名称
フィカス・ベンジャミナ・バロック
Ficus benjamina barok(英名)
Ficus benjamina barok(学名)
原産地
東南アジア、インド
花言葉
「融通の利く仲間」「信頼」
環境に適応しやすく、育てやすいことから「融通の利く仲間」や「信頼」の花言葉がつきました。
特徴
葉が小さくカールしている姿が可愛い観葉植物です。定番の観葉植物「ベンジャミンゴムの木」の新しい品種で、近年人気が出てきています。新芽の淡い緑と、葉の濃い緑のコントラストが美しい植物です。
風水
金運アップ・健康運アップ・魔除け・厄除けの風水効果があるとされています。金運を上げたければ西側、健康運だと北、魔除け厄除けだと鬼門の北東、または裏鬼門の南西がおすすめです。温度
5℃以上適温は10℃以上ですが、寒さに強いので、温度管理に敏感になりすぎる必要はありません。屋外で育てている場合、外気温が5℃以下になるときは室内に移動させるようにしましょう。
日当たり
直射日光を避けた日当たりのいい場所で管理しましょう。普段は窓際に置いておき、時々外に出して日光浴させるのがおすすめです。
水やり
春から秋は土の表面が乾燥したら、たっぷり水やりをしましょう。冬は土の表面が乾燥してから2,3日後に水やりをしてください。
注意点
新芽がどんどんと生えてくるので、定期的に剪定をしてください。剪定する際に切り口から白い液体が出てくるのですが、その液体でかぶれることがあるので注意しましょう。
よくあるトラブルと対処法
【根腐れ】
水やりの頻度が多い・風通しが悪い・水はけの悪い土を使用している・植物の根のボリュームが鉢の体積に対して少なすぎる、といった状況になると土の中の酸素濃度が低下してアンモニアが発生します。有毒なアンモニアが根圏環境を悪くし、土中の微生物菌叢を悪化させることで、根腐れが引き起こされます。根腐れは、さらに根がふやけて細胞が死ぬことで、水を引き上げる機能が低下して、植物体に水分が行きわたらなくなります。
症状
・水をあげても全体的に元気がない
・土がいつまでも乾かない
・葉がよく落ちる
・葉が茶色や黄色に変色している
・幹や根本がブヨブヨしている
・土からツンとした腐敗臭がする
・土の表面にカビが生える
・水やりをしても吸収しない、吸収が遅い
・根が黒く変色する
対処法
・鉢から植物を抜き土をなるべく落とす
・傷んだ根や腐っている部分はハサミでカットする
・適切なサイズの鉢を選び、水はけの良い清潔な土に植える
・水やりを控え風通しの良い明るい日陰で管理する
・活力剤を与える
【根詰まり】
根詰まりは、植物の根が成長し、鉢の中が根で一杯になる現象のことです。根詰まりが起きると根が水や栄養素を吸えなくなり、枯れてしまう可能性があります。
症状
・水切れがしやすい
・葉の色が悪い
・葉が黄色くなって枯れる
・鉢底から根がはみ出している
・新芽が小さかったり、下葉が黄色い
対処法
・傷んだ根や伸びすぎた根をカットし整理する
・一回り大きなサイズの鉢の植える
・傷んだ茎や葉をカットして株を整える
・土は水はけの良い清潔な土に代える
・水やりを控え風通しの良い明るい日陰で管理する
【葉焼け】
葉焼けは、強い日差しで葉が焼けて傷んでしまうトラブルです。特に夏場の直射日光には注意が必要になります。斑入りの品種は特に葉焼けを起こしやすいので、日当たりが良すぎない場所に置くようにしましょう。一度焼けた葉は二度ともとには戻らないため、早めにカットすることで次の新芽をだします。
症状
・葉の色が悪くなっている
・白く色素が抜けたように葉が痛む
・葉の一部が茶色く枯れる
対処法
・置き場所の日当たりが強すぎないかを確認する
・直射日光の場合は、カーテンで遮光する
・日照時間を短くする
・葉焼けしてしまった部分をカットする
・新しい葉が出るのを待つ
【ハダニ】
植物の葉の色が薄くなってきた場合はハダニの可能性が高いです。ハダニは繁殖力が強く、薬剤耐性のある厄介な害虫です。葉の裏や表にクモのように糸を張って集団で発生することがある。以下の症状がある場合は、すぐに対処してください。
症状
・葉や葉の付け根にクモの巣のような糸がついている
・葉の裏に小さな虫が付いている
・無数の白い斑点や黄色い斑点がある
・かすり状の傷がたくさんついている
・葉の色が薄くなっている
・葉の色が灰色なって枯れる
対処法
・被害が出ている葉は切り落とす
・葉の表面、裏、付け根、茎を満遍なく水で洗浄する(ハダニの数が少ない場合)
・2倍に薄めた牛乳をハダニが発生した部分に噴霧する。
・重槽と水を混ぜたものを噴霧する。
・飲用よりも濃いコーヒーをスプレーする
・酢を10倍に薄めてスプレーする
・殺虫剤を散布する