植物にはそれぞれ、美しい花言葉がつけられています。
今回はご紹介するのは、大切な人へプレゼントしたくなる「可愛い」意味の花言葉です。
「可愛い」の花言葉にはお花の持つイメージや魅力が詰まっており、温かい気持ちにさせてくれるお花がたくさんあります。記念日や特別な日に、なにげない日常に、プレゼントしてみてはいかがでしょうか。
また、女の子の名前にもぴったりの可愛いお花と花言葉も集めてみました。大切な我が子へ、素敵な名前をプレゼントしたいと考えている人にもおすすめです。
花屋でも購入しやすい種類をピックアップしていますので、気になるお花はぜひ探してみてくださいね。
「可愛い」の花言葉|可愛らしい人へのプレゼントにおすすめ
まずは可愛い印象の人に似合うお花と花言葉を5つご紹介します。
- ピンクのバラ|「可愛い人」
- アンスリウム|「可愛い」「飾らない美しさ」
- ワックスフラワー|「愛らしい人柄」「可愛らしさ」
- サンダーソニア|「愛らしい」「可憐」
- ドウダンツツジ|「可愛い人」「あなたのすべてが上品」
いずれも、一年を通して花屋に並ぶことが多いポピュラーな植物です。見かけたら、ぜひ手に取ってみてくださいね。
では、それぞれの花言葉の由来や込められた意味を見ていきましょう。
ピンクのバラ|「可愛い人」
ピンク色のもつ「可愛い」「優しい」のイメージから、「可愛い人」の花言葉がつけられました。
ピンクのバラにはほかにも「上品」「しとやか」「感謝」「愛」「美しい少女」などの花言葉がつけられています。女性へのプレゼントにぴったりの花言葉が多いですね。
ピンクのバラは世界でも愛され、多種多様なピンク色の品種が生み出されています。大きさや咲き方によっても印象が異なるので、贈りたい人にぴったりのピンクのバラがきっと見つかるでしょう。
なお、バラには本数にも花言葉がついています。
中でも5本の「あなたに出会えて本当によかった」や9本の「いつまでも一緒にいてください」の花言葉は、告白や記念日などの節目にもぴったりです。
AND PLANTSでは、ピンクのバラのみで作った本数別の商品をご用意しています。ピンクの花言葉と組み合わせて贈ってみてはいかがでしょうか。
[https://andplants.jp/products/9-pink-rose-series-bouquet]アンスリウム|「可愛い」「飾らない美しさ」
「可愛い」の花言葉は、アンスリウムのハート型のイメージからつけられたと言われています。また、ピンクのアンスリウムには、ピンク色のチャーミングな印象から「飾らない美しさ」がつきました。
アンスリウムはトロピカルな雰囲気が特徴の植物です。赤色が代表的ですが、深いワインレッドからピンク、緑、白とカラーバリエーションが豊富です。ツヤのある質感がインパクトがあり、花束やアレンジに入れるとアクセントになります。
近年は、白や淡いピンクのアンスリウムを使ったアレンジの人気が高まっています。上品さがありながら個性的な花束に仕上がるので、トレンドに敏感な可愛い彼女にぴったりでしょう。
また、非常に育てやすい植物であるため観葉植物としてもアンスリウムはおすすめです。母の日のプレゼントにもよく選ばれています。
[https://andplants.jp/products/custom-flower-green-medium]ワックスフラワー|「愛らしい人柄」「可愛らしさ」
ワックスフラワーは、お花にワックスをかけたようなツヤが特徴の植物です。
お花の淡いピンク色から、「愛らしい人柄」「可愛らしさ」の花言葉がつきました。
また、細い葉の印象から「繊細」の花言葉や、西オーストラリアの厳しい環境で育つことから「気まぐれ」の花言葉もつけられています。
「繊細」や「気まぐれ」はネガティブな印象もありますが、「愛らしい人柄」「可愛らしさ」と組み合わせると可愛くも捉えられるのではないでしょうか。相手のイメージに合わせて花言葉を贈るといいでしょう。
切り花は一年を通して出回っており、比較的手に入りやすいお花です。葉を揉むと、柑橘系の香りを楽しめます。
きれいにドライフラワーになるので、スワッグにしたり、数本プレゼントのラッピングに添えたりしても素敵です。
サンダーソニア|「愛らしい」「可憐」
「愛らしい」「可憐」「愛嬌」の花言葉は、温かなオレンジ色とお花のイメージからつけられたようです。
