観葉植物はどこの部屋に置くのかで、選ぶ種類も変わってくるかと思います。寝室であればやわらかい雰囲気をもった植物でもいいですし、リビングであればパッと明るくなるような植物も素敵です。
どこにどんな種類の植物を置いてもいいのですが、部屋の雰囲気にマッチするものを選ぶことで、生活する私たちと植物も喜ぶのではないでしょうか。
今回は、子ども部屋に置く観葉植物について選び方・おすすめ・注意点などを解説していきます。
せっかく置くのであれば、子どもによい効果を与えてくれるものだと嬉しいですよね。種類によっては有害な植物もあるため、一緒に確認していきましょう。
選ぶ際にどうしても迷ってしまったら、個人的にはケンチャヤシがおすすめです。仕事運・健康運が上がるとされているので、勉強・仕事にきっとよい影響を与えてくれます。育てやすいのも特徴です。
(すぐに「子供部屋に置くおすすめの観葉植物」を見たい方はこちらのリンクをクリックいただくと該当部分に移動します)
[https://andplants.jp/collections/plants-children]↑こちらでは子ども部屋におすすめの観葉植物を商品一覧でまとめているので、併せてご覧ください。
子ども部屋に置く観葉植物の選び方
「子ども部屋に置く植物は何を気にして選べばいいんだろう…」と思ったら、次の3つを軸にしてみるとスムーズに選択できるかもしれません。
- 風水効果で選ぶ
- 乾燥に強いものを選ぶ
- 子どもが触れても安全なものを選ぶ
子どもによい影響を与えてくれるだけではなく、安全な植物を選んでいきたいですよね。
風水効果で選ぶ
観葉植物には風水効果が備わっています。諸説ありますが、中国の古い言い伝えから来ていて、私たちの生活を快適に導いてくれる「ともしび」のような存在です。
具体的には植物の葉の向きによってもたらす効果が異なります。 上向きに鋭く伸びている葉は、主に「邪気を払う」「ポジティブな運気をもたらす」とされていて、下向きに丸く伸びている葉は「リラックス効果」「人間関係の調和」があるそうです。
もちろん植物の種類によっても風水効果には違いがあり、金運・仕事運・健康運などを高めてくれる植物があります。子ども部屋に迎える観葉植物を選ぶときは、各植物が持つ風水効果も意識してみるとよいでしょう。
関連記事:観葉植物の風水|場所と効果別のおすすめ
乾燥に強いものを選ぶ
観葉植物はさまざまな性質をもっていますが、中でも乾燥に強いものを選んでおくと管理が楽です。乾燥に強ければお水やりの頻度が少なく済みますし、子どもが植物を育てる場合でもきっとうまくいくでしょう。
また、子ども部屋の植物を親が管理するなら、その都度部屋を訪れなければいけません。小学校低学年くらいまでなら頻繁に出入りしても嫌がられることは少ないかもしれませんが、お子さんが成長するとそうはいきません。子どもも大人と同じように自分の時間をつくろうとするからです。
少し考えすぎかもしれませんが「植物の管理面」「子どもとの距離感」を考慮すると、乾燥に強いものは現実的な選択になります。
子どもが触れても安全なものを選ぶ
子どもが小さいうちは「植物がどういう存在なのか」が理解できず、誤って触れてしまうことがあるかもしれません。そのため「トゲがある植物」「樹液で手が被れてしまう植物」などは避けておくのが無難です。
加えて、土遊びをしてしまう可能性があるなら、子どもの手が届かない場所に植物を置くようにします。その場合は、置く植物のサイズが限られてくるのを覚えておきましょう。具体的には3〜5号(直径:9〜15cm)がおすすめです。
植物の存在や扱い方がわかるようになってきたら、大型の観葉植物を検討してもいいかもしれません。お子さんの成長にあわせて調整してみてください。
子どもに有害とされる観葉植物の一覧
有害であると考えられる観葉植物をいくつかまとめましたので、購入の際に参考にしてみてください。
- アイビー
- アンスリウム
- ポトス
- モンステラ
- ポインセチア
- アロエ
- ミルクブッシュ
- スパティフィラム
上記は一部ですが、誤って口に含んだり樹液に触れたりすると、嘔吐や炎症を引き起こす可能性があります。
主な原因は、毒性成分として知られている「シュウ酸カルシウム」です。お子さんだけではなく、ペットにも有害とされています。
なお、上記の有害とされている観葉植物は、そのまま鑑賞している分には安全です。樹液に触れてしまったとしても、直ぐに水で洗い流せば症状は発生しません。危ないものの分別がつく年齢になったら、子ども部屋に置いても大丈夫でしょう。
