結婚祝いのメッセージ｜例文とマナー

大切な人、お世話になっている人の結婚の際にはお祝いの気持ちを伝える「メッセージカード」を添えて贈りたいものです。

結婚を祝福する気持ちや、これからの末永い幸せを祈る気持ちなど、人それぞれ伝えたい気持ちがあるかと思います。

今回は、結婚祝いに贈るメッセージの例文とマナーについて解説します。結婚祝いのメッセージにはタブーとされている言葉や書き方があるので、相手に失礼がないようにマナーを知っておくことはとても大切です。

相手別のメッセージの例文を紹介していくので、メッセージの言葉選びに悩んだり、気の利いたメッセージが思い浮かばないと感じたりする方はぜひ参考にしてみてください。

結婚祝いのプレゼントにメッセージカード・手紙を添えて贈る

結婚祝いのプレゼントを贈る際は、メッセージカードや手紙を添えて贈るのがおすすめです。

特に親しい人の結婚であれば、祝福の気持ちをしっかり伝えたいと思いますよね。メッセージを受け取った人も、やはり言葉が添えてあると嬉しいものです。

日頃なかなか言えない感謝の気持ちも、特別なお祝いだからこそ、伝えられることもあります。率直な気持ちをぜひメッセージカードや手紙に綴って贈りましょう。

結婚祝いに贈るメッセージで気を付けたいマナー

結婚祝いにメッセージを贈るときに縁起の悪い言葉やネガティブな連想をさせる言葉は使わないのがマナーです。文章表現や言葉選びには配慮が必要となります。

マナーを知らずにメッセージを贈って、相手に失礼となってしまうこともあるので、事前にチェックしておきましょう。

句読点を使わない

お祝いのメッセージに句読点を使用するのはNGです。

「。」には、「終止符を打つ」といった意味があり、「、」は「区切る」を意味します。通常文章を書くときに当たり前に使用しているため、使ってしまいそうになりますが、注意が必要です。

文章が長くなるときには、文の間に余白を入れてなるべく読みやすくすると良いです。

忌み言葉・重ね言葉は使わない

「忌み言葉」は不幸な出来事を連想させる言葉であり、「重ね言葉」は再度ある＝離婚・再婚を連想させるため使わない言葉とされています。

「忌み言葉」には「切れる」「なくなる」「終わる」「絶える」「飽きる」「裂ける」などが代表的な言葉です。

「重ね言葉」は「ますます」「返す返す」「いよいよ」「重ね重ね」「再三」などがあります。

「ふたりで新しいスタートを切る」といった言葉も「切る」と表現すると縁起が悪いため、使用しない方がよい言葉です。

文字はインクが濃いものを使う

メッセージを書く際のペンは、黒や紺など濃い色を使うのが良いです。親しい間柄であれば、カラフルなペンを使用しても大丈夫です。

逆に、薄い色で文字を書くのはNGとされています。それは、お葬式のお香典を書く際に使うのが「薄墨」だからです。薄墨は、涙で墨が薄くなってしまったのを表現しているといわれています。

薄い色の文字は不幸があったことを連想させるため、お祝いの場面での使用はNGです。

二つ折りのカードは片面にだけメッセージを書く

二つ折りのメッセージカードを使用する場合には、片面側にだけメッセージを書きます。

縦開きの場合は下側、横開きの場合には右側に書くのがルールです。

封筒入りのメッセージカードの場合は、封筒の表側とカードの表側が同じになるように入れます。封筒を開けてカードを出したときに、カードの裏側が見えている状態になります。

友達｜メッセージ例文

友達へのお祝いメッセージの例文を紹介します。友達へは率直な気持ちを伝えるのが一番です。短い言葉でも手書きのメッセージがあると、心がこもっている印象になります。

新郎新婦どちらかの友達でメッセージを贈ることがほとんどだと思いますが、ふたりに向けたメッセージにして配慮することがポイントです。

会社関係｜メッセージ例文

会社関係の方に贈るメッセージの例文を紹介します。会社関係の方は、相手とどのような関係性なのかによってメッセージの内容も異なってきます。立場や親しさなどに配慮しながら、メッセージを書くのがポイントです。

上司・先輩

メッセージを書く上で、より気を遣うのは上司へのメッセージです。失礼がないように丁寧な文章でお祝いの気持ちを伝えるのが大事です。

上司や先輩であれば、日頃お世話になっている感謝の気持ちや職場でのエピソードを添えるのも良いでしょう。上司や先輩からしても、可愛がっている部下や後輩からのメッセージはやはり嬉しいものです。

同僚

同僚の方へのメッセージは、関係性にもよりますが、親しみを込めつつも基本的なマナーを踏まえた文章が良いです。

プライベートでも付き合いがあるような、友達に近い関係性であれば、友達向けの例文を参考にしても良いかもしれません。

部下・後輩

育ててきた部下や後輩の結婚は、嬉しいものですよね。お祝いのメッセージは、ぜひパートナーとなったふたりを応援するような温かいメッセージを贈ってみてください。仕事、そして人生の先輩からのメッセージはきっと嬉しいはずです。

親族｜メッセージ例文

親族へのお祝いのメッセージの例文を紹介します。身内ならではの温かいメッセージで祝福しましょう。幼い頃のエピソードを入れると親しみのあるメッセージになります。

兄弟・姉妹と親戚では少し距離感が違うかもしれません。距離感があるときは、丁寧な表現を心がけると良いです。

兄弟・姉妹

兄弟・姉妹へのメッセージは、少し照れくさく感じるかもしれませんが、親しみを込めたメッセージにするのが良いです。いつも味方でいてくれる存在は、なかなか口に出して言うことができなくても、大切な存在です。

親戚

長らく会っていない親戚の結婚のお祝いのメッセージは、親しみを込めつつも丁寧な表現にしましょう。小さい頃よく遊んだエピソードや思い出などがあればメッセージに入れるのも良いです。

一言でおしゃれな英語のメッセージ

「おしゃれに英語でのメッセージを添えたい」と思う方も多いと思います。結婚祝いに使える英語のメッセージをいくつか紹介します。国際結婚のカップルにメッセージを贈る際にも良いです。

結婚祝いのメッセージは祝福の気持ちを伝えることが大事

結婚のメッセージは、祝福する気持ち、相手の幸せを祈る気持ち、いつも言えない感謝の気持ちなどを率直に綴るのがおすすめです。この3つをメッセージに入れると気持ちが伝わりやすい言葉が贈れます。

人生の門出を迎えたふたりの背中を押すような応援する気持ちを伝えれば、きっと喜んでもらえます。

今だから伝えられるメッセージをぜひ伝えてみてください。

まとめ

結婚祝いのメッセージの例文とマナーを紹介しました。友達や親族、同僚など大切な人へ結婚祝いのプレゼントを贈る際には、ぜひ祝福の気持ちを伝えるメッセージカードを添えて贈りましょう。

結婚祝いのメッセージには縁起の悪い言葉はタブーとされているので、いくつか注意が必要な言葉もあります。マナーを把握した上で、相手に合わせた言葉を使い、相手に気持ちよく受け取ってもらえるメッセージを贈るのが大切です。

相手によっては照れ臭く感じることもあるかもしれませんが、人生の門出を迎える大切な人へメッセージを贈って、祝福しましょう。