植物名 | フィロデンドロン・セローム |
学名 | Philodendron selloum |
英名 | Horsehead philodendron |
科目/属性 | サトイモ科フィロデンドロン属 |
原産地 | 南米 |
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デスクや小窓に置けるものから、インテリアの核となる大型サイズまで揃えていますので、ぜひご覧になってみてください。
[https://andplants.jp/collections/plants]フィロデンドロン・セロームの特徴
フィロデンドロン・セロームは、切れ込みのある大きな葉と立ち上がる幹が特徴的な植物です。幹は太く、葉が落ちた後が模様のように残ります。
その個性的な姿から、インテリアグリーンとして人気が高いです。さらに、太い幹からは、気根が伸びるので、さらに個性的な姿としても楽しめるでしょう。
気根は切っても生育に影響はありませんが、そのまま育てると、自生地に近いワイルドな樹形を楽しめます。
お部屋を南国の雰囲気にしたい場合におすすめの植物です。熱帯地域が原産なので、寒さに注意して育ててください。
フィロデンドロン・セロームの花言葉
フィロデンドロン・セロームの花言葉は、「用心深い人」「愛の木」です。
そもそも属名のフィロデンドロンは、ギリシア語のフィロン「愛する」とデンドロン「樹木」という言葉からできた名前。「愛の木」の花言葉は、この名前が由来になっています。
また、フィロデンドロン属には共通して「華やかな明るさ」「壮大な美」などの花言葉もあります。
愛や美に関する花言葉を持つフィロデンドロン・セロームは、女性に贈ると喜ばれるでしょう。
フィロデンドロン・セロームの風水
フィロデンドロン・セロームには「恋愛運」「家族運」を上げる風水効果があるとされています。
フィロデンドロン属の「フィロデンドロン」は「愛する木」という意味なので、恋愛に悩む方におすすめの植物です。
家庭円満にも効果的なので、プレゼントだけでなくご自宅にも飾るとよい風水効果を得られるでしょう。
個性的な幹や絡み合いながらも伸びる気根は、見る人の想像力を掻き立てるとされています。そのため、クリエイティブな仕事や活動をしている方への贈り物におすすめです。
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フィロデンドロン・セロームの育て方
日当たり | 直射日光の当たらない明るい場所 |
温度 | 最低5℃以上をキープする |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから) 秋冬:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)、2~3日後 |
肥料 | 緩効性肥料、液体肥料 |
剪定時期 | 5~9月 |
置き場所と日当たり
フィロデンドロン・セロームは日当たりのよい環境を好みます。ただし夏の直射日光や西日など強光に当たると葉焼けしやすいため、注意が必要です。
耐陰性はありますが、ほとんど日光の光が入らないような暗すぎる場所では葉が小さく細くなり、うまく生育できません。軟弱に育ち葉色も悪くなるため、明るい窓際に置いてください。
夏の直射日光が差し込む場合は、レースカーテン越しの柔らかい光にしてあげましょう。
温度
フィロデンドロン・セロームは寒さに弱い植物です。最低5℃以上をキープして育ててください。
5℃以下の寒さに当たり続けると、葉が黒くなります。次第に葉を落としてしまうので、なるべく暖かい場所で管理するのが重要です。
冬の窓際は屋外と変わらないくらいに冷え込むので、窓から離れた明るい場所に置きます。
ただし、暖房の風が当たると急激な乾燥によって葉が傷んでしまうので、暖房の風が当たらないように気を付けましょう。
水やりの頻度
- 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)
- 秋冬:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)、2~3日後
春夏の生育期には、土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)鉢底から水が流れるくらいに、しっかり水やりしてください。
ただし、水のやりすぎや受け皿の溜め水は根腐れの原因になります。
水やり後は、受け皿に溜まった水は小まめに捨てることが重要です。気温の下がる秋からは土の渇き具合を見ながら、徐々に水やりを控えましょう。
冬も手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)、2~3日後に水やりをします。
この時期は空気が乾燥するので、水やりと一緒に葉水も与えるとイキイキとした元気な葉を維持しやすいです。
フィロデンドロン・セロームは肉厚な葉や根を持っています。そのため比較的乾燥には強いですが、極端な土の乾燥には気を付けてください。
もし、水やりの頻度に困ったときは、水やりチェッカーの利用もおすすめします。
肥料
フィロデンドロン・セロームには、生育期の5~9月に2か月に1度置き肥を置くか、水に薄めた液肥を2週間に1度のペースで水やり代わりに与えてください。
冬は生育が緩慢な時期なので、肥料は与えません。
フィロデンドロン・セロームは肥料が少なくても十分に育ちますが、葉を茂らせたり艶を出したりしたい場合は土に混ぜ込んだ元肥以外に追肥もしましょう。
