フィットネスジムでは、サービスや値段だけでなく、こだわってインテリアをコーディネートすることも大事です。お客さんが快適に利用でき、満足度がより高くなり、リピーターにもつながります。
施設内のインテリアや雰囲気を良くするなら、観葉植物を使うのがおすすめです。手軽にコーディネートができ、2〜3鉢置くだけでクールでスタイリッシュな空間を演出できます。
また、インテリア性を高めるだけでなく、仕事の生産率の向上やストレスの軽減、さらには空気清浄など、働く人にとって良い効果をもたらすといわれることもあります。観葉植物の種類や置く場所によって、得られる効果に差が生まれることもあるので、どのようなものを選んで飾ったら良いかを知っておきましょう。
今回はフィットネスジムに置くおすすめの観葉植物の種類を詳しく紹介します。フィットネスジム内でのインテリア例も解説するので、観葉植物のコーディネートに悩んでいる方も、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
どの観葉植物がフィットネスジムに良いのか迷ってしまったときは、筆者個人的にはドラセナ・コンシンネをおすすめします。すらっとしたスリムな樹形は背が高くなり、葉もたくさん出るので、インテリア性だけでなく、パーテーションや目隠しなどの機能性もある観葉植物です。
AND PLANTSでは、オフィス・店舗に大型の観葉植物の導入を検討されている方におすすめのXLサイズも取り揃えています。大型の観葉植物を飾りたい方は、ぜひご覧ください。
[/collections/plants-xl]フィットネスジムに置く観葉植物の選び方
クールでスタイリッシュな雰囲気があるフィットネスジムでは、見た目を重視した観葉植物選びが大事です。また、種類によって特性や性質が違い、育てられる場所が限られる・育て方が難しい・ゴミが出やすいなどの違いがあります。
ここでは、フィットネスジムに置く観葉植物の選び方について詳しく解説します。
- 樹形や葉がスタイリッシュなもの
- 光沢感がある濃い葉のもの
- 葉が落ちにくいもの
樹形や葉がスタイリッシュなもの
しゅっとした細身の樹形になる・先端が鋭くとがった葉が出る観葉植物は、フィットネスジムによくなじみます。スタイリッシュなクールさがあり、インテリア性が高く、スポーティーでおしゃれです。
一方で先端がとがってない丸みのある葉は、やわらかくて温かい雰囲気が強く、コンクリートや鉄製の素材を使ったフィットネスジムになじみにくいかもしれません。
ただし、木製や木目調のデザインとはとてもなじみやすい観葉植物なので、ナチュラル感のあるフィットネスジムにはおすすめです。
どちらも印象に残りやすい植物なので、フィットネスジム内のデザインを強調させ、動きのある空間を演出してくれるでしょう。
光沢感がある濃い葉のもの
比較的濃くてはっきりとした色の葉が出る観葉植物は、重厚感があり、上品さを感じやすいです。その分、スタイリッシュな印象も強く、より洗練されたインテリア空間に仕上げられます。
また、葉に光沢があるとラグジュアリー感が出るので、高級ラウンジの中にあるようなおしゃれなフィットネスジムを演出できるでしょう。
葉が落ちにくいもの
フィットネスジムでは、葉が落ちにくい観葉植物もおすすめです。枯れた葉が床にたくさん落ちていたりすると不衛生に見え、お店や会社の信用性につながる場合もあります。
また、汚い環境では利用するお客さんが快適にからだを動かしにくく、ストレスに感じてしまうことも。できるだけ葉が落ちにくい観葉植物を選び、定期的に掃除をして美観を維持しましょう。
基本的に観葉植物は、冬に葉を一斉に落とさない常緑性の多年草や樹木ですが、生理現象や生長の流れによって、葉が入れ替わります。春から夏頃にかけて葉が入れ替わる特徴があり、植物によって入れ替わる量が違います。
さらに大きい葉・長細い葉・硬い葉を展開する植物は、小さい葉をたくさん出すものよりも比較的葉が落ちにくいです。
フィットネスジムにおすすめの観葉植物
ここでは、フィットネスジムにおすすめの観葉植物を5つ紹介します。
- ドラセナ・コンシンネ
- ショウナンゴムの木
- ユッカ・エレファンティぺス
- フィカス・バーガンディ
- ザミオクルカス・ザミフォーリア
どの植物も、鋭くとがった光沢のある濃い緑がスタイリッシュで、日当たりや風通しを良くすると葉が落ちにくく、害虫も付きにくいです。
①ドラセナ・コンシンネ|スタイリッシュなたたずまい