子ども部屋におすすめの観葉植物
それでは、子ども部屋に向いている観葉植物を紹介していきます。
- ピレア・ペペロミオイデス
- ケンチャヤシ
- サンスベリア・ゼラニカ
- パキラ
- エバーフレッシュ
置くスペースが広く取れない場合は、小型の手乗りサイズから飾ってみるのがおすすめですよ。
①ピレア・ペペロミオイデス|乾燥に強く育てやすい
日当たり | レース越しのカーテンの光 |
温度 | 最低5℃以上をキープする |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:土の表面が乾いてから 秋冬:土の表面が乾いてから2〜3日後 |
ピレア・ぺぺロミオイデスは大きな丸い葉っぱから、別名「パンケーキプランツ」とも呼ばれている観葉植物です。多肉質で乾燥に強くお手入れもしやすいので、どのような子ども部屋にも向いています。棚や勉強机の上などにもいいかもしれませんね。
置き場所にもよりますが、秋冬であれば1週間に1回程度のお水やりで問題ありません。お水のあげすぎに注意をすれば、基本的に失敗することは少ない植物です。
「救われる人々」といった花言葉があるように、風水では人間関係を整えたりリラックス効果を与えたりする存在です。目が行き届くような場所に一つ置いてあるだけで、心がホッと落ち着くのではないでしょうか。子どもに安らぎと癒しをもたらしてくれるでしょう。
[https://andplants.jp/collections/peperomioides] ピレア・ペペロミオイデスの育て方はこちら②ケンチャヤシ|勝利を引き寄せる
日当たり | 明るい日陰(直射日光は避ける) |
温度 | 最低10℃以上をキープする |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)ら 秋冬:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)2〜3日後 |
ケンチャヤシはヤシの木の仲間で、南国の雰囲気を思わせるような観葉植物。「勝利」といった花言葉があるので、子供部屋で何かを新しく始めるのにおすすめです。
日当たりのある置き場所の方が健康に成長しますが、実は耐陰性にも優れています。日光が確保できない方や植物初心者の方にもよいのではないでしょうか。
黒鉢に植え替えるだけでインテリア性もグッと増すので、和モダンな雰囲気に仕上げたい方はぜひ検討してみてくださいね。
[https://andplants.jp/collections/catpalm] ケンチャヤシの育て方はこちら③サンスベリア・ゼラニカ|健康運が上がる
日当たり | 直射日光を避けた日当たりのいい場所(室内) |
温度 | 最低10℃以上をキープする |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから) 秋冬:葉の表面にしわが寄ってから(10月以降はほぼ断水) |
サンスベリア・ゼラニカは観葉植物ではあるものの、多肉のような扱いをされるほど乾燥に強い植物です。お水やりの頻度は少なくてお世話が楽なので、初心者にも適しています。
ゼラニカは縦長で設置スペースを広く取らないので、狭い部屋でも管理ができます。お子さんが健康的に勉強や仕事に励むことができるでしょう。
温かい場所が好きなので寒いところに置かないようにするとよいです。特に冬場の窓際は、冷気が発せられているため植物にダメージを与えてしまいます。窓際からは、なるべく離して管理をしましょう。
[https://andplants.jp/collections/sansevieriazeylanica] サンスベリア・ゼラニカの育て方はこちら④パキラ|金運がアップする
日当たり | 日当たりのよい置き場所(直射日光は避ける) |
温度 | 最低5℃以上をキープする |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:土の表面が乾いてから 秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後 |
パキラは、手のひらを描いた大きな葉が特徴的な観葉植物です。別名「Money Tree(発財樹)」とも呼ばれ、金運アップの効果があると言われています。子ども部屋の入り口に置いておけば、よい運気をもたらしてくれるはず。
