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シマトネリコの育て方|トラブルと美しい姿を保つ5つのコツ

シマトネリコの育て方|トラブルと美しい姿を保つ5つのコツ

植物名 シマトネリコ
学名 Fraxius griffihtii
英名 Griffith's ash
科目/属性 モクセイ科/トネリコ属
原産地 台湾、中国、インド、フィリピン、沖縄
日当たり 日当たりのよい置き場所(屋外)
温度 -5℃まで耐えられる
耐寒性 強い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いたら
秋冬:土の表面が乾いてから2~3日後
肥料 緩効性肥料、液肥
剪定時期 3~7月、9~12月
育てやすさ ★★★☆☆

シマトネリコを今すぐ見たい方は下記よりご覧になってみてください。

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シマトネリコの特徴

シマトネリコは、一年を通して光沢のある鮮やかな葉っぱを付ける植物です。サイズのバリエーションも豊富なので、デスクやリビングに置きたいと考えている方など様々なニーズを満たしてくれます。

庭木にも適しているので、観葉植物としてだけでなく自宅のシンボルツリーとしても人気です。小さな葉が密生するので見栄えが良く、洋風でも和風でも馴染んで涼し気な雰囲気にしてくれます。

シマトネリコは丈夫で育てやすい反面、生育が早く大きくなりやすいです。そのため、こまめな剪定をして高さを調節しましょう。

シマトネリコの花言葉

シマトネリコの花言葉は「偉大」「高潔」「荘厳」です。シマトネリコの花言葉の由来は北欧神話にあります。

北欧神話では9つの世界があるとされ、「ユグドラシル」というトネリコの大樹が世界をつないでいたとされています。また、最高神オーディンはセイヨウトネリコから最初の人類アスクを作ったとされる伝説も。

このような北欧神話から、トネリコ属は共通して「偉大」「高潔」「荘厳」といった花言葉を持っています。立派な花言葉を持つシマトネリコを飾ることで、格式高い印象になりそうですね。

シマトネリコの風水

シマトネリコには家族運をよくする風水効果があります北欧神話に登場する高貴な植物とされていて邪気を追い払う効果があるんですよ。

邪気を追い払うことによって、自然と良い気が舞い込んでくるので家族全員の運気が高まります。大きいサイズは玄関の外や庭木として、小さいサイズはデスクや書斎近くの日当たりの良い窓際に置くと良いです。

邪気を払い良い気を運んでくれるシマトネリコは、様々なお祝いのプレゼントにも喜ばれます。

シマトネリコの育て方

シマトネリコの育て方

シマトネリコは、屋外で育てやすい植物ですが、育て方には以下の5つのポイントがあります。

  1. 日当たりと置き場所
  2. 温度
  3. 水やり
  4. 肥料
  5. 剪定

ここでは、シマトネリコの育て方について解説します。育て方のポイントを押さえて、適切に育てることができれば、美しい姿で元気に育ち続けるでしょう。

置き場所と日当たり

シマトネリコは日当たりと風通しの良い屋外を好みます。寒さにも強いので、最低気温が-5℃以上の地域であれば庭植えも可能です。

耐陰性もあるので、室内での観葉植物としても育てることができます。しかし、あまり暗い環境では葉色が薄くなり軟弱に育つので注意してください。

葉色が薄くなったと感じたら、日当たりの良い窓際や屋外で日光浴をさせると元気になりますよ。夏の日差しは葉焼けの原因になるので気を付けてくださいね。

もし屋内で管理をする場合は、風通しの悪いところに置かないように気を付けましょう。空気の流れが悪くなると元気がなくなってしまう可能性があるためです。

湿気がこもる時期や夏場は、扇風機やエアコンなどを入れて風通しを作る対策をしてください。

温度

シマトネリコは暑さにも寒さにも強い植物です。-5℃くらいまで耐えられるので、関東以西なら屋外管理も可能ですよ。

最低気温が-10℃まで下がる地域では庭植えはせず、鉢植えで管理して室内に取り込むなどの対策をしましょう。常緑樹ですが、屋外で寒さに当たると葉が落ちやすいです。

しかし、春になると新芽が出てきます。少し雪を被るくらいでは枯れることはありませんので安心してください。

水やりの頻度

  1. 春夏:土の表面が乾いてから
  2. 秋冬:土の表面が乾いてから2~3日後

シマトネリコは生育旺盛で水をよく吸収するので、土の表面が乾くのが早いです。春夏は土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れるくらいにたっぷりと水やりをしてください。

