母の日に贈る花の定番であるカーネーション。母の日にカーネーションを贈りたいけれど、どのようなギフトがおすすめなのか気になるのではないでしょうか。
せっかくなら、素敵なカーネーションを人気のギフトスタイルで贈りたいはずです。今回は、母の日に贈るカーネーションについて詳しく解説いたします。
母の日に贈るカーネーションのおすすめや気を付けたい色についても紹介するので、ぜひご覧ください。花色にお母さんへの想いを込めて、素敵なギフトを贈ってください。
3/8~5/11までの期間限定で、カーネーションが入ったブーケ・アレンジメントはもちろん、花鉢や観葉植物ギフトセットなどの母の日ギフトをご用意しました。アンドプランツらしい洗練されたデザインのフラワーギフトで、感謝の気持ちをお伝えください。
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母の日にカーネーションを贈る由来
母の日に、なぜカーネーションを贈るのか気になりませんか。日本の母の日は、アメリカのある少女の行いが由来です。
1907年5月に母を亡くした少女アンナ・ジャービスは、亡き母を敬い偲ぶために母が好きだった白いカーネーションを教会の祭壇へ手向けました。
アンナの行いに感動した方々やアンナ自身が、母親を敬い感謝する「母の日」を提案して、徐々にアメリカ全土に広がっていったと言われています。その後、1914年に、アメリカで正式に5月の第2日曜日に「母の日」が制定されました。
やがて、白いカーネーションは「亡くなった母のための花」として、赤いカーネーションは「健在の母のための花」として贈られるようになります。この文化は1913年に女性宣教師たちによって日本に伝えられ、母の日が日本でも広まったそうです。
日本で5月の第2日曜日が母の日として正式に定着したのは、第2次世界大戦後の1949年頃だとされています。
母の日の由来がわかると、お母さんへの感謝の気持ちをカーネーションに込めてプレゼントしたくなると思います。ぜひ、母の日の由来もお母さんに話して、素敵な1日を過ごしてください。
母の日に贈るおすすめのカーネーションギフト
母の日に贈るカーネーションギフトは種類が豊富なので、どれを選べばよいのか悩んでしまうかもしれません。カーネーションのギフトと言っても、鉢花や花束、アレンジメントなどさまざまな形で贈ることができるためです。
そこで、母の日に贈るおすすめのカーネーションギフトを筆者が選んで、5つ紹介します。
- 花束
- アレンジメント
- 鉢植えギフト
- プリザーブドフラワー
- ハーバリウム
①花束
カーネーションの花束は、母の日に贈るおすすめギフトの1つです。受け取ったお母さんがお花を組み分けて飾ったり、ドライにしたりするアレンジができます。
カーネーションだけの花束の場合は、ブーケ風に丸く可愛らしく作ってもらうとお母さんに喜んでもらえます。花束は、お花が好きで生花としてお部屋に飾ったり、自分なりのアレンジをしたりしたいお母さんにおすすめのスタイルです。
また、お母さんの好みに合わせて花を選ぶことで、雰囲気や大きさを変えることが可能です。お母さんが好きな色のカーネーションや花、グリーンを選んで、カーネーションをメインにお花屋さんに花束を作ってもらうとよいでしょう。
花瓶を持っていないことも考えられるので、おしゃれな花瓶とセットで贈るのも喜ばれます。
[/collections/custom_flower]関連記事:花瓶の選び方|初心者におすすめの色や大きさ、飾るコツ
②アレンジメント
カーネーションのアレンジメントは、忙しいお母さんにぴったりの母の日ギフト。吸水スポンジが入った器に生花を挿しているので、飾って水を加えるだけで楽しめるためです。
アレンジメントは立体的にお花を楽しめる特徴があります。そのため、アレンジメントを贈る場合は、カーネーションで可愛いハート型や、どこから見ても丸く見えるラウンド型にしても喜ばれるかもしれません。
アレンジメントは受け取ってすぐにお部屋に飾りたいお母さんにおすすめのスタイル。お花の管理も簡単なので、素敵なカーネーションのアレンジメントをお母さんに贈ってください。
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③鉢植えギフト
カーネーションの鉢植えギフトは、ガーデニングが好きなお母さんにおすすめのギフトです。生花と違って、根付きのカーネーションは成長して花開く喜びを味わうことができます。
植物に限らず動物など生き物を育てることが好きなお母さんにも喜ばれるでしょう。お母さんが好きな花とカーネーションを合わせた鉢植えギフトは喜ばれます。また、カーネーションを色違いで植えた鉢植えギフトも鮮やかで人気です。
鉢花ギフトは、母の日以降も長くベランダやお庭で花を楽しめます。カーネーションは多年草なので、上手に育てると翌年の母の日に昨年のカーネーションの花が咲いていることもあるかもしれません。
