物名 | ホマロメナ・カモフラージュ |
学名 | Homalomena wallisii 'camouflage' |
英名 | Homalomena wallisii 'camouflage' |
科目/属性 | サトイモ科ホマロメナ属 |
原産地 | 熱帯アジア |
日当たり | 屋内のレースカーテン越しの光 |
温度 | 最低10℃以上をキープ |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:土の表面が乾いたら(水苔の場合は、完全に乾燥しないように霧吹き) 秋冬:土に表面が乾いて2~3日後(水苔の場合は、完全に乾燥しないように霧吹き) |
肥料 | 緩効性肥料、液体肥料 |
剪定時期 | 5月~9月 |
ホマロメナ・カモフラージュの特徴
ホマロメナ・カモフラージュは、迷彩柄の葉がおしゃれなサトイモ科の観葉植物です。新葉は明るく、徐々にダークグリーンに変化していきます。
迷彩柄も注目ですが、葉色のコントラストもインテリアグリーンとして楽しめるでしょう。
ホマロメナ・カモフラージュは熱帯アジア原産の植物で、高温多湿の環境を好みます。そのため、育てる際は70%程度の湿度を保つと、より美しい葉を維持できます。
透明なガラスケースや衣装ケースなどを利用して、湿度を維持すると管理がしやすいです。ただし、風通しも重要なので、密閉したままにしないようにしてください。
年間を通して、室内のレースカーテン越しの明るさで管理してください。冬の寒さには弱いので、なるべく暖かい室内で育てると安心です。
ホマロメナ・カモフラージュの花言葉
ホマロメナ・カモフラージュの花言葉は「壮大な美」「華やかな明るさ」です。おしゃれな迷彩柄の葉が由来だと考えられます。
「壮大な美」「華やかな明るさ」の花言葉は、誕生日祝いや開店祝いなどにおすすめです。また、花言葉「壮大な美」は、パートナーや恋人にプレゼントする際に伝えると、きっと喜んでくれるでしょう。
おしゃれなインテリアグリーンを探している方にも喜ばれます。ぜひ花言葉を添えて、プレゼントしてみてください。
ホマロメナ・カモフラージュの風水
ホマロメナ・カモフラージュは、「金運」「仕事運」を高める風水効果を持つとされています。風水では楕円形の葉は小判に例えられ、金運に効果的とされるそうです。
さらに、上向きに成長するホマロメナ・カモフラージュは陽の気を発しているとされています。ポジティブな考え方や行動に良い影響を与えてくれるでしょう。
金運を高めたい方は、お金と関係のある西や北の方角に飾ると、よりよい風水効果が得られるかもしれません。仕事運を高めたい方は、書斎やオフィスにインテリアグリーンとして飾ってみてください。
ただし、ホマロメナ・カモフラージュを飾るだけでは十分な風水効果は得られません。置く場所を整理整頓して、日頃から丁寧に育ててあげることが重要です。
風水を考えて飾る方は、観葉植物をお部屋やオフィスに飾る方は、置き場所に悩みませんか。「観葉植物の風水」の記事も確認すると、きっと悩みも解決するでしょう。
ホマロメナ・カモフラージュの育て方

おしゃれですが育てるのが難しそうな印象があるホマロメナ・カモフラージュですが、ポイントさえ押さえれば、実は育てやすい植物です。
ポイントは、以下の5つです。
- 置き場所と日当たり
- 温度
- 水やりの頻度
- 肥料
- 剪定方法
置き場所と日当たり
ホマロメナ・カモフラージュはレースカーテン越しの日光や明るい日陰を好みます。直射日光に当たると、葉のしおれや葉焼けの原因になる点には注意してください。
しかし、ほとんど日光が入らないような暗すぎる場所では生育できません。葉色が薄くなったり、迷彩柄の斑がはっきりしなかったりする姿になりやすいです。
1年を通して、基本的に室内の明るい環境で育ててください。乾燥に弱い性質があるため、冷暖房が当たらない場所に置くことも重要です。
夏や冬にエアコンを付ける場合は、直接当たらないように気を付けましょう。
温度
ホマロメナ・カモフラージュは寒さに弱い植物です。最低10℃以上をキープして育ててください。生育適温は15~25℃なので、なるべく15℃以上を保つと冬でも美しい葉を維持しやすいです。
熱帯地域原産の植物であるため、暑さに強い印象がありますが、35℃を超える高温は枯れる原因になります。特に風通しがない場合は、30℃でも蒸れによって根腐れすることもあるので、注意してください。
夏は温度と風通しに注意して育てましょう。
水やりの頻度
ホマロメナ・カモフラージュの水やりを季節別に大まかに紹介します。
- 春夏:土の表面が乾いたら(水苔の場合は、完全に乾燥しないように霧吹き)
- 秋冬:土の表面が乾いてから2~3日後(水苔の場合は、完全に乾燥しないように霧吹き)