日当たり | 日当たりのよい置き場所 |
温度 | 最低5℃以上をキープする |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:土の表面が乾いてから 秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後 |
地面から軽やかな曲線を描くように白みがかった灰色の幹が伸び、先端から赤い縁取りがされた細長い濃緑の葉が出るドラセナ・コンシンネ。しゅっと伸びた細い幹はスリムで、たたずまいが美しく、印象的なフィットネスジムに仕上げられます。
背丈が大きくなっても圧迫感を感じにくいため、空間が狭く見えることもあまりありません。
マダガスカルを中心に広く分布するドラセナ・コンシンネは、高温多湿な場所が大好きです。1年を通して日当たりの良い半日陰になるような場所に置き、乾燥させ過ぎないように管理します。
ただし、光と湿度が不足すると葉がぐったりと垂れてしまう場合も。ジム内が暗くて、グローライトや照明も設置できない場合は、週に1度日当たりの良い場所へ鉢を移動させ、定期的に葉水を行いましょう。
また、葉がたくさん出ていると、鬱蒼(うっそう)とした見た目の悪い姿になることもあります。株の内側に光や風が通らず、病害虫の被害にあう場合もあるので、地面に近い方の古い葉を下から数枚ほど摘み取って、スタイリッシュな樹形が見えるようにするといいです。
[https://andplants.jp/collections/doracaenaconsinna]②ショウナンゴムの木|濃緑の葉がクール
日当たり | 日当たりのよい置き場所 |
温度 | 最低10℃以上をキープする |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | やや強い |
水やり | 春夏:土の表面が乾いてから 秋冬:土の表面が乾いてから2〜3日後 |
ササに似た細長い濃緑の葉が互い違いに展開するショウナンゴムの木は、フィットネスジムのシンボルツリーになるような観葉植物です。
地面からザラザラした茶色い幹が軽やかに伸び、アーチを描くように枝垂れる無数の枝葉がたくさん出ます。風が吹くと葉がサラサラと音を立て、涼しげで明るい空間を演出します。濃緑の葉はクールでたたずまいも良く、1鉢飾るだけでおしゃれなフィットネスジムができるでしょう。
シンガポールをはじめ、マレー半島や東南アジアに自生するショウナンゴムノキは、日陰の耐性が高く、暗い場所に置いていても葉を落としにくいです。ただし、斑入りの品種は、葉が傷みやすいので明るい場所で育てるのが最適です。
ゴムの木の中でも葉が細長いショウナンゴムの木は、比較的冬の乾燥によって葉の先端が枯れてしまう場合もあります。冬でも鉢の中を乾燥させ過ぎず、定期的に水やりを行いましょう。
ハダニやカイガラムシなどの害虫が付かないように、葉の表面にもたっぷりと水をかけておくといいですよ。
[https://andplants.jp/collections/slenderladypalm]③ユッカ・エレファンティぺス|スペースを無駄に取らない
日当たり | 日当たりのよい置き場所 |
温度 | 最低0℃以上をキープする |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:土の中が乾いてから2〜3日後 秋冬:土の中が乾いてから4〜5日後 |
茶色くて太い幹が空へ一直線に高く伸び、その先にノコギリ状の縁が付いた厚みのあるシャープな葉が出るユッカ・エレファンティペス。剣(つるぎ)のような鋭くとがった葉がクールで、がっちりとした力強いたたずまいが美しく、別名「青年の木」とも呼ばれています。
ユッカ・レファンティぺスは、比較的一本の幹で仕立てられた単幹樹形のものが多く、枝分かれもしにくいです。また、中心の太い幹から伸びる硬い葉は、直立するように展開するので、スペースを広くとることがあまりなく、狭い場所でも置きやすいです。
主にメキシコを中心に、北アメリカから中南米に自生するユッカ・エレファンティペスは、寒さにも耐性があります。そのため乾燥しやすい冬の夜、暖房が効いていない室内でも葉が変色することもあまりなく、すくすくと育ちます。
ただし、氷点下5℃を下回ってしまうと生長の流れが悪くなることも。株周りに腐葉土やバークチップなどでマルチングをして、暖かくしてあげましょう。
