植物名 | ドラセナ |
学名 | Dracaena |
英名 | Dracaena |
科目/属性 | リュウゼツラン科ドラセナ属 |
原産地 | 熱帯アフリカ・熱帯アジア |
日当たり | 日当たりのよい室内 |
温度 | 品種によって異なる |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから) 秋冬:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)2~3日後 |
肥料 | 緩効性肥料、液体肥料 |
剪定時期 | 4~7月 |
ドラセナの特徴
ドラセナは、繊細な葉と真っすぐに伸びる幹が特徴的な植物です。品種によって、さまざまな特徴がありますが、いずれもシャープな印象を持っておりインテリアグリーンとして人気があります。
ドラセナの多くは、乾燥に強く育てやすいのが特徴。初めて観葉植物を迎える方も安心して育てられるでしょう。
「幸福の木」とも呼ばれ、贈り物としても人気があります。特に、「ドラセナ・マッサンゲアナ」を幸福の木として、お祝いにプレゼントする方が多いです。
品種によって、葉の色や形、幹の太さがさまざまなので、お部屋の雰囲気に合ったものを選んで楽しんでください。寒さには弱いので、冬は暖かい室内で管理することが重要です。
ドラセナの花言葉
ドラセナの花言葉は「幸福」。ドラセナ属は、共通して「幸福」にまつわる花言葉が付けられています。
ハワイではドラセナ属の木を玄関や入口に置くと、「幸せ」が訪れると信じられていることが花言葉の由来です。そのため、ドラセナ属の木は別名「幸福を呼ぶ木」と呼ばれています。
「幸福」という花言葉は、開店祝いや新築祝い、周年祝いなどのどのようなお祝い事にも適しています。贈った側も贈られた側も幸せをもたらす贈り物としておすすめです。
ドラセナの風水
ドラセナには「仕事運」「金運」を高める風水効果があるとされています。
風水では、葉先が尖っている植物は邪気を払う「邪気払い」の効果もあるとされています。そのため、ドラセナを気の入り口である玄関や窓際に置くと悪い気を払いのけてくれるでしょう。
まっすぐ上に伸びるドラセナは、「陽」の気を持っています。書斎や仕事場に置くと自然とやる気に満ち溢れるかもしれないこともあり、仕事運に効果的とされています。
仕事が順調であれば、収入面にもよい影響を与えます。より金運を上げたい場合は、西や北の方角にドラセナを置くとよいかもしれません。
「仕事運」「金運」を高める風水効果は、ご自宅用だけでなくビジネスシーンの贈り物にも最適です。新規事業の立ち上げや移転祝いなどのビジネスシーンにも喜ばれるのではないでしょうか。
関連記事:ドラセナの風水|置き場所と方角について
ドラセナの種類や品種
ドラセナは低木種だけでも50種類以上あるとされています。高木種まで数えると非常に多くの品種があるため、ここでは5品種の人気ドラセナを紹介します。
- ドラセナ・コンシンネ:針のように鋭い葉をしており、葉色が多彩
- ドラセナ・コンシンネ・ホワイトボリー:明るい緑と白のコントラストが美しい
- ドラセナ・デレメンシス・コンパクタ:光沢のある葉と模様の入る幹が美しい
- ドラセナ・ソングオブインディア:葉に黄色のラインの入るユニークな品種
- ドラセナ・ゴールドコート:張りのある葉に黄斑が入り、葉が垂れにくい
ドラセナには、さまざまな大きさや姿があるので、イメージに合ったものを選んで育ててください。プレゼントの場合は、贈る相手のイメージに合わせて贈ると喜ばれるかもしれません。
ドラセナの育て方
ドラセナは、初めて植物をお部屋に迎える方にも育てやすいですが、育て方にはポイントがあります。
ここでは、ドラセナの育て方について解説します。育て方のポイントを押さえて、適切に育てることができれば、美しい姿で元気に育ち続けるでしょう。
置き場所と日当たり
ドラセナは日当たりと風通しのよい環境を好みます。ただし、直射日光は葉焼けの原因になるため注意が必要です。
耐陰性があるので室内の明るい場所であれば十分に育ちますが、日差しの入らない暗すぎる場所では生育がよくありません。葉色が悪くなったり徒長したりするため注意してください。
室内の明るく風通しのよい窓際で育てましょう。直射日光が差し込む場合は、レースカーテン越しの柔らかい光にして管理することがポイントです。
