植物名 | アマゾンオリーブ |
学名 | Syzygium cumini |
英名 | Syzygium cumini |
科目/属性 | ムラサキフトモモ科シジギウム属 |
原産地 | 東南アジア |
日当たり | 日当たりの良い置き場所 |
温度 | 最低10℃ |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから) 秋冬:手で土を触って水分を感じなくなって(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)2~3日後 |
肥料 | 緩効性肥料、液体肥料 |
剪定時期 | 5月~9月 |
AND PLANTSの人気観葉植物を下記ページにまとめました。
デスクや小窓に置けるものから、インテリアの核となる大型サイズまで揃えていますので、ぜひご覧になってみてください。
[https://andplants.jp/collections/plants]アマゾンオリーブの特徴
アマゾンオリーブは、緑色の葉と白色の幹のコントラストが美しい植物です。新芽はやや赤みがあり、成長とともに細長いグリーンの葉に変化します。
名前に「オリーブ」とありますが、モクセイ科のオリーブの木の仲間ではなく、フトモモ科のユーカリに近い植物。葉の大きさは異なりますが、葉の形が似ておりオリーブの木に似た実を付けることから名付けられています。
3~4月に、たんぽぽの綿毛のような花を咲かせて実を付けます。実や種には薬効成分があり、原産地のインドやタイ、フィリピンなどでは食用として市場に流通しているようです。
スタイリッシュな葉はインテリアグリーンとしても人気があります。寒さに気を付けて管理すれば、初めて植物をお部屋に迎える方にも育てやすいでしょう。
アマゾンオリーブの花言葉
アマゾンオリーブの花言葉は「幸福」「うれしい便り」「深い関係」です。
花言葉「幸福」「うれしい便り」は、結婚祝いや新築祝い、開店祝いなどにおすすめ。爽やかな立ち姿は、おしゃれなプレゼントとして喜ばれるでしょう。
「深い関係」は、家族や友人、恋人、パートナーへ贈る花言葉にもぴったりです。誕生日や記念日などのプレゼントに贈ってみてください。
アマゾンオリーブの風水
アマゾンオリーブには、「邪気払い」の風水効果があるとされています。風水では葉先が尖っている植物は邪気払いにも効果的とされているためです。
アマゾンオリーブの葉は柔らかいですが、葉先はシュッとしているため運気の入り口である玄関や窓際に置くと、悪い気を払ってくれるでしょう。
仕事や私生活がうまくいかないときは、アマゾンオリーブを飾ると良い運気に恵まれるかもしれません。お仕事や勉強、スポーツなど何かに集中して頑張っている方へのプレゼントにおすすめです。
ただし、お部屋に置くだけでは十分な風水効果は得られません。置く場所は整理整頓して、アマゾンオリーブをこまめに手入れして元気に育てることが重要です。
関連記事:観葉植物の風水|場所と効果別のおすすめ
アマゾンオリーブの育て方
アマゾンオリーブは、初めて植物をお部屋に迎える方にも育てやすい植物ですが、育て方にはポイントがあります。
ここでは、アマゾンオリーブの育て方について解説します。育て方のポイントを押さえて、適切に育てることができれば、美しい姿で元気に育ち続けるでしょう。
置き場所と日当たり
アマゾンオリーブは日当たりと風通しのよい環境を好みます。ただし、真夏の直射日光に当たると葉焼けしやすいため、注意が必要です。
耐陰性はありますが、ほとんど日光の光が入らないような暗すぎる場所ではうまく生育できません。葉色が悪くなったり葉が落ちたりするため、真夏を除いて日当たりの良い場所で管理してください。
強い直射日光が差し込む場合は、レースカーテン越しの柔らかい光にしてあげましょう。特に夏の直射日光には当てないように育ててください。
温度
アマゾンオリーブは、寒さに弱い植物です。最低10℃以上をキープして育ててください。
寒さに当たり続けると、葉が茶色く枯れていきます。熱帯地域が原産の植物であるため、なるべく暖かい場所で管理することが重要です。
冬の窓際は屋外と変わらないくらいに冷え込むので、窓から離れた明るい場所に置いてください。ただし、暖房の風が当たると急激な乾燥によって葉が傷みやすいです。
暖房の風が当たらず、窓から離れた暖かい場所で管理しましょう。
水やりの頻度
