ワイヤープランツの育て方

ワイヤープランツの育て方

植物名 ワイヤープランツ
学名 Muehlenbeckia
英名 Maidenhair Vine
科目/属性 タデ科ニューレンベッキア属
原産地 ニュージーランド

ワイヤープランツの特徴

ワイヤープランツは、小さなグリーンの葉が可愛らしい植物です。名前の通り、細いワイヤーのような特徴的な茎をしてきます。

植物を初めて迎える方にも育てやすく、増やすことも簡単なので人気の植物です。室内屋外どちらでも育てられるワイヤープランツは、インテリアグリーンだけでなくグランドカバーにも活躍します。

横へ横へ広がる匍匐性(ほふくせい)の植物のため、プラントハンガーを利用して空中に吊るすとナチュラルな雰囲気も増しておしゃれです。葉の形や色合いの違う品種もあり、種類を選んで素敵な空間を演出することもできます。

ワイヤープランツの花言葉

ワイヤープランツの花言葉は、「純愛」「あなたを思っています」「憧れ」です。

小さく可愛らしい葉が付くワイヤー状の茎が、花冠や結婚式のブーケに使用されることから名付けられています。ロマンチックな花言葉なので、気になる方へのプレゼントに最適です。

観葉植物以外にも、寄せ植えや花束など様々な形で活躍するワイヤープランツ。思いを形にして、花言葉と一緒にプレゼントすると喜ばれるでしょう。

ワイヤープランツの風水

ワイヤープランツには「健康運」を上げる風水効果があります。丸い葉を持つ植物は、気を調和してリラックスさせる効果があるためです。

忙しい毎日を過ごしている方は、気持ちが落ち着かず体調を壊してしまうことも。そんな方は、寝室やリビングにワイヤープランツを置くとリラックスできるでしょう。

ただし、葉先が尖るワイヤースペードなどは気を活性化させるので、寝室とは相性が悪い傾向があります。葉先の尖るタイプは、邪気払いの風水効果を十分に発揮させるためにも玄関や窓際に置いてください。

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ワイヤープランツの育て方

ワイヤープランツの育て方

日当たり 日当たりのよい置き場所
温度 最低‐5℃以上をキープする
耐寒性 強い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬:土の表面が乾いてから2~3日後
肥料 緩効性肥料、液体肥料
剪定時期 周年

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置き場所と日当たり

日当たりのよい環境を好みます。ただし真夏の直射日光に当たると、葉焼けすることもあるので注意が必要です。

耐陰性があるとはいえ、あまりに暗い場所ではうまく生育できず徒長し見栄えが悪くなります。室内でも屋外でも、日当たりのよい環境で育てることが重要。

屋外と室内に出したり入れたりすると紫外線量が変化して、植物の生育に悪影響です。育てる場合は、一つの場所に固定して育てましょう。

温度

ワイヤープランツは寒さに強い植物です。最低‐5℃以上をキープして育ててください。

寒さで葉が落ちても根が生きていれば、春に新芽をたくさん出します。ただし、暖かい室内に置いていたワイヤープランツを、冬の屋外に出すと急激な寒暖差で枯れる可能性も。

地植えはしっかりと根付けば、葉が落ちても春には綺麗に元に戻ります。鉢植えの場合は根が凍結すると枯れるので、寒風の当たらない軒下や室内に移動させると安心です。

冬の窓際は屋外と変わらないくらいに冷え込みます。耐寒性はありますが、窓から離した明るい場所に置き、暖房の風が当たらないようにすると管理が簡単です。

水やりの頻度

  1. 春夏:土の表面が乾いてから
  2. 秋冬:土の表面が乾いてから2~3日後

春夏の生育期には、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れるくらいに、しっかり水やりしてください。ただし、水のやりすぎや受け皿の溜め水は根腐れの原因になります。

