植物名 | ストレリチア |
学名 | Strelitzia |
英名 | Strelitzia |
科目/属名 | ストレリチア科ストレリチア属 |
原産地 | 南アフリカ |
日当たり | 日当たりのよい置き場所 |
温度 | 品種によって異なる |
耐寒性 | 品種によって異なる |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから) 秋冬:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)一週間程度あけて |
肥料 | 緩効性肥料、液体肥料 |
剪定時期 | 5~7月 |
育てやすさ | ★★★★★ |
ストレリチアの特徴
ストレリチアは、すらっとした葉柄に大きな葉が付く植物です。南国にいる美しい鳥を思わせるユニークな花を咲かせます。
特に、オレンジ色の苞に青い花を咲かせるストレリチア・レギネは、「極楽鳥花」の名前でも有名です。品種によって、萼(ガク)の色や葉の大きさが違います。
ストレリチアは葉や葉柄が肉厚なので乾燥に強いです。初めて植物を迎える方にも育てやすいでしょう。
多肉質な根は大きくなりやすいため、植え替えを定期的に行わないと根詰まりしやすい傾向があります。根詰まりの症状が確認出来たら、早めに植え替えをしてください。
ストレリチアの花言葉
ストレリチアの花言葉は「輝かしい未来」「すべてを手に入れる」です。いずれもストレリチアの仲間に共通するもので、まっすぐ伸びる葉姿や美しい花から名付けられています。
「輝かしい未来」の花言葉は、新築祝いや就職祝いなどの贈り物に最適です。また、「すべてを手に入れる」の花言葉は、開業祝いや栄転祝い、長寿祝いなどにもよいかもしれません。
おしゃれなインテリアグリーンとして、花言葉とともにプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
ストレリチアの風水
ストレリチアには、「金運」「仕事運」「健康運」を上げる風水効果があるとされています。また、葉柄をまっすぐ上に伸ばすストレリチアは、気持ちを前向きにしてくれる効果もあるので、落ち込んでいるときに元気づけてくれるでしょう。
金運を高めたい場合は、財運を司る方角の西に飾ってください。「輝かしい未来」の花言葉があるように、金運をよい方向へ導いてくれます。
仕事運を高めたい場合は書斎やオフィスに、家族の健康を支えたい場合はリビングに置くと効果的です。ただし、風水効果を高めるためには植物のお手入れだけでなく、置いた場所の整理整頓もしっかり行ってください。
ストレリチアの種類や品種
ストレリチアは5種類あるとされています。ここではストレリチア属の5品種を紹介します。
- ストレリチア・レギネ(極楽鳥花):主にオレンジ色の萼と青い花弁を持つ
- ストレリチア・ニコライ(オーガスタ):大きな葉を持ち、純白の花を咲かせる
- ストレリチア・ノンリーフ:葉が小さく、成長するにつれてシュッと尖った姿になる
- ストレリチア・アルバ:茎が幾重にも重なり頭上へと長く伸びて、木のような姿になる
- ストレリチア・コーダータ:ニコライやアルバと同じように白い花を咲かせるが、花は咲きにくい
ストレリチアは、園芸品種を含めても10品種ほどです。さらに、流通している品種はレギネやオーガスタ、ノンリーフなどに限られています。
プレゼントの場合は、その中で相手のイメージに合わせて贈ると喜ばれるかもしれません。
ストレリチアの育て方
ストレリチアは、初めて植物をお部屋に迎える方にも育てやすいですが、育て方にはポイントがあります。
ここでは、ストレリチアの育て方について解説します。育て方のポイントを押さえて、適切に育てることができれば、美しい姿で元気に育ち続けるでしょう。
置き場所と日当たり
ストレリチアは、日当たりと風通しのよい環境を好みます。真夏の直射日光は葉焼けの原因となるので、室内で窓際に置く場合はレースカーテン越しの光を当ててください。屋外で管理する際は真夏は半日陰に移動、10月以降は屋内に取り込みます。
耐陰性が強いので、明るい室内であれば問題なく育ちます。ただし、置いた場所が暗すぎると、軟弱に育った茎が途中で折れるなど生育が悪くなるので気を付けましょう。
日当たり不足で生育が悪い場合は、明るい窓際でレースカーテン越しに日光浴させると元気になります。暗い場所から急に直射日光に当てると葉焼けしやすいので、場所を移動させる際は日差しの当たり方に気を付けてください。
温度