春夏は、土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れるくらいにしっかり行ってください。水苔で育てている場合は、水苔がカラカラに乾燥しないように、霧吹きで水分を維持することが重要です。
多湿を好む植物なので、乾燥させないようにしましょう。ただし、受け皿に溜まる水は、こまめに捨ててください。
滞留している水は、ホマロメナ・カモフラージュの根腐れを引き起こします。水を多く与えるのではなく、湿度の高い環境を作ってあげることがポイントです。
気温が下がる秋から徐々に水やりや霧吹きの間隔を開けます。ホマロメナ・カモフラージュは15℃以下の気温になると、生育が緩慢になります。
手で土や水苔を触って、どのくらい湿っているかを確認するとよいでしょう。冬の水やりは、気温の高い時間帯に常温または35℃程度の温いお湯で与えると、根に負担がかかりません。
もし、生育期の水やりタイミングが掴めない場合は、水やりチェッカーを使うとパッと一目でわかります。以下の水やりチェッカーは、水苔でも使用できますので、水苔栽培の方にもおすすめです。
[https://andplants.jp/products/watering_checker_sustee_large_single]肥料
ホマロメナ・カモフラージュは、肥料分の少ない環境に自生している植物です。そのため、基本的に肥料は与えなくとも、元気に育ちます。
もし早く大きく育てたい場合は、春~夏にかけて月に1回のペースで、水に薄めた液肥を水やりや霧吹きで与えてください。置き肥タイプの緩効性肥料であれば、生育期の春~夏に1粒程度で十分です。
筆者は、ウンベラータやモンステラに与える量やペースで肥料を与えていたら、根を傷めてしまった経験があります。薄めた液肥であっても、肥料の与えすぎは根を傷めるため、与えるペースや時期はしっかり守ってください。
ホマロメナ・カモフラージュに肥料を与えるのが不安な場合は、「evo 植物が元気になる水」のような活力剤を与えると、根傷みさせずに元気に育ちやすいです。
[https://andplants.jp/products/evo_grawwell_plantwater]剪定方法
ホマロメナ・カモフラージュの剪定時期は5月~9月です。枯れたり黄色くなったりした下葉を切り戻します。
ホマロメナ・カモフラージュは、株の中心部から葉が次々に出てくる植物です。そのため、古い葉を株元から取り外すように剪定してください。
古い下葉は、葉柄を左右に優しく引っ張るようにしても取り除くことはできます。しかし、元気な葉を強く引っ張ると株を傷めることもあるので、基本的に剪定ハサミを使ってください。
残った葉柄部分は、自然に枯れてポロっと取れるようになります。
[https://andplants.jp/products/sakagen-flower-shears]ホマロメナ・カモフラージュの増やし方

ホマロメナ・カモフラージュは株の周囲に子株が出てくる植物です。生育期の春~夏に株分けで増やします
子株の葉が3~5枚程度なったら、根を傷めないように優しく株分けしてください。子株が小さければ小さいほど、根も細く繊細です。
株分けする際に、根が折れないように慎重に行ってください。株分け後は根が乾燥しないように、素早く植え替えをしましょう。
植え替える土は、水はけのよい観葉植物の土、または水苔を使いましょう。根腐れやコバエの発生が心配な方は、水苔での植え替えが安心です。
肥料を多く必要とせず、高湿度を好むホマロメナ・カモフラージュにとって、水苔の環境は、植え替え後の生育に良い影響を与えてくれます。
ホマロメナ・カモフラージュのよくあるトラブルと対処法

湿度を維持できるようになると育てやすいホマロメナ・カモフラージュですが、トラブルも存在します。
ここではトラブルが起きたときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。
主なトラブルは以下の3つです。
- 根腐れ
- 根詰まり
- 葉焼け
それぞれ詳しく見ていきましょう。
根腐れ
根腐れでは、以下の症状が見られます。
- 水をあげても元気にならない
- 葉が落ちやすい
- 葉が茶色・黄色に変色している
- 茎や茎の根元が柔らかい
- 土や水苔から腐敗臭がする
- 土や水苔の表面にカビが生えている
- 根が黒く変色している
根腐れは、土や水苔の中の酸素濃度が低下して細菌叢が変化し、有機物の腐敗が進むことで有害なアンモニアが発生し、土壌環境が悪くなることで発症します。
また、常に土が湿っている状況では根が呼吸することができず、細胞が死んでしまいます。
これが原因で、根から水を吸い上げることができなくなり、植物体に水を供給することができなくなることで死んでしまう現象です。
受け皿に水を溜めていると、常に土や水苔が湿りすぎてしまうので、注意してください。
根腐れの対処法は以下の通りです。
- 鉢から植物を抜き、悪い土や水苔を落として水はけのよい土や新しい水苔に交換する
