| 植物名 | エスキナンサス・ラディカンス |
| 学名 | Aeschynanthus radicans |
| 英名 | Lipstickplant |
| 科目/属性 | イワタバコ科エスキナンサス属 |
| 原産地 | 東南アジア |
| 日当たり | 日当たりの良い場所 |
| 温度 | 最低10℃以上をキープする |
| 耐寒性 | 弱い |
| 耐暑性 | 強い |
| 水やり | 春夏：手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから) 秋冬：土が乾いてから 一週間程度あけて |
| 肥料 | 緩効性肥料、液体肥料 |
| 剪定時期 | 5月～10月 |
| 育てやすさ | ★★★★☆ |
エスキナンサス・ラディカンスの特徴
エスキナンサス・ラディカンスは、枝垂れる姿と美しい花が特徴的な植物です。多肉質な可愛い葉を付けたツルが伸びるため、高い位置に飾る観葉植物として人気があります。
プラントハンガーを利用して空中に吊って飾るとおしゃれです。耐陰性があるので、初めて植物を迎える方も室内で育てやすいでしょう。
寒さに弱いため、冬は暖かい環境で管理すると安心です。明るく暖かい場所で育てると、赤い花を咲かせます。
しなやかに揺れる姿と赤く美しい花を楽しんでください。
エスキナンサス・ラディカンスの花言葉
エスキナンサス・ラディカンスの花言葉は「恥じらい」「多くの喜び」です。赤い花が咲くことから、恥じらって赤くなった顔をイメージして花言葉「恥じらい」が付けられています。
「恥じらい」の花言葉は、恋人に贈るプレゼントにおすすめです。また、花言葉「多くの喜び」は、開店祝いや結婚祝い、新築祝いなどのお祝いのシーンで活躍するでしょう。
ハンギングにして空中に飾れば、おしゃれなインテリアグリーンになります。さらに、大事に育てれば、美しい赤花を咲かせるので、プレゼントに人気です。
多肉質で育てやすい植物でもあるので、初めて植物を育てる方にも喜ばれます。ぜひお部屋に植物を飾ってみたい方に、花言葉を添えて贈ってみてはいかがですか。
エスキナンサス・ラディカンスの風水
エスキナンサス・ラディカンスには、リラックス効果を高める風水効果があるとされています。下へ枝垂れる姿の植物は気を静める効果があるためです。
忙しい毎日を過ごしていて、落ち着きを取り戻したい方にプレゼントすると喜ばれるでしょう。リラックス効果をより高めたい場合は、寝室に飾るとよいかもしれません。
エスキナンサス・ラディカンスは葉が丸みを帯びているため、人間関係を円滑にする効果を期待できます。人間関係の調和を高めたい場合は、人が行き交う玄関に飾るとよいでしょう。
風水効果を得るには、観葉植物を置くだけでは不十分です。置いた場所を常に整理整頓して、エスキナンサス・ラディカンスを元気に育てることを心がけてください。
関連記事：観葉植物の風水｜場所と効果別のおすすめ
エスキナンサス・ラディカンスの育て方
エスキナンサス・ラディカンスは、初めて植物をお部屋に迎える方にも育てやすいですが、育て方にはポイントがあります。
ここでは、エスキナンサス・ラディカンスの育て方について解説します。育て方のポイントを押さえて、適切に育てることができれば、美しい姿で元気に育ち続けるでしょう。
置き場所と日当たり
エスキナンサス・ラディカンスは日当たりと風通しがよい場所を好みます。ただし、真夏の直射日光や西日に当たると、葉焼けする可能性があるので注意が必要です。
耐陰性はありますが、ほとんど日光が入らないような暗すぎる場所ではうまく生育できません。葉色が悪くなりポロポロと落ちたり、株が軟弱になったりするため、明るい窓際に置いてください。
直射日光が差し込む場合は、レースカーテン越しの柔らかい光にしてあげましょう。特に夏の直射日光には当たらないように育ててください。
エスキナンサス・ラディカンスは全方位にツルが伸びるので、一方向化の光だけに当て続けると、見た目が悪くなりやすいです。定期的に、鉢を回転させて株全体に光が当たるようにしてください。
温度
