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アグラオネマ・マリアの育て方

アグラオネマ・マリアの育て方

植物名 アグラオネマ・マリア
学名 Aglaonema ’Maria’
英名 Aglaonema ’Maria’
科目/属性 サトイモ科/アグラオネマ属
原産地 熱帯アジア
[https://andplants.jp/collections/aglaonemamaria]

アグラオネマ・マリアの特徴

アグラオネマ・マリアの魅力は、白いまだら模様がくっきり映える濃い緑の葉っぱです

鉢から溢れるようにすらりと伸びる葉の存在感は、どこに飾ってもクリーンな印象を与えてくれます。

アグラオネマは品種が多くポピュラーな観葉植物ですが、なかでもアグラオネマ・マリアは育てやすさでも人気の品種です。

成長すると草丈は50cmほどになるので、これからアグラオネマ・マリアをお迎えする方は高さの目安として知っておくとよいかもしれません。

アグラオネマ・マリアの花言葉

アグラオネマ・マリアの花言葉は、「青春の輝き」と「スマート」です

模様の入った葉から受けるスタイリッシュな印象が、まさにそんな言葉に重なります。

アグラオネマ・マリアの風水

アグラオネマのように上に伸びる観葉植物は、風水においても運気上昇につながるといわれています。

アジアの富裕層の中では、富をもたらし幸福を招く縁起物と大切にされていることから、金運、仕事運アップが期待できます

アグラオネマ・マリアの育て方

アグラオネマ・マリア
日当たり 日当たりのいい置き場所(室内)
温度 最低10℃以上
耐寒性 弱い
耐暑性 やや強い(25度くらいが適温)
水やり 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)
秋冬:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)2〜3日後
肥料 液体肥料・緩効性肥料
剪定時期 4〜10月

観葉植物の全体的な育て方の基本については、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:観葉植物の育て方|コツや管理法について

日当たり(耐陰性)

耐陰性があるため、置き場所を選ばず育てやすい品種ですが、明るい場所の方が元気に育ちます

しかしその反面、直射日光は苦手なため、日当たりのいい場所ではレースのカーテンなどで遮光してあげましょう。

置き場所(耐寒性と耐暑性)

寒さに弱く、暑さには比較的強い品種です

冬場は温度管理に気を付けて、温かい室内で育てるようにしましょう。エアコンの風は植物を乾燥させてしまうので、風が直接当たらない場所に置いてください。

夏は直射日光が当たらない屋外でも管理できますが、基本的に紫外線量に変化を起こさない方が良いので、室内に置きっぱなしが良いでしょう。

アグラオネマ・マリアは25℃くらいが適温であり、気温が高すぎると溶ける恐れもあるため注意が必要です。

温度

アグラオネマ・マリアは、寒さに弱い観葉植物です。

置き場所の温度は、15℃以上になるように管理しましょう

それ以下の気温の低い場所に置くと、弱りやすくなるため注意が必要です。

水やりの頻度

気温が15℃以上ある春から秋にかけては、手で土を触って水分を感じなくなったら水をたっぷりあげてください

15℃以下になると成長スピードが緩やかになるので、水やりの間隔を空けます。

鉢の中央部分までしっかり乾いてから、水をあげるようにしましょう。水やりの面倒な手間を省きたい場合は、水やりチェッカーの利用をおすすめします。

なお、霧吹きなどで葉に水をかけてあげるときれいな葉を保てますが、低温多湿の環境は苦手です。気温が低くなる冬の時期は、室温が上がったときにのみ葉水をしましょう。

肥料

肥料は、春から秋の生育期に与えるようにしましょう。成長が緩やかになる冬場に与えると、根を傷めてしまうことがあるからです。

肥料の種類は薄めた液体肥料を、頻度は月1回〜多くても2週間に1回のペースで与えるようにします。

剪定方法

基本的に剪定は必要ありませんが、風通しを良くし生育を促すためには、古くなった葉や長くなりすぎた茎は、思い切って剪定しましょう

樹液に含まれるシュウ酸カルシウムは、皮膚のかぶれをおこす可能性があるので、ゴム手袋などをして作業してください。

アグラオネマ・マリアのよくあるトラブルと対処法

ここでは特に起こりやすいトラブルについて、それぞれの原因・症状・対処法を解説します。

関連記事:観葉植物のトラブル|主な症状と対処法まとめ

根腐れ

根腐れでは、以下の症状が見られます。

  1. 水をあげても元気にならない
  2. 土がなかなか乾かない
  3. 葉が落ちやすい
  4. 葉が茶色・黄色に変色している
  5. 幹や幹の根本が柔らかい
  6. 土から腐敗臭がする
  7. 土の表面にカビが生えている
  8. 根黒く変色している

