カラフルで元気なイメージが強いガーベラ。華やかな見た目からプレゼントとして人気が高い花です。
ガーベラの花言葉は「希望」「常に前進」です。ポジティブな花言葉であることがプレゼントによく用いられる要因のひとつとなっています。
ガーベラは色ごと、本数ごとにも花言葉が決められている花で、花言葉の種類が多い花といえます。
また、ガーベラの誕生花、おすすめのギフトシーンや咲き方なども紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ガーベラの花言葉

ガーベラの花言葉は「希望」「常に前進」です。ポジティブな花言葉であるため、プレゼントに最適です。用途を問わず、お祝いのシーンで活躍してくれます。
ガーベラには、「希望」「常に前進」の花言葉の他にも色ごと、本数ごとに決められた花言葉があります。
プレゼントでガーベラを贈る際は、色ごと、本数ごとの花言葉が用途に適しているか確認しながら選んでみるのも楽しいです。
- ガーベラの花言葉|色別
- ガーベラの花言葉|本数別
ガーベラの花言葉|色別
ピンク | 感謝、崇高美、熱愛 |
赤 | 神秘、燃える神秘の愛、チャレンジ |
黄色 | 究極美、究極の愛、親しみやすい、優しさ |
オレンジ | 神秘、冒険心、忍耐強さ |
白 | 希望、律儀、純潔 |
ピンク、赤、黄色、オレンジのガーベラはプレゼントに贈られる定番カラーで、白はよくウェディングで使用されています。
プレゼントの用途にぴったりの花言葉を持つ色をぜひ選んでみてください。贈る際は、花言葉の意味も一緒に伝えると素敵ですよ。
ガーベラは品種によって見た目が大きく変わり、花の中心部が黒いものを「シンクロ」、中心部が黄緑から白っぽい色をしているものを「シンシロ」と呼びます。
また、花びらの形も、尖った細い花びらをたくさん付ける「スパイダー咲き」、花びらが細くカールしている「カール咲き」などと、とても見た目が特徴的な種類が多いです。
色が同じでも品種によって全く異なる表情となるのが、ガーベラの面白いところです。
ガーベラの花言葉|本数別
1本 | 一目惚れ、あなたが私の運命の人 |
3本 | 愛しています |
4本 | あなたに一生の愛を捧げます |
6本 | あなたに夢中 |
8本 | あなたの思いやりに感謝 |
9本 | いつまでも一緒にいてほしい |
11本 | あなたは私の最愛の人 |
12本 | 私の恋人(妻)になってください |
40本 | あなたに永遠の愛を誓います |
100本 | 私と結婚してください |
ガーベラはバラのように本数ごとにも花言葉が決められています。ロマンチックな花言葉が多く、大切な人へ贈る花束に良いでしょう。
ガーベラは平面的な花型なので、花束にするとボリューム感があり、とても華やかな花束になります。
一色でシンプルに束ねたり、同系色を混ぜて華やかに仕上げたりするのも素敵です。また、花の間にグリーンを入れることで花色が際立って、生き生きと美しく見えるので、季節のグリーンをあしらうのもおすすめです。
ガーベラの誕生花は10月12日
ガーベラの誕生花は10月12日です。他に2月11日、8月1日の誕生花がガーベラとされています。
誕生花は1年365日に特定の花が当てはめられています。古来より、花や植物には神秘的な力が宿るものとされてきました。
ギリシャ、ローマでは日々を司る神がいると信じられており、日々の神々と花を結び合わせて暦にしたものが、誕生花といわれています。
誕生花を贈ることで、贈られた相手は神から守られ、幸福、愛、富がもたらされると信じて、始まったとされています。
ガーベラの花言葉によくある質問

ガーベラの花言葉によくある質問を紹介します。花言葉には怖い意味があるのか気になる人が多いポイントです。プレゼントした花に怖い花言葉があったら嫌ですよね。ぜひ、参考にしてみてください。
- ガーベラに怖い花言葉はある?
- 青のガーベラはある?花言葉は?
ガーベラに怖い花言葉はある?
ガーベラの花言葉には、怖い意味のものはありません。ポジティブな花言葉ばかりなので、安心してプレゼントとして贈ることができます。
しかし、説によっては本数ごとの花言葉で、15本「ごめんなさい」、16本「不安な愛」、17本「絶望の愛」といった意味があるといわれています。
気になる方は、本数の花言葉には注意した方が良いかもしれません。
青のガーベラはある?花言葉は?
自然界に青のガーベラは存在しませんが、人工的に着色したものは存在します。主に、青の色素を茎から吸収させることで色付けされています。
自然界には存在しないことから青のガーベラの花言葉は「神秘」です。
花屋さんで販売されていることもありますが、あまり一般的に入荷が多いものではないので、青のガーベラを使用したい場合には、事前に予約することをおすすめします。
ガーベラの特徴
植物名 | ガーベラ |
学名 | Gerbera |
科名 | キク科 |
属名 | ガーベラ属 |
原産地 | 南アフリカ |
開花時期 | 4月~6月、10月~11月 |
ガーベラは、キク科の多年草の植物で、主にアフリカや熱帯アジアなど温暖な気候の地域に分布しています。
開花時期は4月~6月、10月~11月となっており、4月~6月が最盛期です。春と秋の年2回が旬となりますが、花屋さんでは一年を通して販売されています。
産毛のある黄緑色のまっすぐに伸びる茎と、上向きに放射状に広がる花びらが特徴です。
切花の流通量が多く、品種は豊富で、たくさんの花色、咲き方が楽しめます。切花だけでも種類は2,000種以上といわれ、毎年のように新品種が誕生しています。
これからも更に、どのような新しい品種が誕生するのか楽しみな花です。
ガーベラの旬は春

