周年祝いに贈る観葉植物｜おすすめと選び方

1周年や10周年と、節目となる年・記念日にお祝いをする周年祝い。プレゼントを贈ろうと考えている方もいると思いますが、どんなものが喜ばれるか、選ぶのが難しいですよね。

一緒に過ごす家族や恋人、いつもお世話になっている会社やお店の人と、周年祝いにはさまざまなシチュエーションがあります。定番なお花を贈るのもいいですが、長く観賞して楽しんでもらうなら、観葉植物がおすすめです。部屋のインテリアになり、すくすくと育っていく姿も楽しめます。

今回は周年祝いにおすすめの観葉植物を紹介します。さらに、プレゼントとしての適切な選び方や、贈るときの注意点についても詳しく解説します。

この記事では6種類の観葉植物を紹介しますが、筆者個人的には、置く場所が確保できれば樹木タイプのものが上品な贈り物になると思います。中でもオリーブの木は、花言葉・たたずまい・雰囲気が良くておすすめです。

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↑こちらでは周年祝いにおすすめの観葉植物を商品一覧でまとめているので、併せてご覧ください。

周年祝いに観葉植物を贈るのは大丈夫？

周年祝いに観葉植物を贈って大丈夫なのか、迷惑にならないのかなど、不安や抵抗感がある方もいると思います。

「プレゼントとしては少し変わったもの」と感じることもあると思いますが、最近では誕生日や開店祝いなどのプレゼントとして人気です。

観葉植物は花束とは違い、インテリア性が高くて鉢植えで長く観賞ができ、記念樹として一生に残るプレゼントになります。育て方が簡単なものを選べば、相手の方の負担とはならずケアを楽しんでもらうことができ、植物が生長していく姿に喜びを感じてもらえます。

さらに観葉植物には花言葉があり、ふさわしい意味を選んで贈れば、ささやかなメッセージとなり大いに喜ばれるプレゼントにもなりますよ。

大事なことは、相手の方を想った心遣いです。それでも不安が残る場合は、思い切って相手に贈っても大丈夫か聞いてしまうのがよいかもしれません。

【大型】周年祝いにおすすめの観葉植物

観葉植物は種類がたくさんあり、品種や個体によって大きさ・生長スピードが違います。鉢の大きさも変わってくるので、サイズによって持ち運び具合や置き場所が変わる場合も。

今回は、比較的両手で抱えるくらいまで大型に生長するものと、片手で持てるぐらいまでにしか生長しない小型の観葉植物ごとに分けて解説します。

まずは、大型に生長する観葉植物を3つ紹介します。

①ユーカリ・ポポラス｜「思い出」の花言葉がぴったり

日当たり	日当たりのよい置き場所
温度	最低0℃以上をキープする
耐寒性	弱い
耐暑性	強い
水やり	春夏：土の表面が乾いてから 秋冬：土の中が乾いてから2〜3日後

風に吹かれると、まん丸の銀葉がゆらゆらと揺れ、爽やかな香りをただよわせるユーカリポポラス。地面から真っ直ぐと生長した幹からは、枝葉が枝垂れるように伸び、ふわりとした優しい雰囲気を演出します。成木になるにつれ、葉は次第に楕円形に変化する姿を楽しめる魅力もあります。

「新生」「再生」「思い出」「永遠の幸せ」といった花言葉をもつユーカリ・ポポラス。会社・お店の方や恋人に捧げられるメッセージになり、「新しい一年」という意味を込めて、プレゼントするのもいいですね。

また、風水では良縁を引き寄せる効果があり「気の入り口」といわれる玄関に飾ると、さらに効果を高めてくれるといわれることも。

オーストラリア東部の乾燥地帯に自生するユーカリポポラスは、過湿な環境を嫌い日当たりが良い場所でよく生長します。土が乾燥気味になるように水やりするのがベストです。

ただし寒暖差の激しい場所では、葉の色が悪くなったり、株が枯れたりする場合も。夏は高温にならないように日除けを、冬は毛布で鉢を巻くなどして夏越し・冬越しをしましょう。

[https://andplants.jp/collections/eucalypopulus] ユーカリ・ポポラスの育て方はこちら

②オリーブの木｜屋外でも育てやすい

日当たり	日当たりのよい置き場所
温度	マイナス3〜5℃まで耐えられる
耐寒性	強い
耐暑性	強い
水やり	春夏：土の表面が乾いてからたっぷりと 秋冬：土の表面が乾いてから2～3日後にたっぷりと