水やり後は、受け皿に溜まった水は小まめに捨てることが重要です。気温の下がる秋からは土の渇き具合を見ながら、徐々に水やりを控えましょう。

冬は土の表面が乾いてから2~3日後に水やりをします。この時期は空気が乾燥するので、水やりと一緒に葉水も与えるとイキイキとした元気な葉を維持しやすいです。

冬の水やりや葉水は、暖かい時間帯に行ってください。気温の下がる時間帯に与えると根や葉が傷む原因になります。

ワイヤープランツは乾燥によって葉が傷みやすい植物です。水切れに注意しながら、こまめに葉水をすると葉を美しく保てます。

地植えの場合は、植えた直後と夏の雨の降らない高温期を除いて水やりは必要ありません。

肥料

ワイヤープランツには、植え替えの時に長期間ゆっくり効く緩効性肥料を、土に混ぜ込んでおくだけで十分です。土に肥料を混ぜ込んでいない場合は、置き肥や液肥を与えます。

生育期の5~10月に2か月に1度置き肥を置くか、水に薄めた液肥を2週間に1度のペースで水やり代わりに与えてください。冬は生育が緩慢な時期なので、肥料は与えません。

ワイヤープランツは肥料が少なくても十分に育ちますが、葉色を濃くしたり茂らせたりしたい場合は土に混ぜ込んだ元肥以外に追肥もしましょう。ただし、肥料の与えすぎは根を傷めるため、与えるペースや時期はしっかり守ってください。

また、地植えの場合に肥料を与えると茂りすぎる要因になります。痩せ地でも育つくらいに強い植物なので、地植えには少ない肥料分で問題ありません。

剪定方法

ワイヤープランツの剪定は通年行うことが可能です。傷んだり伸びすぎたりした茎や葉を剪定します。

葉が出ている茎であれば、どこから切っても問題ありません。節から新しい茎を出すので、理想の株姿をイメージして剪定すると良いでしょう。

剪定せずに伸ばし続けると、栄養が先端に集中して根元に葉がなくなりスカスカになることも。こまめに剪定すると美しい姿を維持できます。

冬の寒さや乾燥によって葉が落ちた茎は、切り戻すと根元から綺麗な新芽が出てくるので安心してください。

ワイヤープランツによくあるトラブルと対処法

ワイヤープランツのよくあるトラブルと対処法

生育旺盛で育てやすいワイヤープランツですが、トラブルも存在します。

ここではトラブルが起きたときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。

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根腐れ

根腐れでは、以下の症状が見られます。

  1. 水をあげても元気にならない
  2. 土がなかなか乾かない
  3. 葉が落ちやすい
  4. 葉が茶色・黄色に変色している
  5. 幹や幹の根元が柔らかい
  6. 土から腐敗臭がする
  7. 土の表面にカビが生えている
  8. 根黒く変色している

根腐れは、土の中の酸素濃度が低下して土中の細菌叢が変化し、有機物の腐敗が進むことで有害なアンモニアが発生し、土壌環境が悪くなることで発症します。

また、常に土が湿っている状況では根が呼吸することができず、細胞が死んでしまいます。これが原因で、根から水を吸い上げることができなくなり、植物体に水を供給することができなくなることで死んでしまう現象です。

根腐れの対処法は以下。

  1. 鉢から植物を抜き、悪い土を落として水はけのよい土に交換する
  2. 根の傷んでいる部分、腐っている部分をカットする
  3. 少量の水を与え、風通しがよく明るい日陰で管理する
    ※1週間を目安に水が乾くコンディションで管理する
  4. 活力剤を与えてみる
  5. 傷んだ葉を取り除く
  6. 枯れた枝を切り取る

根腐れが起こった場合は、鉢を入れ替えて土の環境を変えることが大切です。傷んでしまった根は取り除き、健康な状態が取り戻せるような環境を与えてあげましょう。赤玉土・ゼオライトなどを用土に混ぜ込むことで、水はけと根腐れを防止することができます。

枝先がダメになっている場合は、生きている部分までカットし、新しい葉を出すことで回復させます。根元から腐っている場合は、無事な部分で切り取り、挿し木にして発根させて回復させましょう。

