植物名 | オリーブ・コロネイキ |
学名 | Olea europaea 'Koroneiki' |
英名 | Olive |
科目/属性 | モクセイ科/オリーブの木属 |
原産地 | ギリシャ |
日当たり | 日当たりの良い屋外 |
温度 | 最低0℃以上をキープする |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから) 秋冬:土が乾いてから2~3日後 |
肥料 | 緩効性肥料、液体肥料 |
剪定時期 | 2~10月 |
オリーブ・コロネイキの特徴
オリーブ・コロネイキは小さく尖った葉と拡張型の樹形が特徴のオリーブの木です。果実も小さめなので、オリーブの実が付いた際は非常に可愛らしい姿を楽しめるでしょう。
コロネイキの果実は、良質なオイルがとれるため、高級オリーブオイルとして利用されます。また、花粉量が多いので、他品種との受粉樹としても活躍します。
他の品種に比べて病気に強いため、初めてオリーブの木を育てる方にもおすすめです。挿し木で増えにくい品種が多いオリーブの木ですが、コロネイキは挿し木の発根率が高い点も特徴と言えます。
お庭にシンボルツリーとしてオリーブの木を探している方は、ぜひコロネイキを選んでみてください。
オリーブ・コロネイキの花言葉
オリーブ・コロネイキの花言葉は「平和」「安らぎ」「知恵」「勝利」です。いずれもオリーブ属に共通する花言葉です。
「平和」の花言葉は、旧約聖書「創世記」に記されている物語に由来しています。ノアの方舟に乗っていた人々に、オリーブの花をくわえた鳩が平和を知らせに来た話です。
花言葉「知恵」はギリシャ神話が由来とされています。アテナとポセイドンが年都市の支配権を争っていた際に、アテナが人々にオリーブの木を与えたことから名付けられました。
アテナは支配権争いでポセイドンに勝利したことにより、「勝利」の花言葉も生まれています。「安らぎ」はオリーブの香りや姿が由来です。
平和の象徴として愛されるオリーブ・コロネイキは、新築祝いや開店祝い、就職祝いなどに贈るプレゼントとして喜ばれます。ぜひ花言葉をメッセージカードに添えてプレゼントしてみてください。
オリーブ・コロネイキの風水
オリーブ・コロネイキには「金運」「恋愛運」「健康運」を高める風水効果があるとされています。
オリーブの実は、ギリシャ神話では人々を救う食材としての役割があったとされています。ギリシャ神話の逸話から発展して、金運や健康運に良い影響をもたらすとされているそうです。
恋愛運は「夫婦の木」と呼ばれていることから由来しています。
オリーブ・コロネイキをシンボルツリーとして、お庭やベランダで育てれば、金運や恋愛運、健康運にきっと良い影響があるでしょう。お金や恋愛、仕事に悩みがある方にプレゼントすると喜ばれるかもしれません。
ただし、オリーブ・コロネイキを飾るだけでは、それぞれの風水効果を十分に得ることはできません。飾る場所や方角にも注意すると、よりよい風水風水効果を得られます。
オリーブの木の風水効果を高める置き場所や方角は、「オリーブの木の風水」の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
オリーブ・コロネイキの育て方

オリーブ・コロネイキは、病気にも強く育てやすいオリーブの木です。ここでは、育て方のコツを5つ紹介します。
- 置き場所と日当たり
- 温度
- 水やりの頻度
- 肥料
- 剪定方法
置き場所と日当たり
オリーブ・コロネイキは日当たりと風通しがよい屋外を好みます。半日陰でも問題なく育つので安心してください。
室内では、葉がポロポロと落ちたり葉色が悪くなったりする可能性があります。基本的には室内ではなく、屋外で育ててください。
「今まで室内で育てていたから」と言って、急に直射日光の当たる屋外へ移動させると葉焼けする恐れがあります。室内から屋外へ移動させる場合は、一度明るい日陰に移動させましょう。
1週間ほど明るい日陰で屋外の環境に慣らしてから、日当たりの良いお庭やベランダに移動させると安心です。
温度
オリーブ・コロネイキは寒さに強い植物です。0℃程度まで耐えることができます。
日本の暑い夏にも負けずに元気に育つので、関東以西であれば一年中屋外で育てられるでしょう。
関東以北の寒冷地では、0℃以下の寒さや雪、霜によって枯れる恐れがあります。そのため、大雪が降る地域は、室内に移動させて管理してください。
水やりの頻度
オリーブ・コロネイキの水やりを季節別に大まかに紹介します。
