シェフレラ・コンパクタの育て方

シェフレラ・コンパクタの育て方

植物名 シェフレラ・コンパクタ
学名 Schefflera arboricola ‘Compacta’
英名 Dwarf Schefflera
科目/属性 ウコギ科シェフレラ属
原産地 中国南部、台湾

シェフレラ・コンパクタの特徴

シェフレラ・コンパクタは、赤ちゃんの掌のような可愛い葉を持つコンパクトな植物です。丈夫で育てやすいシェフレラの矮性品種になります。

シェフレラ・コンパクタには、葉先が尖り四方に横広がりする「キング」と葉先が丸く上に伸びる「クイーン」の2種類があるんですよ。どちらもコンパクトで生育がゆっくりのため、机や棚の上などで気軽にグリーンを楽しめます。

シェフレラと聞くと、「丈夫だけど大きくなるから場所に困る」という方もいるかもしれません。シェフレラ・コンパクタなら省スペースで楽しめて育てやすい性質はそのままなので、室内でも安心して楽しめるでしょう。

シェフレラ・コンパクタの花言葉

シェフレラ・コンパクタの花言葉は、「誠実」「とても真面目」「実直」です。どんな環境でも元気に育ち、絶えず美しい緑の葉をつけることから名付けられました。

これらの花言葉は、とても日本人らしい特徴を持ってますね。育てやすく丈夫な特徴からもオフィスやホテルなどにぴったりの観葉植物です。

どんな環境でも絶えず美しい緑の葉を付けるので「誠実」という花言葉をメッセージカードに添えれば、開店祝いや開業祝いとしてのプレゼントにも喜ばれるでしょう。

シェフレラ・コンパクタの風水

シェフレラ・コンパクタには「キング」「クイーン」という葉の特徴が違う2種類があるため、それぞれ違った風水効果になります。風水効果を考えて選んでみても面白いですね。

葉先が尖っている「キング」は邪気払いの効果。横広がりに育つことから玄関や窓の近くに置けば外から悪い気が入ってくれるのを遮ってくれます。

葉先の丸い「クイーン」は心を落ち着かせる効果。上に育つことから気の流れを良くして幸運を招きます。

風水効果を考えて植物を選ぶことも良いですが、気に入ったものを選んで大事に育てることが最も重要です。気に入ったものであればお手入れを楽しく行えて、結果的に風水効果も十分に発揮されます。

関連記事:シェフレラの風水|置き場所と方角について

シェフレラ・コンパクタの育て方

シェフレラの育て方

日当たり 明るい日陰
温度 最低5℃以上をキープ
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬:土の表面が乾いてから2~3日後
肥料 緩効性肥料、液体肥料
剪定 5~10月

観葉植物の全体的な育て方の基本については、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:観葉植物の育て方|コツや管理法について

置き場所と日当たり

シェフレラ・コンパクタは直射日光の当たらない明るい日陰を好みます。

耐陰性も強いので室内でも問題なく育ちますが、極端に暗い場合は葉を落とし枯れる恐れがあるので気を付けてください。室内であれば、レースカーテン越しの柔らかい光を好みます。

環境適応性の強いシェフレラ・コンパクタはとても育てやすいです。しかし、暗い日陰よりも明るい日陰の方が葉が美しくなります。

日陰で元気がなければ、明るい場所に移動させてあげるとすぐに元気になりますよ。

温度

シェフレラ・コンパクタは中国南部や台湾を原産とする温帯地方の植物なので、基本的には寒さに弱いです。最低でも5℃以上をキープしましょう。

ただし秋から外に出して徐々に下がる気温に慣らしていけば、0℃付近まで耐えることができます。雪や霜に当たると枯れる恐れがあるので、寒風も避けられる軒下であれば外に置くことも可能です。

冬も普段通りに室内で育てる場合は、窓際だと朝晩の冷え込みで葉が傷む可能性があります。夜から朝にかけて窓際から離しておくと良いですよ。

水やりの頻度

  1. 春夏:土の表面が乾いたらたっぷりと水やり
  2. 秋冬:土の表面が乾いてから2~3日後に水やり

春夏のシェフレラ・コンパクタには、土が乾いたら鉢底から水が流れるようにたっぷりと水やりをします。ただし、受け皿に溜まった水は小まめに捨てることが重要です。

そのままにしてると根腐れの原因になります。

秋冬は土の表面が乾いて2~3日後に水やりをして、根腐れをしないように乾燥気味に育てることがポイント。その代わりに霧吹きで全体的に葉水を与えることで、葉を冬の乾燥から守ることができます。

