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ユーカリ・グニーの育て方

ユーカリ・グニーの育て方

植物名 ユーカリ・グニー
学名 Eucalyptus gunnii
英名 Cider gum
科目/属性 フトモモ科ユーカリ属
原産地 オーストラリア
[https://andplants.jp/collections/cidergum]

ユーカリ・グニーの特徴

ユーカリ・グニーは、シルバーグリーンの葉が美しいナチュラル感のある植物です。ユーカリは多湿を苦手としますが、このユーカリ・グニーは比較的多湿に強い品種なので育てやすいのが特徴になります。

幼苗の時は、丸みを帯びた可愛いグリーンリーフです。成長するにつれて葉先が細くスタイリッシュになりシルバーがかってくるので、その成長過程を楽しむことができます。

ユーカリ・グニーは植えっぱなしにすると大きくなりやすいです。サイズをあまり大きくしたくない方は、こまめに剪定してあげるとよいでしょう。

ユーカリ・グニーの花言葉

ユーカリ・グニーの花言葉は「記念」「思い出」です。ユーカリ全体には「追憶」という花言葉があるので、その言葉からイメージされたのでしょう。

ユーカリは山火事があっても、その後の降雨によって種が発芽し再生することから、「再生」「追憶」の花言葉が付けられています。

「結婚祝い」「新築祝い」「開業祝い」などのプレゼントにも喜ばれますよ。

ユーカリ・グニーの風水

ユーカリ・グニーは成長過程で葉の特徴が丸葉から細葉に変わる植物です。そのため時期によって風水効果が変わります。

  1. :幼苗期の風水効果は「調和」
  2. :成木期の風水効果は「邪気払い」

ユーカリ・グニーの幼苗は葉が丸いので、置いた場所の空間を穏やかにしてくれます。

成長して大きくなると葉が細くなりますが、この時期の風水効果は「邪気払い」。

成長したら玄関や窓際に置くことで、外から悪い気が入ってくるのを防いでくれますよ。1つの植物を長く育てることで、異なる風水効果が得られるのはうれしいですね。

ユーカリ・グニーの育て方

ユーカリ・グニーの育て方

日当たり 日当たりのよい屋外
温度 -5℃まで耐えられる
耐寒性 強い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬:土の表面が乾いてから2~3日後
肥料 緩効性肥料、液体肥料
剪定時期 周年

観葉植物の全体的な育て方の基本については、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:観葉植物の育て方|コツや管理法について

置き場所と日当たり

ユーカリ・グニーは日当たりと風通しの良い環境を好みます。

紫外線を好む植物なので、必ず屋外で育ててください。室内で育てると窓ガラスで紫外線がカットされて、ユーカリはうまく育つことができません。

よく日に当てて育ててあげてください。

温度

ユーカリ・グニーは暑さ寒さに非常に強い植物です。東北以南の地域であれば冬も屋外で育てることができます。

ただし、強い寒風や霜雪に当たり続けると葉が枯れ始めます。屋外で育てる時は天気予報を確認しながら、雪が降り続ける日は軒下などに移動させてください。

室内に置く場合は、暖房の風が直接当たると葉が落ちる原因になります。暖房の風が当たらない窓際の明るい場所に置きましょう。

水やりの頻度

  1. 春夏:土の表面が乾いてから
  2. 秋冬:土の表面が乾いてから2~3日後

ユーカリ・グニーは過湿を嫌います。そのため、土が常に湿っていることがないように乾燥気味に育てることがポイントです。春夏の生育期は土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れるくらいにたっぷりと水やりします。

気温の下がる秋からは、土の乾燥具合を見ながら徐々に水やりを減らしていき、冬は土が乾いてから2~3日後に水やりするように乾燥気味に育てましょう。

ユーカリは成育速度が早くよく水を吸収するので、土の表面が乾くのも早いです。水枯れには注意して育ててあげてください。もし、鉢植えの水やり頻度に困ったときは、水やりチェッカーの利用もおすすめします。

肥料

ユーカリ・グニーは肥料を好みます。植え付ける時に長期間ゆっくりと効く緩効性肥料を規定量与え、生育期の3~9月に置き肥または液肥を与えましょう。

肥料が不足すると葉が黄色くなりやすいですが、生育期以外の時期に肥料を与えると根痛みの原因になるので注意が必要です。秋以降は肥料やりをやめて、土の上に置いている置き肥も取り除くようにしてください。

