敬老の日は「いつもありがとう」「これからも元気でいてね」と感謝の気持ちをおじいちゃんおばあちゃんへ改めて伝えることができる大事な日です。
敬老の日に贈る定番のプレゼントのひとつが花ギフトです。どのような花を贈ろうか考えている方も多いのではないでしょうか。
秋の時期は、旬の花の種類が豊富で、鮮やかで深みのある色合いが美しい季節です。今回は、敬老の日におすすめの花の種類や花ギフトを紹介します。
敬老の日に贈るのにぴったりの花言葉の花もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
[https://andplants.jp/collections/keirou_day]敬老の日に贈る定番の花の種類
敬老の日に贈る花は、秋に旬を迎える花や、豪華で品のある花がおすすめです。敬老の日の時期は、秋の花が本格的に入荷し始めるので、花選びが楽しい時期でもあります。
それぞれの花の魅力やおすすめの贈り方など解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
- バラ
- リンドウ
- コチョウラン
- ダリア
- ユリ
バラ
バラは春と秋の年2回旬の時期を迎えます。秋のバラは、色鮮やかで発色が良く、香りの高い品種が多く出回るのが特徴です。夏の厳しい暑さを乗り越えた秋のバラは、春に比べて蓄えられる水分が少ないため、色が濃くなるといわれています。
また、バラは「花の女王」ともいわれ、ギフトの人気が圧倒的に高い花であり、敬老の日にも人気があります。さらに、色のバリエーションが豊富で、おじいちゃんおばあちゃんのイメージに合わせて選ぶことが可能です。
バラのギフトタイプは、花束、アレンジメント、プリザーブドフラワー、鉢植えのどのタイプでも贈ることができます。ライフスタイルに合わせてチョイスするのが良いでしょう。
[https://andplants.jp/products/12-pink-rose-series-arrange]リンドウ
リンドウは秋らしい落ち着いた雰囲気を醸し出す花です。リンドウといえば青を思い浮かべる方が多いと思いますが、リンドウにはピンクや白もあります。白は控えめな印象になるので、おすすめは華やかなピンクのリンドウです。
紫よりの大人っぽいピンクカラーが特徴で、花束やアレンジメントの挿し色に使ったり、ポイント程度に使ったりすることが多いです。
リンドウは「竜胆(リュウタン)」の名で漢方の原料として使われているので、健康や長寿の願いも込めながら贈れます。
おじいちゃんおばあちゃんによく親しまれる花でもあるので、季節を感じ、喜んでもらえるかもしれません。花束、アレンジメント、鉢植えでも贈ることが可能です。
コチョウラン
コチョウランといえば、開店祝いや周年祝いなどで贈られる大きな鉢植えのコチョウランを思い浮かべる方が多いかもしれません。豪華で上品な風格があります。
敬老の日に贈るおすすめのコチョウランの種類は「ミディコチョウラン」です。ミディは、コチョウランの小型の品種で3,000円程度の小さなサイズからあります。
花のサイズも鉢植えも小ぶりなので、玄関やリビングに気軽に飾りやすく、花が長く楽しめるのも良いところです。小ぶりでありながらも、コチョウランの高級感があるので、敬老の日の贈り物にぴったりといえます。
切花で花束やアレンジメントに入れて贈ることもできますが、花屋さんで切花としての扱いは少ないので、鉢植えで贈るのがおすすめです。
[https://andplants.jp/products/phalaenopsis-midi1-pink]ダリア
秋の花を代表するダリア。今では花屋さんで通年販売されていますが、旬の時期は秋です。敬老の日の時期は、ダリアのシーズンが始まり、多彩なダリアを楽しめる時期です。
大ぶりな存在感のある花に、瑞々しい花びらが美しいダリアは、敬老の日に贈りたくなる魅力があります。花束やアレンジメントにダリアを入れるととても華やかで、他の花にはない圧倒的な豪華さを出すことができます。
品種改良が盛んに行われているため、色のバリエーションは豊富で、定番とされる赤から、ピンク、オレンジ、黄色、紫、白などがあり、咲き方によっても全く異なる表情を見せてくれる花です。
切花での出回りが多いので、花束、アレンジメントで贈ることが多いですが、鉢植えでも販売されています。
ユリ
堂々とした花姿が多くの人を魅了するユリ。圧倒的な存在感と高級感は、他の花にはない独特な風格があります。
