植物名 | ザミオクルカス・レイヴン |
学名 | Zamioculcas zamifolia ‘Raven’ |
英名 | Zanzibar gem |
科目/属性 | サトイモ科ザミオクルカス属 |
原産地 | 東アフリカ、ザンジバル諸島(タンザニア) |
日当たり | 日当たりの良い室内 |
温度 | 最低10℃以上をキープする |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから) 秋冬:土が乾いてから2~3日後に |
肥料 | 緩効性肥料、液体肥料 |
剪定時期 | 5月~10月 |
育てやすさ | ★★★★☆ |
ザミオクルカス・レイヴンの特徴
ザミオクルカス・レイヴンは、艶やかなブラックリーフが特徴的な植物です。乾燥に強く耐陰性もある観葉植物ザミオクルカス・ザミフォーリアの珍しい黒葉タイプになります。
多肉質な葉が持つ独特の可愛らしさも保ちつつ、スタイリッシュさが引き立つ点も特徴です。初めから真っ黒ではなく、緑色の新芽が徐々に黒色に変化します。
そのため、新芽が多く出る春~夏は黒と緑のコントラストを楽しめるでしょう。黒くなる葉がカラスの羽に似ているため、カラスの英名「レイヴン」が名付けられました。
モダンなインテリアだけでなく、カジュアルなインテリアにも馴染みます。お部屋のアクセントにもなるかっこいいザミオクルカス・レイヴンは、男性へのプレゼントにもおすすめ。
寒さには弱いので、冬は暖かい室内で育てることがポイントです。ぜひ、かっこいいザミオクルカス・レイヴンを育ててみてください。
ザミオクルカス・レイヴンの花言葉
ザミオクルカス・レイヴンの花言葉は「輝く未来」です。「輝く未来」はザミオクルカス共通の花言葉であり、艶のある新芽を勢いよく出す姿と重なります。
美しいブラックリーフや葉色の変化を見ると、きっと元気づけられるでしょう。ポジティブな花言葉なので、新築祝いや就職祝い、結婚祝いのプレゼントにおすすめです。
特に、男性に向けたプレゼントに人気があります。初めて植物を迎える方にも育てやすいので、ぜひ花言葉を添えて贈ってみてはいかがですか。
ザミオクルカス・レイヴンの風水
ザミオクルカス・レイヴンには、金運を高める風水効果があるとされています。
風水では、丸い葉を茂らせる植物は金運を高めるとされているためです。また中国では艶のある小判型の葉が茂ることから、「金銭樹」として親しまれています。
ザミオクルカスの開花は、さらに金運を高めるそうなので、大事に育ててみてはいかがでしょうか。花は、仏炎苞(ふつえんほう)に包まれた細い肉穂花序(にくすいかじょ)であり、特徴的な形をしています。
金運は「北」「西」「北西」の方角と相性が良いとされるため、いずれかの方角に置くと効果的です。ただし、植物を置くだけでは十分な風水効果を得られません。
置いた場所は整理整頓して、ザミオクルカス・レイヴンを元気に育てることが重要です。
関連記事:観葉植物の風水|場所と効果別のおすすめ
ザミオクルカス・レイヴンの育て方
ザミオクルカス・レイヴンは、初めて植物をお部屋に迎える方にも育てやすいですが、育て方にはポイントがあります。
ここでは、ザミオクルカス・レイヴンの育て方について解説します。育て方のポイントを押さえて、適切に育てることができれば、美しい姿で元気に育ち続けるでしょう。
置き場所と日当たり
ザミオクルカス・レイヴンは日当たりと風通しがよい環境を好みます。ただし、真夏の直射日光や西日に当たると、葉焼けする可能性があるので注意が必要です。
耐陰性はありますが、ほとんど日光が入らないような暗すぎる場所ではうまく生育できません。葉が黒くならなかったり、間延びして形が悪くなったりするので、明るい窓際に置いてください。
直射日光が差し込む場合は、レースカーテン越しの柔らかい光にしてあげましょう。特に夏の直射日光には当たらないように育ててください。
温度
ザミオクルカス・レイヴンは、寒さに弱い植物です。最低10℃以上をキープして育ててください。
10℃以下の寒さに当たり続けると、葉がしおれたり枯れたりする原因になります。なるべく暖かい場所で管理することが重要です。
冬の窓際は屋外と変わらないくらいに冷え込むので、窓から離れた明るい場所に置いてください。ただし、暖房の風が当たると急激な乾燥によって葉が傷みやすいです。