花屋さんでは1年を通して販売されているガーベラですが、一番の旬の時期は4月~6月の春から初夏にかけての時期です。
出荷の最盛期を迎えることから、4月には「ガーベラの記念日」があります。ガーベラ記念日の由来や、旬のガーベラの特徴について詳しく解説します。
- ガーベラの出荷の最盛期は3月~5月
- 4月18日は「ガーベラの記念日」
ガーベラの出荷の最盛期は4月~6月
ガーベラの出荷の最盛期は4月~6月です。旬の時期のガーベラは品質が良く、たくさんの種類が出回ります。
元々、暖かい地域が原産のガーベラは、日本では気温が20℃以上となってくる春や秋の時期に最も花を咲かせます。切花だけでなく、鉢植えでも販売されているので、育てることも可能です。
4月~6月の時期の花のプレゼントには旬を迎えるガーベラがおすすめです。
4月18日は「ガーベラの記念日」
ガーベラの記念日は2005年に開催された「全国ガーベラ生産者交流会」で制定されました。
ガーベラを多くの人に親しんでもらうために制定された日で、ガーベラをプレゼントしたり、自宅で楽しんだりして、ガーベラの魅力を堪能してほしい日です。
ガーベラ記念日が4月18日になったのには3つの理由があります。
1つ目は、日本で「ガーベラ」と名称が登録されたのが、1958年の4月だったこと。2つ目は4月はガーベラの出荷最盛期で、旬のガーベラを楽しんでもらうことができる時期であること。
そして3つ目は「418(よいはな)」の語呂合わせで4月18日になったからという理由です。
花屋さんではガーベラ記念日にちなんで、4月18日にガーベラを多く取り揃えているお店が多いです。
ガーベラのおすすめのギフトシーン

ガーベラはプレゼントによく贈られる花ですが、その中でもおすすめのギフトシーンを紹介します。
4月~6月に一番の旬を迎えるガーベラは、卒業、入学祝いに特におすすめしたい花です。可愛らしくポップな印象から子供用の花束にもよく使用され、子供から大人まで幅広く人気があります。
- 卒業・入学祝い
- 結婚祝い
- 誕生日
卒業・入学祝い
ガーベラのおすすめのギフトシーンは卒業、入学祝いです。特に卒業式は花がよく贈られる場面で、卒業生やお世話になった先生へ感謝の気持ちを込めて贈ります。
卒業式では、花1輪をシンプルにラッピングしたものを贈ることが多いですが、その際もガーベラがおすすめです。1輪でも絵になり、華やかさがあります。
入学祝いの際にも「希望」「常に前進」のポジティブな花言葉があるガーベラはおすすめです。ぜひ卒業・入学祝いの花ギフトにはガーベラを取り入れてみてくださいね。
結婚祝い
結婚祝いにもガーベラがおすすめです。
白のガーベラはウェディングでよく使われており、結婚祝いにウェディングブーケのように白のガーベラを使った花束にするのも素敵です。白のガーベラをメインにして、ポイントでピンクや水色などを入れると華やかさが出ます。
また、ガーベラは色の種類が豊富なので、パステルカラーで優しい雰囲気にしたり、ビビットカラーで明るいイメージでまとめたりと表現の幅が利きます。
豊富な色の種類から、相手のイメージに合うものをチョイスしてみましょう。
誕生日
元気で明るいイメージのガーベラは誕生日のお祝いにもぴったりです。
花ギフトは、ガーベラをメインにした花束や、器に入ってそのまま飾ることができるアレンジメントのタイプもあります。
アレンジメントにガーベラを入れることもでき、お家で飾る際は花瓶を必要としないので、便利で手軽に飾りやすい花ギフトです。
また、花束と花瓶をセットで贈るのもおすすめです。贈るブーケのサイズに合わせた花瓶を贈ることで、お家で飾る際も花瓶に悩むことなく、その後も花を飾る際には使うことができます。
ガーベラの咲き方の種類