ストレリチアは寒さにやや強い植物ですが、最低5℃以上をキープして育てると安心です。比較的耐寒性があるため乾燥気味に育てることによって、冬でも霜雪に当たらなければ0℃程度でも越冬します。
しかし、寒さによって葉は傷むため、屋外で育てている場合は室内に移動させましょう。室内の窓際は屋外と変わらないくらいに冷え込むので、窓から離れた場所に置きます。
明るく暖かい場所に置き、暖房の風が当たらないように気を付けてください。暖房の風が当たると急激な乾燥によって、ストレリチアが傷むので注意します。
水やりの頻度
- 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)
- 秋冬:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)一週間程度あけて
春夏の生育期には、手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)鉢底から水が流れるくらいに、しっかり水やりしてください。
ただし、水のやりすぎや受け皿の溜め水は根腐れの原因になります。水やり後は、受け皿に溜まった水はこまめに捨ててください。
ストレリチアの根は多肉質であり乾燥に強い反面、土が常に湿っていると根腐れしやすいです。土の乾湿にはメリハリを持たせましょう。
気温の下がる秋以降は徐々に水やりを控えます。冬は土が乾いてから1週間程度あけて、暖かい時間帯に葉水と水やりをしてください。
もし、鉢植えの水やり頻度に困ったときは、水やりチェッカーの利用もおすすめです。
肥料
ストレリチアには、生育期の4~6月、9~10月に2か月に1度置き肥を置くか、水に薄めた液肥を2週間に1度のペースで水やり代わりに与えてください。夏と冬は生育が緩慢な時期なので、肥料は与えません。
ストレリチアは肥料が少なくても十分に育ちますが、花を咲かせたり茂らせたりしたい場合は土に混ぜ込んだ元肥以外に追肥もしましょう。ただし、肥料の与えすぎは根を傷めるため、与えるペースや時期はしっかり守ってください。
剪定方法
ストレリチアの剪定時期は5~7月です。花後の花がらや枯葉、茂り過ぎた葉柄を剪定します。
葉先が枯れている程度であれば、枯れた部分だけハサミで切り取ります。葉柄が折れたり枯れたりした場合は、根元の部分から切り取りましょう。
残った葉柄は、完全に枯れてから取り除いてください。枯れていないときに無理に剥ぎ取ると株が傷むので注意が必要です。
ストレリチアのよくあるトラブルと対処法
スタイリッシュな姿がインテリアグリーンに人気のストレリチアですが、トラブルも存在します。
ここではトラブルが起きたときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。
根腐れ
根腐れでは、以下の症状が見られます。
- 水をあげても元気にならない
- 土がなかなか乾かない
- 葉が落ちやすい
- 葉が茶色・黄色に変色している
- 幹や幹の根元が柔らかい
- 土から腐敗臭がする
- 土の表面にカビが生えている
- 根黒く変色している
根腐れは、土の中の酸素濃度が低下して土中の細菌叢が変化し、有機物の腐敗が進むことで有害なアンモニアが発生し、土壌環境が悪くなることで発症します。
また、常に土が湿っている状況では根が呼吸することができず、細胞が死んでしまいます。これが原因で、根から水を吸い上げることができなくなり、植物体に水を供給することができなくなることで死んでしまう現象です。
根腐れの対処法は以下の通りです。
- 鉢から植物を抜き、悪い土を落として水はけのよい土に交換する
- 根の傷んでいる部分、腐っている部分をカットする
- 少量の水を与え、風通しがよく明るい日陰で管理する
※1週間を目安に水が乾くコンディションで管理する - 発根剤を与えてみる
- 傷んだ葉を取り除く
- 枯れた枝を切り取る
根腐れが起こった場合は、鉢を入れ替えて土の環境を変えることが大切です。傷んでしまった根は取り除き、健康な状態が取り戻せるような環境を与えてあげましょう。赤玉土・ゼオライトなどを用土に混ぜ込むことで、水はけと根腐れを防止することができます。
葉先がダメになっている場合は、生きている部分までカットしてください。
根腐れが起こると枝が垂れ、新芽を残すために古い葉を落とす現象が見られます。重度の根腐れの場合は、新芽や枝の先から枯れることがあるので注意が必要です。
関連記事:観葉植物の根腐れ|対処法や見分け方の紹介
根詰まり
根詰まりとは、鉢の中で根がいっぱいになることで起きる症状。根詰まりの症状は以下の通りです。
- 水が浸透しづらくなる
