植物名 | モンステラ |
学名 | Monstera |
英名 | Monstera |
科目/属性 | サトイモ科モンステラ属 |
原産地 | 熱帯アメリカ |
日当たり | 日当たりのよい置き場所(室内) |
温度 | 最低10℃以上をキープする |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから) 秋冬:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)2~3日後 |
肥料 | 緩効性肥料、液体肥料 |
剪定時期 | 5~9月 |
育てやすさ | ★★★★★ |
下記ページより、モンステラを今すぐに見に行く。
[/collections/monstera]モンステラの特徴
モンステラは、ハート型の葉に左右非対称な切れ込みが入るおしゃれな植物です。インテリアグリーンとして、非常に人気があります。
大きくなったモンステラは、幹立ちするように大きく育ち気根と呼ばれる根を出すことも。この気根によってワイルドな株姿を楽しめますが、剪定しても生育には影響ないので剪定しても問題ありません。
耐陰性や耐乾性もあるので、初めて植物を迎える方にも育てやすいでしょう。しかし、暗い場所に長く置くと、モンステラ特有の深い切れ込みが少なくなります。
なるべく日当たりの良い場所で育ててください。
モンステラの花言葉
モンステラの花言葉は「嬉しい便り」「壮大な計画」「深い関係」です。
葉の穴や切れ込みの隙間から太陽の光を通すことで、下にある葉に希望の光を届けているように見えることから「嬉しい便り」という花言葉が付けられました。
また、大きくなる葉の生命力と葉の切れ込みによる見通しの良さから「壮大な計画」という花言葉が生まれ、「深い関係」は深い緑色や葉に入る深い切れ込みが由来です。
いずれもその特徴的な葉の切れ込みが花言葉に由来しています。「嬉しい便り」は希望の光を運んでくれる意味として、新しい門出を迎える方への贈り物としても喜ばれます。
就職祝いや結婚祝い、新築祝いにモンステラを贈ってみてはいかがでしょうか。
モンステラの風水
モンステラは、「恋愛運」「家族運」「健康運」を上げる風水効果があるとされています。大きな丸みのある葉が人付き合いを円滑にして、恋愛運や家族運を上げてくれるのでしょう。
恋愛運を高めるためには寝室に、家族運を高めるためにはリビングに置くと効果的です。健康運を上げるためには、邪気が溜まりやすいトイレに置くとよいとされています。
家族運や健康運を上げる効果があるとされるので、結婚祝いや新築祝いの贈り物に最適です。恋愛に悩んでいる方に、プレゼントしてもよいかもしれません。
ただし、モンステラを部屋に置くだけでは十分な風水効果は得られません。置く場所は整理整頓して、こまめに手入れして元気に育てることが重要です。
関連記事:観葉植物の風水|場所と効果別のおすすめ
モンステラの種類や品種
モンステラは約40種あるサトイモ科モンステラ属の植物です。日本でも、多くの品種が流通しており、以下はモンステラの人気5品種になります。
- モンステラ・デリシオーサ:最大1.5mほど大きくなる丈夫で育てやすい大型品種
- モンステラ・アダンソニー:デリシオーサに比べると、小ぶりで60㎝程の大きさの品種
- モンステラ・バリエガータ:葉に黄色や白色の斑入りが入るモンステラ
- モンステラ・デピュア:クライムリーフとも呼ばれる、樹木に張り付きながら登って育つ品種
- モンステラ・ボルシギアナ:他のモンステラに比べ、葉の切れ込みが多いことが特徴
- モンステラ・コンパクタ:デリシオーサの変異種で、デリシオーサほど大きくならない
モンステラには斑入りの品種も数多くあります。ぜひお気に入りのモンステラを見つけて育ててみてください。
また、ヒメモンステラは、サトイモ科ラフィドフォラ属であるため、モンステラとは違う植物です。姿が似ていることから、ヒメモンステラと呼ばれています。
モンステラの育て方|初心者でもカンタン◎
モンステラは、初心者にも育てやすい植物ですが、以下のポイントを知っておくとより楽しく・トラブルなく育てられます。
- 年に1回は剪定する
- 水やりは控えめでOK
- 株を回しながら育てる
それぞれのポイントと、基本的な育て方について詳しく解説します。
また、動画では植物バイヤーによる育て方のポイントをわかりやすく紹介しています。
①必ず1年に1回は剪定する
モンステラを育てるにあたり、剪定は欠かせません。
モンステラはたくさん育つことが特徴でもある植物のため、剪定をしなければ伸びすぎて倒れてしまったり、すべての葉に栄養が行き届かなくなったりとトラブルの原因になってしまいます。
モンステラは、とても元気に成長する植物のため、絶対に剪定をしながら育てましょう。
どこを剪定すればいいの?
