オモト(万年青)の風水|置き場所と方角について

オモト(万年青)の風水|置き場所と方角について

地面からアーチを描くようにユリに似た葉が長く伸び、梅雨の時期にクリーム色の花、冬に赤い実を付けるオモト(万年青)。葉がねじれるもの・白や黄色の斑が入るもの・黄色い実がなるものなど、種類によって葉や実のバリエーションが豊富で、江戸時代より古くから愛される日本を代表する観葉植物です。

風水ではオモトの葉の色・形・向きなどの特徴に加え、昔から縁起のある植物として親しまれていることから「健康運」「金運」「子孫繁栄」「邪気払い」「リラックス効果」のパワーがあるといわれることも。

また置き場所によっても風水効果が違い、玄関・トイレ・寝室・リビング・庭で管理すると、オモトのもつパワーをさらに発揮させることもできますよ。

今回はオモトがもつ風水効果から、花言葉、おすすめの置き場所と方角、風水効果を保つための育て方のコツなど詳しく紹介します。風水効果を取り入れたオモトの置き場所に悩んでいる方、オモトをプレゼントとして考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。

そもそも観葉植物の風水効果とは

自然のパワーをもつと信じられている観葉植物には、中国で発祥した風水において、置くときの場所や方角を適切に選ぶと、良い気を室内に取り込み、運気を高める効果があるといわれています。

「難を転じて福となす」という言葉から名付けられたナンテンの木など、日本でも昔から玄関の近くに植えて、鬼(邪気)が入ってこないように「魔除け」として親しまれている縁起の良い木が多くありますよね。

植物の種類や品種によって風水効果の内容が異なり、「仕事運」「健康運」「金運」「恋愛運」など、それぞれの運気の上がり方が違います。

また植物の葉の「大きさ」「形」「向き」によっても、風水ではもたらす効果がさまざまです。下記の表のように運気だけでなく、人の気持ちに直接働きかけるようなパワーもあるようです。

葉の特徴 風水効果
丸い葉
調和の気(リラックス効果)
鋭い葉・トゲのある葉
強さの気(魔除け、邪気払い)
大きな葉
安定の気(快適さ、心地よさ)
小さな葉
活力の気(行動力の向上)
上向きの葉
陽の気(気分上昇、ポジティブさ)
下向きの葉
陰の気(落ち着き、リラックス)

葉の特徴だけでも知れば、どの観葉植物がどこの部屋に置いたら良いかすぐにわかり、手軽に室内に風水効果を取り入れられますね。

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オモトの花言葉と風水効果

軽やかな明るい緑の葉を、冬に一斉に落とさない常緑多年草のオモトは、「長寿」「長命」「永遠の繁栄」「母性の愛」「崇高な精神」の花言葉が付けられています。

5〜6月にかけて肉穂花序(にくすいかじょ)といわれるトウモロコシに似たクリーム色の花が咲いたあと、11〜12月ごろに赤や黄色の実をぎっしりと付けます。花や実を包み込むように葉が出るため、母が子どもを抱く姿から連想され「母性の愛」と付いたようです。

またオモトがもつパワーは、以下の運気を高めることができ、より良い風水効果が得られるといわれています。

  1. 健康運
  2. 金運
  3. 子孫繁栄
  4. 邪気払い
  5. リラックス効果

このあと、それぞれの風水効果について詳しく解説します。

①健康運

オモトは生長するにつれ、つややかな濃緑の葉が鉢からあふれるようにたくさん伸びます。濃い緑色は健康運の色とされていて、葉数も増えれば大きなパワーとなるようです。

また風水では「五行(木・火・土・金・水)の相性」といわれる、運気を強める関係性があります。

例えば「木」を擦ると「火」が生まれるように、関係性が強いもの同士をインテリアとして置くと、さらに運気を強めるといわれています。

「木」を育む「水」は関係性が強く、相性が良いため健康運にまつわる風水効果が高いようです。そのため基本的にはどの観葉植物も「水」にまつわるようなキッチンやトイレなどで育てれば、健康運を手軽に取り入れられますよ。

