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観葉植物の効果|メリットや注意点について

観葉植物の効果|メリットや注意点について

観葉植物はどんな空間にも清涼感を与えてくれるので、個人の家だけでなくアパレルショップやカフェなどでも重宝される存在です。街中で見かける機会も多いのではないでしょうか。

たくさんの人に愛される観葉植物ですが、実は人気の理由は見た目だけではありません。観葉植物は人々に無意識の内に作用し、さまざまな良い影響を与えてくれているのです。

今回は観葉植物が発揮する4つの効果、観葉植物を取り入れて実際にメリットを感じた方の声をまとめました。

お部屋に観葉植物を飾ろうか検討している方のご参考になれば幸いです。

観葉植物がもたらす効果とは

まずは観葉植物がもたらす効果を列記します。下記をご覧ください。

  1. 風水効果
  2. 空気清浄効果
  3. ストレスを緩和する効果
  4. 視覚疲労を回復する効果

見た目の美しさはもちろん様々な効果を得られるので、よく目に入る場所に飾るのが良いかもしれませんね。

それでは具体的にチェックしていきましょう。

風水効果

風水は「万物には気の流れがある」という考えを基本とする古代中国で発祥した環境学です。

風水において植物は葉の向きや形状により、運気を盛り上げる「陽の気」や悪い気を落ち着かせる「陰の気」を発するとされ、植物の種類によってどのような効果を持つかが変わります。

空間にある「気」をコントロールする風水において、自ら成長し「気」を放つ観葉植物は大変重宝されているのです。

気が停滞しがちな場所に観葉植物を置いて気を流すポンプの役割をさせることもあれば、関係の深い方角に植物を置くことで金運や恋愛運など特定の運勢を引き上げることもできます。

風水的におすすめの植物はこの後紹介しますが、詳しく知りたい方はぜひ関連記事もご覧ください。

関連記事:観葉植物の風水|場所と効果別のおすすめ

空気清浄効果

そもそも植物は光合成を行うことで二酸化炭素を吸って酸素を放出しているため、植物のある空間は常に新鮮な酸素で満たされていることになります。

疲労回復やお肌の調子を整えるための酸素カプセルがあるほどですから、人体にとって新鮮な酸素はとても大切です。観葉植物が常にお部屋に酸素を供給してくれるならとてもありがたい存在ですね。

また、特定の植物にはホルムアルデヒドなど人体にとって有害な物質を吸着・除去する効果があることもNASAの研究で証明されています。

タバコの煙や排気ガスに含まれるキシレンや、白血病の原因となる可能性のあるベンゼンを分解する植物まで存在するのです。

空気清浄効果を期待して観葉植物を選んでみるのも良いかもしれませんね。

関連記事:空気清浄効果がある観葉植物|おすすめと置き場所について

ストレスを緩和する効果

観葉植物はストレスの緩和に効果的です。

植物は「フィトンチッド」というリラックス効果を促す香り成分を放出しており、この成分が森林浴などで開放的な気分になる一つの要因とされています。

「Physiological Anthropology」誌に掲載された研究でも、見る・触れるなどの植物との積極的な関わりが、生理学的・心理学的にストレスを軽減すると発表されているのです。

たしかに忙しい時でもふと植物を見ると、ホッと心が休まるかもしれません。

また驚くことに、観葉植物が植えられる土に存在する「アウトドアフィンズ」という無害な微生物は「自然の抗うつ剤」と呼ばれており、精神を安定させる「セロトニン」が脳から分泌されます。