- 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)
- 秋冬:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから) 2~3日後
春夏の生育期には、手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)鉢底から水が流れるくらいに、しっかり水やりしてください。ただし、水のやりすぎや受け皿の溜め水は根腐れの原因になります。
水やり後は、受け皿に溜まった水はこまめに捨てることが重要です。気温の下がる秋からは土の渇き具合を見ながら、徐々に水やりを控えましょう。
冬は手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)2~3日後に水やりをします。冬は空気が乾燥するので、水やりと一緒に葉水も与えるとイキイキとした元気な葉を維持しやすいです。
もし、一年を通して水やりの頻度に困ったときは、水やりチェッカーの利用もおすすめします。
肥料
アマゾンオリーブには、生育期の5~10月に2か月に1度置き肥を置くか、水に薄めた液肥を2週間に1度のペースで水やり代わりに与えてください。冬は生育が緩慢な時期なので、肥料は与えません。
アマゾンオリーブは肥料が少なくても十分に育ちますが、葉を茂らせたり艶を出したりしたい場合は土に混ぜ込んだ元肥以外に追肥もしましょう。ただし、肥料の与えすぎは根を傷めるため、与えるペースや時期はしっかり守ってください。
剪定方法
アマゾンオリーブの剪定時期は5~9月です。傷んだり枯れたりした葉を剪定します。葉先だけ傷んでいる場合は、葉の形に合わせて剪定すると見た目に違和感がありません。
葉が出ている若い枝であれば、どこから切っても大丈夫です。節から新芽を出すため、理想の株姿をイメージして剪定しましょう。
ただし、樹木の肌のように木質化(もくしつか)した白い幹からは新芽が出にくいです。葉が出ている若い枝を中心に剪定して、樹形を整えてください。
アマゾンオリーブのよくあるトラブルと対処法
葉の緑色と白っぽい幹のコントラストがおしゃれなアマゾンオリーブですが、トラブルも存在します。
ここではトラブルが起きたときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。
根腐れ
根腐れでは、以下の症状が見られます。
- 水をあげても元気にならない
- 土がなかなか乾かない
- 葉が落ちやすい
- 葉が茶色・黄色に変色している
- 幹や幹の根元が柔らかい
- 土から腐敗臭がする
- 土の表面にカビが生えている
- 根黒く変色している
根腐れは、土の中の酸素濃度が低下して土中の細菌叢が変化し、有機物の腐敗が進むことで有害なアンモニアが発生し、土壌環境が悪くなることで発症します。
また、常に土が湿っている状況では根が呼吸することができず、細胞が死んでしまいます。
これが原因で、根から水を吸い上げることができなくなり、植物体に水を供給することができなくなることで死んでしまう現象です。
根腐れの対処法は以下の通りです。
- 鉢から植物を抜き、悪い土を落として水はけのよい土に交換する
- 根の傷んでいる部分、腐っている部分をカットする
- 少量の水を与え、風通しがよく明るい日陰で管理する
※1週間を目安に水が乾くコンディションで管理する - 発根剤を与えてみる
- 傷んだ葉を取り除く
- 枯れた枝を切り取る
根腐れが起こった場合は、鉢を入れ替えて土の環境を変えることが大切です。傷んでしまった根は取り除き、健康な状態が取り戻せるような環境を与えてあげましょう。
赤玉土・ゼオライトなどを用土に混ぜ込むことで、水はけと根腐れを防止することができます。
枝先がダメになっている場合は、生きている部分までカットし、新しい葉を出すことで回復させます。
根元から腐っている場合は、無事な部分で切り取り、挿し木にして発根させて回復させましょう。
根腐れが起こると枝が垂れ、新芽を残すために古い葉を落とす現象が見られます。重度の根腐れの場合は、新芽や枝の先から枯れることがあるので注意が必要です。
関連記事:観葉植物の根腐れ|対処法や見分け方の紹介
根詰まり
根詰まりとは、鉢の中で根がいっぱいになることで起きる症状。根詰まりの症状は以下の通りです。
- 水が浸透しづらくなる
- 底から根が出てくる