実は金運アップの効果以外にも、邪気を払ったり健康運をアップさせたりしてくれる優れた植物です。葉水で葉っぱをきれいに保つと、さらに風水効果が高まるとか。
子ども部屋の日当たりがよければ、新芽もグングン生長していきますので、育てがいがとてもあります。植物初心者でも簡単にお手入れできるので、子どもに管理を任せてみるのもいいかもしれません。
[https://andplants.jp/collections/pachira] パキラの育て方はこちら⑤エバーフレッシュ|子ども・ペットにも安全
日当たり | 日当たりのよい置き場所 |
温度 | 最低10℃以上をキープする |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:土の表面が乾いたら 秋冬:土の表面が乾いてから2〜3日後 |
エバーフレッシュは、涼しげな葉姿が特徴的な観葉植物です。ペット・お子さんにも安全な植物なので「万が一植物に害があったら心配だな…」と思っているなら、エバーフレッシュを選んでおけば間違いないでしょう。
日中は葉が開いて夜は閉じる「睡眠運動」をおこなうユニークな特徴をもっています。諸説ありますが、余分な水分の蒸発を防ぐためにあるそうです。
1日を通してエバーフレッシュの変化を見られるので、お子さんにも喜んでもらえます。 また、環境に順応する能力が非常に高いので、日当たりを好みますがある程度の日陰でも生育が可能です。
[https://andplants.jp/collections/pithecellobiumconfertum] エバーフレッシュの育て方はこちら観葉植物が子ども部屋にもたらす効果
観葉植物には癒しや安らぎだけではなく、他にもさまざまな効果があるのをご存じでしょうか。下記をご覧ください。
- 空気清浄効果
- リラックス効果
- 視覚疲労を回復する効果
子ども部屋をより快適にしたいと考えているなら、植物の効果を活用するのがおすすめです。
関連記事:観葉植物の効果|メリットや注意点について
空気清浄効果
観葉植物は「空気を浄化する力」をもっていることが実験で判明しています。
たとえば観葉植物の「ポトス」「サンスベリア」は「エコプラント」と呼ばれていて、有害物質を除去するそうです。実験では、高い数値の除去能力をもつ植物であることがわかりました。
つまり、多かれ少なかれ観葉植物は快適な空間作りに欠かせない存在であるのです。もちろん植物の種類・大きさ・置き場所の広さなどによって、空気清浄効果の強さは異なります。
しかし、私たちの生活にポジティブな影響を与えてくれるのは変わりません。快適な子ども部屋であれば、お子さんも勉強や読書により集中できるのではないでしょうか。
関連記事:空気清浄効果がある観葉植物|おすすめと置き場所について
リラックス効果
観葉植物が「ない部屋」より「ある部屋」のほうが、リラックスして仕事・勉強に集中できると言われています。最近では「森林セラピー」「園芸療法」と呼ばれる「植物による癒しの効果」を活用した手法も広まっているそうです。
筆者も以前、自然にあふれた環境へ行ったときに、たしかな「リラックス感」を覚えた経験があります。植物に囲まれるとどこか癒やされるのもうなずけるのではないでしょうか。
子ども部屋にも植物を置くことで、お子さんも今以上に自然体で過ごしてくれるはずです。リラックスした環境下だと、勉強にも一層励んでくれるでしょう。
視覚疲労を回復する効果
最近では小さいお子さんも、スマートフォンやパソコンに触れる時間が多くなってきました。そのため、目に対する影響を心配される親御さんもいるかと思います。
実はそういったスマートフォンやパソコンを使用している最中に観葉植物を見るだけで、視覚疲労(目の疲れ)が緩和されることが研究で判明しました。
植物のサイズは問いませんが、自然と目に入る場所に飾るとよい影響を与えてくれるかもしれません。
参考記事:観葉植物を見ることがVDT作 業に伴う視覚疲労に及ぼす影響
子ども部屋に観葉植物を置く際の注意点
観葉植物を置く際にいくつか注意点がありますので、知らない方はぜひメモの準備をお願いします。
- 鉢はプラスチック製にする
- 風水的によくても置きすぎない
- 清潔感・風通しを良好に保つ
植物とお子さん、両者への配慮が大切です。
鉢はプラスチック製にする
子どもが誤って転倒・落下させてしまう可能性があるため、鉢をプラスチック製に植え替えておくのがおすすめです。
植物は、お水の乾き具合で重量が変化します。特に水が乾いた状態だと、想像より植物本体が軽くなっていることがあるため、簡単に倒れてしまうことも。