ギリシャなどヨーロッパで「平和の象徴」とも呼ばれるオリーブの木は、真っ直ぐ空へ伸びたスリムな銀葉が、軽やかで美しい樹木。玄関に飾ると幸せを運ぶともいわれるため、縁起が良い木として昔から親しまれています。

「平和」「安らぎ」「知恵」「勝利」の花言葉をもつオリーブの木は、風水では邪気を払うといわれており、良い運気をもたらす効果があるとされています。

地中海沿岸部に自生するオリーブは、乾燥した暖かい場所が大好きです。湿気がこもるような場所では、根腐れしやすく枯れてしまう場合も。できるだけ土を乾かし、風が通る場所に置きましょう。

[https://andplants.jp/collections/olive] オリーブの木の育て方はこちら

③フランスゴムの木｜部屋のシンボルツリーにもなる

日当たり	日当たりのよい置き場所
温度	最低10℃以上をキープする
耐寒性	強い
耐暑性	強い
水やり	春夏：土の表面が乾いてから 秋冬：土の中が乾いてから2〜3日後

地面からなめらかな曲線を描くようにベージュ色の幹が伸び、楕円形の小さな濃緑の葉が互い違いに展開するフランスゴムの木。たたずまいが美しく、葉が四方八方へ伸びる姿は、まるでチョウが舞うようです。インテリア性が高く、印象ある部屋づくりにおすすめです。

フランスゴムの木は「永遠の幸せ」の花言葉があり、家族・恋人・友人に贈るメッセージになります。風水では「リラックス効果」「恋愛運」「金運」などさまざまな効果があるといわれることも。相手の方を気遣ったあたたかみのあるプレゼントになりますよ。

オーストラリア東部の沿岸部に自生するフランスゴムの木は、岩がゴツゴツとした場所で育ち、潮風にも負けない生命力があります。ある程度湿った場所を好みますが、乾燥にも強いので土の中がカラカラに乾いても大丈夫です。

ただし、生長期に水が不足すると新葉が出にくくなったり、小さくなったりするので水切れには注意しましょう。

[https://andplants.jp/collections/ficusrubiginosa] フランスゴムの木の育て方はこちら

【小型】周年祝いにおすすめの観葉植物

次に小型の観葉植物を3つ紹介します。

①ストロマンテ・トリオスター｜温かみある色合いが印象的

日当たり	明るい日陰になる場所
温度	最低10℃以上をキープする
耐寒性	やや弱い
耐暑性	強い
水やり	春夏秋：土の表面が乾いてから 冬：土の中が乾いてから

緑の葉の表面に白い斑がまだらに入り、裏面が赤紫色になるストロマンテ・トリオスター。トリカラーの葉はトロピカル感もありつつ落ち着いた雰囲気もあり、大人感ある上品さです。背が小さくても存在感があるため、プレゼントとしても個性があります。

「強い気持ち」や「あたたかい心」の花言葉をもつストロマンテ・トリオスターは、風水において恋愛運と出会い運をつかさどります。恋人との周年祝いのプレゼントとして贈るのにもふさわしい観葉植物ですね。

ブラジルなど南アメリカを原産とするストロマンテ・トリオスターは、オジギソウやネムノキのように、夜になると葉が上向きに閉じる「睡眠運動」をします。暑さによって、体内の水分が蒸発するのを防ぐために行うようです。そのユニークな特徴は見ていても飽きませんね。

陽の光が強いと美しい葉が丸まってしまうので、カーテンやブラインドで遮光した明るい場所で管理します。

[https://andplants.jp/collections/stromanthetriostar] ストロマンテ・トリオスターの育て方はこちら

②ザミオクルカス・ザミフォーリア｜シルエットの美しい植物

日当たり	日当たりのよい置き場所（直射日光は避ける）
温度	最低10℃以上をキープする（15℃を切ってきたら屋内に取り入れる）
耐寒性	やや弱い
耐暑性	やや強い
水やり	春夏：土の表面が乾いたら 秋冬：土の表面が乾いてから3〜4日後