- 葉が黄色くなる
- 鉢にヒビが入る
特に春夏の成長期で一気に伸びてしまうと上記のような症状が起きてしまいます。すぐに枯れる要因にはなりませんが、放置してしまうとアマゾンオリーブに悪影響です。
対処法はアマゾンオリーブの植え替えをすること。
アマゾンオリーブを現在の鉢より1つ上の大きい鉢に植え替えることで、上記の症状はほとんど解消されるでしょう。植え替えを行う時期も春夏の成長期が最も適しています。
関連記事:観葉植物の根詰まり|症状や対処法について
葉焼け
葉焼けでは、以下の症状が起きます。
- 葉の色素が抜けて白くなっている
- 葉の一部が茶色く枯れている
強い日差しを浴びすぎると葉が傷んで「葉焼け」というトラブルが発生します。
葉焼けの症状に気がついたら、早めに置き場所を検討し直すことが必要です。
対処法は以下の通りです。
- 直射日光が当たっている場合はカーテンなどで遮光する
- 葉焼けした部分はカットする
葉焼けが起こるということは、日光が当たりすぎている可能性が高いため、直射日光に当てないような措置を取りましょう。
また、一度焼けてしまった葉は二度と元に戻りません。傷んだ葉はカットし、新しい健康な葉が生えてくるのを待ちましょう。
関連記事:観葉植物の葉焼け|原因や対処法の紹介
アマゾンオリーブの害虫トラブルと対処法
育てやすいアマゾンオリーブにも害虫トラブルは存在します。
害虫によるトラブルが発生したときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。
ハダニ
ハダニの症状は以下の通りです。
- 葉にクモの巣のような糸がついている
- 葉の裏に小さな虫がついている
- 葉に斑点や傷がある
- 葉の色がかすれたように薄くなり枯れている
ハダニは繁殖力の強さと、薬剤耐性を持つとても厄介な害虫です。
放っておくと糸を張って大量発生する危険性もあるので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 傷んだ葉はカットする
- 葉の表裏、付け根や茎も水で洗浄する
- ハダニに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
ハダニが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン)を使用するのが効果的です。
2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
そもそもハダニは、こまめな霧吹き・葉をふき取りきれいにすることを怠らなければ発生しません。
常にきれいな状態を保つために、霧吹きの購入は必須といえます。月に一度はシャワーで洗い流すなどの管理も必要です。
アブラムシ
アブラムシの症状は以下の通りです。
- 新芽が萎縮している
- 葉が縮れている
- 新芽に虫が付いている
- 葉や幹がベタベタしている
アブラムシは繁殖力が強いため短期間で増え、ウイルスを媒介する厄介な害虫です。
放っておくとアマゾンオリーブの生育が弱まり枯れる恐れもあるので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 縮れた葉はカットする
- アブラムシを取り除く
- 茂り過ぎている枝葉は剪定して風通しをよくする
- アブラムシに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
アブラムシが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン)を使用すると効果があります。
2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
カイガラムシ
カイガラムシの症状は以下の通りです。
- 貝殻のような殻を被ったり、粉状の物質で覆われたりしている虫が枝葉についている
- 黒いカビ(すす病)が発生している
- 葉や幹がベタベタしている
カイガラムシは繁殖力の強さと薬剤耐性のある厄介な害虫です。
放っておくとアマゾンオリーブの生育が弱まり枯れる恐れもあるので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 柔らかい布やブラシで擦り取り除く
- 茂り過ぎている枝葉は剪定して風通しをよくする