お花が教会のベルに似ていることから、英名では「クリスマスベル」とも呼ばれます。そのため、教会から連想して「福音」「祈り」「祝福の音」の花言葉もつけられました。
一方で、少しネガティブな印象もある「助けて」の花言葉もついています。土地開発や乱獲により、サンダーソニアの野生種が見られなくなったことが由来だそうです。
贈る時は誤解を与えないよう、贈りたい花言葉をメッセージカードに書いて贈るといいでしょう。
サンダーソニアの切り花は一年中出回っています。夏の小花と合わせて爽やかな花束や、サンダーソニアだけの花束などがおすすめです。また1本のフォルムが美しいので、一輪挿しにもよく映えます。
ドウダンツツジ|「可愛い人」「あなたのすべてが上品」
春に咲かせる白い可憐なお花のイメージから「可愛い人」「あなたのすべてが上品」がつけられました。
たくさん咲いたお花が星空のように見えたため、中国では漢字で「満天星躑躅」と表わされています。可愛い花言葉とロマンチックな名前は、大切な日のプレゼントにぴったりではないでしょうか。
ドウダンツツジは枝ぶりがよく長持ちするため、初夏から秋に切り枝として花屋によく並びます。秋には葉が紅葉するため、花束やアレンジに入れると季節感が出るでしょう。
また、花瓶に数本生けておくだけで、観葉植物のように存在感のあるフレッシュグリーンとして楽しめます。おうちデートの際に飾っておくと粋かもしれません。
「魅力的」「元気」の花言葉|笑顔が素敵な人へのプレゼントにおすすめ
次は、「魅力的」「元気」に関する可愛い花言葉をご紹介します。
- ラナンキュラス|「魅力的」「美しい人格」
- ユーチャリス|「気品」「天真爛漫」
- ピンクのアジサイ|「元気な女性」
- サフィニア|「咲きたての笑顔」
- ルコウソウ|「元気」「常に愛らしい」
子どもから大人まで、笑顔が可愛い人へのプレゼントにいかがでしょうか。
では順番に見ていきましょう。
ラナンキュラス|「魅力的」「美しい人格」
シルクのような手触りの花びらがドレスを思わせることから「魅力的」「美しい人格」「晴れやかな魅力」「光輝を放つ」などの花言葉がつけられています。
ラナンキュラスは12月〜4月頃に出回る、春が旬のお花です。
筆者が花屋で働いていた時の印象では、ラナンキュラスは幅広い年代の女性のお客様に人気だったように思います。春のウェディングには、ブーケに入れたいとおっしゃる新婦様も多くいらっしゃいました。
幾重にも重なる花びらと、春らしいきらめきのある色合いが、女性の心をくすぐるのではないでしょうか。春にのみ出回る特別感も魅力です。
最近は育てやすい品種のラナンキュラスが出回っており、ガーデニング好きな人には鉢植えのプレゼントもおすすめです。
ユーチャリス|「気品」「天真爛漫」
ユーチャリスは、まっすぐな茎から上品な白いお花を咲かせる姿を表現して「気品」の花言葉がつけられました。「天真爛漫」の花言葉は、周囲に甘く濃厚な香りを漂わせる姿が由来と言われています。
また、結婚式に定番のお花であることから、純白の花嫁を連想して「清らかな心」の花言葉もつけられています。日本では松田聖子さんの結婚式のブーケに使われてからよく知られるようになり、不動の人気を誇るお花となりました。
ユーチャリスの名前はギリシャ語で「とてもよく目を惹く」の意味があります。すっとした上品さとどこか愛らしさを兼ね揃えているユーチャリスは、可愛い女性へのプレゼントの1つとしてふさわしいです。
一年中手に入りますが、流通量が多いお花ではありません。プレゼントする時は早めに予約しておくことをおすすめします。
ピンクのアジサイ|「元気な女性」
「元気な女性」の花言葉は、ヨーロッパにおけるアジサイのイメージからつけられたと言われています。
ヨーロッパの土壌はアルカリ性の土地が多く、アジサイといえば赤やピンクのイメージがあるそうです。またアジサイが咲く6月のヨーロッパは、穏やかな気候の地域が多く、過ごしやすい季節とされています。
そのため、カラッとした季節に明るいピンクのお花をたくさん咲かせる姿を「元気な女性」と表現したのでしょう。日本でも、ピンク色のもつ愛情のイメージから「感謝」や「強い愛情」などの花言葉がつけられています。