温度
最低10℃以上をキープして育ててください。ドラセナは熱帯地域原産の植物であり、そのほとんどが寒さに弱いためです。
屋外の明るい日陰でも育てることはできますが、気温の下がる秋には室内へ移動する必要があります。ただし、冬の窓際は屋外と変わらないくらいに冷え込むので、冬は窓から離れた明るい場所に置いて管理しましょう。
10℃以下の寒さに当たり続けると、葉色や艶が悪くなります。次第に葉が茶色く枯れていくので、なるべく暖かい場所で管理することが重要です。
暖房の風が当たると急激な乾燥によって葉が傷むので、暖房の風が当たらないように気を付けてください。
水やりの頻度
- 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)
- 秋冬:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)2~3日後
春夏の生育期には、手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)鉢底から水が流れるくらいに、しっかり水やりしてください。生育期の水切れは、ドラセナの葉先が枯れる原因になるので、特に春夏はこまめに土の乾き具合を確認してください。
また水やり後は、受け皿に溜まった水はこまめに捨てることが重要です。水のやりすぎや受け皿の溜め水は根腐れの原因になります。
気温の下がる秋からは土の渇き具合を見ながら、徐々に水やりを控えましょう。この時期は空気が乾燥するので、水やりと一緒に葉水も与えるとイキイキとした元気な葉を維持しやすいです。
水やりや葉水を気温の下がる時間帯に与えると、ドラセナが傷む恐れがあります。水やりや葉水は室温が十分に上がった時間帯に行ってください。
もし、水やりの頻度に困ったときは、水やりチェッカーの利用もおすすめです。
肥料
ドラセナには、生育期の4~10月(真夏を除く)に2か月に1度置き肥を置くか、水に薄めた液肥を2週間に1度のペースで水やり代わりに与えてください。冬は生育が緩慢な時期なので、肥料は与えません。
ドラセナの葉を茂らせたり艶を出したりしたい場合は、土に混ぜ込んだ元肥以外に追肥もしましょう。ただし、肥料の与えすぎは根を傷めるため、与えるペースや時期はしっかり守ってください。
剪定
ドラセナの剪定時期は4~7月です。冬の間に傷んだ幹や茂り過ぎた枝葉を剪定します。
枝分かれしている幹は、どの部分から切っても問題ありません。切り口の下から新しい枝を出すので、理想の株姿をイメージして剪定するとよいでしょう。
この時に、茂りすぎた葉や元気のない下葉も一緒に幹から外しておくと、すっきりして見栄えが良くなります。また、葉を整理することで風通しがよくなり、病害虫予防としても効果的です。
ドラセナのよくあるトラブルと対処法
初心者でも育てやすいドラセナですが、トラブルも存在します。
ここではトラブルが起きたときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。
根腐れ
根腐れでは、以下の症状が見られます。
- 水をあげても元気にならない
- 土がなかなか乾かない
- 葉が落ちやすい
- 葉が茶色・黄色に変色している
- 幹や幹の根元が柔らかい
- 土から腐敗臭がする
- 土の表面にカビが生えている
- 根黒く変色している
根腐れは、土の中の酸素濃度が低下して土中の細菌叢が変化し、有機物の腐敗が進むことで有害なアンモニアが発生し、土壌環境が悪くなることで発症します。
また、常に土が湿っている状況では根が呼吸することができず、細胞が死んでしまいます。
これが原因で、根から水を吸い上げることができなくなり、植物体に水を供給することができなくなることで死んでしまう現象です。
根腐れの対処法は以下の通りです。
- 鉢から植物を抜き、悪い土を落として水はけのよい土に交換する
- 根の傷んでいる部分、腐っている部分をカットする
- 少量の水を与え、風通しがよく明るい日陰で管理する
※1週間を目安に水が乾くコンディションで管理する - 発根剤を与えてみる
- 傷んだ葉を取り除く
- 枯れた枝を切り取る
根腐れが起こった場合は、鉢を入れ替えて土の環境を変えることが大切です。傷んでしまった根は取り除き、健康な状態が取り戻せるような環境を与えてあげましょう。