古い葉や傷んだり茂りすぎたりした枝葉を剪定します。根元からザクっと切ってしまってOKです。
年に1回、6-7月もしくは、暑さがやわらぎ涼しくなってくる9-10月頃に実施するのがおすすめです。
剪定をする際は、樹液には触れないように気を付けてください。
体質によってかぶれる恐れがあるので、剪定するときは手袋をすると安心です。もし触ってしまったら水で洗い流してください。
剪定をする際は、プロが使用する切れ味のよい剪定バサミがおすすめです。
[https://andplants.jp/products/sakagen-flower-shears]【経験談】剪定しなくても育つがトラブルが発生しやすい
筆者は前職でモンステラをお店にディスプレイしていました。日光がよく入る窓際で管理をし、剪定は特に行わず、土が乾いたらお水やりをする程度です。
剪定をしなくてもモンステラは生長していきましたが、気づかぬ間にカイガラムシが大量発生していたことを今も覚えています。
剪定をしなかったために、風通しが悪くなって、害虫が発生しやすくなったのでしょう。
モンステラはたしかに、剪定をしなくても生長します。しかし、健やかに生長する、の意味ではありませんので、トラブルを避けたい方は必ず剪定をしてください。
②水やりは控えめでOK
基本的にはモンステラの水やりは控えめを意識するくらいが良いです。
モンステラは根が太くて水もちがいい特徴があり、水やりしすぎると根腐れを起こしてしまう恐れがあります。
- 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)
- 秋冬:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)2〜3日後にお水をあげる
夏は、土を触って水分を感じずカラカラに乾いたら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)鉢底から水が流れるくらいに、しっかり水やりしてください。
乾燥しすぎると枯れる原因になるので、真夏は土が乾きすぎていないかこまめにチェックしましょう。
一方、冬場の寒い時期には、夕方ではなく午前中や日中の暖かい時間帯に水やりを行いましょう。
空気が乾燥しやすいため、水やりと一緒に葉水も与えるとイキイキとした元気な葉になります。
ただし、気温が低い時間帯に水やりや葉水を与えると逆効果になりやすいです。
そのため、室内が暖かい時間帯に与えてください。もし、水やりの頻度に困ったときは、水やりチェッカーの利用もおすすめします。
モンステラの水滴は心配しなくてOK
モンステラはサトイモ科の植物なので、吸収した水のうち蒸散しきれなかった水分は、葉の「水孔」から直接出して水滴を作ります。
この水滴は水のやりすぎではなく、温度や湿度などの環境によって出したり出さなかったりするため、特に心配しなくて大丈夫です。
③株を回しながら育てる
モンステラは株を回しながら育てるのがおすすめです。(あまり言われることはない、裏技的なおすすめポイントです)
植物は太陽の光が当たる方向に葉っぱが向いて育つ性質があります。特にモンステラはその声質が顕著で、太陽が当たっている方向に向かって茎ごと伸びていく傾向があります。
モンステラは生長も早く、茎が横に伸びていく性質もあるので、同じ方向から太陽をあて続けると一方向に伸びてバランスが悪くなってしまいます。それを防ぐために1~2週間に1回くらいを目処に鉢を回して調整してあげましょう◎
置き場所と日当たり
モンステラは日当たりの良い環境を好みます。ただし、真夏の直射日光は葉焼けの原因になるので、注意が必要です。
熱帯ジャングルの深い中でも育つため日陰にも強く、室内の明るい場所であれば問題なく育ちます。
しかし耐陰性があるとはいえ、基本的には明るい場所を好む植物です。日当たりが悪いと葉の切れ込みが減って、切れ込みのない葉になってしまいます。また、茎も徒長して間延びしてしまいます。
樹形が崩れるだけではなく、成育にも悪影響を与えるので、日当たりはしっかり確保して育ててください。室内で夏の直射日光が差し込む場合は、レースカーテン越しの柔らかい光にしてあげましょう。
温度
モンステラは寒さに弱い植物です。最低10℃以上をキープして育ててください。
5℃程度まで耐えられますが、5℃以下では葉が黒く枯れる恐れがあります。春の生育に悪影響を及ぼすため、なるべく10℃以上をキープして育てると綺麗な状態で冬越しできるでしょう。
室内でも冬の窓際は屋外と変わらないくらいに冷え込むので、窓から離れた明るい場所に置いてください。ただし、暖房の風が当たると急激な乾燥によって葉が傷みやすいです。