- カイガラムシに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
カイガラムシが発生したら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど)を使用するのが効果的。
カイガラムシの成虫には殺虫剤が効きにくいので、幼虫の時期である5~7月に使用するとよいでしょう。
既に貝殻をかぶっている成虫は、柔らかいブラシや布で擦り取ってください。
2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
関連記事:観葉植物の白い綿はコナカイガラムシ|対処法と予防法を紹介
コバエ
コバエの症状は以下の通りです。
- 土に虫が湧く
- コバエが植物の周囲を飛んでいる
コバエ自体は植物に無害ですが、観葉植物を育てるうえでの不快害虫です。
放っておくとコバエは増えていくので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 発酵不十分な堆肥や有機質肥料を与えることをやめる
- 土上2~3㎝を取り除き、新しい土に植え替える
- 土の表面に無機質な素材(赤玉土・鹿沼土・砂利など)を敷く
- トラップを仕掛ける
- コバエに効果のある殺虫剤を噴霧する
コバエが発生したら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど)を使用するのが効果的です。
コバエのトラップは食器用洗剤やお酢、めんつゆなどで作ることができます。植物の近くに置いておくと、簡単にコバエを捕殺できるでしょう。
コバエは、発酵不十分な腐葉土やバーク堆肥、有機質肥料の匂いに引き寄せられます。
そのため、有機質肥料を取り除いたり土の表面に赤玉土や鹿沼土など3~5㎝程度敷き詰めたりするとコバエ発生を防ぐことが可能です。
そもそもコバエは、完熟たい肥を使用した質のよい土であれば発生しません。また、土が常に湿っている状況を避ければ、発生する可能性は低いです。
コバエを発生させないためには、適切な土と水やり管理で育ててください。
アマゾンオリーブのよくある質問
最後にアマゾンオリーブのよくある質問とその答えを以下にまとめました。
- アマゾンオリーブは室内屋外どちらを好む?
- アマゾンオリーブの成長速度は速い?
- アマゾンオリーブがベタベタする原因は?
- アマゾンオリーブの葉が垂れるのはどうして?
- アマゾンオリーブの葉が茶色くなる理由は?
- アマゾンオリーブの葉が落ちる原因は?
- アマゾンオリーブの適切な増やし方は?
- アマゾンオリーブは猫や犬などのペットに安全?
それでは具体的に見ていきましょう。
アマゾンオリーブは室内屋外どちらを好む?
アマゾンオリーブは日当たりと風通しがよい室内を好みます。しかし室内でも真夏の直射日光は、葉焼けの原因になるので注意してください。
屋外の日陰でも育てることはできますが、室内と屋外を入れたり出したりすると紫外線量が変化して生育によくありません。また、寒さに弱いため、冬は室内で育てる必要があります。
そのため、風通しのある明るい室内で動かさずに育てたほうが安心です。
アマゾンオリーブの成長速度は速い?
アマゾンオリーブの成長速度は、速いです。生育旺盛で、原産地では樹高30mまで育つこともあります。
環境の異なる日本では、原産地ほどの生育スピードでは育ちませんが、春から夏にかけては幹や枝を伸ばして葉を茂らせます。高さを維持して楽しみたい場合は、こまめに剪定をしてください。
大きく育てたい方は、適切な環境で肥料を与えつつ、植え替えを定期的に行うとよいでしょう。
アマゾンオリーブがベタベタする原因は?
ベタベタする原因は、「アブラムシ」「カイガラムシ」の排せつ物だと考えられます。
どちらも植物の樹液を吸う害虫です。吸った樹液はアブラムシやカイガラムシの身体から排出されます。
排出された樹液が葉や幹に付くとベタベタします。ベタベタした葉や幹をそのままにしておくと、カビが発生してすす病を併発させることも。
アマゾンオリーブがベタベタする場合は、アブラムシやカイガラムシが付いていないかチェックしましょう。ベタベタは湿ったティッシュや布で取り除けます。
ベタベタを取り除く際に害虫を退治して、日当たりと風通しの良い場所に置いて様子を見てください。
アマゾンオリーブの葉が垂れるのはどうして?
