クリスマスに、告白やプロポーズを計画している方は多いでしょう。ロマンティックな雰囲気が、なかなか伝えられなかった想いを後押ししてくれそうですよね。
クリスマスに想いを伝えるときに、プレゼントとしておすすめなのがバラの花。見ための華やかさだけでなく、愛にまつわる言葉や意味を添えられるため、クリスマスの贈り物に最適です。
今回は、元花屋勤務の筆者が、クリスマスにバラがおすすめな理由や、シチュエーションごとの贈り方を紹介していきます。
バラの花束の注文方法や贈るときの注意点も解説。さらには、花束以外のバラのギフトや、もらった花束の楽しみ方などにも答えていくので、ぜひ最後までお読みください。
バラが似合うクリスマスのシチュエーション
クリスマスは、大切な人に愛を伝えたり日頃の感謝を伝えたりする人も多いですよね。次のようなシチュエーションには、華やかで愛が伝わるバラの贈り物がぴったりです。
- 告白をするとき
- プロポーズをするとき
- クリスマスのプレゼントに
告白をするとき
クリスマスは、イベントのワクワク感やイルミネーションの煌めきが、ふたりのロマンスを後押ししてくれます。この日にデートに誘って、告白しようと考えている人も多いはず。
華やかで魅惑的なバラの花は、愛の告白シーンをロマンティックに盛り上げてくれるでしょう。
プロポーズをするとき
クリスマスのロマンティックな雰囲気は、プロポーズにもぴったりのシチュエーション。真っ赤なバラの花束とともにプロポーズするシーンに、あこがれる方も多いでしょう。
クリスマスだからこそ、指輪の箱パカとバラの花束で華やかにプロポーズを決めるのも素敵ですよ。
クリスマスのプレゼントに
恋人やパートナーに、日頃の感謝や愛の言葉とともにバラの花束を贈るのも素敵です。
アクセサリーや小物類のプレゼントにバラの花束を添えて贈ることで、華やかさが加わった、より特別感のある贈り物になるでしょう。
バラを1輪添えるだけでも、プレゼントが引き立ちますよ。
クリスマスにバラの花束がおすすめな理由
プレゼントに花を考えたとき、バラを思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。それだけポピュラーで、好きな人も多いバラ。
たくさんの花があるなかで、クリスマスにバラが特におすすめな理由には、次の4つが挙げられます。
- 雰囲気が盛り上がる
- 花言葉で気持ちを伝えられる
- 何本のバラを贈るかで意味を込められる
- 本命のプレゼントに華を添えられる
バラの存在感だけでなく、色や本数に意味を持たせられるのは素敵ですよね。
雰囲気が盛り上がる
バラの花は「花の女王」と呼ばれるほど、多くの人に愛されている花。とても華やかでロマンティックな雰囲気が魅力です。
ふたりで過ごすクリスマスに美しいバラの花を贈れば、ムードのある雰囲気がより一層盛り上がることでしょう。
クリスマスというだけで、気分が弾むもの。さらに、恋人やパートナーから贈られたバラがあれば、相手にとっても印象深い、素敵なクリスマスになるはずです。
花言葉で気持ちを伝えられる
バラの花言葉は「愛」や「美」。さらに、色ごとにも愛にまつわる花言葉をたくさんもっています。
クリスマスにぴったりのバラの色と花言葉は、次の3色がおすすめです。
- 赤「愛情」「情熱」「あなたを愛しています」
- ピンク「感謝」「愛の誓い」
- 白「相思相愛」「わたしはあなたにふさわしい」
メッセージカードに花言葉を添えて贈るのも素敵ですよ。バラの花言葉に想いを込めて、伝えたい気持ちや普段言えない言葉をプレゼントしましょう。
何本のバラを贈るかで意味を込められる
バラは、贈る本数によっても意味があります。花の色だけでなく、本数にも想いを込めて贈ることができるなんて素敵ですよね。
ここでは、次の3つのシチュエーションに合わせて、クリスマスにおすすめの本数や意味をピックアップしました。
- 愛の告白に
- プロポーズに
- 日頃の感謝として
愛の告白に
愛の告白をするときには、次の本数や意味がおすすめです。
- 3本「告白」「あなたを愛しています」
- 6本 「あなたに夢中」
- 24本「一日中あなたを想っています」
花をプレゼントするのが恥ずかしいときは、3本や6本が大げさすぎず、さりげなく渡せるでしょう。
