シェアオフィスに置く観葉植物

シェアオフィスに置く観葉植物|おすすめの種類とインテリア例

仕事や作業をする場所では、観葉植物を置くだけでさまざまな効果を取り入れることができます。

インテリア性を高めるだけでなく、仕事の生産率の向上やストレスの軽減、さらには空気清浄など、働く人にとって良い効果をもたらします。

ただし、観葉植物の種類や置く場所によって、得られる効果に差が生まれることもあるので、どのようなものを選んで飾ったら良いかを知っておきましょう。

今回はシェアオフィスに置くおすすめの観葉植物の種類を詳しく紹介します。シェアオフィス内でのインテリア例も解説するので、観葉植物のコーディネートに悩んでいる方も、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

どの観葉植物がシェアオフィスに良いのか迷ってしまったときは、筆者個人的にはドラセナ・コンシンネをおすすめします。スリムな樹形で背が高くなり、葉もたくさん出るので、シェアオフィスでは扱いやすい・コーディネートしやすい観葉植物です。

(すぐに「シェアオフィスにおすすめの観葉植物」を見たい方はこちらのリンクをクリックいただくと該当部分に移動します)

[https://andplants.jp/collections/plants-shareoffice]

↑こちらではシェアオフィスにおすすめの観葉植物を商品一覧でまとめているので、併せてご覧ください。

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シェアオフィスに置く観葉植物の選び方

老若男女問わず、さまざまな方が仕事や作業をする場所であるシェアオフィスでは、育てやすさや見た目の良さを意識して、観葉植物を選ぶと良いかもしれません。

ここでは、シェアオフィスに置く観葉植物の選び方について詳しく解説します。

  1. 管理の手間がかからないもの
  2. 発色の強い葉がたくさん出るもの
  3. 虫が寄り付きにくいもの

管理の手間がかからないもの

シェアオフィスを管理する方は、常に24時間在住していることも少なく、毎日観葉植物をケアするのが大変だと思います。定期的な管理が難しい場合は、育て方が簡単な観葉植物を選びましょう。

夏でも水切れを起こしにくいもの、乾燥に強いものなどは水やりの頻度が少なく、毎週のケアがあまり必要ではありません。さらに、生長スピードがゆっくりなものは、植え替えや剪定(せんてい)など管理の手間がかからなくて初心者でも育てやすいです。

シェアオフィスでも枯れずに長く育てやすいので、観葉植物の管理に心配な方にもおすすめです。

発色の強い葉がたくさん出るもの

緑色には目の疲れを癒し、ストレスの軽減や作業の生産率を向上させる効果があるとされています。

そのため、近年オフィスのデザインでも「緑の割合(=緑視率)」を意識して、設計デザインすることも増えてきています。

シェアオフィスでも、利用する人のために鮮やかな緑の葉が出る観葉植物を選び、各フロアに配置してみてください。緑の葉がたくさん出る植物なら、1鉢で多くの緑の割合を稼げ、利用する人はリラックスをしながら自分のペースで仕事がしやすくなり、より快適な空間となります。

快適で仕事がしやすい空間になれば、利用する人も増えるでしょう。

ちなみに、赤や黄色など色味のある観葉植物は、見ることでインスピレーションを受け、自身の創造性にプラスの影響を与えるといわれています。

虫が寄り付きにくいもの

人が快適に働く場所であるシェアオフィスでは、清潔感も大事です。できるだけ虫が寄り付きにくい観葉植物を選び、美観を意識してコーディネートしましょう。

観葉植物の中でも、比較的葉に厚みがあったり、固い葉が出たりするサンスベリアザミオクルカスなどの多肉質な植物には虫が寄り付きにくいです。

また、葉に香りがあるユーカリやコニファーなども忌避効果があるとされています。害虫による被害が少なく、美観を保ってくれるはず。

反対に薄い葉を細かくたくさん出す植物は、日当たりや風通しの悪さによって害虫が発生しやすいです。なるべく避けて、害虫の被害にあいにくい種類を選びましょう。

ただし、コバエは土の匂いで寄り付きやすく、土の中に卵を産みつけて繁殖することも。植物の種類とはあまり関係がないので、鉢の表面にココナッツファイバーやウッドチップを被せたり、赤玉土などの無機質な土を敷き詰めたりして、土の匂いをカバーするといいです。

