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インドボダイジュの育て方

インドボダイジュの育て方

植物名 インドボダイジュ
学名 Ficus religiosa
英名 Bo  tree
科目/属性 クワ科フィカス属
原産地 インド~東南アジア

AND PLANTSの人気観葉植物を下記ページにまとめました。

デスクや小窓に置けるものから、インテリアの核となる大型サイズまで揃えていますので、ぜひご覧になってみてください。

[https://andplants.jp/collections/plants]

インドボダイジュの特徴

インドボダイジュは、葉の先端が長く伸びたハート型の葉を持つ植物です。仏教の発祥地であるインドでは、お釈迦様がこの木の下で悟りを開いた逸話から「神聖な樹木」として大切にされています。

その一方で「絞め殺しの木」とも呼ばれています。鳥が運んだ種が、他の樹木の上で発芽し成長。その後、気根が樹木を覆うように伸びて大きくなることで、元の樹木は成長できなくなってしまうためです。

インドボダイジュは寒さに弱い特徴があります。そのため、日本の寺院に植えられている菩提樹はシナノキ科のボダイジュであり、インドボダイジュのことではありません。

葉の先端が長く伸びるハート型の葉は、個性的で多くの方に人気があります。冬は暖かい室内で管理し育ててください。

インドボダイジュの花言葉

インドボダイジュの花言葉は「夫婦愛」「結ばれる愛」です。インドでは結婚式の後に、インドボダイジュを妻に、フィカス・ベンガレンシスを夫に見立て、対にして植える風習があります。

花言葉「夫婦愛」「結ばれる愛」は、ハート型の葉を持つインドボダイジュにぴったりです。パートナーへのプレゼントに贈ると喜ばれるでしょう。

また、インドボダイジュはフィカス属であるため、花はイチジクのような実である花嚢(かのう)を付けます。花は花嚢の中に咲かせるので、見ることはできません。

さらに、イチジクのように食べることはできないので注意してください。

インドボダイジュの風水

インドボダイジュは、「恋愛運」「家族運」を上げる風水効果があるとされています。ハート型の葉を持つ観葉植物は、恋愛運や家族運を高めるとされているためです。

木の入り口である玄関や窓際に置くことで、よい恋愛運に恵まれるかもしれません。恋愛に悩んでいる方や結婚した方にプレゼントすると喜ばれるはず。

個性的でおしゃれなので、ご自宅用に風水効果もかねて飾るのもおすすめです。しかし、インドボダイジュを部屋に置くだけでは十分な風水効果は得られません。

置く場所は整理整頓して、こまめに手入れして元気に育てることが重要です。

関連記事:観葉植物の風水|場所と効果別のおすすめ

インドボダイジュの育て方

インドボダイジュの育て方

日当たり 室内の日当たりのいい場所
温度 最低0℃以上をキープする
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)
秋冬:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)2〜3日後
肥料 液体肥料・緩効性肥料
剪定時期 5〜10月

関連記事:観葉植物の基本的な育て方|コツや管理法について

置き場所と日当たり

インドボダイジュは日当たりと風通しのよい環境を好みます。ただし真夏の直射日光や西日など強光に当たると葉焼けしやすいため、注意が必要です。

耐陰性はありますが、ほとんど日の光が入らないような暗すぎる場所では徒長したり葉が落ちたりする原因になり、うまく生育できません。軟弱に育ち葉色も悪くなるため、明るい窓際に置いてください。

室内で夏の直射日光が差し込む場合は、レースカーテン越しの柔らかい光にしてあげましょう。また、屋外でも育てることはできますが、夏は日陰で管理して冬は室内に移動してください。

温度

インドボダイジュは寒さに弱い植物です。最低0℃以上をキープして育ててください。

最低0℃まで耐えられますが、5℃以下では葉がぽろぽろと落ちて樹勢が悪くなります。春の生育に悪影響を及ぼすため、なるべく10℃以上をキープして育てると綺麗な状態で冬越しできるでしょう。

室内でも冬の窓際は屋外と変わらないくらいに冷え込むので、窓から離れた明るい場所に置いてください。ただし、暖房の風が当たると急激な乾燥によって葉が傷みやすいです。

暖房が当たらず、窓から離れた暖かい場所で管理してください。

水やりの頻度

  1. 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)
  2. 秋冬:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)2〜3日後にお水をあげる

春夏の生育期には、土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)鉢底から水が流れるくらいに、しっかり水やりしてください。

ただし、乾燥しすぎると葉落ちの原因になるので、特に真夏はこまめに土が乾きすぎていないかチェックしましょう。また、水のやりすぎや受け皿の溜め水は根腐れの原因になります。

水やり後は、受け皿に溜まった水はこまめに捨てることが重要です。気温の下がる秋からは土の渇き具合を見ながら、徐々に水やりを控えましょう。

冬も手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)2~3日後に水やりをします。この時期は空気が乾燥するので、水やりと一緒に葉水も与えるとイキイキとした元気な葉を維持しやすいです。

