オフィスに適した観葉植物|おすすめと注意点について

オフィスに適した観葉植物|おすすめと注意点について

「オフィス緑化」という言葉が登場して久しいですが、なかなか緑化しきれず、まだまだ無機質なオフィスに退屈されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回はオフィスに適した観葉植物を選ぶ基準や、具体的におすすめの植物の種類、観葉植物を置くことによる効果など、オフィスと観葉植物に関する情報をひとまとめにして紹介します。

オフィスに観葉植物の導入を検討されている方はぜひ、緑あふれる素敵なオフィス作りの参考にしてみてください。

(すぐに「オフィスに適した観葉植物」を見たい方はこちらのリンクをクリックいただくと該当部分に移動します)

[https://andplants.jp/collections/plants-office]

↑こちらではオフィスにおすすめの観葉植物を商品一覧でまとめているので、併せてご覧ください。

AND PLANTSでは、オフィス・店舗に観葉植物の導入を検討されている方向けに相談窓口を用意しております。

お客様と相談しながら最適な植物をプロがコーディネートさせていただきます。

お問い合わせフォームにて【オフィス導入相談】とご記入の上、お気軽にご相談ください!

※まだ具体的に決まってない方、とりあえず話を聞きたい方、検討段階の方でも相談ベースでのお問い合わせ、大歓迎です。「検討中のため相談したい」など記入いただければ幸いです。

オフィスに置く観葉植物の選び方

さっそく、オフィスに置く植物の選び方を3つに分けました。大まかに考えて以下の通りです。

  1. サイズ感で選ぶ
  2. 風水効果で選ぶ
  3. 乾燥に強いものを選ぶ

オフィスの雰囲気に合った基準で観葉植物を選んでみましょう。この後それぞれの基準での具体的な植物の種類を紹介します。

サイズ感で選ぶ

観葉植物を置くため、オフィスとして肝心の働くスペースが圧迫されてしまうと大変です。あらかじめ置く場所を決め、その場所に合わせたサイズのものを用意しましょう。

スペースが少ない場合は4〜6号(30cm〜80cm)、広めの場合は8〜10号(80cm〜200cm)ほどの大きさを選ぶのが一般的です。

設置する場所と合わないサイズのものを飾ってしまうと、せっかく選んだ植物の本来の魅力が発揮されないことがあります。大き過ぎて枝に当たりながら横を通るのも可哀想ですし、かといって小さ過ぎると寂しく見えてしまいますよね。

ちょうど良いサイズを見極めて、人も植物も心地良い状況を作りましょう。

風水効果で選ぶ

そもそも風水は「万物には気の流れがある」という概念を基本とし、古代中国で発祥した環境学です。良いことが起こる環境には良い気が流れているので、逆に良い気が流れる環境を作れば、良いことが起こるという考えで発展してきました。

その中でも植物は自らも気を放ち、葉の向きや形で気の流れを整えてくれるということで重宝されています。

運を味方につけることも大切なビジネスの世界では風水を大変気にされる場合もあり、オフィス内に集中できる環境や穏やかなムードを生み出すという点でも効果があるとされています。

詳しくは観葉植物と風水についての記事もご覧ください。

乾燥に強いものを選ぶ

植物にとって快適な湿度は50%〜60%とされており、冷暖房が常に効いているオフィス空間は、実は植物にとって乾燥気味なことが多いです。

エアコンは空気中の水分を使って温度を調節するため、水分が欲しい植物とは相性が良くないとされています。

しかしオフィスは人が快適に仕事ができる場所であるべきなので、環境を一定に保つエアコンは欠かせません。そもそも大きいビルでは空調を切ることが難しい場合もありますよね。