プロポーズに
プロポーズをするときには、次の本数や意味がおすすめです。
- 12本「わたしと付き合ってください」「わたしと結婚してください」
- 21本 「あなただけに尽くします」
- 40本 「真実の愛」
- 108本 「結婚してください」
12本の花には、告白にも使える「わたしと付き合ってください」という意味もあります。しかし、結婚式のセレモニーで12本のバラを使うことがあるため、プロポーズ用の本数と認識している人が多いかもしれません。
また、108本は「永遠(とわ)」の語呂合わせで、「永遠にそばにいてほしい」という意味も込められています。
日頃の感謝として
恋人やパートナーに日頃の感謝や愛情を伝えたいときは、次の本数や意味がおすすめです。
- 9本 「いつもあなたを想っています」「いつまでも一緒にいてください」
- 11本 「最愛」
- 44本「変わらぬ愛を信じます」
ほかの本数にも素敵な意味がたくさんあるので、興味のある方は次の記事もぜひチェックしてみてください。
本命のプレゼントに華を添えられる
バラは一輪あるだけでも存在感があり、本命のプレゼントに華を添えられるのもおすすめポイントです。
プレゼントがアクセサリーだと、箱が小さいので見栄えがほしいですよね。実用的なプレゼントは、ちょっと味気ない感じもするでしょう。
何かプラスしたいと思ったときにバラの花を添えれば、一気にクリスマス感のある華やかなプレゼントになりますよ。
シチュエーション別|バラの花束の贈り方
クリスマスにバラの花束を贈るときには、ロマンティックなシチュエーションを用意したいですよね。「おしゃれなレストランで」「ロマンティックな夜景を見ながら」「自宅でさりげなく」など、いろいろ計画を立てている人も少なくないでしょう。
ここでは、次の6つのシチュエーションごとに、ロマンティックなバラの花束の贈り方を紹介します。
- レストラン
- ホテル
- チャペル
- 夜景スポット
- 帰り際
- 自宅
押さえておくべきポイントも解説しているので、しっかりチェックしておきましょう。
レストラン
レストランでバラの花束を贈るときは、終盤のデザートタイムや食事が終わったあとがおすすめです。おいしい食事を堪能し、最後にプレゼントを贈って楽しい時間を締めくくりましょう。
レストラン内で花束のプレゼントをする場合、お店の協力が欠かせません。予約するときに、花束をプレゼントしたいことや、渡すタイミングまで預かってもらえるかなどを確認し、事前に了解を得ておくことが大切です。
レストランを選ぶときも、個室があったり席と席が近すぎずゆったりしていたりと、プレゼントしやすいお店を選ぶようにしましょう。
ホテル
ラグジュアリーなホテルで、ふたりきりのクリスマスを過ごすのも素敵ですよね。
ホテルの場合は、事前にクローゼットに隠しておいたり、ルームサービスと一緒に持ってきてもらったりすると、サプライズでプレゼントしやすいでしょう。
この場合も、レストランと同様にホテルへの事前確認や協力のお願いをしておくことがポイントです。
チャペル
結婚式場のレストランで食事をし、その後にチャペルでバラの花束とともにプロポーズするのもロマンティックですよね。ステンドグラスやアンティークな装飾のあるチャペルの厳かな雰囲気は、クリスマスのプロポーズにぴったりです。
式場によっては、プロポーズプランを用意しているところもあります。そういったプランを利用すると、協力も得られてスムーズです。記念撮影も行えば、形としても思い出に残るクリスマスになりますね。
一年後に同じ場所で結婚式を挙げるのも、ドラマティック。クリスマスをテーマにした結婚式の装花やブーケについても後半で説明しているので、そちらもチェックしてみてください。
夜景スポット
ドライブの途中に立ち寄ったイルミネーションが輝く夜景スポットで、煌めく光景をバックにバラの花束を渡すのもクリスマスらしい演出です。
バラの花束は、ラゲッジスペースに隠しておきましょう。走行中に倒れたりぶつかって傷んだりしないように、置き方に気を付けることが大切です。
また、長時間車に載せたままにしておくと、バラが萎れてしまうかもしれません。花は生ものだということも考慮して計画を立てましょう。
帰り際
