サフランライスパエリアやなどに使われる香辛料サフラン。
その花はクロッカスと似ているため「秋咲きクロッカス」と呼ばれます。クロッカスが春に咲くのに対しサフランは秋に紫色の花を咲かせます。香辛料に使われるサフランは赤い雌しべから収穫されるそうです。
今回は、紀元前から香辛料や染料として利用されてきたサフランについて、花言葉や誕生花、名前の由来などを紹介します。
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[/collections/custom_flower]サフランの特徴
植物名 | サフラン |
学名 | Crocus Sativus |
科名 | アヤメ科 |
属名 | クロッカス属 |
英名 | Saffron crocus |
原産地 | 地中海沿岸 |
開花期 | 10月~12月 |
サフランはアヤメ科クロッカス属の植物です。サフランとクロッカスはよく似ていますが咲く時期で区別することができます。
サフランの開花期は10月~12月。クロッカスは3月ごろが開花期です。春に咲くクロッカスは春咲きクロッカスとよばれます。
サフランとクロッカスの特徴的な違いはスパイスとしても使われる赤い雌しべです。
サフランの雌蕊は赤色で長く、クロッカスの雌蕊は黄色で中央に集まっています。また、サフランの花は紫色のみですが、クロッカスは黄色や白、紫など様々な色があることで区別できます。
スパイスに使われるサフラン
スパイスに使われるサフランはサフランは別名「薬用サフラン」と呼ばれクロッカスと区別します。
サフランは100個の花からとれるのは1gだけという、とても貴重な香料・染料とされ、かつては高額で取引されていたそうです。紀元前のギリシャでは王族だけが使うことを許された染料だったともいわれています。
サフランの花言葉|「陽気」「喜び」など
サフランには「陽気」「愉快」「喜び」「歓喜」「節度の美」という花言葉があります。かつて薬としてサフランが使用されていた時、気分が晴れやかになる鎮静作用があるとされていたことからこのような言葉がついたとされています。
またサフランを使いすぎると中毒のような症状をおこすことから過度に使うことがないよう「節度の美」という花言葉になったそうです。
「喜び」「歓喜」などと関係する花言葉を知りたい方は、「出会えてよかった」の花言葉の記事で紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
サフランの誕生花
サフランの誕生花は11月4日です。
サフランの名前の由来・和名
サフランはアラビア語で「zafalan(ザファラン)」という黄色を意味する言葉が名前の由来とされています。日本には江戸時代に渡来し「蕃紅花(ばんこうか)」と呼ばれていました。
サフランの種類
サフランの種類は以下2つです。それぞれ詳しく見ていきましょう。
- 春咲きサフラン
- 秋咲きサフラン
春咲きサフラン
クロッカスのことを「春咲きサフラン」「花サフラン」と呼んで区別することがあります。これらは観賞用として栽培されている品種です。
秋咲きサフラン
サフランと呼ばれるものは秋にしか咲かないので、「秋咲きクロッカス」や「秋咲きサフラン」と読んで区別しています。
イヌサフランはサフランの仲間ではない
サフランという名前が付く「イヌサフラン」実はサフランの仲間ではありません。サフランはアヤメ科ですが、イヌサフランはイヌサフラン科(かつてはユリ科)に属しています。
花がクロッカスに似ているため「秋のクロッカス」と呼ばれることもあります。毒性があり、サフランと間違えて服用すると中毒症状を起こすことがあるので注意が必要です。
サフランの育て方
サフランは球根から育てる植物です。球根は8月~9月に植えつけをします。鉢植えでも地植えでも育てることができる育てやすい花です。日当たりや風通しの良い場所に植えましょう。
11月ごろに花が咲くと、黄色い雄しべと長く赤い雌しべが3本ずつ見られます。雌しべをサフランスパイスとして使用するときには、なるべく早めに収穫しましょう。
花が枯れた後は葉が伸びて球根に栄養を送ります。温暖地に植えられた球根は高温多湿の場所に植えておくと傷んでしまうので、なるべく掘り返して乾燥させまた植えつけるようにしましょう。
寒冷地であれば植えっぱなしでも育てることができます。また球根のサフランはそのまま日当たりの良い部屋に置いておくだけで、花が咲くこともあります。
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[/collections/custom_flower]サフランの花言葉によくある質問
最後に、サフランの花言葉に関するよくある質問とその答えをまとめました。
- サフランに怖いの花言葉はある?
- サフランとクロッカスの花言葉に違いはある?
サフランに怖いの花言葉はある?
サフランの花言葉には前向きなものが多いですが、「節度の美」という言葉もあります。
また英語には「過度を慎め」「濫用するな」という言葉もあります。この言葉はサフランを過度に使用すると快楽に陥る危険があるという意味からつけられています。
もし怖い花言葉が気になる方は、怖い意味の花言葉一覧の記事で紹介していますので、ぜひ確認してみてください。
サフランとクロッカスの花言葉に違いはある?
サフランには「喜び」や「歓喜」といった花言葉があります。同様にクロッカスには「青春の喜び」や「切望」といった花言葉がありますが、「節度の美」などの花言葉はありません。
サフランは薬用やスパイスとして使用されたことで濫用を防ぐ花言葉がついているので、使われないクロッカスにはそのような言葉がないのですね。
まとめ
古代から使われてきたサフランには、いろいろな花言葉がありましたね。
サフランは使いすぎないよう節度を持って使いましょうという花言葉があることから、とても魅力的な花だったということがわかります。
土がなくても花が咲くので、ぜひお部屋にひとつサフランの球根を置いてみてください。気づいたら芽が出て花を咲かせているかもしれませんよ。
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