事務所移転の報告を受けて、お祝いは何を贈ろうかと悩む人は多いかと思います。できることなら新事務所に相応しい品物を贈りたいですよね。
この記事では、企業名義・個人名義、どちらの場合で贈っても失礼にあたらない移転祝いを紹介します。定番ギフトから、センスの光る品物まで幅広いジャンルから厳選しました。
そのほか、事務所移転祝いを選ぶ際のポイントや贈り方、よくある質問もまとめました。気になる方は参考にしてみてください。
事務所移転祝いの費用相場と品物
移転祝いは渡す相手との関係性で、費用相場が変動します。
- 関係性が深い取引先: 30,000円~50,000円
- 一般的な付き合いの取引先:10,000円~30,000円
- 身内(親戚)への移転祝い:10,000円~30,000円
- 友人・知人へ:5,000円~10,000円
上記を参考に、ぴったりのギフトを選んでください。 費用相場には幅があるため、どれくらいの金額にすると良いのかと迷うかもしれません。
関係性別に贈るおすすめのギフトをそれぞれ3点ピックアップしました。ギフト選びに悩まれた際には、ぜひ参考にしてみてください。
- 関係性が深い取引先:胡蝶蘭、大型の観葉植物、スタンド花
- 一般的な付き合いの取引先:中型の観葉植物、シャンパン・銘酒のセット、プリザーブドフラワー
- 身内(親戚)への移転祝い:高級コーヒーメーカー、キッチン家具、カタログギフト
- 友人・知人へ:小型の観葉植物、高級菓子・ティータイムセット、ルームディフューザー
関連記事:移転祝いを贈る際の相場とマナー|おすすめの花も紹介
事務所移転祝い|選び方のポイント

事務所移転祝いを贈る際は、以下の3つの視点を持って選ぶと、相手にとって喜ばれる贈り物となります。
| ポイント | 具体例 |
| 移転先の雰囲気に合わせる | 新しい空間になじむアイテム |
| さり気なく個性のあるもの | 奇抜ではないけれど少し外した定番品 |
| 実用的なもの | オフィスで使えるアイテムや消え物 |
これらすべてを満たす品物を選ぶのは簡単ではありません。まずは、この中から2つのポイントを満たすものを基準に探してみてください。
きっと素敵な事務所移転祝いを見つけられるはずです。
事務所移転祝いのおすすめ品物8選

新たな環境に彩りを添えてくれることから、観葉植物や生花アレンジ、胡蝶蘭は移転祝いとして人気があります。ここでは、植物以外の移転祝い品も含めて厳選しました。
- 観葉植物|パキラ
- 鉢物|胡蝶蘭
- 生花|季節のおまかせ生花アレンジ
- お菓子|小樽能楽堂 和茶盆 wachanbon
- 日本酒|純米大吟醸 火入れ 720ml 化粧箱入り
- 縁起物|白黒ペア招き猫
- コーヒー|マイセン「マイセンコーヒー ドリップバッグコーヒーセット」
- ワイン|2023 三原ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン
それぞれ詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。移転祝いを花以外で選びたい方はこちらの記事もチェックすると、より納得のいく品物を見つけられるかもしれません。
関連記事:移転祝いに贈る花以外のおすすめアイテム・マナー・送り方について解説
①観葉植物|パキラ

風水良し・縁起良し・育てやすい、三拍子そろったパキラは、移転祝いに向いています。
発財樹の別名を持っており、風水的に金運や商売と好相性。また、花言葉である「快活」や「勝利」は、新たな場所でスタートする場面にぴったりです。
生命力が高く、管理しやすい品種である点もお祝い向き。室内で育てられる観葉植物で、日光が少ない場所でも耐性があるので1週間に2〜3回、日光にあてると良い状況で育てられます。生命力の高さは育てやすいだけでなく繁栄というイメージにもつながるので、きっと好印象なお祝い品になるでしょう。
[https://andplants.jp/collections/pachira]関連記事:迷ったらこれ!移転祝いにおすすめの観葉植物9選と失敗しないマナー
②鉢物|胡蝶蘭

