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サラセニア 育て方

サラセニアの育て方

植物名 サラセニア
学名 Sarracenia
英名 Pitcher plant
科目/属性 サラセニア科サラセニア属
原産地 北アメリカ
この記事を監修した人佐藤桃子
ハウスメーカーで造園・観葉植物などに携わったのち、観葉植物専門店の店長としてトータルでプロデュースを手掛ける。2022年よりAND PLANTSに所属。著書に 『選び方・育て方のコツがわかる!観葉植物の教科書』 『INTERIOR GREEN 観葉植物と日常』(ブティック社)。他、監修本多数。

サラセニアの特徴

サラセニアは、筒状の捕虫葉が魅力的な食虫植物です。種類によって捕虫葉にはさまざまな形や色があり、ユニークな観葉植物として人気があります。

捕虫葉に蜜線があり、昆虫をおびき寄せ筒の中に落として捕虫する仕組みです。筒の内側は滑りやすく、毛が下向きに生えているため一度入った虫は出られないようになっています。

比較的暑さ寒さに強く育てやすい食虫植物ですが、冬は寒さに当てて休眠させることが育てるときのポイント。多くの種類で夏に伸びる葉は、平たいままの剣状葉になりやすいです。

涼しくなると、美しい捕虫葉が出てくるので安心してください。

サラセニアの花言葉

サラセニアの花言葉は「憩い」「風変り」「変わり者」です。

蜜線からの香りに虫が引き寄せられることが、「憩い」の由来になっています。「風変り」「変わり者」は、サラセニアの立体的でユニークな姿かたちにぴったりですね。

花言葉の意味や虫を捕まえて食べるという特徴を考えると、贈り物としては向いていないかもしれません。しかし、その独特の姿かたちや色合いは、多くの人を魅了する美しさを持っています。

サラセニアは姿かたちだけでなく花もユニークで美しいため、インテリア性が高い植物です。おしゃれなインテリアが好きな方へのプレゼントによいかもしれません。

サラセニアの風水

サラセニアを含め食虫植物には、風水効果が明確に示されていません

筒状の葉の先端は丸く開いており、その上部には蓋のような葉が広がります。春と秋は筒状の捕虫葉ですが、夏は筒状にならず平たく尖った剣状葉になりやすいです。

そのため、捕虫葉の時は丸みを持つ姿ですが、剣状葉の時は鋭く尖っている印象になります。風水的には「調和」や「邪気払い」の効果があるかもしれませんね。

また、まっすぐ上に伸びる姿はポジティブな運気を運んでくれる可能性も。植物は枯らさずに上手に育てることで、よい運気を運んでくれます。

関連記事:観葉植物の風水|場所と効果別のおすすめ

サラセニアの育て方

サラセニアの育て方

日当たり 日当たりのよい置き場所
温度 最低0℃以上をキープする
耐寒性 強い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土・水苔の表面が乾きはじめたら
秋冬:土・水苔の表面が乾いたら
(腰水し育てる場合は受け皿の水を3日に1回交換)
肥料 与えなくてよい(与える場合は液体肥料をごく薄めて使用する)
剪定時期 周年