エスキナンサス・ラディカンスは、寒さに弱い植物です。最低10℃以上をキープして育ててください。
10℃以下の寒さに当たり続けると、葉がポロポロと落ちる原因になります。なるべく暖かい場所で管理することが重要です。
冬の窓際は屋外と変わらないくらいに冷え込むので、窓から離れた明るい場所に置いてください。ただし、暖房の風が当たると急激な乾燥によって葉が傷みやすいです。
暖房の風が当たらず、窓から離れた暖かい場所で管理しましょう。また、ハンギングやプラントハンガーで空中に吊ったり、スツールや棚の上に置いたりすると、床下の冷たい空気に触れずに管理できます
水やりの頻度
- 春夏：手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)
- 秋冬：土が乾いてから 一週間あけて
春夏の生育期には、手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)鉢底から水が流れるくらいに、しっかり水やりしてください。ただし、水のやりすぎや受け皿の溜め水は根腐れの原因になります。
水やり後は、受け皿に溜まった水は小まめに捨てることが重要です。気温の下がる秋からは土の渇き具合を見ながら、徐々に水やりを控えましょう。
冬の水やりは、土が乾いてから一週間あけてから与えてください。この時期は空気が乾燥するので、水やりと一緒に葉水も与えるとイキイキとした元気な葉を維持しやすいです。
水やりや葉水は、室温が十分に上がったタイミングで与えてください。気温が低い時間帯に水を与えると、根や葉が傷む可能性があるので注意します。
もし、水やりの頻度に困ったときは、水やりチェッカーの利用がおすすめです。
肥料
エスキナンサス・ラディカンスには、生育期の5～10月に2か月に1度置き肥を置くか、水に薄めた液肥を2週間に1度のペースで水やり代わりに与えてください。冬は生育が緩慢な時期なので、肥料は与えません。
エスキナンサス・ラディカンスは肥料が少なくても十分に育ちますが、ツルや葉を茂らせたり花を咲かせたりしたい場合は、土に混ぜ込んだ元肥以外に追肥しましょう。
ただし、肥料の与えすぎは根を傷めるため、与えるペースや時期はしっかり守ってください。花を咲かせたい場合は、開花時期の5月～8月にリン酸の多い肥料を与えると効果的です。
剪定方法
エスキナンサス・ラディカンスの剪定時期は5～10月です。傷んだり茂りすぎたりしたツルや葉を剪定します。
葉が出ている場所であれば、どこから切っても問題ありません。切り口の下から新しいツルを出すので、理想の株姿をイメージして風通しよく剪定すると良いでしょう。
エスキナンサス・ラディカンスの開花時期は春なので、冬～春にかけて剪定を行うと花芽を切り落としてしまう可能性があります。剪定は夏～秋の間がおすすめです。
花が咲いた後は、花がらをこまめに取り除いておくと、その後の生育が良くなるでしょう。
エスキナンサス・ラディカンスのよくあるトラブルと対処法
ぷっくりとした葉が枝垂れる姿が可愛いエスキナンサス・ラディカンスですが、トラブルも存在します。
ここではトラブルが起きたときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。
根腐れ
根腐れでは、以下の症状が見られます。
- 水をあげても元気にならない
- 土がなかなか乾かない
- 葉が落ちやすい
- 葉が茶色・黄色に変色している
- 幹や幹の根元が柔らかい
- 土から腐敗臭がする
- 土の表面にカビが生えている
- 根黒く変色している
根腐れは、土の中の酸素濃度が低下して土中の細菌叢が変化し、有機物の腐敗が進むことで有害なアンモニアが発生し、土壌環境が悪くなることで発症します。
また、常に土が湿っている状況では根が呼吸することができず、細胞が死んでしまいます。
これが原因で、根から水を吸い上げることができなくなり、植物体に水を供給することができなくなることで死んでしまう現象です。
根腐れの対処法は以下の通りです。
- 鉢から植物を抜き、悪い土を落として水はけのよい土に交換する
- 根の傷んでいる部分、腐っている部分をカットする
