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お祝いに適した胡蝶蘭

お祝いに適した胡蝶蘭|人気の理由・マナー・相場

開店祝いや昇進祝いなど、さまざまなお祝いのシーンでよく贈られる胡蝶蘭。ビジネスシーンからちょっとしたプレゼントまで、敬意を現したいときにぴったりのフラワーギフトです。

フォーマルなシーンでは欠かせない胡蝶蘭ですが、なぜお祝いには胡蝶蘭がよく選ばれるのでしょうか。今回は、胡蝶蘭がお祝いのシーンにふさわしい理由と、お祝いに贈る際のマナーや注意点をまとめてみました。

胡蝶蘭の値段相場や、お祝いのシーン別におすすめの胡蝶蘭もご紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。

[https://andplants.jp/collections/phalaenopsis]

胡蝶蘭がお祝いに適した理由

胡蝶蘭がお祝いごとに選ばれるのには、きちんとした理由があります。下記3点の理由を押さえておくと、納得感を持って胡蝶蘭を選ぶことができるでしょう。

  • 綺麗な花が長持ちするから
  • 花言葉の縁起が良いから
  • 最高級のフラワーギフトだから

綺麗な花が長持ちするから

胡蝶蘭がお祝いに選ばれる理由の1つに、花が長持ちすることが挙げられます。綺麗な花が1ヶ月近く咲き続き、すべての花が枯れるまでには、3ヶ月ほどかかるそうです。

また、水をあまり必要としないので、お手入れが簡単なのも嬉しいと思います。花がすぐに萎れる心配もありません。

匂いもなく花粉も出ないので、誕生日プレゼントや自宅で育てる方にも、好評です。

花言葉の縁起が良いから

胡蝶蘭には「幸福が飛んでくる」という花言葉があるため、お祝いごとに人気が高いです。

開店祝いや就任祝い、新築祝いなど、どのようなシーンにも適しています。

なお、胡蝶蘭の学名である「Phalaenopsis aphrodite」は、ギリシャ神話の愛と美の女神アフロディーテからとられています。

ピンクの胡蝶蘭には「あなたを愛しています」という花言葉もあるので、結婚祝いやプロポーズにもぴったりですよ。

最高級のフラワーギフトだから

胡蝶蘭は数あるフラワーギフトの中でも、最高級のフラワーギフトと言われています。例えば、大輪胡蝶蘭3本立ちは、2万円前後と生花の中では非常に高価。

そのため、お祝いの場を華やかに飾るにはぴったりなんです。

また、胡蝶蘭は栽培にコストがかかり、プロの技術を必要とします。

高温多湿な東南アジア原産の胡蝶蘭を日本で育成するためには、徹底した温度・湿度管理が必要だからです。

時間をかけて丁寧に育てられたからこそ、貴重なお祝いのシーンに適している贈り物と言えるでしょう。

お祝いごとに適した胡蝶蘭

「お祝いに胡蝶蘭が適しているのはわかったけど、どのシーンにどんな胡蝶蘭を選べばいいの?」と迷われる方も多いと思います。

そこで、お祝いごとにふさわしい胡蝶蘭と代表的なシーンを以下にまとめましたので、順を追って解説をします。

  • 昇進・就任祝い
  • 開業・開店祝い
  • 退職祝い
  • 引越し・新築祝い
  • 長寿祝い
  • 誕生日プレゼント

昇進・就任祝い

社長就任祝いや昇進祝いには、大きく華やかな胡蝶蘭が人気です。

社長就任祝いの場合、法人として贈る際には5本立ち以上の胡蝶蘭、個人として贈る場合は3本立ち以上の胡蝶蘭が相場です。

同僚や知人への昇進祝いは、飾りやすい1万円前後の胡蝶蘭がよく選ばれています。

同じ会社で複数人に贈る場合は、役職によって胡蝶蘭のグレードを変えるのが無難です。

また、誰宛への胡蝶蘭なのか一目で分かるよう、立札には贈り先も明記しましょう。

開業・開店祝い

開業・開店祝いでは、品格の高い5本立ちの胡蝶蘭がおすすめです。

個人経営の店舗や病院などには、飾りやすいコンパクトな3本立てかミディ胡蝶蘭でもいいかもしれません。飾る場所に配慮して大きさを決められるとなお良いです。

また、火事を連想させる赤色のラッピングは避けてください。

華やかなピンクや金色、落ち着いた緑などを選ぶと上品にまとまります。贈り先のコーポレートカラーを選ぶのもアリですよ。

[https://andplants.jp/products/phalaenopsis-l-green]