根腐れは、土の中の酸素濃度が低下して土中の細菌叢が変化し、有機物の腐敗が進むことで有害なアンモニアが発生し、土壌環境が悪くなることで発症します。

また、常に土が湿っている状況では根が呼吸することができず、細胞が死んでしまいます。これが原因で、根から水を吸い上げることができなくなり、植物体に水を供給することができなくなることで死んでしまう現象です。

根腐れの対処法は以下。

  1. 鉢から植物を抜き、悪い土を落として水はけのよい土に交換する
  2. 根の傷んでいる部分、腐っている部分をカットする
  3. 少量の水を与え、風通しがよく明るい日陰で管理する
    ※1週間を目安に水が乾くコンディションで管理する
  4. 発根剤を与えてみる
  5. 傷んだ葉を取り除く
  6. 枯れた枝を切り取る

根腐れが起こった場合は、鉢を入れ替えて土の環境を変えることが大切です。傷んでしまった根は取り除き、健康な状態が取り戻せるような環境を与えてあげましょう。赤玉土・ゼオライトなどを用土に混ぜ込むことで、水はけと根腐れを防止することができます。

枝先がダメになっている場合は、生きている部分までカットし、新しい葉を出すことで回復させます。根元から腐っている場合は、無事な部分で切り取り、挿し木にして発根させて回復させましょう。

根腐れが起こると、新芽を残すように古い葉を落とす現象が見られます。重度の根腐れの場合は、新芽や枝の先から枯れることがあるので注意が必要です。

葉焼け

葉焼けでは、以下の症状が起きます。

  • 葉の色素が抜けて白くなっている
  • 葉の一部が茶色く枯れている

強い日差しを浴びすぎると葉が傷んで「葉焼け」というトラブルが発生します

葉焼けの症状に気がついたら、早めに置き場所を検討し直すことが必要です。

対処法は以下。

  1. 直射日光が当たっている場合はカーテンなどで遮光する
  2. 葉焼けした部分はカットする

葉焼けが起こるということは、日光が当たりすぎている可能性が高いため、直射日光に当てないような措置を取りましょう。

また、一度焼けてしまった葉は二度と元に戻りません。傷んだ葉はカットし、新しい健康な葉が生えてくるのを待ちましょう。

ハダニ

ハダニの症状は以下。

  1. 葉にクモの巣のような糸がついている
  2. 葉の裏に小さな虫がついている
  3. 葉に斑点や傷がある
  4. 葉の色が薄くなり枯れている

ハダニは繁殖力の強さと、薬剤耐性を持つとても厄介な害虫です

放っておくと糸を張って大量発生する危険性もあるので、早めに対処を行いましょう。

対処法は以下。

  1. 傷んだ葉はカットする
  2. 葉の表裏、付け根や茎も水で洗浄する
  3. ハダニに効果のある液体を噴霧する(2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢、殺虫剤)

ハダニが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカファインスプレー・オルトラン)を使用するのが効果的です。2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。

そもそもハダニは、こまめな霧吹き・葉をふき取りきれいにすることを怠らなければ発生しません。

常にきれいな状態を保つために、霧吹きの購入は必須といえます。月に一度はシャワーで洗い流すなどの管理も必要です。 

アグラオネマ・マリアのよくある質問

それでは最後にアグラオネマ・マリアのよくある質問とその答えをまとめました。

  1. 挿し木で増やせる?
  2. ペットに(犬・猫)にとって毒性はない?
  3. 枯れた場合はどうすればいい?
  4. 虫が発生することもある?
  5. 葉が落ちる場合はどうしたらいい?
  6. 庭・屋外に置ける?
  7. 冬の管理方法は?
  8. 花が咲く?
  9. 寿命って?
具体的に見ていきましょう。

挿し木で増やせる?