一度水切れをすると、葉が乾燥してぼろぼろと落ちてくるので水やりはとても大切です。しかし、水のやりすぎや受け皿の溜め水は根腐れの原因になるので気を付けましょう。もし、水やりの頻度に困ったときは、水やりチェッカーの利用もおすすめします。

庭植えの場合は、植えつけて根付くまでしっかり水やりをしてください。根付けば真夏を除いて水やりはほとんど必要ありません。

肥料

シマトネリコには植え付けの時に緩効性の肥料を土に規定量混ぜ込み、生育期の春夏に緩効性の置き肥や液肥を水やり代わりに与えると良いです。

庭植えの場合は、植え付けの時に堆肥をしっかりと漉き込みます。その後、冬に寒肥として緩効性の肥料を根元に漉き込むと良いですよ。

地植えのシマトネリコは、土の中にしっかりと根を張り養分を吸収しますが、鉢植えは土の量が限られています。そのため肥料が切れると、葉色が薄くなったり黄色くなったりするので気を付けてください。

剪定方法

シマトネリコは春と秋に剪定します。花を楽しみたい方は5~7月の開花後に剪定すると良いです。

古く太い枝や真上・下向き・内向きに伸びる枝を切り、風通しを良くすると病害虫予防にもなります。

鉢植えの場合は庭植え程大きくなりませんが、それでも剪定は必ず行いましょう。上に伸びる枝を剪定してコンパクトにすることで、室内でも綺麗に楽しめます。

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地植えで育てるなら年に3〜4回の剪定は必要

シマトネリコは非常に生長スピードが早いため、年に1〜2回の剪定では足りません。特に、そこまで大きくしたくないのであれば、年に3〜4回の剪定が必要と考えておくのがいいでしょう。

筆者の実家でもシマトネリコを地植えで育てていますが、春夏だけで多いときは3回ほど剪定をすることがあります。

剪定をする際は、どこを切っても問題ありません。ほぼ丸坊主になるくらいバッサリと切っても、しっかりと育ちます。ただし、必ず植栽専用の剪定バサミを使用してください。切れ味が悪いと、かえって傷つけてしまいます。

また、上記のようにこまめに剪定ができる方であれば、近所迷惑になる程大きく育つことはないでしょう。

シマトネリコを購入した方からのレビュー

AND PLANTSで実際にシマトネリコを購入した方からのレビューを下記にまとめました

「ネットで買うのってアリ?」「シマトネリコを買って後悔したってよく聞くけど、実際はどうなの?」と迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

シマトネリコを購入した方からのレビュー
シマトネリコを購入した方からのレビュー
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AND PLANTSのシマトネリコはテーブルサイズから屋外に置ける大型サイズまで揃えているので、お家やオフィスに合うものを選んでいただけます。

また、樹形をこだわって選びたい方は、樹形選定サービス(有料)をご利用ください。より納得感の高いシマトネリコをお迎えできますよ。

シマトネリコのよくあるトラブルと対処法

シマトネリコのよくあるトラブルと対処法

屋外のシンボルツリーとして人気のあるシマトネリコですが、以下のトラブルも存在します。

  1. 根腐れ
  2. 根詰まり
  3. 葉焼け

ここではトラブルが起きたときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。

関連記事:観葉植物のトラブル|主な症状と対処法まとめ

根腐れ

根腐れでは、以下の症状が見られます。

  1. 水をあげても元気にならない
  2. 土がなかなか乾かない
  3. 葉が落ちやすい
  4. 葉が茶色・黄色に変色している
  5. 幹や幹の根元が柔らかい
  6. 土から腐敗臭がする
  7. 土の表面にカビが生えている
  8. 根黒く変色している

根腐れは、土の中の酸素濃度が低下して土中の細菌叢が変化し、有機物の腐敗が進むことで有害なアンモニアが発生し、土壌環境が悪くなることで発症します。

また、常に土が湿っている状況では根が呼吸することができず、細胞が死んでしまいます。

これが原因で、根から水を吸い上げることができなくなり、植物体に水を供給することができなくなることで死んでしまう現象です。

根腐れの対処法は以下の通りです。

  1. 鉢から植物を抜き、悪い土を落として水はけのよい土に交換する
  2. 根の傷んでいる部分、腐っている部分をカットする
  3. 少量の水を与え、風通しがよく明るい日陰で管理する
    ※1週間を目安に水が乾くコンディションで管理する
  4. 発根剤を与えてみる
  5. 傷んだ葉を取り除く
  6. 枯れた枝を切り取る

