誕生日や発表会、送別会などに活躍する花束。花束を受け取る側になることもあれば、渡す側になることもあると思います。
花束を直接手渡す役目は、非常に重要です。発表会や送別会などの主役の方に気持ちよく花束を受け取ってもらうために、今回は花束の渡し方のマナーや注意点について詳しく紹介します。
喜んで花束を受け取ってもらうためにも、花束の渡し方のマナーや注意点に気を付けましょう。
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届いたときに感じる新鮮なお花の香りも楽しみのひとつです。日頃の感謝を込めて、お花を贈ってみてはいかがでしょうか。
[https://andplants.jp/collections/flowers]花束の渡し方マナー
花束を渡す場面はさまざま。誕生日や送別会、結婚式などでも花束を渡すことがあります。
大事なシーンだからこそ、きちんと花束を渡したいですよね。花束の渡し方には気を付けたいマナーがあります。
- 花束の持ち方
- 正式な渡し方
- 略式な渡し方
それぞれ詳しく紹介しますね。
①花束の持ち方
花束を渡す前の持ち方にもマナーがあることをご存じでしょうか。花束は左手で花側を、右手で茎側を持ちます。
茎は下を支えるのではなく、上から掴むように持ってください。花側が下を向かないように気を付けます。
花束には花がしおれないように保水ゼリーや水が入っているため、下に傾けると水が出てきてラッピングや花が濡れてしまうことも。綺麗な花束を渡すためにも注意してください。
②正式な渡し方
コンサートなどの発表会やビジネスシーンで上司に花束を渡す場合は、花束の渡し方には気を付けます。
- 左手で花側を持ち、右手で茎側を持つ
- 渡す直前に、花側を右手に茎側を左手に持ち替える
- 受け取りやすいように茎側を相手の胸側に寄せて渡す
渡すときは、花束を下から支えるようにしてください。受け取る側の利き手が左である場合は、持ち方と渡し方は逆になります。
③略式な渡し方
友人や知人の誕生会や記念日では、正式な花束の渡し方をする必要はありません。左手で花側を右手で茎側を持ったら、そのまま受け取りやすいように渡してあげましょう。
受け取る側が友人であっても、発表会や結婚式など多くの参列者がいる場合は正式な渡し方をしたほうが無難です。略式な渡し方は、友人や知人同士で花束を贈ったりサプライズしたりする場合に限ります。
シーン別|花束の渡し方
花束はさまざまなシーンで渡されるプレゼントです。誰もがシーンに合った渡し方をして、気持ちよく花束を受け取ってほしいと思うものですよね。
- 誕生日や記念日
- 退職祝い
- 音楽や講演などのステージ
- プロポーズや結婚式
- サプライズ
5つのシーンに分けてそれぞれ紹介します。
①誕生日や記念日:略式
誕生日や記念日の花束は、略式の渡し方をします。友人や家族への誕生日や記念日プレゼントでは、畏まった正式な渡し方は必要ありません。
友人・知人への花束の場合は、他のプレゼントと一緒に渡すことも多いと思います。改まった気持ちで渡すよりも、その場の雰囲気に合わせた渡し方をしましょう。
ただし、会社の創立・設立記念日などで目上の方に花束を渡す場合は、略式で渡さないように気を付けてください。
②退職祝い:正式
退職祝いの花束は、正式な渡し方をします。会社全体や部署、人数などの規模にかかわらず、正式な花束の渡し方を心がけてください。
上司の方への退職祝いの場合は、きちんと失礼がないように花束を渡すことが重要です。ただし、同期や同年代の集まりでの退職祝いであれば、略式の渡し方でも問題ないでしょう。
③音楽や講演などのステージ:正式
音楽や講演会などのステージでは、正式な渡し方で花束を渡します。 コンサートや講演会では、主役の方が発表後に花束を受け取る場面が多いです。
渡す場面になったら、正しく花束を持ってステージに立つ主役の方の前で持ち替えて渡してください。多くのお客様や撮影者がいる場合は、受け取る主役が映えるように、花束の正面が見えるように渡すとよいでしょう。
司会進行がいる場合は、しっかりと打ち合わせをして受け取る相手にスムーズに花束を渡せるようにしてください。
④プロポーズや結婚式:正式