シェアオフィスにおすすめの観葉植物

ここでは、シェアオフィスにおすすめの観葉植物を5つ紹介します。

  1. ザミオクルカス・ザミフォーリア
  2. サンスベリア・ゼラニカ
  3. ドラセナ・コンシンネ
  4. スキンダプサス
  5. ストロマンテ・トリオスター

どの植物もインテリア性が高く、虫も寄り付きにくいのでシェアオフィスにおすすめです。

①ザミオクルカス・ザミフォーリア|管理の手間が少ない

ザミオクルカス
日当たり 日当たりのよい置き場所(直射日光は避ける)
温度 最低10℃以上をキープする(15℃を切ってきたら屋内に取り入れる)
耐寒性 やや弱い
耐暑性 やや強い
水やり 春夏:土の表面が乾いたら
秋冬:土の表面が乾いてから3〜4日後

管理する時間があまりない方にはザミオクルカス・ザミフォーリアがおすすめです。定期的な水やりや植え替えなど管理の手間がかからないので、忙しい日が続いて数週間ケアができなくても問題ありません。

また、日が当たらないような場所でも元気に育ち、鮮やかな濃緑の葉をいつまでも観賞できます。

地面から伸びる太い茎からは、先端がしゅっと尖った厚みのある固い葉が一直線上に展開します。スタイリッシュなフォルムで、クールモダンなシェアオフィスをコーディネートしやすいです。

新芽が長く伸びると、下から上に向かって無数の葉が開くので、ユニークに生長する姿も楽しめます。

新芽が伸びているときや土の中が乾燥しているときは、水をたっぷりと与えてくださいね。

[https://andplants.jp/collections/zamioculcas]

②サンスベリア・ゼラニカ|枯れにくい

サンスベリア・ゼラニカ
日当たり 明るい日陰
温度 最低10℃以上をキープする
耐寒性 やや強い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから2〜3日後
秋冬:葉の表面にしわが寄ってから(10月以降はほぼ断水)

暑さや乾燥、さらには氷点下を下回る寒さでも枯れにくいサンスベリア・ゼラニカは、観葉植物の中でも特に枯れにくいといわれ、植物を育てるのが苦手な方、忙しくてケアがあまりできない方におすすめの観葉植物。

初心者でも枯れることがあまりないので、植物を育てたことが1度もない人でも管理がしやすいです。

地面からしゅっと長く伸びる剣(つるぎ)のような濃緑の葉に、白い斑がしま模様に入るサンスベリア・ゼラニカは、インテリア性も高く、上品でおしゃれなシェアオフィスを演出できます。

複数で伸びるスリムな葉はスタイリッシュで、空いた小スペースに置きやすいサイズです。

熱帯アフリカやマダガスカルなどに自生するサンスベリア・ゼラニカは、厚みのある葉にたくさんの水分を含み、暑さや乾燥にとても強く水切れを起こしにくいです。季節や置く場所によって違いますが、水やりは1ヶ月に1〜2回のペースで乾燥気味に育てます。

基本的に直射日光が当たる場所でも育ちますが、土が湿った状態では蒸れやすく根腐れを起こしやすいです。水やりから数日後に、陽の当たる場所に移動させましょう。

[https://andplants.jp/collections/sansevieriazeylanica]

③ドラセナ・コンシンネ|目隠しにもなる

ドラセナ・コンシンネ
日当たり 日当たりのよい置き場所
温度 最低5℃以上をキープする
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後

地面から軽やかに伸びる幹が細くて、しゅっと展開した葉の縁(ふち)に赤い斑が入るドラセナ・コンシンネ。

幹の先端から伸びる細長い葉は、折り重なるようにたくさん伸び、透け感のあるパーテーションや目隠しにもなります。スリムな樹形はスタイリッシュで、大きくなっても圧迫感を感じにくいので、シェアオフィス内が狭く見えることもあまりありません。