関連記事:観葉植物の基本的な育て方|コツや管理法について

置き場所と日当たり

サラセニアは日当たりのよい環境を好みます。ただし、夏の直射日光に当たると葉焼けしやすいため注意が必要です。

夏は風通しの良い明るい日陰で管理することが重要。室内でも育てることはできますが、暗すぎる場所では株が弱ってしまいます。日当たりの良い窓際で育ててください。

夏の直射日光が差し込む場合は、レースカーテンなどで遮光して柔らかい光にします。室内や屋外に入れたり出したりすると、紫外線量が変化して生育に悪影響です。

冬のサラセニアは、0~5℃の気温を保って休眠させる必要があります。冬も暖かい場所に置くと生育を続けるため、体力がなくなり春に枯れる場合も。

屋外が0℃以下にならなければ、寒風の当たらない屋外でも生育可能です。0℃以下になる場合は、暖房のついていない部屋で管理しましょう。

温度

サラセニアは寒さに強い植物です。最低0℃以上をキープして育ててください。

原産地の北アメリカは、日本の環境と近いため冬の寒さにも強い傾向があります。そのため、冬は0~5℃の環境で休眠させることがポイントです。

暖房のついた暖かい環境で育てると、冬もゆっくりと成長します。体力を使い切ってしまい、春に枯れてしまうことも。

冬は屋外室内にかかわらず、0~5℃以内で休眠させましょう。

水やりの頻度

  1. 春夏:土・水苔の表面が乾きはじめたら
  2. 秋冬:土・水苔の表面が乾いたら(腰水し育てる場合は受け皿の水を3日に1回交換)

春夏の生育期には、土や水苔の表面が乾いたら鉢底から水が流れるくらいに、しっかり水やりしてください。乾燥を嫌い多湿を好む植物なので、受け皿には常に1~2㎝水を溜めておくと管理が簡単です。

水やりの時に筒の中に水が入らないように気を付けてください。筒の中に水が入りすぎると、重みで捕虫葉が倒れる恐れがあります。

気温の下がる秋からは土や水苔の渇き具合を見ながら、徐々に水やりを控えます。しかし、受け皿には水を溜めておき、定期的に水の交換をしてください。

冬は休眠しているため、土や水苔はあまり乾きません。受け皿の水が腐らないように3日に1回交換しましょう。

肥料

サラセニアには、基本的に肥料は与えません。食虫植物の中では比較的強い根を持っていますが、肥料によって傷みやすいためです。

もし大きく育てるために肥料を与えたい場合は、生育期の5~10月の間に3か月に1度のペースで3000~5000倍の非常に薄い液肥を与えます。濃い液肥は枯れる原因になるので気を付けてください。

また、食虫植物だからと言って、虫を捕虫葉の中に入れる必要はありません。入れることによって栄養になりますが、タイミングや入れすぎで消化不良を起こし生育に悪影響を及ぼすことがあるためです。

剪定方法

サラセニアの剪定は通年可能です。枯れた捕虫葉や枯れた花径を剪定します。

枯れた捕虫葉は適時取り除いてください。そのままにしておくと、カビが生える原因に。

冬は休眠期であるため全体的に葉が枯れこむことが多いです。根元まで枯れこんだ捕虫葉は剪定して整理しましょう。

また、3~5月に咲く花が終わったら剪定します。もし種を収穫するのであれば、収穫後に剪定してください。

サラセニアによくあるトラブルと対処法

サラセニアのよくあるトラブルと対処法

個性的でインテリアにも人気のサラセニアですが、トラブルも存在します。

ここではトラブルが起きたときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。

関連記事:観葉植物のトラブル|主な症状と対処法まとめ

根腐れ

根腐れでは、以下の症状が見られます。

  1. 水をあげても元気にならない
  2. 土がなかなか乾かない
  3. 葉が落ちやすい
  4. 葉が茶色・黄色に変色している
  5. 幹や幹の根元が柔らかい
  6. 土から腐敗臭がする
  7. 土の表面にカビが生えている
  8. 根黒く変色している

根腐れは、土の中の酸素濃度が低下して土中の細菌叢が変化し、有機物の腐敗が進むことで有害なアンモニアが発生し、土壌環境が悪くなることで発症します。

また、常に土が湿っている状況では根が呼吸することができず、細胞が死んでしまいます。これが原因で、根から水を吸い上げることができなくなり、植物体に水を供給することができなくなることで死んでしまう現象です。

根腐れの対処法は以下の通り。

  1. 鉢から植物を抜き、悪い土を落として水はけのよい土に交換する
  2. 根の傷んでいる部分、腐っている部分をカットする
  3. 少量の水を与え、風通しがよく明るい日陰で管理する
    ※1週間を目安に水が乾くコンディションで管理する
  4. 傷んだ葉を取り除く
  5. 枯れた枝を切り取る