退職祝い

退職祝いには、長く続く胡蝶蘭の花を贈ることで、感謝の気持ちや今後の幸せを祈るメッセージを伝えられます。

胡蝶蘭の種類は、贈る相手の好みや性格に合わせて選ぶと良いでしょう。例えば、落ち着いた雰囲気の方には、白や淡いピンクの胡蝶蘭がおすすめです。清楚で上品な印象を与えます。

また、白は純真や清潔を象徴する色なので、新しい人生のスタートにふさわしいです。

新築・引越し祝い

胡蝶蘭の「幸せが飛んでくる」という花言葉は、新しい場所での新しい生活をお祝いするのにもぴったりです。

企業の移転祝いには、3本立ち以上の胡蝶蘭がおすすめです。案内をしっかり確認して、移転完了後すぐに届くように手配しましょう。

個人間では新居の規模にもよりますが、飾りやすいミディ胡蝶蘭が向いています。鉢が重すぎず、相手が扱いやすいのもポイントです。

開業・開店祝いと同様、火事を連想させる真っ赤なラッピングは避けましょう。おしゃれな鉢を使った胡蝶蘭なら、ラッピングを外した後も飾りやすくておすすめです。

[https://andplants.jp/products/phalaenopsis-midi2-pink]

関連記事:新居祝いに贈る胡蝶蘭|選び方とマナー

長寿祝い

日頃の感謝と長寿を願う長寿祝い。女性だけでなく男性にも好まれる胡蝶蘭なら贈りやすく、ハレの日を飾るにふさわしい花姿が人気です。

ミディ胡蝶蘭やマイクロ胡蝶蘭など、ご高齢の方でもお世話しやすいサイズの胡蝶蘭が好まれます。

長寿祝いにはそれぞれお祝いの色があり、節目に合わせた花色やラッピングで贈るのも良いでしょう。主な長寿祝いと色はこちら。

年齢
還暦 満60歳
古希 70歳
喜寿 77歳
米寿 88歳 黄色

メッセージカードなどを添えて、普段は伝えにくい感謝の気持ちを伝えるのも良いですね。

誕生日プレゼント

誕生日プレゼントにも、飾りやすいミディ胡蝶蘭やマイクロ胡蝶蘭が人気です。

胡蝶蘭は水やりも少なく手入れが簡単で、切り花や他の鉢植えよりも手がかからずに綺麗な花を楽しめます。忙しい人へのプレゼントにもぴったりですよ。

奇数の風習を気にしない親しい間柄ならば、大輪の2本立ちなどもおすすめ。特別感のある高級さがありながらコンパクトで飾りやすく、贈りやすい胡蝶蘭です。

[https://andplants.jp/products/phalaenopsis-s-brown]

お祝い別|胡蝶蘭の費用相場

お祝いごとに贈られる胡蝶蘭の費用相場を以下にまとめました。

お相手や関係性によっては、多少費用は変わりますが、以下を目安として覚えておくといいでしょう。

  • 昇進や就任祝い|5万〜10万円
  • 開業・開店祝い|3万〜5万円
  • 退職祝い|1万〜3万円
  • 新築・引越し祝い|5000円〜1.5万円
  • 長寿祝い|〜1万円

詳しくは下記の記事も参考にしてみてください。

関連記事:胡蝶蘭の値段|種類・シーン別の相場や立札について

昇進や就任祝い|5万〜10万

昇進や就任祝いなどのビジネスシーンで贈られる胡蝶蘭の費用相場は、5万〜10万ほどです。

10本立ちで90輪以上の最高ランクの胡蝶蘭を使用することが多く、100輪、120輪、140輪以上の商品もあります。

90輪以上の胡蝶蘭は、高さは100cm前後、幅も100cm前後となるため、設置場所に配慮が必要です。

また、10本立ちの胡蝶蘭は、流通量が多くありません。店頭にもほとんど並ばないため、あらかじめ問い合わせた上で注文しましょう。

開業・開店祝い|3万〜5万円

開業・開店・開院祝いに贈られる胡蝶蘭の費用相場は、3万〜5万円ほどです。本数は、5本立ち〜7本立ちが適しています。

幅は80〜100cm前後と大きいので、贈る場所や飾るスペースを確認してから手配しましょう。

また、7本立ちは10本立ちと同じく、あまり店頭には並ばないため、事前の予約が必要です。

[https://andplants.jp/products/phalaenopsis-l-red]

退職祝い|1万〜3万円

退職祝いに贈られる胡蝶蘭の費用相場は、1万〜3万円ほどです。本数は、3本立ち〜5本立ちが多くなります。

5本立て胡蝶蘭は、ビジネスシーンのお祝いではもっともよく贈られる胡蝶蘭のひとつです。

ただし、退職祝いの場合は、相手が持ち帰ることを考慮して、3本立ちのコンパクトなサイズが適しています。

お祝いで飾って終わりなのか、相手にプレゼントするのかで、最適なサイズを選んでください。

なおAND PLANTSでは、配送前に実物の写真をご確認いただけます。チャットでのご相談もできますので、商品についてお気軽にご質問くださいね。

[https://andplants.jp/products/phalaenopsis-m-brown]