プロポーズや結婚式の花束は、正式な渡し方をします。一生の記念となるプロポーズや結婚式でのシーンは、正式な渡し方をして気持ちを伝えると良いでしょう。
結婚式では、両親への花束贈呈があります。感謝の気持ちを込めて正しく花束を贈りたいですね。
プロポーズの場合は、真剣さを伝えるためにも正しく渡すことをおすすめします。ただし、サプライズでプロポーズする場合は演出に凝った渡し方も素敵です。
⑤サプライズ:略式
サプライズの花束は、略式の渡し方で問題ありません。サプライズで花束を渡す場合の相手は、仲の良い友人や恋人、パートナーだと思います。
あまり畏まった関係性でなければ、相手が喜んでくれることを第一にして花束を渡してください。
ただし、サプライズとはいえ花束が汚れたり受け取りにくい渡し方であったりすると、相手の喜びや感動に水を差してしまうので注意が必要です。
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花束を渡すときの注意点
花束を渡すときには渡し方以外にも気を付けておきたい注意点があります。せっかく花束を渡すのに、嫌な思いはしてほしくないですよね。
渡す前に、以下の点に注意してください。
- タイミング
- 利き手
- 花の花粉や香り
- 贈る言葉
- 持ち帰り
それぞれ詳しく紹介しますね。
タイミングに注意する
花束は記念日や講演会など多くの場面で、最後に直接手渡しします。しかし、プロポーズや結婚式などは、演出の関係で最初や途中で渡すこともあるでしょう。
結婚式の場合は、両親へ贈呈した花束などはスタッフの方が預かってくれます。しかし、プロポーズの場合は花束を預かってくれる方はいません。
受け取ってもらった後のことも考えて、花束の保管場所や持ち運びも考えて渡してください。花束を受け取る側がスムーズに受け取れるタイミングを考えることも重要です。
利き手を把握する
花束の正式な渡し方は、左手で花側を右手で茎側を持ちます。渡す直前に左右を入れ替えて花束を渡しますが、これは相手が右利きである場合です。
相手の利き手が左手の場合は、逆の渡し方をしてください。左手で花側を右手で茎側を持って渡すことで、左利きの受け取り側は利き手で花束の茎側を持つことができます。
花束を受け取る側が持ち替えないで済むように気を付けましょう。大きな花束ほど持ちにくいため、注意が必要です。
花粉や香りに気を付ける
花には花粉や香りがあります。種類によっては花粉が服に付くと取れにくかったり、香りが強すぎたりする花もあるため注意が必要です。
花束の形状や渡し方によって、花が服に触れることがあります。その時に、花粉で服を汚してしまうと失礼なので気を付けてください。
香りがよい花はロマンチックなシーンを演出しやすいですが、強すぎる香りは渡すシーンによっては迷惑になります。料理を提供する場所などでは、香りの少ない花束を渡しましょう。
贈る言葉に注意する
退職祝いや昇進祝いなどでは上司に花束を渡すことが多いと思います。正式な花束の渡し方をした際に、一言添えて渡すことになるでしょう。
この時に失礼のないように言葉を選んで伝えてください。特に退職祝いで花束を渡す際は、「ご定年おめでとうございます」「お世話になりました」などの一言を添えると、受け取る方に想いが伝わると思います。
贈りたい言葉がたくさんある場合は、花束と一緒にメッセージカードを渡す方法がスマートです。
持ち帰り用の袋を準備しておく
花束を受け取った方は、その後持ち帰る必要があります。特に講演会や演奏会で受け取る花束は、見栄えがよいように大きいものがほとんどです。
大きければ大きいほど持ち帰りが大変なため、受け取った方が持ち帰りやすいように花束用の袋を準備しておきましょう。花束用の袋は、花屋さんにあらかじめ相談しておくと用意してくれます。
まとめ
花束の花や相場に気を付けても、いざ渡すときに渡し方がわからないことは多いと思います。特に多くの出席者に注目される式典や講演会などでは、スムーズに正しく花束を渡したいですよね。
友人や知人同士で楽しく花束を渡す場面では、あまり気を付ける必要はありませんが、受け取りやすい渡し方をすることが重要。基本的なマナーを押さえて、気持ちよく受け取ってもらいましょう。
花束を直接手渡す役目は責任があります。だからこそ、シーンに合った正しい渡し方をして相手に喜んでもらってくださいね。