ペペロミアの育て方

ペペロミアの育て方

植物名 ペペロミア
学名 Peperomia
英名 Peperomia
科目/属性 コショウ科/サダソウ属
原産地 熱帯・亜熱帯地域

ペペロミアの特徴

ペペロミアは熱帯地域を中心に1,000を超える種類がある多肉質の植物です。小型の種類が多く、日本の環境でも育てやすいため観葉植物として人気があります。

個性的な葉の模様や色、草姿を持つ種類が多い点も特徴です。乾燥にも強い性質があるので、初めて植物を迎える方にも安心して育てられるでしょう。

大きくなりすぎないため、窓際の棚やデスクで気軽に楽しめるのも人気の理由。どのペペロミアも育て方のポイントは一緒なので、お好きな種類を選んで育ててみませんか。

ペペロミアの種類

ペペロミアには1,000を超える種類がありますが、主に以下の3つのタイプに分けられます。

  1. ロゼットタイプ
  2. 木立タイプ
  3. 匍匐タイプ

ロゼットタイプとは、短い茎から葉が四方に伸びるペペロミア。代表的な品種として、スイカペペロミアやジェイド、カペラータなどがあります。

次に木立タイプは、太い茎がまっすぐ上に伸びていくペペロミアです。代表的な品種として、プテオラータやハッピービーン、コルメラなどがあります。

そして最後の匍匐タイプとは、細い茎が地面を這うように伸びるペペロミアのこと。代表的な品種として、ジェミニやグラベラ、イザベラなどがあります。

いずれも個性的な姿をしており、インテリア性が高くおしゃれ。好みの品種を選んで、置く場所の雰囲気に合わせて楽しんでくださいね。

ペペロミアの花言葉

花言葉は、「艶やか」「可愛らしさ」「片思い」です。

ペペロミアには様々な葉色や姿形の種類があります。光沢のある品種や小型でピンク色の葉を持つ品種から、「艶やか」「可愛らしさ」という言葉が名付けられたのでしょう。

また、「片思い」はハート型に見える葉を持つセルペンスなどの品種が由来とされています。いずれも女性が喜ぶ言葉なので、プレゼントにおすすめです。

育てやすいグリーンインテリアとして、記念日や誕生日の贈り物にいかがですか。

ペペロミアの風水

ペペロミアは葉が丸みを帯びているため、風水的に陰の気を持ちます。陰の気は気を静めたり調和したりするので、気が乱れやすいリビングやトイレに効果的です。

また、リラックスや恋愛運、健康運にも効果があります。乱れた気や悪い気が静まれば、精神的にも落ち着き人間関係も好転するかもしれません。

安定した精神や良好な人間関係は、健康にも直結します。ハート型のペペロミアの葉であれば、さらに恋愛運を上げてくれるでしょう。

関連記事:ペペロミアの風水|置き場所と育て方について

ペペロミアの育て方

ペペロミアの育て方

日当たり 明るい日陰
温度 最低8℃以上をキープする
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬:土の表面が乾いてから4~5日後
肥料 緩効性肥料、液肥
剪定時期 5~10月

観葉植物の全体的な育て方の基本については、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:観葉植物の育て方|コツや管理法について

置き場所と日当たり

ペペロミアは明るい日陰を好みます。直射日光は葉焼けの原因になるので、注意が必要です。

直射日光が苦手とはいえ、あまり暗すぎると生育に良くありません。葉色や艶が悪くなるので、適度に日に当てるようにしてあげてください。

室内の明るい窓際で育てることをおすすめします。直射日光が差し込む場合は、レースカーテン越しの柔らかい光にして管理しましょう。

温度

ペペロミアは、寒さに弱い植物です。最低8℃以上をキープして育ててください。

屋外の日陰でも育てることはできますが、気温の下がる秋には室内へ移動する必要があります。しかし、室内と屋外を入れたり出したりすることは、紫外線量の変化により植物の生長に悪影響です。

そのため、初めから室内の明るい窓際での管理がおすすめ。しかし、冬の窓際は屋外と変わらないくらいに冷え込むので、冬は窓から離した明るい場所に置くと管理がしやすいでしょう。

水やりの頻度

  1. 春夏:土の表面が乾いてから
  2. 秋冬:土の表面が乾いてから4~5日後

春夏の生育期には、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れるくらいに、しっかり水やりしてください。多肉質であればあるほど乾燥には強いですが、生育期は水切れがないように注意します。

