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住宅展示場に置く観葉植物

住宅展示場に置く観葉植物|おすすめの種類とインテリア例

複数のモデルハウスが展示されている住宅展示場。そこに建てられたモデルハウスのインテリアは、お客さんが家を購入したくなるようなデザインで、多くは見た目が第一に考えられた仕上がりになっています。

インテリア性を高めるためには、家具や内装デザインだけでなく観葉植物も飾って、よりリアルで美しい空間を演出してみましょう。

観葉植物が2〜3鉢ほど飾ってあるだけで、部屋の見栄えは良くなり、お客さんの心をつかむような温かみのある空間に仕上げられます。

今回は住宅展示場に置くおすすめの観葉植物の種類を詳しく紹介します。モデルハウス内でのインテリア例も解説するので、観葉植物のコーディネートに悩んでいる方も、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

どの観葉植物が住宅展示場に良いのか迷ってしまったときは、筆者個人的にはスリムな樹形で背が高くなり、明るみのある葉がたくさん出るドラセナ・ソングオブインディアをおすすめします。モデルハウス内ではコーディネートしやすくて、温かみのある空間に仕上げられます。

AND PLANTSでは、オフィス・店舗に大型の観葉植物の導入を検討されている方におすすめのXLサイズも取り揃えています。大型の観葉植物を飾りたい方は、ぜひご覧ください。

[/collections/plants-xl]

住宅展示場に置く観葉植物の選び方

植物は、種類によって特性や性質が異なるため、環境に合ったものを選ぶのがおすすめです。

ここでは、住宅展示場に置く観葉植物の選び方について詳しく解説します。

  1. 樹形や葉が印象的なもの
  2. 葉が落ちにくいもの
  3. 寒さや日陰に強いもの

樹形や葉が印象的なもの

モダンでおしゃれさを感じるインテリアに仕上げるなら、印象的な樹形や葉をもつ観葉植物を選びましょう。

しゅっとした細身の樹形になる・先端が鋭くとがった葉が出る観葉植物は、スタイリッシュなクールさで、インテリア性が高いです。発色の強い葉が出る観葉植物は、人をひきつけるような美しさがあります。

どちらも印象に残りやすい植物なので、モデルハウス内のデザインを強調させ、動きのある空間を演出してくれるでしょう。

葉が落ちにくいもの

住宅展示場では、葉が落ちにくい観葉植物を選ぶのもおすすめです。枯れた葉が床にたくさん落ちていたりすると散らかったように見え、展示場に訪れたお客さんに不快な思いをさせる場合も。ハウスメーカーとしての信用性につながることもあるので、些細なところまで確認しながら種類を選びましょう。

大きい葉・長細い葉・硬い葉を展開する植物は、小さい葉をたくさん出すものよりも比較的葉が落ちにくいです。

ただし基本的に観葉植物は、冬に葉を一斉に落とさない常緑性の多年草や樹木ですが、生理現象や生長の流れによって、葉が入れ替わります。春から夏頃にかけて葉が入れ替わる特徴があり、植物によって入れ替わる量が違います。

寒さや日陰に強いもの

時期によってはモデルハウス内の気温や湿度を調節しにくいこともあると思います。また、見学時間外になると冷暖房機の電源を切るところも多く、冬の夜は植物にとって育ちにくい環境ともいえます。

住宅展示場では、寒さに強い観葉植物を選び、日当たりの良い暖かい場所に配置しましょう。

さらに、モデルハウスによっては採光が取れず、日当たりが悪い場合も。室内が暗い場合は、できるだけ日陰に耐性がある観葉植物を選びます。生長の流れが鈍くなりにくく、暗くなりがちな場所でも枯れずに育ち、美観を損ねることがあまりありません。

比較的明るい場所であるリビングルームは、日陰に耐性があまりないものを置くのでも大丈夫です。

住宅展示場におすすめの観葉植物

ここでは、住宅展示場におすすめの観葉植物を5つ紹介します。

  1. ドラセナ・ソングオブインディア
  2. フィカス・ウンベラータ
  3. フランスゴムの木
  4. モンステラ・デリシオーサ
  5. ストレリチア・レギネ