そのためパキラやサンスベリアのように、乾燥に強い植物を選ぶとオフィス内でも元気に育つことができるのではないでしょうか。

乾燥に強い植物を選んだとしても、エアコンの風に直接当たる場所は避けてあげてください。

小型|オフィスに適した観葉植物

まずは「サイズ感で選ぶ」際の小型な観葉植物を2種類紹介します。

  1. ペペロミア・サンデルシー(スイカペペロミア)|初心者でも育てやすい
  2. シマトネリコ|小粒な葉が美しい

どちらも小さくて可愛らしい植物です。

ペペロミア・サンデルシー(スイカペペロミア)|初心者でも育てやすい

ペペロミア・サンデルシー(スイカペペロミア)
日当たり 明るい日陰
温度 最低8℃以上をキープする
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬:土の中が乾いてから4〜5日後

ペペロミア・サンデルシー(スイカペペロミア)は、スイカの皮に似たような葉柄が入った観葉植物です。程よく厚みがあり多肉質なことから、お世話がしやすく初心者にも適しています。

大きくなってもスペースを必要としないので、デスク周りに置くことも可能です。注意点としては、仕事中にこんなに可愛らしい柄の植物が目に入れば、ついつい集中が解けて気持ちがほだされてしまうことくらいでしょうか。

しかし良い仕事をするために休憩は付き物です。ペペロミア・サンデルシー(スイカペペロミア)にしっかりと癒してもらい、その後の仕事を頑張りましょう。

葉っぱと茎の色が異なるので、インテリア性の高い植物を探している方にもおすすめです。場所を選ばずに美しい姿を鑑賞できるでしょう。

[https://andplants.jp/collections/peperomiaargyreia] ペペロミア・サンデルシー(スイカペペロミア)の育て方はこちら

シマトネリコ|小粒な葉が美しい

シマトネリコ
日当たり 日当たりのよい置き場所
温度 -3℃まで耐えられる
耐寒性 強い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いたら
秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後

シマトネリコは、一年を通して艶やかな葉っぱを付ける観葉植物です。サイズのバリエーションも豊富なので、デスクやリビングに置きたいと考えている方などさまざまなニーズを満たしてくれます。

テーブルサイズではなく大きなサイズのものは庭木にも適しているので、自宅のシンボルツリーとして飾る方もいるようです。ただしその場合は大きさによっては10m以上にもなる可能性があるので、適宜剪定をして高さを調整する必要があります。

しかし地植えでなく鉢植えで育てるのであれば、そこまで大きくはならないので安心してください。オフィスの天井を突き抜けることはありませんよ。

軽やかで爽やかな見た目をしている植物なので、眺めていると屋内のオフィスであっても、まるで外で日を浴びているかのような気持ちにさせてくれます。

「高潔」「偉大」「荘厳」といった立派な花言葉もあり、良い運気を運んでくれます。シマトネリコが一つあるだけで、気持ちが整えられるかもしれませんね。

[https://andplants.jp/collections/shimatonerico] シマトネリコの育て方はこちら

大型|オフィスに適した観葉植物

つづいてはオフィスに適した大型の観葉植物2種類です。

  1. エバーフレッシュ|耐陰性がある
  2. ドラセナ・コンシンネ|インテリア性がある

スペースに余裕がある場合や広いロビーに飾る場合は検討してみてください。しかしサイズによっては小さいものもありますよ。

関連記事:大型の観葉植物|おすすめと注意点について

エバーフレッシュ|耐陰性がある

エバーフレッシュ
日当たり 日当たりのよい置き場所
温度 最低10℃以上をキープする
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いたら
秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後

エバーフレッシュは、涼しげな葉姿が特徴的な観葉植物です。「歓喜」「胸のときめき」といった花言葉が与えられているので、潤いが欲しいオフィスにはぴったりです。

日中は葉っぱが開いて夜は閉じる「睡眠運動」をおこなうユニークな特徴をもっています。諸説ありますが、余分な水分の蒸発を防ぐためにあるそうです。

1日を通してエバーフレッシュの動きの変化を見られるので、あらためて観葉植物が「生き物」であるのを実感できるでしょう。

時間による景色の変化が分かりづらいオフィスという環境において、エバーフレッシュのように、変化し続ける存在がいてくれるのは大切なことではないでしょうか。

ちょっとした空気の動きでふわふわと揺れてくれるので、無機質なオフィス空間に新鮮な動きをもたらしてくれますよ。

環境に順応する能力が非常に高いので、日当たりを好みますがある程度の日陰でも育てられます。

[https://andplants.jp/collections/pithecellobiumconfertum] エバーフレッシュの育て方はこちら

ドラセナ・コンシンネ|インテリア性がある

ドラセナ・コンシンネ
日当たり 日当たりのよい置き場所
温度 最低5℃以上をキープする
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後