葉や地中にあるイモのような根（塊根）にたくさんの水分を含み、水切れで枯れにくく、生命力が強いザミオクルカス・ザミフォーリア。一本の太い茎から、厚みのある葉が一直線上で連なるように展開する姿がクールで、シルエットの美しい観葉植物です。

ザミオクルカス・ザミフォーリアの花言葉は「輝く未来」。空に向かって高く伸びる姿と、光沢のあるつややかな葉が、きらびやかな未来を連想させるようです。

また、風水では金運と仕事運を向上させるパワーがあり、中国では「金銭樹」と呼ばれることも。会社やお店を経営している方の周年祝いの贈り物になります。

東アフリカやタンザニアを原産とするザミオクルカス・ザミフォーリアは、暑さや乾燥にとても強い観葉植物です。オフィスのデスクやお店のカウンターに置いても枯れにくく、管理がしやすいです。

さらに寒さにも耐性があり、氷点下4℃までなら枯れることがあまりありません。ただし、暖かい場所で育てると生育がいいので、できるだけ強い寒さにさらさないようにしましょう。水はけが悪いと根腐れしやすいので、赤玉土やヤシ繊維の土で排水性・通気性をよくしてから贈り物として渡すとよいかもしれません。

[https://andplants.jp/collections/zamioculcas] ザミオクルカスの育て方はこちら

③カラテア・オービフォリア｜日当たりの悪い場所でもOK

日当たり	明るい日陰
温度	最低10℃以上をキープする
耐寒性	やや弱い
耐暑性	強い
水やり	春夏：土の表面が乾いたら 秋冬：土の表面が乾いてから2〜3日後

鮮やかな黄緑色の葉にシルバーの模様が入るカラテア・オービフォリア。葉の柄が個性的でインテリア性の高い観葉植物です。つややかで輝くようなたたずまいは部屋に清潔感をもたらし、清々しい気分にもなります。日陰に耐性があるので、屋内の日当たりの悪い場所でも枯れずに育ちます。

「飛躍」「強い気持ち」「あたたかい心」の花言葉が当てられたカラテア・オービフォリア。恋愛運と仕事運を上げ、ポジティブな気持ちにさせる風水効果があるようです。さらに、丸い葉の形によってリラックス効果や人間関係を良好にするパワーも。

起業や飛躍をした記念として、お祝いのギフトとして贈るのもいいかもしれませんね。

ボリビアを原産とするカラテアは、日陰になる場所に自生し、高温多湿な環境を好みます。寒さや乾燥、さらには直射日光にも弱いので、カーテンで遮光した半日陰になるような場所に置くように伝えましょう。

鉢の中が湿った状態で高温になると、根腐れを起こして枯れてしまうので、排水性と保水性の良い土を使うといいです。

[https://andplants.jp/collections/calatheaorbifolia-tableplants] カラテア・オービフォリアの育て方はこちら

周年祝いのプレゼントにはドライフラワーもおすすめ

周年祝いのプレゼントは観葉植物や生花だけでなく、ドライフラワーのブーケも人気です。

生花は加工をした花ではないので、本来の鮮やかさや香りが楽しめますが、基本的にその日限りが多いです。

しかし、ドライフラワーはみずみずしい質感はなくなりますが、プレゼントを渡した後でもしおれることがなく、何年も部屋のインテリアとして長く残ります。

また、水分がほぼ含まれていないので生花に比べてとても軽く、大きな花束でも持ち運びにあまり負担がかかりません。

[https://andplants.jp/collections/dryflowers]

周年祝いに贈る観葉植物の選び方

何を基準に観葉植物を選んだらいいのかわからないときは、以下3つのポイントを意識してみると、相手の方はきっと喜んでくれますよ。

このあと、それぞれの詳しい選び方について解説します。

花言葉や風水効果で選ぶ

観葉植物を選ぶときは、葉の色や形、樹形、サイズなど見た目ばかりに注目しがちですが、花言葉や風水に着目してみるのもおすすめです。

観葉植物には、「平和」「輝かしい未来」「新生」など美しい花言葉があります。

事前に花言葉を調べておけば、家族や恋人・上司や同僚に適したメッセージ性のある素敵なプレゼントになります。

また、生きている観葉植物を室内に飾ることで、風水を手軽に取り入れられて運気を良くすることができるともいわれています。パワーストーンより高い効果が得られるといわれることも。

