アスパラガスの育て方

アスパラガスの育て方

植物名 アスパラガス
学名 Asparagus
英名 Asparagus
科目/属性 キジカクシ科クサスギカズラ属
原産地 ユーラシア大陸、アフリカ大陸

アスパラガスの特徴

アスパラガスは、風に揺れる繊細な葉がふんわり茂る植物です。野菜を思い浮かべるかもしれませんが、室内で楽しめる品種も多く観葉植物としても人気があります。

アスパラガスの細く優しい葉は、正確には葉ではなく茎であることをご存じでしょうか。「偽葉」と呼ばれる茎であり、本来の葉は退化しており茎の節目にあるトゲや葉柄に見える部分です。

偽葉の形や伸び方も品種によって様々。日当たりを好む特徴があるので、日差しの入る窓際に置いて風にそよぐ繊細な偽葉を楽しんでみてください。

アスパラガス花言葉

花言葉は「何も変わらない」「普遍」「私が勝つ」です。

野菜としてよく見るアスパラガスは偽葉が出ていない茎の状態ですが、生長すると青々と茂ります。生育旺盛でその状態が長く続くことが花言葉の由来です。

「私が勝つ」という花言葉は、茎から伸びる鋭く尖った偽葉から名付けられています。しかし、この偽葉は柔らかく痛いものではないので安心してくださいね。

忙しく変化に富んだ毎日に疲れている方は、「何も変わらない」という花言葉を持つアスパラガスを飾ってみてはいかがでしょうか。ふわふわとした愛らしい姿に、癒しを感じるかもしれません。

アスパラガスの風水

アスパラガスには「恋愛運」を上げる風水効果があります。ふんわりと風に揺れる繊細な偽葉は、良縁を呼び込む力があるそうです。

さらに、細かく尖った形をしている偽葉は、悪い気を払う「邪気払い」の風水効果も期待できます。様々な気の入り口である玄関や窓際に置くと、悪い気を払い良縁を運んできてくれるでしょう。

アスパラガスは日当たりを好むので、しっかりと日差しの入る場所で管理することがポイント。青々とした葉が茂るほど、風水効果を期待できます。

関連記事:観葉植物の風水|場所と効果別のおすすめ

アスパラガスの育て方

アスパラガスの育て方

日当たり 日当たりのよい置き場所
温度 最低5℃以上をキープする
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬:土の表面が乾いてから4~5日後
肥料 緩効性肥料、液体肥料
剪定時期 5~10月

関連記事:観葉植物の基本的な育て方|コツや管理法について

置き場所と日当たり

アスパラガスは日当たりのよい環境を好みます。ただし夏の直射日光に当たると葉焼けしやすいため、レースカーテン越しで育てるなど光を和らげるように注意が必要です。

あまりに暗い場所ではうまく生育できず徒長したり、偽葉が落ちたりして見栄えが悪くなります。夏を除いて日当たりのよい環境で育てると、イキイキとした姿を楽しめるでしょう。

ただし、屋外と室内に出したり入れたりすると紫外線量が変化して、植物の生育に悪影響です。育てる場合は、一つの場所に固定して育ててください。

温度

アスパラガスは寒さにも弱い植物です。最低5℃以上をキープして育ててください。

環境適応力は強いですが、冬の寒さに当たり続けると地上部は枯れてしまいます。ただし根は生きており、春になると新芽が出てくるので安心してください。

とはいえ、冬も綺麗に育てたい方も多いと思います。その場合は、窓際から離した明るい場所で暖かく管理することが重要。

冬の窓際は屋外と変わらないくらいに冷え込みます。窓から離して寒さに当てず、さらに暖房の風が当たらないようにすると地上部の枯れを防ぐことが可能です。

水やりの頻度

  1. 春夏:土の表面が乾いてから
  2. 秋冬:土の表面が乾いてから4~5日後

春夏の生育期には、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れるくらいに、しっかり水やりしてください。ただし、水のやりすぎや受け皿の溜め水は根腐れの原因になります。

水やり後は、受け皿に溜まった水は小まめに捨てることが重要です。気温の下がる秋からは土の渇き具合を見ながら、徐々に水やりを控えましょう。

冬は土の表面が乾いてから4~5日後に水やりをします。この時期は空気が乾燥するので、水やりと一緒に葉水も与えるとイキイキとした元気な状態を維持しやすいです。

冬に地上部がすべて枯れた場合は、水やりを与えないようにしてください。枝葉がない状態で水やりすると根腐れする恐れがあります。

肥料

アスパラガスには、植え替えの時に長期間ゆっくり効く緩効性肥料を、土に混ぜ込んでおくだけで十分です。土に肥料を混ぜ込んでいない場合は、置き肥や液肥を与えます。

生育期の5~10月に2か月に1度置き肥を置くか、水に薄めた液肥を2週間に1度のペースで水やり代わりに与えてください。冬は生育が緩慢な時期なので、肥料は与えません。