ユリは種類が多く、大ぶりで豪華なオリエンタルユリ、ラッパ型のテッポウユリ、小ぶりで多彩な色があるスカシユリなどがありますが、有名なのはオリエンタルユリに属する「カサブランカ」です。
カサブランカは聞いたことがある人も多いと思います。純白の大ぶりな花と少しうつむき加減に咲くのが特徴で、「ユリの女王」とも呼ばれます。
花束にユリを入れるとボリューム感が出るので、豪華なお花を贈りたいと思う方におすすめです。好みが分かれる場合もあるので、ユリが好きな方に贈りたい花です。
敬老の日に贈るおすすめの花ギフトの種類
敬老の日に贈るおすすめの花ギフトを紹介します。ギフトの種類によって、デザインや日持ち、お手入れ方法などが変わってきます。それぞれの花ギフトのメリット、デメリットを紹介するので、ぜひ敬老の日の花ギフトを選ぶ際に参考にしてみてください。
- アレンジメント
- 花束
- プリザーブドフラワー
- 鉢植え
アレンジメント
敬老の日に贈る人気の花ギフトは、アレンジメントのタイプです。筆者が以前花屋に勤めていた際に、敬老の日の花ギフトはアレンジメントのタイプが一番人気でした。
理由は、花束のように花瓶に生け変える必要がないので手間がかからず、そのまま置いて飾ることができるからです。
おじいちゃんおばあちゃんになるべく手間のかからないものを贈りたいと考える方が多く、アレンジメントはその点で、手軽に飾れるところが大きなメリットです。
しかし、アレンジメントは花束に比べるとコンパクトな仕上がりになるので、ボリュームを重視している方は少し物足りなく感じる可能性もあります。
大きさがどのくらいになるか事前に確認しておくと安心です。
[https://andplants.jp/collections/arrangement]花束
花ギフトの定番といえば花束ですよね。渡す際に絵になり、小さめのブーケで気軽に贈ることもできます。
花束のメリットは好きな花を自分でチョイスしやすいところです。「贈る花は自分で選びたい」と考える方は、お店で選んだ花を花束にしてもらうことができます。
花をひとつひとつ選んで花束にするのは、なかなか難しいですが、一生懸命選んだものだと知れば、おじいちゃんおばあちゃんもきっと喜んでくれるでしょう。
また、花好きなおじいちゃんおばあちゃんや、日頃お花を飾る習慣がある場合は、花束のプレゼントがおすすめです。
花瓶に自分で好きなように生けられるので、花生けも楽しんでくれるかもしれません。花ギフトのボリューム感を重視する人にもおすすめです。
[https://andplants.jp/products/celebrate_bouquet_cool_color_large]プリザーブドフラワー
プリザーブドフラワーは、生花を特殊加工して長く鑑賞できるようにしたものです。ドライフラワーでも造花でもない特別な種類に分類されます。
プリザーブドフラワーの良いところは、生花のように日持ちを気にしなくて良いところ、手入れが必要ないところ、インテリアとして楽しめるところです。
生花を渡すのが難しい場面や、なるべく長く楽しめるものを贈りたい場合にはプリザーブドフラワーがおすすめです。インテリアとしても楽しめ、コンパクトなサイズで場所を選ばないところも良いでしょう。
プリザーブドフラワーはコンパクトなサイズでも比較的値段が高く、生花のボリューム感と比較すると小さめになります。可愛らしい贈り物をしたい人におすすめです。
鉢植え
花や植物が好きで、お手入れも好きなおじいちゃんおばあちゃんには、鉢植えでのプレゼントもおすすめです。
おすすめの花は、コチョウラン、リンドウ、盆栽仕様に苔がきれいにあしらわれたモミジや睡蓮木などです。敬老の日のシーズンはこれらの種類がよく販売されています。
鉢植えは成長や変化を楽しむことができ、切花よりも長く楽しめるのが良いところです。生き生きとした花や植物は心を元気にしてくれます。
[https://andplants.jp/collections/phalaenopsis?phalaenopsis_category=%E8%83%A1%E8%9D%B6%E8%98%AD%E3%83%9F%E3%83%87%E3%82%A3]補足:花とギフトのセットもおすすめ
「花もしくは用意したギフトだけではなんだか寂しいな…」と感じる際には、花とギフトをセットで贈るのがおすすめです。
花はコンパクトなサイズのブーケだとセットで贈りやすいです。大袈裟になり過ぎず、他のギフトとバランス良く渡しやすくなります。