日本でも昔からナンテンの木やヒイラギの木などが、縁起のある庭木として玄関に植えられてきました。今でも風水として残り、庭づくりのときは、鬼（邪気）が入ってこないようにと、鬼門となる北東の方向に、植えたり置いたりします。

観葉植物も種類によって邪気払い・金運・繁栄などさまざまなパワーをもっているので、1つの意味合いを込めて周年祝いのプレゼントとして贈るのもいいかもしれませんね。

関連記事：観葉植物の風水｜場所と効果別のおすすめ

相手のイメージにあったものを選ぶ

観葉植物選びに悩んでしまったときは、相手のイメージを思い浮かべて決めるのもおすすめです。

パッと自然に感じる相手の方の第一印象やオーラ、さらには性格・服装・好みなどから連想させるといいかもしれません。

ここで深く悩んでしまうとさらに複雑になり、観葉植物選びが難しくなってしまう場合もあるので、最初に思い浮かべたイメージで決めるといいですよ。

部屋の雰囲気にあったものを選ぶ

葉の色や形、株の大きさやたたずまいなど、種類や品種によってさまざまな違いがある観葉植物。インテリアのスタイルや部屋の雰囲気にあわせて選ぶと、プレゼントとして喜ばれるものになりますよ。

相手の方の家・お店・オフィスのインテリアのテイストや雰囲気をチェックしておき、それにあわせて決めましょう。プラスでふさわしい花言葉や風水効果のある観葉植物を選べると、さらにセンスあるプレゼントになります。

観葉植物は1つあるだけで部屋がより印象深く見え、ナチュラルでスタイリッシュなおしゃれなインテリアにもなります。

贈るときは植木鉢のデザインにもこだわって、観葉植物の色や大きさなどによく似合うものを選んでくださいね。

周年祝いに観葉植物を贈るときの注意点

どんなプレゼントでも、相手のことを想った気遣いが大切です。周年祝いにおいても、注意するべき点がありますよ。

ここでは、周年祝いのプレゼントに観葉植物を贈るときの注意点を以下2つ解説します。

部屋の広さを確認する

観葉植物には、さまざまな大きさのものがあります。プレゼントを贈る相手の家・お店・オフィスのスペースや置き場所を確認してから、観葉植物のサイズを選びましょう。

観葉植物が大き過ぎると迷惑になる場合もあります。 反対に、小さ過ぎても寂しく見える可能性も。鉢の大きさが、3〜7号サイズ（直径9〜21cm）の植物を選ぶのがおすすめです。

大きくも小さくもなく、スペースを余分に取ってしまう心配が少ない植物を選びましょう。

基本的な育て方を教える

暑さや寒さ、乾燥や過湿と、それぞれの耐性が種類や品種によって違う観葉植物。ケアの仕方を間違えると株が弱り、環境の変化によってはすぐに枯れる可能性もあります。

プレゼントとして観葉植物を贈るときは、育て方がシンプルで手間があまりかからないものを選び、その管理方法を相手の方に教えてあげましょう。

夏越し・冬越し対策が要らないもの・水切れを起こしにくいもの・日陰でも育つものなどなら、初心者でも育てやすく枯らしにくいです。季節ごとに肥料を与える必要がある植物や、生長が早くて毎年植え替えや剪定（せんてい）をおこなう植物は、管理の難易度も上がります。

自分でわからなければ、購入時にお店の店員さんに聞いたり、インターネットで調べたりしておくといいです。

プレゼントなら、メモ書きで記すとさらにいいかもしれませんね。

まとめ

個性ある周年祝いのプレゼントになる観葉植物。たくさんの種類があって選ぶのが難しいですが、選び方の注意点やポイントを知れば、周年祝いのプレゼントとしてふさわしくて、喜ばれるものになります。

もしもどれが良いか迷ってしまったときは、オリーブの木を選んでみてください。軽やかに伸びる銀葉や濃緑の葉が美しく、水やり手間が少なくておすすめです。

選ぶときは、観葉植物の見た目だけで判断せず、「サイズ」「育てやすさ」「花言葉」「風水効果」など、喜ばれるポイントを確認して贈ることが大切です。

またAND PLANTSでも、お祝い先に観葉植物と立て札を一緒に添えてお届けするサービスもご用意していますので、ぜひ心のこもった祝福の言葉で気持ちも一緒にお届けください。