ただし、肥料の与えすぎは根を傷めるため、与えるペースや時期はしっかり守ってください。
剪定方法
フィロデンドロン・セロームの剪定時期は5~9月です。傷んだり茂りすぎたりした葉を剪定します。
枯葉や元気のない葉は、幹付近の根元から真下に優しく引っ張ると、綺麗に取り除くことが可能です。
元気な葉を剪定する場合は、葉の付け根付近をハサミで切ってください。幹に葉柄が残っていても、時間がたつとぽろっと取れます。
元気な葉を無理に取り外そうとすると、幹が傷むので気を付けましょう。
サトイモ科植物のため、樹液には毒性のあるシュウ酸カルシウムが含まれます。剪定をするときは、触れないように注意してください。
体質によってかぶれる恐れがあるので、剪定するときは手袋をすると安心です。もし触ってしまった場合は、流水で丁寧に洗い流してください。
フィロデンドロン・セロームのよくあるトラブルと対処法
おしゃれなフィロデンドロン・セロームですが、トラブルも存在します。
ここではトラブルが起きたときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。
根腐れ
根腐れでは、以下の症状が見られます。
- 水をあげても元気にならない
- 土がなかなか乾かない
- 葉が落ちやすい
- 葉が茶色・黄色に変色している
- 幹や幹の根元が柔らかい
- 土から腐敗臭がする
- 土の表面にカビが生えている
- 根黒く変色している
根腐れは、土の中の酸素濃度が低下して土中の細菌叢が変化し、有機物の腐敗が進むことで有害なアンモニアが発生し、土壌環境が悪くなることで発症します。
また、常に土が湿っている状況では根が呼吸することができず、細胞が死んでしまいます。これが原因で、根から水を吸い上げることができなくなり、植物体に水を供給することができなくなることで死んでしまう現象です。
根腐れの対処法は以下の通りです。
- 鉢から植物を抜き、悪い土を落として水はけのよい土に交換する
- 根の傷んでいる部分、腐っている部分をカットする
- 少量の水を与え、風通しがよく明るい日陰で管理する
※1週間を目安に水が乾くコンディションで管理する - 発根剤を与えてみる
- 傷んだ葉を取り除く
- 枯れた枝を切り取る
根腐れが起こった場合は、鉢を入れ替えて土の環境を変えることが大切です。傷んでしまった根は取り除き、健康な状態が取り戻せるような環境を与えてあげましょう。赤玉土・ゼオライトなどを用土に混ぜ込むことで、水はけと根腐れを防止することができます。
枝先がダメになっている場合は、生きている部分までカットし、新しい葉を出すことで回復させます。根元から腐っている場合は、無事な部分で切り取り、挿し木にして発根させて回復させましょう。
根腐れが起こると枝が垂れ、新芽を残すために古い葉を落とす現象が見られます。重度の根腐れの場合は、新芽や枝の先から枯れることがあるので注意が必要です。
根詰まり
根詰まりとは、鉢の中で根がいっぱいになることで起きる症状。根詰まりの症状は以下の通りです。
- 水が浸透しづらくなる
- 底から根が出てくる
- 葉が黄色くなる
- 鉢にヒビが入る
特に春夏の成長期で一気に伸びてしまうと上記のような症状が起きてしまいます。すぐに枯れる要因にはなりませんが、放置してしまうとフィロデンドロン・セロームに悪影響です。
対処法はフィロデンドロン・セロームの植え替えをすること。
フィロデンドロン・セロームを現在の鉢より1つ上の大きい鉢に植え替えることで、上記の症状はほとんど解消されるでしょう。植え替えを行う時期も春夏の成長期が最も適しています。
葉焼け
葉焼けでは、以下の症状が起きます。
- 葉の色素が抜けて白くなっている
- 葉の一部が茶色く枯れている
強い日差しを浴びすぎると葉が傷んで「葉焼け」というトラブルが発生します。
葉焼けの症状に気がついたら、早めに置き場所を検討し直すことが必要です。
対処法は以下の通りです。
- 直射日光が当たっている場合はカーテンなどで遮光する
- 葉焼けした部分はカットする
葉焼けが起こるということは、日光が当たりすぎている可能性が高いため、直射日光に当てないような措置を取りましょう。
また、一度焼けてしまった葉は二度と元に戻りません。傷んだ葉はカットし、新しい健康な葉が生えてくるのを待ちましょう。
フィロデンドロン・セロームの害虫トラブルと対処法
フィロデンドロン・セロームには害虫トラブルも存在します。
害虫によるトラブルが発生したときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。
ハダニ
ハダニの症状は以下の通りです。
- 葉にクモの巣のような糸がついている
- 葉の裏に小さな虫がついている
- 葉に斑点や傷がある
- 葉の色が薄くなり枯れている
ハダニは繁殖力の強さと、薬剤耐性を持つとても厄介な害虫です。
放っておくと糸を張って大量発生する危険性もあるので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 傷んだ葉はカットする
- 葉の表裏、付け根や茎も水で洗浄する
- ハダニに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
ハダニが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン)を使用するのが効果的です。2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