暖房の風が当たらず、窓から離れた暖かい場所で管理しましょう。
水やりの頻度
- 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)
- 秋冬:土が乾いてから2~3日後に
春夏の生育期には、手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)鉢底から水が流れるくらいに、しっかり水やりしてください。ただし、水のやりすぎや受け皿の溜め水は根腐れの原因になります。
水やり後は、受け皿に溜まった水は小まめに捨てることが重要です。気温の下がる秋からは土の渇き具合を見ながら、徐々に水やりを控えましょう。
冬の水やりは、土が乾いてから2~3日後に与えてください。ザミオクルカス・レイヴンは多肉質の葉と球状の塊茎を持つため、乾燥に強く水分を蓄えることができます。
冬は空気が乾燥するので、水やりと一緒に葉水も与えるとイキイキとした元気な葉を維持しやすいです。水やりや葉水は、室温が十分に上がったタイミングで与えてください。
気温が低い時間帯に水を与えると、根や葉が傷む可能性があるので注意します。もし、水やりの頻度に困ったときは、水やりチェッカーの利用がおすすめです。
肥料
ザミオクルカス・レイヴンには、生育期の5~10月に2か月に1度置き肥を置くか、水に薄めた液肥を2週間に1度のペースで水やり代わりに与えてください。冬は生育が緩慢な時期なので、肥料は与えません。
ザミオクルカス・レイヴンは肥料が少なくても十分に育ちますが、茂らせたい場合は土に混ぜ込んだ元肥以外に追肥もしましょう。
ただし、肥料の与えすぎは根を傷めるため、与えるペースや時期はしっかり守ってください。
[https://andplants.jp/products/evo_solid_fertilizer_for_green]剪定方法
ザミオクルカス・レイヴンの剪定時期は5~10月です。傷んだり茂りすぎたりした葉や葉軸を剪定します。
葉軸に対して美しく並ぶ葉が魅力的な植物ですが、茂りすぎると風通しが悪くなりやすいです。生育期に葉が茂りすぎたら地際で葉軸を切って風通しを良くしてください。
茂りすぎていない場合は、枯れた葉を摘み取る程度の管理で十分です。しかし葉軸の葉がすべて枯れ落ちたり、葉軸そのものが枯れたりしたら、地際で剪定しましょう。
ザミオクルカス・レイヴンはサトイモ科植物なので、樹液に毒性のあるシュウ酸カルシウムが含まれています。剪定する際は触れないように気を付けてください。
体質によってかぶれる恐れがあるため、剪定するときは手袋をすると安心です。もし触ってしまった場合は、流水で丁寧に洗い流してください。
[https://andplants.jp/products/sakagen-flower-shears]ザミオクルカス・レイヴンのよくあるトラブルと対処法
美しいブラックリーフが特徴的なザミオクルカス・レイヴンですが、トラブルも存在します。
ここではトラブルが起きたときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。
根腐れ
根腐れでは、以下の症状が見られます。
- 水をあげても元気にならない
- 土がなかなか乾かない
- 葉が落ちやすい
- 葉が茶色・黄色に変色している
- 幹や幹の根元が柔らかい
- 土から腐敗臭がする
- 土の表面にカビが生えている
- 根黒く変色している
根腐れは、土の中の酸素濃度が低下して土中の細菌叢が変化し、有機物の腐敗が進むことで有害なアンモニアが発生し、土壌環境が悪くなることで発症します。
また、常に土が湿っている状況では根が呼吸することができず、細胞が死んでしまいます。
これが原因で、根から水を吸い上げることができなくなり、植物体に水を供給することができなくなることで死んでしまう現象です。
根腐れの対処法は以下の通りです。
- 鉢から植物を抜き、悪い土を落として水はけのよい土に交換する
- 根の傷んでいる部分、腐っている部分をカットする
- 少量の水を与え、風通しがよく明るい日陰で管理する
※1週間を目安に水が乾くコンディションで管理する - 発根剤を与えてみる
- 傷んだ葉を取り除く
- 枯れた枝を切り取る