肥料

5~9月の生育期に、緩効性の置き肥を2か月に1回の間隔で与えてあげましょう。または即効性のある液体肥料を水に薄めて、水やり代わりに週に1回与えるのも良いですよ。

植え替えの時に長期間効果のある緩効性肥料を土に混ぜ込んでいる場合は、その後の肥料は必要ありません。

シェフレラ・コンパクタは肥料が多いと、大きく育ちやすいです。コンパクトサイズを長く楽しみたい場合は肥料を控えて育ててください。

剪定方法

シェフレラ・コンパクタの剪定時期は5~10月です。シェフレラ・コンパクタは成長に伴って樹形が崩れやすいので、剪定が欠かせません。

剪定によって美しい姿を保つためにも、好みの高さに調整して古葉や枯葉などは切り落としましょう。風通しと病害虫予防のためにも、内向きに伸びる枝は切り落とすと良いですよ。

シェフレラ・コンパクタのよくあるトラブルと対処法

シェフレラ・コンパクタのよくあるトラブルと対処法

机や棚の上などの省スペースで手軽に楽しめるシェフレラ・コンパクタですが、トラブルも存在します。

ここではトラブルが起きたときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。

根腐れ

根腐れでは、以下の症状が見られます。

  1. 水をあげても元気にならない
  2. 土がなかなか乾かない
  3. 葉が落ちやすい
  4. 葉が茶色・黄色に変色している
  5. 幹や幹の根本が柔らかい
  6. 土から腐敗臭がする
  7. 土の表面にカビが生えている
  8. 根黒く変色している

根腐れは、土の中の酸素濃度が低下して土中の細菌叢が変化し、有機物の腐敗が進むことで有害なアンモニアが発生し、土壌環境が悪くなることで発症します。

また、常に土が湿っている状況では根が呼吸することができず、細胞が死んでしまいます。これが原因で、根から水を吸い上げることができなくなり、植物体に水を供給することができなくなることで死んでしまう現象です。

根腐れの対処法は以下。

  1. 鉢から植物を抜き、悪い土を落として水はけのよい土に交換する
  2. 根の傷んでいる部分、腐っている部分をカットする
  3. 少量の水を与え、風通しがよく明るい日陰で管理する
    ※1週間を目安に水が乾くコンディションで管理する
  4. 活力剤を与えてみる
  5. 傷んだ葉を取り除く
  6. 枯れた枝を切り取る

根腐れが起こった場合は、鉢を入れ替えて土の環境を変えることが大切です。傷んでしまった根は取り除き、健康な状態が取り戻せるような環境を与えてあげましょう。赤玉土・ゼオライトなどを用土に混ぜ込むことで、水はけと根腐れを防止することができます。

枝先がダメになっている場合は、生きている部分までカットし、新しい葉を出すことで回復させます。根元から腐っている場合は、無事な部分で切り取り、挿し木にして発根させて回復させましょう。

根腐れが起こると、新芽を残すように古い葉を落とす現象が見られます。重度の根腐れの場合は、新芽や枝の先から枯れることがあるので注意が必要です。

根詰まり

根詰まりとは、鉢の中で根がいっぱいになることで起きる症状です。根詰まりの症状は以下の通り。

  1. 水が浸透しづらくなる
  2. 底から根が出てくる
  3. 葉が黄色くなる
  4. 鉢にヒビが入る

特に春夏の成長期で一気に伸びてしまうと上記のような症状が起きてしまいます。すぐに枯れる要因にはなりませんが、放置してしまうとシェフレラ・コンパクタに悪影響です。

対処法はシェフレラ・コンパクタの植え替えをすること。

シェフレラ・コンパクタを現在の鉢より1つ上の大きい鉢に植え替えることで、上記の症状はほとんど解消されるでしょう。植え替えを行う時期も春夏の成長期が最も適しています。

葉焼け

葉焼けでは、以下の症状が起きます。

  • 葉の色素が抜けて白くなっている
  • 葉の一部が茶色く枯れている

強い日差しを浴びすぎると葉が傷んで「葉焼け」というトラブルが発生します

葉焼けの症状に気がついたら、早めに置き場所を検討し直すことが必要です。

対処法は以下。

  1. 直射日光が当たっている場合はカーテンなどで遮光する
  2. 葉焼けした部分はカットする

葉焼けが起こるということは、日光が当たりすぎている可能性が高いため、直射日光に当てないような措置を取りましょう。

また、一度焼けてしまった葉は二度と元に戻りません。傷んだ葉はカットし、新しい健康な葉が生えてくるのを待ちましょう。

ハダニ

ハダニの症状は以下。

  1. 葉にクモの巣のような糸がついている
  2. 葉の裏に小さな虫がついている
  3. 葉に斑点や傷がある
  4. 葉の色が薄くなり枯れている

ハダニは繁殖力の強さと、薬剤耐性を持つとても厄介な害虫です

放っておくと糸を張って大量発生する危険性もあるので、早めに対処を行いましょう。

対処法は以下。

  1. 傷んだ葉はカットする
  2. 葉の表裏、付け根や茎も水で洗浄する
  3. ハダニに効果のある液体を噴霧する(2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢、殺虫剤)