植物がストレスを軽減することは、たくさんの研究で科学的にも証明されているようですね。

視覚疲労を回復する効果

パソコンやスマートフォンの画面を見る機会の多い現代人にとって、視覚疲労を回復させる効果はとてもありがたいものではないでしょうか。

昔から山を見ると目が良くなるといわれますが、どうやら本当だったようです。

パソコン作業の後に目の疲れの指標である「フリッカー値」を計測する実験では、作業後に植物を見たグループの「フリッカー値」が圧倒的に低いという結果が出ました。

植物の色で目の疲労が軽減されるということで、テレビやパソコンの側に植物を飾ることを推奨する眼科医の先生もいらっしゃいます。

自然と植物に目がいくことで長時間画面を見続けることを避ける効果もあるそうですよ。

参考記事:観葉植物を見ることがVDT作 業に伴う視覚疲労に及ぼす影響

個人で観葉植物のメリットを感じた方の声

実際に観葉植物を取り入れた方からの「リアルな声」が届いていますので、ここでは3つ紹介していきます。

  1. おしゃれなインテリアになる
  2. 育てる楽しさがある
  3. リラックス効果がある

インテリア性が高いだけではなく、私たちの生活空間を格上げしてくれる存在でもあるのです。さっそく見ていきましょう。

おしゃれなインテリアになる

観葉植物がなければ殺風景だったものが、一つあるだけで180℃変わってグッと良いものに。クワズイモとコンクリートのバランスが相まって、和の雰囲気と今っぽさが上手く調和されています。

「部屋の隅に置く」というのが、ポイントにもなっていそうです。住まいの一角が物寂しいなら、上記のように置いてみてはいかがでしょうか。

関連記事:インテリアに合う観葉植物|おすすめとおしゃれな飾り方について

育てる楽しさがある

観葉植物は生き物なので、日に日に生長をしていきます。特に春夏であれば一日単位で変化がわかるので、育てている方もつい嬉しくなるもの。

より一層「楽しさ」と「愛らしさ」が高まっていくでしょう。 より効果的に大きくしたい場合は、4〜10月の時期に「緩効性肥料」と呼ばれる白い粒状の固形肥料を与えるとよいです。

リラックス効果がある

実は、私たちの周りに観葉植物があると「癒し」や「安らぎ」を感じられるそうです。植物がある空間にいるとリラックスできるのもなんだかうなずけます。

「森林浴」といったのもあるくらいなので、やはりグリーンの力は侮れません。 気持ちを静めたいときだけではなく、勉強や仕事をする際にも観葉植物は適しているので、ぜひいろんな場所で取り入れてみてください。

会社やオフィスで観葉植物のメリットを感じた方の声

続いては、会社やオフィスに観葉植物を置いた方からの声を3つご紹介します。

  1. 社内の空気がきれいになる
  2. 気持ちが和らぐ
  3. 目の疲れを癒してくれる

職場をよりよい場所にしておけば、生産性のある仕事ができるのではないでしょうか。

社内の空気がきれいになる

観葉植物には空気清浄効果があるため、社内の空気が少しずつきれいになっていくと考えられます

自宅と違って職場やオフィスの方が、人が多く密集するので空気がこもりがちです。上手く換気がおこなえればいいですが、それだけでは循環しないことも。そういったときは、観葉植物を併用するだけでも改善されるのでまずは一つ置いてみるといいかもしれません。

また、管理をするのに慣れてきたら徐々に数を増やしてみましょう。植物の数はひとつよりは複数ある方が、空気清浄効果も高まるからです。空気が澄んでいれば、仕事もはかどるのではないでしょうか。

気持ちが和らぐ

オフィスに観葉植物があると、快適感・親しみ感などの心理的好影響をもたらすことが研究でもわかっています。殺風景だった職場環境にインテリアグリーンがあると「彩り」を感じられるので「新鮮な気持ちで作業ができる」のかもしれません。

職場に植物を置いてみたいと考えている方は、まずはデスク周りにミニプランツを一つ置いてみてください。一息つきたいとき、目の前にグリーンがあるだけで心はどこかホッとできるものです。

参考記事:植物の存在がオフィスで働く人々に与える心理的効果

目の疲れを癒してくれる

特にパソコン作業をしている際に観葉植物を見ると、視覚疲労を緩和・回復させてくれます。実験で使用された観葉植物は「シェフレラ・カポック」「ドラセナ・マッサンギアナ」 「ゴールドクレスト」です。

植物の種類や大きさによって異なるとされていますが、上記3つはどれも良い影響を与えてくれます。自分自身が植物に対して「どう感じるのか」も重要なので、まずは「自分の感覚」を大切にして選んでみてください。

筆者が感じた観葉植物を育てるメリット

長年育てていて「やっぱり植物っていいな」と思ったのが「そばで生長を実感できること」。自分が手入れをした植物が日々変化をしていくのは、言葉にできない喜びがあります。