①ドラセナ・ソングオブインディア|明るい雰囲気がつくれる

ドラセナ・ソングオブインディア
日当たり 日当たりのよい置き場所(直射日光は避ける)
温度 最低10℃以上をキープする
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬:土の表面が乾いてから2〜3日後

すっきりときれいにコーディネートされた住宅展示場では、スタイリッシュなドラセナ・ソングオブインディアが場所を取ることもなくておすすめです。背が高くなっても細身のスタイルなので圧迫感がなく、小スペースでも置きやすくて、空間が狭くなることもあまりありません。

地面から、軽やかな曲線を描くように伸びる黄味がかった白い幹は、モデルハウス内の景色になじみやすく、明るくて温かい雰囲気を演出してくれます。幹の先端からは、縁(ふち)に黄色い斑が入る緑の葉を花が咲くように展開する姿もチャーミングです。

マダガスカルやインドなどに広く生息しているドラセナ・ソングオブインディアは、20℃以上の場所で元気よく育つ観葉植物です。気温が10℃を下回ってしまうと、寒さで生長が緩やかになり水やりの頻度が減ります。

水を与えるタイミングがわかりにくくなり、管理が難しくなってしまうので、できるだけ冬は日当たりの良くて暖かい場所で管理してください。

[https://andplants.jp/collections/songofindia]

②フィカス・ウンベラータ|さまざまなインテリアにあう

フィカス・ウンベラータ
日当たり 日当たりのよい置き場所(直射日光は避ける)
温度 最低10℃以上をキープする
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後

なめらかな曲線を描くように伸びた白みがかった灰色の幹から、手のひらよりも大きな丸やハート型の葉を展開するフィカス・ウンベラータ。鮮やかな緑の傘を広げるような姿から、ラテン語の「umbella(日傘)」の意味にちなんで名付けられたようです。

幹と葉の色が相まった姿は美しく、和風や洋風などさまざまなインテリアによくなじみます。また、リビングルームに飾れば、室内のシンボルツリーにもなります。

セネガルから中央アフリカにかけて広く分布するフィカス・ウンベラータは、高温多湿な環境で育つ樹木です。現地では、1年を通して18〜34℃ほどの気温なので、15℃未満38℃以上になる環境にならないように設定してください。生長期である春から夏の間は、直射日光が当たらない日当たりの良い場所に飾りましょう。

寒くなると生長の流れが緩やかになり葉を落とす場合も。冬の日中は直射日光の当たる場所へ移動させ、夜は外気に近い窓辺から距離を離して管理しましょう。

[https://andplants.jp/collections/umbellata]

③フランスゴムの木|モダンでおしゃれ

フランスゴムの木
日当たり 日当たりのよい置き場所
温度 最低10℃以上をキープする
耐寒性 強い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後

鮮やかな濃い緑色の小さな楕円形(だえんけい)の葉をたくさん出し、ふわりとした姿になるフランスゴムの木。緩やかな曲線を描くように伸びた幹が美しく、その先に展開した濃緑の小さな葉がひかえめな姿なので、住宅展示場でも飾りやすく、モダンで上品なインテリアアイテムになります。

オーストラリア東部の沿岸部に自生するフランスゴムの木は、暑さや乾燥、さらに潮風に強い樹木です。日当たりの良い半日陰で育てるのが良いですが、日陰にも耐性があるため、窓際から離れた場所でもすくすくと育ちます。

ただし、冷暖房機などの風が直接当たるような場所で管理していると、葉から過剰に水分が抜けて乾燥しやすく、枯れやハダニ・カイガラムシなどの害虫の被害にあう場合も。できるだけ、壁や天井に跳ね返った風が当たる場所に飾りましょう。

[https://andplants.jp/collections/ficusrubiginosa]

④モンステラ・デリシオーサ|日陰に強い

モンステラアダンソニー
日当たり 日当たりのよい置き場所
温度 最低5℃以上をキープする
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後