胡蝶蘭の花言葉の1つには「幸福が飛んでくる」という移転祝いに最適なものがあります。さらに、華やかな姿は記念すべき移転をより彩ってくれるでしょう。
王道の移転祝いですが、その迫力は観葉植物や生花アレンジ、消え物の食べ物・飲み物にはありません。お客様が訪れるお店であれば、胡蝶蘭は立派なフラワーインテリアとしても活躍します。
サイズや色も幅広くあるので、贈り先の規模やコーポレートカラーに合わせて、素敵な胡蝶蘭を選んでください。
[https://andplants.jp/pages/phalaenopsis]関連記事:移転祝いに贈る胡蝶蘭|マナーや胡蝶蘭以外のおすすめについて
③生花|季節のおまかせ生花アレンジ
移転祝いに贈る花というと胡蝶蘭が代表的ですが、胡蝶蘭に限らず、花は移転祝いに最適です。お祝い全般の定番と言っても過言ではないですが「種類豊富でどれを選べばいいかわからない」と贈りたくても踏み留まる人もいますよね。
「季節のおまかせ生花アレンジ 」なら、悩むことはありませんよ。経験豊富なプロが、季節の花をメインに用いた唯一のアレンジをつくります。
アレンジは5色展開しており、メインカラーのセレクトが可能です。オフィスや店舗の雰囲気に合わせたり、コーポレートカラーを取り入れたり、相手に合わせて選ぶとおしゃれな移転祝いになります。また、花瓶の用意がなくても、飾れる点も移転祝い向きです。
そのほか、サイズが複数あり、贈り先の規模やご予算に合わせて贈れます。Lサイズであればスタンドアイアンもセットできるので、ご都合に合わせてセレクトしてくださいね。
[https://andplants.jp/collections/flower-arranges]④お菓子|小樽能楽堂 和茶盆 wachanbon
単品で渡したり、ほかのお祝いと合わせたり、さまざまな形で贈れるため、消え物は移転祝いでも人気があります。消え物をお祝いとして渡す場合のおすすめは和菓子です。和菓子は多彩な味わいがあり、さまざまな好みに対応できるため、社員のみなさんで楽しんでいただけます。
「小樽能楽堂 和茶盆 wachanbon」は、和三盆糖という希少な砂糖を使用し、小樽の和菓子職人が手作りで仕上げた、特別な一品です。形は北前船を表す舟型や能の女面型、松竹梅などのおめでたい型を用いており、見た目にも楽しめる和菓子となっております。
味は、柚子茶、梅昆布茶、焙じ茶、抹茶の4種類があり、上品な甘さと柔らかな口どけが特徴です。時間が経つにつれて風味が変わり、異なる食感を楽しむことができます。またパッケージには、小樽市能楽堂に描かれた老松があしらわれており、贈り物としての特別感がいっそう引き立てられるでしょう。

⑤日本酒|純米大吟醸 火入れ 720ml 化粧箱入り
お祝いでお酒を飲むことを「祝杯」というくらい、お祝いとお酒はつながりが深いものです。また、お祝いの席でお酒を飲むのは縁起が良いと言われています。そのことから、お祝いでお酒を贈る機会は多く、移転祝いとしても人気です。
この「純米大吟醸 火入れ」は、酒米の王様と呼ばれる安曇野市産山田錦を使用し、さらにその中でも中心部の35%のみが精米されて作られた逸品です。透明感があり、シルクのように滑らかな舌触りは、特別な飲酒体験になるでしょう。
また、生原酒を瓶詰め後に湯煎で加熱殺菌し、急速冷却するという手間と時間を惜しまない方法で製造されており、火入れ酒でありながらもガス感のあるフレッシュでフルーティーな風味を楽しむことができます。化粧箱入りで高級感もあり、贈答品としても最適です。移転祝いにぜひ、このお酒を選んでみてはいかがでしょうか。

⑥縁起物|白黒ペア招き猫
縁起物としてメジャーな招き猫。左手を上げた招き猫は「千客万来」、右手を上げた招き猫は「幸運」と「金運」を招くと言われています。昔からある縁起物ですが、近年はデザインが凝ったものも多くあり、おしゃれな贈り物としてもうってつけでしょう。
谷中堂のペア招き猫は、福招きを表す白色と、厄除け病除けを表す黒色がセットになった商品です。挙げている手も右手と左手で違い、セットで贈ると素敵な移転祝いになります。片手で持てるコンパクトサイズなので、2体いても邪魔になりません。