一方、調子が悪くなった際は「あれ、どうしたんだろう?なんかあったかな…」と心配になることもありますが、そういった時間もかけがえのない充実したひとときです。

安定して生長するまでには時間がかかりますが、愛着をもって接すればそれに呼応してきちんと育っていきます。

植物を通して「人生の学び」に近いものを受け取ることができるため、インテリア以上の深い価値を味わえるはずです。

観葉植物を飾るデメリット・注意点

一方、観葉植物にはデメリット・注意点もあります。メリット・デメリットの双方をきちんと押さえておくことで、深い納得感が得られるはず。以下5つをご覧ください。

  1. 慣れるまでは水やりが大変に感じる
  2. 虫が出る可能性がある
  3. ケアが難しい植物もある
  4. 想像より大きくなりすぎることもある
  5. 1〜2年に1回植え替えが必要になる

上記5つもあると思うと気にかけることが多いと感じるかもしれません。しかし、植物を育てていく上で次第に覚えていけるため、次第に負担にならなくなるでしょう。

慣れるまでは水やりが大変に感じる

観葉植物を育てた経験がない人は「お水やりをする」といった新しい習慣を取り入れる必要があるため、初めは少々大変かもしれません

お水やりをするといっても、土が乾いているかどうかの確認もしなければいけないので、やることは一つではないです。慣れていないとついうっかりとお水やりを忘れてしまうことも。

とはいっても、繰り返し何回もしていけば身体に習慣が身についてきます。「歯磨きをするような感覚」とまではいかなくても、お水やりをするのが苦に感じなくなるはずです。

また、新しい物事を習慣化させるには「最低でも3〜4週間かかる」と言われています。そのため、すぐに身につかなくても悲観せず、少しずつ覚えていけば大丈夫です。

関連記事:観葉植物の水やり|タイミングや頻度について

虫が出る可能性がある

観葉植物は虫が発生する場合があります。虫と言っても大きなものではないので、部屋やオフィスを汚す可能性はほとんどないです。しかし、放置をしておくと枯れる危険性もあるため適宜対処が必要

具体的には下記3つの対策をします。

  1. 葉水を行う
  2. 市販の薬を使用する
  3. ハイドロカルチャーで育てる

葉っぱに霧吹きなどで水を与えるのを「葉水」と言います。乾燥を防ぐことによってツヤや湿度を保てるだけではなく、害虫から身を守る役割があるのです。毎日行っても大丈夫なので、さっそく明日から取り入れてみてはどうでしょうか。

とは言っても、葉っぱについてしまった害虫などは葉水だけでは簡単に落とせないものも存在します。適切に除去ができなかった場合、市販の薬を使用すると効果的です。直接振りかけたり、土に混ぜたりするだけで効果を発揮してくれるので、即効性があります。

最後にお伝えするのは、ハイドロカルチャーでの栽培方法です。ハイドロボールという高温で形成された人工土を使ったもので、虫がほぼ発生しないため衛生面において優れています。

特に小型の観葉植物を管理する際は、ハイドロカルチャーでの方法が向いているので興味があれば一度試してみるといいでしょう。

関連記事:観葉植物に付く虫|ダニや害虫の種類と対策について

ケアが難しい植物もある

観葉植物の管理は簡単なものもありますが、難しいものもいます。なぜならもともと自然の環境で生育されていたものが多いので、どうしても環境に合わない植物もいるからです

特に気温の高い地域が原産だと、日本の冬場の気候で枯れてしまうものもいます。 しかし現在は、屋内で管理ができるように鉢物として流通されているものがほとんどなので簡単には枯れません。

観葉植物をこれから始める方は、まずはお世話がしやすいとされているものを選ぶといいです。育てるのに慣れてきたら、徐々に難易度を上げてみるのはどうでしょうか。そうすれば、ケアが難しい植物もうまく対応ができるでしょう。

想像より大きくなりすぎることもある

置き場所が「日当たりが良い」「冬場も暖かい」などの良い条件だった場合、思っているより大きくなる可能性があります

特に、春夏の時期は観葉植物にとって成長期なので、一気に背丈が伸びることも。 日陰の場所に置くならそこまで心配しなくていいですが、日当たりが良いならあらかじめサイズ感をイメージしておくといいです。

