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コスモスの花言葉|色別や誕生花、名前の由来

コスモスの花言葉|色別や誕生花、名前の由来

秋に咲く花の代表ともいえるコスモス。ピンク色の花びらが風にそよぐ姿は可憐で秋の哀愁も感じます。

コスモスの花の色はピンクだけではなく、赤やオレンジ、白にチョコレート色と多様に楽しめます。

9月14日はコスモスの日と認定され、ホワイトデーから半年たった日に愛を確かめ合う記念日としてコスモスをプレゼントする日になったそうです。そんなコスモスの花言葉や誕生花、名前の由来をご紹介します。

コスモスの色別花言葉

コスモスは花の色が多様にあり、その色によって花言葉が変わります。

「乙女の純潔」や「優美」「情熱」「調和」「野生の美しさ」「恋の終わり」などさまざまです。贈り物や自分のために購入する際、参考にしてみてください。

ピンク|「乙女の純潔」

一番スタンダードな色とされているピンクのコスモスの花言葉は「乙女の純潔」です。風にそよぐ可憐なかわいらしさからそのような花言葉になったといわれています。

白|「優美」「純潔」

秋の柔らかい日差しに映える美しさから、白のコスモスの花言葉は「優美」「純潔」といわれています。

赤|「情熱」「調和」

赤という情熱的な色そのままに「情熱」という花言葉がついています。また「調和」という花言葉もあるといわれています。

黄色(オレンジ)|「野生の美しさ」「幼い美しさ」

オレンジ色のキバナコスモスはコスモスと同じ属ですが種が違います。キバナコスモスはオレンジ色が濃く、そのたくましさから「野生の美しさ」という花言葉がついたそうです。

黄色のコスモスは品種改良で作られたもの花で、その色は薄い黄色が多く「幼い美しさ」という花言葉がついています。

自然の美しさを表す花言葉が付いている黄色~オレンジのコスモス。そのほかにも、「自分らしさ」の意味を持つ花言葉やお花が気になる方は、「自分らしく」の花言葉の記事で紹介しています。

 チョコレート(黒)|「恋の思い出」や「恋の終わり」

黒や濃い茶色のチョコレートコスモスは「恋の思い出」や「恋の終わり」といったちょっと切ない花言葉がついています。

ほろ苦いチョコレートのイメージからそのような花言葉がついたのではないでしょうか。

他にも恋愛に関係する花言葉やお花が知りたい方は、「一緒にいたい」の花言葉でも紹介しています。

コスモスの誕生花は9月27日

コスモスの誕生花は9月27日

一般的にコスモスは9月27日の誕生花と言われています。

色ごとに黄色のコスモスは10月5日、赤いコスモスは10月6日、白いコスモスは10月14日、ピンクのコスモスは10月22日と分かれています。

コスモスの名前の由来と和名

コスモスの名前の由来と和名

コスモスという名前はギリシャ語の「Kosmos」または「Cosmos」が由来とされ、「美しさ」「秩序」「飾り」という意味があります

ここから星が美しくいつも秩序正しく並ぶ宇宙を「Cosmos」と呼ぶようになったと言われています。

また花のコスモスも、花びらが整然と並ぶ様子からコスモスという名前がついたそうです。

コスモスが渡来した明治時代には「秋桜(あきざくら)」や「大春車菊(おおはるしゃぎく)」と呼ばれていました。

コスモスの特徴

コスモスの特徴
植物名 コスモス
学名 cosmos bipinnatus
科名 キク科
原産地 メキシコ
開花時期 7月~10月

コスモスはキク科コスモス属の植物でメキシコが原産です。暑い地域で育つ花なので日本の暑さにも順応し、野山や道端で自生しているのも見られます。

色はピンクや白、オレンジ、チョコレート色など多様。近年では品種改良が進み、花びらが一重だけでなく八重のものもあります。

秋のフラワーアレンジメントや切り花としても人気です。

コスモスの楽しみ方

通常のコスモスは秋に咲き誇ります。コスモスはとても強い性質なので、日本のどこででも環境さえ揃えば咲くことができます。

コスモスは秋に咲くものと思われがちかもしれませんが、春に種をまく夏咲きのコスモスは7~8月にかけて咲きだすものもあります。

もともとコスモスは日が短くなると咲く性質がありましたが、品種改良を重ね日の長さに関係なく咲く種類があるということです。

コスモスのブーケ

コスモスの「純潔」や「優美」という花言葉から、秋の結婚式のウエディングブーケにも使われています。華やかさと可憐さを演出することができます。

コスモスのアレンジメント

さまざまな色があることからコスモスのアレンジは楚々としていながらも華やかな印象になり人気です。チョコレートコスモスの色は差し色として使われ、香りもチョコレートの匂いがすることからプレゼントするときに話題にすると喜ばれるかもしれません。

コスモスの鉢植え

コスモスは地植えが適していますが、強い植物なので鉢植えでも育てられます。苗は7月頃にホームセンターなどで売られ始めます。土の表面が乾いたら水をあげましょう。日当たりと風通しの良い場所で育ててください。

秋桜(コスモス)と書くのはなぜ?

コスモスは江戸末期から明治にかけて海外から渡来したといわれています。秋に咲く花で桜の花びらと似ていたことから「秋桜(あきざくら)」と名づけられたそうです。

コスモスと呼ばれるようになったのは、山口百恵さんの「秋桜」という歌で秋桜と書いてコスモスと読ませたことから広まったといわれています。

まとめ

コスモスは夏の暑さがおさまってきた頃に野に咲く様子が爽やかですよね。そのたたずまいから老若男女に愛される花だと思います。

通常地植えが多いコスモスですが、最近ではフラワーアレンジメントのアクセントとして使われたり、鉢植えでも育てることができます。

身近にコスモスを飾って秋の訪れを楽しみたいですね。

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森野陽子(morino yoko)
小さなころからの動植物好きが高じて、大学で庭の設計、庭園学などを学びました。 卒業後は住宅・ガーデンエクステリア系の編集部でライター・エディターとして仕事をし、お庭や植物の知識を増やしてきました。 今はファーマーズマーケットのお花屋さんでお手伝いをしながらフリーライターをしています。 お花や植物、樹木の面白さや植物と一緒に暮らすことの楽しさをお伝えしていけたらと思っています。