私が花屋さんであった頃のお客様は、母の日にプレゼントされたカーネーションを翌年も咲かせ、娘さんを驚かせていました。とても素敵なことだと思うので、母の日に鉢花ギフトを贈る参考にしてもらえると嬉しいです。
④プリザーブドフラワー
プリザーブドフラワーとは、生花を特殊加工したお花です。生花ともドライフラワーとも違う花の魅力を楽しめます。
特殊加工されたプリザーブドフラワーのカーネーションは、管理が簡単で長く楽しめます。繊細な花弁のまま色鮮やかでおしゃれであるため、インテリア好きなお母さんにおすすめのカーネーションギフトです。
ガラスやプラスチックなどの透明な容器に入っていることが多く、そのまま飾ることができカーネーションが汚れる心配も少ないでしょう。素敵なカーネーションのプリザーブドフラワーを贈って、感謝や愛情を伝えてみませんか。
⑤ハーバリウム
ハーバリウムとは植物標本の意味であり、プリザーブドフラワーやドライフラワーをガラス小瓶に入れ、専用の保存オイルに浸したものです。植物が持つ美しさを長期間楽しむことができます。
カーネーションのハーバリウム商品は母の日ギフトにおすすめです。フリルがかった花がオイルの中を浮遊している姿は幻想的で人気があります。
透明感のあるオイルの中の花は光に当てると、より幻想的な姿になることも特徴です。プリザーブドフラワー同様に必要な管理が少ないため、インテリアとして長く楽しめます。
素敵なカーネーションのハーバリウムをプレゼントしてみてください。
色別|母の日にぴったりなカーネーションの花言葉
カーネーションには、さまざまな花色があります。お母さんの好みの色をプレゼントするのもよいですが、花色別の花言葉に注目して選ぶとお母さんはより喜んでくれるかもしれません。
お母さんに感謝の気持ちとカーネーションが持つ花色別の花言葉を贈ると素敵です。そこで、母の日にぴったりのカーネーションの花言葉を色別で紹介します。
- 赤|母への愛
- ピンク|感謝
- オレンジ|純粋な愛
- 青|永遠の幸福
- レインボー|感謝
赤|母への愛
赤色のカーネーションは母の日に贈る花の定番です。花言葉は「母への愛」「純粋な愛」「真実の愛」などの意味を持っています。
赤色のカーネーションは、前述した母の日の由来でもあるように健在の母に贈る花です。赤色はエネルギーに満ちた色なので、いつも元気なお母さんにぴったり。
何色のカーネーションを贈るか悩んでいる場合は、エネルギッシュな赤色で母への愛情を伝えてみてはいかがでしょう。赤色のカーネーションギフトは、他の色よりも多くの種類があるので、お気に入りのものを選んで贈ることができます。
ピンク|感謝
ピンク色はカーネーションの中でも人気の色合いです。優しさを表現したかのようなピンク色のカーネーションの花言葉は「感謝」「温かい心」などの意味を持っています。
母の日にお母さんへ感謝の気持ちを伝えるのにぴったりの花色と言えるでしょう。優しいピンク色は、いつも暖かく見守ってくれる優しいお母さんにプレゼントしたいカーネーションです。
ピンク色のカーネーションは赤色に続いて、ギフトの種類が多くあります。素敵なピンク色のカーネーションギフトをお母さんに贈って喜んでもらいましょう。
オレンジ|純粋な愛
オレンジ色のカーネーションは愛に満ち溢れた花言葉を持っています。花言葉は「純粋な愛」「清らかな慕情」などです。
家族愛よりも恋人に向ける愛情にニュアンスが近い印象ですが、母親を好きな子供がお母さんに渡すにはぴったりな花色です。暖かみのあるオレンジ色は、他の花色とも相性がよいので花束やアレンジメントに使用するとよいでしょう。
赤やピンクと比べてギフトの種類は少ないかもしれませんが、愛情を一番に伝えたい方はオレンジ色のカーネーションを贈ると喜ばれます。
青|永遠の幸福
青色は「ムーンダスト」と呼ばれるカーネーションのことです。この青色カーネーションの花言葉は「永遠の幸福」。
ムーンダストの青色は紫に近い色ですが、色の濃淡で「アクアブルー」「ライラックブルー」「プリンセスブルー」「ベルベットブルー」の4色に分かれます。1995年に日本が世界で初めてバイオテクノロジーを駆使して開発した青色カーネーションです。
お母さんの永遠の幸福を願う花としておすすめです。ただし、切り花のみの生産であり、さらに取り扱いのあるお花屋さんは限られています。
「ムーンダスト」をお母さんに贈りたい場合は、お花屋さんに取り扱いがあるかどうかの確認が必要です。気品ある青色カーネーションで感謝と幸せを伝えてみてはいかがでしょうか。
レインボー|感謝
レインボーカーネーションとは、虹色の水を吸水させて色付けしたものです。「感謝」の花言葉を持っています。
お母さんにユニークな花で日頃の感謝の気持ちを伝えたい方におすすめです。レインボーカーネーションは1輪でも非常に鮮やかで美しいので、特別な1輪としてシンプルにプレゼントしても喜ばれます。