オンラインの花屋さんでは、よく花と紅茶やコーヒー、ハンドクリームなどがセット販売されていることがあります。プレゼントの種類に迷ったら、セットで贈るのも良さそうです。
敬老の日に贈るおすすめの花言葉
「敬老の日に贈るお花は、花言葉で選びたい」と考える方もいるかもしれません。良いメッセージのあるお花でおじいちゃんおばあちゃんを喜ばせたいですよね。
そこで、敬老の日におすすめの花言葉の意味がある花を3つ紹介します。敬老の日にぴったりの花言葉なので、ぜひ参考にしてみてください。
- コチョウラン|幸福が飛んでくる
- ワレモコウ|感謝
- ピンクのバラ|感謝
コチョウラン|幸福が飛んでくる
コチョウランには「幸福が飛んでくる」の花言葉があります。開店祝いや周年祝いなどのおめでたい席にコチョウランが贈られるようになったのは、縁起の良い花言葉がひとつの要因になっているといわれています。
コチョウランは元々、敬老の日に贈る花としても人気があるので、販売しているお店も多く、入手しやすいのも良いところです。
「おじいちゃんおばあちゃんに幸福が飛んできますように」「たくさん良いことがありますように」と願いを込めながら贈ることができます。ぜひ、花言葉もメッセージカードに添えて贈ってみてください。
関連記事:コチョウランの花言葉|色別や誕生花、名前の由来ワレモコウ|感謝
ワレモコウには「感謝」の花言葉があります。敬老の日にはやはり感謝の気持ちを伝えたい人が多いのではないでしょうか。
ワレモコウは、あまり派手さのない控えめな草花ですが、秋の花束やアレンジメントにはよく使われている花材です。
枝分かれしている細い茎の先端に茶色い穂を付けます。躍動感も感じられるので、花束に入れるとアクセントになり、全体のボリューム感もアップします。
筆者が以前花屋に勤めていた際、ワレモコウはひそかに人気がある草花で、「秋を感じられて、ボリュームがあるから飾りやすい」と購入していくお客さんが多かった印象です。
控えめな印象でありながら、隠れた人気者だったワレモコウを花束やアレンジメントに取り入れてみるのもおすすめです。
ピンクのバラ|感謝
ピンクのバラの花言葉は「感謝」です。通年販売されているバラは、ギフト需要が高く、特にピンクのバラは人気があります。
ピンクのバラでも、濃いもの、淡いもの、コーラル系、ブルー系など選ぶ色によって大きく印象が変わります。おじいちゃんおばあちゃんのイメージに合わせて選ぶのがおすすめですが、迷ったら、秋らしい発色の良い濃い色がおすすめです。
秋のバラは、鮮やかな色が多い特徴があり、鮮やかな色は秋の紅葉した葉や草花ととても相性が良いです。花束やアレンジメントの仕上がりも秋らしくなるので、迷ったらぜひ鮮やかなバラを選んでみてください。
関連記事:バラの花言葉|色別の花言葉や誕生花、名前の由来敬老の日におすすめの花の色
敬老の日に贈る花ギフトのおすすめの色を紹介します。秋に贈る花ギフトは、季節を感じられる秋らしい鮮やかな色がおすすめです。旬の花の雰囲気が生かされ、ギフトとして贈りやすい華やかな仕上がりになります。
- 赤・ピンク系
- オレンジ系
赤・ピンク系
敬老の日に贈る花ギフトにおすすめの色は赤・ピンク系です。赤と濃いめのピンクを合わせるのがおすすめで、深みのある色が紅葉した葉や、秋の草花との相性が抜群です。
花は、秋が旬のバラやダリア、コスモス、ケイトウなど鮮やかで美しい花がたくさんあるので、組み合わせを楽しむことができます。
赤とピンクは、他の季節では意外と組み合わせることが少ない色合いかもしれません。秋の花を楽しみながら、ぜひ組み合わせてみてくださいね。
オレンジ系
敬老の日のギフトにはオレンジの花もおすすめです。鮮やかなオレンジもまた、紅葉した葉や秋の草花と相性が抜群です。
オレンジ系の花でもおすすめしたいのは、バラとダリアです。鮮やかな色の種類があり、プレゼントとしてもとても華やかになります。バラやダリアの他にも、リコリス、ケイトウなどの秋の花があります。
オレンジは元気でポジティブなイメージがあり、見ていると明るく元気になれる色です。秋の花を組み合わせることで少し落ち着いた印象になり、季節感もしっかりと出すことができるので、おすすめしたい色です。
敬老の日に花を贈る方からよくある質問
敬老の日に花を贈る方からよくある質問を紹介します。敬老の日に贈らない方が良い花やマナーはあるのか、何歳からプレゼントを渡すのが適切かなどの気になるポイントを解説していきます。
- 敬老の日にドライフラワーを贈っても大丈夫?