アグラオネマ・マリアは、挿し木で増やすことができます。

葉を2枚ほどだけ残して10cm程度に茎を切り出し、土に挿して直射日光の当たらない明るい場所で管理すると発根します。葉を残しすぎると根が出ないので注意が必要です。

多湿を好むので、土が乾かないようにミズゴケなどを利用してもいいでしょう。

株分けでも増やすことができます。

ペット(犬・猫)にとって毒性はない?

アグラオネマ・マリアはサトイモ科に分類されるため、樹液にはシュウ酸カルシウムが含まれています。

ペットや小さいお子様がいるご家庭では、誤って口にしないよう手の届かない場所で管理してください。

枯れた場合どうすればいい?

枯れる原因としては、水枯れ・根腐れ・葉焼けの3つが考えられます。それぞれの対処法は以下のとおりです。

  • 水枯れ:土の表面が乾いたら水やりする
  • 根腐れ:水はけのいい土に交換する
  • はやけ:遮光して管理する

一見枯れたように見えても、根が生きていれば復活する可能性があります。早急に対処することで助かる可能性は高くなるので、まずは植物が傷んだ原因を確かめ早めに対応しましょう。

ダメになった葉っぱはすべて取り除き、原因を改善したあとは発根剤を使って管理すると、根や新芽の伸長を促し回復を早めることができます。

虫が発生することもある?

カイガラムシやアブラムシなどの害虫が付く可能性があります

風通しの良い場所に置き、霧吹きなどで葉に水をかけてあげることで(葉水)、予防になります。

培養土の中に入って産卵する習性があるコバエの発生を防ぐには、土の表面に赤玉土を厚めに載せてカバー・麻布で覆うなど物理的にカバーすると効果的です。

それでも発生した場合は、オルトランを土に撒いて殺虫スプレーで対処します。

葉が落ちる場合はどうしたらいい?

アグラオネマ・マリアは、目に見える葉の成長は比較的ゆっくりですが、鉢の中では根がしっかり育っています。

水不足、水やりのしすぎでもないなら、葉が落ちるのは、根詰まりが原因かもしれません。

その場合は、ひとまわり大きな鉢に植え替えてあげましょう。

庭・屋外に置ける?

春から秋にかけては、屋外に置くこともできますが、基本的に紫外線量に変化を起こさない方が良いので、室内に置きっぱなしが良いでしょう。

冬の管理方法は?

ほかの時期と同様に室内での管理が基本ですが、エアコンの風が直接当たらないよう置き場所には注意が必要です。

冬場でも霧吹きなどで葉に水をかけてあげるときれいな状態を保てますが、低温多湿にならないように、葉水は室温を上げた上で日中に済ませましょう。

花が咲く?

アグラオネマ・マリアは白い花をつけることがありますが、葉に比べるとその観賞価値は低いです。葉を丈夫に育てることを優先させたい方は、花芽のうちに摘み取ってしまいましょう。

鉢植えで育てる場合は基本的に花はすぐに摘み取り、花がついたら必ず肥料を与えることが大切です。

寿命って?

アグラオネマなどの斑(白などの模様)が入った葉は、日差しの影響を受けやすいデリケートな一面もあります。

日光不足になるときれいな模様が消えてしまったり、逆に直射日光に当て続けると葉を傷める原因になります。

季節によって置き場所を適切に管理することで、美しい葉を長く保つことができます。

アグラオネマ・マリアのまとめ

アグラオネマ・マリアは、まだらな葉っぱが特徴的な観葉植物です。白鉢に植え替えると葉っぱが美しく映えるので、おしゃれなインテリアと組み合わせるのもよいでしょう。

耐陰性があるので日陰の置き場所でもおすすめです。その際は、1週間に2〜3日ほど日光浴をさせると健康な株を維持できます。アグラオネマ・マリアの成長速度は遅くはありませんが、大きくさせたい方は日当たりを意識するとよいです。

水切れになると葉っぱが垂れてくるので、お水やりのサインがわかりやすく初心者でも安心して育てられます。

[/collections/aglaonemamaria]

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