赤玉土・ゼオライトなどを用土に混ぜ込むことで、水はけと根腐れを防止することができます。
枝先がダメになっている場合は、生きている部分までカットし、新しい葉を出すことで回復させます。
根元から腐っている場合は、無事な部分で切り取り、挿し木にして発根させて回復させましょう。
根腐れが起こると枝が垂れ、新芽を残すために古い葉を落とす現象が見られます。重度の根腐れの場合は、新芽や枝の先から枯れることがあるので注意が必要です。
関連記事:観葉植物の根腐れ|対処法や見分け方の紹介
根詰まり
根詰まりとは、鉢の中で根がいっぱいになることで起きる症状。根詰まりの症状は以下の通りです。
- 水が浸透しづらくなる
- 底から根が出てくる
- 葉が黄色くなる
- 鉢にヒビが入る
特に春夏の成長期で一気に伸びてしまうと上記のような症状が起きてしまいます。すぐに枯れる要因にはなりませんが、放置してしまうとドラセナに悪影響です。
対処法はドラセナの植え替えをすること。
ドラセナを現在の鉢より1つ上の大きい鉢に植え替えることで、上記の症状はほとんど解消されるでしょう。植え替えを行う時期も春夏の成長期が最も適しています。
関連記事:観葉植物の根詰まり|症状や対処法について
葉焼け
葉焼けでは、以下の症状が起きます。
- 葉の色素が抜けて白くなっている
- 葉の一部が茶色く枯れている
強い日差しを浴びすぎると葉が傷んで「葉焼け」というトラブルが発生します。
葉焼けの症状に気がついたら、早めに置き場所を検討し直すことが必要です。
対処法は以下の通りです。
- 直射日光が当たっている場合はカーテンなどで遮光する
- 葉焼けした部分はカットする
葉焼けが起こるということは、日光が当たりすぎている可能性が高いため、直射日光に当てないような措置を取りましょう。
また、一度焼けてしまった葉は二度と元に戻りません。傷んだ葉はカットし、新しい健康な葉が生えてくるのを待ちましょう。
関連記事:観葉植物の葉焼け|原因や対処法の紹介
ドラセナの害虫トラブルと対処法
強健なドラセナですが、害虫トラブルも存在します。
害虫によるトラブルが発生したときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。
ハダニ
ハダニの症状は以下の通りです。
- 葉にクモの巣のような糸がついている
- 葉の裏に小さな虫がついている
- 葉に斑点や傷がある
- 葉の色が薄くなり枯れている
ハダニは繁殖力の強さと、薬剤耐性を持つとても厄介な害虫です。
放っておくと糸を張って大量発生する危険性もあるので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 傷んだ葉はカットする
- 葉の表裏、付け根や茎も水で洗浄する
- ハダニに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
ハダニが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン)を使用するのが効果的です。
2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
そもそもハダニは、こまめな霧吹き・葉をふき取りきれいにすることを怠らなければ発生しません。
常にきれいな状態を保つために、霧吹きの購入は必須といえます。月に一度はシャワーで洗い流すなどの管理も必要です。
アブラムシ
アブラムシの症状は以下の通りです。
- 新芽が萎縮している
- 葉が縮れている
- 新芽に虫が付いている
- 葉や幹がベタベタしている
アブラムシは繁殖力が強いため短期間で増え、ウイルスを媒介する厄介な害虫です。
放っておくとドラセナの生育が弱まり枯れる恐れもあるので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 縮れた葉はカットする
- アブラムシを取り除く
- 茂り過ぎている枝葉は剪定して風通しをよくする
- アブラムシに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
アブラムシが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン)を使用すると効果があります。