春夏の時期だけで30cm以上伸びるものもあるので、余裕をもって選んでいきましょう。

1〜2年に1回植え替えが必要になる

観葉植物は葉や幹が大きくなるだけではなく、実は根っこもしっかり生長しています。見た目にはあらわれないため少々わかりにくいかもしれませんが、そのまま放置をするのは実はよくありません

なぜなら、根っこが伸びていくと鉢の中の余白がなくなり、水を吸えなくなるからです。吸えなくなると栄養が正しく循環できず、また水分も蒸発しないので根腐れのリスクが高まります。そうならないためにも1〜2年に1回の植え替えがおすすめです。

不調をもたらすリスクが下がるだけではなく、ふたたび植物が大きく生長していきます。

初心者でも育てやすいおすすめの観葉植物

「これから観葉植物を始めたい」「初心者でも失敗しないかつ育てやすいものが欲しい」といった方に、おすすめの植物を以下にまとめました。

  1. ピレア・ペペロミオイデス
  2. ガジュマル
  3. モンステラ・デリシオーサ
  4. エバーフレッシュ
  5. サンスベリア・ゼラニカ

手乗りサイズから大型のものまで集めてみましたので、置き場所に合うサイズ感のものを選んでみてください。

①ピレア・ペペロミオイデス|乾燥に強い

ピレア・ペペロミオイデス
日当たり レース越しのカーテンの光
温度 最低5℃以上をキープする
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後

ピレア・ぺぺロミオイデスは大きな丸い葉っぱから、別名「パンケーキプランツ」とも呼ばれている観葉植物です。多肉質で乾燥に強くお手入れもしやすいので、最初にお迎えする観葉植物としても適しています。

置き場所にもよりますが、秋冬であれば1週間に1回程度のお水やりで問題ありません。お水のあげすぎに注意をすれば、基本的に失敗することは少ないです。

「救われる人々」といった花言葉があるように、風水では人間関係を整えたりリラックス効果を与えたりする存在です。目が行き届くような場所に一つ置いてあるだけで、心がホッと落ち着くのではないでしょうか。

葉が綺麗な円形ではなく、よく見ると丸い卵型なことも愛らしいポイントです。

丸い葉がぴょんぴょんと飛び出してくる様子はとても可愛らしく、少しずつ増えていく葉を見ているとストレスなど吹き飛び、癒されること間違いありません。

[https://andplants.jp/collections/peperomioides] ピレア・ペペロミオイデスの育て方はこちら

②ガジュマル|生命力が高い

ガジュマル
日当たり 日当たりのよい置き場所
温度 最低5℃以上をキープする
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いたら
秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後

ガジュマルは、たくましい幹をしているユニークな観葉植物。お世話もしやすく生命力が高いため、初心者の方にもおすすめです。

ガジュマルは幹の途中から「気根」と呼ばれる根っこを出しており、空気中の水分を吸収して体内に取り込みます。切っても問題ないですが、あえて切らずにそのままにしておくと、ガジュマルのインテリア性を高めてくれるでしょう。

定番ではあるものの幹それぞれが独特な形をしているので、おしゃれなインテリアとして飾られることも多いです。

風水的に丸い葉が密集する植物は金運を上げるとされていて、ガジュマルはこの特徴にぴったり当てはまります。

また、たくさんの葉をつけるため「富が集まり増えていく」と呼ばれているそうです。ただ金運を上げるだけではなく、運気が増えていくのは嬉しい効果ではないでしょうか。

エネルギッシュなガジュマルは「多幸の木」とも呼ばれており、花言葉は「健康」です。見ているだけで私たちも元気をもらえます。

[https://andplants.jp/collections/chinesebanyan] ガジュマルの育て方はこちら

③モンステラ・デリシオーサ|個性的な葉が珍しい

モンステラ・デリシオーサ
日当たり 日当たりのよい置き場所
温度 最低5℃以上をキープする
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後