根腐れが起こった場合は、鉢を入れ替えて土の環境を変えることが大切です。傷んでしまった根は取り除き、健康な状態が取り戻せるような環境を与えてあげましょう。基本は水苔がおすすめですが、ピートモスや鹿沼土・赤玉土を混ぜたものでも育ちます。

葉先がダメになっている場合は、生きている部分までカットします。根元から腐っている場合は、無事な部分で切り取り、株分けして回復させましょう。

根詰まり

根詰まりとは、鉢の中で根がいっぱいになることで起きる症状です。根詰まりの症状は以下の通り。

  1. 水が浸透しづらくなる
  2. 底から根が出てくる
  3. 葉が黄色くなる
  4. 鉢にヒビが入る

特に春夏の成長期で一気に伸びてしまうと上記のような症状が起きてしまいます。すぐに枯れる要因にはなりませんが、放置してしまうとサラセニアに悪影響です。

対処法はサラセニアの植え替えをすること。

サラセニアを現在の鉢より1つ上の大きい鉢に植え替えることで、上記の症状はほとんど解消されるでしょう。植え替えを行う時期も春夏の成長期が最も適しています。

葉焼け

葉焼けでは、以下の症状が起きます。

  • 葉の色素が抜けて白くなっている
  • 葉の一部が茶色く枯れている

強い日差しを浴びすぎると葉が傷んで「葉焼け」というトラブルが発生します

葉焼けの症状に気がついたら、早めに置き場所を検討し直すことが必要です。

対処法は以下の通り。

  1. 直射日光が当たっている場合はカーテンなどで遮光する
  2. 葉焼けした部分はカットする

葉焼けが起こるということは、日光が当たりすぎている可能性が高いため、直射日光に当てないような措置を取りましょう。

また、一度焼けてしまった葉は二度と元に戻りません。傷んだ葉はカットし、新しい健康な葉が生えてくるのを待ちましょう。

ハダニ

ハダニの症状は以下の通りです。

  1. 葉にクモの巣のような糸がついている
  2. 葉の裏に小さな虫がついている
  3. 葉に斑点や傷がある
  4. 葉の色が薄くなり枯れている

ハダニは繁殖力の強さと、薬剤耐性を持つとても厄介な害虫です

放っておくと糸を張って大量発生する危険性もあるので、早めに対処を行いましょう。

対処法は以下の通りです。

  1. 傷んだ葉はカットする
  2. 葉の表裏、付け根や茎も水で洗浄する
  3. ハダニに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)

ハダニが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカファインスプレー・オルトラン)を使用するのが効果的え。2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。

そもそもハダニは、こまめな霧吹き・葉をふき取りきれいにすることを怠らなければ発生しません。

常にきれいな状態を保つために、霧吹きの購入は必須といえます。月に一度はシャワーで洗い流すなどの管理も必要です。

サラセニアによくある質問

サラセニアによくある質問

サラセニアのよくある質問とその答えを以下にまとめました。

  1. サラセニアは室内と屋外どちらを好むの?
  2. サラセニアが倒れるのはどうして?
  3. サラセニアの水やりは腰水がいい?
  4. サラセニアの冬越し方法は?
  5. サラセニアの植え替え時期/植え替え方法は?
  6. サラセニアには種類がある?
  7. サラセニアには花が咲く?開花時期は?

それでは具体的に見ていきましょう。 

サラセニアは室内と屋外どちらを好む?

サラセニアは日当たりの良い屋外を好みます。ただし、夏の直射日光は避けて、涼しい日陰で管理してください。

室内の明るい窓際でも育ちますが、室内と屋外を入れたり出したりすると、紫外線量の変化によって生育に悪影響です。明るい窓際で管理する場合は、直射日光をレースカーテンで和らげてください。

冬は0~5℃の環境で休眠させることが重要です。ただし、室内の暖房がついていない明るい場所で管理しましょう。

サラセニアが倒れるのはどうして?