根腐れが起こった場合は、鉢を入れ替えて土の環境を変えることが大切です。傷んでしまった根は取り除き、健康な状態が取り戻せるような環境を与えてあげましょう。

赤玉土・ゼオライトなどを用土に混ぜ込むことで、水はけと根腐れを防止することができます。

枝先がダメになっている場合は、生きている部分までカットし、新しい葉を出すことで回復させます。

根元から腐っている場合は、無事な部分で切り取り、挿し木にして発根させて回復させましょう。

根腐れが起こると枝が垂れ、新芽を残すために古い葉を落とす現象が見られます。重度の根腐れの場合は、新芽や枝の先から枯れることがあるので注意が必要です。

関連記事:観葉植物の根腐れ|対処法や見分け方の紹介

根詰まり

根詰まりとは、鉢の中で根がいっぱいになることで起きる症状。根詰まりの症状は以下の通りです。

  1. 水が浸透しづらくなる
  2. 底から根が出てくる
  3. 葉が黄色くなる
  4. 鉢にヒビが入る

特に春夏の成長期で一気に伸びてしまうと上記のような症状が起きてしまいます。すぐに枯れる要因にはなりませんが、放置してしまうとシマトネリコに悪影響です。

対処法はシマトネリコの植え替えをすること。

現在の鉢より1つ上の大きい鉢に植え替えることで、上記の症状はほとんど解消されるでしょう。植え替えを行う時期も春夏の成長期が最も適しています。

関連記事:観葉植物の根詰まり|症状や対処法について

葉焼け

葉焼けでは、以下の症状が起きます。

  • 葉の色素が抜けて白くなっている
  • 葉の一部が茶色く枯れている

強い日差しを浴びすぎると葉が傷んで「葉焼け」というトラブルが発生します

葉焼けの症状に気がついたら、早めに置き場所を検討し直すことが必要です。

対処法は以下の通りです。

  1. 直射日光が当たっている場合はカーテンなどで遮光する
  2. 葉焼けした部分はカットする

葉焼けが起こるということは、日光が当たりすぎている可能性が高いため、直射日光に当てないような措置を取りましょう。

また、一度焼けてしまった葉は二度と元に戻りません。傷んだ葉はカットし、新しい健康な葉が生えてくるのを待ちましょう。

関連記事:観葉植物の葉焼け|原因や対処法の紹介

シマトネリコの害虫トラブルと対処法

シマトネリコの害虫トラブルと対処法

丈夫なシマトネリコにも害虫トラブルも存在します。

  1. ハダニ
  2. アブラムシ
  3. カイガラムシ
  4. コバエ

害虫によるトラブルが発生したときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。

ハダニ

ハダニの症状は以下の通りです。

  1. 葉にクモの巣のような糸がついている
  2. 葉の裏に小さな虫がついている
  3. 葉に斑点や傷がある
  4. 葉の色が薄くなり枯れている

ハダニは繁殖力の強さと、薬剤耐性を持つとても厄介な害虫です

放っておくと糸を張って大量発生する危険性もあるので、早めに対処を行いましょう。

対処法は以下の通りです。

  1. 傷んだ葉はカットする
  2. 葉の表裏、付け根や茎も水で洗浄する
  3. ハダニに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)

ハダニが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン)を使用するのが効果的です。

2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。

そもそもハダニは、こまめな霧吹き・葉をふき取りきれいにすることを怠らなければ発生しません。

常にきれいな状態を保つために、霧吹きの購入は必須といえます。月に一度はシャワーで洗い流すなどの管理も必要です。

関連記事:観葉植物に発生するハダニ|対処と予防法の紹介

アブラムシ

アブラムシの症状は以下の通りです。

  1. 新芽が萎縮している
  2. 葉が縮れている
  3. 新芽に虫が付いている
  4. 葉や幹がベタベタしている

アブラムシは繁殖力が強いため短期間で増え、ウイルスを媒介する厄介な害虫です

放っておくとシマトネリコの生育が弱まり枯れる恐れもあるので、早めに対処を行いましょう。

対処法は以下の通りです。

  1. 縮れた葉はカットする
  2. アブラムシを取り除く
  3. 茂り過ぎている枝葉は剪定して風通しをよくする
  4. アブラムシに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)