- 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)
- 秋冬:土が乾いてから2~3日後
春夏の生育期には、土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)鉢底から水が流れるくらいに、しっかり水やりをしてください。ただし、水のやりすぎや受け皿の溜め水は根腐れの原因になります。
水やり後は、受け皿に溜まった水は小まめに捨てることが重要です。気温の下がる秋からは土の渇き具合を見ながら、徐々に水やりを控えましょう。
冬は土が乾いてから2~3日後に水やりをします。気温の低い時間帯に水やりを行うと逆効果になるので、気温が高い時間帯に行ってください。
冬の水やりは常温~40℃程度の温いお湯を与えると、冷水による根傷みを防げます。冬だけ、鉢植えを室内で管理している場合は、室温が高い時間帯に水やりします。
鉢植えで水やり管理が上手にできない場合は、水やりチェッカーを利用するとパッと土の状態が分かりやすいです。水やり管理に悩む方は、ぜひ使ってみてください。
地植えの場合は、植えつけ直後と雨が降らない夏を除いて、基本的に水やりは必要ありません。
[https://andplants.jp/products/watering_checker_sustee_large_single]肥料
オリーブ・コロネイキには「寒肥(かんぴ・かんごえ)」「追肥(ついひ)」「お礼肥え」の3回に分けて肥料を与えます。
- 寒肥:1月~2月
- 追肥:6月~7月
- お礼肥え:10月~11月
寒肥は、春の芽吹きを促進するために与える肥料のこと。化成肥料ではなく、油粕や堆肥を中心とした有機質肥料を与えると効果的です。
養分補充と合わせて土壌改善の効果もあるため、春の新しい根が伸びやすくなります。
追肥は開花後の実が付くための栄養として、お礼肥えは果実の収穫後に体力を失ったオリーブ・コロネイキを回復させるために与えます。
追肥やお礼肥えには緩効性の置き肥や速効性の液肥を用いて、肥料を与えてください。置き肥は持続的な効果があるので、各タイミングに1回与えれば十分です。
液肥であれば、水に薄めて2週間に1度与えます。肥料の与えすぎは根を傷めるため、与えるペースや時期は守りましょう。
また、「オリーブの木の肥料」の記事では、時期や与え方、注意点など細かく解説していますので、育てる際の参考にしてみてください。
[https://andplants.jp/products/basefertilizer]剪定方法
オリーブ・コロネイキの剪定時期は2月~10月です。剪定が可能な期間は長いですが、剪定方法によって時期が異なります。
- 強剪定|2月~3月
- 間引き剪定|3月~4月
- 長く伸びた枝だけ切る|5月~10月
オリーブ・コロネイキ剪定目的に合わせて、枝や幹を剪定してください。大きくなったオリーブを小さい樹形にしたい方は、2月~3月に太い枝や幹を剪定しましょう。
枝の本数が多くて込み合っている場合は、3月~4月に枝の本数を減らす間引き剪定を行います。その後は、新芽の伸び具合や樹形のバランスを見ながら、形を整えるように剪定してください。
拡張型の樹形であるオリーブ・コロネイキは、剪定方法によって樹形のカッコよさに大きな違いが出ます。
剪定時期や方法、注意点を詳しく知りたい方は、「オリーブの木の剪定方法」の記事もチェックしてみてください。
オリーブ・コロネイキのよくあるトラブルと対処法

ここではオリーブ・コロネイキにトラブルが起きたときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。
主なトラブルは以下の3つです。
- 根腐れ
- 根詰まり
- 葉焼け
それぞれ詳しく見ていきましょう。
根腐れ
根腐れでは、以下の症状が見られます。
- 水をあげても元気にならない
- 土がなかなか乾かない
- 葉が落ちやすい
- 葉が茶色・黄色に変色している
- 幹や幹の根元が柔らかい
- 土から腐敗臭がする
- 土の表面にカビが生えている
- 根黒く変色している
根腐れは、土の中の酸素濃度が低下して土中の細菌叢が変化し、有機物の腐敗が進むことで有害なアンモニアが発生し、土壌環境が悪くなることで発症します。
また、土が常に湿っていると根が呼吸できず細胞が死に、結果として根から水を吸い上げられなくなり、植物全体が枯れてしまいます。
受け皿に水を溜めていると、常に土が湿りすぎてしまうので、注意してください。
根腐れの対処法は以下の通りです。