新築・引越し祝い|5000円〜1.5万円

新築・引越し祝いに贈られる胡蝶蘭の費用相場は、5000円〜1.5万円ほどです。3本立ちの可愛らしい胡蝶蘭がいいでしょう。

コンパクトかつ値段も手頃なため、個人へのプレゼントにもよく選ばれています。複数体贈ってもいいかもしれません。並べてみると非常に愛らしいです。

[https://andplants.jp/products/phalaenopsis-midi3-pinkwhite]

長寿祝い|〜1万円

長寿祝いに贈る胡蝶蘭の費用相場は、1万円以下です。カジュアルな印象が強くなり、個人間へ贈る際に適しています。誕生日プレゼントにもいいでしょう。

また、卓上にも飾りやすいため、コンパクトなお部屋や事務所にもおすすめです。

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お祝いに胡蝶蘭を贈るときのマナー

胡蝶蘭を贈る時には、以下のようないくつかの注意点があります。

  1. 適切なサイズを選ぶ
  2. 本数は割り切れない数にする
  3. 胡蝶蘭の色の意味も考える
  4. 立札を用意する
  5. 贈るタイミングに気を付ける
  6. 先方の意向を確認する

お祝いの気持ちがしっかり伝わるように、これらのポイントを踏まえて胡蝶蘭を手配するのがおすすめです。ではひとつずつ解説してみましょう。

1.適切なサイズを選ぶ

胡蝶蘭は、贈る場所や相手が飾る場所に配慮したサイズ選びが大切です。

もっともよく選ばれる大輪の3本立ちで、高さ80〜100cmほど、幅も60〜80cmほどあります。大きな会場でのパーティーや大規模な店舗や企業にはぴったりですが、個人店舗や個人病院などスペースの限られた場所には少し不向きです。

逆に、たくさん胡蝶蘭が贈られるようなシーンでは小さすぎても目立ってしまいます。

贈るシーンや相手に合わせて相場を考えた上で、相手が飾る場所への配慮も必要です。どのようなサイズにしたら良いか悩んだら、ぜひ私たちにご相談ください。

[https://andplants.jp/pages/contact]

2.本数は割り切れない数にする

お祝いごとでは、陰陽道の観点から縁起の良い奇数が使われます。

中国の陰陽道では奇数を陽の数、偶数を陰の数としており、日本でも奇数はおめでたい数字とされてきました。ご祝儀などでも奇数の金額を入れるのは、この風習のためです。

そのため、胡蝶蘭も奇数の本数がよく選ばれます。最近はあまり気にされない方も多くなってきましたが、取引先に贈る際やフォーマルな場面では3本立ちや5本立ちを選ぶのがいいでしょう。

なお、4本立ちや9本立ちも死や苦を連想するため避けましょう。

3.胡蝶蘭の色の意味も考える

胡蝶蘭は白以外にもピンク、黄、青などのカラーバリエーションがあります。

胡蝶蘭は色別にも花言葉があり、贈るシーンに合わせて選んでみるのもおすすめです。

胡蝶蘭の色 花言葉
純潔、清純
ピンク あなたを愛しています
青、紫 誠実、尊敬
黄色 進出、活発、商売繁盛

特に開店祝いや移転祝いなどには、商売繁盛の意味を持つ黄色い胡蝶蘭もよく選ばれます。

また、白の胡蝶蘭で花の中心だけが赤い種類は赤リップと呼ばれ、紅白の色合いが華やかで縁起が良いとも言われています。

4.立札を用意する

胡蝶蘭を贈る際には、誰からの贈り物か分かるよう、必ず立札をつけるのがマナーです。

お祝いのシーンによって「御祝」「祝開業」「祝就任祝」「新築祝い」などの文言を入れ、贈り主の名前や会社名を記載します。

なお開店祝いの場合、開店するお店のアピールにも繋がるため、贈り先も明記します。 就任祝いなど社内でも複数人に贈られるような場合も、贈り先を明記して誰が誰に贈ったか一目で分かるようにしましょう。