剪定方法

ユーカリ・グニーは剪定後の芽吹く力が強いので、一年を通して剪定ができます。しかし、真夏や真冬は太い枝は切らずに形を整えるくらいの弱い剪定にしてください。

ユーカリ・グニーは、剪定をせずにそのまま育てるとどんどん大きくなります。大きくしたい場合は良いのですが、そうでない場合は一年を通して小まめに剪定を行いましょう。

葉が茂りすぎている場合は、風通しが良くなるように幹の内側の枝葉を切るとすっきりと良い株姿になります。

ユーカリ・グニーのよくあるトラブルと対処法

ユーカリ・グニーのよくあるトラブルと対処法

シルバーグリーンの葉が美しいユーカリ・グニーですが、トラブルも存在します。

ここではトラブルが起きたときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。

根腐れ

根腐れでは、以下の症状が見られます。

  1. 水をあげても元気にならない
  2. 土がなかなか乾かない
  3. 葉が落ちやすい
  4. 葉が茶色・黄色に変色している
  5. 幹や幹の根本が柔らかい
  6. 土から腐敗臭がする
  7. 土の表面にカビが生えている
  8. 根黒く変色している

根腐れは、土の中の酸素濃度が低下して土中の細菌叢が変化し、有機物の腐敗が進むことで有害なアンモニアが発生し、土壌環境が悪くなることで発症します。

また、常に土が湿っている状況では根が呼吸することができず、細胞が死んでしまいます。これが原因で、根から水を吸い上げることができなくなり、植物体に水を供給することができなくなることで死んでしまう現象です。

根腐れの対処法は以下。

  1. 鉢から植物を抜き、悪い土を落として水はけのよい土に交換する
  2. 根の傷んでいる部分、腐っている部分をカットする
  3. 少量の水を与え、風通しがよく明るい日陰で管理する
    ※1週間を目安に水が乾くコンディションで管理する
  4. 発根剤を与えてみる
  5. 傷んだ葉を取り除く
  6. 枯れた枝を切り取る

根腐れが起こった場合は、鉢を入れ替えて土の環境を変えることが大切です。傷んでしまった根は取り除き、健康な状態が取り戻せるような環境を与えてあげましょう。赤玉土・ゼオライトなどを用土に混ぜ込むことで、水はけと根腐れを防止することができます。

枝先がダメになっている場合は、生きている部分までカットし、新しい葉を出すことで回復させます。根元から腐っている場合は、無事な部分で切り取り、挿し木にして発根させて回復させましょう。

根腐れが起こると、新芽を残すように古い葉を落とす現象が見られます。重度の根腐れの場合は、新芽や枝の先から枯れることがあるので注意が必要です。

根詰まり

根詰まりとは、鉢の中で根がいっぱいになることで起きる症状です。根詰まりの症状は以下の通り。

  1. 水が浸透しづらくなる
  2. 底から根が出てくる
  3. 葉が黄色くなる
  4. 鉢にヒビが入る

特に春夏の成長期で一気に伸びてしまうと上記のような症状が起きてしまいます。すぐに枯れる要因にはなりませんが、放置してしまうとユーカリ・グニーに悪影響です。

対処法はユーカリ・グニーの植え替えをすること。

ユーカリ・グニーを現在の鉢より1つ上の大きい鉢に植え替えることで、上記の症状はほとんど解消されるでしょう。植え替えを行う時期も春夏の成長期が最も適しています。

葉焼け

葉焼けでは、以下の症状が起きます。

  • 葉の色素が抜けて白くなっている
  • 葉の一部が茶色く枯れている

強い日差しを浴びすぎると葉が傷んで「葉焼け」というトラブルが発生します

葉焼けの症状に気がついたら、早めに置き場所を検討し直すことが必要です。

対処法は以下。

  1. 直射日光が当たっている場合はカーテンなどで遮光する
  2. 葉焼けした部分はカットする

葉焼けが起こるということは、日光が当たりすぎている可能性が高いため、直射日光に当てないような措置を取りましょう。

また、一度焼けてしまった葉は二度と元に戻りません。傷んだ葉はカットし、新しい健康な葉が生えてくるのを待ちましょう。

ハダニ

ハダニの症状は以下。

  1. 葉にクモの巣のような糸がついている
  2. 葉の裏に小さな虫がついている
  3. 葉に斑点や傷がある
  4. 葉の色が薄くなり枯れている

ハダニは繁殖力の強さと、薬剤耐性を持つとても厄介な害虫です

放っておくと糸を張って大量発生する危険性もあるので、早めに対処を行いましょう。

対処法は以下。

  1. 傷んだ葉はカットする
  2. 葉の表裏、付け根や茎も水で洗浄する
  3. ハダニに効果のある液体を噴霧する(2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢、殺虫剤)

