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アカシア・ブルーブッシュの育て方

アカシア・ブルーブッシュの育て方

植物名 アカシア・ブルーブッシュ
学名 Acacia covenyi
英名 Blue bush
科目/属性 マメ科アカシア属
原産地 オーストラリア
この記事を監修した人佐藤桃子
ハウスメーカーで造園・観葉植物などに携わったのち、観葉植物専門店の店長としてトータルでプロデュースを手掛ける。2022年よりAND PLANTSに所属。著書に 『選び方・育て方のコツがわかる!観葉植物の教科書』 『INTERIOR GREEN 観葉植物と日常』(ブティック社)。他、監修本多数。
[https://andplants.jp/collections/acaciacovenyi]

アカシア・ブルーブッシュの特徴

アカシア・ブルーブッシュは、美しいシルバーブルーの葉を持つおしゃれな植物です。春に咲く小さな球状の黄色い花も人気があります。

成長が早いので、なるべくスペースに余裕がある場所で育ててください。常緑樹のシンボルツリーとしても人気があり、寒さに強いため屋外のインテリアに最適です。

根が深くまで伸びないため、強風によって倒れやすい傾向があります。植え替え・植え付け後は、添え木をすると育てやすいでしょう。

アカシア・ブルーブッシュの花言葉

アカシア・ブルーブッシュの花言葉は「優雅」「友情」「秘密の恋」です。さまざまな品種がありますが、アカシア属には共通して「友情」の花言葉があります。

小さな葉が枝に密集して付く姿が友情を表しているのでしょう。「優雅」の花言葉は羽のような柔らかい葉が風になびく姿が由来です。

また、「秘密の恋」の花言葉は、オーストラリアの先住民アボリジニが、アカシアの花を愛の告白に使っているため名付けられています。

アカシアの花は女性人気が高いため、気になる方にプレゼントしてみてはいかがですか。メッセージカードを添えて、花言葉を伝えると喜ばれるかもしれません。

アカシア・ブルーブッシュの風水

「仕事運」「金運」を上げる風水効果があります。

花言葉に「友情」とあるように、人と人の縁を繋げて仕事運を上げる植物です。また、風水では黄色は金運を上げる色。

黄色い小花がたくさん咲くアカシアは、金運に効果的です。気の入り口である玄関やベランダなどの日当たりの居場所に置くと、よい運気に恵まれるでしょう。

就職祝いや開店祝い、新築祝いなどにおすすめです。これから仕事を頑張る方にプレゼントすると喜ばれます。

ただし、植物を置くだけでは十分な風水効果は得られません。置く場所は整理整頓して、しっかり手入れをすることが重要です。

関連記事:観葉植物の風水|場所と効果別のおすすめ

アカシア・ブルーブッシュの育て方

アカシア・ブルーブッシュの育て方

日当たり 直射日光の当たる屋外
温度 最低‐5℃以上をキープする
耐寒性 強い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬:土の表面が乾いてから2~3日後
肥料 緩効性肥料、液体肥料
剪定時期 5~6月

関連記事:観葉植物の基本的な育て方|コツや管理法について

置き場所と日当たり

アカシア・ブルーブッシュは直射日光の当たる環境を好みます。地植え・鉢植えどちらも、しっかりと日差しの当たる場所で管理しましょう。

日当たりが悪い環境では、枝葉が徒長して美しく育ちません。また、強風が当たると幹が倒れやすいので、風が当たらない場所に置いたり支柱を立てたりする工夫をしてください。

最低温度が‐5℃以下になる場合は、鉢植えは室内に移動させると安心です。

温度

アカシア・ブルーブッシュは寒さに強い植物です。最低‐5℃以上をキープして育ててください。

最低温度が‐5℃以下になる場合、鉢植えは玄関先などに移動させましょう。

地植えのアカシア・ブルーブッシュには、寒さで根が傷まないように根元を腐葉土や敷き藁などをマルチングをすると安心です。

雪が積もる場合は、枝を縛ってビニールを被せるとよいかもしれません。急な寒波以外で、常に冬の気温が‐5℃になる環境では地植えではなく鉢植えで育ててください。

水やりの頻度

  1. 春夏:土の表面が乾いてから
  2. 秋冬:土の表面が乾いてから2~3日後

春夏の生育期には、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れるくらいに、しっかり水やりしてください。アカシアは土が乾燥しすぎると葉を落とすので、水やりは綺麗に育てるために重要なポイントです。