[https://andplants.jp/collections/yucca]④フィカス・バーガンディ|マッドな質感の葉がおしゃれ
日当たり | 日当たりのよい置き場所(直射日光は避ける) |
温度 | 最低8℃以上をキープする |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:土の表面が乾いてから 秋冬:土の表面が乾いてから2〜3日後 |
シックでラグジュアリー感のあるフィットネスジムには、厚みのあるワインカラーの葉が出るフィカス・バーガンディがインテリアの雰囲気とよくなじみます。マッドな質感のある葉はおしゃれで、スタイリッシュかつ高級感があるので、上品で落ち着いたフィットネスジムを表現することも可能です。
空へ一直線に伸びた茶色の幹の先端から、真っ赤な新葉がしゅっと顔を出す姿も個性的で、インテリアのアクセントカラーにもなるかもしれません。
インドやミャンマーなど熱帯アジアに広く自生するインドゴムノキの突然変異で誕生したといわれるフィカス・バーガンディは、日当たりと風通しの良い場所でよく育ちます。定期的な葉水と、水やりによって美しい葉をよく出すようになり、存在感も大きくなります。
ただし、日照・水・栄養不足などによって、葉の色が変哲もない緑色に戻る「先祖返り」という現象が起こる場合も。緑色の葉が出るようになってしまうので、春から夏の間は、陽の光にたっぷりと当て、水切れを起こさないように定期的に水やりをしましょう。
[https://andplants.jp/collections/ficusburgundy]⑤ザミオクルカス・ザミフォーリア|かっこいいフォルムが印象的
日当たり | 日当たりのよい置き場所(直射日光は避ける) |
温度 | 最低10℃以上をキープする(15℃を切ってきたら屋内に取り入れる) |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | やや強い |
水やり | 春夏:土の表面が乾いたら 秋冬:土の表面が乾いてから3〜4日後 |
日当たりが確保できず、室内が暗くなりがちなフィットネスジムの場合は、日陰に強い耐性があるザミオクルカス・ザミフォーリアがおすすめです。日が当たらないような場所でも元気に育ち、先端がしゅっととがった鮮やかな緑の葉を長い間に渡って観賞できます。
また、水やりや剪定(せんてい)などの管理の手間があまりかからず、初心者でも育てやすいです。忙しい日が続いて数週間ケアができなくても枯れることが少なく、葉の色味が悪くなることもあまりありません。
東アフリカを原産とするザミオクルカス・ザミフォーリアは、地面から緩やかな曲線を描くように伸びる茎から出るつやのある葉が美しく、現地では「Zanzibar gem(ザンジバルの宝石)」ともいわれることも。
スタイリッシュでかっこいいフォルムは、インテリア性も高いのでフィットネスジム内の印象づくりにも役立ちます。新芽が長く伸びると、下から上に向かって無数の葉が開くので、ユニークに生長する姿も楽しめるでしょう。
幾重にも重なった新葉が土から出てきても、場合によっては展開しないこともあり、水やりをしたときに、水滴が重なった葉に入り込んでそのまま壊死(えし)してしまうこともあります。濡らしたティッシュなどを使って、重なった新葉を指で軽くほぐしておくと開きやすくなり、枯れる心配もなくなります。
[https://andplants.jp/collections/zamioculcas]フィットネスジムに観葉植物を置くときに考えるべきこと
フィットネスジムに観葉植物を置くときは、以下3つのポイントについて考えてみてください。
- 観葉植物を育てられる環境であるか
- 導線やスペースがあるか
- 観葉植物に機能性を持たせられるか
お客さんに満足してもらうフィットネスジムを築き上げるには、観葉植物を管理する環境や位置にもこだわりを持って、インテリアをコーディネートすることが大切です。
観葉植物を育てられる環境であるか
フィットネスジム内の美観を保つためには、観葉植物を育てる環境を良くします。
植物が育ちにくい環境が長く続くと、葉が変色したり落葉したりして、見た目が悪く、清潔感を感じられないフィットネスジムに見えてしまうこともあります。
日当たりや風通し、温度や湿度など、管理する観葉植物にとって育ちやすい環境かどうかを確かめてからコーディネートしましょう。いつまでも長く観賞でき、ジム内の見栄えを良くしてくれます。