根腐れが起こると、新芽を残すように古い葉を落とす現象が見られます。重度の根腐れの場合は、新芽や枝の先から枯れることがあるので注意が必要です。

根詰まり

根詰まりとは、鉢の中で根がいっぱいになることで起きる症状です

根詰まりの症状は以下の通り。

  1. 水が浸透しづらくなる
  2. 底から根が出てくる
  3. 葉が黄色くなる
  4. 鉢にヒビが入る

特に春夏の成長期で一気に伸びてしまうと上記のような症状が起きてしまいます。すぐに枯れる要因にはなりませんが、放置してしまうとワイヤープランツに悪影響です。

対処法はワイヤープランツの植え替えをすること。

ワイヤープランツを現在の鉢より1つ上の大きい鉢に植え替えることで、上記の症状はほとんど解消されるでしょう。植え替えを行う時期も春夏の成長期が最も適しています。

葉焼け

葉焼けでは、以下の症状が起きます。

  • 葉の色素が抜けて白くなっている
  • 葉の一部が茶色く枯れている

強い日差しを浴びすぎると葉が傷んで「葉焼け」というトラブルが発生します

葉焼けの症状に気がついたら、早めに置き場所を検討し直すことが必要です。

対処法は以下。

  1. 直射日光が当たっている場合はカーテンなどで遮光する
  2. 葉焼けした部分はカットする

葉焼けが起こるということは、日光が当たりすぎている可能性が高いため、直射日光に当てないような措置を取りましょう。

また、一度焼けてしまった葉は二度と元に戻りません。傷んだ葉はカットし、新しい健康な葉が生えてくるのを待ちましょう。

ハダニ

ハダニの症状は以下。

  1. 葉にクモの巣のような糸がついている
  2. 葉の裏に小さな虫がついている
  3. 葉に斑点や傷がある
  4. 葉の色が薄くなり枯れている

ハダニは繁殖力の強さと、薬剤耐性を持つとても厄介な害虫です

放っておくと糸を張って大量発生する危険性もあるので、早めに対処を行いましょう。

対処法は以下。

  1. 傷んだ葉はカットする
  2. 葉の表裏、付け根や茎も水で洗浄する
  3. ハダニに効果のある液体を噴霧する(2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢、殺虫剤)

ハダニが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカファインスプレー・オルトラン)を使用するのが効果的です。2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。

そもそもハダニは、こまめな霧吹き・葉をふき取りきれいにすることを怠らなければ発生しません。

常にきれいな状態を保つために、霧吹きの購入は必須といえます。月に一度はシャワーで洗い流すなどの管理も必要です。

ワイヤープランツのよくある質問

ワイヤープランツのよくある質問

最後にワイヤープランツのよくある質問とその答えを以下にまとめました。

  1. ワイヤープランツは室内屋外どちらを好むの?
  2. ワイヤープランツは水耕栽培(ハイドロカルチャー)できるの?
  3. ワイヤープランツの根元がスカスカの時はどうすればいい?
  4. ワイヤープランツは花が咲くの?開花時期は?
  5. ワイヤープランツがチリチリになる原因は?
  6. ワイヤープランツの適切な増やし方は?
  7. ワイヤープランツが枯れる原因は?
  8. ワイヤープランツのおしゃれな飾り方は?

それでは具体的に見ていきましょう。 

ワイヤープランツは室内屋外どちらを好むの?

真夏の直射日光を避けた明るい環境下であれば、室内でも屋外でもワイヤープランツは生育します。しかし、冬の寒さや乾燥で葉が傷むことがあるので、室内のほうが安心して育てられるでしょう。

ただし、室内と屋外を入れたり出したりすることはおすすめできません。なぜなら、出し入れによって紫外線量が変わりワイヤープランツの生育に悪影響だからです。

そのため、置く場所を屋外か室内か決めたら、一年を通して同じ場所で育ててください。

ワイヤープランツは水耕栽培(ハイドロカルチャー)できるの?

