物名 | フェイジョア |
学名 | Acca sellowiana |
英名 | Feijoa |
科目/属性 | フトモモ科アッカ属 |
原産地 | 南米 |
日当たり | 日当たりの良い屋外 |
温度 | 最低‐5℃以上をキープ |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから) 秋冬:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)2〜3日後 |
肥料 | 緩効性肥料、液体肥料 |
剪定時期 | 3月~4月 |
今すぐフェイジョアを見たい方は、下記ページより確認できます。
[https://andplants.jp/collections/accasellowiana]フェイジョアの特徴
フェイジョアは、マットな緑色の丸葉がおしゃれな植物です。葉裏はシルバーがかった色味をしているため、眺める角度によって葉色のコントラストを楽しめます。
葉っぱだけでなく、エキゾチックな花や実も特徴です。暑さ寒さに強く育てやすいので、屋外で楽しむ植物として人気があります。
室内で育てると、紫外線不足で生育不良になりやすいので、日当たりの良い屋外で育ててください。寒さには強いですが、霜雪に当たると落葉したり葉が傷みます。
冬も美しい葉を維持したい場合は、霜雪が当たらない場所に移動させましょう。
フェイジョアの毒性について
フェイジョアは、人間に対して毒性はありません。フェイジョアはフルーツとしても知られており、果実は食べることができます。
ただし、未成熟だったり食用品種ではなかったりした果実の場合は、お腹を壊す可能性があります。果樹として育てたい場合は、品種に注意してください。
人間には毒性がありませんが、猫は軽い中毒症状を起こす危険があります。ペットとして猫を飼っている方は、フェイジョアの花や実を猫が口にしないように気を付けましょう。
もし猫が口にした場合は、動物病院へ相談すると安心です。
フェイジョアの花言葉
フェイジョアの花言葉は「情熱に燃える心」「実りある人生」です。
花言葉「情熱に燃える心」は、フェイジョアの白~ピンク色のしべが燃えるような赤色であることから名付けられています。
「実りある人生」の花言葉は、晩春から初夏にかけて多くの実を付ける姿が由来です。
「情熱に燃える心」は、就職祝いや開店祝い、開業祝いなどにぴったりの花言葉。「実りある人生」は、誕生日祝いや新築祝い、昇進祝いなどに喜ばれるでしょう。
ただし、フェイジョアは1株では果実を付けない植物です。花言葉に合わせて果実を付ける姿をプレゼントしたい方は、異なる品種を2鉢一緒にプレゼントしてください。
フェイジョアの風水
フェイジョアには「金運」「仕事運」を高める風水効果があるとされています。
植物の丸い葉は、風水では小判やコインなどのお金に例えられるそうです。そのため、金運に効果的とされます。
また、丸みを帯びた葉は「調和」や「安定」を象徴するため、人間関係を円滑にすると信じられています。私生活や仕事上の人間関係が円滑になるほど、仕事の成果も上がりやすくなるでしょう。
フェイジョアは上向きにぐんぐん育つため、陽の気を発するとされています。風水では、陽の気は成長や発展に大きく関わる運気なので、「金運」「仕事運」に効果的とされているそうです。
フェイジョアは就職祝いや新築祝い、開店祝いなど、これからお仕事を頑張る方へおすすめの風水効果を持っています。風水を期待してプレゼントを探している方は、ぜひ贈ってみてはいかがですか。
フェイジョアの育て方

フェイジョアの育て方のコツを下記にまとめました。
- 置き場所と日当たり
- 温度
- 水やりの頻度
- 肥料
- 剪定方法
また、先にフェイジョアの葉や幹などの樹形を見たい方は、下記ページより確認できます。
[https://andplants.jp/collections/accasellowiana]置き場所と日当たり

フェイジョアは日当たりと風通しの良い屋外を好みます。
非常に日光を好む植物なので、基本的に室内では生育できません。葉に張りがなくなったり、葉がポロポロと落ちたりします。
1年を通して、日当たりの良い屋外で育ててください。寒さにも強いため、冬も屋外で問題ありません。
ただし、急な寒波や長期間続く霜雪に当たり続けると、葉が傷んだり落ちたりします。春には新芽が綺麗に出てきますが、長期間の極端な寒さに当たらないような場所に移動させておくと、より安心です。
温度