⑦コーヒー|マイセン「マイセンコーヒー ドリップバッグコーヒーセット」
法人への移転祝いとしてお手軽なのは、コーヒーなどの飲み物系のギフト。みんなで手軽に分けることができ、また比較的万人に好まれやすためおすすめです。
ご紹介するのは、磁器を手がける「マイセン」さんのドリップバッグコーヒーセット。オリジナルブレンドとオーガニックブレンドの2種類が入っており、お相手の好みにより、選んでもらうことが可能です。
ドリップバッグタイプのため、お湯とコップさえあれば飲むことができるのも魅力の一つ。デザインも綺麗なため、おしゃれな移転祝いとして、贈るのにぴったりです。

⑧ワイン|2023 三原ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン
お祝い事のお酒というと、日本酒やシャンパンを思い浮かべる人が多いですが、そのほかのお酒を移転祝いに贈ってみても、問題ありません。
相手の好みに合わせられると理想的ですが「お酒ならなんでも好き」という人も多く、好みを選ぶのは難しいですよね。
お酒の種類に迷ったときはワインを選んでみてはいかがでしょう。デザイン性の高い商品もあり、目でも楽しめる、おしゃれな移転祝いになります。
今回ご紹介するのは瀬戸内醸造所さんの「2023 三原ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン」という白ワイン。収穫から醸造まですべて手作業で作られたぶどうを使用しており、細部までこだわり抜かれた一品となっております。
また食べ物との相性も良く、特に魚介類と一緒に召し上がると、絶品です。

事務所移転祝いを贈る際のマナー

この項目では事務所移転祝いを贈る際のマナーについて解説します。
事務所移転の案内が届いたら、まず以下を確認します。
| 確認項目 | 確認する理由 |
| 新しい連絡先 | 今後の付き合いのため |
| 移転の内容 | 失礼のないようにするため |
| 移転日と式典の有無 | お祝いを渡す日程を決めるため |
特に、移転の内容はしっかり確認してください。規模縮小や撤退による移転の場合は、お祝いを贈ると失礼になります。
そのほか、辞退の連絡があったら贈らないようにしてください。また、辞退していなくても、事前に贈って問題ないかの確認が取れると迷惑になりません。
上記を確認したら、次に以下のポイントを確認してください。
- お祝いを贈るタイミング
- 事務所移転祝いの「のし」の書き方
- お祝いにメッセージを添える
お祝いを贈るタイミング
移転祝いには贈るタイミングがあります。早すぎても遅すぎても相手を困らせてしまうので、時期を見計らって贈りましょう。
式典がある場合は、式典に合わせます。式典がない場合のベストなタイミングは、移転日前日や当日です。忙しい時期と重なるので、事前に移転祝いを渡したい旨を伝え、受け取りが可能か確認を取るようにしてください。
そのほか、六曜を意識して、大安や先勝(午前中が吉)などの吉日に渡せると理想的です。
ベストなタイミングで渡すのが難しい場合は、以下の日程をおすすめします。
- 移転する前の1週間前後
- 移転した後の2週間以内
移転祝いは、遅くても1か月以内に渡してください。1か月をすぎたら移転祝いとして渡すのは避けるのが無難です。
移転祝いの返礼は1か月以内が理想と言われているため、返礼が済んでいる可能性があり、追加で準備をさせてしまうかもしれません。
遅くなった場合は、できる限り早くお祝いのメッセージを送り、お返しの必要がない菓子折りを持参して挨拶に伺いましょう。
移転祝いの「のし」の書き方
移転祝いの品物には、のしを掛けます。
- 水引:紅白の蝶結び
- のし上:「御祝」や「御移転御祝」
- のし下:送り主の名前を記入(会社として贈る場合は社名)
記入する際は、筆または筆ペンで書くのが理想です。 そのほか、現金を贈る場合も同様で、紅白の蝶結びのご祝儀袋を用います。
お祝いにメッセージを添える
メールや電話でお祝いの気持ちを伝えるだけでなく、品物にメッセージを添えるとより良いお祝いになります。
メッセージを書く際のポイントは以下です。
- 挨拶の言葉:時候の挨拶や日常の挨拶(先日はありがとうございました等)
- お祝いの言葉:移転を祝う気持ちを伝える言葉
- 感謝や気遣いの言葉:感謝や支援の申し出(お手伝いできることがあれば等)
- 結びの言葉:相手の発展を祈る言葉と今後の付き合いを願う言葉
そのほか、以下の忌み言葉を使用しないよう気をつけてください。
事務所移転祝いを贈る際の立て札の書き方