暖房が当たらず、窓から離れた暖かい場所で管理するといいでしょう。冬越しについて詳しく知りたい方は「モンステラの冬越し方法」の記事を参考にしてみてください。
肥料
モンステラには、生育期の5~10月に2か月に1度置き肥を置くか、水に薄めた液肥を2週間に1度のペースで水やり代わりに与えてください。冬は生育が緩慢な時期なので、肥料は与えません。
モンステラは肥料が少なくても十分に育ちますが、葉色をよくしたり葉を茂らせたりしたい場合は、土に混ぜ込んだ元肥以外に追肥もしましょう。ただし、肥料の与えすぎは根を傷めるため、与えるペースや時期はしっかり守ってください。
[https://andplants.jp/products/evo_solid_fertilizer_for_green]モンステラを購入した方からのレビュー
AND PLANTSのモンステラを購入した方からのレビューを下記にまとめました。
「オンラインで植物を購入するのは不安…」「実際にモンステラを購入した方の感想を聞きたい」と思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
個性的な葉は、置いた場所の雰囲気をおしゃれにしてくれるので、引っ越し祝いや開店祝いなどに贈る観葉植物に喜んでもらえます。
樹形をこだわりたい方は、樹形選択サービス(有料)をご使用いただけると、より好みのモンステラを選ぶことができます。
モンステラのよくあるトラブルと対処法
インテリアグリーンとして人気のあるモンステラですが、下記トラブルも存在します。
- 根腐れ
- 根詰まり
- 葉焼け
あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。
根腐れ
根腐れでは、以下の症状が見られます。
- 水をあげても元気にならない
- 土がなかなか乾かない
- 葉が落ちやすい
- 葉が茶色・黄色に変色している
- 幹や幹の根元が柔らかい
- 土から腐敗臭がする
- 土の表面にカビが生えている
- 根黒く変色している
根腐れは、土の中の酸素濃度が低下して土中の細菌叢が変化し、有機物の腐敗が進むことで有害なアンモニアが発生し、土壌環境が悪くなることで発症します。
また、常に土が湿っている状況では根が呼吸することができず、細胞が死んでしまいます。
これが原因で、根から水を吸い上げることができなくなり、植物体に水を供給することができなくなることで死んでしまう現象です。
根腐れの対処法は以下の通りです。
- 鉢から植物を抜き、悪い土を落として水はけのよい土に交換する
- 根の傷んでいる部分、腐っている部分をカットする
- 少量の水を与え、風通しがよく明るい日陰で管理する
※1週間を目安に水が乾くコンディションで管理する - 発根剤を与えてみる
- 傷んだ葉を取り除く
- 枯れた枝を切り取る
根腐れが起こった場合は、鉢を入れ替えて土の環境を変えることが大切です。傷んでしまった根は取り除き、健康な状態が取り戻せるような環境を与えてあげましょう。
赤玉土・ゼオライトなどを用土に混ぜ込むことで、水はけと根腐れを防止することができます。
枝先がダメになっている場合は、生きている部分までカットし、新しい葉を出すことで回復させます。
根元から腐っている場合は、無事な部分で切り取り、挿し木にして発根させて回復させましょう。
根腐れが起こると枝が垂れ、新芽を残すために古い葉を落とす現象が見られます。重度の根腐れの場合は、新芽や枝の先から枯れることがあるので注意が必要です。
関連記事:観葉植物の根腐れ|対処法や見分け方の紹介
根詰まり
根詰まりとは、鉢の中で根がいっぱいになることで起きる症状。根詰まりの症状は以下の通りです。
- 水が浸透しづらくなる
- 底から根が出てくる
- 葉が黄色くなる
- 鉢にヒビが入る
特に春夏の成長期で一気に伸びてしまうと上記のような症状が起きてしまいます。すぐに枯れる要因にはなりませんが、放置してしまうとモンステラに悪影響です。
対処法はモンステラの植え替えをすること。
現在の鉢より1つ上の大きい鉢に植え替えることで、上記の症状はほとんど解消されるでしょう。植え替えを行う時期も春夏の成長期が最も適しています。
関連記事:観葉植物の根詰まり|症状や対処法について
葉焼け
葉焼けでは、以下の症状が起きます。
- 葉の色素が抜けて白くなっている
- 葉の一部が茶色く枯れている
強い日差しを浴びすぎると葉が傷んで「葉焼け」というトラブルが発生します。
葉焼けの症状に気がついたら、早めに置き場所を検討し直すことが必要です。
対処法は以下の通りです。
- 直射日光が当たっている場合はカーテンなどで遮光する
- 葉焼けした部分はカットする