花束やアレンジにする場合は、鮮やかな虹色を引き立てるためにカスミソウや花色の薄いガーベラと合わせるとおしゃれです。個性的なカーネーションでお母さんを喜ばせたい方は、感謝の花言葉を持つレインボーカーネーションを贈るとよいでしょう。
関連記事:カーネーションの花言葉|母の日や彼女へのプレゼントに添えて贈りたい花言葉と由来
気を付けたい母の日に贈るカーネーションの色
カーネーション全体の花言葉は「無垢で深い愛」と素敵なものですが、花の色によっては母の日に向かないカーネーションがあります。母の日を祝うプレゼントに、怖い花言葉や悪い意味を持つお花は避けたいと思うはずです。
そこで、気を付けたい母の日に贈るカーネーションの色を紹介します。
- 濃赤
- 白
- 黄色
濃赤|哀しみを表す
花の中心が黒に近いような濃赤のカーネーションは、母の日に贈るカーネーションには不向きです。濃赤のカーネーションは、「心の哀しみ」「欲望」のネガティブな花言葉を持っています。
濃い赤ほど哀しみが増すとも言われているので、黒に近い濃赤のカーネーションは避けたほうが安心です。お母さんが花言葉を気にしないのであれば、贈ってもよいかもしれません。
カーネーション全体の花言葉を書いたメッセージカードを添えると、より親切で勘違いされることもなく安心です。
白|亡き母を偲ぶ
白色のカーネーションは亡き母を偲ぶ花なので、感謝を伝える母の日に贈るのは避けてください。「純粋な愛」「私の愛は生きている」などの花言葉もありますが、亡くなった母に贈る言葉のイメージが強いので注意が必要です。
花言葉を気にしないお母さんには良いかもしれませんが、できれば赤やピンクなどの色を贈ることをおすすめします。白いカーネーションはお供えに使用されることが多いため、贈られたお母さんがよい思いを抱かない可能性があります。
黄色|軽蔑の意味を持つ
母の日に黄色のカーネーションを贈る場合は、花言葉に気を付けてください。黄色のカーネーションは「友情」「美」の花言葉がある一方、「嫉妬」「侮蔑」「軽蔑」の意味もあります。
オレンジ色と合わせてビタミンカラーの母の日プレゼントをする場合は、メッセージカードにポジティブな花言葉を書いて添えておくとよいでしょう。明るい色合いなので人気のカーネーションですが、プレゼントする際には花言葉にフォローを入れるような工夫をすると安心です。
母の日に贈るカーネーションの選び方
母の日にカーネーションの花束やアレンジメント、鉢花ギフトを購入する際には、新鮮で元気のいいカーネーションを選びたいと思うはずです。せっかく母の日に受け取ったカーネーションがすぐに悪くなると、お母さんも悲しいと思います。
そこで、母の日に贈るカーネーションの選び方について解説します。
- 雌しべが出ていないもの
- ガクが緑色のもの
- 葉が真っすぐ立っているもの
雌しべが出ていないもの
カーネーションを選ぶ際には、雌しべが出ていないものを選びましょう。カーネーションは花が咲いたばかりの時は、フリルがかった花の外見には雌しべが見当たりません。
しかし、花が咲き進み花終わりが近くなると、花の中心部分から白い雌しべが出てきます。そのため、白い雌しべがパッと見えるカーネーションは花が終わりに近い証拠です。
鉢花の場合は、新しい蕾が咲くのであまり気になりませんが、切り花では注意してください。特に、花束やアレンジメントを作ってもらうために花を選ぶ場合は、雌しべの出ていないものを選びましょう。
ガクが緑色のもの
新鮮で元気のよいカーネーションを選ぶときに、ガクの色もポイントです。カーネーションの花びらのすぐ下の緑色の部分がガクと呼ばれる場所です。
このガクの部分は新鮮なカーネーションであるほど緑色であり、古いカーネーションであるほど茶色がかってきます。そのため、新鮮なカーネーションを選ぶために花だけでなく額の色にも注意しましょう。
色がわかりづらい場合は、額にしわが寄っているかどうかも判断のポイントです。新鮮なカーネーションはガクに艶や張りがありますが、古いものは色がくすんでしわが寄ります。
葉が真っすぐ立っているもの
カーネーションの葉が真っすぐ立っているかどうかも、鮮度の判断ポイントです。新鮮で元気のよいカーネーションは葉がカールすることなくピンと真っすぐ立っています。
しかし、古く花終わりに近いものは葉先が下向きにカールする傾向にあります。そのため、元気のよいカーネーションを選ぶ場合は、葉が真っすぐ立っているものを選ぶと安心です。
鉢花ギフトの場合は、置かれている環境によって葉がカールしますが、再び日当たりのよい環境に置くと元気になります。ただし、葉がピンとしている鉢花ギフトがあれば、そちらを選ぶ方がよいでしょう。
母の日のカーネーションに関するよくある質問
母の日のカーネーションに関するよくある質問を紹介します。
- カーネーションは本数によって意味は変わる?