ハダニが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカファインスプレー・オルトラン)を使用するのが効果的です。2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。

そもそもハダニは、こまめな霧吹き・葉をふき取りきれいにすることを怠らなければ発生しません。

常にきれいな状態を保つために、霧吹きの購入は必須といえます。月に一度はシャワーで洗い流すなどの管理も必要です。

ユーカリ・グニーのよくある質問

ユーカリ・グニーのよくある質問

最後にユーカリ・グニーのよくある質問とその答えを以下にまとめました。

  1. ユーカリ・グニーは室内と屋外のどちらを好む?
  2. ユーカリ・グニーの成長速度は早いの?
  3. ユーカリ・グニーの冬の育て方は?
  4. ユーカリ・グニーの枯れる原因は?

それでは具体的に見ていきましょう。  

ユーカリ・グニーは室内と屋外どちらを好むの?

ユーカリ・グニーは日当たりの良い環境を好むので、室内よりも屋外を好みます。屋内では紫外線が足りずに枯れるリスクが高くなるので、基本的には屋外で育てるようにしてください。

どうしても屋内で育てる場合は、窓ガラス越しではなく、窓を開けて直接日の光を当ててあげると元気に育ちます。また、室内で風通しが悪いと加湿になり成育が悪くなるので、サーキュレーターなどで空気を循環させるとよいでしょう。

関連記事:観葉植物とサーキュレーター|必要性や使い方について

ユーカリ・グニーの成長速度は早いの?

ユーカリ・グニーの成長速度は非常に早いです。園芸店で販売されているポット苗でさえ、地植えで1年経てば2mほどに成長します。

本来は20~30mになるほど大きくなるユーカリの品種です。大きくしたくない場合は鉢植えで育てながら、小まめに剪定することで生育を抑えることができます。

ユーカリ・グニーの冬の育て方は?

ユーカリ・グニーは、ユーカリの中でも寒さに強く冬も屋外で育てやすい品種です。しかし、幼苗の時はまだ根がしっかり張っておらず霜雪で根がやられたり、寒風で株が倒れたりします。

そのため、1年目の冬は土の上に藁や腐葉土などをマルチングすると根の凍結を防ぐことができるんですよ。また、風が強い日は室内に入れたり、幹を支柱で支えたりすると良いでしょう。

冬は生育が緩慢なので、水やりは控えて乾燥気味に育ててくださいね。

ユーカリ・グニーの枯れる原因は?

ユーカリ・グニーが枯れる原因は、「水のやりすぎ(やらなすぎ)」「日当たり不足」が考えられます。

ユーカリ・グニーは蒸れに弱いので、水をやりすぎると根腐れして枯れやすいです。かといって、生育期に水やりを控えると水不足で枯れることもあります。

そのため、一年を通して土の乾燥具合を見ながら水やりをすることが重要です。

また、ユーカリ・グニーは日当たりの良い環境を好みます。屋外では心配いりませんが、室内の場合は直射日光が当たらず軟弱になりやすいです。

週に3日ほど屋外に出してしっかり日光浴させると、しっかりした株姿で元気に育つので安心してくださいね。

ユーカリ・グニーのまとめ

ユーカリ・グニーのまとめユーカリ・グニーは屋外向きの植物ですが、日差しの入る窓際であれば一年を通して室内でも育てることができます。剪定を繰り返してコンパクトに育てれば、ナチュラルなインテリアグリーンとして室内で十分に楽しめるでしょう。

ユーカリ・グニーは成長によって葉色や葉姿が変わります。その成長過程と風水効果の変化を存分に楽しんでください。

素敵なインテリアグリーンとして育ててはみてはいかがでしょうか。

[https://andplants.jp/collections/cidergum]

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