切れ込みの入った光沢のある大きな黄緑の葉を展開するモンステラ・デリシオーサは、上品で重厚感があり、部屋の印象づくりにおすすめの観葉植物です。

丸みのある濃い緑の葉は、落ち着いた空間を演出し、住宅展示場に訪れた人の気分をリラックスさせる効果があり、ゆったりとモデルハウスを見学できるでしょう。

メキシコの南部からパナマにかけて自生するモンステラ・デリシオーサは、日陰への耐性が高く、暗くなりがちな玄関や水回りに飾りやすいです。過湿な場所が大好きなので、窓際から離れた場所に加湿器を付けて管理しましょう。

ただし、窓がない場所では日当たり・風通しが悪過ぎるので、置かないようにしてください。

[https://andplants.jp/collections/monsteraadansonii]

⑤ストレリチア・レギネ|景色が映える

ストレリチア・レギネ
日当たり 明るい日陰
温度 最低5℃以上をキープする
耐寒性 やや強い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬:土の表面が乾いてから3〜4日後

株の中心からは大きな鳥が首を上げるように花芽が長く伸び、今にも空へ羽ばたきそうに上品に葉を展開するストレリチア・レギネ。オレンジの花(ガク)と濃緑の葉が相まった姿が美しく、ラグジュアリー感を感じるモデルハウスを演出するでしょう。

一度花が咲くと長く観賞でき、印象的なインテリアアイテムにもなります。1鉢置いてあるだけで部屋の景色がぐっと良くなり、見学に訪れた人に強い印象を与えます。

南アフリカに生息するストレチア・レギネは、乾燥した暖かい場所で元気よく育つ観葉植物です。花を咲かせるなら、できるだけ直射日光の当たらない日当たりの良い場所に飾ります。また、比較的寒さにも強いので、氷点下4℃ほどまでなら枯れずに育てられます。

水は土の中がしっかりと乾いたらたっぷりと与えますが、冬は根腐れしやすいので、月に1回程度の頻度で与えましょう。

[https://andplants.jp/collections/strelitziareginae]

住宅展示場に観葉植物を置くときに考えるべきこと

 

住宅展示場に観葉植物を置くときは、以下3つのポイントについて考えてみてください。

  1. 観葉植物を育てられる環境であるか
  2. 導線やスペースがあるか
  3. 観葉植物に機能性を持たせられるか

見学に訪れたお客さんに満足してもらうような住宅展示場にするためには、観葉植物を管理する環境や位置にもこだわりを持って、インテリアをコーディネートすることが大切です。

観葉植物を育てられる環境であるか

モデルハウス内の美観を保つためには、観葉植物を育てる環境を整えることが大切です。

植物が育ちにくい環境が長く続くと、葉が変色したり落葉したりして、見た目が悪く、清潔感を感じられない部屋に見えてしまうこともあります。

日当たりや風通し、温度や湿度など、管理する観葉植物にとって育ちやすい環境かどうかを確認しながらコーディネートしましょう。

また環境だけでなく、ケアができる時間があるか、ケアをする人がいるかなど条件にも着目して、適切な数で観葉植物を置くといいです。

導線やスペースがあるか

限られた広さでコーディネートする住宅展示場では、観葉植物や家具のゾーニング(配置)計画が大切です。どこに植物やものを置くか決めて配置することで、人がスムーズに歩く導線も決められ、モデルハウス内をゆったりと見て回れる空間が実現します。

導線がしっかりと決まればものが邪魔になりにくく、お客さんは家の隅々までスムーズにチェックでき、理想の家のイメージを膨らませることができます。さらに、無駄なスペースを減らすことができ、有効的に余ったスペースを使うことも可能です。

また歩くスペースが広くなれば、観葉植物が腰や肩に当たらなくなるので、葉や茎を傷付けることも少なくなります。

観葉植物に機能性を持たせられるか

観葉植物は、それぞれの形態によって防音や目隠し効果などの役割を持たせることができます。種類と置く位置を考慮すれば、見栄えや雰囲気づくりに役立つアイテムだけでなく、機能性のある画期的なアイテムにすることも可能です。

樹高が高くて、幹が太い・葉がたくさん出る植物は、窓際に置くと外からの雑音を遮断する効果があり、お客さんはモデルハウス内をリラックスしながら見て回れるでしょう。

細かい・細い葉がたくさん出て密集する植物は、透け感のある目隠し効果があります。パーテーションとして使えば、お客さんはハウスメーカーの方と気軽に相談しやすくなります。