- 根の傷んでいる部分、腐っている部分をカットする
- 殺菌剤に浸す
- 発根剤を与えてみる
- 傷んだ葉を取り除く
- 枯れた茎や葉を切り取る
根腐れが起こった場合は、鉢を入れ替えて土や水苔の環境を変えることが大切です。傷んでしまった根は取り除き、健康な状態が取り戻せるような環境を作りましょう。
土栽培する場合は、有害物質の吸着に効果的な珪酸塩白土・ゼオライトなどを用土に混ぜ込むことで、水はけ改善と根腐れを防止することができます。
水苔栽培であれば、新しい水苔で根を巻き直してください。
根腐れが起こると葉にハリがなくなり、しおれたような姿になります。重度の根腐れの場合は、茎や葉が柔らかくになり、株元が黒く腐ることも。
ホマロメナ・カモフラージュは70%程度の湿度を好むため、受け皿に水を溜める方も多いかもしれません。しかし、滞留している水は細菌が増えやすく、根腐れを引き起こす原因になるので、なるべく受け皿には水を溜めないでください。
根詰まり
根詰まりとは、鉢の中で根がいっぱいになることで起きる症状。根詰まりの症状は以下の通りです。
- 水が浸透しづらくなる
- 底から根が出てくる
- 葉が黄色くなる
- 下葉が枯れやすくなる
長年植え替えていない場合に、上記のような症状が現れます。ホマロメナ・カモフラージュは根詰まりで枯れることは滅多にありませんが、放置してしまうと生育によくありません。
根詰まりの対処法はホマロメナ・カモフラージュの植え替えをすること。
ホマロメナ・カモフラージュを現在の鉢より1つ上の大きい鉢に植え替えることで、上記の症状はほとんど解消されるでしょう。株分けを行うのもおすすめです。
植え替えや株分けを行う時期は、春~夏の成長期が適しています。生育が緩慢な秋~冬には、植え替えや株分けはしないようにしてください。
葉焼け
葉焼けでは、以下の症状が起きます。
- 葉の色素が抜けて白くなっている
- 葉の一部が茶色~黒色に枯れている
直射日光を浴びすぎると葉が傷んで「葉焼け」というトラブルが発生します。
ホマロメナ・カモフラージュは、直射日光を嫌うので、強い日差しに当たると葉焼けしやすいです。特に夏の日差しには注意してください。
葉焼けに気がついたら、早めに置き場所を移動させましょう。対処法は以下の通りです。
- 直射日光が当たっている場合はカーテンで遮光する
- 葉焼けした部分はカットする
葉焼けが起こる場合は、日光が当たりすぎている可能性が高いため、直射日光に当てないような措置を取りましょう。
また、一度焼けてしまった葉は二度と元に戻りません。傷んだ葉はカットし、新しい健康な葉が生えてくるのを待ちましょう。
葉焼けは、暗い場所から急に直射日光が当たる場所へ移動させた際にも起こるトラブルです。「暗いお部屋で徒長したから、直射日光の当たる窓際に移動したら葉焼けした」といった例はよくあります。
日頃から直射日光や明るさには注意しておくと安心です。筆者は植物用LEDでも観葉植物を管理していますが、植物用LEDは種類によって光の強さが異なります。
また、観葉植物の品種によって好む明るさは異なるので、葉焼けしないかどうかよく観察して、設置する距離を決めましょう。
ホマロメナ・カモフラージュの害虫トラブルと対処法

おしゃれな葉を持つホマロメナ・カモフラージュですが、害虫トラブルは存在します。
ホマロメナ・カモフラージュに発生しやすい害虫トラブルは、以下の4つです。
- ハダニ
- アブラムシ
- カイガラムシ
- コバエ
害虫によるトラブルが発生したときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。
ハダニ
ハダニの症状は以下の通りです。
- 葉にクモの巣のような糸がついている
- 葉の裏に小さな虫がついている
- 葉に斑点や傷がある
- 葉の色がかすれたように薄くなり枯れている
ハダニは繁殖力の強さと、薬剤耐性を持つ非常に厄介な害虫です。
放っておくと糸を張って大量発生する危険性もあるので、早めに対処を行いましょう。
ハダニの対処法は以下の通りです。
- 傷んだ葉はカットする
- 葉の表裏、付け根や茎も水で洗浄する
- ハダニに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
ハダニは乾燥した環境で発生しやすい害虫です。そのため、高湿度環境下で育てるホマロメナ・カモフラージュでは発生しにくいとされています。
しかし、衣装ケースやガラス瓶の中でテラリウムのように育てていない場合は、冬の乾燥によって発生することがあります。
ハダニが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン)の使用が効果的です。ただし、薬剤散布は使用回数を守らないと、美しい葉に黒点が付いたり株が弱ったりするため、注意してください。