ただし、気温が低い時間帯に水やりや葉水を与えると逆効果なので、室内が暖かい時間帯に与えてください。

肥料

インドボダイジュには、生育期の5~10月に2か月に1度置き肥を置くか、水に薄めた液肥を2週間に1度のペースで水やり代わりに与えてください。冬は生育が緩慢な時期なので、肥料は与えません。

インドボダイジュは肥料が少なくても十分に育ちますが、葉を茂らせたい場合は、土に混ぜ込んだ元肥以外に追肥もしましょう。ただし、肥料の与えすぎは根を傷めるため、与えるペースや時期はしっかり守ってください。

剪定方法

インドボダイジュの剪定時期は5~10月です。傷んだり茂りすぎたりした枝葉を剪定します。

剪定部分は葉が出ている枝であれば、どこから切っても問題ありません。剪定後の姿をイメージしながら、風通しがよくなるように切り戻してください。

気温の下がる秋よりも、気温の上がり始める春から夏にかけて剪定すると形がよくなります。また、インドボダイジュはフィカス属のゴムの木の仲間なので、樹液には触れないように気を付けてください。

体質によってかぶれる恐れがあるので、剪定するときは手袋をすると安心です。もし触ってしまった場合は、流水で丁寧に洗い流してください。

インドボダイジュのよくあるトラブルと対処法

個性的なハート型の葉をしているインドボダイジュですが、トラブルも存在します。

ここではトラブルが起きたときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。

関連記事:観葉植物のトラブル|主な症状と対処法まとめ

根腐れ

根腐れでは、以下の症状が見られます。

  1. 水をあげても元気にならない
  2. 土がなかなか乾かない
  3. 葉が落ちやすい
  4. 葉が茶色・黄色に変色している
  5. 幹や幹の根元が柔らかい
  6. 土から腐敗臭がする
  7. 土の表面にカビが生えている
  8. 根黒く変色している

根腐れは、土の中の酸素濃度が低下して土中の細菌叢が変化し、有機物の腐敗が進むことで有害なアンモニアが発生し、土壌環境が悪くなることで発症します。

また、常に土が湿っている状況では根が呼吸することができず、細胞が死んでしまいます。

これが原因で、根から水を吸い上げることができなくなり、植物体に水を供給することができなくなることで死んでしまう現象です。

根腐れの対処法は以下の通りです。

  1. 鉢から植物を抜き、悪い土を落として水はけのよい土に交換する
  2. 根の傷んでいる部分、腐っている部分をカットする
  3. 少量の水を与え、風通しがよく明るい日陰で管理する
    ※1週間を目安に水が乾くコンディションで管理する
  4. 発根剤を与えてみる
  5. 傷んだ葉を取り除く
  6. 枯れた枝を切り取る