開花時期が近いことから、アジサイの鉢植えは母の日のプレゼントにも人気です。いつも元気をくれるお母さんへ、可愛いアジサイを贈ってみてはいかがでしょうか。
関連記事:あじさいの花言葉|母の日やプレゼント、結婚式に使えるいい意味の花言葉と由来
サフィニア|「咲きたての笑顔」
サフィニアは、サントリーと京成バラ園芸が共同で開発したペチュニアの一種です。
日本で育てやすいペチュニアとして人気を博し、1991年に国際園芸展でグランプリを受賞してからは世界中で販売されています。
「咲きたての笑顔」の花言葉は、サフィニア発売20周年の際に公募でつけられました。「次々にお花を咲かせ、咲き続ける姿が毎日笑顔を振りまいているように見える」ことが由来と発表されています。
さまざまな花色が生み出され、夏のお庭を彩る定番のお花として親しまれています。丈夫で扱いやすいため、ガーデニング初心者でも栽培は難しくありません。
暑い季節にも毎日咲き続ける可愛いお花が、見る人に元気をくれるでしょう。笑顔が可愛い人へのプレゼントはもちろん、笑顔になってほしい人へのプレゼントにもおすすめです。
ルコウソウ|「元気」「常に愛らしい」
星形の赤いお花が目を惹くルコウソウ。
生育旺盛な性質から「元気」の花言葉がつけられました。また、次々に可愛いお花を咲かせるので「常に愛らしい」の花言葉がついたようです。
ルコウソウは、7月頃から10月頃まで開花します。ツル性植物でぐんぐん伸びていくため、緑のカーテンとしても利用される植物です。葉が細いので圧迫感が少なく、涼しげな印象を楽しめます。
暑い時期に小さなお花を咲かせる姿はまさに愛らしく、元気を出してほしい時や癒しをプレゼントしたい時にもぴったりです。大切な人と一緒に育ててみるのも素敵ですね。
開花時期が長く、丈夫で育てやすいので初心者にも向いているでしょう。初夏から花屋やホームセンターなどで花苗が出回っています。
しかし、ツルが絡んで伸びていく姿から「でしゃばり」「おせっかい」の花言葉もつけられています。プレゼントする時は誤解を与えないようにしましょう。
思わずキュンとする可愛い意味の花言葉
次は、プレゼントされると思わずキュンとしてしまうような、可愛い意味の花言葉を5つご紹介します。
- ヒマワリ|「私の目はあなただけを見つめる」
- オレンジのガーベラ|「あなたは私の輝く太陽」
- 赤のゼラニウム|「君がいて幸せ」
- ジャスミン|「あなたと一緒にいたい」「私はあなたについていく」
- オンシジューム|「一緒に踊って」「美しい瞳」
さりげなく花言葉を添えて渡されるとロマンティックですね。告白やプロポーズのプレゼントにもいかがでしょうか。
ほかにも告白やプロポーズのプレゼントにおすすめの花や花言葉は、告白に使える花言葉一覧の記事で紹介しています。
ではひとつずつ見ていきましょう。
ヒマワリ|「私の目はあなただけを見つめる」
お花が太陽を追って動いているように見えることから「私の目はあなただけを見つめる」「憧れ」「愛慕」「崇拝」などの花言葉がつけられています。
ヒマワリの切り花は6月頃から出回り始めます。爽やかな夏らしさと知名度から、男女ともに人気があるお花です。
筆者のおすすめ品種は、「ゴッホのヒマワリ」や「ゴーギャン」などです。まるで絵画の世界から飛び出してきたような個性と魅力があります。
特に「ゴッホのヒマワリ」は絵画を知っている人も多く、品種名を見て驚くお客様もたくさんいらっしゃいました。プレゼントに使えば、さりげないユーモアをプラスできるかもしれません。
「ゴッホのヒマワリ」はお花自体も魅力的で、半八重咲きと落ち着いた色合いが大人っぽい印象です。キュンとする花言葉とシックなお花の対比が、大人の告白にぴったりではないでしょうか。
オレンジのガーベラ|「あなたは私の輝く太陽」
「あなたは私の輝く太陽」の花言葉は、オレンジの持つ明るい印象が由来です。
オレンジの色には暖かさや元気などのイメージがあり、親しみやすさと幸福感を感じさせる色と言われています。上向きに開いたガーベラのイメージともよく合う花言葉ですね。
また、オレンジのガーベラにはほかに「神秘」「冒険」「忍耐強さ」の花言葉もついています。贈る相手に合わせて花言葉を組み合わせると、より相手にぴったりのプレゼントになるでしょう。
オレンジのガーベラは、淡いオレンジからビビットなオレンジまで色の種類も豊富です。また、丸い花びらは柔らかく可愛いイメージになり、尖った花びらの品種は個性的でかっこいい印象になります。