2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
ハダニは、こまめな霧吹き・葉をふき取りきれいにすることをしっかり行えば、発生しにくいです。
常にきれいな状態を保つために、霧吹きによる葉水は必須と言えます。ハダニが発生した場合は、シャワーで優しく洗い流すなどの管理も必要です。
以下のGLORIA(グロリア)PRO5 スプレーボトルは、1度トリガーを握るだけで、2度の均一なミストを噴霧できます。おしゃれなデザインは、ホマロメナ・カモフラージュと一緒に飾っても見劣りがしません。
ワンランク上のガーデニングライフを過ごせるでしょう。
[https://andplants.jp/products/groriapro5]アブラムシ
アブラムシの症状は以下の通りです。
- 新芽が萎縮している
- 葉が縮れている
- 新芽に虫が付いている
- 葉や幹がベタベタしている
アブラムシは繁殖力が強いため短期間で増え、ウイルスを媒介する厄介な害虫です。
アブラムシの対処法は以下の通りです。
- 縮れた葉はカットする
- アブラムシを取り除く
- 伸びすぎている茎は剪定して短くする
- アブラムシに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
アブラムシが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン)を使用すると効果があります。ただし、薬剤散布は使用回数を守らないと、美しい葉に黒点が付いたり株が弱ったりするため、注意してください。
2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
カイガラムシ
カイガラムシの症状は以下の通りです。
- 貝殻のような殻を被ったり、粉状の物質で覆われたりしている虫が葉の付け根や幹についている
- 黒いカビ(すす病)が発生している
- 葉や幹がベタベタしている
カイガラムシは繁殖力の強さと薬剤耐性のある厄介な害虫です。
放っておくとホマロメナ・カモフラージュの生育が弱まり枯れる恐れもあるので、早めに対処を行いましょう。
カイガラムシの対処法は以下の通りです。
- 柔らかい布やブラシで擦り取り除く
- 茂り過ぎている枝葉は剪定して風通しをよくする
- カイガラムシに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
カイガラムシが発生したら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど)を使用するのが効果的です。ただし、薬剤散布は使用回数を守らないと、美しい葉に黒点が付いたり株が弱ったりするため、注意してください。
カイガラムシの成虫には殺虫剤が効きにくいので、幼虫の時期である5~7月に使用するとよいでしょう。
既に貝殻をかぶっている成虫は、柔らかいブラシや布で擦り取ってください。
コバエ
コバエの症状は以下の通りです。
- 土に虫が湧く
- コバエが植物の周囲を飛んでいる
コバエ自体は植物に無害ですが、観葉植物を育てるうえでは不快害虫です。
放っておくとコバエは増えていくので、早めに対処を行いましょう。
コバエの対処法は以下の通りです。
- 発酵不十分な堆肥や有機質肥料を与えることをやめる
- 土上2~3㎝を取り除き、新しい土に植え替える
- 土の表面に無機質な素材(赤玉土・鹿沼土・砂利など)を敷く
- トラップを仕掛ける
- コバエに効果のある殺虫剤を噴霧する
土栽培でホマロメナ・カモフラージュを育てている方は、コバエが発生しやすいので注意してください。高湿度を好む性質上、土が長く湿ってしまうためです。
コバエが発生したら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど)を使用するのが効果的です。ただし、薬剤散布は使用回数を守らないと、美しい葉に黒点が付いたり株が弱ったりするため、注意してください。
コバエのトラップは食器用洗剤やお酢、めんつゆなどで作ることができます。植物の近くに置いておくと、簡単にコバエを捕殺できるでしょう。
コバエは、発酵不十分な腐葉土やバーク堆肥、有機質肥料の匂いに引き寄せられます。
そのため、有機質肥料を取り除いたり土の表面に赤玉土や鹿沼土など3~5㎝程度敷き詰めたりするとコバエ発生を防ぐことが可能です。
そもそもコバエは、完熟たい肥を使用した質のよい土であれば発生率を低く抑えられます。
もし上記の対処法でもコバエがいなくならない場合は、水苔栽培に切り替えた方がよいでしょう。
ホマロメナ・カモフラージュの育て方に関してよくある質問

最後にホマロメナ・カモフラージュの育て方に関してよくある質問とその答えを以下にまとめました。
- ホマロメナ・カモフラージュにおすすめの用土は?