ハダニが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカファインスプレー・オルトラン)を使用するのが効果的です。2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。

そもそもハダニは、こまめな霧吹き・葉をふき取りきれいにすることを怠らなければ発生しません。

常にきれいな状態を保つために、霧吹きの購入は必須といえます。月に一度はシャワーで洗い流すなどの管理も必要です。

シェフレラ・コンパクタのよくある質問

シェフレラ・コンパクタのよくある質問

最後にシェフレラ・コンパクタのよくある質問とその答えを以下にまとめました。

  1. シェフレラ・コンパクタは室内と屋外どちらを好む?
  2. シェフレラ・コンパクタとカポックの違いは?
  3. シェフレラ・コンパクタの冬の育て方は?
  4. シェフレラ・コンパクタの葉が丸まったり垂れたりする原因は?
  5. シェフレラ・コンパクタの葉が落ちて枯れる原因は?

それでは具体的に見ていきましょう。 

シェフレラ・コンパクタは室内と屋外どちらを好む?

シェフレラ・コンパクタは室内の明るい日陰を好みます。室内の明るい日陰であれば一年を通して安心して育てることができるんですよ。

原則室内で育てる植物ですが、屋外管理の場合は、夏は直射日光・冬は雪や霜に注意する必要があるので管理が大変になります。もし屋外で育てる場合は、直射日光と寒さに注意して室内に出し入れしてくださいね。

シェフレラ・コンパクタとカポックの違いは?

シェフレラ・コンパクタとカポックは全く違う植物です。

そもそもウコギ科のシェフレラの葉がアオイ科のカポック(パンヤノキ)に似ていたため、間違えてカポックと呼んだことが始まりになります。その間違いがそのまま定着して、日本ではシェフレラのことをカポックとして同様に販売しているケースが多いんですよ。

シェフレラとカポックは全く違う植物なので、海外では同一の植物としては扱っていません。これを機会に正しく覚えておきましょう。

シェフレラ・コンパクタの冬の育て方は?

シェフレラ・コンパクタは冬の寒さには弱い植物です。特に雪や霜に当たると枯れてしまいます。

秋から徐々に寒さに慣らすことで最低気温0℃付近まで耐えることがありますが、それでも室内に移動させた方が安全です。冬は生育が止まるので、土が乾いたら2~3日後に水やりをして乾燥気味に育ててください。

冬の乾燥による影響で葉が落ちるのを防ぐために、葉水を小まめに行うと葉が落ちず美しい状態を保つことができます。

シェフレラ・コンパクタの葉が丸まったり垂れたりする原因は?

シェフレラ・コンパクタの葉が丸まったり垂れたりする原因は、水切れが原因です。シェフレラ・コンパクタに限らず観葉植物は水切れを起こすと葉が丸まったり垂れたりします。

すぐに気づいて水やりを行えば元に戻りますが、気づかずに水切れの状態が長く続くと葉が落ちて枯れてしまう場合もあるんですよ。そのため日頃の観察をよく行い、水切れがないかチェックしましょう。

根詰まりが原因で吸水できていないという場合もあるので、その場合は植え替えをしてくださいね。また、根腐れで根から水が吸収できない場合も葉が丸くなります。その際は、水はけの良い土に植え替えて乾燥気味に管理してください。

シェフレラ・コンパクタの葉が落ちて枯れる原因は?

シェフレラ・コンパクタの葉が落ちて枯れる原因は、水のやらなすぎ(水のやりすぎ)です。

水のやらなすぎというのは、土が乾燥しすぎて葉が丸まったり垂れたりする状態にも関わらず水やりを行わなかった場合です。この場合は葉が落ち始めて水切れによって枯れてきます。

水のやりすぎというのは、土が常に湿っており根腐れした状態です。症状は水やり不足と同様で、すぐに気づいて植え替えても元気になるには時間がかかります。

植え替えてもそのまま枯れることもあります。それだけ、根腐れのダメージは大きいので特に気を付けてください。

シェフレラ・コンパクタのまとめ

シェフレラ・コンパクタのまとめ

シェフレラ・コンパクタは赤ちゃんの掌のような可愛い葉を持つコンパクトで育てやすい植物です。葉先が尖っている「キング」と葉先の丸い「クイーン」に分かれますが、どちらも机や棚の上で気軽に楽しめるインテリアグリーンとして人気があります。

「誠実」や「とても真面目」という日本人らしい花言葉を持つシェフレラ・コンパクタは、オフィスやホテルなどに飾るにはピッタリですね。

机や棚の上など省スペースに飾る素敵なインテリアグリーンとして育ててはいかがでしょうか。

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