②金運

「永遠の繁栄」の花言葉をもつオモトは、風水的に金運の気も上げるようです。特に黄色やクリーム色の斑が入る葉は、お金を連想させるため、黄色い斑が葉に入る秋津島(あきつしま)渦潮(うずしお)などの品種が金運をより高めるパワーが強いようです。

お金にまつわることで悩んでいる方は、オモトを室内の入り口に置いて、悪くなってしまった気を整えてみるといいかもしれませんね。

③子孫繁栄

冬に赤や黄色の実がたくさん集まるように付くオモトには、「子孫繁栄」の風水効果があるようです。光沢のある実がふっくらと膨らんでいく姿は、子どもが元気よく生長していくような姿にも見えます。

「元気な赤ちゃん達が生まれるように」と願いを込めて、記念樹として室内に飾るのもいいかもしれませんね。

④邪気払い

種類によって違いますが、鋭くとがった長いオモトの葉は風水において「邪気(鬼)払い」「魔除け」の効果があるようです。室内に入りこもうとする悪い気(邪気)を打ち払い、常に良い気だけが室内に満たされるような環境がつくれ、あらゆる運気の低下を防ぐことも。

葉がたくさん出ていると邪気払いの効果はさらに高まり、大きな災いやトラブルが起こらないように家を守ることもできますよ。

少しでも何か心配事があれば、オモトを飾って災いやトラブルを未然に防いでおきましょう。

⑤リラックス効果

長く伸びる葉が下向きに垂れるオモトは、風水において「陰の気」のパワーが強く、緊張してしまった心を落ち着かせ、リラックスさせる効果があるようです。

落ち着いた印象のある部屋づくりをするときなど、オモトをインテリアとして飾れば、心が休まる癒しのある空間がつくれますよ。

オモトの風水効果を高める置き場所

健康運やリラックス効果などの風水効果があるオモト。下記の室内や屋外に置くと、オモトのもつパワーをさらに引き出せ、気を強めることができます。

  1. 玄関|悪い気を室内に入れない
  2. トイレ|金運と健康運を上げる
  3. 寝室|快眠できる
  4. リビング|気を整える
  5. 庭|家庭が繁栄する

気分が落ち着かないときや悪い事ばかりが起こってしまうときなど、何か異変に気づいたらオモトをインテリアとして飾って気の流れを変えてみましょう。

少しでも印象が変われば、心にも変化が生まれるかもしれません。

玄関|悪い気を室内に入れない

良い運気・悪い運気と全ての気が出入りする玄関は、風水において重要な箇所とされています。日本をはじめ、ギリシャなどの海外でもオリーブやローリエ(月桂樹)の木は神聖な木とされ、玄関前に置いて幸運を招き入れる習慣があるようです。

邪気払いのパワーがあるオモトは、室内・屋外の玄関近くに置くと、鋭くとがった葉によって悪い気が溜まりにくく家を守ることができます。さらに金運の風水効果があるため、運気をより高めることが期待できますよ。

葉がたくさん伸びた株になるほど厄除けや魔除けの効果が高まるといわれているので、元気な葉が多く生えたオモトを選びましょう。

また玄関は、家の間取り上暗くなりやすい場所です。オモトを置く場合は、できるだけ窓際や入り口付近に置くとつややかな緑の葉がいつまでも鑑賞できますよ。

トイレ|金運と健康運を上げる

排泄する場所であるトイレは、風水において悪い気を外に出す役割があるといわれています。また金運と健康運を司る場所ともいわれているので、良い気で満たされるとお金や健康にまつわることも良い方向へ進むようです。

ただし掃除ができていなかったり汚れが溜まっていたりすると、悪い気が集まりやすくなってしまい調子が乱れる場合も。邪気を吸い取って浄化するパワーがあるオモトを置くとトイレの運気は良くなり、下がってしまった金運と健康運も上げることができますよ。