マダガスカルを中心に広く分布するドラセナ・コンシンネは、高温多湿な環境を好む樹木です。夏は半日陰になるような場所に置き、冬場の水やりは極力控えます。

ただし、光と湿度が不足すると葉が垂れることも。1年を通して、できるだけ日当たりの良い場所へ置き、近くに加湿器をセットしておきましょう。

また、葉が落ちにくい分、放置していると鬱蒼(うっそう)とした印象を受けやすいです。たたずまいが悪く見えてしまう場合もあるので、幹に近い方の葉を下から数枚ほど摘み取って、樹形が見えるようにすると、スタイリッシュなシェアオフィス空間を演出できます。

[https://andplants.jp/collections/doracaenaconsinna]

④スキンダプサス|温かみのあるシェアオフィスが作れる

スキンダプタス

日当たり 日当たりのよい置き場所
温度 最低10℃以上をキープする
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土が乾いてから
秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後

しわのあるハート型の葉に白い斑がまだらに入るスキンダプサスは、つるが長く伸び、垂らして飾ると緑の割合を多く占めることができます。

つるが垂れるように飾ることで、より印象的で、ナチュラル感のある温かみのあるシェアオフィスをつくれるでしょう。

シェアオフィス内の柱や梁(はり)からハンギングをしたり、備え付けの棚やカーテンボックスの上に置いたりするのもいいかもしれません。

東南アジアやマレー半島などに自生するスキンダプサスは、湿った場所が大好きです。定期的に葉水をすると、みずみずしい緑の葉を長く観賞できます。また、土の中が乾燥し過ぎないように春から秋にかけては、土の表面が乾いて白っぽくなったら水をたっぷりと与えましょう。

ただし冬は生育が鈍くなるので、土の中が乾いた2〜3日後に水やりするといいです。

[https://andplants.jp/collections/scindapsus]

⑤ストロマンテ・トリオスター|クリエイティブな場所にはおすすめ

ストロマンテ・トリオスター
日当たり 明るい日陰になる場所
温度 最低10℃以上をキープする
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏秋:土の表面が乾いてから
冬:土の中が乾いてから

鮮やかな黄緑の葉にクリーム色の斑がまだらに入り、裏面が赤紫色になるストロマンテ・トリオスター。地面からすっと伸びた細長いトリカラーの色鮮やかな葉は大人感があり、クールさや上品さも感じます。

葉の色味が鮮やかなので、発想やひらめきなどインスピレーションを与えやすく、仕事や作業する人は、よりクリエイティブに働くことができるかもしれません。

ブラジルなど南アメリカを原産とするストロマンテ・トリオスターは、株が大きくなると4〜6月ごろにかけて苞(ほう)と呼ばれる赤い葉を株の中心から稲穂のように出し、白い花びらをもった小さな花を咲かせます。

陽の光が強いと美しい葉が丸まってしまうので、カーテンやブラインドで遮光した明るい場所で管理しましょう。

[https://andplants.jp/collections/stromanthetriostar]

シェアオフィスに観葉植物を置くときに考えるべきこと

シェアオフィスに観葉植物を置くときは、育てる環境・人・インテリアに着目してみてください。

ここでは、以下3つのポイントを詳しく解説します。

  1. 観葉植物を育てられる環境であるか
  2. 導線やスペースがあるか
  3. 観葉植物に機能性を持たせられるか

観葉植物を育てられる環境であるか

シェアオフィスに観葉植物を置く場合は、枯れない環境かどうかを確認しましょう。日当たりや風通し、温度や湿度など、植物が元気に育ちやすい環境に整えることがポイントです。

植物に適した環境ではないと、葉が変色したり落ちたりして、シェアオフィス内の美観が損なわれる場合も。シェアオフィスのイメージや雰囲気が悪くなってしまうこともあるので、必要であれば冷暖房器・除湿加湿器・グローライトなど設置して設備を整えてから、観葉植物を置きましょう。