さらには世話ができる時間があるか、人がいるかなど条件にも着目して観葉植物を購入するといいです。
導線やスペースがあるか
多くの人が利用するフィットネスジムでは、人が歩く導線やからだを動かすスペースを広く確保できるように観葉植物を配置しましょう。どこに植物やものを置くか決めて配置することで、人が歩く導線を確保できます。
導線がしっかりと決まれば、ものが邪魔になりにくく、利用する人たちも快適に体を動かすことができます。
また、観葉植物やものの配置をしっかりと決めることで、無駄なスペースをつくることがなくなり、空間を広く有効的に使うことも可能です。トレーニングマシンやワークスペースの確保、さらには受付ホールのスペースを広くすることも可能なので、適切な数で観葉植物を購入して配置してください。
観葉植物に機能性を持たせられるか
観葉植物は、それぞれの形態によって防音や目隠し効果などの役割を持たせることができます。種類と置く位置を考慮すれば、見栄えや雰囲気づくりに役立つアイテムだけでなく、機能性のある画期的なアイテムにすることも可能です。
樹高が高くて、幹が太い・葉がたくさん出る植物は、窓際に置くと外からの雑音を遮断する効果があります。
細かい・細い葉がたくさん出て密集する植物は、席と席との間に置くとパーテーションのようになり、透け感のある目隠し用の観葉植物にもなります。
フィットネスジムではスペースが限られていることも多いので、観葉植物を間仕切りとして置くとよいです。ものを増やさずに空間を分けることができるため、機能性を持たせたコーディネートができます。
フィットネスジムに置く観葉植物のレイアウト|インテリア例
ここでは、フィットネスジムに置く観葉植物のレイアウト方法を3つ紹介します。
- 受付ホールの空いたスペースに飾る
- 柱に沿って飾る
- 間仕切りや目隠しとして飾る
受付ホールの空いたスペースに飾る
フィットネスジムをはじめ、お店の顔となる受付ホール・エントランスのディスプレイは、見栄えを良くすることが大事です。
殺風景な空間に見えないように観葉植物を空いたスペースに置き、印象深いフィットネスジムを演出しましょう。2〜3鉢ほど飾ってあるだけで、空間に色味を足せておしゃれさも感じます。
受付カウンターの真横や、ホールのチェア・ソファ横などに置いてみましょう。利用するお客さん・働く人にとっても良い環境ができるかもしれません。
柱や壁に沿って飾る
ワークアウトスペースでは、トレーニングマシーンがすでに多くあり、コーディネートしにくいこともあると思います。
観葉植物は柱や壁に沿って配置すると、入り口から奥の壁まで導線が1本の線で真っ直ぐとでき、空間が狭くなりにくくなり、利用者もからだを動かしやすいです。
両サイドの壁に観葉植物を寄せられない場合は、L字となる2面を使ってものを配置します。できるだけ角隅にものがまとまるようにレイアウトすると、広々とした開放的な空間になりますよ。
また、人よりも背丈が大きくなる観葉植物は、柱に添うように配置すると、縦のラインが協調され、広々とした開放感のある空間を演出できます。
スタイリッシュさにもより磨きがかかり、おしゃれさを感じる印象深いフィットネスジムをつくれます。人が見上げたときに観葉植物があると、錯覚によって天井が高く見えるので、周辺にソファやチェアーを設置しておくといいです。
間仕切りや目隠しとして飾る
樹高が高くて葉がたくさん出る観葉植物は、一列に並べて配置するとパーテーションの代わりとなり、目隠しの機能を果たします。
ワークスペースでの空間分けをはじめ、受付や個人相談カウンターなどの目隠しとして使うことができます。
さらに防音効果もあるので、外からの雑音や視線が消せるように、窓際に置いておくのもおすすめです。
フィットネスジムに置く観葉植物の育て方
適切な場所に観葉植物が置けても、管理がしっかりとできていなければ葉の色が悪くなったり、株が枯れてしまったりすることもあります。観葉植物の基本的な育て方について、知っておくことが大切です。
ここでは、フィットネスジムに置く観葉植物の育て方について、基本的なポイントを4つ紹介します。
- 定期的に葉水と掃除を行う
- 水やりをする週を決める
- 日当たりや光を調整する
- 大きくなったら植え替えと剪定を行う
関連記事:観葉植物の育て方|コツや管理法について
定期的に葉水と掃除を行う
フィットネスジムに飾った観葉植物は、定期的に葉水や掃除をしてきれいにしましょう。人があまり通らない静かな場所では、葉にはチリやホコリが積もりやすく、汚れているように見えることもあります。