モンステラは、葉っぱに切れ込みが入った個性的な観葉植物です。ハワイでは「希望の光を導く」と言われていて、新しい門出の贈り物としても人気です。

葉っぱの形が珍しいため、インテリアグリーンとして採用するお店もあります。おしゃれな家具や雑貨と合わせるのもよいかもしれません。

下向きに大きな葉を垂らすモンステラは、隅々にまで穏やかな気を充満させ雰囲気を調和するとされています。

ご自宅やオフィスなどでモンステラの気の影響を受けていると、自分も同じように柔らかい気を放つようになるでしょう。

また、葉の大きさは穏やかさの象徴です。モンステラほど大きな葉を持つ植物は珍しいので、人間関係に悩みがある方にもおすすめします。

[https://andplants.jp/collections/monstera] モンステラ・デリシオーサの育て方はこちら

④エバーフレッシュ|日陰でも育てられる

エバーフレッシュ
日当たり 日当たりのよい置き場所
温度 最低10℃以上をキープする
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いたら
秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後

エバーフレッシュは、涼しげな葉姿が特徴的な観葉植物です。「歓喜」「胸のときめき」といった花言葉が与えられているので、新築祝いや開店祝いなどの贈り物として適しています。

日中は葉っぱが開いて夜は閉じる「睡眠運動」をおこなうユニークな特徴をもっています。諸説ありますが、余分な水分の蒸発を防ぐためにあるそうです。

1日を通してエバーフレッシュの動きの変化を見られるので、あらためて観葉植物が「生き物」であるのを実感できるでしょう。

環境に順応する能力が非常に高いので、日当たりを好みますがある程度の日陰でも育てられます。

加えて、エバーフレッシュはマイナスイオンを発生させることに優れた植物です。精神を安定させる作用もあるとされており、爽やかな見た目と相まって人気があります。

ちょっとした風で揺れたり、夜になると眠ったりするエバーフレッシュは可愛らしく、見ている人の心も浄化してくれるはずです。

[https://andplants.jp/collections/pithecellobiumconfertum] エバーフレッシュの育て方はこちら

⑤サンスベリア・ゼラニカ|放置気味に管理しても安心できる

サンスベリア・ゼラニカ
日当たり 明るい日陰
温度 最低10℃以上をキープする
耐寒性 やや強い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから2〜3日後
秋冬:葉の表面にしわが寄ってから(10月以降はほぼ断水)

サンスベリア・ゼラニカは観葉植物ではあるものの、多肉植物のような扱いをされるほど乾燥に強い植物です。お水やりの頻度は少なくてもいいので、初心者にも適しています。

ゼラニカは幅を取らないため、狭い場所でも管理が容易です。「ご自宅や職場に置きたいけど、スペースがない…」といった方にもよいかもしれません。

温かい場所が好きなので寒い場所を避けて置くとよいです。特に冬場の窓際は、冷気が発せられているため植物にダメージを与えてしまいます。窓際からは、なるべく離して管理をしましょう。

サンスベリアは、NASAが発表した50種のなので、空気清浄効果を期待している方にはまずおすすめの植物です。

ホルムアルデヒドやクロロホルムなどシックハウス症候群の原因となる有害物質を除去する効果が証明されています。

またサンスベリアは植物に珍しく夜に酸素を多く吐き出す植物なので、寝室に置くとぐっすりと良い睡眠が取れるかもしれません。

ぜひご検討してみてください。

[https://andplants.jp/collections/sansevieriazeylanica] サンスベリア・ゼラニカの育て方はこちら

観葉植物の効果に関するよくある質問

最後に観葉植物の効果についてよくある質問をピックアップしました。

  1. 造花やフェイクグリーンでも効果はあるの?
  2. 観葉植物って体に悪いって聞いたけどどうなの?
  3. 置かない方がいい観葉植物ってあるの?
  4. 光触媒の観葉植物でもメリットはある?
  5. 観葉植物にウッドチップを使うのはどう?

気になるポイントもしっかり押さえ、検討する際に参考にしてみてください。

造花やフェイクグリーンでも効果はあるの?

造花やフェイクグリーンでも、一定までの効果はあります。

大阪府立大学が行った調査によると、違和感を感じない距離であればフェイクグリーンでも生きた植物と同じように、人が眼精疲労の軽減効果やリラックス効果を感じることが判明しました。

しかし上記はあくまで視覚的効果について対象者の心理的感想のみを集めた調査です。造花には空気清浄効果や香り成分があるわけではないので、生きた植物と全く同じ効果が得られることはないでしょう。

近年は精密な造花も増えているので、お世話のしづらい場所や少し離れた違和感を感じづらい場所には彩りとして造花を、手近なお世話がしやすい場所には本物の植物を飾るといったように、良いとこどりをして飾り分けるのも一つの方法かもしれませんね。

観葉植物って体に悪いって聞いたけどどうなの?