- ホマロメナ・カモフラージュの葉がまるまる原因は?
- ジュエルオーキッドにおすすめの土は?
- ジュエルオーキッドは水中化する?
- ジュエルオーキッドが徒長した時はどうしたらいい?
それでは具体的に見ていきましょう。
ホマロメナ・カモフラージュにおすすめの用土は?
ホマロメナ・カモフラージュにおすすめの用土は、水苔です。水はけのよい観葉植物の土でも育てることはできますが、湿度管理や病害虫の点から、水苔の利用をおすすめします。
水苔には、水苔酸によるイオンの影響で、土よりも根腐れしにくいためです。初めて育てる方は、特に水苔で育てると良いでしょう。
もし、土栽培でホマロメナ・カモフラージュを育てたい場合は、「AND PLANTS SOIL」がおすすめです。植物の生育に適した乾きやすさと育てやすい保湿性を両立しているため、ホマロメナ・カモフラージュにも使いやすい土です。
殺菌効果のある原料も使っているので、虫が苦手な方も安心して使用できます。虫に悩むことが少ない室内ガーデニングを楽しみましょう。
[https://andplants.jp/products/andplantssoil-25l]ホマロメナ・カモフラージュの葉がまるまる原因は?
葉がまるまる原因は、「湿度不足」「寒さ」が考えられます。
冬以外にホマロメナ・カモフラージュの葉がまるまるのであれば、湿度不足である場合が多いです。こまめに霧吹きをしたり、加湿器で湿度を調整しましょう。
衣装ケースやガラスケースなどに入れて霧吹きすると、翌日には葉がピンと元に戻ることもあります。ただし、衣装ケースやガラスケース内は風通しがないため、蒸れに注意してください。
冬は寒さと乾燥に注意する季節です。どちらも葉がまるまる原因なので、できるだけ暖かく70%程度の湿度が維持できる環境で管理しましょう。
ホマロメナ・カモフラージュは水中でも育つ?
水中では育ちません。ホマロメナ・カモフラージュの葉は水中化しないためです。
水中化とは、アクアリウムの水中内で利用する植物に現れる変化です。水上で展開する葉を、水中にレイアウトすることで、水中に適した新しい葉を展開する現象を「水中化」と言います。
環境の変化に適した葉が出てくる点では、土栽培と水栽培の根の変化に近いと言えるでしょう。
ホマロメナ・カモフラージュは多湿環境を好むため、テラリウムやアクアリウム、ビバリウムなどに利用されることが多いですが、水中化はしません。そのため、水中内に植えないようにしてください。
ホマロメナ・カモフラージュが枯れる原因は?
ホマロメナ・カモフラージュが枯れる原因は、「寒さ」「日当たり」「根傷み」が考えられます。
ホマロメナ・カモフラージュは寒さに弱い植物です。10℃以下の寒さに当たり始めると、徐々に葉が枯れていきます。
冬はなるべく暖かい室内で管理してください。明るい日陰であれば生育しますが、まったく日光が差し込まない場所では、葉が黄色く枯れ始めます。
水のやりすぎ(やらなすぎ)や根詰まりによって根が傷むと、葉先から枯れることがあります。水やりや植え替えは適切に行いましょう。
育てる環境に注意して異変を感じたら、温度や水やり、湿度、明るさなどを見直してください。
ホマロメナ・カモフラージュのまとめ
ホマロメナ・カモフラージュは、70%程度の湿度を維持できる環境であれば、一年を通しておしゃれな葉を楽しめます。乾燥しやすい冬は、霧吹きや加湿器で湿度を高めて管理しましょう。
「壮大な美」「華やかな明るさ」は、誕生日祝いや開店祝いなどに贈る花言葉におすすめです。金運や仕事運を高めるとされている風水効果は、多くの方に喜んでもらえるでしょう。
ホマロメナには多くの品種がありますが、その中でも育てやすいカモフラージュは、初めて育てる方にもおすすめです。育てやすくてインテリア性の高い植物を探している方は、ぜひ育ててみてください。
[https://andplants.jp/collections/homalomenacamouflage]