ワークアウトしている方のモチベーションを下げてしまう場合もあるので、できるだけ週に1回ほどのペースで掃除をすると良いです。
また、定期的に葉水を行えば、極端に乾燥しにくくなるので、夏や冬でも葉焼けや水切れを起こすことも少なくなります。ただし、夜は気温が低く寒さで株が弱る場合もあるので、植物の活動が盛んになる午前中に行いましょう。
水がたっぷりとかかれば、葉がみずみずしくなり、フィットネスジム内の景観を良く保ってくれます。葉から滴り落ちた水はタオルなどで拭き取って、きれいにしてくださいね。
水やりをする週を決める
シフト制で日々人が入れ替わるフィットネスジムでは、水やりをする週を決めて管理するのがおすすめです。誰が行ったのか何回水を与えたのか、わからなくなってしまうこともあるので、担当の方を決めたり、掃除や締めのチェック表蘭に「水やり」項目を設けたりするのもいいかもしれません。
水やりを適切に行わないと、観葉植物は乾燥して水切れを起こしたり、過湿になって根腐れを起こしたりして枯れてしまいます。水やりをする方は、土の中の乾燥具合を一度確かめてから水やりしましょう。
例えば春から夏の暖かい時期は、観葉植物の生育が旺盛になるため、水をたくさん必要とします。春は1〜2週間に1度、夏は1週間に1〜2度のペースで水を与えましょう。
秋や冬は気温が低くなり、観葉植物の生育の流れが落ち着くので、月に1〜2度のペースで土の乾燥具合を確認しながら水を与えます。
ただし、環境や観葉植物の種類や品種によっては水を吸収する量が違うので、あらかじめ温度や育て方をチェックしておくといいですよ。また、水やりの面倒な手間を省きたい場合は、下記のお水やりチェッカーもおすすめします。
[https://andplants.jp/products/watering_checker_sustee_large_single]日当たりや光を調整する
直射日光の当たり過ぎや日照不足は、観葉植物の生長不良の原因となりやすいです。
日中の直射日光に当たり過ぎてしまうと、葉焼けや水切れを起こしたり、鉢の中が蒸れて根腐れを起こしたりすることがあります。特に夏の西日の当たり過ぎは、観葉植物を弱らせて枯らしてしまう場合も。
反対に日照不足になると光合成ができず、十分に栄養を吸収できずに枯れてしまいます。
できるだけ育てる植物にあわせて日当たりや光を調節しましょう。午前中に陽の光が当たって、午後は日陰になるような半日陰な場所に置くのがベストです。植物は午前中に光合成を活発に行い、午後になるにつれ流れが鈍くなります。
フィットネスジム内に直射日光が差し込む場合は、鉢を移動させるか、カーテン・ブラインド・すだれなどで日陰をつくります。また、窓数や照明の関係上で暗過ぎる場合は、園芸用のグローライトを設置して、光を当てて管理してあげてください。
大きくなったら植え替えと剪定を行う
基本的に観葉植物は、2年に1回のペースで植え替えや剪定をしましょう。
根鉢がパンパンに固くなってしまうと、土中の酸素濃度が薄くなるため、植物の根が窒息状態に陥りやすくなります。根詰まりを起こして枯れてしまう場合もあるので、鉢底・土の表面から根が出たときにも植え替えをします。
剪定は、植物の生長をコントロールするのと環境を良くするために行うものです。枝葉がたくさん伸びて大きくなり過ぎたときや、株の内側に光や風が当たりにくくなったときにも行うといいです。
ただし、植物によって生長スピードが違うので、生育にあわせて植え替えと剪定の頻度を変えてくださいね。
まとめ
老若男女問わず、さまざまな方が体を動かす場所であるフィットネスジム。そこに置く観葉植物は、インテリア性を重視するだけでなく、利用する人の快適さやワークアウトのしやすさも考えて選ぶことが大切です。
利用客だけでなく、そこで働く人にとっても良い環境をつくれます。従業員全員で観葉植物を管理すれば、チームワークの向上にもつながり、働きがいのあるフィットネスジムを実現させることもできるでしょう。
また、導線やスペースを考慮して配置をすることで印象深い空間になり、リピーターにもつながるので、インテリアとしては大事な要素でもあります。
今回紹介した観葉植物でどれがフィットネスジムに良いか迷ってしまったときは、長く伸びたスタイリッシュな幹の先にふわりと葉を出すドラセナ・コンシンネを選んでみましょう。大型のサイズのものなら、目隠しやパーテーションの役割も果たしてくれますよ。