デートの帰り際、自宅まで車で送っていったときにバラの花束をプレゼントするのも、スマートなクリスマスの締めくくり方でしょう。花束をもらってすぐに帰宅することで、ゆっくりと喜びや余韻に浸ってもらえます。
注意点は、ドライブの途中で渡すときと同様に、走行中に傷まないようにすることと、途中で萎れないよう長時間載せてままにしないことです。
自宅
自宅でのホームパーティで、さりげなくバラの花束を贈るのも、気負いがなくてかえって素敵です。最初にプレゼントすれば、その場で花束を花瓶に飾って、パーティの雰囲気を華やかにすることができます。
ラッピングはできれば早く外した方がいいですが、直前に購入した花束ならパーティ中はそのまま飾っておくのもいいでしょう。ラッピングも、クリスマスの飾り付けの役目を果たしてくれますよ。
バラの花束の注文方法
花を買うことに慣れていないと、迷うのが注文や受け取りの方法です。バラの花束の注文方法は、主に次の2つになります。
- 花屋の実店舗で注文する
- ネットショップで注文する
クリスマスの時期は、誰もが慌ただしくなるもの。早めに注文方法もチェックしておくと安心でしょう。
花屋の実店舗で注文する
バラの花束は、花屋の店頭で注文できます。花屋の実店舗で注文するメリットは、スタッフに直接いろいろ相談できることです。
花束を見慣れていないと、予算に対してどのくらいのボリュームになるかは分からないでしょう。実際、本人は奮発したつもりでも、想像より小ぶりだったと感じるケースは少なくありません。
実店舗では、実物のバラを見ながら色やボリューム感を確かめられるので、安心して注文できます。受け取り時に、万が一要望と違っていたら、その場で対処してもらえるのも実店舗のよさです。
ネットショップで注文する
花束は、花屋のネットショップでも注文できます。一部の地域や離島など配達できないエリアもありますが、スムーズに宅配便が届く地域なら問題なく届くでしょう。
ネットショップのメリットは、いつでも自分の好きな時間に探したり注文したりできること。特に、近くに花屋がなかったり、営業時間に行けなかったりする人には便利ですよね。
お店によっては、商品選びの相談ができるチャットサービスもあります。配送前に実物写真をメールで送ってくれるショップを選べば、届いてから「イメージと違った」ということにもなりにくいので安心です。
AND PLANTSでも、バラの花束をご用意しているので、ぜひチェックしてみてください。
[https://andplants.jp/products/12-red-rose-series-bouquet-large]クリスマスにバラを贈るときの注意点
クリスマスにバラを贈るときには、注意点もあります。気を付けるポイントは、次の5つです。
- 早めに予約する
- 早く受け取りすぎない
- 渡すまでに傷まないよう気を付ける
- 持ち帰り方法にも気を配る
- ネガティブな花言葉を持つ色は避ける
贈る相手に心から喜んでもらうために、注意点もしっかりチェックしておきましょう。
早めに予約する
クリスマスにバラを贈るときは、早めの予約を心掛けてください。クリスマスはバラの需要が高く、直前の予約や当日の購入では、お花がないケースが少なくありません。
実際に、筆者が花屋で働いていたときも、バラがなくてお断りしたり、他の花を提案したことが何度もあります。もちろん、需要を見込んで多めに入荷しておくのですが、注文が重なるとどうしても早い者勝ちに。
特に、色や本数を指定したいときは、花屋が確実に仕入れるためにも予約が必須です。予約をしておけば、当日もスムーズに受け取れますよ。
花束の購入が初めてや慣れていない方は、次の記事でも予約の方法を紹介しているので、参考にしてみてください。
"関連記事:花束の予約の方法|注文するときのコツや選ぶポイント
早く受け取りすぎない
バラをなるべく新鮮な状態で渡すためには、あまり早く受け取りすぎないようにしましょう。プレゼントするまでに時間が空きすぎると、バラが萎れてしまう可能性があるからです。
できれば受け取ってから半日以内、遅くともその日中には渡せるように、受け取りのタイミングを考えましょう。
渡すまでに傷まないよう気を付ける
バラの花束を受け取ったあとも、渡すまでに傷まないよう気を付けることが大切です。ラッピングしてあるとはいえ、強い衝撃を与えると花が崩れたり折れたりしてしまいます。