水やり後は、受け皿に溜まった水は小まめに捨てることが重要です。気温の下がる秋からは土の渇き具合を見ながら、徐々に水やりを控えましょう。

冬は土の表面が乾いてから4~5日後に水やりをします。この時期は特に空気が乾燥するため、葉水を忘れずに与えると葉が落ちたり傷んだりする心配がありません。

冬の水やりを控えることで寒さに強い株になるので、水のやりすぎには特に気を付けてください。

肥料

ペペロミアには、植え替えの時に長期間ゆっくり効く緩効性肥料を、土に混ぜ込んでおくだけで十分です。土に肥料を混ぜ込んでいない場合は、置き肥や液肥を与えます。

生育期の5~10月に2か月に1度置き肥を置くか、水に薄めた液肥を2週間に1度のペースで水やり代わりに与えてください。肥料の与えすぎはペペロミアの根を傷めるので、注意が必要です。

冬も肥料を与えると根を傷める原因になります。土の上の置き肥は取り除いて、液肥やりも控えましょう。

剪定方法

ペペロミアの剪定時期は、生育期の5~10月です。風通しが良くなるように、茂りすぎたり冬の寒さで傷んだりした枝葉を剪定しましょう。

ロゼットタイプは葉柄の根元を剪定します。葉柄の途中を剪定しても新しい葉は出ず、見た目や風通しが悪くなるので必ず根元から剪定してください。

しかし、木立タイプと匍匐タイプは剪定したすぐ下から脇芽が出てきます。この2タイプは好みの形になるように剪定すると、面白いかもしれませんね。

ペペロミアのよくあるトラブルと対処法

ペペロミアのよくあるトラブルと対処法

個性的な草姿をしている種類が多いペペロミアですが、トラブルも存在します。

ここではトラブルが起きたときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。

関連記事:観葉植物のトラブル|主な症状と対処法まとめ

根腐れ

根腐れでは、以下の症状が見られます。

  1. 水をあげても元気にならない
  2. 土がなかなか乾かない
  3. 葉が落ちやすい
  4. 葉が茶色・黄色に変色している
  5. 幹や幹の根元が柔らかい
  6. 土から腐敗臭がする
  7. 土の表面にカビが生えている
  8. 根黒く変色している

根腐れは、土の中の酸素濃度が低下して土中の細菌叢が変化し、有機物の腐敗が進むことで有害なアンモニアが発生し、土壌環境が悪くなることで発症します。

また、常に土が湿っている状況では根が呼吸することができず、細胞が死んでしまいます。これが原因で、根から水を吸い上げることができなくなり、植物体に水を供給することができなくなることで死んでしまう現象です。

根腐れの対処法は以下。

  1. 鉢から植物を抜き、悪い土を落として水はけのよい土に交換する
  2. 根の傷んでいる部分、腐っている部分をカットする
  3. 少量の水を与え、風通しがよく明るい日陰で管理する
    ※1週間を目安に水が乾くコンディションで管理する
  4. 活力剤を与えてみる
  5. 傷んだ葉を取り除く
  6. 枯れた枝を切り取る

根腐れが起こった場合は、鉢を入れ替えて土の環境を変えることが大切です。傷んでしまった根は取り除き、健康な状態が取り戻せるような環境を与えてあげましょう。赤玉土・ゼオライトなどを用土に混ぜ込むことで、水はけと根腐れを防止することができます。

枝先がダメになっている場合は、生きている部分までカットし、新しい葉を出すことで回復させます。根元から腐っている場合は、無事な部分で切り取り、挿し木にして発根させて回復させましょう。