ドラセナ・コンシンネは、針のようにチクチクとした姿をしているユニークな観葉植物です。葉っぱがシャープで鋭いことから、風水では悪い気を寄せ付けず良い気を呼び込むとされています。そのため、玄関などに飾るのがよいでしょう。

葉っぱ一枚一枚は薄く繊細ですが、幹はしっかりと丈夫で乾燥にも強いです。初心者にも適していますし、インテリア性も高いのでおしゃれに敏感な方へもおすすめ。

寒さにはあまり強くないので、冬の置き場所にだけは注意が必要です。窓際から離れた場所で管理をすると、無事に冬越しができます。

ドラセナは原産地のアフリカを思わせるスタイリッシュでインパクトのある、エネルギーに溢れた姿をしています。ドラセナがオフィスに飾られると、周辺の雰囲気を一変させるような存在感がありますよ。

[https://andplants.jp/collections/doracaenaconsinna] ドラセナ・コンシンネの育て方はこちら

風水効果|オフィスに適した観葉植物

次に紹介するのは2種類の風水効果に優れた観葉植物です。

  1. サンスベリア・ゼラニカ|健康運
  2. ケンチャヤシ|仕事運

下記にてそれぞれの風水効果についても紹介します。

サンスベリア・ゼラニカ|健康運

サンセベリア・ゼラニカ
日当たり 直射日光を避けた日当たりのいい場所(室内)
温度 最低10℃以上をキープする
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)
秋冬:葉の表面にしわが寄ってから(10月以降はほぼ断水)

サンスベリア・ゼラニカは観葉植物ではあるものの、多肉のような扱いをされるほど乾燥に強い植物です。「幸運」「健康運」「邪気払い」などの風水効果があります。

環境が合えば10~20年と長く生きることのできるサンスベリアは、健康運に効果的です。珍しい花を見ることができれば幸運が舞い込むともされています。

ゼラニカは縦長で設置スペースを広く取らないので、オフィスの狭い場所でも管理が可能です。職場に置きたいけど、スペースがないという方にもよいかもしれません。

温かい場所が好きなので寒いところに置かないようにするとよいです。特に冬場の窓際は、冷気が発せられているため植物にダメージを与えてしまいます。窓際からは、なるべく離して管理をしましょう。

[https://andplants.jp/collections/sansevieriazeylanica] サンスベリア・ゼラニカの育て方はこちら

ケンチャヤシ|仕事運

ケンチャヤシ
日当たり 明るい日陰(直射日光は避ける)
温度 最低10℃以上をキープする
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)ら
秋冬:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)2〜3日後

ケンチャヤシはヤシの木の仲間で、南国の雰囲気を思わせるような観葉植物。「金運」「仕事運」「邪気払い」の風水効果があるとされています。

中国では「富貴椰子」と表記され、「富を持つ」植物として扱われることも。オフィスに置けば仕事運アップを期待できるでしょう。

日当たりのある置き場所の方が健康に成長しますが、実は耐陰性にも優れています。黒鉢に植え替えるだけでインテリア性もグッと増すので、和モダンな雰囲気に仕上げたい方はぜひ検討してみてくださいね。

[https://andplants.jp/products/catpalm-l] ケンチャヤシの育て方はこちら

乾燥に強い|オフィスに適した観葉植物

続いては乾燥しがちなオフィスでも元気に育つ、乾燥に強い観葉植物2種類です。

  1. 柱サボテン|お水やりが簡単
  2. ユッカ・エレファンティペス|乾燥に強い

乾燥に強い植物を飾り、人も植物も快適な空間を作りましょう。

柱サボテン|お水やりが簡単

柱サボテン
日当たり 日当たりのよい置き場所
温度 最低5℃以上をキープする
耐寒性 強い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土が完全に乾いたら
秋冬:葉にしわができてから