持ち運ぶときは、大きく揺さぶったりぶつけたりしないように丁寧に扱いましょう。車に載せておくときも、隠しておきたいからと上から厚い布をかぶせてしまうと、重みでつぶれてしまいかねません。箱や袋に入れて、包装紙などを軽く被せておくくらいが適当です。
持ち帰り方法にも気を配る
バラの花束を渡したあとの、相手の持ち帰り方法にも気を配りましょう。
相手が電車で帰るときに、花束が大きすぎたり手提げ袋なしでそのまま渡したりしては、迷惑になってしまうかもしれません。せっかく喜んでもらっても帰り道で苦労させてしまっては、相手にも残念な気持ちを抱かせてしまいます。
持ち帰りやすい大きさで作ってもらう、手提げ袋に入れてもらうなど、自分の贈りたい気持ちだけでなく、相手のことも考えて選ぶのも大切です。
ネガティブな花言葉を持つ色は避ける
バラの色によっては、ネガティブな花言葉もあります。ふさわしくない意味を持つ色のバラは、贈るのを避けた方が無難です。
クリスマスにバラがおすすめな理由として、愛にまつわる花言葉が多いとお伝えしました。しかし、次の2色の花言葉は、愛を伝えるプレゼントにはそぐわないでしょう。
- 黄色 「友情」「嫉妬」「薄らぐ愛」
- 黒色 「永遠の愛」「あなたはあくまで私のもの」「死ぬまで憎みます」
黒の「永遠の愛」はプロポーズによさそうですが、ほかの花言葉が不穏なので、バッドエンドを想起してしまいそうです。
もちろん、相手がその色が好きであれば、贈ってはダメなわけではありません。ただ、黄色や黒にこだわりがないのなら、避けた方が相手に不安な気持ちを抱かせる心配もないでしょう。
花束以外のバラのギフトの種類
バラをプレゼントに選ぶときは、花束以外にもいろいろあります。ここでは、クリスマスにおすすめのバラのギフトやバラをかたどったアイテムを、7つピックアップしてみました。
- ミニブーケ
- バラ一輪
- アレンジメント
- 鉢植え
- プリザーブドフラワー
- ソープフラワー
- バラをデコレーションしたケーキ
贈る相手の趣味や生活スタイルに合わせて、どんなものが喜んでもらえそうか考えるのも楽しいですよね。
ミニブーケ
花束だと大きすぎたり大げさに感じたりする方は、花束より短くコンパクトなミニブーケがおすすめです。ドーム型にぎゅっとバラが詰まったミニブーケなら、花束よりも気楽な気持ちでプレゼントできるのではないでしょうか。
紙袋にすっぽり入る大きさなら、電車やタクシーの移動にも持ち運びしやすいですよ。
バラ一輪
ほかにメインのプレゼントがあるときは、バラ一輪をさりげなく添えるのもおしゃれです。
透明のスリーブにリボンだけのラッピングは、バラそのものが引き立ちます。ラッピングペーパーやリボンを、赤やグリーン、ゴールドにすれば、クリスマスのイメージに。
ラッピング次第で雰囲気を変えることができるので、こだわってみてもいいでしょう。
アレンジメント
自宅に花瓶がない相手には、そのまま飾っておけるアレンジメントがおすすめです。
アレンジメントは、カゴや陶器の器などに水を含んだスポンジを入れて、花を挿してデザインしたもの。花束との大きな違いは、花瓶などに入れ替える手間がかからないことです。
コンパクトなアレンジメントなら場所をそれほど取らないので、ちょっとしたスペースにも飾っておけますよ。
[https://andplants.jp/products/12-red-rose-series-arrange]鉢植え
ガーデニングが好きな方には、バラの鉢植えのプレゼントもおすすめです。バラが咲く時期は春と秋ですが、小さな花が枝分かれして咲くミニバラは、クリスマスの時期にも出回ります。
ミニバラの花言葉には、「無意識の美」「果てしなき愛」「特別な功績」があり、恋人やパートナーへのプレゼントにもぴったりです。
プリザーブドフラワー
プリザーブドフラワーは、生花を脱色し特殊な溶剤で着色加工した花です。枯れることがないので、生花の美しさをそのまま飾っておくことができます。
さまざまなデザインのアレンジが可能なのは、水を必要としないから。器にアレンジされたものだけでなく、ガラスケースに入ったものやフォトフレームなど、インテリア性が高いアイテムが多いのも魅力です。
ソープフラワー