- 少量の水を与え、風通しがよく明るい日陰で管理する
※1週間を目安に水が乾くコンディションで管理する - 発根剤を与えてみる
- 傷んだ葉を取り除く
- 枯れた枝を切り取る
根腐れが起こった場合は、鉢を入れ替えて土の環境を変えることが大切です。傷んでしまった根は取り除き、健康な状態が取り戻せるような環境を与えてあげましょう。
赤玉土・ゼオライトなどを用土に混ぜ込むことで、水はけと根腐れを防止することができます。
枝先がダメになっている場合は、生きている部分までカットし、新しい葉を出すことで回復させます。
根元から腐っている場合は、無事な部分で切り取り、挿し木にして発根させて回復させましょう。
根腐れが起こると枝が垂れ、新芽を残すために古い葉を落とす現象が見られます。重度の根腐れの場合は、新芽や枝の先から枯れることがあるので注意が必要です。
関連記事：観葉植物の根腐れ｜対処法や見分け方の紹介
根詰まり
根詰まりとは、鉢の中で根がいっぱいになることで起きる症状。根詰まりの症状は以下の通りです。
- 水が浸透しづらくなる
- 底から根が出てくる
- 葉が黄色くなる
- 鉢にヒビが入る
特に春夏の成長期で一気に伸びてしまうと上記のような症状が起きてしまいます。すぐに枯れる要因にはなりませんが、放置してしまうとエスキナンサス・ラディカンスに悪影響です。
対処法はエスキナンサス・ラディカンスの植え替えをすること。
エスキナンサス・ラディカンスを現在の鉢より1つ上の大きい鉢に植え替えることで、上記の症状はほとんど解消されるでしょう。植え替えを行う時期も春夏の成長期が最も適しています。
関連記事：観葉植物の根詰まり｜症状や対処法について
葉焼け
葉焼けでは、以下の症状が起きます。
- 葉の色素が抜けて白くなっている
- 葉の一部が茶色く枯れている
強い日差しを浴びすぎると葉が傷んで「葉焼け」というトラブルが発生します。
葉焼けの症状に気がついたら、早めに置き場所を検討し直すことが必要です。
対処法は以下の通りです。
- 直射日光が当たっている場合はカーテンなどで遮光する
- 葉焼けした部分はカットする
葉焼けが起こるということは、日光が当たりすぎている可能性が高いため、直射日光に当てないような措置を取りましょう。
また、一度焼けてしまった葉は二度と元に戻りません。傷んだ葉はカットし、新しい健康な葉が生えてくるのを待ちましょう。
関連記事：観葉植物の葉焼け｜原因や対処法の紹介
エスキナンサス・ラディカンスの害虫トラブルと対処法
エスキナンサス・ラディカンスには害虫トラブルも存在します。
害虫によるトラブルが発生したときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。
ハダニ
ハダニの症状は以下の通りです。
- 葉にクモの巣のような糸がついている
- 葉の裏に小さな虫がついている
- 葉に斑点や傷がある
- 葉の色がかすれたように薄くなり枯れている
ハダニは繁殖力の強さと、薬剤耐性を持つとても厄介な害虫です。
放っておくと糸を張って大量発生する危険性もあるので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 傷んだ葉はカットする
- 葉の表裏、付け根や茎も水で洗浄する
- ハダニに効果のある液体を噴霧する（殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり）
ハダニが湧いてしまったら、市販の殺虫剤（ベニカXファインスプレー・オルトラン）を使用するのが効果的です。
2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
そもそもハダニは、こまめな霧吹き・葉をふき取りきれいにすることを怠らなければ発生しません。
常にきれいな状態を保つために、霧吹きの購入は必須といえます。月に一度はシャワーで洗い流すなどの管理も必要です。
アブラムシ
アブラムシの症状は以下の通りです。
- 新芽が萎縮している
- 葉が縮れている
- 新芽に虫が付いている