根腐れが起こった場合は、鉢を入れ替えて土の環境を変えることが大切です。傷んでしまった根は取り除き、健康な状態が取り戻せるような環境を与えてあげましょう。
赤玉土・ゼオライトなどを用土に混ぜ込むことで、水はけと根腐れを防止することができます。
葉先がダメになっている場合は、生きている部分までカットし、新芽を出すことで回復させます。
根元から腐っている場合は、無事な部分で切り取り、挿し木にして発根させて回復させましょう。
根腐れが起こると枝が垂れ、新芽を残すために古い葉を落とす現象が見られます。重度の根腐れの場合は、新芽や枝の先から枯れることがあるので注意が必要です。
関連記事:観葉植物の根腐れ|対処法や見分け方の紹介
根詰まり
根詰まりとは、鉢の中で根がいっぱいになることで起きる症状。根詰まりの症状は以下の通りです。
- 水が浸透しづらくなる
- 底から根が出てくる
- 葉が黄色くなる
- 鉢にヒビが入る
特に春夏の成長期で一気に伸びてしまうと上記のような症状が起きてしまいます。すぐに枯れる要因にはなりませんが、放置してしまうとザミオクルカス・レイヴンに悪影響です。
対処法はザミオクルカス・レイヴンの植え替えをすること。
ザミオクルカス・レイヴンを現在の鉢より1つ上の大きい鉢に植え替えることで、上記の症状はほとんど解消されるでしょう。植え替えを行う時期も春夏の成長期が最も適しています。
関連記事:観葉植物の根詰まり|症状や対処法について
葉焼け
葉焼けでは、以下の症状が起きます。
- 葉の色素が抜けて白くなっている
- 葉の一部が茶色く枯れている
強い日差しを浴びすぎると葉が傷んで「葉焼け」というトラブルが発生します。
葉焼けの症状に気がついたら、早めに置き場所を検討し直すことが必要です。
対処法は以下の通りです。
- 直射日光が当たっている場合はカーテンなどで遮光する
- 葉焼けした部分はカットする
葉焼けが起こるということは、日光が当たりすぎている可能性が高いため、直射日光に当てないような措置を取りましょう。
また、一度焼けてしまった葉は二度と元に戻りません。傷んだ葉はカットし、新しい健康な葉が生えてくるのを待ちましょう。
関連記事:観葉植物の葉焼け|原因や対処法の紹介
ザミオクルカス・レイヴンの害虫トラブルと対処法
かっこいいザミオクルカス・レイヴンにも害虫トラブルは存在します。
害虫によるトラブルが発生したときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。
ハダニ
ハダニの症状は以下の通りです。
- 葉にクモの巣のような糸がついている
- 葉の裏に小さな虫がついている
- 葉に斑点や傷がある
- 葉の色がかすれたように薄くなり枯れている
ハダニは繁殖力の強さと、薬剤耐性を持つとても厄介な害虫です。
放っておくと糸を張って大量発生する危険性もあるので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 傷んだ葉はカットする
- 葉の表裏、付け根や茎も水で洗浄する
- ハダニに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
ハダニが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン)を使用するのが効果的です。
2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
そもそもハダニは、こまめな霧吹き・葉をふき取りきれいにすることを怠らなければ発生しません。
常にきれいな状態を保つために、霧吹きの購入は必須といえます。月に一度はシャワーで洗い流すなどの管理も必要です。
アブラムシ
アブラムシの症状は以下の通りです。
- 新芽が萎縮している
- 葉が縮れている
- 新芽に虫が付いている
- 葉や幹がベタベタしている
アブラムシは繁殖力が強いため短期間で増え、ウイルスを媒介する厄介な害虫です。
放っておくとザミオクルカス・レイヴンの生育が弱まり枯れる恐れもあるので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 縮れた葉はカットする
- アブラムシを取り除く
- 茂り過ぎている枝葉は剪定して風通しをよくする
