植物名 | コルジリネ |
学名 | Cordyline |
英名 | Cordyline |
科目/属性 | キジカクシ科コルジリネ属 |
原産地 | オーストラリア、ニュージーランド |
日当たり | 日当たりのよい置き場所(屋外) |
温度 | 品種によって異なる |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから) 秋冬:手で土を触って水分を感じなくなって(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)一週間程度あけた後 |
肥料 | 緩効性肥料、液体肥料 |
剪定時期 | 5~10月 |
育てやすさ | ★★★★★ |
コルジリネの特徴
コルジリネは、細い葉を放射線状に広げるインテリア性の高い観葉植物です。品種によって赤やピンク、緑などの葉色が豊富で斑入りの種類もあります。
日当たりを好む植物であるため、基本的には屋外の明るい場所で育ててください。耐寒性はありますが、品種によって違いがあるため注意が必要です。
シャープでかっこいい葉姿は、屋外のエクステリアに人気があります。寒さには強いですが、0℃以下が続く環境では鉢植えとして育てて冬は明るい室内に移動させましょう。
コルジリネは、インテリアだけでなくエクステリアやガーデニングにも活躍する素敵な植物です。
コルジリネの花言葉
コルジリネの花言葉は「幸せな交際」。恋人へのプレゼントに喜ばれます。
花言葉「幸せな交際」は、人間関係だけでなくビジネス関係にもおすすめです。開店祝いや新事業立ち上げのお祝いにもいかがでしょうか。
乾燥にも強く育てやすいので、初めて植物を迎える方も育てやすい植物です。玄関やベランダ、玄関などのエントランス付近に飾るとおしゃれです。
幸せな交際のためにも、素敵なコルジリネを選んでプレゼントしてみてください。
コルジリネの風水
コルジリネは、「出会い運」「恋愛運」を高める風水効果があるとされています。ハワイでは、魔除けの力によって悪い気を追い払って良縁を引き寄せると言われており、人気の植物です。
風水的には、葉先が鋭い植物は邪気払いの効果があるとされています。そのため、気の入り口である玄関や窓際に置くと、悪い気を払って良い運気を運んでくれるかもしれません。
出会い運や恋愛運を高めたい方へプレゼントすると喜ばれるでしょう。ただし、風水効果は植物を置くだけでは不十分です。
置く場所の整理整頓を日頃から行い、元気なコルジリネとして育ててください。
関連記事:観葉植物の風水|場所と効果別のおすすめ
コルジリネの種類や品種
コルジリネは20種類ほどあるとされています。ここでは人気のコルジリネ5品種を紹介します。
- コルジリネ・オーストラリス・レッドスター:赤紫色の深い色合いが特徴
- コルジリネ・ターミナリス・アトム:鮮やかな赤色がシックな暗赤色に変化
- コルジリネ・ピンクパッション:ピンク色の葉に紫のストライプが入る
- コルジリネ・エレクトリックピンク:赤みのあるピンク色の葉に紫のストライプが入る
- コルジリネ・ストリクタ:細長くシャープな緑葉が特徴
コルジリネには、さまざまな葉色や形があるので、イメージに合ったものを選んで育ててください。プレゼントの場合は、贈る相手のイメージに合わせて贈ると喜ばれるかもしれません。
ピンクパッションとエレクトリックピンクは非常に似た葉色をしていますが、ピンクパッションの方が明るいピンク色です。
コルジリネの育て方
コルジリネは、初めて植物を育てる方にもおすすめの植物ですが、育て方にはポイントがあります。
ここでは、コルジリネの育て方について解説します。育て方のポイントを押さえて、適切に育てることができれば、美しい姿で元気に育ち続けるでしょう。
置き場所と日当たり
コルジリネは日当たりと風通しのよい環境を好みます。ただし、真夏の直射日光や西日などの強光に当たると葉焼けの原因になるので、注意が必要です。
基本的には、屋外で育ててください。真夏に直射日光が当たる場合は半日陰に移動させるとよいでしょう。
耐陰性もあるため明るい室内でも育ちますが、室内で管理する場合はしっかり日差しが入る場所で育てることが重要です。ほとんど日の光が入らないような暗すぎる場所では軟弱に育ち葉色が悪くなったり葉模様が薄くなったりします。
最低気温が-5℃以下の環境が続く地域では、鉢植えとして育ててください。冬には明るい室内に移動させると安心です。