また、植物のケアができる時間があるか、管理する人がいるかなど条件にも着目して観葉植物を購入するといいです。

導線やスペースがあるか

多くの人が利用するシェアオフィスでは、人が歩く導線や作業するスペースを広く確保できるように観葉植物を配置しましょう。どこに植物やものを置くか決めて配置することで、人が歩く導線を決められます。

導線がしっかりと決まれば、ものが邪魔になりにくく、利用する人たちも快適に仕事や作業ができます。無駄なスペースを減らすことができ、有効的に余ったスペースを活用することも可能です。座席数やミーティングルーム、さらには休憩室の確保などにもつながるので、適切な数で観葉植物を購入して配置してください。

また、歩くスペースが広くなれば、観葉植物の枝葉が腰や肩に当たりにくくなるので、怪我をすることも少なくなります。

観葉植物に機能性を持たせられるか

シェアオフィスに観葉植物を置くときは、防音や目隠し効果などの役割を持たせて配置することもポイントです。

樹高が高くて、幹が太い・葉がたくさん出る植物は、窓際に置くと外からの雑音を遮断する効果があります。

細かい・細い葉がたくさん出て密集する植物は、席と席との間に置くとパーテーションのようになり、透け感のある目隠し用の観葉植物にもなります。

観葉植物は、見栄えや雰囲気を良くするとっておきのアイテムです。しかし、種類と置く位置を考慮すれば、機能性のある画期的なアイテムにもなりますよ。

シェアオフィスに置く観葉植物のレイアウト|インテリア例

ここでは、シェアオフィスに置く観葉植物のレイアウト方法を3つ紹介します。

  1. テーブルの中心に観葉植物を置く
  2. 壁や天井も使う
  3. 見栄えや機能性にこだわったレイアウトをする

テーブルの中心に観葉植物を置く

大きなテーブルやデスクを設置する場合は、その中心に観葉植物を配置してみてください。目隠しやパーテーションになり、利用する人は集中して作業ができます。生垣のようにある程度の高さのある観葉植物を並べたり、シンプルに大型の観葉植物を1鉢置いたりするのもいいでしょう。

作業している目の前に緑があれば、リラックス効果や作業の生産性の向上も図れますね。

壁や天井も使う

観葉植物は床やテーブルなどフラットな面に置いて飾るだけでなく、壁や天井を使って飾ることもできます。

壁面であれば、ウォールシェルフを設置して、小型から中型サイズの観葉植物を飾ります。天井面からはハンギングで飾ったり、照明器具に飾り付けたりして、ハイセンスなシェアオフィスをコーディネートしましょう。

見栄えや機能性にこだわったレイアウトをする

備え付けの家具類や造物を置く場合は、観葉植物と組み合わせて見栄えを良くし、機能性も取り付けてみてください。

上記の写真のように、デスクの脚となる部分がプランターになっているものを選び、背の高い観葉植物を植え込みます。見栄えが良くなるだけでなく、目隠しにもなり、作業がより快適になります。

シェアオフィスに置く観葉植物の育て方

適切な場所に観葉植物が置けても、管理がしっかりとできていなければ葉の色が悪くなったり、株が枯れてしまったりすることもあります。観葉植物の基本的な育て方について、知っておくことが大切です。

ここでは、シェアオフィスに置く観葉植物の育て方について、基本的なポイントを4つ紹介します。

  1. 葉水や掃除を定期的に行う
  2. 土の中が乾いたら水を与える
  3. 日当たりや光を調整する
  4. 大きくなったら植え替えと剪定を行う

関連記事:観葉植物の育て方|コツや管理法について

葉水や掃除を定期的に行う

シェアオフィスに飾った観葉植物は、定期的に葉水や掃除をしてきれいにしましょう。葉にはチリやホコリが積もりやすく、見た目が汚く見えることもあります。仕事や作業をしている方のモチベーションを下げてしまうこともあるので、できるだけ週に1回ほど掃除をするのがよいです。

また、定期的に葉水を行えば、極端に乾燥しにくくなるので、葉焼けや水切れを起こすことも少なくなります。ただし、夜は気温が低く寒さで株が弱る場合もあるので、植物の活動が盛んになる午前中に行いましょう。