- 底から根が出てくる
- 葉が黄色くなる
- 鉢にヒビが入る
特に春夏の成長期で一気に伸びてしまうと上記のような症状が起きてしまいます。すぐに枯れる要因にはなりませんが、放置してしまうとストレリチアに悪影響です。
対処法はストレリチアの植え替えをすること。
ストレリチアを現在の鉢より1つ上の大きい鉢に植え替えることで、上記の症状はほとんど解消されるでしょう。植え替えを行う時期も春夏の成長期が最も適しています。
関連記事:観葉植物の根詰まり|症状や対処法について
葉焼け
葉焼けでは、以下の症状が起きます。
- 葉の色素が抜けて白くなっている
- 葉の一部が茶色く枯れている
強い日差しを浴びすぎると葉が傷んで「葉焼け」というトラブルが発生します。
葉焼けの症状に気がついたら、早めに置き場所を検討し直すことが必要です。
対処法は以下の通りです。
- 直射日光が当たっている場合はカーテンなどで遮光する
- 葉焼けした部分はカットする
葉焼けが起こるということは、日光が当たりすぎている可能性が高いため、直射日光に当てないような措置を取りましょう。
また、一度焼けてしまった葉は二度と元に戻りません。傷んだ葉はカットし、新しい健康な葉が生えてくるのを待ちましょう。
関連記事:観葉植物の葉焼け|原因や対処法の紹介
ストレリチアの害虫トラブルと対処法
ストレリチアには害虫トラブルも存在します。
害虫によるトラブルが発生したときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。
ハダニ
ハダニの症状は以下の通りです。
- 葉にクモの巣のような糸がついている
- 葉の裏に小さな虫がついている
- 葉に斑点や傷がある
- 葉の色が薄くなり枯れている
ハダニは繁殖力の強さと、薬剤耐性を持つとても厄介な害虫です。
放っておくと糸を張って大量発生する危険性もあるので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 傷んだ葉はカットする
- 葉の表裏、付け根や茎も水で洗浄する
- ハダニに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
ハダニが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン)を使用するのが効果的です。2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
そもそもハダニは、こまめな霧吹き・葉をふき取りきれいにすることを怠らなければ発生しません。
常にきれいな状態を保つために、霧吹きの購入は必須といえます。月に一度はシャワーで洗い流すなどの管理も必要です。
アブラムシ
アブラムシの症状は以下の通りです。
- 新芽が萎縮している
- 葉が縮れている
- 新芽に虫が付いている
- 葉や幹がベタベタしている
アブラムシは繁殖力が強いため短期間で増え、ウイルスを媒介する厄介な害虫です。
放っておくとストレリチアの生育が弱まり枯れる恐れもあるので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 縮れた葉はカットする
- アブラムシを取り除く
- 茂り過ぎている枝葉は剪定して風通しをよくする
- アブラムシに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
アブラムシが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン)を使用すると効果があります。2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
カイガラムシ
カイガラムシの症状は以下の通りです。
- 貝殻のような殻を被ったり、粉状の物質で覆われたりしている虫が枝葉についている
- 黒いカビ(すす病)が発生している
- 葉や幹がベタベタしている
カイガラムシは繁殖力の強さと薬剤耐性のある厄介な害虫です。
放っておくとストレリチアの生育が弱まり枯れる恐れもあるので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 柔らかい布やブラシで擦り取り除く
- 茂り過ぎている枝葉は剪定して風通しをよくする
- カイガラムシに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