根腐れが起こると、新芽を残すように古い葉を落とす現象が見られます。重度の根腐れの場合は、新芽や枝の先から枯れることがあるので注意が必要です。

根詰まり

根詰まりとは、鉢の中で根がいっぱいになることで起きる症状です。根詰まりの症状は以下の通り。

  1. 水が浸透しづらくなる
  2. 底から根が出てくる
  3. 葉が黄色くなる
  4. 鉢にヒビが入る

特に春夏の成長期で一気に伸びてしまうと上記のような症状が起きてしまいます。すぐに枯れる要因にはなりませんが、放置してしまうとペペロミアに悪影響です。

対処法はペペロミアの植え替えをすること。

ペペロミアを現在の鉢より1つ上の大きい鉢に植え替えることで、上記の症状はほとんど解消されるでしょう。植え替えを行う時期も春夏の成長期が最も適しています。

葉焼け

葉焼けでは、以下の症状が起きます。

  • 葉の色素が抜けて白くなっている
  • 葉の一部が茶色く枯れている

強い日差しを浴びすぎると葉が傷んで「葉焼け」というトラブルが発生します

葉焼けの症状に気がついたら、早めに置き場所を検討し直すことが必要です。

対処法は以下。

  1. 直射日光が当たっている場合はカーテンなどで遮光する
  2. 葉焼けした部分はカットする

葉焼けが起こるということは、日光が当たりすぎている可能性が高いため、直射日光に当てないような措置を取りましょう。

また、一度焼けてしまった葉は二度と元に戻りません。傷んだ葉はカットし、新しい健康な葉が生えてくるのを待ちましょう。

ハダニ

ハダニの症状は以下。

  1. 葉にクモの巣のような糸がついている
  2. 葉の裏に小さな虫がついている
  3. 葉に斑点や傷がある
  4. 葉の色が薄くなり枯れている

ハダニは繁殖力の強さと、薬剤耐性を持つとても厄介な害虫です

放っておくと糸を張って大量発生する危険性もあるので、早めに対処を行いましょう。

対処法は以下。

  1. 傷んだ葉はカットする
  2. 葉の表裏、付け根や茎も水で洗浄する
  3. ハダニに効果のある液体を噴霧する(2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢、殺虫剤)

ハダニが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカファインスプレー・オルトラン)を使用するのが効果的です。2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。

そもそもハダニは、こまめな霧吹き・葉をふき取りきれいにすることを怠らなければ発生しません。

常にきれいな状態を保つために、霧吹きの購入は必須といえます。月に一度はシャワーで洗い流すなどの管理も必要です。

ペペロミアのよくある質問

ペペロミアのよくある質問

最後にペペロミアのよくある質問とその答えを以下にまとめました。

  1. ペペロミアの葉が落ちる原因は?
  2. ペペロミアの葉が伸びすぎるのはどうして?
  3. ペペロミアの元気がない時の復活方法は?
  4. ペペロミアの適切な増やし方は?

それでは具体的に見ていきましょう。

ペペロミアの葉が落ちる原因は?

葉が落ちる原因は、「水のやりすぎ(やらなすぎ)」「日当たり不足」「寒さ」です。

ペペロミアは土が常に湿っていると、根腐れをしやすい性質があります。根腐れを起こすと、根から吸水できずに葉が落ちる原因に。

また乾燥に強いとはいえ、生育期に水不足状態になると葉が落ちます。根腐れの場合は植え替えて、水不足の場合は適切な水やりをしてください。

直射日光を嫌いますが、暗すぎると光合成がうまくできずに葉がポロポロと落ちます。明るい窓際に移動させると新芽が出てくるので安心してくださいね。

ペペロミアは寒さに敏感です。冬の窓際は屋外と変わらないくらいに冷え込むので、窓際から離して管理すると葉が落ちにくいでしょう。

ペペロミアが伸びすぎるのはどうして?

ペペロミアが伸びすぎる原因は、「日当たり不足」です。

暗い場所だと、光を求めて徒長してしまいます。直射日光で葉焼けすることも危険ですが、暗すぎると光合成が十分にできず生育不良に。

植物は暗すぎる場所では、明るい方向へ伸びる性質があります。そのため、明るい窓際に移動させて育てると、徒長が止まるでしょう。

伸びすぎている場合は、短く剪定をしてください。その後に出てくる新芽を育てることで、整形が可能です。

ペペロミアの元気がない時の復活方法は?

元気がない時は、「日当たり不足」「根腐れ」「根詰まり」の可能性があります。

日当たり不足の場合は、置き場所を明るい場所に移動させてください。根腐れの場合は、植え替えて適切な水やりを行うことが重要です。

ペペロミアの水やり時に土の吸水が遅かったり、鉢底から根が出ていたりしていませんか。その場合は、根詰まりしています。

生育期の5~10月に鉢から引き抜き、一回り大きな鉢に植え替えてください。

ペペロミアの適切な増やし方は?

ペペロミアの増やし方は「挿し芽」「挿し木」「株分け」です。ただし、タイプによって増やし方が異なるので注意してください。

ロゼットタイプの増やし方は挿し芽です。葉柄を2~3㎝残して優しく土に葉柄部分を植えます。

直立タイプや匍匐タイプの増やし方は挿し木です。茎を10㎝程に剪定後、葉を1~2枚だけ残して土に優しく植えます。

どちらも新芽が出るまで、土が乾かないように明るい日陰で管理してください。ロゼットタイプは子株ができることもあるので、その場合は優しく分けて植え替えましょう。

ペペロミアのまとめ

ペペロミアのまとめ

ペペロミアは直射日光の当たらない明るい室内であれば、一年を通して簡単に育てることができます。個性的な葉の模様や色、草姿なのでおしゃれなインテリアグリーンとして活躍するでしょう。

「艶やか」「可愛らしさ」など花言葉は、女性へのプレゼントにも最適です。さらに、気を静めたり調和したりする陰の気はリラックスや人間関係にも影響するので、新築祝いや結婚祝いにも喜んでもらえます。

ぜひ、気軽に楽しめるインテリアグリーンとして育ててみてはいかがですか。

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