根腐れが起こった場合は、鉢を入れ替えて土の環境を変えることが大切です。傷んでしまった根は取り除き、健康な状態が取り戻せるような環境を与えてあげましょう。

赤玉土・ゼオライトなどを用土に混ぜ込むことで、水はけと根腐れを防止することができます。

枝先がダメになっている場合は、生きている部分までカットし、新しい葉を出すことで回復させます。

根元から腐っている場合は、無事な部分で切り取り、挿し木にして発根させて回復させましょう。

根腐れが起こると枝が垂れ、新芽を残すために古い葉を落とす現象が見られます。重度の根腐れの場合は、新芽や枝の先から枯れることがあるので注意が必要です。

根詰まり

根詰まりとは、鉢の中で根がいっぱいになることで起きる症状。根詰まりの症状は以下の通りです。

  1. 水が浸透しづらくなる
  2. 底から根が出てくる
  3. 葉が黄色くなる
  4. 鉢にヒビが入る

特に春夏の成長期で一気に伸びてしまうと上記のような症状が起きてしまいます。すぐに枯れる要因にはなりませんが、放置してしまうとインドボダイジュに悪影響です。

対処法はインドボダイジュの植え替えをすること。

現在の鉢より1つ上の大きい鉢に植え替えることで、上記の症状はほとんど解消されるでしょう。植え替えを行う時期も春夏の成長期が最も適しています。

葉焼け

葉焼けでは、以下の症状が起きます。

  • 葉の色素が抜けて白くなっている
  • 葉の一部が茶色く枯れている

強い日差しを浴びすぎると葉が傷んで「葉焼け」というトラブルが発生します

葉焼けの症状に気がついたら、早めに置き場所を検討し直すことが必要です。

対処法は以下の通りです。

  1. 直射日光が当たっている場合はカーテンなどで遮光する
  2. 葉焼けした部分はカットする

葉焼けが起こるということは、日光が当たりすぎている可能性が高いため、直射日光に当てないような措置を取りましょう。

また、一度焼けてしまった葉は二度と元に戻りません。傷んだ葉はカットし、新しい健康な葉が生えてくるのを待ちましょう。

インドボダイジュの害虫トラブルと対処法

インドボダイジュの害虫トラブルと対処法

インドボダイジュには害虫トラブルも存在します。

害虫によるトラブルが発生したときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。

ハダニ

ハダニの症状は以下の通りです。

  1. 葉にクモの巣のような糸がついている
  2. 葉の裏に小さな虫がついている
  3. 葉に斑点や傷がある
  4. 葉の色が薄くなり枯れている

ハダニは繁殖力の強さと、薬剤耐性を持つとても厄介な害虫です

放っておくと糸を張って大量発生する危険性もあるので、早めに対処を行いましょう。

対処法は以下の通りです。

  1. 傷んだ葉はカットする
  2. 葉の表裏、付け根や茎も水で洗浄する
  3. ハダニに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)

ハダニが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン)を使用するのが効果的です。

2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。

そもそもハダニは、こまめな霧吹き・葉をふき取りきれいにすることを怠らなければ発生しません。

常にきれいな状態を保つために、霧吹きの購入は必須といえます。月に一度はシャワーで洗い流すなどの管理も必要です。

関連記事:観葉植物に発生するハダニ|対処と予防法の紹介

アブラムシ

アブラムシの症状は以下の通りです。

  1. 新芽が萎縮している
  2. 葉が縮れている
  3. 新芽に虫が付いている
  4. 葉や幹がベタベタしている

アブラムシは繁殖力が強いため短期間で増え、ウイルスを媒介する厄介な害虫です

放っておくとインドボダイジュの生育が弱まり枯れる恐れもあるので、早めに対処を行いましょう。

対処法は以下の通りです。

  1. 縮れた葉はカットする
  2. アブラムシを取り除く
  3. 茂り過ぎている枝葉は剪定して風通しをよくする
  4. アブラムシに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)

アブラムシが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン)を使用すると効果があります。

2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。

カイガラムシ

カイガラムシの症状は以下の通りです。

  1. 貝殻のような殻を被ったり、粉状の物質で覆われたりしている虫が枝葉についている
  2. 黒いカビ(すす病)が発生している
  3. 葉や幹がベタベタしている

カイガラムシは繁殖力の強さと薬剤耐性のある厄介な害虫です

放っておくとインドボダイジュの生育が弱まり枯れる恐れもあるので、早めに対処を行いましょう。

対処法は以下の通りです。

  1. 柔らかい布やブラシで擦り取り除く
  2. 茂り過ぎている枝葉は剪定して風通しをよくする
  3. カイガラムシに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)

カイガラムシが発生したら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど)を使用するのが効果的。

カイガラムシの成虫には殺虫剤が効きにくいので、幼虫の時期である5~7月に使用するとよいでしょう。

既に貝殻をかぶっている成虫は、柔らかいブラシや布で擦り取ってください。

2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。

関連記事:観葉植物の白い綿はコナカイガラムシ|対処法と予防法を紹介

コバエ

コバエの症状は以下の通りです。

  1. 土に虫が湧く
  2. コバエが植物の周囲を飛んでいる

コバエ自体は植物に無害ですが、観葉植物を育てるうえでの不快害虫です

放っておくとコバエは増えていくので、早めに対処を行いましょう。

対処法は以下の通りです。

  1. 発酵不十分な堆肥や有機質肥料を与えることをやめる
  2. 新しい土に植え替える
  3. 土の表面に無機質な素材(赤玉土・鹿沼土・砂利など)を敷く
  4. トラップを仕掛ける
  5. コバエに効果のある殺虫剤を噴霧する

コバエが発生したら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど)を使用するのが効果的です。

コバエのトラップは食器用洗剤やお酢、めんつゆなどで作ることができます。植物の近くに置いておくと、簡単にコバエを捕殺できるでしょう。

コバエは、発酵不十分な腐葉土やバーク堆肥、有機質肥料の匂いに引き寄せられます。

そのため、有機質肥料を取り除いたり土の表面に赤玉土や鹿沼土など3~5㎝程度敷き詰めたりするとコバエ発生を防ぐことが可能です。

そもそもコバエは、完熟たい肥を使用した質のよい土であれば発生しません。また、土が常に湿っている状況を避ければ、発生する可能性は低いです。

コバエを発生させないためには、適切な土と水やり管理で育ててください。

関連記事:観葉植物に発生するコバエ|対策と原因について

インドボダイジュのよくある質問

インドボダイジュのよくある質問

最後にインドボダイジュのよくある質問とその答えを以下にまとめました。

  1. インドボダイジュとコバンボダイジュの違いは?
  2. インドボダイジュの植え替え時期/植え替え方法は?
  3. インドボダイジュは地植えで冬越しできる?
  4. インドボダイジュの適切な増やし方は?
  5. インドボダイジュには香りの良い花が咲くの?