柱サボテンは、背丈が高く成長する姿から名付けられた多肉植物の一種。どの品種も柱のように伸びているのが特徴です。茎の内部に水分を蓄えていてお水やりの手間がかからないため、休日にお水をやれない職場でもピッタリな植物です。

柱サボテンは成長した株であれば1年に1度、一晩だけ大輪の花を咲かせます。少しずつ茎が伸びて蕾が膨らんでいく姿を、同僚の方々とワクワクしながら見守ることができますよ。

しかし花が開くのはたいてい早朝なので、当日はぜひ朝早く出勤してください。

サボテンは種類が非常に豊富ですが、そのほとんどが直射日光下の強い日差しを好みます。一年中屋外で管理できるので、ベランダや玄関外にも適しています。

屋内で育てる場合は、日光の確保が大切です。日差しの出る日中は窓際で管理をするなどの工夫をするとよいでしょう。

[https://andplants.jp/collections/peruvianapple] 柱サボテンの育て方はこちら

ユッカ・エレファンティペス|乾燥に強い

ユッカ・エレファンティペス
日当たり 日当たりのよい置き場所
温度 最低0℃以上をキープする
耐寒性 強い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の中が乾いてから2〜3日後
秋冬:土の中が乾いてから4〜5日後

ユッカ・エレファンティペスは、象の足のような幹と剣のような葉っぱをもっている観葉植物です。その姿から別名「青年の木」と呼ばれています。力強く明日に向かって成長していくさまから、仕事運や金運が高まるとされていて、お祝いごとなどの贈り物にも最適です。

乾燥に強いことから、オフィスでも育てやすい植物として知られています。置き場所によっては、お水やりは1〜2週間に1回で大丈夫です。日当たりが確保できれば問題ないでしょう。

「多少放置気味でも育てられる植物がほしい」という方には、まさにうってつけと言えます。存在感もあるので、インテリア性を求める方にもおすすめです。

力強い存在感のある植物なので、情熱的に仕事をしたいという職場にはぴったりかもしれません。しかし情熱を燃やし続けて疲労が溜まっても大変なので、そんな時はユッカを眺めて心をリラックスさせましょう。

[https://andplants.jp/collections/yucca] ユッカ・エレファンティペスの育て方はこちら

オフィスに観葉植物を置くと得られる効果

つづいてはオフィスに植物があることで起こるポジティブな効果を3つ紹介します。

  1. 空気清浄効果
  2. ストレス緩和効果
  3. 視覚疲労を回復する効果

下記にて3つの効果について説明します。別の記事で詳しく扱っているので、気になる方はぜひ観葉植物の効果を解説した記事もチェックしてみてください。

空気清浄効果

植物は光合成を行うことで成長するための栄養を作り出しますが、その際に二酸化炭素を吸って酸素を吐き出します。オフィスという密閉空間で、常に新鮮な空気を生み出してくれるのは植物の嬉しいポイントですね。

また特定の種類の植物には、シックハウス症候群の原因となる有害物質を除去する効果が、NASAの研究で認められています。サンスベリアや、前述したアレカヤシもそんな植物の一種です。

特にアレカヤシはキシエンやトルエン、一酸化炭素などを吸着してくれるほか、水分の蒸散作用が強いので周辺の湿度を一定に保ってくれる効果があります。

見た目だけじゃなく空気も綺麗にしてくれるとあっては、もはや観葉植物に隙はありませんね。

関連記事:空気清浄効果がある観葉植物|おすすめと置き場所について

ストレス緩和効果

植物は人間が知覚しづらい「フィトンチッド」という香り成分を放出しています。こちらは植物が自然界において、雑菌や他の植物から身を守るために生み出した成分で、なんと消臭効果や防虫効果まで持っている驚きの成分です。