サラセニアが倒れるのは、「強風」「捕虫葉に水が入る」などの原因があります。

捕虫葉がまっすぐ大きく育つ品種は強風に弱いです。直立して大きく育つサラセニアほど、強風によって根元から折れたり倒れたりしてしまいます。

まっすぐに長く育つサラセニアは支柱で捕虫葉を支えて育ててください。

また、筒状の捕虫葉に水が溜まると重みで倒れることもあります。株の上からの水やりや、屋外での雨ざらしに気を付けると捕虫葉が倒れにくいでしょう。

サラセニアの水やりは腰水がいい?

水やりは腰水で与えると育てやすいです。サラセニアは北アメリカの湿地帯に自生する植物なので、土や水苔は常に湿った状態を好みます。

受け皿などに水を溜めて吸水させる腰水は、土や水苔の乾燥防止に効果的です。さらに、受け皿に1~2㎝ほど水を常に溜めて管理すると育てやすいでしょう。

ただし、土や水苔の中の老廃物を流し出すために、定期的に鉢の上から水やりをしてください。

サラセニアの冬越し方法は?

サラセニアの冬越し方法は、0~5℃以内で休眠させることです。

原産地の北アメリカは、日本の環境と近いため冬の寒さにも強い傾向があります。そのため、冬越しは0~5℃の環境で休眠させることがポイントです。

暖房のついた暖かい環境で育てると、冬もゆっくりと成長します。体力を使い切ってしまい、春に枯れてしまうかもしれません。

冬は屋外室内にかかわらず休眠させましょう。休眠中でも受け皿には水を1~2㎝溜めて、3日おきに水の交換をします。

サラセニアの植え替え時期/植え替え方法は?

サラセニアの植え替え時期は12~2月の休眠期です。

根を切って傷めないように優しく鉢から取り出してください。根についている水苔や土を綺麗に落とします。

柔らかく調子が悪い根は切り落としましょう。水でふやかした水苔で根を包み、鉢に植えてください。サラセニアが動かないように、隙間にも水苔を詰めて、明るい日陰で管理した後に元の場所に戻しましょう。

サラセニアには種類がある?

サラセニアの原種は8種類で、それらの掛け合わせがさまざまあります。

  1. レウコフィラ:捕虫葉の口周囲が白く、鹿の子模様が入る
  2. ヴェノサ:草丈が低く、緑色葉に赤い葉脈が入る
  3. マルーン:株全体が赤い
  4. アラタ:捕虫葉が長く、黄緑色をしている
  5. フィラデルフィア:株が小さく、捕虫葉の口付近が赤く染まる

サラセニアには掛け合わせも含めれば品種が数多く存在します。いずれも特徴的な色や模様、形をしているので、お気に入りの一株を見つけてください。

サラセニアは花が咲く?開花時期は?

3~5月に個性的な花を咲かせます。サラセニアの特徴的な葉姿に負けず劣らずユニークな花です。

花径を長く伸ばし、捕虫葉を眺めるようにうつむき咲きます。傘を逆さまにしたような花柱板の周囲から花弁が枝垂れる姿は個性的です。

花色は緑や赤、ピンクなど種類によってさまざま。花終わりには種を採取できますが、種を付けると株が弱る原因になります。

種を採取しないのであれば、花を楽しんだら剪定してください。種を付けすぎると、栄養が種に集中してサラセニアが枯れる恐れもあります。

サラセニアのまとめ

サラセニアのまとめ

サラセニアは夏を除けば、日当たりの良い屋外で簡単に育ちます。個性的な姿や色は、ユニークなインテリアグリーンとして活躍するでしょう。

「風変り」「変わり者」の花言葉はプレゼント向きではありませんが、立体感ある姿や魅力的な花は老若男女問わず人気です。おしゃれなインテリアが好きな方にプレゼントすると、喜んでくれるかもしれません。

育てやすい個性的なインテリアグリーンとして育ててみてはいかがですか。