ソープフラワーは石けん素材で作られた造花で、飾っておくとふんわりシャボンの香りがします。インテリアアイテムだけでなく、ルームフレグランスとしても楽しめるのが魅力です。
基本的には飾って楽しむものですが、なかには入浴剤として使えるタイプもあります。プリザーブドフラワーと同様に、お手入れいらずで長く飾っておけるアイテムです。
バラをデコレーションしたケーキ
クリスマスには、バラをデコレーションしたケーキもおしゃれで、喜んでもらえるのではないでしょうか。
マジパンやシュガークラフトで作ったバラは、生花のような繊細さがあり、とてもロマンティック。クリスマスのムードを、しっかり盛り上げてくれるでしょう。
お花を贈るのは恥ずかしいという方は、クリスマスケーキのバラも意外性があって粋なプレゼントになりますよ。
クリスマスの結婚式にバラが似合うシーン
12月に結婚式を行うなら、クリスマスをテーマにすると、季節感があって印象深いセレモニーになります。
クリスマスがテーマの結婚式にバラを取り入れる場合は、次の3つのアイデアを参考にしてみてください。
- 会場装花はバラをメインに
- バラのブーケでロマンティックに
- 新婦へのサプライズプレゼントに
会場装花はバラをメインに
クリスマスの会場装花にバラをメインで装飾すると、上品さもありつつ、うっとりとする甘やかな雰囲気を演出できます。
ホワイトクリスマスをイメージするなら、白のバラを中心に、白系のお花とシルバー系の実ものやグリーンでシンプルにまとめましょう。華やかでエレガントな雰囲気にするなら、赤いバラや濃いグリーンにゴールドの装飾を合わせて。
ガーランドライトを装花に装飾し明かりを灯せば、聖夜をイメージした会場に仕上がります。
バラのブーケでロマンティックに
バラを使ったウェディングブーケは、とてもロマンティック。白や赤などバラのみで作るのもうっとりする美しさがありますが、松ぼっくりやコットンフラワー、ヒイラギなどをポイントに入れると、クリスマス感のあるブーケになります。
さらにクリスマスっぽくするなら、持ち手のリボンにもこだわってみましょう。赤や緑のベルベットにすると暖かみのあるブーケに、ゴールドのサテンやレースにすると華やかなブーケにと、印象がかなり変わりますよ。
ブーケ・ブートニアの儀式
結婚式には、バラを使ったブーケ・ブートニアの儀式もおすすめです。これは、かつて男性が野の花を摘んで花束にし、女性にプロポーズしたという言い伝えに由来しています。
花の種類に決まりはありませんが、茎の持ちやすさや見栄えなどからバラを使うことが多いです。クリスマスがテーマの結婚式なら、白と赤のバラをミックスして使うのも素敵ですよ。
セレモニーは、次の流れで行います。
- 新郎の入場時に、ゲストが1本ずつバラを持っておく
- 新郎はバラをゲストから順番に受け取り花束にする
- 新婦が入場したら、プロポーズの言葉とともに花束を渡す
- 新婦は花束から1本を新郎に渡し、プロポーズの返事をする
新婦から新郎に渡す花は、あらかじめ別でブートニアを用意しておき、それを渡すのが定番です。
また、バラは「結婚してください」の意味を持つ12本で行うことが多いですが、本数に決まりはありません。ただし、あまりたくさんの本数は持つのが大変なので、多くても20本くらいがベストでしょう。
新婦へのサプライズプレゼントに
新婦へのサプライズプレゼントに、バラの花束を用意するのも素敵です。クリスマスをイメージしたラッピングにして、この時期の特別感を演出しましょう。
結婚式後にクリスマスを迎えるのであれば、ふたりの新居に花束を飾って結婚式の余韻に浸りながら、クリスマスまで過ごすことができますよ。
バラの花束の楽しみ方
ここでは、もらったバラの花束の楽しみ方も紹介していきます。次の4つは、誰でも簡単にできるおすすめの方法です。
- 花瓶に飾る
- ドライフラワーにする
- ポプリにする
- 薔薇風呂にする
プレゼントした後に相手が悩んでいたら、アドバイスしてあげるのもよいでしょう。
花瓶に飾る
花束の一番簡単な楽しみ方は、花瓶に飾って眺めること。バラの花束を花瓶に活けて飾ったら、一気にお部屋が華やかになります。
飾っておくだけで、ほのかなバラの香りも楽しめるのも魅力です。ほかのクリスマスプレゼントと一緒に飾ったり、松ぼっくりなどクリスマス感のあるアイテムを置いたりして、雰囲気づくりを楽しむのもよいでしょう。