葉焼けが起こるということは、日光が当たりすぎている可能性が高いため、直射日光に当てないような措置を取りましょう。
また、一度焼けてしまった葉は二度と元に戻りません。傷んだ葉はカットし、新しい健康な葉が生えてくるのを待ちましょう。
関連記事:観葉植物の葉焼け|原因や対処法の紹介
モンステラが広がりすぎ・大きくなりすぎた場合の対処法
モンステラの育て方でよくご相談をいただくのが、育ちすぎ・広がりすぎてしまった問題です。これには大きく2つの対処法があり、実践したいただくと概ね解消するかと思います。
- 剪定を行う
- 植え替え・仕立て直しを行う
植え替えに関しては、実は鉢上げ(鉢を大きくする)をしなくてもよい方法がありますので、最後までご覧になってみてください。
剪定を行う|広がりすぎた葉をカットする
モンステラが横に広がったり、大きくなりすぎたりした場合は、剪定をしてください。育て方でお話しした通り、お好みの場所でカットして構いません。
暴れてしまった葉を切り落として、整理してあげましょう。
植え替え・仕立て直しを行う|根っこをカットし同じ鉢に植える
「これ以上モンステラを大きくしたくない場合はどうすればいいですか?」という質問もいただきます。結論、植え替えをしてほしいです。
ただ、大きくしたくない場合の植え替えであれば、鉢をワンランク上のサイズにする必要はありません。その際は、下記のステップで植え替えを行なってください。
- ギュウギュウに詰まった根っこを1/3ほどカットする
- 伸びてしまった葉も根っこと同じ割合で剪定をする
- 植え替え前の鉢と同じくらいのサイズに仕立て直しをする
ギュウギュウに詰まった鉢の状態と全体の葉の総量をそれぞれ「10」とします。根っこを剪定することで、「7〜8」になりますが、全体の葉の量は「10」ですよね。
上記の状態ですと、「鉢:葉=7〜8:10」となるため、バランスが崩れてしまい、実は支えることができません。
そのため、伸びた・広がった葉も「7〜8」くらい量になるように剪定をする必要があるのです。
自然界でも、根っこが小さくなれば相応の量だけ葉を落とすとされています。したがって、根っこの割合に合わせて葉を調整するのは理にかなっているんですよね。
【補足】どこを剪定してもちゃんと生えてきます
「上の枝を剪定して、その後はちゃんと生長するの?」と心配の声をいただきますが、大丈夫です。モンステラはその後、しっかり生長します。
気になる部分をためらわずカットいただいて大丈夫ですよ。
剪定については、下記動画の「10:46〜」から解説していますので、ゆっくり確認したい方はご覧になってみてください。
モンステラの害虫トラブルと対処法
モンステラには害虫トラブルも存在します。
- ハダニ
- アブラムシ
- カイガラムシ
- コバエ
害虫によるトラブルが発生したときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。
ハダニ
ハダニの症状は以下の通りです。
- 葉にクモの巣のような糸がついている
- 葉の裏に小さな虫がついている
- 葉に斑点や傷がある
- 葉の色が薄くなり枯れている
ハダニは繁殖力の強さと、薬剤耐性を持つとても厄介な害虫です。
放っておくと糸を張って大量発生する危険性もあるので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 傷んだ葉はカットする
- 葉の表裏、付け根や茎も水で洗浄する
- ハダニに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
ハダニが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン)を使用するのが効果的です。
2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
そもそもハダニは、こまめな霧吹き・葉をふき取りきれいにすることを怠らなければ発生しません。
常にきれいな状態を保つために、霧吹きの購入は必須といえます。月に一度はシャワーで洗い流すなどの管理も必要です。
アブラムシ
アブラムシの症状は以下の通りです。
- 新芽が萎縮している
- 葉が縮れている
- 新芽に虫が付いている
- 葉や幹がベタベタしている
アブラムシは繁殖力が強いため短期間で増え、ウイルスを媒介する厄介な害虫です。
放っておくとモンステラの生育が弱まり枯れる恐れもあるので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 縮れた葉はカットする
- アブラムシを取り除く