フェイジョアは寒さに強い植物です。最低‐5℃程度まで耐えられます。
暑さにも強いので、1年を通して屋外で管理してください。品種によっては-10℃まで耐えるフェイジョアもありますが、極端な寒さに当て続けると株が傷みます。
急な寒波や長期間の大雪などの場合は、軒下や明るい室内に移動させると安心です。
地植えしているため移動できない場合は、株に雪が積もらないように、定期的に雪落としや雪囲いをして工夫しましょう。
水やりの頻度

フェイジョアの水やりを季節別に大まかに紹介します。
- 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)
- 秋冬:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)2〜3日後
春夏の生育期には、土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)鉢底から水が流れるくらいに、しっかり水やりをしてください。ただし、水のやりすぎや受け皿の溜め水は根腐れの原因になります。
水やり後は、受け皿に溜まった水は小まめに捨てることが重要です。気温の下がる秋からは土の渇き具合を見ながら、徐々に水やりを控えましょう。
冬は手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)2~3日後に水やりをします。
気温の低い時間帯に水やりや葉水を行うと逆効果になるので、暖かい時間帯に行ってください。冬の水やりは常温~40℃程度の温いお湯を与えると、冷水による根傷みを防げます。
フェイジョアを地植えしている場合は、植え付け直後や雨が全く降らない時期を除いて水やりはあまり必要ありません。冬は断水しても全く問題ないので安心してください。
お忙しくて水やりチェックを丁寧に行えない場合は、下記水やりチェッカーを利用すると水やりのタイミングが目視で確認でき、失敗しにくいです。水やり管理に悩む方は、ぜひ使ってみてください。
[https://andplants.jp/products/watering_checker_sustee_large_single]肥料

フェイジョアには生育期の5~10月に2か月に1度置き肥を置くか、水に薄めた液肥を2週間に1度のペースで水やり代わりに与えてください。
冬は生育が緩慢な時期なので、肥料は与えません。
フェイジョアは生育期に葉を多く出すので肥料を必要とします。大株になると、多くの花も咲かせるようになるので、肥料を与えるようにしてください。
大株のフェイジョアに花を咲かせたい場合は、リン酸を多く含んだ液肥を与えると効果的です。ただし、肥料の与えすぎは根を傷めるため、与えるペースや時期はしっかり守りましょう。
下記の肥料はリン酸を多く含み、マグネシウムも配合されています。花を咲かせる栄養素も多く、葉色を濃くする効果も高いため、ぜひ使用してみてください。
[https://andplants.jp/products/evo_solid_fertilizer_for_green]剪定方法

フェイジョアの剪定時期は3~4月です。傷んだり茂りすぎたりした枝葉を剪定します。
枯葉や元気のない枝は、付け根の部分で剪定してあげてください。主幹となる枝は真っすぐ伸ばし、株の内側が細かい枝葉で込み合わないように剪定することがポイントです。
株の内側が込み合うと、害虫や病原菌発生の原因となります。株の内側に風や日光が入るように剪定してください。
フェイジョアは5~6月に開花します。剪定タイミングが遅れると、蕾の付いた枝を切り落としてしまうため、剪定時期には注意しましょう。
[https://andplants.jp/products/sakagen-flower-shears]フェイジョアのよくあるトラブルと対処法