2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
カイガラムシ
カイガラムシの症状は以下の通りです。
- 貝殻のような殻を被ったり、粉状の物質で覆われたりしている虫が枝葉についている
- 黒いカビ(すす病)が発生している
- 葉や幹がベタベタしている
カイガラムシは繁殖力の強さと薬剤耐性のある厄介な害虫です。
放っておくとドラセナの生育が弱まり枯れる恐れもあるので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 柔らかい布やブラシで擦り取り除く
- 茂り過ぎている枝葉は剪定して風通しをよくする
- カイガラムシに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
カイガラムシが発生したら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど)を使用するのが効果的。
カイガラムシの成虫には殺虫剤が効きにくいので、幼虫の時期である5~7月に使用するとよいでしょう。
既に貝殻をかぶっている成虫は、柔らかいブラシや布で擦り取ってください。
2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
関連記事:観葉植物の白い綿はコナカイガラムシ|対処法と予防法を紹介
コバエ
コバエの症状は以下の通りです。
- 土に虫が湧く
- コバエが植物の周囲を飛んでいる
コバエ自体は植物に無害ですが、観葉植物を育てるうえでの不快害虫です。
放っておくとコバエは増えていくので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 発酵不十分な堆肥や有機質肥料を与えることをやめる
- 新しい土に植え替える
- 土の表面に無機質な素材(赤玉土・鹿沼土・砂利など)を敷く
- トラップを仕掛ける
- コバエに効果のある殺虫剤を噴霧する
コバエが発生したら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど)を使用するのが効果的です。
コバエのトラップは食器用洗剤やお酢、めんつゆなどで作ることができます。植物の近くに置いておくと、簡単にコバエを捕殺できるでしょう。
コバエは、発酵不十分な腐葉土やバーク堆肥、有機質肥料の匂いに引き寄せられます。
そのため、有機質肥料を取り除いたり土の表面に赤玉土や鹿沼土など3~5㎝程度敷き詰めたりするとコバエ発生を防ぐことが可能です。
そもそもコバエは、完熟たい肥を使用した質のよい土であれば発生しません。また、土が常に湿っている状況を避ければ、発生する可能性は低いです。
コバエを発生させないためには、適切な土と水やり管理で育ててください。
ドラセナのよくある質問
最後にドラセナのよくある質問とその答えを以下にまとめました。
- ドラセナは屋外・室内どちらを好むの?
- ドラセナは地植えできる?
- ドラセナの冬の管理方法は?
- ドラセナは水耕栽培(ハイドロカルチャー)できる?
- ドラセナは花が咲く?開花時期は?
- ドラセナの適切な増やし方は?
- ドラセナが枯れる原因は?
- ドラセナが伸びすぎた時の対処法は?
それでは具体的に見ていきましょう。
ドラセナは室内・屋外どちらを好むの?
ドラセナは、風通しがよく明るい室内を好みます。
屋外の明るい日陰でも生育しますが、10℃以下の寒さに当たり続けると枯れる恐れがあります。そのため、気温の下がる秋には室内に移動させてください。
しかし、冬の窓際の室内は屋外と変わらないくらいに冷え込みます。窓から離れた明るく暖かい室内で管理すると育てやすいでしょう。
ドラセナは地植えできる?
ドラセナは寒さに弱いため、地植えをすることはできません。最低温度10℃以上をキープして育てる必要があるからです。
日本では霜や雪も降ります。寒風だけでなく、霜雪に当たるとドラセナは枯れてしまいます。
そのため鉢植えで育て、冬は寒さに当たらないように室内で管理することが大切です。室内でも窓際では、屋外と変わらないくらいに冷え込むので、管理する場所には気を付けてください。
ドラセナの冬の管理方法は?