- 茂り過ぎている枝葉は剪定して風通しをよくする
- アブラムシに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
アブラムシが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン)を使用すると効果があります。
2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
カイガラムシ
カイガラムシの症状は以下の通りです。
- 貝殻のような殻を被ったり、粉状の物質で覆われたりしている虫が枝葉についている
- 黒いカビ(すす病)が発生している
- 葉や幹がベタベタしている
カイガラムシは繁殖力の強さと薬剤耐性のある厄介な害虫です。
放っておくとモンステラの生育が弱まり枯れる恐れもあるので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 柔らかい布やブラシで擦り取り除く
- 茂り過ぎている枝葉は剪定して風通しをよくする
- カイガラムシに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
カイガラムシが発生したら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど)を使用するのが効果的。
カイガラムシの成虫には殺虫剤が効きにくいので、幼虫の時期である5~7月に使用するとよいでしょう。
既に貝殻をかぶっている成虫は、柔らかいブラシや布で擦り取ってください。
2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
関連記事:観葉植物の白い綿はコナカイガラムシ|対処法と予防法を紹介
コバエ
コバエの症状は以下の通りです。
- 土に虫が湧く
- コバエが植物の周囲を飛んでいる
コバエ自体は植物に無害ですが、観葉植物を育てるうえでの不快害虫です。
放っておくとコバエは増えていくので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 発酵不十分な堆肥や有機質肥料を与えることをやめる
- 新しい土に植え替える
- 土の表面に無機質な素材(赤玉土・鹿沼土・砂利など)を敷く
- トラップを仕掛ける
- コバエに効果のある殺虫剤を噴霧する
コバエが発生したら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど)を使用するのが効果的です。
コバエのトラップは食器用洗剤やお酢、めんつゆなどで作ることができます。植物の近くに置いておくと、簡単にコバエを捕殺できるでしょう。
コバエは、発酵不十分な腐葉土やバーク堆肥、有機質肥料の匂いに引き寄せられます。
そのため、有機質肥料を取り除いたり土の表面に赤玉土や鹿沼土など3~5㎝程度敷き詰めたりするとコバエ発生を防ぐことが可能です。
そもそもコバエは、完熟たい肥を使用した質のよい土であれば発生しません。また、土が常に湿っている状況を避ければ、発生する可能性は低いです。
コバエを発生させないためには、適切な土と水やり管理で育ててください。
モンステラのよくある質問
最後にモンステラのよくある質問とその答えを以下にまとめました。
- モンステラが枯れる原因は?
- モンステラが大きく育ち過ぎてしまう場合はどうすればいい?
- モンステラがひょろひょろになるのはどうして?
- モンステラの冬の育て方は?
- モンステラの適切な増やし方は?
- モンステラは室内屋外どちらを好む?
- モンステラに適した土は?
それでは具体的に見ていきましょう。
モンステラが枯れる原因は?
モンステラが枯れる原因は、「日当たり不足」「水のやりすぎ(やらなすぎ)」「寒さ」が多いです。
モンステラは耐陰性が弱いため、日差しが入らないような暗すぎる場所では枯れる恐れがあります。日当たりのよい場所で育ててください。
水のやりすぎによって、土が常に湿っている場合は根腐れを引き起こします。水やりは適切に行い、生育が緩慢な冬は乾燥気味に育ててください。根腐れした場合は、状態の悪い根を取り除いて早めに植え替えることが重要です。
水切れを何度も経験すると根が傷みます。根腐れや水切れによって根が傷むと新芽が枯れるので注意してください。土の乾燥具合を確認しながら水やりを行うことが重要です。
モンステラは10℃以下の温度には弱い植物であるため、気温の下がる秋からは室内で育てると安心です。冬は冷え込む窓から離れた明るい場所で管理しましょう。
モンステラが大きく育ち過ぎてしまう場合はどうすればいい?