- 鉢から植物を抜き、悪い土を落として水はけのよい土に交換する
- 根の傷んでいる部分、腐っている部分をカットする
- 殺菌剤に浸す
- 発根剤を与えてみる
- 傷んだ葉を取り除く
- 枯れた枝や葉を切り取る
根腐れが起こった場合は、鉢植えの土を入れ替えて環境を変えることが大切です。傷んでしまった根は取り除き、健康な状態が取り戻せるような環境を与えてあげましょう。
赤玉土・ゼオライトなどを用土に混ぜ込むことで、水はけと根腐れを防止することができます。
地植えの場合、極端に水はけの悪い土でなければ、根腐れは起こりません。もし地植えで根腐れの症状が起きた場合は、水はけが良くなるように小粒の軽石や腐葉土などで土壌改良をしっかり行ってください。
根腐れの影響で枝先がダメになっている場合は、生きている部分までカットし、新しい葉を出すことで回復させます。
根元から腐っている場合は、無事な部分で切り取り、挿し木にして発根させて回復させましょう。
オリーブ・コロネイキは、他のオリーブの木の品種に比べ、挿し木成功率が高いので、ぜひ挿し木での復活も試みてください。
根詰まり
根詰まりとは、鉢の中で根がいっぱいになることで起きる症状。根詰まりの症状は以下の通りです。
- 水が浸透しづらくなる
- 底から根が出てくる
- 葉が黄色くなる
- 下葉が枯れやすくなる
長年植え替えていない場合に、上記のような症状が現れます。オリーブ・コロネイキは根詰まりで枯れることは滅多にありませんが、放置してしまうと生育によくありません。
根詰まりの対処法はオリーブ・コロネイキの植え替えをすること。
オリーブ・コロネイキを現在の鉢より1つ上の大きい鉢に植え替えることで、上記の症状はほとんど解消されるでしょう。
植え替えを行う時期は、春~秋の生育時期が適しています。生育が緩慢な冬には、植え替えはしないでください。
根腐れ同様に、地植えでは根詰まりは起こりにくいトラブルです。ただし、土が踏み固められているような場合は、根が伸びにくく根詰まりする可能性があります。
もし地植えのオリーブ・コロネイキで根詰まりの症状が現れる場合は、根の周囲の土を耕してほぐしたり腐葉土を入れたりするとよいでしょう。
葉焼け
葉焼けでは、以下の症状が起きます。
- 葉の色素が抜けて白くなっている
- 葉の一部が茶色~黒色に枯れている
真夏の直射日光を浴びすぎると葉が傷んで「葉焼け」というトラブルが発生します。
オリーブ・コロネイキは日当たりを好む植物ですが、真夏の強い日差しに当たると葉焼けすることもあります。
葉焼けの症状に気がついたら、早めに置き場所を移動させましょう。対処法は以下の通りです。
- 真夏の直射日光が当たっている場合は、明るい日陰に移動する
- 葉焼けした部分はカットする
葉焼けが起こる場合は、日光が当たりすぎている可能性が高いため、直射日光に当てないような措置を取りましょう。
また、一度焼けてしまった葉は二度と元に戻りません。傷んだ葉はカットし、新しい健康な葉が生えてくるのを待ちましょう。
葉焼けは、暗い場所から急に直射日光が当たる場所へ移動させた際にも起こるトラブルです。「暗いお部屋で徒長したから、直射日光の当たる屋外に移動したら葉焼けした」といった例はよくあります。
冬を除いて、普段から日当たりの良い屋外で管理して、日光に慣れさせておきましょう。真夏の強い日差しが心配な場合は、明るい日陰に移動させておくと安心です。
オリーブ・コロネイキの害虫トラブルと対処法

お庭で元気に育つオリーブ・コロネイキにも害虫トラブルは存在します。
発生しやすい害虫トラブルは、以下の4つです。
- ハダニ
- アブラムシ
- カイガラムシ
- オリーブアナアキゾウムシ
- コバエ
害虫によるトラブルが発生したときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。
ハダニ
ハダニの症状は以下の通りです。
- 葉にクモの巣のような糸がついている
- 葉の裏に小さな虫がついている
- 葉に斑点や傷がある
- 葉の色がかすれたように薄くなり枯れている
ハダニは繁殖力の強さと、薬剤耐性を持つ非常に厄介な害虫です。
放っておくと糸を張って大量発生する危険性もあるので、早めに対処を行いましょう。
ハダニの対処法は以下の通りです。
- 傷んだ葉はカットする
- 葉の表裏、付け根や茎も水で洗浄する
- ハダニに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
ハダニは乾燥した環境で発生しやすい害虫です。乾燥しやすい晩秋以降に、オリーブ・コロネイキの葉に発生しやすいので注意してください。