カイガラムシが発生したら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど)を使用するのが効果的。カイガラムシの成虫には殺虫剤が効きにくいので、幼虫の時期である5~7月に使用するとよいでしょう。
既に貝殻をかぶっている成虫は、柔らかいブラシや布で擦り取ってください。2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
関連記事:観葉植物の白い綿はコナカイガラムシ|対処法と予防法を紹介
コバエ
コバエの症状は以下の通りです。
- 土に虫が湧く
- コバエが植物の周囲を飛んでいる
コバエ自体は植物に無害ですが、観葉植物を育てるうえでの不快害虫です。
放っておくとコバエは増えていくので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 発酵不十分な堆肥や有機質肥料を与えることをやめる
- 新しい土に植え替える
- 土の表面に無機質な素材(赤玉土・鹿沼土・砂利など)を敷く
- トラップを仕掛ける
- コバエに効果のある殺虫剤を噴霧する
コバエが発生したら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど)を使用するのが効果的です。コバエのトラップは食器用洗剤やお酢、めんつゆなどで作ることができます。植物の近くに置いておくと、簡単にコバエを捕殺できるでしょう。
コバエは、発酵不十分な腐葉土やバーク堆肥、有機質肥料の匂いに引き寄せられます。そのため、有機質肥料を取り除いたり土の表面に赤玉土や鹿沼土など3~5㎝程度敷き詰めたりするとコバエ発生を防ぐことが可能です。
そもそもコバエは、完熟たい肥を使用した質のよい土であれば発生しません。また、土が常に湿っている状況を避ければ、発生する可能性は低いです。
コバエを発生させないためには、適切な土と水やり管理で育ててください。
ストレリチアのよくある質問
最後にストレリチアのよくある質問とその答えを以下にまとめました。
- ストレリチアは室内・屋外どちらを好む?
- ストレリチアの冬の育て方は?
- ストレリチアの適切な増やし方は?
- ストレリチアの花が咲かない原因は?
- ストレリチアの葉が丸まるのはなぜ?
- ストレリチアの葉が茶色になるのはどうして?
- ストレリチアが枯れる原因は?
- ストレリチアの成長速度は速い?
それでは具体的に見ていきましょう。
ストレリチアは室内・屋外どちらを好む?
ストレリチアは、風通しがよく明るい室内を好みます。
屋外の明るい日陰でも生育しますが、5℃以下の寒さに当たり続けると枯れる恐れがあります。そのため、気温の下がる秋には室内に移動させてください。
品種によって寒さに強く、水やりを控えることで0℃程度まで耐えることができます。しかし、株が傷むので、基本的には冬は室内で育てると安心です。
冬の窓際の室内は、屋外と変わらないくらいに冷え込みます。窓から離れた明るく暖かい室内で管理すると育てやすいでしょう。
ストレリチアの冬の育て方は?
ストレリチアの冬の育て方は、最低5℃以上をキープして管理することです。品種によって耐寒性が異なりますが、日本で流通する品種は比較的寒さに強いため安心して育てられます。
関東以西の雪や霜が強くない地域であれば、水やりを控えることで0℃程度まで屋外で育てることができるでしょう。ただし、寒さで株が傷むので、冬は室内で育てることをおすすめします。
冬は生育が緩慢になるので水のやりすぎに気を付けて、受け皿に溜まった水はこまめに捨ててください。葉水は暖かい時間帯や、暖房でしっかり温度が上がったときに行いましょう。
窓際は屋外と変わらないくらいに冷え込むので、窓から離れた場所で管理することが重要です。暖房の風が直接当たると、急激な乾燥によってストレリチアが枯れる恐れがあります。
暖房の風が直接当たらないように気を付けてください。
ストレリチアの適切な増やし方は?
ストレリチアの適切な増やし方は、「株分け」「種まき」です。
生育が比較的ゆっくりな品種ですが、長年育てて大株になると子株が株元から出てきます。その子株を植え替えの時に、優しく取り外して植え替えることで増やすことが可能です。
ストレリチアの多肉質な根は折れやすいので、株分けする際には根鉢から慎重に取り出して作業を行う必要があります。ストレリチアは種まきでも増やすことはできますが、花が咲かないと受粉ができません。
さらに、受粉しても必ず成功して種ができるわけではないので、株分けで増やすことをおすすめします。
ストレリチアの花が咲かない原因は?