まれにこのような質問を頂きますが、植物の持つ湿度によるカビの発生や、害虫の発生を気にしていらっしゃることが多いようです。

カビは受け皿に水が溜まっていないかなど水はけに注意し、換気をしたり定期的に置く場所を変えたりして対策をしましょう。

室内に観葉植物を飾る場合は害虫が付くことはあまりありませんが、屋外に設置される方や気になる方は、念の為「木酢液スプレー」を用意しておきましょう。

害虫予防になるだけでなく成長が促進される効果もあり、薬剤ではないので人体にも安心です。ホームセンターなどで購入することができますよ。

乳幼児やペットのいらっしゃる家庭では土の誤飲などの恐れもありますので、鉢カバーやチップを敷いて対策することをおすすめします。

過敏になり過ぎずしっかり対策をすれば、問題なく観葉植物の成長を楽しめますよ。 

置かない方がいい観葉植物ってあるの?

風水的にとがった葉の植物を寝室に置き過ぎると寝付きが悪くなる、などは言いますが、基本的には流通している一般的な観葉植物の中には、飾ることにより危険が伴うような品種はありません。

しかしお子さまがいらっしゃる家庭では針のあるサボテンや食虫植物などは避けた方が良いかもしれませんね。

似たご意見で「植物が大きくなり過ぎて困る」といったお話があります。植物にとってよほどお部屋や持ち主の方との相性が良かったのかもしれませんね。

とはいえお部屋に植物用のスペースがあまり確保できない場合は、成長がゆっくりな品種を選ぶのが良いでしょう。

光触媒の観葉植物でもメリットはある?

結論から伝えますと、メリットはあります。光触媒でも仮に水耕栽培だとしても、観葉植物自体が良い効果をもっているからです。そのため育て方・管理方法はそこまで重要ではありません。

ただし、植物の健康を維持できなければ正しい効果も得られないため、光触媒でも注意が必要です。風通しを確保できない、日照時間が短いなどが積み重なると、弱々しい株になるかもしれません。植物の素晴らしい効果も半減してしまうでしょう。

光触媒で育てていても生育に十分ではない環境なら、定期的に日光浴をさせて調整するのをおすすめします。植物にとって良い環境を提供することを心がけてください。

観葉植物にウッドチップを使うのはどう?

ウッドチップを使うと以下のメリットがあります。

  1. 保温や霜よけができる
  2. 乾燥を防ぐことができる

観葉植物にウッドチップを使うと単に装飾されるだけではなく、熱を中に閉じ込めることが可能です

冬越しをスムーズにさせる方法の一つでもあります。自宅や職場が冷え込むなら活用してみるといいかもしれません。

また、保温ができるため温度・湿度を普段よりもキープできます。乾燥しづらくなるので、お水やりの頻度が普段より下がるため、少しお世話が楽になるのではないでしょうか。

まとめ

観葉植物がもたらす効果や、効果を体感するためにおすすめの植物を紹介してきました。

観葉植物には研究機関で証明されたさまざまな効果があることが分かり、植物が持つ効果に驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし何よりもお伝えしたいのは、お気に入りの植物がもたらしてくれる心への効果です。

植物は日々を彩ります。自分が過ごす「いつもの空間」についつい目をやってしまうようなお気に入りの観葉植物があれば、きっと日常に潤いが生まれますよ。

筆者個人としてはそうして毎日が楽しくなることが、植物がもたらしてくれる何よりの効果だと思います。

ぜひ観葉植物をお部屋に飾り、素敵な植物ライフをお過ごしください。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

タカタナカ
世界中を旅していた際、ジャングル奥地の集落で1ヶ月生活する機会がありました。 電気もなければ充分な食事もなかったのですが、沢山の植物に囲まれ、実った果実をおやつに頂くような生活でした。 帰国後もそんな植物たちが忘れられず、庭を埋めるほどの観葉植物に癒される日々を送っています。 好きな観葉植物は「ガジュマル」です。

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