温度
コルジリネは寒さに強い植物です。多くの品種は-5~0℃くらいまで耐えるので、関東甲信越以南では地植えでも楽しむことができます。
屋外で育てる場合、-5℃以上で軽い霜や雪程度であればそのままでも問題ありません。ただし、-5℃以下が続く環境や強い霜や雪が降る地域では、地植えはせず鉢植えとして育ててください。
冬の窓際は屋外と変わらないくらいに冷え込みます。屋外の気温が-5℃以下になる場合は、窓際から離した場所で管理すると育てやすいです。
暖房が直接当たると乾燥が原因で枯れる恐れもあるので、当たらない場所に置きましょう。
水やりの頻度
- 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)
- 秋冬:手で土を触って水分を感じなくなってから(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)一週間程度あけた後
春夏の生育期には、手で土を触って水分を感じなくなったら鉢底から水が流れるくらいに、しっかりと水やりしてください。ただし、水のやりすぎや受け皿の溜め水は根腐れの原因になります。
生育期を屋外で育てる場合は、ほぼ毎日水やりになると思います。しかし、土が湿っていれば無理に水やりせず、乾いてから早朝または夕方の涼しい時間帯に水やりをすることが重要です。
乾燥に強い植物なので、乾燥気味に育てても問題ありません。地植えの場合は、植え付け時と夏の雨が降らない時に水やりするくらいです。
冬は手で土を触って水分を感じなくなってから(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)一週間程度あけて水やりをします。この時期は空気が乾燥するので、水やりと一緒に葉水も与えるとイキイキとした元気な葉を維持しやすいです。
ただし、気温の低い時間帯に水やりや葉水を行うと逆効果になるので、温度が高い時間帯や室温が上がったタイミングで行ってください。
もし、鉢植えの水やり頻度に困ったときは、水やりチェッカーの利用もおすすめです。
肥料
コルジリネには生育期の5~7月、9~10月に2か月に1度置き肥を置くか、水に薄めた液肥を2週間に1度のペースで水やり代わりに与えてください。真夏と冬は生育が緩慢な時期なので、肥料は与えません。
コルジリネの葉を茂らせたり艶を出したりしたい場合は、土に混ぜ込んだ元肥以外に追肥もしましょう。ただし、肥料の与えすぎは根を傷めるため、与えるペースや時期はしっかり守ってください。
剪定方法
コルジリネの剪定時期は5~10月です。古い葉や傷んだ葉を剪定します。
枯葉や元気のない葉は、葉を真下に優しく引っ張ると、綺麗に取り除くことが可能です。しかし、元気な葉を剪定する場合は、葉の付け根付近をハサミで切ってください。
幹に葉が残っていても、時間が経つとぽろっと取れます。元気な葉を無理に取り外そうとすると、幹が傷む可能性があるので気を付けましょう。
コルジリネは1本の幹が真っすぐ上に伸びていきます。そのため、幹を切る剪定はあまり必要ありません。
先端の中心部の芽を摘み取ると脇芽が出てきますが、脇芽の生育は遅いため幼い苗の時に先端を摘み取らないように注意してください。
コルジリネのよくあるトラブルと対処法
シャープな葉姿がかっこいいコルジリネですが、トラブルも存在します。
ここではトラブルが起きたときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。
根腐れ
根腐れでは、以下の症状が見られます。
- 水をあげても元気にならない
- 土がなかなか乾かない
- 葉が落ちやすい
- 葉が茶色・黄色に変色している
- 幹や幹の根元が柔らかい
- 土から腐敗臭がする
- 土の表面にカビが生えている
- 根黒く変色している
根腐れは、土の中の酸素濃度が低下して土中の細菌叢が変化し、有機物の腐敗が進むことで有害なアンモニアが発生し、土壌環境が悪くなることで発症します。
また、常に土が湿っている状況では根が呼吸することができず、細胞が死んでしまいます。これが原因で、根から水を吸い上げることができなくなり、植物体に水を供給することができなくなることで死んでしまう現象です。
根腐れの対処法は以下の通りです。
- 鉢から植物を抜き、悪い土を落として水はけのよい土に交換する