水がたっぷりとかかれば、葉がみずみずしくなり、鮮やかな緑を観賞できます。葉から滴り落ちた水はタオルなどで拭き取って、きれいにしてくださいね。

関連記事:観葉植物の葉水|効果と正しいやり方について

土の中が乾いたら水を与える

観葉植物の水やりは、土の中をしっかりと乾かしてから行いましょう。土が乾いた状態と湿った状態を繰り返すようにメリハリを付けて水やりすることで、植物の根は呼吸しやすくなり、根腐れを起こしにくくなります。

ただし、夏は乾かし過ぎると水切れを起こすことも。春と秋は1〜2週間に1回、夏は1週間に1〜2回、冬は2〜3週間に1回ほどのペースで水を与えるといいです。

また、環境や季節、観葉植物の種類や鉢の大きさによって、土が乾くペースが違います。水を与える前に、一度土の中の乾燥具合を確かめておくといいですよ。

関連記事:観葉植物の水やり|タイミングや頻度について

日当たりや光を調整する

観葉植物は、午前中に陽の光が当たって、午後は日陰になるような半日陰な場所に置きましょう。植物は午前中に光合成を活発に行い、午後になるにつれ活動が鈍くなります。

また、日中に直射日光に当たり過ぎてしまうと、葉焼けや水切れを起こしたり、鉢の中が蒸れて根腐れを起こしたりする場合も。特に夏の西日の当たり過ぎは、観葉植物を弱らせて枯らしてしまうこともあります。

シェアオフィス内に直射日光が差し込む場合は、鉢を移動させるか、カーテン・ブラインド・すだれなどで日陰をつくりましょう。また日陰で暗過ぎる場合は、園芸用のグローライトを設置して、光を当てて管理してあげてください。

大きくなったら植え替えと剪定を行う

鉢植えで育てるシェアオフィス内の観葉植物は、基本的に2年に1回のペース植え替え剪定をします。

根鉢がパンパンに固くなってしまうと、土中の酸素濃度が薄くなるため、植物の根が窒息状態に陥りやすくなります。根詰まりを起こして枯れてしまう場合もあるので、鉢底・土の表面から根が出たときにも植え替えをしましょう。

剪定は、植物の生長をコントロールするのと環境を良くするために行うものです。枝葉がたくさん伸びて大きくなり過ぎたときや、株の内側に光や風が当たりにくくなったときにも行うといいです。

ただし、植物によって生長スピードが違うので、生育にあわせて植え替えと剪定の頻度を変えてくださいね。

まとめ

さまざまな企業や会社が1つのオフィスで一緒に利用するシェアオフィス。そこに置く観葉植物は、インテリア性を重視するだけでなく、利用する人の快適さや仕事のしやすさを考えて、選ぶことが大切です。

また、導線やスペースを考慮して配置をすることで、印象深い空間になり、リピーターにもつながるので、インテリアとしては大事な要素でもあります。

大きなシェアオフィスになってくると、観葉植物を購入するのではなく、レンタル業者に依頼して配置してもらうのもおすすめです。基本的に業者が日々の管理を行うので、仕事に負担をかけることもあまりありません。

もし植物が枯れてしまっても、無料で取り替えてもらうサービスがついているところも多いのです。

今回紹介した観葉植物でどれがシェアオフィスに良いか迷ってしまったときは、長く伸びたスタイリッシュな幹の先にふわりと葉を出すドラセナ・コンシンネを選んでみましょう。大型のサイズのものなら、目隠しやパーテーションの役割も果たしてくれますよ。

柴﨑 光一
建築・インテリア学科卒の元造園士。植物が大好き過ぎて、大自然のカナダで植物と戯れながら、 観葉植物・庭木・草花を使ったガーデニングの世界を開拓しています。 建築と造園の経験に加え、趣味のさまざまな植物やコケの収集、植物アート作りを生かして、 みなさんに観葉植物の魅力をお届けします。好きな観葉植物は、ザミオクルカス・ザミフォーリアとフィカス・アルテシマです!

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