ガーベラは年中安定した品質で手に入りやすいため、ふと思い立った時に購入しやすいです。何気ない日常にプレゼントして、相手の可愛い笑顔を引き出してみてはいかがでしょうか。
関連記事:ガーベラの花束を贈るときのポイント|花言葉や色別の意味を解説
[https://andplants.jp/products/10-orange-gerbera-series-bouquet]赤のゼラニウム|「君がいて幸せ」
ゼラニウム全般の花言葉は「真の友情」「信頼」「尊敬」で、小さなお花が集まって咲く姿が仲睦まじく見えることからつけられています。 赤のゼラニウムの「君がいて幸せ」は、ゼラニウム全般の「尊敬」「信頼」の花言葉に、赤の持つ愛情のイメージが加わってつけられました。
ゼラニウムは、主に鉢植えや花苗で売られています。人によっては苦手と感じる香りの品種もあるので、プレゼントする時は実際に香りを嗅いでみてから選ぶといいかもしれません。
筆者のおすすめは、アロマやハーブに使われるセンテッドゼラニウムです。中でも、ヘーゼルナッツゼラニウムが咲かせるローズレッドのお花が魅力的です。
丈夫な性質なので、初心者でも育てやすいでしょう。可愛い植木鉢に入れて贈ると素敵ですね。
関連記事:ゼラニウムの花言葉|色別の花言葉や誕生花、名前の由来
ジャスミン|「あなたと一緒にいたい」「私はあなたについていく」
白いお花と甘い香りが特徴のジャスミン。「あなたと一緒にいたい」「私はあなたについていく」の花言葉は、2つの説があります。
1つは、インドの愛の女神カーマが、愛する人を射止めるためにジャスミンの精油を矢に塗ったストーリーからつけられた説です。
もう1つは、ジャスミンのお花を髪飾りにする南インドの習慣からついた説です。ジャスミンのふんわりと甘い香りに包まれて過ごす様子から、花言葉がついたと言われています。
ほかにもタイでは結婚式に使われることから「幸福」、お花の可愛いイメージから「優美」「愛らしさ」の花言葉もついています。いずれもプレゼントにぴったりの花言葉です。
ジャスミンは切り花や鉢植えで出回っています。また、ジャスミンの香水に花言葉を添えてプレゼントするのも粋ですね。幸福感のある甘い香りが、告白やプロポーズの成功を後押ししてくれるかもしれません。
関連記事:ジャスミンの花言葉|色別の花言葉や誕生花、名前の由来
オンシジューム|「一緒に踊って」「美しい瞳」
オンシジュームの黄色いお花が、ドレスをはためかせて踊っているように見えることから「一緒に踊って」の花言葉がつきました。
「美しい瞳」は、明るい黄色のお花のイメージからつけられたようです。ほかにも「可憐」「気立の良さ」「清楚」など、可愛い印象の花言葉がたくさんついています。
黄色のほかにも、赤や茶色、オレンジなどのお花の色があります。
小さいお花ですがランらしい上品さを兼ね揃えており、花束に入れると華やかな印象に。オンシジュームだけを束ねたシンプルな花束や、胡蝶蘭と合わせて高級感を出すのも素敵です。
お祝いシーンでは、長持ちするオンシジュームの鉢植えもよく選ばれています。
女の子の名前にぴったりの可愛いお花と花言葉
最後は、女の子の名前にも選ばれている可愛いお花と花言葉をご紹介します。
- カスミソウ|「無邪気」「愛らしい」
- モモ|「チャーミング」「あなたに夢中」
- サクラ|「心の美しさ」「優美な女性」
- ナノハナ|「元気いっぱい」「明るさ」
- ツバキ|「完璧な魅力」「おしゃれ」
魅力的なお花と花言葉は、誰からも愛される可愛い女の子になってほしいと願う親の気持ちにぴったりではないでしょうか。
ぜひ参考にしてみてください。
カスミソウ|「無邪気」「愛らしい」
カスミソウは英語で「baby’s breath(赤ちゃんの吐息)」と呼ばれることから、赤ちゃんの無垢さを連想して花言葉がつけられました。
また、プレゼントや結婚式によく使われるため、「無垢な愛」「感謝」「深い思いやり」「幸福」の花言葉がついています。中には花嫁の幸せを願った「切なる願い」の花言葉もあります。
カスミソウにはポジティブで可愛い印象の花言葉が多く、ネガティブな花言葉は見られません。プレゼントや子どもの名前に安心して使えるでしょう。