また下向きに垂れる葉は、気持ちを沈める効果があるため、乱れてしまった調子を元の状態に戻すことができるといわれています。

オモトが見えるようにトイレの窓枠の棚に置くのもいいですが、日陰に強い観葉植物なので、トイレットペーパーホルダの上に置くのもおすすめです。

寝室|快眠できる

寝室は快眠ができるような場所にしたいですよね。邪気払いとリラックス効果のパワーがあるオモトは、ゆったりとくつろげるような寝室づくりにぴったり。寝室の入り口近くに置くと悪い気が溜まりにくく、新鮮な気を感じられる部屋になります。

直射日光を避けた南側の方向に置くと、癒しの効果をより取り入れやすいです。

リビング|気を整える

長い時間、家族のみんなが共に過ごすスペースであるリビング。家庭運や健康運をつかさどる場所ともいわれ、仕事運のベースにもなります。

会話の弾む明るいリビングになるように、上品で明るい印象のあるオモトを置いてみましょう。下向きの葉が家族全員の気を整え、リラックスのできる空間に。心地の良い気が常に流れて、悪い気もたまりにくいです。

庭|家庭が繁栄する

風水は室内だけでなく、家を取り囲む屋外や庭にも存在します。玄関外をきれいに掃除したり除草したりなど、庭を美しく保つことで気の低下を防ぎ、あらゆる運気を上昇させることができるといわれています。

常緑性のオモトは、「一年中青い葉が付いている植物」と呼ばれたことから、「万年青(オモト)」と名付けられました。長い年月を過ぎると、常緑の葉が次第に大きく生長する姿から「万年も家が栄える」となったようです。

そのため鉢植え、もしくは地植えでオモトを庭の軒下や庭木のそばに置くと、家庭の繁栄が期待できるようです。陽の光や風に当たってオモトが元気に生長すると、効果はより長く続くかもしれませんね。

オモトの風水効果を高める方角

置く場所によって得られる風水効果が違うオモトですが、鉢を置く方角によってもさまざまな運気をアップできるようです。

以下の方角にオモトを置くことが、風水では吉とされています。

  1. 北東:家を守る
  2. 南西:気の乱れを防ぐ

北東:家を守る

風水において北東の方角は、邪気(悪い気)が入りやすいため「鬼門の方角」と呼ばれています。風水効果の弱いものを置いていると運気を下げ不吉な場所になってしまう場合があるようです。

邪気払いの効果が高いオモトを北東の方角に置くことで、悪い気が家に入るのを阻止し、気の低下を防ぐことが期待できるでしょう。

また風水における北東のカラーは白・黄・赤とされています。白や黄色の斑が入るオモトは冬に赤い実を付けるので、カラーがマッチして風水効果はさらにパワーアップするかもしれませんね。

南西:気の乱れを防ぐ

風水において南西の方角は家庭運や子宝運を司る方角とされていますが、北東(鬼門)の方角の真逆の方角になるため、「裏鬼門」とも呼ばれています。南西の方角が汚れていたり、相性の悪い観葉植物を置いていたりすると、気が低下してしまう場合も。

風水効果が強いオモトを置けば、邪気払いと子孫繁栄のパワーによって悪い気の侵入を防ぎながら、家庭運・子宝運の運気を上げることができるでしょう。ただしパワーを使い過ぎるとオモトの葉が枯れやすくなるので, 定期的な管理は欠かせません。

風水効果を保つためのオモトの育て方

基本的には難しい管理がないオモトですが、育てる場所・夏の暑さ・冬の寒さが枯れる原因になることもあります。ここでは、高い風水効果が得られるようにオモトを枯らさないための育て方のコツを3つ紹介します。

オモトの風水効果がしっかりと得られるように、育て方の注意点やポイントなどをチェックしましょう。

  1. 日当たりと風通しが良い場所で
  2. 排水性・通気性・保水性のある土に
  3. 2年に1回のペースで植え替え

日当たりと風通しが良い場所で

オモトは午前中に明るい日がたっぷりと差し込み、午後は半日陰になるような場所で育てます。ただし直射日光が強く当たってしまうと葉焼けを起こしたり、水切れを起こしたりする場合も。できるだけ朝と夕方に霧吹きをして、多湿な状態にするのがポイントです。