事務所移転祝いを贈る際の立て札には、主に「お祝いの文言」「宛名」「贈り主の名前」を入れます。移転祝いであれば、お祝いの文言は以下の表現が多いです。
- 祝御移転
- 祝移転
- 移転御祝
どの表現を使っても問題ありません。移転に触れずに「御祝」「祝」と記載する場合も多くあります。宛名は「会社名+代表者氏名」の記載が一般的です。
ただし、立て札では宛名の部分は省略して作成する場合も多いため、必ず記載が必要と言うわけではありません。全体のバランスや文字数を見て記載するかどうかを考えると良いでしょう。
贈り主の名前は、宛名とは異なり必ず記載してください。受け取った方が誰からの贈り物なのか確認できないためです。
また、お店に飾る場合は、お客様へのアピールに繋がるので、「会社名+代表取締役社長 氏名」で記載すると喜ばれます。詳しい移転祝いの立て札の書き方については、以下の関連記事を参考にしてください。
関連記事:移転祝いの立札|書き方・メッセージテンプレ集やおすすめギフト
事務所移転祝いを贈る際の注意点

事務所移転のお祝いを贈る際は、以下のポイントに注意してください。
- 移転祝いに相応しくないものは贈らない
- 置き場所に配慮する
- 言葉に注意する
移転祝いに相応しくないものは贈らない
事務所移転祝いには、贈ると失礼に当たる品物があります。品物そのもののイメージが大きく関係するので、選ぶ際は注意が必要です。
受け取る方によっては気にしない場合もありますが、贈り先の従業員の方や訪れるお客様に不快な思いをさせてしまうかもしれません。そのため、以下の品物は基本的に贈らないようにしましょう。
| 移転祝いに相応しくない品物 | 理由 |
| 造花・プリザーブドフラワー | 「生きていない花=停滞・後退」の印象を与えるため |
| 真っ赤な品物 | 火事を連想させるため |
| 火を使う品物(暖房器具やライターなど) | 火事を連想させるため |
| 刃物 | 「縁を切る」の意味として捉えられるため |
| 履物・敷物 | 「踏みつける」の意味として捉えられるため |
| ハンカチ | 「別れ」の意味として捉えられるため |
| 割れ物(陶器やガラス製品) | 関係が壊れること連想させるため |
上記に当てはまる品物は控えるのが基本ですが、企業のコーポレートカラーやイメージカラーに赤が用いられている場合は喜ばれることもあります。
赤を用いたものを渡す際は、失礼がないよう貴社の色をイメージしたと伝えましょう。
置き場所に配慮する
移転祝いに贈る品物は、贈り先の事務所の広さに応じて選んでください。置き場所が広くない場合、大きな贈り物はかえって迷惑になる可能性があります。
特に、胡蝶蘭や観葉植物、生花アレンジのサイズには注意しましょう。あらかじめ、贈り先に置き場所の広さを確認しておくと安心です。
置き場所が広くない場合は、ミディ胡蝶蘭や5~6号サイズの観葉植物、3~4号鉢を利用した生花アレンジメントなどがおすすめです。
言葉に注意する
事務所移転祝いでは、言葉に注意してください。特に以下のような言葉の使用は避けましょう。
| 避ける言葉 | 具体的な忌み言葉 |
| 火事を連想させる言葉 | 燃える・赤など |
| 新拠点に災いをイメージさせる言葉 | 倒れる・崩れるなど |
| 不幸を連想させる言葉 | 失う・終わるなど |
直接お祝い品をお渡しする場合は、贈るお祝いの言葉の中に含めないように気を付けてください。配送する際は、メッセージカードや手紙に上記のような言葉を使わずに、お祝いの気持ちを込めて丁寧に作成すると喜ばれます。
まとめ
事務所移転祝いとして贈ることを避けたほうが良い品はあるものの、「これを贈らなければいけない」という決まりはありません。
さまざまなギフトを紹介してきましたが、おすすめは「観葉植物」や「花」。きちんと感があるだけでなく、鉢やラッピングでセンスの良さを演出できます。ほかの品物についても、おすすめのギフトなので迷ったときは参考にしてみてください。
また、マナーを守るのは大切ですが、こだわりすぎないようにしましょう。マナーに集中しすぎて、お祝いの気持ちを伝えることが後回しになってしまったら元も子もありません。
事務所の移転をお祝いする気持ちのこもったお祝いが、きっとなによりも喜ばれるはずです。