住宅展示場に置く観葉植物のレイアウト|インテリア例

ここでは、住宅展示場に置く観葉植物のレイアウト方法を3つ紹介します。

  1. 壁や天井のラインを意識して飾る
  2. 土を見せないように飾る
  3. 落ち着いた色合いの鉢カバーを使う

壁や天井のラインを意識して飾る

住宅展示場に置く観葉植物は、空間を意識して飾ることがポイントです。壁の角隅や天井の梁(はり)のラインにあわさるように飾ることで、部屋の構造部を強調でき、フラットに見えにくくなり、空間に立体感が生まれます。

動きのある空間に仕上げられ、退屈に見えず、インテリアとしての見栄えも良くなります。見学に訪れたお客さんにも印象を強く与えることができ、よりイメージや発想がしやすくなるでしょう。

土を見せないように飾る

モデルハウス内に飾った観葉植物は、土をそのままむき出しにせずに飾りましょう。土の表面にはバークチップやココナッツファイバー、さらには小石や赤玉土でカバーし、見た目が良くなるようにきれいにします。

ココナッツファイバー・赤玉土は、ナチュラルな雰囲気のあるインテリアに。バークチップや小石は、シックな雰囲気があるインテリアによくなじみます。

また、土の表面をカバーすることでコバエが寄り付きにくく、繁殖することもあまりありません。コバエは土の匂いで寄り付きやすく、中に卵を産みつけて繁殖しやすいです。3〜5cmほどの厚さになるように敷き詰めて、土の匂いをカバーしましょう。

落ち着いた色合いの鉢カバーを使う

インテリアのテイストにもよりますが、住宅展示場では落ち着いた色合いの鉢カバーを観葉植物にはかせるといいです。発色の強いネオンカラーやビビットカラーは、存在感が強くなり過ぎて、視線が観葉植物に流れやすかったり、雰囲気を壊したりすることもあります。

あくまで主役は、建物と部屋のインテリアなので、主張が強すぎるものはひかえて、白や黒、トーンの低い色ものの鉢カバーを使いましょう。

より上品で高級感のあるモダンな部屋を演出できます。

住宅展示場に置く観葉植物の育て方

観葉植物を育てる環境を整えたり、適切な場所に置いたりしても、ケアがしっかりとできていなければ葉の色が悪くなったり、株が枯れてしまったりすることもあります。観葉植物の基本的な育て方について、知っておくことが大切です。

ここでは、住宅展示場に置く観葉植物の育て方について、基本的なポイントを4つ紹介します。

  1. 葉水や掃除を定期的に行う
  2. 水やりをする週を決めておく
  3. 日当たりや光を調整する
  4. 大きくなったら植え替えと剪定を行う

関連記事:観葉植物の育て方|コツや管理法について

葉水や掃除を定期的に行う

住宅展示場に飾った観葉植物は、定期的に葉水や掃除をしてきれいにしましょう。人があまり立ち寄らない場所や、部屋の角隅などで育てる観葉植物には、チリやホコリが積もりやすく、汚くなって見た目が悪くなることもあります。また、葉に付いた汚れによって光合成がしにくくなり、植物は生長不良を起こす場合も。

できるだけ週に1回ほどのペースで葉水や掃除を行い、見た目の美しい状態を維持してください。また、定期的に葉水を行うことで極端に乾燥しにくくなるので、葉焼けや水切れを起こすことも少なくなります。

ただし、夜は気温が低く寒さで株が弱る場合もあるので、植物の活動が盛んになる午前中に行いましょう。

水がたっぷりとかかれば、葉がみずみずしくなり、鮮やかな緑を観賞できます。葉から滴り落ちた水はタオルなどで拭き取って、きれいにしてくださいね。

関連記事:観葉植物の葉水|効果と正しいやり方について

水やりをする週を決めておく

水やりがうまくできていないと、観葉植物は乾燥して水切れを起こしたり、過湿になって根腐れを起こしたりして枯れてしまいます。

水を与える前に一度、土の中の乾燥具合を確かめてから水やりしましょう。また、住宅展示場の場合は、水やりをする週を決めておくのもおすすめです。忙しい日が続いてしまうと、誰が行ったのか、何回水を与えたのか、わからなくなってしまうこともあります。