ここではフェイジョアにトラブルが起きたときの対処法を解説します。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。
主なトラブルは以下の3つです。
- 根腐れ
- 根詰まり
- 葉焼け
それぞれ詳しく見ていきましょう。
根腐れ
根腐れでは、以下の症状が見られます。
- 水をあげても元気にならない
- 葉が落ちやすい
- 葉が茶色・黄色に変色している
- 幹や枝の根元が柔らかい
- 土から腐敗臭がする
- 土の表面にカビが生えている
- 根が黒く変色している
根腐れは、土の中の酸素濃度が低下して細菌叢が変化し、有機物の腐敗が進むことで有害なアンモニアが発生し、土壌環境が悪くなることで発症します。
また、常に土が湿っている状況では根が呼吸することができず、細胞が死んでしまいます。
これが原因で、根から水を吸い上げることができなくなり、植物体に水を供給することができなくなることで死んでしまう現象です。
受け皿に水を溜めていると、常に土が湿りすぎてしまうので、注意してください。
根腐れの対処法は以下の通りです。
- 鉢から植物を抜き、悪い土を落として水はけのよい土に交換する
- 根の傷んでいる部分、腐っている部分をカットする
- 殺菌剤に浸す
- 発根剤を与えてみる
- 傷んだ葉を取り除く
- 枯れた枝や葉を切り取る
根腐れが起こった場合は、鉢を入れ替えて土の環境を変えることが大切です。傷んでしまった根は取り除き、健康な状態が取り戻せるような環境を作りましょう。
有害物質の吸着に効果的な珪酸塩白土・ゼオライトなどを用土に混ぜ込むことで、水はけ改善と根腐れを防止することができます。
根腐れが起こると葉にハリがなくなり、しおれたような姿になります。重度の根腐れの場合は、株元がぶよぶよになり黒く腐ることも。
水やり後に受け皿に水を溜める方も多いと思います。滞留している水は細菌が増えやすく、根腐れを引き起こす原因になるので、こまめに溜まった水は捨ててください。
また、生育が緩慢な冬に水やりをしすぎると根腐れしやすい点にも注意しましょう。
フェイジョアを地植えで育てている場合、根腐れは起こりにくいです。しかし、水はけが悪い場合は、根腐れの症状が起きるかもしれません。
症状を確認した場合は、腐葉土や赤玉土などを透き込んで土壌改良をしましょう。
根詰まり
根詰まりとは、鉢の中で根がいっぱいになることで起きる症状。根詰まりの症状は以下の通りです。
- 水が浸透しづらくなる
- 底から根が出てくる
- 葉が黄色くなる
- 下葉が枯れやすくなる
長年植え替えていない場合に、上記のような症状が現れます。フェイジョアは根詰まりで枯れることは滅多にありませんが、放置してしまうと生育によくありません。
フェイジョアを現在の鉢より1~2つ上の大きい鉢に植え替えることで、上記の症状はほとんど解消されるでしょう。
植え替えを行う時期は、春~秋の生育温度15~25℃の時期が適しています。気温が高すぎる真夏や寒い冬には、植え替えはしないようにしてください。
フェイジョアを地植えしている場合は、根詰まりは起こりにくいので安心してください。ただし、フェイジョアを植えている周囲の土が踏み固められている場合は、根詰まりと同じような症状が現れることがあります。
もし地植えのフェイジョアで根詰まりと同じような症状が合わられた際は、土に空気が入るように耕してあげるとよいです。腐葉土やベラボンなどを透き込むのも効果があります。
葉焼け
葉焼けでは、以下の症状が起きます。
- 葉の色素が抜けて白くなっている
- 葉の一部が茶色~黒色に枯れている
真夏の直射日光を浴びすぎると葉が傷んで「葉焼け」というトラブルが発生します。
フェイジョアは日当たりを好む植物ですが、真夏の強い日差しに当たり続けると葉焼けすることがあります。
葉焼けの症状に気がついたら、早めに置き場所を移動させましょう。対処法は以下の通りです。
- 真夏の直射日光が当たっている場合は遮光ネットや寒冷紗で遮光する
- 葉焼けした部分はカットする
葉焼けが起こる場合は、日光が当たりすぎている可能性が高いため、直射日光に当てないような措置を取りましょう。
また、一度焼けてしまった葉は二度と元に戻りません。傷んだ葉はカットし、新しい健康な葉が生えてくるのを待ちましょう。
葉焼けは、暗い場所から急に直射日光が当たる場所へ移動させた際にも起こるトラブルです。「暗いお部屋で葉が落ち始めたから、慌てて直射日光の当たる屋外に移動したら葉焼けした」といった例はよくあります。
日頃から屋外の日当たりの良い場所に置いて、直射日光に慣れさせておくと安心です。
フェイジョアの害虫トラブルと対処法