外でオモトを管理する場合において、夏は軒下や木の下に置いて涼しくし、冬は直射日光に当たって暖かくなるような場所で管理しましょう。

排水性・通気性・保水性のある土に

里山の湿った場所に自生するオモトは、有機質がたっぷり入っているふかふかの土でよく育ちます。ただし水はけが悪くて硬い土では、根腐れが起こりやすく枯れてしまうことも。植え付ける前には、腐葉土・赤玉土・ピートモスを掘り起こした土に混ぜて、排水性・通気性・保水性を良くしておきましょう。

用土をつくるのが難しい場合は、ラン用の培養土でも大丈夫です。そのまま鉢に入れてオモトを植え付けるだけなので、初心者でも簡単にできますよ。

2年に1回のペースで植え替え

地面から新しい葉を出して大きくなるオモトは、鉢に植え付けてから2〜3年程度経つと、鉢の中が根や株でパンパンになりやすいです。鉢で育てる場合は2年に1回のペースで、1〜2回り大きくてマチの広い鉢に植え付けましょう。

植え替えをしないで放置したり鉢が小さかったりすると、根詰まりを起こして根が呼吸できずに枯れてしまいます。

オモトと風水に関するよくある質問

健康運や金運の風水効果があるなど魅力が多いオモトですが、まだまだわからないこともありますよね。ここではオモトと風水に関するよくある質問について、アドバイスとともに紹介します。

  1. オモトが枯れると縁起が悪い?
  2. オモトの赤い実は縁起が良いの?
  3. 地植えでオモトを育てるコツは?

オモトが枯れると縁起が悪い?

オモトが枯れる原因は気温や湿度など、環境によってさまざまです。風水では「邪気を追い払い、気を高めるためにパワーを使い過ぎて枯れる」といわれることもあります。そのため「縁起が悪い」という考えはなく、「自然の摂理」が一般的のようです。

ただし風水において基本的に枯れた葉や株は、運気を下げて悪い気を集めてしまうようです。枯れてしまったオモトをそのままにせず、きちんと鉢から出してゴミとして処理しましょう。

オモトの赤い実は縁起が良いの?

冬になるオモトの赤い実は子孫繁栄や子宝を連想させるため、縁起が良いとされています。

また日本の庭や文化においても、赤い実を付ける木は縁起が良い木とされています。ナンテンやヒイラギの木をはじめ、センリョウやマンリョウ、クロガネモチなどは邪気払いや金運などを上げるパワーがあると信じられています。

またお正月になるとオモトの実は、縁起物として生花やフラワーアレンジメントにも使われますよ。

地植えでオモトを育てるコツは?

日本に広く自生していることから気候風土にもよくあい、庭に地植えしても育ちやすいオモトです。しかし極端な暑さや寒さによって株が弱ってしまう場合も。

夏は午前中や夕方に水やりをして、気温の上昇を防ぎます。冬はオモトの株周りに腐葉土・バークチップなどでマルチングをして、防寒対策をしましょう。また寒冷沙などをオモトの株にかけて、極端な暑さや寒さをしのぐこともできますよ。

まとめ

「健康運」「金運」「子孫繁栄」「邪気払い」「リラックス効果」の風水効果があるオモトは、玄関・トイレ・寝室・リビング・庭におすすめの観葉植物。室内や屋外に1つオモトを配置するだけで良い気を生み出し、リラックスのできる空間を演出することができます。

健康やお金にまつわる物事などが良くないと感じたときは、オモトを置けばよどんでしまった気をきれいな状態にし、家全体の運気がアップします。より大きな風水効果を得たい場合は、置き場所と方角にもこだわって配置することが大事です。

ぜひ風水効果の高いオモトを育てて、快適な生活を過ごしてくださいね。

柴﨑 光一
建築・インテリア学科卒の元造園士。植物が大好き過ぎて、大自然のカナダで植物と戯れながら、 観葉植物・庭木・草花を使ったガーデニングの世界を開拓しています。 建築と造園の経験に加え、趣味のさまざまな植物やコケの収集、植物アート作りを生かして、 みなさんに観葉植物の魅力をお届けします。好きな観葉植物は、ザミオクルカス・ザミフォーリアとフィカス・アルテシマです!