ただし、水のやりすぎや受け皿の溜め水は根腐れの原因になります。水やり後は、受け皿に溜まった水は小まめに捨ててください。

冬は土の表面が乾いてから2~3日後に水やりをします。ただし、寒い時間帯に行うと逆効果のため、暖かい時間帯に水やりをしてください。

地植えのアカシア・ブルーブッシュは根付くと水やりは心配いりませんが、真夏は土の乾燥が続くようなら、株元にたっぷりと与えます。

もし、鉢植えの水やり頻度に困ったときは、水やりチェッカーの利用もおすすめします。

肥料

アカシア・ブルーブッシュには、生育期の4~10月に2か月に1度置き肥を置くか、水に薄めた液肥を2週間に1度のペースで水やり代わりに与えてください。冬は生育が緩慢な時期なので、肥料は与えません。

アカシア・ブルーブッシュは肥料が少なくても十分に育ちますが、葉を茂らせたり艶を出したりしたい場合は土に混ぜ込んだ元肥以外に追肥もしましょう。ただし、肥料の与えすぎは根を傷めるため、与えるペースや時期はしっかり守ってください。

アカシアはマメ科植物なので、根粒菌と共生関係にあります。根粒菌からチッソを得るため、カリやリン酸を中心に与えてください。

花が咲く春は、花の栄養素であるリン酸を多く含んだ肥料を与えると効果的です。

剪定方法

アカシア・ブルーブッシュの剪定時期は5~6月です。花後の花がらや茂りすぎた枝葉を剪定します。

アカシアは7月以降の夏に来年の花芽を作るので、花後すぐに剪定してください。剪定が遅れると来年の花が咲かない原因になります。

葉が出ている枝であれば、どこから切っても問題ありません。節から新芽を出すので、理想の株姿をイメージして剪定するとよいでしょう。

ただし、樹木の肌のように木質化(もくしつか)した枝や幹からは新芽が出にくいです。緑色の枝葉を風通しよく剪定して、樹形を整えてください。

アカシア・ブルーブッシュのよくあるトラブルと対処法

アカシア・ブルーブッシュのよくあるトラブルと対処法

屋外の日当たりのよい環境で元気に育つアカシア・ブルーブッシュですが、トラブルも存在します。

ここではトラブルが起きたときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。

関連記事:観葉植物のトラブル|主な症状と対処法まとめ

根腐れ

根腐れでは、以下の症状が見られます。

  1. 水をあげても元気にならない
  2. 土がなかなか乾かない
  3. 葉が落ちやすい
  4. 葉が茶色・黄色に変色している
  5. 幹や幹の根元が柔らかい
  6. 土から腐敗臭がする
  7. 土の表面にカビが生えている
  8. 根黒く変色している

根腐れは、土の中の酸素濃度が低下して土中の細菌叢が変化し、有機物の腐敗が進むことで有害なアンモニアが発生し、土壌環境が悪くなることで発症します。

また、常に土が湿っている状況では根が呼吸することができず、細胞が死んでしまいます。これが原因で、根から水を吸い上げることができなくなり、植物体に水を供給することができなくなることで死んでしまう現象です。

根腐れの対処法は以下の通り。

  1. 鉢や地面から植物を抜き、悪い土を落として水はけのよい土に交換する
  2. 根の傷んでいる部分、腐っている部分をカットする
  3. 少量の水を与え、風通しがよく明るい日陰で管理する
    ※1週間を目安に水が乾くコンディションで管理する
  4. 発根剤を与えてみる
  5. 傷んだ葉を取り除く
  6. 枯れた枝を切り取る

根腐れが起こった場合は、土を入れ替えて環境を変えることが大切です。傷んでしまった根は取り除き、健康な状態が取り戻せるような環境を与えてあげましょう。赤玉土・ゼオライトなどを用土に混ぜ込むことで、水はけと根腐れを防止することができます。