1年を通して屋外で元気に育つフェイジョアにも害虫トラブルは存在します。
発生しやすい害虫トラブルは、以下の6つです。
- ケムシ
- コナジラミ
- ハダニ
- アブラムシ
- カイガラムシ
- コバエ
害虫によるトラブルが発生したときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。
ケムシ
ケムシの症状は以下の通りです。
- 花や葉が食べられる
- 見た目が悪くなる
一年中、屋外で育てるフェイジョアはケムシの被害に、比較的遭いやすい植物です。ケムシの種類によっては、毒を持っていたり葉を一斉に食べきったりします。
見た目が悪くなるだけでなく、フェイジョアの成長にも悪影響を与えるので、見つけ次第早めに対処しましょう。
ケムシの対処法は以下の通りです。
- ケムシを直接取り除く
- ケムシのいる枝葉を切り取る
- ケムシに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
- お庭管理サービスをしてくれる専門業者に任せる
ケムシの種類によっては、毒を持っている場合があります。強力な毒針毛を持つケムシもフェイジョアに発生することがあるので、対処する際は手袋をしましょう。
地植えしている大きなフェイジョアの場合は、長袖長ズボンやマスクでなるべく肌を覆っておくと安心です。
殺虫剤を撒く場合は、フェイジョアから離れた風上から散布します。風下の場合、殺虫剤がかかったりケムシの毒針毛が風で飛んできたりすることがあるためです。
殺虫作業が大変な場合は、殺虫剤散布を行ってくれるお庭サービスのあるお花屋さんや庭管理専門業者に相談するのも良いでしょう。
コナジラミ
コナジラミの症状は以下の通りです。
- 葉がカスリ状に薄くなる
- 葉の裏に小さな虫がついている
- 葉が変形する
- 黒いカビ(すす病)が発生している
コナジラミは繁殖力が強い非常に厄介な害虫です。成虫は細長いはねを持つため、他の植物で繁殖する危険性もあるので、早めに対処を行いましょう。
コナジラミの対処法は以下の通りです。
- コナジラミが発生している葉はカットする
- 葉の表裏、付け根や茎も水で洗浄する
- 黄色い粘着シートを使用する
- コナジラミに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
コナジラミは、黄色い色に集まる習性があります。そのため、黄色い粘着シートをフェイジョアの周囲に置いておくと、自然と成虫を捕まえることが可能です。
成虫を駆除し続ければ、卵を産み付けられることも少なくなるため、徐々に被害を抑えることができるでしょう。コナジラミ専用の黄色い粘着シートは、園芸店やホームセンター、インターネットなどで手に入ります。
コナジラミには、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン)の使用も効果的です。ただし、薬剤散布は使用回数を守らないと、美しい葉に黒点が付いたり株が弱ったりするため、注意してください。
2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
ハダニ
ハダニの症状は以下の通りです。
- 葉にクモの巣のような糸がついている
- 葉の裏に小さな虫がついている
- 葉に斑点や傷がある
- 葉の色がかすれたように薄くなり枯れている
ハダニは繁殖力の強さと、薬剤耐性を持つ非常に厄介な害虫です。
放っておくと糸を張って大量発生する危険性もあるので、早めに対処を行いましょう。
ハダニの対処法は以下の通りです。
- 傷んだ葉はカットする
- 葉の表裏、付け根や茎も水で洗浄する
- ハダニに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
ハダニは乾燥した環境で発生しやすい害虫です。乾燥しやすい晩秋以降に、フェイジョアの葉に発生しやすいので注意してください。
フェイジョアを冬に室内へ移動させた場合は、ハダニが増えやすいため、気を付けましょう。
ハダニが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン)の使用が効果的です。ただし、薬剤散布は使用回数を守らないと、美しい葉に黒点が付いたり株が弱ったりするため、注意してください。
2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
葉を常にきれいな状態を保つために、霧吹きによる葉水は必須と言えます。ハダニが発生した場合は、シャワーで優しく洗い流すなどの管理も必要です。
[https://andplants.jp/products/groriapro5]アブラムシ
アブラムシの症状は以下の通りです。
- 新芽が萎縮している
- 葉が縮れている
- 新芽に虫が付いている
- 葉や幹がベタベタしている
アブラムシは繁殖力が強いため短期間で増え、ウイルスを媒介する厄介な害虫です。
アブラムシの対処法は以下の通りです。
- 縮れた葉はカットする
- アブラムシを取り除く
- 伸びすぎている茎は剪定して短くする
- アブラムシに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
アブラムシが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン)を使用すると効果があります。ただし、薬剤散布は使用回数を守らないと、美しい葉に黒点が付いたり株が弱ったりするため、注意してください。
2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
アブラムシは柔らかい新芽に集まりやすいため、フェイジョアの新葉が出始めた際は気を付けておきましょう。
カイガラムシ
カイガラムシの症状は以下の通りです。
- 貝殻のような殻を被ったり、粉状の物質で覆われたりしている虫が葉の付け根や幹についている
- 黒いカビ(すす病)が発生している
- 葉や幹がベタベタしている
カイガラムシは繁殖力の強さと薬剤耐性のある厄介な害虫です。
放っておくとフェイジョアの生育が弱まり枯れる恐れもあるので、早めに対処を行いましょう。
カイガラムシの対処法は以下の通りです。
- 柔らかい布やブラシで擦り取り除く
- 茂り過ぎている枝葉は剪定して風通しをよくする
- カイガラムシに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
カイガラムシが発生したら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど)を使用するのが効果的です。ただし、薬剤散布は使用回数を守らないと、美しい葉に黒点が付いたり株が弱ったりするため、注意してください。
カイガラムシの成虫には殺虫剤が効きにくいので、幼虫の時期である5~7月に使用するとよいでしょう。
既に貝殻をかぶっている成虫は、柔らかいブラシや布で擦り取ってください。
コバエ
コバエの症状は以下の通りです。
- 土に虫が湧く
- コバエが植物の周囲を飛んでいる
コバエ自体は植物に無害ですが、観葉植物を育てるうえでは不快害虫です。
放っておくとコバエは増えていくので、早めに対処を行いましょう。
コバエの対処法は以下の通りです。
- 発酵不十分な堆肥や有機質肥料を与えることをやめる
- 土上2~3㎝を取り除き、新しい土に植え替える
- 土の表面に無機質な素材(赤玉土・鹿沼土・砂利など)を敷く
- トラップを仕掛ける
- コバエに効果のある殺虫剤を噴霧する
水はけが悪い土でフェイジョアを育てている方は、土が乾燥しにくくコバエが発生しやすいので注意してください。
コバエが発生したら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど)を使用するのが効果的です。ただし、薬剤散布は使用回数を守らないと、美しい葉に黒点が付いたり株が弱ったりするため、注意してください。
コバエのトラップは食器用洗剤やお酢、めんつゆなどで作ることができます。植物の近くに置いておくと、簡単にコバエを捕殺できるでしょう。
コバエは、発酵不十分な腐葉土やバーク堆肥、有機質肥料の匂いに引き寄せられます。
そのため、有機質肥料を取り除いたり、土の表面に赤玉土や鹿沼土など3~5㎝程度敷き詰めたりするとコバエ発生を防ぐことが可能です。
フェイジョアの育て方に関してよくある質問

