について説明します。
お花のプレゼントを探している方は、AND PLANTS専属フローリストが厳選した「季節のおまかせブーケ」もおすすめです。
[/collections/custom_flower]ヒヤシンスの特徴
植物名 | ヒヤシンス |
科名 | キジカクシ科 |
属名 | ヒヤシンス属 |
原産地 | 地中海東部沿岸 |
開花期 | 3月~4月(水耕栽培の場合1月~2月に咲くことも) |
ヒヤシンスはキジカクシ科ヒヤシンス属の植物です。地中海沿岸のトルコやギリシャ、シリア、レバノン、イスラエルなどが原産です。
秋植え春咲きの球根で開花期は3月ごろですが、温かい部屋で水耕栽培すると1月ごろ咲かすこともできます。オランダで作られたダッチヒヤシンスとフランスで作られたローマン系ヒヤシンスがあります。
ヒヤシンスの花言葉
ヒヤシンスの花言葉は「スポーツ」「ゲーム」「哀しみを超えた愛」といわれています。これはヒヤシンスの名前の由来にもなったギリシャ神話に登場するスポーツ万能な美少年ヒアキントスが、太陽神アポロンと円盤投げをして遊んでいたことからといわれています。
ただし、それがきっかけで西風の神ゼピュロスの嫉妬により、円盤にあたって死んでしまうのです。ヒアキントスが流した血から咲いた花がヒヤシンスだったといわれています。
愛に関係する花言葉が知りたい方は、「愛」の花言葉を持つ植物で紹介していますので、ぜひご覧ください。
ヒヤシンスの色別花言葉
白 | 控えめな愛らしさ、心静かな愛 |
ピンク | スポーツ、ゲーム、しとやかなかわいらしさ |
黄色 | あなたとなら幸せ、勝負 |
赤 | 嫉妬 |
青 | 不変、変わらぬ愛 |
紫 | 哀しみ、悲哀、初恋のひたむきさ、許してください |
贈り物をする際は、上記の花言葉を意識してプレゼントするといいでしょう。ただし、中にはマイナスの意味合いもあるため、選ぶ際は注意してください。
ヒヤシンスの誕生花
ヒヤシンスの誕生花は12月23日、2月7日、4月11日です。
ヒヤシンスの名前の由来
ヒヤシンスは英語で「hyacinth」と書きます。ギリシャ神話に登場するスポーツ万能な美少年「ヒアキントス」が由来となっています。ヒアキントスは太陽神アポロンと西風の神ゼピュロスから愛されます。
太陽神アポロンとヒアキントスが円盤投げをして遊んでいるところを見て嫉妬したゼピュロスが風を吹かします。アポロンが投げた円盤がヒアキントスに当たり、血を流して死んでしまいます。その流れた血から咲いた花がヒヤシンスであったとされています。
ヒヤシンスの種類
ヒヤシンスにはダッチ系とローマン系の2種類があります。
- ダッチ系ヒヤシンス…主にオランダで作られたのでダッチ系といわれています。花が上部に連なるようにたくさんつくのが特徴。皆さんがよく目にするヒヤシンスはダッチ系が多く、水耕栽培にも向いています。
- ローマン系ヒヤシンス…主にフランスで改良されたものがこのローマン系ヒヤシンス。ダッチ系よりも球根は小さめですが、分球して良く増えるので地植えに向いています。花も小さめでまとまって咲きます。
ヒヤシンスの育て方
ヒヤシンスは鉢植えや水耕栽培、地植えなど、いずれもよく育つ植物です。耐寒性が強いので寒冷地でも育てることができます。
植えつけは11月ごろ寒くなってきた時期にしましょう。水耕栽培をする場合、水耕栽培用の球根を選びます。花瓶も水耕栽培用のものが売られています。かわいいデザインのものも多くあるので、インテリアに合わせて選ぶとよいですね。
水耕栽培は球根の根が少しずつ伸びてくるにしたがって水の量も減らしていきます。根腐れしないように気を付けましょう。ヒヤシンスは寒さにあてないと花がつかないので、寒い時期に外に置くようにします。
地植えや鉢植えにする場合は、日当たりと水はけのよい場所に植えるようにしましょう。
お花の贈り物を検討している方へ:花束・ブーケがおすすめ
贈り物にピッタリの花言葉を選ぶのと同時に、相手の雰囲気に合う花束やブーケをプレゼントするのもおすすめです。
特に、AND PLANTSのお花は専属のフローリストが旬のものを厳選しています。届いた時に感じる新鮮なお花の香りも楽しみのひとつです。
色は「イエロー」「ピンク」「オレンジ」「グリーン」「ブルー」の5つがあるため、相手に相応しいテイストが見つかるでしょう。
また、AND PLANTSでは12時までの購入で即日発送可能です。お急ぎの方は、ぜひ下記よりご覧になってみてください。
[/collections/custom_flower]ヒヤシンスの花言葉によくある質問
ヒヤシンスの花言葉によくある質問にお答えします。
ヒヤシンスに怖い花言葉はあるの?
ヒヤシンスの花言葉は色別で様々なものがあります。紫のヒヤシンス「許してください」や赤のヒヤシンス「嫉妬」といった言葉もありますが、これはギリシャ神話からついた伝説のような言葉。一般的にはプレゼントしても問題ないと思います。
もし怖い花言葉が気になる方は、怖い花言葉一覧で紹介しています。
ヒヤシンスに黒い花はある?
ヒヤシンスには「ミッドナイトミスティック」や「ダークディメンション」という濃い紫の花があります。どちらかというと「ミッドナイトミスティック」の方が黒に近い色合いです。
これまで紫やピンクなどの色のヒヤシンスを育てたことのある人におすすめです。インテリアとしても落ち着いた雰囲気になりますよ。
ヒヤシンスの花後の球根は来年も咲く?
地植えのヒヤシンスの場合、花が終わったら茎を切り、球根を掘り返して管理し、また秋に植えなおすのが基本です。土の栄養状態が良ければそのままでも咲くことがあります。
水耕栽培の場合、球根を鉢植えや地植えにしてみると次の年また花が咲くのを楽しめるかもしれません。
まとめ
ヒヤシンスは春を彩る秋植え球根としてチューリップやムスカリ、スイセンなどと並んで人気の花です。中でもヒヤシンスは水耕栽培で、部屋での栽培も可能です。毎日、根が伸び、芽が出て育っていく段階を観察するのも楽しいですよ。
関連記事: 花言葉の一覧|ジャンル別・50音順