- アブラムシに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
アブラムシが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン)を使用すると効果があります。
2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
カイガラムシ
カイガラムシの症状は以下の通りです。
- 貝殻のような殻を被ったり、粉状の物質で覆われたりしている虫が枝葉についている
- 黒いカビ(すす病)が発生している
- 葉や幹がベタベタしている
カイガラムシは繁殖力の強さと薬剤耐性のある厄介な害虫です。
放っておくとザミオクルカス・レイヴンの生育が弱まり枯れる恐れもあるので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 柔らかい布やブラシで擦り取り除く
- 茂り過ぎている枝葉は剪定して風通しをよくする
- カイガラムシに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
カイガラムシが発生したら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど)を使用するのが効果的。
カイガラムシの成虫には殺虫剤が効きにくいので、幼虫の時期である5~7月に使用するとよいでしょう。
既に貝殻をかぶっている成虫は、柔らかいブラシや布で擦り取ってください。
2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
関連記事:観葉植物の白い綿はコナカイガラムシ|対処法と予防法を紹介
コバエ
コバエの症状は以下の通りです。
- 土に虫が湧く
- コバエが植物の周囲を飛んでいる
コバエ自体は植物に無害ですが、観葉植物を育てるうえでの不快害虫です。
放っておくとコバエは増えていくので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 発酵不十分な堆肥や有機質肥料を与えることをやめる
- 土上2~3㎝を取り除き、新しい土に植え替える
- 土の表面に無機質な素材(赤玉土・鹿沼土・砂利など)を敷く
- トラップを仕掛ける
- コバエに効果のある殺虫剤を噴霧する
コバエが発生したら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど)を使用するのが効果的です。
コバエのトラップは食器用洗剤やお酢、めんつゆなどで作ることができます。植物の近くに置いておくと、簡単にコバエを捕殺できるでしょう。
コバエは、発酵不十分な腐葉土やバーク堆肥、有機質肥料の匂いに引き寄せられます。
そのため、有機質肥料を取り除いたり土の表面に赤玉土や鹿沼土など3~5㎝程度敷き詰めたりするとコバエ発生を防ぐことが可能です。
そもそもコバエは、完熟たい肥を使用した質のよい土であれば発生しません。また、土が常に湿っている状況を避ければ、発生する可能性は低いです。
コバエを発生させないためには、適切な土と水やり管理で育ててください。
ザミオクルカス・レイヴンのよくある質問
最後にザミオクルカス・レイヴンのよくある質問とその答えを以下にまとめました。
- ザミオクルカス・レイヴンに斑入り品種はある?
- ザミオクルカス・レイヴンが枯れる原因は?
- ザミオクルカス・レイヴンの成長速度は?大きくなる?
- ザミオクルカス・レイヴンの新芽が出ない理由は?
- ザミオクルカス・レイヴンの増やし方は?
- ザミオクルカス・レイヴンの植え替え方法は?
それでは具体的に見ていきましょう。
ザミオクルカス・レイヴンに斑入り品種はある?
ザミオクルカス・レイヴンに斑入り品種はありません。レイヴンは黒葉の品種であり、緑色の新芽が成長に従って黒くなる品種です。
似た品種として、同じザミオクルカス・ザミフォーリアから変異した「ブラック バリエガータ」は、緑葉の葉脈に沿って黒色の斑入りが入ります。
ブラック バリエガータとレイヴンは異なるため、間違えないように気を付けましょう。
ザミオクルカス・レイヴンが枯れる原因は?