例えば春から夏の暖かい時期は、観葉植物の生育が旺盛になるため、水をたくさん必要とします。春は1〜2週間に1度、夏は1週間に1〜2度のペースで水をあたえましょう。

秋や冬は気温が低くなり、観葉植物の生育の流れが落ち着くので、月に1〜2度のペースで土の乾燥具合を確認しながら水を与えます。

ただし、環境や観葉植物の種類や品種によっては水を吸収する量が違うので、あらかじめ温度や育て方をチェックしておくといいですよ。また、水やりの面倒な手間を省きたい場合は、下記のお水やりチェッカーもおすすめします。

[https://andplants.jp/products/watering_checker_sustee_large_single]

関連記事:観葉植物の水やり|タイミングや頻度について

日当たりや光を調整する

観葉植物は、午前中に陽の光が当たって、午後は日陰になるような半日陰な場所に置きましょう。植物は午前中に光合成を活発に行い、午後になるにつれ生育活動が鈍くなります。

日中の直射日光に当たり過ぎてしまうと、葉焼けや水切れを起こしたり、鉢の中が蒸れて根腐れを起こしたりすることがあります。特に夏の西日の当たり過ぎは、観葉植物を弱らせて枯らしてしまう場合も。

反対に日照不足になると光合成ができず、十分に栄養を吸収できずに枯れてしまいます。

モデルハウス内に直射日光が差し込む場合は、鉢を移動させるか、カーテン・ブラインド・すだれなどで日陰をつくりましょう。また日陰で暗過ぎる場合は、園芸用のグローライトを設置して、光を当てて管理してあげてください。

大きくなったら植え替えと剪定を行う

鉢植えで育てる店内の観葉植物は、基本的に2年に1回のペース植え替え剪定をします。

根鉢がパンパンに固くなってしまうと、土中の酸素濃度が薄くなるため、植物の根が窒息状態に陥りやすくなります。根詰まりを起こして枯れてしまう場合もあるので、鉢底・土の表面から根が出たときにも植え替えをしましょう。

剪定は、植物の生長をコントロールするのと環境を良くするために行うものです。枝葉がたくさん伸びて大きくなり過ぎたときや、株の内側に光や風が当たりにくくなったときにも行うといいです。

ただし、植物によって生長スピードが違うので、生育にあわせて植え替えと剪定の頻度を変えてくださいね。

まとめ

住宅展示場の雰囲気を良くし、インテリアに明るさをもたせ、よりリアルで美しい空間を演出する観葉植物。植物の種類や品種を選び、ケアの仕方をしっかりと把握していれば、常に清潔感のある住宅展示場をつくれ、よりお客さんがモデルハウス内をゆっくりと見学しやすい雰囲気になるでしょう。

また、導線やスペースを考慮して配置をすることで印象深い空間になり、お客さんにも良いイメージを与えられます。インテリアとしてはとても大事な要素でもあります。

「ただ何となく」で置いた観葉植物は、訪れたお客さんを大いに喜ばすことは難しいです。細部までこだわったもので、モデルハウス内を明るく表現してください。

今回紹介した観葉植物でどれが住宅展示場に良いか迷ってしまったときは、長く伸びたスタイリッシュな幹の先に明るみのある葉を出すドラセナ・ソングオブインディアを選んでみましょう。ナチュラル感がたっぷりで温かみのある部屋を演出してくれます。

柴﨑 光一
建築・インテリア学科卒の元造園士。植物が大好き過ぎて、大自然のカナダで植物と戯れながら、 観葉植物・庭木・草花を使ったガーデニングの世界を開拓しています。 建築と造園の経験に加え、趣味のさまざまな植物やコケの収集、植物アート作りを生かして、 みなさんに観葉植物の魅力をお届けします。好きな観葉植物は、ザミオクルカス・ザミフォーリアとフィカス・アルテシマです!

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