植物が発するフィトンチッドは人間にもさまざまな良い効果があり、研究が行われて医療にも活かされています。

現在科学的に認められている中では、脳内のα波発生を促し精神を安定させる効果、交感神経の興奮を抑えて自律神経を安定させる効果、ストレスホルモンを減少させる効果など、驚きの効果ばかりです。

仕事中にはついついストレスが溜まってしまうこともありますよね。そんな時には植物を眺めてモヤモヤとした気持ちを綺麗にしてもらいましょう。

視覚疲労を回復する効果

現代人の多くが仕事で使用するパソコンですが、液晶を見つめた作業を長時間続けるとブルーライトなどの影響で眼球が乾き、視覚疲労が溜まってしまいます。

中には仕事中に目薬が手放せないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。植物はそんな視覚疲労を回復させてくれる効果を持っています。もしかすると人によってはオフィスに最も必要な存在かもしれません。

パソコンやテレビの側に植物を飾ることを推奨する眼科医の方もいらっしゃるほどです。植物が側にあることで自然と目線を外し、長時間画面だけを見続けてしまうことを防ぐ効果もあるそうですよ。

オフィスに観葉植物を飾る際の注意点

次は観葉植物をオフィスに飾る場合の注意点を紹介しておきます。

  1. 葉水をおこなう
  2. 定期的に日光浴をさせる
  3. 風通しの良い置き場所に置く

どれも植物を元気に育てるために大切なポイントですよ。

葉水をおこなう

葉水とは霧吹きなどで植物の葉に水を吹きかけることをいいます。

葉から水分を吸収させるためと勘違いされがちですが、どちらかというと植物の周辺の湿度を上げるために行う行為です。乾燥しがちなオフィス環境ではとても大切なお世話といえます。

特に熱帯原産の植物は湿度を好む傾向にあるため、植物に合わせて快適な環境を作ってあげてください。

他にも葉水には病害虫などを防ぐ目的もあるので、休日にはできずとも出勤した際には、できるだけ毎日葉水をすると葉に元気なツヤができますよ。

ぜひパソコンの電源をつける前に、植物に葉水を行い気持ちを切り替える時間を作ってみてください。

定期的に日光浴をさせる

植物は光合成で栄養を生み出すため、元気に育つために日光の存在は欠かせません。しかしオフィスの状況によっては、なかなか日当たりの良い場所に植物を置き続けることが難しいこともありますよね。

そんなオフィス環境でも、耐陰性の高い種類を選べば植物はしっかり育ちます。しかしどれだけ耐陰性が高い植物でも、定期的に日光に当ててあげることが元気を保つ秘訣です。

たとえばみんながいなくなる休日の前の日、退勤前に植物を窓際に移動させてあげるだけでけっこうです。大きく重い植物の場合は、最初からキャスター付きの台の上に乗せておくのもおすすめですよ。

風通しの良い置き場所に置く

植物も呼吸をして空気を循環させているため、同じ空気を吸い続けていると元気がなくなってきます。人間も、空気がこもった部屋にい続けると外の空気が吸いたくなってきますよね。

自分で移動できない植物は、外に出て深呼吸することができないので、最初から空気が入れ替わるような場所に置いてあげましょう。

オフィスはついつい空気がこもりがちなので、植物に気遣うことで人の環境も改善されるかもしれません。元気のない植物がいるよりも、新鮮な空気を吸って元気な植物が側にいれば、仕事にもシャキッと取り組めるというものですね。

オフィスに観葉植物を置く際のよくある質問

最後にオフィスに観葉植物を飾りたい方からよく寄せられる質問を3つピックアップして紹介します。

  1. 枯れにくい観葉植物のおすすめは?
  2. オフィスの受付におすすめの観葉植物は?
  3. オフィスに置けるおしゃれな観葉植物は?
  4. 大型の観葉植物を置きたいんだけど何がいい?

ぜひオフィスに観葉植物を飾る際の参考にしてください。

枯れにくい観葉植物のおすすめは?