アスパラガスは肥料が少なくても十分に育ちますが、葉色を濃くしたり茂らせたりする場合は土に混ぜ込んだ元肥以外に追肥もしましょう。ただし、肥料の与えすぎは根を傷めるため、与えるペースや時期はしっかり守ってください。

剪定方法

アスパラガスの剪定時期は5~10月です。傷んだり茂りすぎたりした偽葉や茎を剪定します。

茎はどこから切っても問題ありませんが、中途半端な位置で切ると見た目が悪いので根元から切るのがおすすめ。地中から新芽をすべて生育させると茂りすぎるので、風通しを確保しながら剪定して下さい。

それでも茂りすぎた場合は、生育期であれば一度すべて切り戻して仕立て直すことも可能です。寒さに当たり黄色くなった偽葉や茎は、病害虫の原因になるため早めに剪定して取り除きましょう。

アスパラガスのよくあるトラブルと対処法

アスパラガスのよくあるトラブルと対処法

観葉植物としてナチュラルな雰囲気を持つアスパラガスですが、トラブルも存在します。

ここではトラブルが起きたときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。

関連記事:観葉植物のトラブル|主な症状と対処法まとめ

根腐れ

根腐れでは、以下の症状が見られます。

  1. 水をあげても元気にならない
  2. 土がなかなか乾かない
  3. 葉が落ちやすい
  4. 葉が茶色・黄色に変色している
  5. 幹や幹の根元が柔らかい
  6. 土から腐敗臭がする
  7. 土の表面にカビが生えている
  8. 根黒く変色している

根腐れは、土の中の酸素濃度が低下して土中の細菌叢が変化し、有機物の腐敗が進むことで有害なアンモニアが発生し、土壌環境が悪くなることで発症します。

また、常に土が湿っている状況では根が呼吸することができず、細胞が死んでしまいます。これが原因で、根から水を吸い上げることができなくなり、植物体に水を供給することができなくなることで死んでしまう現象です。

根腐れの対処法は以下。

  1. 鉢から植物を抜き、悪い土を落として水はけのよい土に交換する
  2. 根の傷んでいる部分、腐っている部分をカットする
  3. 少量の水を与え、風通しがよく明るい日陰で管理する
    ※1週間を目安に水が乾くコンディションで管理する
  4. 活力剤を与えてみる
  5. 傷んだ葉を取り除く
  6. 枯れた枝を切り取る

根腐れが起こった場合は、鉢を入れ替えて土の環境を変えることが大切です。傷んでしまった根は取り除き、健康な状態が取り戻せるような環境を与えてあげましょう。赤玉土・ゼオライトなどを用土に混ぜ込むことで、水はけと根腐れを防止することができます。

枝先がダメになっている場合は、生きている部分までカットし、新しい葉を出すことで回復させます。根元から腐っている場合は、無事な部分で切り取り、挿し木にして発根させて回復させましょう。

根腐れが起こると、新芽を残すように古い葉を落とす現象が見られます。重度の根腐れの場合は、新芽や枝の先から枯れることがあるので注意が必要です。

根詰まり

根詰まりとは、鉢の中で根がいっぱいになることで起きる症状です

根詰まりの症状は以下の通り。

  1. 水が浸透しづらくなる
  2. 底から根が出てくる
  3. 葉が黄色くなる
  4. 鉢にヒビが入る

特に春夏の成長期で一気に伸びてしまうと上記のような症状が起きてしまいます。すぐに枯れる要因にはなりませんが、放置してしまうとアスパラガスに悪影響です。

対処法はアスパラガスの植え替えをすること。

アスパラガスを現在の鉢より1つ上の大きい鉢に植え替えることで、上記の症状はほとんど解消されるでしょう。植え替えを行う時期も春夏の成長期が最も適しています。

葉焼け

葉焼けでは、以下の症状が起きます。

  • 葉の色素が抜けて白くなっている
  • 葉の一部が茶色く枯れている

強い日差しを浴びすぎると葉が傷んで「葉焼け」というトラブルが発生します

葉焼けの症状に気がついたら、早めに置き場所を検討し直すことが必要です。

対処法は以下。

  1. 直射日光が当たっている場合はカーテンなどで遮光する
  2. 葉焼けした部分はカットする

葉焼けが起こるということは、日光が当たりすぎている可能性が高いため、直射日光に当てないような措置を取りましょう。

また、一度焼けてしまった葉は二度と元に戻りません。傷んだ葉はカットし、新しい健康な葉が生えてくるのを待ちましょう。

ハダニ

ハダニの症状は以下。

  1. 葉にクモの巣のような糸がついている
  2. 葉の裏に小さな虫がついている
  3. 葉に斑点や傷がある
  4. 葉の色が薄くなり枯れている

ハダニは繁殖力の強さと、薬剤耐性を持つとても厄介な害虫です

放っておくと糸を張って大量発生する危険性もあるので、早めに対処を行いましょう。

対処法は以下。

  1. 傷んだ葉はカットする
  2. 葉の表裏、付け根や茎も水で洗浄する
  3. ハダニに効果のある液体を噴霧する(2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢、殺虫剤)