枝先がダメになっている場合は、生きている部分までカットし、新しい葉を出すことで回復させます。根元から腐っている場合は、無事な部分で切り取り、挿し木にして発根させて回復させましょう。

根腐れが起こると、新芽を残すように古い葉を落とす現象が見られます。重度の根腐れの場合は、新芽や枝の先から枯れることがあるので注意が必要です。

根詰まり

根詰まりとは、鉢の中で根がいっぱいになることで起きる症状です。根詰まりの症状は以下の通り。

  1. 水が浸透しづらくなる
  2. 底から根が出てくる
  3. 葉が黄色くなる
  4. 鉢にヒビが入る

特に春夏の成長期で一気に伸びてしまうと上記のような症状が起きてしまいます。すぐに枯れる要因にはなりませんが、放置してしまうとアカシア・ブルーブッシュに悪影響です。

対処法はアカシア・ブルーブッシュの植え替えをすること。

アカシア・ブルーブッシュを現在の鉢より1つ上の大きい鉢に植え替えることで、上記の症状はほとんど解消されるでしょう。植え替えを行う時期も春夏の成長期が最も適しています。

葉焼け

葉焼けでは、以下の症状が起きます。

  • 葉の色素が抜けて白くなっている
  • 葉の一部が茶色く枯れている

強い日差しを浴びすぎると葉が傷んで「葉焼け」というトラブルが発生します

葉焼けの症状に気がついたら、早めに置き場所を検討し直すことが必要です。

対処法は以下の通り。

  1. 明るい日陰にならして直射日光に当てる
  2. 葉焼けした部分はカットする

葉焼けが起こるということは、日光が当たりすぎている可能性が高いため、直射日光に当てないような措置を取りましょう。

また、一度焼けてしまった葉は二度と元に戻りません。傷んだ葉はカットし、新しい健康な葉が生えてくるのを待ちましょう。

ハダニ

ハダニの症状は以下の通りです。

  1. 葉にクモの巣のような糸がついている
  2. 葉の裏に小さな虫がついている
  3. 葉に斑点や傷がある
  4. 葉の色が薄くなり枯れている

ハダニは繁殖力の強さと、薬剤耐性を持つとても厄介な害虫です

放っておくと糸を張って大量発生する危険性もあるので、早めに対処を行いましょう。

対処法は以下の通りです。

  1. 傷んだ葉はカットする
  2. 葉の表裏、付け根や茎も水で洗浄する
  3. ハダニに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)

ハダニが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカファインスプレー・オルトラン)を使用するのが効果的です。2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。

そもそもハダニは、こまめな霧吹き・葉をふき取りきれいにすることを怠らなければ発生しません。

常にきれいな状態を保つために、霧吹きの購入は必須といえます。月に一度はシャワーで洗い流すなどの管理も必要です。

アカシア・ブルーブッシュのよくある質問

アカシア・ブルーブッシュのよくある質問

最後にアカシア・ブルーブッシュのよくある質問とその答えを以下にまとめました。

  1. アカシア・ブルーブッシュの冬越し方法は?
  2. アカシア・ブルーブッシュの葉が落ちる原因は?
  3. アカシア・ブルーブッシュが枯れるのはどうして?
  4. アカシア・ブルーブッシュがひょろひょろになる理由は?
  5. アカシア・ブルーブッシュは地植えと鉢植えどっちがいい?
  6. アカシア・ブルーブッシュの適切な増やし方は?
  7. アカシア・ブルーブッシュが元気がない時の復活方法は?

それでは具体的に見ていきましょう。

アカシア・ブルーブッシュの冬越し方法は?

アカシア・ブルーブッシュの冬越し方法は、明最低気温がマイナスになるようなら室内に入れることでするく。ただし、寒さに強く‐5℃まで耐えることができるので、温暖地では屋外でもそれほど心配はいりません。

寒冷地では、最低温度が0℃程度になり始めたら室内に入れてください。窓際は屋外と変わらないほど冷え込むため、窓から離れた明るい場所に置きます。

冬の屋内は空気が乾燥して葉が傷みやすいため、水やりと一緒に葉水を行うと葉がきれいな状態を維持できます。

冬に葉水をする際は、日中に行います。室温を十分に上げてから霧吹きしてください。

また、屋外を好むアカシアは、室内は風通りが少なく生育が悪くなります。サーキュレーターを使い空気を流すように心がけましょう。

アカシア・ブルーブッシュの葉が落ちる原因は?