そもそもハダニは、こまめな霧吹き・葉をふき取りきれいにすることを怠らなければ発生しません。
常にきれいな状態を保つために、霧吹きの購入は必須といえます。月に一度はシャワーで洗い流すなどの管理も必要です。
アブラムシ
アブラムシの症状は以下の通りです。
- 新芽が萎縮している
- 葉が縮れている
- 新芽に虫が付いている
- 葉や幹がベタベタしている
アブラムシは繁殖力が強いため短期間で増え、ウイルスを媒介する厄介な害虫です。
放っておくとフィロデンドロン・セロームの生育が弱まり枯れる恐れもあるので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 縮れた葉はカットする
- アブラムシを取り除く
- 茂り過ぎている枝葉は剪定して風通しをよくする
- アブラムシに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
アブラムシが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン)を使用すると効果があります。2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
カイガラムシ
カイガラムシの症状は以下の通りです。
- 貝殻のような殻を被ったり、粉状の物質で覆われたりしている虫が枝葉についている
- 黒いカビ(すす病)が発生している
- 葉や幹がベタベタしている
カイガラムシは繁殖力の強さと薬剤耐性のある厄介な害虫です。
放っておくとフィロデンドロン・セロームの生育が弱まり枯れる恐れもあるので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 柔らかい布やブラシで擦り取り除く
- 茂り過ぎている枝葉は剪定して風通しをよくする
- カイガラムシに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
カイガラムシが発生したら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど)を使用するのが効果的。カイガラムシの成虫には殺虫剤が効きにくいので、幼虫の時期である5~7月に使用するとよいでしょう。
既に貝殻をかぶっている成虫は、柔らかいブラシや布で擦り取ってください。2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
関連記事:観葉植物の白い綿はコナカイガラムシ|対処法と予防法を紹介
コバエ
コバエの症状は以下の通りです。
- 土に虫が湧く
- コバエが植物の周囲を飛んでいる
コバエ自体は植物に無害ですが、観葉植物を育てるうえでの不快害虫です。
放っておくとコバエは増えていくので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 発酵不十分な堆肥や有機質肥料を与えることをやめる
- 新しい土に植え替える
- 土の表面に無機質な素材(赤玉土・鹿沼土・砂利など)を敷く
- トラップを仕掛ける
- コバエに効果のある殺虫剤を噴霧する
コバエが発生したら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど)を使用するのが効果的です。コバエのトラップは食器用洗剤やお酢、めんつゆなどで作ることができます。植物の近くに置いておくと、簡単にコバエを捕殺できるでしょう。
コバエは、発酵不十分な腐葉土やバーク堆肥、有機質肥料の匂いに引き寄せられます。そのため、有機質肥料を取り除いたり土の表面に赤玉土や鹿沼土など3~5㎝程度敷き詰めたりするとコバエ発生を防ぐことが可能です。
そもそもコバエは、完熟たい肥を使用した質のよい土であれば発生しません。また、土が常に湿っている状況を避ければ、発生する可能性は低いです。
コバエを発生させないためには、適切な土と水やり管理で育ててください。
フィロデンドロン・セロームのよくある質問
最後にフィロデンドロン・セロームのよくある質問とその答えを以下にまとめました。
- フィロデンドロン・セロームを小さくしたいときはどうする?
- フィロデンドロン・セロームを真っすぐ育てるためには?
- フィロデンドロン・セロームの寿命は?
- フィロデンドロン・セロームの植え替えで根を切るのは問題ない?
- フィロデンドロン・セロームの元気がない時の対処法は?
- フィロデンドロン・セロームの幹を切るのは大丈夫?
- フィロデンドロン・セロームの葉が垂れる原因は?
それでは具体的に見ていきましょう。
フィロデンドロン・セロームを小さくしたいときはどうする?
フィロデンドロン・セロームを小さくしたいときは、挿し木して仕立て直します。気根が伸びている下5~10㎝の部分を切って、気根と幹を植えてください。
フィロデンドロン・セロームの幹を剪定後は、若い葉を3枚以外はすべて切り落とします。その後、切り口部分を1日乾燥させましょう。
切り口部分が乾燥したら、伸びている気根を丸めるように幹と一緒に植えてください。植えた直後は根が張っていないので、根が定着するまで支柱で支えてあげることがポイントです。
土が乾きすぎないように水やりしたり、葉水をして地表に出ている気根も湿らせたりすると、発根が促進されて定着が早くなります。
フィロデンドロン・セロームを真っすぐ育てるためには?