- 母の日にカーネーションを贈るのは日本だけ?
- 母の日にカーネーション1本だけでもいい?
- 母の日に贈る花はカーネーション以外でもいい?
それぞれ見ていきましょう。
カーネーションは本数によって意味は変わる?
カーネーションはバラのように本数によって意味は変わりません。そのため、本数を気にする必要はあまりないので安心してください。
ただし、花の種類に限らず花束の本数にはよい意味と悪い意味があります。よい意味は以下の通りです。
- 1本:あなたが運命の人
- 3本:愛している
- 4本:一生愛し続ける
- 6本:あなたに夢中
- 8本:思いやりに感謝
- 9本:いつも一緒にいよう
- 11本:最愛
- 12本:恋人(奥さん)になって
- 40本:永遠の愛を誓う
- 50本:永遠
- 99本:永遠の愛
- 108本:結婚してください
悪い意味は以下の通りです。
- 15本:ごめん
- 16本:不安な愛
- 17本:絶望の愛
どちらも恋愛的なイメージが強いですが、花束の本数の意味を気にする場合は、ぜひ参考にしてください。
母の日にカーネーションを贈るのは日本だけ?
母の日は日本だけの文化ではなく、多くの国々でも母の日はあります。しかし、母の日の由来が違っていたり、贈る花が違っていたりすることをご存じでしょうか。
- イギリス:教会で受け取ったお花
- オーストラリア:キク
- イタリア:アザレア
- フランス:カーネーション
- フィンランド:ミニバラ
日本ではアメリカの少女のお話が由来であるため、カーネーションを贈るのが定番になっています。アメリカでも当然カーネーションを贈ることが定番です。
世界各国、贈る花は違っても、お母さんに感謝の気持ちを届けることを大切にしています。ぜひ、お母さんに素敵なカーネーションを贈って感謝の気持ちを伝えましょう。
母の日にカーネーション1本だけでもいい?
母の日にカーネーション1本だけでもプレゼントすると、お母さんは嬉しいです。お母さんへの感謝の気持ちは本数に関係ありません。
お母さんのことを考えて、素敵なカーネーションを選ぶことが重要です。1本で贈る場合は、お花屋さんで透明なセロハンラッピングにリボンをしてもらうとよいでしょう。
1本だけの場合は、豪華な和紙ラッピングよりもシンプルなラッピングの方がカーネーションの美しさが際立ちます。ぜひ素敵なカーネーションをプレゼントしてください。
母の日に贈る花はカーネーション以外でもいい?
母の日に贈る花はカーネーション以外でも大丈夫です。母の日におすすめの花は、バラやアジサイ、コチョウランなどたくさんあります。
お母さんに日頃の感謝の気持ちを伝えることが重要なので、カーネーションにこだわる必要はありません。ただし、花言葉には注意してください。
お花の中には、美しい花でも怖い花言葉や悪い意味を持つものがあります。感謝を伝えるためのお花なのに、悪い花言葉は贈りたくないはずです。
ポジティブな花言葉を持つお花と一緒に感謝の気持ちを伝えてください。
まとめ
今回は母の日に贈るカーネーションを紹介しました。母の日にどのようなカーネーションギフトを贈るか悩む方は多いと思います。
ギフトの特徴や色別の花言葉を考えると、お母さんにぴったりのカーネーションギフトを選ぶことが可能です。毎年カーネーションを贈っている場合でも、珍しい青色カーネーション「ムーンダスト」やレインボーカーネーションはお母さんにも喜ばれます。
花束やアレンジ、鉢花ギフト以外にも、プリザーブドフラワーやハーバリウムもおしゃれでおすすめです。ぜひ、母の日に素敵なカーネーションギフトを贈って感謝や愛情を伝えてみてください。
また、母の日ギフトはお花以外に、観葉植物もおすすめです。こちらの記事では母の日に贈るおすすめの観葉植物を紹介しています。贈り物に迷う場合は、ぜひ参考にしてみてください。