最後にフェイジョアの育て方に関してよくある質問とその答えを以下にまとめました。
- フェイジョアの寿命は?
- フェイジョアの成長速度は?
- フェイジョアの葉が下を向く原因は?
それでは具体的に見ていきましょう。
フェイジョアの寿命は?
フェイジョアのはっきりとした寿命はわかりません。しかし、寒さや暑さに強く育てやすい性質なので上手に育てれば、一生を共にすることのできる植物です。
花を咲かせたい場合は、苗木を植えて3~5年ほど順調に育つと花が多く咲き始めます。果実を楽しみたい場合は、異なる品種のフェイジョアを2本植えて受粉させましょう。
美しい葉や花姿を楽しめるので、ぜひ大事に育ててみてください。
フェイジョアの成長速度は?
フェイジョアの成長速度は比較的ゆっくりです。樹高も最大で3~4m程度なので、お庭に地植えしても大きくなりすぎることはありません。
環境が良ければ、1年で20~30㎝程伸びます。幹や枝が伸びすぎても、定期的な剪定で樹高やバランスをコントロールできるので、初心者にも育てやすいでしょう。
フェイジョアの葉が下を向く原因は?
フェイジョアの葉が下を向く原因は、「日当たり不足」「水切れ」「根腐れ」が考えられます。
フェイジョアは屋外で育てる植物です。室内で育てると日当たり不足、特に紫外線不足で葉が下を向きます。
1年を通して屋外で育てましょう。また、水切れや水のやりすぎによる根腐れで葉に水分が行き渡らず、葉が下を向く場合も多いです。
季節に合わせた適切な水やりを心がけて育ててください。
フェイジョアのまとめ
フェイジョアは日当たりと風通しの良い屋外であれば、簡単に育てることができます。美しい葉色とエキゾチックな花を楽しめる屋外用の観葉植物として活躍するでしょう。
花言葉「情熱に燃える心」「実りある人生」は、就職祝いや結婚祝い、新築祝いなどプレゼントに最適です。金運や仕事運を高めるとされている風水効果は、多くの方に喜んでもらえます。
非常にポジティブな花言葉を持つフェイジョアは記念のギフトにおすすめです。ベランダやテラス、お庭で楽しめる観葉植物をお探しの方は、ぜひフェイジョアを育ててみてはいかがでしょうか。
詳しくは、下記ページより確認できます。
[https://andplants.jp/collections/accasellowiana]