- 葉や幹がベタベタしている
アブラムシは繁殖力が強いため短期間で増え、ウイルスを媒介する厄介な害虫です。
放っておくとエスキナンサス・ラディカンスの生育が弱まり枯れる恐れもあるので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 縮れた葉はカットする
- アブラムシを取り除く
- 茂り過ぎている枝葉は剪定して風通しをよくする
- アブラムシに効果のある液体を噴霧する（殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり）
アブラムシが湧いてしまったら、市販の殺虫剤（ベニカXファインスプレー・オルトラン）を使用すると効果があります。
2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
カイガラムシ
カイガラムシの症状は以下の通りです。
- 貝殻のような殻を被ったり、粉状の物質で覆われたりしている虫が枝葉についている
- 黒いカビ(すす病)が発生している
- 葉や幹がベタベタしている
カイガラムシは繁殖力の強さと薬剤耐性のある厄介な害虫です。
放っておくとエスキナンサス・ラディカンスの生育が弱まり枯れる恐れもあるので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 柔らかい布やブラシで擦り取り除く
- 茂り過ぎている枝葉は剪定して風通しをよくする
- カイガラムシに効果のある液体を噴霧する（殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり）
カイガラムシが発生したら、市販の殺虫剤（ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど）を使用するのが効果的。
カイガラムシの成虫には殺虫剤が効きにくいので、幼虫の時期である5～7月に使用するとよいでしょう。
既に貝殻をかぶっている成虫は、柔らかいブラシや布で擦り取ってください。
2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
関連記事：観葉植物の白い綿はコナカイガラムシ｜対処法と予防法を紹介
コバエ
コバエの症状は以下の通りです。
- 土に虫が湧く
- コバエが植物の周囲を飛んでいる
コバエ自体は植物に無害ですが、観葉植物を育てるうえでの不快害虫です。
放っておくとコバエは増えていくので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 発酵不十分な堆肥や有機質肥料を与えることをやめる
- 土上2〜3cmの土を取り除き、新しい土に植え替える
- 土の表面に無機質な素材(赤玉土・鹿沼土・砂利など)を敷く
- トラップを仕掛ける
- コバエに効果のある殺虫剤を噴霧する
コバエが発生したら、市販の殺虫剤（ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど）を使用するのが効果的です。
コバエのトラップは食器用洗剤やお酢、めんつゆなどで作ることができます。植物の近くに置いておくと、簡単にコバエを捕殺できるでしょう。
コバエは、発酵不十分な腐葉土やバーク堆肥、有機質肥料の匂いに引き寄せられます。
そのため、有機質肥料を取り除いたり土の表面に赤玉土や鹿沼土など3～5㎝程度敷き詰めたりするとコバエ発生を防ぐことが可能です。
そもそもコバエは、完熟たい肥を使用した質のよい土であれば発生しません。また、土が常に湿っている状況を避ければ、発生する可能性は低いです。
コバエを発生させないためには、適切な土と水やり管理で育ててください。
エスキナンサス・ラディカンスのよくある質問
最後にエスキナンサス・ラディカンスのよくある質問とその答えを以下にまとめました。
- エスキナンサス・ラディカンスの花が咲かない原因は？
- エスキナンサス・ラディカンスの葉がしわしわになるのはどうして？
- エスキナンサス・ラディカンスの葉が茶色く枯れる理由は？