葉が垂れる原因は「水不足」「根腐れ」「寒さ」が考えられます。
葉に勢いがなく、葉が枝垂れている場合は、土が乾きすぎているかもしれません。もし土が固まって吸水しないようであれば、腰水でたっぷりと水を与えてください。
水のやりすぎで根腐れしている場合も、葉が垂れます。黒ずんだ根を取り除いて、新しい土に植え替えるとよいでしょう。
アマゾンオリーブは寒さに弱い植物なので、冬は最低10℃以上ある暖かい室内で管理してください。
アマゾンオリーブの葉が茶色くなる理由は?
葉が茶色くなる理由は、「根傷み」「寒さ」が考えられます。
水のやりすぎ(やらなすぎ)や根詰まりによって、根が傷むと葉が茶色くなりやすいです。季節に応じた水やりを心がけてください。
水のやりすぎの根腐れや根詰まりの場合は、黒ずんだり絡み合ったりした根を取り除き、植え替えしてください。水やり不足の場合は、腰水でしっかり吸水させます。
熱帯地域原産の植物なので、10℃以下の寒さに当たり続けると葉が茶色くなります。冬は暖かく明るい室内で管理してください。
アマゾンオリーブの葉が落ちる原因は?
葉が落ちる原因は「日当たり不足」「水のやりすぎ(やらなすぎ)」「寒さ」です。
アマゾンオリーブは、日差しが差し込まないような暗い場所では軟弱に育ち、葉も落ちやすくなります。日当たりのよい窓際に移動させると、葉が増えるので安心してください。
水をやりすぎると根腐れを引き起こし、葉が落ちることもあります。土が常に湿っており調子が良くない場合は、新しい土に植え替えをしてください。
水のやらなすぎでは水分が行きわたらずに葉が落ちてしまうので、適切な水やりを心がけましょう。土が乾燥しすぎている場合は、腰水をしてしっかりと水を吸収させます。
寒さには弱い植物なので、冬は最低10℃以上の暖かい室内で管理してください。
アマゾンオリーブの適切な増やし方は?
アマゾンオリーブは5~8月に「挿し木」で増やすことができます。
15㎝ほどの長さでカットした枝に葉を2~3枚付けて挿し穂とします。土に挿す枝の方を斜めに切り、数時間吸水させたら発根促進剤をまぶして、湿った用土に深さ10㎝ほどで優しく植えつけてください。
その後は、明るい日陰で水切れがないように管理することがポイントです。2か月ほどすると新芽が伸びてくるので、植え替えて育ててみましょう。
ただし、アマゾンオリーブは元々挿し木には向かない植物なので、成功率はあまり高いとはいえません。挿し木をする場合は、挿し穂を多く準備してください。
アマゾンオリーブは猫や犬などのペットに安全?
アマゾンオリーブはユーカリに近い植物であるため、猫や犬などのペットには注意が必要です。
フトモモ科のユーカリは、猫や犬にとって毒性の強い植物。シアン化合物やシオネールなどの精油成分を摂取すると下痢や嘔吐、呼吸障害を引き起こす可能性があります。
アマゾンオリーブとユーカリは違う植物ですが近縁種であるため、猫や犬などのペットがいる環境には置かない方が安心かもしれません。間違って口にしないように注意してください。
アマゾンオリーブのまとめ
アマゾンオリーブは日当たりと風通しのよい環境であれば、一年を通して簡単に育てることができます。細長い葉の緑色と幹の白色のコントラストは、おしゃれなインテリアグリーンとして活躍するでしょう。
「幸福」「うれしい便り」の花言葉は、結婚祝いや新築祝い、開店祝いなどのプレゼントに最適です。悪い気を払うとされている風水効果は、多くの方に喜んでもらえます。
スタイリッシュなインテリアグリーンとして育ててみてはいかがですか。