センニチコウの花の色は赤や紫、白など様々。まるいポンポンのようなかわいい形をしています。長持ちするので、昔から仏花やフラワーアレンジメントなどに使われてきました。
ドライフラワーにしても色があせないので長く花を楽しめます。そんなセンニチコウの花言葉や誕生花、育て方などについて詳しく説明します。
センニチコウの花言葉
センニチコウは赤やピンク、紫、黄色などの多くの色がありますが、色別の花言葉はありません。
センニチコウの花言葉は「永遠の恋」「色褪せぬ恋」「終わりのない友情」といわれています。開花期が長くドライフラワーなどにも使われ、色が長く残ることからこのような花言葉がついたといわれています。
ほかにも恋愛や友情に関する花言葉や植物が知りたい方は、「一緒にいたい」の花言葉や「友情」の花言葉の記事を参考にしてみてください。
センニチコウの誕生花
センニチコウの特徴
植物名 | センニチコウ |
学名 | Gomphrena globosa |
科名 | ヒユ科 |
属名 | センニチコウ属 |
原産地 | 北米・中南米 |
開花時期 | 5月~11月 |
センニチコウはヒユ科センニチコウ属の植物で北米・中南米原産、パナマやグアテマラなどでよく見られます。
開花期は5月~11月と長く、その中でも暑さに強いので7月~9月ごろに咲き誇ります。日本には江戸時代に渡来し、百日紅(サルスベリ)よりも長く咲くことから千日紅(センニチコウ)と呼ばれるようになったそうです。
長持ちすることから仏花としてもよく使われます。まるくてかわいい花に見える部分は実は花ではなく苞葉という花の付け根の葉です。
よく見ると間に小さなクリーム色の花が見えるので観察してみてくださいね。
センニチコウの育て方
センニチコウは初心者でも育てやすい植物です。種の場合は4月頃に種まきをし、苗の場合は5月~6月ごろに植えつけます。乾燥に比較的強いので、地植えの場合は水はけがよく日当たりのよい場所を選びます。
鉢植えの場合は培養土で問題なく育ちます。肥料を与えすぎると花付きが悪くなることがあるので、あまり与えすぎないようにしましょう。
最近の培養土は肥料入りのものも多いのでほぼ追肥する必要はありません。
センニチコウの種類
センニチコウは育てやすく長持ちすることで人気があることから、園芸品種も多く作られています。
基本的には一年草のセンニチコウと多年草のキバナセンニチコウという種類があります。特徴的な品種をご紹介します。
ローズネオン
花は紫に近い色合いで爽やかな印象です。茎が固くしっかりしているので切り花にしても使いやすく、ドライフラワーにも向いています。薄いピンク色の「ネオンラベンダー」と白色の「ネオンホワイト」があります。
ファイヤーワークス
草丈は30㎝ほど。一般的なセンニチコウが一年草であるのに対し、ファイヤーワークスは宿根草になります。
スパイシーな香りが特徴的で、夏の暑い時期にもお手入れがあまり必要なく花を咲かせるのでお庭に植えておくと重宝します。
色はきれいなピンクで通常のセンニチコウよりも大きく華やかな雰囲気です。9月ごろまで咲き続け、ドライフラワーにしても色褪せしません。
バディシリーズ
草丈30㎝ほどで横に広がって咲く矮性の品種。ピンクや白色があります。小ぶりなので寄せ植えや花壇の縁取りなどに向いています。
キバナセンニチコウ ストロベリーフィールズ
草丈が80センチほどになり、センニチコウの中では一番背が高くなります。明るいオレンジ色の花が人気でアレンジや寄せ植えのアクセントとしてよく使われます。
センニチコウをドライフラワーにしてみよう
センニチコウほどドライフラワーに向いている花はありません。
センニチコウの切り花を購入した時や、庭に咲いているセンニチコウを切り戻ししたら、しばらく花色を楽しんだあと風通しのよい場所に逆さにして干しておきましょう。
葉っぱは花よりも崩れやすいので、気になるようでしたら最初に取り除いておきます。いつまでもきれいな花を楽しめますよ。
まとめ
センニチコウは昔から長持ちする花として親しまれてきました。カタチが丸くてかわいらしく色も美しいセンニチコウ。初心者にも育てやすく、庭に地植えしても鉢植えでも楽しめます。
暑さに強いので、お庭のお手入れが大変な夏にうってつけの花です。ぜひセンニチコウの花を楽しんでみてください。
関連記事:花言葉の一覧|ジャンル別・50音順