- 敬老の日のプレゼントのお花を施設に持って行っても大丈夫?
- 敬老の日のプレゼントは何歳から渡す?
- メッセージカードは添えた方が良い?
敬老の日にドライフラワーを贈っても大丈夫?
敬老の日にドライフラワーを贈っても大丈夫です。ドライフラワーだから贈ってはいけないということはありません。
しかし、ドライフラワーは好みが分かれるものでもあります。「枯れたお花」と捉える方もおり、風水的に縁起が悪いと感じる人もいます。
ドライフラワーはインテリアとして人気が高まっており、プレゼントとして贈られることも多いです。ただし、おじいちゃんおばあちゃんの好みやライフスタイルを考慮してから、検討するといいでしょう。
敬老の日にお花を施設に持って行っても大丈夫?
施設にお花を持って行く際には、事前にお花の持ち込みが可能か確認するのがおすすめです。おじいちゃん、おばあちゃんが施設に入っていて、持って行きたいと考える方も多いでしょう。
施設のルールによっては持ち込みが制限される場合があり、生花は衛生上の問題から持ち込みができないこともあります。逆に、生花ではないプリザーブドフラワーのようなタイプであれば持ち込みが可能であることもあります。
せっかく持って行ったお花が受け取ってもらえないと残念なので、なるべく事前に確認して持って行くようにしましょう。
敬老の日のプレゼントは何歳から渡す?
敬老の日のプレゼントは何歳からという決まりはありません。
人によって様々で、孫が生まれたタイミングで敬老の日をお祝いするようになったり、定年退職や70歳の年齢の節目で祝い始めたりする人が多いようです。
定年退職された方でもまだまだ若く、年寄り扱いされたくない方もいるので、孫がプレゼントを渡してお祝いするのが一般的です。
義父や義母の場合は特に気を遣うかもしれませんが、孫からのお祝いだと喜んでもらえるでしょう。
敬老の日の由来や意味についての記事でも詳しく解説しています。
メッセージカードは添えた方が良い?
敬老の日のプレゼントにメッセージカードを添えるのがおすすめです。おじいちゃんおばあちゃんに感謝の気持ちを伝える機会はなかなかないと思うので、敬老の日にはメッセージカードを贈って気持ちを伝えましょう。
「いつもありがとう。これからも元気でいてね。」「いつも遊んでくれてありがとう。会いに行くから楽しみにしていてね。」などシンプルなメッセージでも添えてあると嬉しいものです。
特に、遠方に住んでいてなかなか会えないおじいちゃんおばあちゃんにプレゼントを送る際には、メッセージカードを添えると孫の成長も感じられ、より一層喜んでもらえます。
まとめ
敬老の日に贈るおすすめの花を紹介しました。敬老の日にはおじいちゃんおばあちゃんに感謝の気持ちを伝えながら、お花を贈りたいですよね。
秋は旬の美しい花がたくさんあり、バラ、ダリア、リンドウなどの秋らしい花や、コチョウラン、ユリなど豪華で品のあるお花もおすすめです。
また、敬老の日にぴったりの花言葉を持つ花もあるので、花言葉の意味を伝えながら、感謝のメッセージも伝えることもできます。
おじいちゃんおばあちゃんに喜んでもらえる花ギフトで、素敵な敬老の日にしましょう。
関連記事:敬老の日に贈るおすすめのプレゼント