ストレリチアの花が咲かない原因は、「日当たり」「生育が不十分」の場合が多いです。
ストレリチアは真夏の日光を除いて、春から秋にしっかり日光に当たることで花が咲きやすくなります。そのため、暗い日陰に置いておくと花は咲きません。
1m以下の幼い苗の場合は花を咲かせずに株を大きくしますので、花を咲かせるにはしっかりした株に育ててあげましょう。
また、品種によって花の咲きやすさが異なります。レギネやノンリーフは比較的咲きやすいですが、オーガスタやコーダータは花が咲きにくいです。
ストレリチアの葉が丸まるのはなぜ?
ストレリチアの葉が丸まるのは、「直射日光」「乾燥」「水やり不足」が考えられます。葉の先端まで水分が行き渡っていないと、葉が内側に丸まるためです。
これは日当たりを調整したり、水やりや葉水の回数を増やしたりすることで改善できます。直射日光が当たり続けるのであれば、直射日光を避けた明るい場所に移動したりレースカーテンや不識布で光を和らげたりするとよいです。
暖房などで空気が乾燥する場合は、葉水を暖かい時間にしっかり与えてください。ストレリチアは土の乾燥に強いですが、適切な水やりを心がけて管理することで葉が綺麗になります。
ストレリチアの葉が茶色になるのはどうして?
ストレリチアの葉が茶色になるのは、「葉焼け」「根傷み」「新陳代謝」である場合が多いです。
ストレリチアは日当たりを好みますが、真夏の強い日差しが当たり続けると葉焼けします。直射日光が当たっている状態で葉が茶色くなる場合は、日差しが当たらない場所に移動させましょう。
また、水のやりすぎや植え替えをしていない場合は、根傷みを引き起こしているかもしれません。根が傷んでいると水分や栄養を上手く吸収することができず、葉先から枯れてきます。
生育期の5~7月に根の状態を確認して植え替えてください。ストレリチアの生育が順調にもかかわらず、下葉が茶色く枯れる場合は古い葉を落として新芽が出る新陳代謝の過程なので心配いりません。
茶色くなった古い葉は綺麗に切り取ってください。
ストレリチアが枯れる原因は?
ストレリチアが枯れる原因は、「日当たり不足」「根詰まり」「根腐れ」が多いです。
日当たりを好む植物であるため、日差しが入らないような暗すぎる場所では次第に元気がなくなり、枯れてしまう恐れがあります。日当たりのよい場所で育ててください。
ストレリチアの根は多肉質で太く大きくなります。植え替えを定期的に行っていない場合は、鉢の中で根詰まりを起こし生育に悪影響です。
水やり後に土の吸水が悪かったり、鉢底から根が出ていたりする場合は植え替えを行いましょう。多肉質な根は乾燥に強い反面、土が常に湿っているような多湿環境では根腐れしやすい特徴があります。
水やりは適切に行い、生育が緩慢な冬は乾燥気味に育ててください。根腐れした場合は、状態の悪い根を取り除いて早めに植え替えることが重要です。
ストレリチアの成長速度は速い?
ストレリチアの成長速度は比較的ゆっくりです。
しかし、品種によっては10m以上の大きさになるものもあるので、一生涯を共にするパートナーになるかもしれません。日本では原産地と違い、寒い冬があります。
そのため、さらに生育はゆっくりですが、適切な温度と水やり、植え替えを行うことで立派なストレリチアに育てられるでしょう。ストレリチアを長年育てて、ぜひ素敵な株に仕立ててください。
ストレリチアのまとめ
ストレリチアは日当たりと風通しが良い場所であれば、一年を通して育てることができます。長く伸びる葉柄に大きな葉が付く姿が特徴的で、南国の雰囲気を持つインテリアグリーンとして活躍するでしょう。
花言葉「輝かしい未来」は、就職祝いや新築祝い、開店祝いなどのプレゼントに最適です。金運を上げる風水効果があるとされているため、多くの方に喜んでもらえます。
ぜひ、おしゃれなインテリアグリーンとして育ててみてはいかがですか。
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