- 根の傷んでいる部分、腐っている部分をカットする
- 少量の水を与え、風通しがよく明るい日陰で管理する
※1週間を目安に水が乾くコンディションで管理する - 発根剤を与えてみる
- 傷んだ葉を取り除く
- 枯れた枝を切り取る
根腐れが起こった場合は、鉢を入れ替えて土の環境を変えることが大切です。傷んでしまった根は取り除き、健康な状態が取り戻せるような環境を与えてあげましょう。赤玉土・ゼオライトなどを用土に混ぜ込むことで、水はけと根腐れを防止することができます。
枝先がダメになっている場合は、生きている部分までカットし、新しい葉を出すことで回復させます。根元から腐っている場合は、無事な部分で切り取り、挿し木にして発根させて回復させましょう。
根腐れが起こると枝が垂れ、新芽を残すために古い葉を落とす現象が見られます。重度の根腐れの場合は、新芽や枝の先から枯れることがあるので注意が必要です。
関連記事:観葉植物の根腐れ|対処法や見分け方の紹介
根詰まり
根詰まりとは、鉢の中で根がいっぱいになることで起きる症状。根詰まりの症状は以下の通りです。
- 水が浸透しづらくなる
- 底から根が出てくる
- 葉が黄色くなる
- 鉢にヒビが入る
特に春夏の成長期で一気に伸びてしまうと上記のような症状が起きてしまいます。すぐに枯れる要因にはなりませんが、放置してしまうとコルジリネに悪影響です。
対処法はコルジリネの植え替えをすること。
コルジリネを現在の鉢より1つ上の大きい鉢に植え替えることで、上記の症状はほとんど解消されるでしょう。植え替えを行う時期も春夏の成長期が最も適しています。
関連記事:観葉植物の根詰まり|症状や対処法について
葉焼け
葉焼けでは、以下の症状が起きます。
- 葉の色素が抜けて白くなっている
- 葉の一部が茶色く枯れている
強い日差しを浴びすぎると葉が傷んで「葉焼け」というトラブルが発生します。
葉焼けの症状に気がついたら、早めに置き場所を検討し直すことが必要です。
対処法は以下の通りです。
- 直射日光が当たっている場合はカーテンなどで遮光する
- 葉焼けした部分はカットする
葉焼けが起こるということは、日光が当たりすぎている可能性が高いため、直射日光に当てないような措置を取りましょう。
また、一度焼けてしまった葉は二度と元に戻りません。傷んだ葉はカットし、新しい健康な葉が生えてくるのを待ちましょう。
関連記事:観葉植物の葉焼け|原因や対処法の紹介
コルジリネの害虫トラブルと対処法
コルジリネには害虫トラブルも存在します。
害虫によるトラブルが発生したときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。
ハダニ
ハダニの症状は以下の通りです。
- 葉にクモの巣のような糸がついている
- 葉の裏に小さな虫がついている
- 葉に斑点や傷がある
- 葉の色がかすれたように薄くなり枯れている
ハダニは繁殖力の強さと、薬剤耐性を持つとても厄介な害虫です。
放っておくと糸を張って大量発生する危険性もあるので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 傷んだ葉はカットする
- 葉の表裏、付け根や茎も水で洗浄する
- ハダニに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
ハダニが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン)を使用するのが効果的です。2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
そもそもハダニは、こまめな霧吹き・葉をふき取りきれいにすることを怠らなければ発生しません。
常にきれいな状態を保つために、霧吹きの購入は必須といえます。月に一度はシャワーで洗い流すなどの管理も必要です。
アブラムシ
アブラムシの症状は以下の通りです。
- 新芽が萎縮している
- 葉が縮れている
- 新芽に虫が付いている
- 葉や幹がベタベタしている
アブラムシは繁殖力が強いため短期間で増え、ウイルスを媒介する厄介な害虫です。
放っておくとコルジリネの生育が弱まり枯れる恐れもあるので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 縮れた葉はカットする
- アブラムシを取り除く