葉が落ちる原因は「日当たり不足」「水のやりすぎ(やらなすぎ)」です。

アカシア・ブルーブッシュは、日光が差し込まない暗い場所では軟弱に育ち、葉も落ちやすくなります。基本的に室内ではなく直射日光の当たる屋外で育ててください。

水をやりすぎると根腐れを引き起こし、葉が落ちることもあります。土が常に湿っており調子が良くない場合は、新しい土に植え替えをしてください。

アカシアは乾燥に強い植物ですが、土が乾燥しすぎると葉が落ちてしまいます。葉の先端が黄色くなったり、株全体の葉色が薄くなったりしたときは要注意です。適切な水やりをしてください。

アカシア・ブルーブッシュがひょろひょろになる理由は?

アカシア・ブルーブッシュがひょろひょろになるのは「日当たり不足」が原因です。

耐陰性のある植物ですが、日当たりを好む植物。そのため、日差しが入らないような暗すぎる環境では徒長してしまいます。

節間が伸びると葉が付いていない部分が目立ち、ひょろひょろの印象に。日当たり不足で葉色が悪かったり葉も小さかったりするため、見た目も悪くなってしまいます。

ひょろひょろになったアカシア・ブルーブッシュは剪定して、直射日光の当たる屋外に置いてください。ただし、暗い場所から急に直射日光に当てると葉焼けする可能性があります。

明るい日陰に1週間ほど置いて慣らし、直射日光に当ててください。その後、適切な管理を行えば、枝葉が茂り株もよく育ちます。

アカシア・ブルーブッシュは地植えと鉢植えどっちがいい?

育てる環境によって、鉢植え・地植えを選んで育てましょう。冬の最低温度が‐5℃を下回るほど寒くなければ、地植えの方が簡単に大きく育ちます。

ただし、アカシア・ブルーブッシュは成長が早く5mほど大きくなる植物。地植えする場合は、あらかじめ大きくなっても問題ないスペースを確保し、剪定しながら育てましょう。

省スペースで楽しみたい場合は、鉢植えで育てると地植えよりも生育がゆっくりになります。寒冷地など冬の気温が低い場合は、地植えができないため鉢植えがおすすめです。

アカシア・ブルーブッシュの適切な増やし方は?

適切な増やし方は「種まき」です。アカシアはマメ科植物なので、花が咲いた後に鞘ができます。

6月下旬には、鞘が裂けて熟した種子が収穫可能です。この種子をまいて増やしますが、そのままでは発芽率がよくありません。

種子を植える前に熱湯の中に入れて、冷めるまで待ちます。その後、種まきをすると多く発芽するでしょう。

ただし、アカシアの開花後に種子を多く付けると株が弱まる原因になります。種子を収穫しない場合は、花後はこまめに剪定してください。

アカシア・ブルーブッシュが元気がない時の復活方法は?

元気がない時は、「日当たり不足」「根腐れ」「土の乾燥」の可能性があります。

日当たり不足の場合は、置き場所を直射日光の当たる場所に移動させてください。根腐れの場合は、生育期の5~10月に植え替えて適切な水やりを行うことが重要です。

アカシアの根は浅いので、土が乾燥によって水切れになりやすい特徴があります。水切れを何度も経験すると枯れる恐れも。

根腐れ同様に、適切な水やりをしてください。弱っているときは、肥料は与えず発根剤を与えて根の生育を促すと回復が早いです。

アカシア・ブルーブッシュのまとめ

アカシア・ブルーブッシュのまとめ

アカシア・ブルーブッシュは直射日光の当たる屋外であれば、一年を通して簡単に育てることができます。シルバーブルーの葉や黄色い花は美しいので、お庭のシンボルツリーとして活躍するでしょう。

「友情」「秘密の恋」などの花言葉は、お祝いのプレゼントや告白にも最適です。仕事運や金運を上げる風水効果は、開店祝いや新築祝いなど多くの方に喜んでもらえます。

ぜひ、屋外で楽しむグリーンとして育ててみてはいかがですか。