ふんわり優しいお花のイメージも、女の子の名前にぴったりです。「佳純」「架純」「夏澄」「花澄」などの漢字がよく使われています。漢字によって可愛らしい印象にも、さわやかですっきりした印象にもなる名前です。
モモ|「チャーミング」「あなたに夢中」
モモは春を祝うような温かいピンク色のお花から、可愛い花言葉がつけられました。また、果実の芳醇な甘い香りのイメージも由来しているようです。
モモは子だくさんや生命力、不老長寿を象徴する縁起のいい植物として愛されてきた植物です。古くから女性と結びつけられており、女の子の成長を願うひな祭りにはモモのお花を飾ってお祝いします。
また、モモの果実には邪気を払う効果があると言われています。桃太郎のモチーフにもなっており、「天下無敵」の花言葉もついています。
甘くて可愛い印象を持つだけでなく、芯のしっかりした子になりそうな花言葉といえるのではないでしょうか。名前には、「桃」や「萌々」「もも」などの表記が人気です。
関連記事:モモ(花桃)の花言葉|誕生花、名前の由来、育て方など
サクラ|「心の美しさ」「優美な女性」
日本の春を象徴するサクラの風情ある姿から「心の美しさ」「優美な女性」「精神美」の花言葉がつけられています。
サクラの名前の由来は諸説ありますが、「サ」は稲の精霊、「クラ」は稲の精霊が宿る場所といった意味の説があります。サクラは古くから稲作と結びついており、神聖さと美しさから大事にされてきた植物です。
サクラの響きは日本人にとって親しみがあり、優しいイメージや古風なイメージを持たれる傾向があります。才能が花開く、夢が咲くようにと願いを込めて、名前に取り入れる人が多いようです。
漢字では、「桜」「咲良」「桜空」などが人気です。
関連記事:サクラの花言葉|品種別の花言葉や誕生花、名前の由来
ナノハナ|「元気いっぱい」「明るさ」
ナノハナには、春を告げる明るい黄色のお花の印象からポジティブな花言葉がたくさんついています。
「元気いっぱい」「明るさ」「快活」は、一面に黄色のお花を咲かせる様子からつけられました。また、小さなお花が集まって咲く性質を表した「協調性」「調和」の花言葉もあります。
また黄色には金運のイメージがあること、ナノハナは油や食用に重用されたことから「豊かさ」「豊かな財産」の花言葉もあるようです。
いずれも子どもの明るい未来を願うのにぴったりな花言葉でしょう。
ナノハナの「菜」を使った名前は、「陽菜」「結菜」「愛菜」などが人気です。「明るく優しい女の子になってほしい」と、願いを込めてつける人が多いようです。
ツバキ|「完璧な魅力」「おしゃれ」
ツバキは日本から世界に広まったお花で、美徳の象徴とされてきました。お花の美しさから「完璧な魅力」「至上の愛らしさ」「控えめな美」の花言葉がついています。
また、「おしゃれ」の花言葉は、ツバキ(カメリア)がファッションブランド・シャネルのデザインに使われたことが由来です。創設者のココシャネルは、ツバキの花を用いて女性の強さと美しさを表現しました。
美しい女性に似合う花言葉が多いですが、ひとつだけネガティブな花言葉があります。
フランスの小説「椿姫」の主人公からつけられた「罪を犯す女」の花言葉です。愛する人との身分の差と自身の病から、嘘をついて身を引いた主人公の切なさを表現していると言われます。
また、日本では、ツバキはお花が花首から落ちるため縁起が良くないと言われていた時代もあります。
しかしほとんどの花言葉が示すように、ツバキは美の象徴として親しまれてきたお花です。ご両親なりの意味を込めて、可愛い我が子へ名前をプレゼントしてあげてくださいね。
関連記事:ツバキの花言葉|色別や誕生花、名前の由来
まとめ
可愛い花言葉のついたお花は、恋人や家族、大切な人へのプレゼントにふさわしい、素敵なお花がたくさんあります。
花言葉は、植物と人との関わりが表れています。特に「可愛い」の花言葉には、たくさんの人々に愛されてきた理由が詰まっているようです。
特別な日はもちろん、ふとした時に感謝や愛する気持ちを伝えたい時にぴったりでしょう。相手を「可愛いな」と感じた時に、ぜひ贈ってみてください。
また、自分のために自宅に飾ってもいいですね。可愛いお花と花言葉が、自信を分けてくれるかもしれません。
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