冬にエアコンの暖房で室内を温めている場合、空気がより乾燥していて、ハダニが増えやすいです。霧吹きを行って乾燥対策をしましょう。
ハダニが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン)の使用も効果的です。ただし、薬剤散布は使用回数を守らないと、葉に黒点が付いたり株が弱ったりするため、注意してください。
2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
ハダニは、こまめな霧吹き・葉をふき取りきれいにすることをしっかり行えば、発生しにくい害虫です。冬にオリーブ・コロネイキを室内に置いている場合は、こまめに霧吹きをするようにしましょう。
葉を常にきれいな状態を保つために、霧吹きによる葉水は必須と言えます。ハダニが発生した場合は、シャワーで優しく洗い流すなどの管理も必要です。
[https://andplants.jp/products/groriapro5]アブラムシ
アブラムシの症状は以下の通りです。
- 新芽が萎縮している
- 葉が縮れている
- 新芽に虫が付いている
- 葉や幹がベタベタしている
アブラムシは繁殖力が強いため短期間で増え、ウイルスを媒介する厄介な害虫です。
アブラムシの対処法は以下の通りです。
- 縮れた葉はカットする
- アブラムシを取り除く
- 伸びすぎている茎は剪定して短くする
- アブラムシに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
アブラムシが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン)を使用すると効果があります。ただし、薬剤散布は使用回数を守らないと、葉に黒点が付いたり株が弱ったりするため、注意してください。
2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
アブラムシは柔らかい新芽に集まりやすいため、オリーブ・コロネイキの新葉や花芽が出始めた際は気を付けておきましょう。
カイガラムシ
カイガラムシの症状は以下の通りです。
- 貝殻のような殻を被ったり、粉状の物質で覆われたりしている虫が葉の付け根や幹についている
- 黒いカビ(すす病)が発生している
- 葉や幹がベタベタしている
カイガラムシは繁殖力の強さと薬剤耐性のある厄介な害虫です。
放っておくとオリーブ・コロネイキの生育が弱まり枯れる恐れもあるので、早めに対処を行いましょう。
カイガラムシの対処法は以下の通りです。
- 柔らかい布やブラシで擦り取り除く
- 茂り過ぎている枝葉は剪定して風通しをよくする
- カイガラムシに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
カイガラムシが発生したら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど)を使用するのが効果的です。ただし、薬剤散布は使用回数を守らないと、葉に黒点が付いたり株が弱ったりするため、注意してください。
カイガラムシの成虫には殺虫剤が効きにくいので、幼虫の時期である5~7月に使用するとよいでしょう。
既に貝殻をかぶっている成虫は、柔らかいブラシや布で擦り取ってください。
オリーブアナアキゾウムシ
オリーブアナアキゾウムシの症状は以下の通りです。
- 体長15㎜程度のゾウの鼻のような形をした甲虫が幹に付いている
- オリーブの幹からおがくず状の木くずが落ちている
- オリーブの幹がボコボコと凹凸に荒れる
オリーブアナアキゾウムシは、オリーブの幹に卵を産み付ける害虫です。
放っておくとオリーブ・コロネイキの幹の中で幼虫がオリーブを食害して枯らしてしまうため、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 株元の落ち葉や雑草は綺麗に取り除く
- 見つけ次第捕殺する
- オリーブアナアキゾウムシに効果のある殺虫剤を噴霧する
オリーブアナアキゾウムシが発生したら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど)を使用すると効果的です。
すでに幹から木くずが出ている場合は、マイナスドライバーやキリなどで穴を広げて幼虫を取り除きましょう。見つけられない場合は、細い針金を挿し込み駆除したり、殺虫剤を流し込むと効果的です。
コバエ