- エスキナンサス・ラディカンスの適切な増やし方は？
- エスキナンサス・ラディカンスには斑入りの品種があるの？
それでは具体的に見ていきましょう。
エスキナンサス・ラディカンスの花が咲かない原因は？
エスキナンサス・ラディカンスの花が咲かないのは、「日当たり不足」「冬の低温」が原因であることが多いです。
耐陰性のある植物ですが、日差しが入らない暗すぎる場所では十分に生育できません。その結果、開花時期でも花が咲かないこともあるかもしれません。
直射日光の当たらない明るい窓際に置いて管理してください。また、冬に10℃以下の寒さに当たり続けて葉が落ちると、花が咲かない可能性があります。
冬はなるべく暖かい環境に置いて、葉が落ちることを避けてください。美しい葉を維持することが開花につながります。
エスキナンサス・ラディカンスの葉がしわしわになるのはどうして？
エスキナンサス・ラディカンスの葉がしわしわになる原因は、「水のやらなすぎ」「空気の乾燥」が多いです。
多肉質の葉を持つため比較的乾燥に強いですが、生育期に水不足になると葉がしわしわになりやすいです。土の乾き具合を確認して水やりをしてください。
水をあげているのにしわしわになる場合は、土が乾燥しすぎて水が吸えていないことも考えられます。腰水をして、時間をかけてたっぷりと水を土に含ませる方法を試してみてください。
また、熱帯雨林の木や岩に着生して生育しているため、高湿度環境を好みます。水やりと一緒に葉水も行い湿度を保ってあげるとよいでしょう。
冷暖房で空気が乾燥すると葉がしわしわになりやすいため、冷暖房の風が当たらないように管理して適切なタイミングで葉水をしてください。
エスキナンサス・ラディカンスの葉が茶色く枯れる理由は？
エスキナンサス・ラディカンスの葉が茶色く枯れる理由は、「直射日光」「根傷み」が考えられます。
強い日差しに当たると、葉焼けしやすい植物です。直射日光に当たり、葉が茶色く葉焼けすることもあります。
日差しが直接当たらない明るい場所で育ててください。日差しが入り込む際は、レースカーテンで日差しを和らげましょう。
水のやりすぎ(やらなすぎ)や根詰まりによって根が傷むと、葉先が茶色く枯れることがあります。水やりや植え替えは適切に行って育ててください。
エスキナンサス・ラディカンスの適切な増やし方は？
エスキナンサス・ラディカンスの適切な増やし方は「挿し木」です。気温の上がる5～7月に行いましょう。
ツルの先端から10～15㎝ほど切り取り、葉を1～2枚残します。エスキナンサス・ラディカンスの葉は大きいので、半分の大きさに切っておくと蒸散量を抑えることができ、挿し木の成功率が上がります。
水を1時間ほど吸水させ、土に優しく植えて明るい日陰で土が乾かないように管理してください。1か月ほどで発根して新芽が出てきます。
また、土に植えず水の中に挿しておく水挿しでも増やすことが可能です。
エスキナンサス・ラディカンスには斑入りの品種があるの？
エスキナンサス・ラディカンスには斑入りの品種があります。
斑入りのエスキナンサス・ラディカンスは珍しく、あまり流通はしていません。春から伸びる新葉に白斑が入ります。
時間が経ち、新葉が古葉になるころには白斑は消えてしまう性質です。そのため、春から夏にかけてのみ新芽の斑入り葉が美しく、爽やかな姿を楽しめるでしょう。
秋以降は、新芽が伸びにくいので斑入り葉は徐々になくなりますが、春になると斑入り葉が増えるので安心してください。
エスキナンサス・ラディカンスのまとめ
エスキナンサス・ラディカンスは日当たりと風通しがよい室内であれば、一年を通して簡単に育てることができます。枝垂れる姿と赤い花が、おしゃれなインテリアグリーンとして活躍するでしょう。
花言葉「多くの喜び」は、開店祝いや新築祝い、結婚祝いなどのプレゼントに最適です。リラックス効果を上げるとされている風水効果は、毎日が忙しい方に喜んでもらえます。
ぜひ、おしゃれに飾れるインテリアグリーンとして育ててみてはいかがですか。
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