品種が多いガーベラは、咲き方の種類も豊富です。
一重咲き | 一般的なスタンダードな咲き方。 |
半八重咲き(セミダブル) | 花の中心部に細かい花びらが重なるようにして咲いている。 |
八重咲き(フルダブル) | 半八重咲きより花びらの枚数が多いボリューム感のある咲き方。 |
スパイダー咲き | 先が尖がった細い花びらが特徴的な咲き方。 |
カール咲き | 細く少し反り返りながらカールした花びらが特徴の咲き方。 |
ポンポン咲き | 八重咲きと似ていて、細かい花びらが多く、横から見ると厚みのある咲き方。 |
少し珍しい咲き方なのが、スパイダー咲きやカール咲きです。一般的にイメージする一重咲きのガーベラとは全く印象が異なります。
「これガーベラ?」と人によっては疑問に思う方もいるかもしれません。個性的な形をしていて、とても目を引きます。現在では花屋さんでよく販売されているので、気になる方はぜひ花屋さんを覗いてみてくださいね。
おすすめの咲き方:八重咲き

ガーベラの咲き方の種類でおすすめしたいのは「八重咲き」です。
八重咲きのガーベラのおすすめポイントは、一般的な一重咲きのガーベラよりも華やかでボリューム感があること、色のグラデーションを楽しめるおしゃれな色が多いところです。
花びらの枚数が多いので、中心の花びらと外側の花びらの色が違っているものは、美しいグラデーションカラーになります。八重咲きならではの色の美しさが魅力的です。
おすすめの咲き方:カール咲き

八重咲きともうひとつおすすめしたいのは「カール咲き」です。その名の通り花びらがカールしたタイプのガーベラで、特徴的な咲き方をしています。
「少し個性的な花をブーケに入れたい」「珍しい花を使いたい」といったときにおすすめです。
カール咲きで代表的な品種が「パスタ」シリーズと呼ばれるものです。よじれてカールした花びらがパスタのフィットチーネと似ていることから名付けられました。
大輪サイズのものがほとんどで、淡いアプリコットピンクの「パスタ・ロサート」クリーム色の「パスタ・カルボナーラ」といった品種が代表的です。
ガーベラを長く楽しむコツ
「ガーベラは長持ちしない」「すぐしょんぼりしてしまう」といったイメージがある人も多いかもしれません。筆者が以前花屋に勤めていた際に、お客さんからよく言われていた言葉です。
しかし、ガーベラはお手入れに少し気を付ければ、決して日持ちが悪い花ではありません。ガーベラの管理のポイントを押さえれば、長く楽しむことができる花なので、ぜひチェックしてみてください。
- 花瓶のお水は少なめに、毎日交換する
- 直射日光の当たらない涼しい場所に置く
- 茎が固い、花首部分の茎がしっかりしているものを選ぶ
花瓶のお水は少なめに、毎日交換する

ガーベラを花瓶に生ける際は、茎の1/3~1/4程度水に浸かるように、水の量は少なめで飾ります。
ガーベラは茎の水分量が多いため、花瓶の水の量を多くしていると腐りやすくなります。また、茎に産毛があり、水を濁らせやすくすることが、茎が傷みやすい原因です。
水が濁りやすいので、こまめな水の交換は必須となります。なるべく毎日交換し、切花の栄養剤を使用した場合は、必要に応じたタイミングで交換しましょう。(種類によりますが2~3日交換しなくて良い場合があります)
ガーベラが日持ちしない原因には、水の管理が影響していることが多いです。汚れた水に浸かっていると、日持ちしなくなってしまうので、水の管理が大事なポイントとなります。
茎からばい菌が入らないように、清潔な花瓶、清潔なハサミを使用することも大切です。
直射日光の当たらない涼しい場所に置く
ガーベラを飾る際は、直射日光に当たらないなるべく涼しいところに置くのが良いです。これは切花全般に共通していることです。
「花だから日光に当ててあげた方が良い」と思う方もいるかもしれませんが、切花は鉢植えの植物と違って、日光に当てると早く枯れてしまいます。
さらに日光が当たることで周りの気温や水温が高くなり、枯れるのが早まります。花の呼吸量が多くなってしまうことも影響しています。
花の日持ちには温度も大きく関わっており、ガーベラを飾る際は、置き場所も重要なので、注意するようにしましょう。
茎が固い、花首部分の茎がしっかりしているものを選ぶ
お店でガーベラを選んで購入する際は、茎が太く、花首部分の茎が細くなっていないものを選ぶのがポイントです。
茎が細い、もしくは柔らかさのあるものは、飾っていると茎から元気がなくなって折れ曲がり、花もダメになってしまうケースがあります。
茎が固く、太いものは、茎から傷んでしまう可能性が低いので、長持ちする傾向にあります。ガーベラを選ぶ際は、茎をチェックすると良いでしょう。
まとめ
ガーベラの花言葉について解説しました。ガーベラの花言葉は「希望」「常に前進」といったポジティブな意味があります。
色の種類が多いことから、色ごとに決められた花言葉があり、本数ごとの花言葉もあります。
バラのように本数ごとに花言葉が決められている花はそう多くないため、それほど人々に親しまれてきた歴史がある花といえるでしょう。
4月~6月に最盛期を迎えるガーベラは、卒業・入学祝いにおすすめの花です。春の時期のギフトには、ぜひガーベラを取り入れてみてくださいね。