ワイヤープランツは水耕栽培が可能です。水を入れた花瓶やコップに剪定した茎を入れておくと、簡単に根が出てきます。

そのまま育てることもできますが、水中には根から出る老廃物を分解する微生物がいません。そのため、根が腐りやすい点に気を付けて下さい。

毎日水を入れ替えて、イキイキとしたワイヤープランツに育てましょう。また、固形の焼土であるハイドロボールを使用した水耕栽培も、同様に楽しむことができます。

根のついた苗を水耕栽培する場合は、流水で綺麗に土を落としてください。その後、葉と根を半分ほど切って整理して水耕栽培します。

水環境に適した根が新しく出てくると、新芽もたくさん伸びてきます。

ワイヤープランツの根元がスカスカの時はどうする?

根元がスカスカになる原因は「茎の伸びすぎ」です。

植物は伸びた茎や枝葉の先端に、根から吸収した栄養を集中させて成長します。茎が伸びすぎると根元の茎には栄養が溜まらず、新たな葉や茎が出にくい状態に。

短く剪定すると、茎の先端が根元に近くなり栄養が溜まりやすくなります。栄養が溜まれば、節々から新たに葉が伸びて根元のスカスカも改善されるでしょう。

剪定後に肥料を与えると、より新芽が出やすくなります。ただし肥料のやりすぎには気を付けてください。

ワイヤープランツは花が咲くの?開花時期は?

5~7月に黄緑色の小さな花が咲きます。非常に小さく目立ちませんが、可愛らしい花です。

花が咲き終わると、透明なベル型の実が付きます。このベル型の実は、大きく目立つため花と間違われることも。

実際の花より目立ち、透明なベル型の実は非常に美しい姿をしているためです。花は5~7月に咲き続けるので、よく観察すると可憐な花と美しい実を両方楽しめるでしょう。

ワイヤープランツの適切な増やし方は?

ワイヤープランツは「挿し木」で増やすことができます。生育期の5~10月に行いますが、気温が上がる5~7月に行うと最も成功率が高いです。

挿し木は伸びた茎を10~15㎝に切り、土に挿す5㎝部分の葉を取り除き優しく植えます。直射日光に当たらない明るい日陰で、土が乾かないように2~3週間管理すると新芽が出てくるでしょう。

挿し木は、水挿し(土に植えずに容器に溜めた水に挿しておく方法)でも簡単に増やすことができます。水挿しで発根させた場合は、そのまま育てることも可能です。

ワイヤープランツが枯れる原因は?

枯れる原因は、「水のやりすぎ(やらなすぎ)」「日当たり不足」「凍結」が考えられます。

水のやりすぎは根腐れの原因に。水やり後は、こまめに受け皿の水を捨ててください。

また、水のやらなすぎも危険です。特に生育旺盛な5~10月は水を必要とするので、適切な水やりをしましょう。

地植えの場合は、植え付け直後と夏の高温期を除いて水やりは必要ありません。

真夏の直射日光は葉焼けの原因になりますが、暗すぎると光合成ができず枯れる恐れも。夏の直射日光が差し込むときは、レースカーテン越しの明るい窓際で管理してください。

寒さには強いワイヤープランツですが、根まで凍結するほどの寒さには耐えられません。特に鉢植えは地植えと違い根まで凍結しやすいので、注意してください。

ワイヤープランツのおしゃれな飾り方は?

ワイヤープランツは、観葉植物以外にもグランドカバーや寄せ植え、水耕栽培などに活躍します。いずれも素敵な飾り方ですが、横へ広がる性質を活かしてプラントハンガーを利用するとおしゃれになります。

空中に吊るした状態から、枝垂れる可愛らしい葉がおしゃれな雰囲気を演出するでしょう。ただし、室内で高い位置に飾るとワイヤープランツに日光が当たらないこともあります。

日当たりの良い環境を確保した場所で、おしゃれに飾りましょう。

ワイヤープランツのまとめ

ワイヤープランツのまとめ

ワイヤープランツは明るい環境であれば、一年を通して簡単に育てることができます。生育旺盛で育てやすく様々な楽しみ方もあるため、おしゃれなインテリアグリーンとして活躍するでしょう。

「純愛」「あなたを思っています」という花言葉は、パートナーや気になる方へのプレゼントに最適です。健康運を上げる風水効果は、忙しい毎日を過ごしている多くの方に喜んでもらえます。

ぜひ、育てやすいナチュラルグリーンとして育ててみてはいかがですか。

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