- 茂り過ぎている枝葉は剪定して風通しをよくする
- アブラムシに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
アブラムシが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン)を使用すると効果があります。2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
カイガラムシ
カイガラムシの症状は以下の通りです。
- 貝殻のような殻を被ったり、粉状の物質で覆われたりしている虫が枝葉についている
- 黒いカビ(すす病)が発生している
- 葉や幹がベタベタしている
カイガラムシは繁殖力の強さと薬剤耐性のある厄介な害虫です。
放っておくとコルジリネの生育が弱まり枯れる恐れもあるので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 柔らかい布やブラシで擦り取り除く
- 茂り過ぎている枝葉は剪定して風通しをよくする
- カイガラムシに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
カイガラムシが発生したら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど)を使用するのが効果的。カイガラムシの成虫には殺虫剤が効きにくいので、幼虫の時期である5~7月に使用するとよいでしょう。
既に貝殻をかぶっている成虫は、柔らかいブラシや布で擦り取ってください。2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
関連記事:観葉植物の白い綿はコナカイガラムシ|対処法と予防法を紹介
コバエ
コバエの症状は以下の通りです。
- 土に虫が湧く
- コバエが植物の周囲を飛んでいる
コバエ自体は植物に無害ですが、観葉植物を育てるうえでの不快害虫です。
放っておくとコバエは増えていくので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 発酵不十分な堆肥や有機質肥料を与えることをやめる
- 土の表面3〜5cmの土を取り除く
- 土の表面に無機質な素材(赤玉土・鹿沼土・砂利など)を敷く
- トラップを仕掛ける
- コバエに効果のある殺虫剤を噴霧する
コバエが発生したら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど)を使用するのが効果的です。コバエのトラップは食器用洗剤やお酢、めんつゆなどで作ることができます。植物の近くに置いておくと、簡単にコバエを捕殺できるでしょう。
コバエは、発酵不十分な腐葉土やバーク堆肥、有機質肥料の匂いに引き寄せられます。そのため、有機質肥料を取り除いたり土の表面に赤玉土や鹿沼土など3~5㎝程度敷き詰めたりするとコバエ発生を防ぐことが可能です。
そもそもコバエは、完熟たい肥を使用した質のよい土であれば発生しません。また、土が常に湿っている状況を避ければ、発生する可能性は低いです。
コバエを発生させないためには、適切な土と水やり管理で育ててください。
コルジリネのよくある質問
最後にコルジリネのよくある質問とその答えを以下にまとめました。
- コルジリネは屋外・室内どちらを好むの?
- コルジリネは地植えできる?
- コルジリネは水耕栽培(ハイドロカルチャー)できる?
- コルジリネとドラセナの違いは?
- コルジリネに適した土は?
- コルジリネは挿し木で増える?適切な増やし方は?
- コルジリネの植え替え時期/植え替え方法は?
それでは具体的に見ていきましょう。
コルジリネは屋外・室内どちらを好むの?
コルジリネは、風通しがよく明るい屋外を好みます。屋内でも育てることはできますが、日当たりがよいほど丈夫な株に育ち、葉色が美しくなるため屋外管理がおすすめです。
ただし、夏の直射日光は葉焼けの原因になります。鉢植えの場合は、半日陰に移動させてください。地植えの場合は、大きなシンボルツリーの木陰にあらかじめ植えておくとよいでしょう。
冬にコルジリネの鉢植えを室内に移動させる場合、窓際は屋外と変わらないくらいに冷え込むので注意してください。特に、屋外が-5℃以下になるような場合は、窓から離した明るい場所で管理してください。
コルジリネは地植えできる?