ハダニが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカファインスプレー・オルトラン)を使用するのが効果的です。2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。

そもそもハダニは、こまめな霧吹き・葉をふき取りきれいにすることを怠らなければ発生しません。

常にきれいな状態を保つために、霧吹きの購入は必須といえます。月に一度はシャワーで洗い流すなどの管理も必要です。

アスパラガスのよくある質問

アスパラガスのよくある質問

最後にアスパラガスのよくある質問とその答えを以下にまとめました。

  1. アスパラガスは観葉植物として育てられるの?
  2. アスパラガスは室内と屋外どちらを好むの?
  3. アスパラガスの冬越し方法は?
  4. アスパラガスは花が咲くの?開花時期は?
  5. アスパラガスは初心者でも育てやすいの?

それでは具体的に見ていきましょう。 

アスパラガスは観葉植物として育てられるの?

アスパラガスは観葉植物として育てられます。ただし、私たちが野菜として食べているものとは違う品種です。

アスパラガスには様々な品種があり、観葉植物用としても流通しています。しかしこれらは食用ではないため、筋張っており食べても美味しくありません。

観葉植物用のアスパラガスには個性的な偽葉を持っていたり、可愛い実を付けたりする品種があります。インテリアに合わせて素敵なコーディネートを楽しむことができるでしょう。

アスパラガスは室内と屋外どちらを好むの?

アスパラガスは日当たりのよい室内を好みます。しかし、夏の直射日光は葉焼けの原因になるので、注意が必要です。

屋外でも育てることはできますが、気温の下がる秋以降は室内に入れる必要があります。室内と屋外に入れたり出したりすると紫外線量が変化して、植物の生育に悪影響です。

そのため、室内の日当たりのよい窓際に固定して育てましょう。夏の直射日光が当たる場合は、レースカーテンで光を和らげてください。

アスパラガスの冬越し方法は?

寒さには弱い植物なので、最低5℃以上をキープして育てましょう。環境適応力が高いため、5℃以下でも枯れにくいですが地上部の偽葉や茎は枯れ、地下部の根だけになります。

寒さで地上部が枯れても根は生きているので、安心してください。この場合は冬の水やりは控えます。

偽葉や茎が枯れていない場合は、土の乾燥具合を見ながら控えめに水やりをしてください。本来、アスパラガスは乾燥に強く過湿に弱いため、生育が鈍る冬は水やりに気を付ける必要があります。

偽葉が付いている限りは日当たりのよい環境で育て、気温が下がる夜から朝は窓際から離して管理することが重要です。

アスパラガスは花が咲くの?開花時期は?

5~7月に白~クリーム色の花を咲かせます。

非常に小さな花を下向きに咲かせるため、一つ一つの花を楽しむことはできないかもしれません。しかし、節ごとに多数の花を咲かせるので、茎には小花がびっしり。

青々とした偽葉を茂らせるアスパラガスとは違い、華やかな雰囲気を楽しむことができるでしょう。ただし、小さな株には花は咲きにくいので、適切な環境で大きく育てて花を楽しんでみてはいかがですか。

アスパラガスは初心者でも育てやすい?

アスパラガスは初心者でも育てやすい植物です。生育旺盛で乾燥にも強いため、植物を初めて迎える方にも安心して育てることができるでしょう。

暗い環境では美しく生育しないので、日当たりのよい窓際で管理することがポイント。寒さに当たって地上部が枯れても、春には新芽が出てくるため安心して育てることができます。

ふんわりと茂りナチュラルな雰囲気を持つアスパラガスは、おしゃれなお部屋にぴったりです。インテリアに合わせて、素敵な空間を演出してみてください。 

アスパラガスのまとめ

アスパラガスのまとめ

アスパラガスは明るい室内であれば、一年を通して簡単に育てることができます。ふんわりと茂り風に揺れる繊細な偽葉はナチュラルな印象を持つため、おしゃれなインテリアグリーンとして活躍するでしょう。

「何も変わらない」「普遍」という花言葉は、忙しく働く方を癒すプレゼントに最適です。恋愛運を上げたり邪気払いしたりする風水効果は、恋愛に悩んでいる方に喜んでもらえます。

ぜひ、おしゃれなナチュラルインテリアグリーンとして育ててみてはいかがですか。

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