ドラセナの冬の管理方法は、最低10℃以上をキープして管理することです。
冬は生育が衰えるので、水のやりすぎに気を付けます。受け皿に溜まった水もこまめに捨ててください。
葉水は暖かい時間帯や、暖房でしっかり温度が上がったときに行いましょう。窓際は屋外と変わらないくらいに冷え込むので、窓から離れた場所で管理するのが重要です。
暖房の風が直接当たると、急激な乾燥によってドラセナが枯れる恐れがあります。暖房の風が直接当たらないように気を付けてください。
ドラセナは水耕栽培(ハイドロカルチャー)できる?
ドラセナは水耕栽培(ハイドロカルチャー)が可能です。水を入れた花瓶やコップに剪定した節のある茎を入れておくと根が出てきます。
そのまま育てることもできますが、水中には根から出る老廃物を分解する微生物がいません。そのため、根が腐りやすい点に気を付けて下さい。
毎日水を入れ替えて、イキイキとしたドラセナに育てましょう。また、固形の焼土であるハイドロボールを使用した水耕栽培も、同様に楽しむことができます。
根のついた苗を水耕栽培する場合は、流水で綺麗に土や水苔を落としてください。根が落ち着くまで数枚の葉が黄色くなり自然と落ちることはありますが、水環境に適した根が新しく出ると新芽もたくさん伸びてきます。
ドラセナは花が咲くの?開花時期は?
ドラセナは、10~12月に花を咲かせます。花の咲き方や形は品種によって異なり、細長く垂れ下がった枝に小さな花をいくつも咲かせたり、小さな花が集まってポンポンのように咲いたりするなどさまざま。
ドラセナは花を咲かせる植物でありながら、花が咲くのは10年に1度と呼ばれるほど開花が貴重です。ドラセナの花を楽しむためには、充実した株であることが必要であるため、長く大事に育ててください。
貴重なドラセナの花を見ることができたら、幸運が訪れるかもしれません。
ドラセナの適切な増やし方は?
ドラセナの適切な増やし方は「挿し木」です。気温の上がる5~7月に行ってください。
枝の先端から10~15㎝ほど切り取り、葉を半分に切ったり2~3枚だけ残して葉からの蒸散を抑えます。その後、水を1時間ほど吸水させ、土に優しく植えましょう。
明るい日陰で土が乾かないように管理すると、1か月ほどで発根して新芽が出てきます。挿し木を行う場合は、植え替えや剪定した時に整理した枝を使用するとよいですよ。
ドラセナが枯れる原因は?
ドラセナが枯れるのは「日当たり」「水やり」「寒さ」が考えられます。
ドラセナは直射日光に当たると、葉焼けしやすいです。特に、夏の直射日光や西日などの強すぎる日差しが当たると枯れてしまうことも。
しかし、暗すぎると光合成できずに枯れてしまいます。レースカーテン越しの柔らかい光が差し込む場所で管理してください。
水のやりすぎは根腐れの原因になり、水のやらなすぎは土の乾燥に繋がります。適切な水やりが大切です。
寒さに弱いため、冬は窓際から離れた明るい場所で10℃以上をキープしながら管理してください。ただし、暖房の風が当たると、急激な乾燥によって枯れる恐れがあります。
暖房が当たらない窓際から離れた明るい場所で、管理することが重要です。
ドラセナが伸びすぎた時の対処法は?
ドラセナが伸びすぎた時は、生育期の4~7月に剪定をしてください。
緑色の枝や幹の節から脇芽が出てくるので、好みの高さになるように剪定します。ただし、樹木の幹のように木質化(もくしつか)した幹や枝からは、新芽が出にくいです。
剪定は、緑色の枝部分にしてください。風通しがよくなるように剪定すると、その後の管理がしやすくなるでしょう。
ドラセナのまとめ
ドラセナは明るく風通しがよい室内であれば、一年を通して育てることができます。シャープな葉姿のドラセナは、お部屋をおしゃれな雰囲気にするインテリアグリーンとして活躍するでしょう。
「幸福」の花言葉は、どのようなお祝いのプレゼントでも最適です。仕事運や金運を高めるとされる風水効果は、多くの方に喜んでもらえるはず。
ぜひ、おしゃれなインテリアグリーンとして育ててみてはいかがですか。
[https://andplants.jp/collections/doracaena]