一方、お水やり後は水分を含んでいるので、落下した際に重みで割れる可能性もあります。
上記の理由から、プラスチック製の鉢にしておけば破損の心配はないです。お子さんもケガをしなくていいですよね。
インテリア性の高い陶器鉢は人気を集めていますが、破損のリスクがあるのではじめのうちはプラスチック製で様子見しておくのが得策です。
風水的によくても置きすぎない
観葉植物はどれも風水効果があり、暮らしをよくしてくれるアイテムですが、置きすぎないのをおすすめします。具体的な理由は次をご覧ください。
- 運気が乱れる
- お世話が大変
- 空間が圧迫される
風水効果は「植物が多い=効果が増加」ではないので、適切な物量が大切です。量が多すぎるとかえってお互いが干渉して、正しい運気を発揮できない可能性があります。
また、植物が増えるとお世話の時間も増えるので、慣れていないと管理が大変です。量が増えるとせっかくの子ども部屋が圧迫されることも。
仮に増やすにしても一気におこなうのではなく、少しずつ調整していってください。その際は、お子さんと一緒に決めていくと楽しんでくれるかもしれませんよ。
清潔感・風通しを良好に保つ
観葉植物を置くうえで重要なのが「清潔に保つ」「風通しを良好にする」の2点です。
植物とはいえ生き物であるのは変わりませんので、土汚れを拭いたり置き場所を片付けたり、周辺を清潔に保っておく必要があります。清潔な状態をしっかりキープしておけば、カビや害虫から守ることが可能です。
植物の管理をするなら、風通しを良好に保っておくのも大切なポイントになります。特に気温が上がりやすい春夏は、窓を開けたりエアコンを入れたりして空調を整えてください。風通しが悪いと、植物の状態が悪くなるだけではなく、部屋の空気も重くなります。
関連記事:観葉植物の風通し|大切な理由と悪いときの対策について
子ども部屋に観葉植物を置く方からよくある質問
最後に子ども部屋に観葉植物を置く方からよくある質問とその答えをまとめました。
- 勉強がはかどる観葉植物って他にある?
- 子どもの運気がアップする観葉植物は?
- 小さい子供が植物で遊ぶときはどうすればいい?
では、それぞれ具体的に見ていきましょう。
勉強がはかどる観葉植物って他にある?
スキンダプサスはいかがでしょうか。
勉強机やデスクに置きやすいサイズ感なので、ちょっとした休憩の合間に植物をながめてリラックスすることができます。植物の癒しの効果があれば、ふたたび勉強に集中することができるでしょう。
また、スキンダプサスは耐陰性もあるため、勉強机周りにそこまで日光が入らなくても生長してくれます。
[https://andplants.jp/collections/scindapsus]子どもの運気がアップする観葉植物は?
サンスベリア・ゼラニカがおすすめです。
上へ上へと生長する植物なので、運気も向上していくと言われています。特にお子さんはまだまだこれから外見・内面も成長していくため、相性がとてもよいです。
加えて、サンスベリアは「エコプラント」とも呼ばれています。空気清浄効果があるため、子ども部屋の雰囲気がよくなるのではないでしょうか。
[https://andplants.jp/collections/sansevieriazeylanica]小さい子どもが植物で遊ぶときはどうすればいい?
子どもの手が届かない場所に植物を置くか、別の部屋に移動させるのをおすすめします。小さいうちは植物の存在を適切に認識できていないため、注意をしても遊んでしまう可能性が高いからです。子どもと植物を物理的に離すのがいいでしょう。
そのまま放置をしていると、誤って口に含んだり樹液に触れてかぶれたりするかもしれませんので、早めの対策が求められます。
まとめ
お子さんが快適な生活を送れるように、子ども部屋に植物を置くのは素敵なことです。緑に囲まれた暮らしは、きっと豊かさを与えてくれます。
そうはいっても観葉植物は種類が多く、なかなか選び切れない方もいると思います。 もしまだ迷っていましたら、筆者としてはケンチャヤシがおすすめです。
育てやすさや風水的なメリットもありますが、個性的な樹形をしているのできっとお子さんも喜んでくれるはず。子どもが笑ってくれるのであれば、それはとても幸せなことではないでしょうか。
微笑ましい日常を届けたいと少しでも感じてもらえれば幸いです。
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