コルジリネは地植えができます。
寒さに強い植物なので、最低気温が-5℃以上であれば多くの品種は関東以西で地植えが可能です。ただし、強い霜や雪が何日も降り続く場合は、不識布を被せたり株元に敷き藁や腐葉土などをマルチングしたりと対策してください。
対策をせずに強い霜や雪が積もると、葉が寒さで傷んでしまう可能性があります。冬の最低温度が0℃付近であれば、安心して冬越しできるでしょう。
ぜひ、素敵なコルジリネを花壇に植えて楽しんでください。
コルジリネは水耕栽培(ハイドロカルチャー)できる?
コルジリネは水耕栽培(ハイドロカルチャー)できます。
水耕栽培する場合は、コルジリネを鉢から優しく取り出して土を綺麗に取り除いてください。根に付いた土も流水で洗い流しましょう。
その後、セラミスやハイドロボールと一緒に穴の開いていない容器に入れて育てます。幹が伸びたコルジリネであれば、生育期の5~10月に幹を剪定して水に浸けておくと発根して、そのまま育てることが可能です。
コルジリネとドラセナの違いは?
コルジリネとドラセナの違いは、地下茎が肥大した根茎にあります。コルジリネは、地中で地下茎が肥大して太い根茎を形成しますが、ドラセナは根茎を形成しません。
また、コルジリネはニュージーランドが原産地であるのに対して、ドラセナは熱帯アジア~熱帯アフリカが原産です。姿かたちは非常に似ていますが、「コルジリネ属」「ドラセナ属」と属名も異なります。
まったく違う植物として楽しんでください。
コルジリネに適した土は?
水はけのよい土が適しています。コルジリネを水はけの悪い土に植えると、根腐れする可能性が高いので注意してください。
鉢植えでは市販の観葉植物の土に植え付けると安心です。地植えの場合は、植え付ける前に腐葉土や鹿沼土などを混ぜてしっかり耕して水はけを改善しましょう。
もしオリジナルで土を作る場合は、赤玉土やピートモス、鹿沼土、腐葉土、軽石(小粒)などを排水性がよくなるように混ぜ合わせて植えてください。
コルジリネは挿し木で増える?適切な増やし方は?
コルジリネの増やし方は「挿し木」です。
コルジリネの茎や幹を生育期の5~8月に5~10㎝に剪定して、挿し木挿し芽の土や赤玉土に挿します。その後、明るい日陰で土が乾かないように管理することで、1ヶ月ほどして発根・発芽するでしょう。
発根・発芽したコルジリネは、その後1ヶ月ほど育てて植え替えて育ててください。また、コルジリネは根茎ができる植物です。植え替えの時に、太い根茎を3㎝ほど剪定して挿し木しても増やせます。
コルジリネの植え替え時期/植え替え方法は?
植え替え時期は、5~9月です。7月以降に植え替える場合は、猛暑日を避けて植え替えしてください。
鉢の大きさによりますが、およそ1~2年おきに植え替えます。鉢底から根が出てきたり、水やり後に土の吸水が悪かったりする場合も植え替えが必要です。
鉢から根鉢を取り外した後は、根が固まっていたら土と一緒にほぐして、一回り大きな鉢に植えてください。
鉢底から水が流れるくらいに水やりをして、明るい日陰で様子を見ます。その後、元に戻して管理してください。
コルジリネのまとめ
コルジリネは、風通しがよく明るい屋外であれば、一年を通して育てることができます。シャープな葉が放射線状に広がる姿は、おしゃれなエクステリアグリーンとして活躍するでしょう。
「幸せな交際」の花言葉は、恋人やパートナーだけでなくビジネス関係に贈るプレゼントにもおすすめです。「出会い運」「恋愛運」を高めるとされる風水効果は、人間関係を広げたい方に喜ばれます。
ぜひ、屋外で素敵なコルジリネを育ててみてはいかがですか。