アブラムシが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン)を使用すると効果があります。

2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。

関連記事:観葉植物に発生するアブラムシ|原因や対処・予防法

カイガラムシ

カイガラムシの症状は以下の通りです。

  1. 貝殻のような殻を被ったり、粉状の物質で覆われたりしている虫が枝葉についている
  2. 黒いカビ(すす病)が発生している
  3. 葉や幹がベタベタしている

カイガラムシは繁殖力の強さと薬剤耐性のある厄介な害虫です

放っておくとシマトネリコの生育が弱まり枯れる恐れもあるので、早めに対処を行いましょう。

対処法は以下の通りです。

  1. 柔らかい布やブラシで擦り取り除く
  2. 茂り過ぎている枝葉は剪定して風通しをよくする
  3. カイガラムシに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)

カイガラムシが発生したら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど)を使用するのが効果的。

カイガラムシの成虫には殺虫剤が効きにくいので、幼虫の時期である5~7月に使用するとよいでしょう。

既に貝殻をかぶっている成虫は、柔らかいブラシや布で擦り取ってください。

2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。

関連記事:観葉植物の白い綿はコナカイガラムシ|対処法と予防法を紹介

コバエ

コバエの症状は以下の通りです。

  1. 土に虫が湧く
  2. コバエが植物の周囲を飛んでいる

コバエ自体は植物に無害ですが、観葉植物を育てるうえでの不快害虫です

放っておくとコバエは増えていくので、早めに対処を行いましょう。

対処法は以下の通りです。

  1. 発酵不十分な堆肥や有機質肥料を与えることをやめる
  2. 新しい土に植え替える
  3. 土の表面に無機質な素材(赤玉土・鹿沼土・砂利など)を敷く
  4. トラップを仕掛ける
  5. コバエに効果のある殺虫剤を噴霧する

コバエが発生したら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど)を使用するのが効果的です。

コバエのトラップは食器用洗剤やお酢、めんつゆなどで作ることができます。植物の近くに置いておくと、簡単にコバエを捕殺できるでしょう。

コバエは、発酵不十分な腐葉土やバーク堆肥、有機質肥料の匂いに引き寄せられます。

そのため、有機質肥料を取り除いたり土の表面に赤玉土や鹿沼土など3~5㎝程度敷き詰めたりするとコバエ発生を防ぐことが可能です。

そもそもコバエは、完熟たい肥を使用した質のよい土であれば発生しません。また、土が常に湿っている状況を避ければ、発生する可能性は低いです。

コバエを発生させないためには、適切な土と水やり管理で育ててください。

関連記事:観葉植物に発生するコバエ|対策と原因について

シマトネリコのよくある質問

シマトネリコのよくある質問

最後にシマトネリコのよくある質問とその答えを以下にまとめました。

  1. シマトネリコは大きくなりすぎて近所迷惑になる?
  2. シマトネリコは室内と屋外のどちらを好むの?
  3. シマトネリコは花が咲くの?開花時期は?
  4. シマトネリコの植え替え時期/植え替え方法は?
  5. シマトネリコの適切な増やし方は?
  6. シマトネリコの枯れる原因は?
  7. シマトネリコの鉢植えを大きくしたくないときは?
  8. シマトネリコの元気がないときの対処法は?

それでは具体的に見ていきましょう。

シマトネリコは大きくなりすぎて近所迷惑になる?

剪定をまったくせずに地植えで管理をしていると、植える場所によっては近所迷惑になるかもしれません。

シマトネリコは生長スピードがとても早く、3m~5m、場合よって10m以上になることがあります。そのため、地植えをして放置をしたままでいると、手を伸ばして剪定をするのは難しくなるでしょう。

しかし、1年に3〜4回ほど剪定を行いながら枝葉を調整すれば、同一の高さをキープできます。定期的なケアができる方なら特に心配は入りませんが、あまり時間を費やせない方には、おすすめできません。

鉢植えで育てる予定の方は、地植えほど大きくなりませんが、1年に最低2回はバッサリと剪定をしてください。

シマトネリコは室内と屋外どちらを好むの?