オフィス環境であれば、日光が当たりづらい場所でもよく育ち、生育旺盛な植物がおすすめです。具体的には「ガジュマル」や「モンステラ」などが挙げられます。

どちらも成長意欲が強く、気付くとどんどん新芽を出しているような元気な植物です。ガジュマルは「多幸の木」などとも呼ばれていますので、オフィスに置くには縁起が良いのではないでしょうか。

とはいえ2種類とも熱帯の植物で、そもそも日光や湿度が大好きな植物です。丈夫な植物なのでどんな環境でも育ちますが、ぜひ元気に育てるためしっかりお世話をしてあげてください。

オフィスの受付におすすめの観葉植物は?

エバーフレッシュはいかがでしょうか。涼しげでさわやかな見た目をしているので、オフィスに訪れた方もきっと明るい気持ちになります。環境適応能力が高く、育てやすさに優れている点も魅力的です。

受付のカウンターに置く小型のものをお探しなら、ペペロミア・サンデルシー(スイカペペロミア)もおすすめです。

[https://andplants.jp/collections/pithecellobiumconfertum]

オフィスに置けるおしゃれな観葉植物は?

オフィスの雰囲気にもよるので一概にはお答えできませんが「ドラセナ・デレメンシス・コンパクタ」や「フィカスベンガレンシス」は、どんな職場にも馴染みやすい植物です。

ドラセナは幸福の木と呼ばれ世界中で重宝されており、ハワイでは玄関先に置いておくと良いことが起こるという伝承があります。比較的細い茎から長い葉を密集して生やす姿が可愛らしく、おしゃれな植物です。

フィカスベンガレンシスはヒンドゥー教や仏教で神聖な木として扱われており、ゴムの木の一種です。丸くて肉厚な葉とくっきりした葉脈が特徴で、まるで絵本に描かれるような綺麗な葉をしています。

どちらも働いている人を癒やし、オフィスに来た来客の方にとっても好印象を与えるような素敵な植物です。

大型の観葉植物を置きたいんだけど何がいい?

オフィスの空間に余裕がある場合は、ぜひ大型の観葉植物も検討してみてください。おすすめの植物は「オーガスタ」や「フィカス・アルテシマ」です。

オーガスタはバナナのようなトロピカルなムード漂う大きな葉で、耐陰性が強く乾燥にも耐えるため、オフィスにぴったりな植物といえるでしょう。オフィスに開放的なムードを運んでくれますよ。

フィカス・アルテシマは前述のフィカスベンガレンシスと同じくゴムの木の一種で、一般的にゴムの木は育てやすいとされています。アルテシマハの特徴はゴムの木の中でも背の高いサイズ感で、ライトグリーンの葉はオフィスに光を差し込んでくれること間違いなしです。

大型の植物は空間に入ることで雰囲気をガラッと変える存在感を持っています。ヤシの木を置いて、一気に開放的な職場を目指すのも良いかもしれませんね。

まとめ

オフィスに飾る観葉植物について紹介しましたが、職場にぴったりな植物は見つかりましたでしょうか。

集中力と作業効率が欠かせないオフィスは、気づけば重い空気が漂っていたり、華がなく無機質になってしまったりしがちですよね。

しかしオフィスで過ごす時間は、1週間のうちなんと5日間もあるのです。長い時間を過ごす場所だからこそ、少しでも自分にとってリラックスできるポイントを作っておきましょう。

コーヒーを飲んだり、ちょっと外に出てみたり、観葉植物を眺めたり、いろんなリフレッシュの方法があれば、より楽しんで仕事ができるかもしれませんよ。

今回の記事がそんな毎日のきっかけになれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

タカタナカ
世界中を旅していた際、ジャングル奥地の集落で1ヶ月生活する機会がありました。 電気もなければ充分な食事もなかったのですが、沢山の植物に囲まれ、実った果実をおやつに頂くような生活でした。 帰国後もそんな植物たちが忘れられず、庭を埋めるほどの観葉植物に癒される日々を送っています。 好きな観葉植物は「ガジュマル」です。

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