名称
シェフレラ ・ホンコン
Dwarf Schefflera(英名)
Schefflera arboricola(学名)
原産地
中国南部~台湾
花言葉
「とても真面目」、「実直」
シェフレラ ・ホンコンは頑丈で、どんな環境でも元気に育ち、緑の葉をつけていることから「とても真面目」「実直」といった花言葉がつけられたそうです。
特徴
丸みがある葉が可愛く、日本では「カポック」として親しまれています。ツヤツヤとした葉がたくさんつく姿が可愛らしいですよね。地植えにすると、1年間で1m以上伸び、10mを超えることもあるほど丈夫な植物です。環境適応能力が高く、育てやすいので初心者にもおすすめの観葉植物といえるでしょう。
風水
風水は葉の形で植物の効果を見ますが、シェフレラ ・ホンコンのように丸みがある葉は、心を落ち着かせる効果があると言われています。また、葉が上向きなところも運気アップのポイント。理解力を促進する効果があるとも考えられているようです。
温度
0℃以上
寒さに弱い性質の植物です。室内の温度は15℃以上に保つようにしておきましょう。暖かい国が原産なので暑さには強い性質はあります。
日当たり
耐陰性はありますが、直射日光を避けた日当たりのいい場所で管理しましょう。
レースカーテン越しくらいの明るさの場所がおすすめです。
水やり
年間を通して土の表面が乾燥したら、たっぷり水やりをしましょう。乾燥に強いので、水やりをそれほど必要としない育てやすい植物です。ただし、真夏は乾燥しやすくなるので、注意してあげてください。
注意点
エアコンの風が直接当たると枯れる原因になるので、注意してください。葉の裏にハダニがつく可能性があるので、葉水を行なってください。また、日当たり・風通しが悪い場所に置くとカイガラムシがつく可能性があるので、カイガラムシがついた場合は、歯ブラシなどで取り除きましょう。
よくあるトラブルと対処法
【根腐れ】
水やりの頻度が多い・風通しが悪い・水はけの悪い土を使用している・植物の根のボリュームが鉢の体積に対して少なすぎる、といった状況になると土の中の酸素濃度が低下してアンモニアが発生します。有毒なアンモニアが根圏環境を悪くし、土中の微生物菌叢を悪化させることで、根腐れが引き起こされます。根腐れは、さらに根がふやけて細胞が死ぬことで、水を引き上げる機能が低下して、植物体に水分が行きわたらなくなります。
症状
・水をあげても全体的に元気がない
・土がいつまでも乾かない
・葉がよく落ちる
・葉が茶色や黄色に変色している
・幹や根本がブヨブヨしている
・土からツンとした腐敗臭がする
・土の表面にカビが生える
・水やりをしても吸収しない、吸収が遅い
・根が黒く変色する
対処法
・鉢から植物を抜き土をなるべく落とす
・傷んだ根や腐っている部分はハサミでカットする
・適切なサイズの鉢を選び、水はけの良い清潔な土に植える
・水やりを控え風通しの良い明るい日陰で管理する
・発根剤を与える
【根詰まり】
根詰まりは、植物の根が成長し、鉢の中が根で一杯になる現象のことです。根詰まりが起きると根が水や栄養素を吸えなくなり、枯れてしまう可能性があります。
症状
・水切れがしやすい
・葉の色が悪い
・葉が黄色くなって枯れる
・鉢底から根がはみ出している
・新芽が小さかったり、下葉が黄色い
対処法
・傷んだ根や伸びすぎた根をカットし整理する
・一回り大きなサイズの鉢の植える
・傷んだ茎や葉をカットして株を整える
・土は水はけの良い清潔な土に代える
・水やりを控え風通しの良い明るい日陰で管理する
【葉焼け】
葉焼けは、強い日差しで葉が焼けて傷んでしまうトラブルです。特に夏場の直射日光には注意が必要になります。斑入りの品種は特に葉焼けを起こしやすいので、日当たりが良すぎない場所に置くようにしましょう。一度焼けた葉は二度ともとには戻らないため、早めにカットすることで次の新芽をだします。
症状
・葉の色が悪くなっている
・白く色素が抜けたように葉が痛む
・葉の一部が茶色く枯れる
対処法
・置き場所の日当たりが強すぎないかを確認する
・直射日光の場合は、カーテンで遮光する
・日照時間を短くする
・葉焼けしてしまった部分をカットする
・新しい葉が出るのを待つ
【ハダニ】
植物の葉の色が薄くなってきた場合はハダニの可能性が高いです。ハダニは繁殖力が強く、薬剤耐性のある厄介な害虫です。葉の裏や表にクモのように糸を張って集団で発生することがある。以下の症状がある場合は、すぐに対処してください。
症状
・葉や葉の付け根にクモの巣のような糸がついている
・葉の裏に小さな虫が付いている
・無数の白い斑点や黄色い斑点がある
・かすり状の傷がたくさんついている
・葉の色が薄くなっている
・葉の色が灰色なって枯れる
対処法
・被害が出ている葉は切り落とす
・葉の表面、裏、付け根、茎を満遍なく水で洗浄する(ハダニの数が少ない場合)
・2倍に薄めた牛乳をハダニが発生した部分に噴霧する。
・重槽と水を混ぜたものを噴霧する。
・飲用よりも濃いコーヒーをスプレーする
・酢を10倍に薄めてスプレーする
・殺虫剤を散布する