コバエの症状は以下の通りです。
- 土に虫が湧く
- コバエが植物の周囲を飛んでいる
コバエ自体は植物に無害ですが、観葉植物を育てるうえでは不快害虫です。
放っておくとコバエは増えていくので、早めに対処を行いましょう。
コバエの対処法は以下の通りです。
- 発酵不十分な堆肥や有機質肥料を与えることをやめる
- 土上2~3㎝を取り除き、新しい土に植え替える
- 土の表面に無機質な素材(赤玉土・鹿沼土・砂利など)を敷く
- トラップを仕掛ける
- コバエに効果のある殺虫剤を噴霧する
水はけが悪い土で三角葉アカシアを育てている方は、土が乾燥しにくくコバエが発生しやすいので注意してください。
コバエが発生したら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど)を使用するのが効果的です。ただし、薬剤散布は使用回数を守らないと、美しい葉に黒点が付いたり株が弱ったりするため、注意してください。
コバエのトラップは食器用洗剤やお酢、めんつゆなどで作ることができます。植物の近くに置いておくと、簡単にコバエを捕殺できるでしょう。
コバエは、発酵不十分な腐葉土やバーク堆肥、有機質肥料の匂いに引き寄せられます。
そのため、有機質肥料を取り除いたり土の表面に赤玉土や鹿沼土など3~5㎝程度敷き詰めたりするとコバエ発生を防ぐことが可能です。
オリーブ・コロネイキのよくある質問

最後にオリーブ・コロネイキのよくある質問とその答えを以下にまとめました。
- オリーブ・コロネイキは室内で育てられる?
- オリーブ・コロネイキは地植え・鉢植えどちらを好む?
- オリーブ・コロネイキは1本でも実が付くの?
- オリーブ・コロネイキの冬の管理方法は?
それでは具体的に見ていきましょう。
オリーブ・コロネイキは室内で育てられるの?
室内での栽培はおすすめしていません。オリーブの木は、どの品種も日当たりと風通しを好む屋外向きの樹木であるためです。
日差しの入る窓際の室内であっても、日当たり不足や風通しの悪化によって葉がポロポロと落ちたり黄色くなったりします。幹も軟弱に育ち、病害虫の被害を受けやすくなります。
小さな株を室内の観葉植物として、短期間楽しむことはできますが、基本的には屋外の日当たりと風通しの良い場所で育ててください。
オリーブ・コロネイキは地植え・鉢植えどちらを好む?
オリーブ・コロネイキは地植え・鉢植えどちらでもよく育ちます。しかし、関東以北の寒冷地では寒さや大雪によって地植えのコロネイキは枯れる可能性が高いです。
寒冷地では鉢植えで育てて、気温が下がる秋以降は室内に移動させるように管理するのがおすすめです。温暖な地域で地植えする場合は、添え木をしてください。
オリーブの木は根が浅いため、強風によって倒れやすいです。台風の影響を受けやすい地域では、地植え・鉢植えともに支柱や添え木をして強風対策をしてください。。
オリーブ・コロネイキは1本でも実が付くの?
オリーブ・コロネイキは1本では実が非常につきにくいです。自家不和合性を持つため、自分自身の花粉では受粉する可能性は低いでしょう。
オリーブの木は品種によって、自家不和合成に強弱があります。自家不和合性が弱くても実が付く数は少ないです。
コロネイキからオリーブの実を収穫するには、複数の異なる品種を植えることをおすすめします。
オリーブ・コロネイキの冬の管理方法は?
オリーブ・コロネイキの冬の管理方法は、0℃以上をキープした環境で育てることです。
寒さには強い植物ですが、0℃よりも低い気温が続く場合は、明るい室内へ移動させてください。地植えしている場合は、枝を縛ってビニールを被せたり、敷き藁や腐葉土を土の上にかぶせたりして、寒さ対策をします。
大雪が続く寒冷地であれば、地植えせずに鉢植えでオリーブ・コロネイキを育ててください。雪が降り始めたら、すぐに室内に移動できるようにしておくと安心です。
オリーブ・コロネイキのまとめ
オリーブ・コロネイキは日当たりと風通しの良い屋外であれば、簡単に育てることができます。ただし、冬に0℃以下の寒さが続く場合は明るい室内に移動させてください。
「平和」「知恵」「勝利」などの花言葉は、開店祝いや新築祝いなどのお祝いシーンに最適です。金運や恋愛運などに効果的とされる風水効果は、多くの方に喜ばれます。
平和の象徴として、オリーブを育てたい方は、ぜひコロネイキを選んでみてください。きっと素敵なシンボルツリーとして楽しめるでしょう。
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