立札は主に木札、厚紙に木目調のプリントをした木目調札、紙札の3種類あります。フォーマルな場では木札、木目調札が好まれます。

5.贈るタイミングに気を付ける

お祝いのシーンによって、贈るべきタイミングには違いがあります。

開業祝いや開店祝いは、開業の当日か前日に届くように手配します。昇進祝いや就任祝いは、発表があってから仏滅以外の日に届くようにしましょう。

受賞や上場など祝賀会などのパーティーがある場合には、当日の開始前までにパーティー会場に届くように手配します。

職場や取引先の方への退職祝いは、送別会や最終出勤日に贈ります。人によっては最終出勤日に出社しないこともあるので、確認してから手配するのがおすすめです。

6.先方の意向を確認する

胡蝶蘭を贈る際は、先方の意向を確認することも大切です。

置くスペースがないなどの理由から、事務所や企業がお祝いの受け取りを辞退している場合もあります。案内などを確認した上、先方に確認をしてみましょう。

また、たくさんの胡蝶蘭が贈られるような場面では、先方がその後の胡蝶蘭の扱いに困ってしまうこともあります。花屋によっては引き取りサービスも行っているので、相談してみても良いかもしれません。

お祝いで胡蝶蘭を贈る方からのよくある質問

ここでは、お祝いに贈る胡蝶蘭についてよくある質問をまとめてみました。

  • 開店・開業祝いにはいつまでに胡蝶蘭を贈る?
  • 胡蝶蘭を贈ってはいけないシーンはある?
  • お祝いでもらった胡蝶蘭はその後どうする?
  • 胡蝶蘭以外でおすすめのお祝いはある?

ではみてみましょう。

開店・開業祝いにはいつまでに胡蝶蘭を贈る?

開店・開業祝いには、オープン前日か当日の午前中までが良いとされています。プレオープンがある場合にはプレオープンに合わせて贈ると良いでしょう。

開店日や開業日が過ぎてしまった場合、できれば1週間以内に贈りましょう。1週間以上遅れるときにはミディ胡蝶蘭など、飾りやすいコンパクトなお花にするのがおすすめです。

1ヶ月後までは開店・開業祝いとして渡してもOKですが、それ以上遅れるようなら文言を「祝御発展」として贈るケースもあります。

胡蝶蘭を贈ってはいけないシーンはある?

どんなシーンでも贈りやすい胡蝶蘭ですが、お見舞いにはNGとされています。

お見舞いには、「寝付く」を連想させる鉢植えは贈ってはいけない風習があります。そのため、胡蝶蘭の鉢植えもあまり適切ではありません。

胡蝶蘭自体がNGではないので、胡蝶蘭の切り花であれば問題ありません。お見舞いに贈るには、花束などの切り花が良いでしょう。

また、退院祝いも同様に、鉢植えのプレゼントはあまり良くないとされています。

お祝いでもらった胡蝶蘭はその後どうする?

胡蝶蘭は1ヶ月から3ヶ月程度まできれいな花を楽しめます。

花が終わったら、根本から節を3〜4節残して切り戻せば、また花芽がついて二番花を咲かせてくれます。植え替えをしないでも咲かせられるので、処分を考えている場合でもぜひ一度挑戦してみてください。

たくさんの胡蝶蘭が贈られて処分に困る場合は、引き取りサービスを行っているお店もあります。お花屋さんに問い合わせてみましょう。

関連記事:胡蝶蘭の花が終わった後の育て方|剪定方法や二度咲きのコツ

胡蝶蘭以外でおすすめのお祝いはある?

胡蝶蘭以外でギフトを贈るなら、観葉植物がおすすめです。

開店や開業祝い、引越し・新築祝いなどは、その後にもインテリアになるような育てやすくておしゃれな観葉植物を選ぶといいでしょう。

[https://andplants.jp/collections/unique_plants]

まとめ

場を華やかにしてくれる胡蝶蘭。豪華で高級感もあり、相手への感謝やお祝いの気持ちを目一杯表してくれるフラワーギフトです。

10日に1回程度の水やりですむ胡蝶蘭を育てるのは難しくありません。忙しい店舗や事業所、お花の世話が苦手な人でも長い間きれいな花を鑑賞してもらえます。

また、お祝いでもらった胡蝶蘭をきっかけに、ラン栽培にハマってしまう人も少なくありません。胡蝶蘭は花が終わった後も長く楽しめ、花を咲かせられたときの喜びはひとしおです。

ぜひ、あなたのお祝いの気持ちを表すのにふさわしい胡蝶蘭を見つけてみてくださいね。

[https://andplants.jp/collections/phalaenopsis]
西山藍子(nishiyama ranko)
植物好きの母が育てる植物たちに囲まれて育ちました。 大学で美術を学んだ後、毎日植物に囲まれたくて花屋に勤務。 主にブライダルフラワーを担当し、ひとりひとりに似合うお花を見つけるお手伝いをしてきました。 その後ガーデニングショップに勤務して庭づくりを学び、現在は田舎で育児をしながら、花や植物に関する記事を書いています。 さまざまなライフスタイルに合う植物との暮らしを提案していけたらと思います。