フィロデンドロン・セロームを真っすぐ育てるためには、支柱で支えながら育ててください。
葉が落ちながら幹を伸ばし成長するため、幹の先端から葉が伸びています。つまり、幹が伸びるほど、重心が植えに来るため倒れやすいです。
結果的に、幹が曲がったり折れたりします。幹が曲がった姿もおしゃれですが、まっすぐ育てたい場合は、倒れないように支柱で支えるとよいでしょう。
フィロデンドロン・セロームの寿命は?
フィロデンドロン・セロームは、上手に育てることで長年育てることができます。基本的には、寿命はありません。
また、気根部分を残して剪定して植え替えることで株を小さくすることも可能です。
そのため、環境を整えて定期的に植え替えをして育てることで、一生のパートナーとして楽しむことができるでしょう。
日本は原産地と違い、寒い冬があります。寒さに当たると枯れる恐れがあるので、暖かい環境で適切に手入れをしながら育ててください。
フィロデンドロン・セロームの植え替えで根を切るのは問題ない?
植え替えで根を切るのは問題ありません。ただし、すべての根を切ったり生育期の5~9月以外の植え替えで根を切ったりすると枯れる恐れがあります。
植え替え時に根を切るのは、黒ずんだものやスカスカなものを切る程度にしてください。健康な根を切りすぎると、株にダメージが蓄積されて葉が枯れ始めることもあります。
もし、根を少なく整理する場合は、地上部の葉の量も均等になるように調節してください。そうすることで、根の負担も少なくなり、ダメージが溜まりにくくなります。
フィロデンドロン・セロームの元気がない時の対処法は?
フィロデンドロン・セロームの元気がない時の対処法は、植え替えて明るい場所で適切に管理することです。
元気がなくなる原因は「日当たり不足」「水のやりすぎ(やらなすぎ)」「根詰まり」「寒さ」が考えられます。
暗い場所で育てている場合は、明るい窓際に移動させてください。ただし、急に直射日光に当たると葉焼けするので注意してください。
土が常に湿っている場合は根腐れの可能性があります。また、水やり忘れで土を乾燥させすぎると、根傷みするので気を付けましょう。
3年以上植え替えていない場合は、根詰まりしている可能性があります。根腐れや根傷み、根詰まりは、水や栄養を上手く吸収できない要因です。
植え替えて、傷んだ根を剪定したり固まった根をほぐしたりしてください。熱帯地域の植物なので5℃以下の環境では、元気がなくなります。
一年を通してなるべく暖かい環境で育ててください。
フィロデンドロン・セロームの幹を切るのは大丈夫?
フィロデンドロン・セロームの幹は、挿し木以外では切らないようにしてください。多くは、葉を落としながら1本の幹が伸びていくため、幹を切ると新芽が出ずに枯れる可能性があります。
生育によっては、株元から新しく新芽が出てきて幹が伸びることがあります。この場合は、先に伸びている幹を切っても、株元の新しい株が成長するので問題ありません。
大きくなりすぎたからと言って、生育期以外に幹を切ると枯れやすいので、挿し木以外で幹は切らないようにしてください。
フィロデンドロン・セロームの葉が垂れる原因は?
フィロデンドロン・セロームの葉が垂れる原因は、「日当たり不足」「水不足」「風通しが悪い」が考えられます。
暗すぎる場所では十分に光合成ができないため、生育不良になりやすく葉が垂れてきます。明るい窓際で育ててください。
フィロデンドロン・セロームは、比較的乾燥には強いですが、土が乾燥しすぎると葉の隅々まで水が行き渡りません。結果的に、大きな葉を支えることができずに垂れてきます。
適切な水やりを心がけて育てると、しっかりした株として育てられるでしょう。
日当たりも水やりも問題ないにもかかわらず、葉が垂れている場合は置いている環境の風通しが悪い可能性が高いです。
原産地と違い、室内で育てると風邪や害虫からの刺激が少ないため、葉や葉柄が軟弱に育ちます。
そのため、葉柄が伸びるほど重さに耐えられなくなり、葉が垂れます。葉や葉柄がしっかりした株にするためには、サーキュレーターを使用して風通しをよくしてください。
フィロデンドロン・セロームのまとめ
フィロデンドロンは明るい室内であれば、一年を通して簡単に育てることができます。切れ込みのある大きな葉と模様のある幹が特徴的で、個性的なインテリアグリーンとして活躍するでしょう。
「愛する木」という花言葉は、気になる方やパートナーへのプレゼントに最適です。恋愛運や家族運を上げる風水効果は、多くの方に喜んでもらえます。
ぜひ、おしゃれなインテリアグリーンとして育ててみてはいかがですか。