モンステラは大きく育つため育てやすいですが、反対に育ち過ぎて鉢が倒れてしまうこともあります。これ以上大きくしたくないというときの対処法は、植え替えをすることです。
鉢を大きくせずに、根を1/3ほどにカットしましょう。鉢に対する根の割合を減らすことで、大きくなりすぎるのを防いで育てられます。
また、同時に葉の剪定も行ってください。こちらも根と同じ割合で残すことがポイントです。
モンステラがひょろひょろになるのはどうして?
モンステラがひょろひょろになるのは、「日当たり不足」が原因です。
耐陰性が強い植物ですが、日差しも入らない暗い場所では十分に成長できません。葉の切れ込みはなくなり、葉柄や幹は細くひょろひょろになります。
窓際の明るい場所に移動させましょう。ただし、暗い場所で育ったモンステラを急に直射日光に当てると葉焼けしやすいので、注意してください。
日差しが直接当たる場合は、レースカーテンで和らげた光を当てるとよいでしょう。伸びすぎた幹やひょろひょろの葉柄は剪定して、育てると力強く綺麗な葉が出てきます。
モンステラの冬の育て方は?
モンステラの冬の育て方は、最低10℃以上をキープして管理することです。
冬は生育が緩慢になるので、水のやりすぎに気を付けます。受け皿に溜まった水もこまめに捨ててください。
葉水は暖かい時間帯や、暖房でしっかり温度が上がったときに行いましょう。窓際は屋外と変わらないくらいに冷え込むので、窓から離れた場所で管理するのが重要です。
暖房の風が直接当たると、急激な乾燥によってモンステラが枯れる恐れがあります。暖房の風が直接当たらないように気を付けてください。
モンステラの適切な増やし方は?
モンステラの適切な増やし方は「挿し木」です。気温の上がる5~7月に行いましょう。
幹の先端や気根が伸びている部分から10~15㎝ほど切り取り、葉を1~2枚残します。モンステラは葉が大きいため、葉を半分ほど切っておくと蒸散が減って、挿し木が成功しやすいです。その後、水を1時間ほど吸水させ、土に優しく植えましょう。
明るい日陰で土が乾かないように管理すると、1か月ほどで発根して新芽が出てきます。挿し木は植え替えや剪定した時に整理した枝葉を使用すると便利です。また、土に植えず水の中に挿しておく水挿しでも増やすことができます。
モンステラは室内屋外どちらを好む?
モンステラは、風通しがよく明るい室内を好みます。
屋外の明るい日陰でも生育しますが、10℃以下の寒さに当たり続けると枯れる恐れがあります。そのため、気温の下がる秋には室内に移動させてください。
しかし、冬の窓際の室内は屋外と変わらないくらいに冷え込みます。窓から離れた明るく暖かい室内で管理すると育てやすいでしょう。
一年を通して、室内で育てる場合は冷暖房の風が直接当たらないように注意してください。冷暖房の風が直接当たり続けると、急激な乾燥によって枯れる恐れがあるためです。
モンステラに適した土は?
水はけのよい土が適しています。モンステラを水はけの悪い土に植えると、根腐れする可能性が高いので注意してください。
鉢植えでは市販の観葉植物の土に植え付けると安心です。地植えの場合は、植え付ける前に腐葉土や鹿沼土などを混ぜてしっかり耕して水はけを改善しましょう。
もしオリジナルで土を作る場合は、赤玉土やピートモス、鹿沼土、腐葉土、軽石(小粒)などを排水性がよくなるように混ぜ合わせて植えてください。
モンステラのまとめ
モンステラは風通しがよく明るい室内であれば、簡単に育てることができます。切れ込みの入った大きな葉は、おしゃれなインテリアグリーンとして活躍するでしょう。
「嬉しい便り」の花言葉は、新しい門出である結婚祝いや新築祝いのプレゼントにおすすめです。さらに「恋愛運」「家族運」「健康運」を上げる風水効果があるとされているため、多くの方に喜ばれるでしょう。
下記のページにモンステラをまとめました。今なら、他の品種やサイズも選べますので、売り切れる前に今すぐお急ぎください。
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