ザミオクルカス・レイヴンが枯れる原因は、「日当たり」「水のやりすぎ(やらなすぎ)」「寒さ」が考えられます。
ザミオクルカス・レイブンは日当たりの良い環境を好む植物ですが、真夏の日差しによって傷みます。また暗すぎる場合は生育が悪くなり、枯れる恐れがあるので窓際の明るい室内で育てるとよいでしょう。
水のやりすぎ(やらなすぎ)によって根が傷むと、葉先が茶色く枯れることがあります。生育期はしっかりと水やりをして、生育が緩慢な冬は水やりを控えてください。
寒さに弱いので、冬は暖かい室内での管理が重要です。
ザミオクルカス・レイヴンの成長速度は?大きくなる?
ザミオクルカス・レイヴンの成長速度は、非常にゆっくりです。一年で10㎝ほどしか伸びないとされています。
ザミオクルカス・ザミフォーリアと同様に1mほどの大きさにはなりますが、時間が掛かります。生育に時間が掛かるため、生産数が少なくまだまだ希少な植物です。
形が崩れず大きくなりにくいので、グリーンインテリアとしても人気があります。ただし、日当たりが悪い場所に置くと、間延びしたり形が悪くなったりするため気を付けてください。
ザミオクルカス・レイヴンの新芽が出ない理由は?
ザミオクルカス・レイヴンの新芽が出ない理由は、「日当たり」「寒さ」が考えられます。
生育期の春から夏は新芽が出やすい時期です。新芽が出ない場合は、置いている場所が暗い可能性があります。
株元に光が当たるように剪定したり、より明るい場所に置いたりしてください。また、秋から冬は生育が緩慢になる時期です。
寒い時期は新芽は出にくいので、気にせずにそのまま管理してください。暖かくなれば、自然と新芽は出てきます。
ザミオクルカス・レイヴンの増やし方は?
ザミオクルカス・レイヴンの増やし方は、「挿し木」「葉挿し」です。気温の上がる5~7月に行いましょう。
葉の付いた葉軸を剪定します。水を1時間ほど吸水させて、土に優しく植えて明るい日陰や室内で土が乾かないように管理してください。
1か月ほどすると、発根して根元から新芽が出てきます。葉軸でなくとも、葉を土に挿す葉挿しでも、同様に増やすことが可能です。
また、土に植えずに水を溜めた容器に挿しておく「水挿し」でも簡単に発根させることができます。
ザミオクルカス・レイヴンの植え替え方法は?
ザミオクルカス・レイヴンは生育期の5~10月に、1~2年に一度のペースで植え替えをします。7月~9月は猛暑日を避けてください。
水やりの時に土の吸水が悪かったり、鉢底から根が出てきたりした時も植え替えタイミングです。植え替えのポイントは、塊根を傷めないこと。
まず鉢から取り外しますが、根が固まっていれば土と一緒にほぐしてください。黒い根も取り除きます。
根を整理する際に根元にある塊根を傷めると、植え替え後の生育が悪くなるため、注意して植え替えましょう。
植え替え後は直射日光の当たらない場所に置いて、土が乾燥しないように水やりをします。その後は、元の場所に戻して管理してください。
ザミオクルカス・レイヴンのまとめ
ザミオクルカス・レイヴンは日当たりと風通しがよい室内であれば、一年を通して簡単に育てることができます。かっこいいブラックリーフは、モダンなインテリアグリーンとして活躍するでしょう。
花言葉「輝く未来」は、新築祝いや昇進祝い、就職祝いなどのプレゼントに最適です。金運を高めるとされている風水効果は、多くの方に喜んでもらえます。
ぜひ、艶やかな黒葉がかっこいいインテリアグリーンとして育ててみてはいかがですか。
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