AND PLANTSでは、花束と一緒に花瓶も購入できるので、お家に花瓶がない場合はセットで購入するのもおすすめです。
ドライフラワーにする
バラの花は、ドライフラワーにして長く楽しむこともできます。束ねたバラを、直射日光の当たらない風通しのいい場所に吊るしておくだけなので簡単です。
バラのドライフラワーをきれいに作るコツは、新鮮な状態のときに吊るすこと。咲き進んでからだと、吊るしているあいだに散ってしまったり、花びらが茶色く変色してしまったりするからです。
ボリュームのある花束をもらったときは、一部を花瓶に飾って、残りをドライフラワーに加工するのもよいでしょう。スワッグにして、インテリアとして飾っておくのもおしゃれです。
ポプリにする
ドライフラワーに香りをつけて、ポプリを作るのも楽しいですよ。バラをそのままドライフラワーにしてもいいですし、花びらの状態にして乾燥させてもかまいません。
十分に乾燥したら、バラのアロマオイルを染み込ませたコットンを、ドライフラワーと一緒に密閉容器に入れておきましょう。
しっかりと香りが移ったら、布の袋に入れてサシェにしたり、透明なガラス容器に入れてルームフレグランスにしたりと、いろいろ楽しめます。
薔薇風呂にする
ちょっと贅沢な楽しみ方ですが、たくさんのバラをもらったときは、薔薇風呂を体験してみるのもリッチな時間を過ごせるでしょう。
薔薇風呂のやり方は次のとおりです。
- バラの花首を切って、汚れを落とすために水洗いする
- 花びらの状態にして、ぬるま湯を張った湯船に浮かべる
熱いお湯はバラが傷んでしまうので、35℃~40℃くらいのぬるま湯で行うことがポイントです。湯船に入ったときにバラが流れ出てしまわないように、お湯を少なめに張ることも忘れずに。
入浴後は、花びらを回収して水洗いした後、水を張ったボウルなどに浮かべておきましょう。花びらの状態がよければ、2~3回は薔薇風呂を楽しめますよ。
クリスマスにバラを贈るときのよくある質問
最後に、クリスマスにバラを贈るときのよくある質問を、2つ紹介します。
- バラの値段はどのくらいする?
- バラの花束を長持ちさせる方法は?
バラの値段はどのくらいする?
バラの値段は花屋や品種によってまちまちですが、通常は300円~500円くらいが一般的です。しかし、クリスマスはバラの需要が上がるため、価格も高騰します。
バラ1本が500円~700円、めずらしい色や咲き方のバラは1,000円くらいすることも。豪華なバラの花束を贈りたいと思っていても、値段を聞いてびっくりする人や考え直す人も実は少なくありません。
バラに限らず、花は時期やタイミングによって値段が変動するものですが、予算も考えつつ計画を練っていきましょう。
バラの花束を長持ちさせる方法は?
バラの花束を長持ちさせるためには、持ち帰ったらすぐにラッピングを外し、花瓶に活けること。花瓶に入れる前に、水の中で茎をカットし水あげしてあげることも大切です。
さらに、花瓶の水に延命剤を混ぜたり、まめに水替えや切り戻しをしたりすることも、長持ちのコツになります。暖かい場所ではお花がすぐにくったりしてしまうので、置き場所は涼しいところを選びましょう。
お花の飾り方は次の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方はぜひチェックしてみてください。
"関連記事:お花の飾り方|場所別のインテリア例や手入れについて
まとめ
クリスマスに特別な気持ちを伝えたいときには、バラの花が活躍してくれます。
バラは、クリスマスのロマンティックなムードを高めてくれるだけではありません。色や本数に愛にまつわる意味を添えられるので、恋人やパートナーへの贈り物にぴったりです。
今回は、クリスマスにバラがおすすめな理由や、クリスマスのシーンに合わせた贈り方を紹介してきました。
さらに、贈るときの注意点や花束以外のバラのギフト、バラを使ったクリスマスの結婚式など、クリスマスとバラをテーマに幅広く解説しています。
バラの花束をもらった方には、おすすめの楽しみ方も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。