シマトネリコは日当たりと風通しのよい環境を好むので、室内よりも屋外を好みます。耐陰性もあるので室内でも育ちますが、室内なら日当たりの良い明るい窓際で育ててくださいね。

屋外で育てる場合は、冬の最低温度が-3℃以下になるようでしたら室内の明るい窓際に移動させることが大事です。寒さには強いですが、強い霜や雪には長期間当てないようにしましょう。

シマトネリコは花が咲くの?開花時期は?

5~7月に白い小花がたくさん咲きます。キンモクセイと同じモクセイ科なので、とても良い香りが特徴です。

ただしシマトネリコは雌雄異株と言い、雄と雌の株があります。花が咲くのは雌の株です。

花を楽しみたい場合は、確認して雌のシマトネリコを選ぶ必要があります。また開花期が5~7月なので、開花前に剪定すると花芽も切り落とすことになるので剪定には注意しましょう。 

シマトネリコの植え替え時期/植え替え方法は?

シマトネリコの植え替えは3~5月の春に行います。シマトネリコは生育旺盛で成長が早いので、根詰まりしやすいです。

生育の状況にもよりますが、1~2年に1度は1回り大きな鉢に植え替えをしてください。鉢底から根が出てきたとき、水やり後の吸水速度が遅くなってきたときが植え替えのタイミングです。

根鉢を引き抜き、土をほぐしながら古い根や黒ずんだ根を切り取ります。植え替え後はたっぷり水やりをしてくださいね。

シマトネリコの適切な増やし方は?

シマトネリコは「種まき」「挿し木」で増やすことができます。

花が咲いた後に莢状の実ができ、秋に熟します。その熟した種を収穫して翌春に種を撒くと簡単に増やすことができるんですよ。

また、挿し木でも簡単に増やすことができます。もし挿し木で増やす場合は、ある程度多くの枝を準備して試すと良いでしょう。

シマトネリコの枯れる原因は?

枯れる原因は「水切れ(水のやりすぎ)」「日当たり不足」が考えられます。

庭植えしているシマトネリコが枯れることはあまりありませんが、鉢植えの場合は水切れをしやすいです。土の乾燥具合を確認しながらしっかりと水やりをしてください。

受け皿に水を溜めたままだと、根腐れの原因になります。水の吸収が早いとは言え、土が常に湿っている場合も根腐れするので気を付けましょう。

日当たりを好むので、暗い室内の場合は軟弱に育ち枯れる可能性があります。元気がなくなっていたら、明るい窓際や屋外の明るい日陰に出して様子を見てください。

シマトネリコの鉢植えを大きくしたくないときは?

シマトネリコの鉢植えを大きくしたくない場合は、剪定を小まめに行う必要があります。

成長が早いので、ぐんぐん上に伸びながら枝も増えていきます。早めに上に伸びる枝は剪定してコンパクトにしてください。

枝葉が次々出てくるので、下向きや内向きに伸びる枝も一緒に切るとすっきりした株姿になります。

また、植え替えの時に根と葉の量を調節してあげることで生育を抑制することもできます。

シマトネリコの元気がない時の対処法は?

元気がない時は、植え替えをしてみてください。日当たりや水やりが原因でない場合は、根詰まりしている可能性があります。

固まっている根を土と一緒にほぐして、植え替えると良いでしょう。その後は肥料ではなく発根剤を水に薄めて与えると良いですよ。

庭植えの場合は有機質がなくなり土が固くなると、根が酸素を吸収できなくなり元気がなくなることがあります。その場合は、太い根を傷つけないように堆肥を漉き込み、土に酸素が含まれるように耕すとよいですよ。 

シマトネリコのまとめ

シマトネリコは日差しの入る窓際であれば、一年を通して室内でも育てることができます。

大きなものは鉢植えで玄関の外に置いたり庭植えしたり、小さなものはお部屋の窓際で涼し気に飾ったりできるので、用途の広いインテリアグリーンとして活躍するでしょう。

邪気を払って良い気を運んでくれるシマトネリコは、様々なお祝いでのプレゼントにも喜ばれます。家族運を上げる風水効果は新築祝いや出産祝いにもぴったりですね。

ぜひ、素敵なインテリアグリーンとして育ててみてはいかがですか。