それでは具体的に見ていきましょう。

インドボダイジュとコバンボダイジュの違いは?

インドボダイジュとコバンボダイジュの違いは葉の形状や色です。インドボダイジュは葉先が長く伸びたようなハート型である一方、コバンボダイジュの葉は全体的に小判のように丸みを帯びています。

さらに、コバンボダイジュは葉の裏側が黄金色で、まさに小判に見えることから和名で「小判菩提樹」と呼ばれています。葉の根元から放射状に走る葉脈も特徴的です。

どちらもフィカス属であるので、育て方や成長具合は非常に似ています。

菩提樹は地域によってさまざまな植物をさすことが多いため、注意してください。日本では中国からシナノキ科のボダイジュが先に渡来してきたことから、寺院で多く見かけることができます。

一方でお釈迦様が悟りを開いたときの樹木であるインドボダイジュは、寒さに弱く地植えが難しいため、日本の寺院には植えられていることはめったにありません。

インドボダイジュの植え替え時期/植え替え方法は?

植え替え時期は、5~10月です。7月以降に植え替える場合は猛暑日を避けて植え替えしてください。

およそ1~2年おきに植え替えます。鉢底から根が出てきたり、水やり後に土の吸水が悪かったりする場合も植え替えが必要です。

鉢から根鉢を取り外します。根が固まっていたら土と一緒にほぐして、一回り大きな鉢に植えてください。

鉢底から水が流れるくらいに水やりをして、風通しのよい明るい日陰で様子を見ます。その後、元に戻して管理しましょう。

インドボダイジュは地植えで冬越しできる?

インドボダイジュは地植えで冬越しさせることは難しいです。0℃まで耐えることができる植物ですが、本来は寒さに強くなく5℃程度で落葉して幹に大きなダメージを受けます。

温暖地であっても、急な寒さや霜雪によって枯れる可能性が高いです。沖縄のように最低温度が10℃を切らない環境であれば、地植えで冬越しできるでしょう。

そのため、インドボダイジュは地植えではなく鉢植えで育ててください。春から夏にかけては屋外で管理できますが、気温が下がる秋には室内に移動させることが重要です。

インドボダイジュの葉が落ちる原因は?

インドボダイジュの葉が落ちるのは、「水不足」「日当たり」「寒さ」「環境変化」が原因だと考えられます。

水不足や日当たり、寒さは植物を育てるうえで非常に重要なポイントです。適切な管理を守って育てることで、葉が落ちることを防ぐことができます。

インドボダイジュの置く場所を転々とすると葉が落ちてしまいます。例えば、屋外の日陰と室内を行ったり来たりさせる行為は葉が落ちる原因です。

園芸店で購入して、自宅に持ち帰ったときに葉が数枚落ちてしまうのは、環境の変化が原因とされています。

適切な育て方を心がけて育てれば、新しく新芽が出てくるので安心してください。

室内の明るい場所を確保して、置く場所を変えずに育てると葉が落ちずに綺麗に育つでしょう。

インドボダイジュの適切な増やし方は?

インドボダイジュの適切な増やし方は「挿し木」です。気温の上がる5~7月に行いましょう。

枝の先端から10~15㎝ほど切り取り、葉を1~2枚残します。その後、水を1時間ほど吸水させ、土に優しく植えましょう。

明るい日陰で土が乾かないように管理すると、1か月ほどで発根して新芽が出てきます。挿し木は植え替えや剪定した時に整理した枝葉を使用すると便利です。

また、土に植えず水の中に挿しておく水挿しでも増やすことができます。

インドボダイジュには香りの良い花が咲くの?

インドボダイジュには香りが良い花は咲きません。インドボダイジュはフィカス属なので、イチジクのような花嚢を付けて、そのまま果実のような状態になります。

そのため、花自体に香りはありません。一方、インドボダイジュと間違えられるシナノキ科のボダイジュの花は、甘い香りを漂わせます。

インドボダイジュとシナノキ科のボダイジュの違いは、葉の形や花だけでなく、香りがあるかどうかでも見分けることが可能です。

インドボダイジュのまとめ

インドボダイジュは風通しがよく明るい室内であれば、育てることができます。個性的なハート型の葉をしているため、おしゃれなインテリアグリーンとして活躍するでしょう。

「夫婦愛」「結ばれる愛」の花言葉は、気になっている方やパートナーへのプレゼントに喜ばれます。さらに「恋愛運」の風水効果があるとされているため、恋愛に悩んでいる方へのプレゼントにもよいかもしれません。

ぜひ、素敵なインテリアグリーンとして育ててみてはいかがでしょうか。

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