アジアンテイストにあう観葉植物|おすすめと飾り方について

アジアンテイストにあう観葉植物|おすすめと飾り方について

バリ島やプーケットなど、南国のリゾートホテルのように開放感あるアジアンテイストのインテリア。葉の色味や形、観葉植物のサイズを適切に選ぶことでアジアンの雰囲気にあい、違和感のない部屋がつくれます。

さらに観葉植物の種類だけではなく、自然素材やクレイ素材を使った鉢カバーをはかせたり、開放的になるように配置したりすることで、より非日常感のあるアジアン風の部屋を演出することができますよ。

今回はアジアン風のインテリアにあう観葉植物の選び方、ハイセンスな部屋づくりに人気の種類、おしゃれに飾るコツを詳しく紹介します。大型・中型・小型と観葉植物のサイズごとに種類を紹介するので、部屋の広さにあわせて素敵なものを選んでくださいね。

アジアン風のインテリアにあう観葉植物の選び方

葉の色や形、樹形や生長の仕方と種類でさまざまにある観葉植物。いったいどんなものがアジアン風のインテリアにあうのか、イメージしにくいですよね。ここで大事なことは、部屋や家具の大きさ、色合いにあわせながら雰囲気のある観葉植物を選ぶことです。

アジアン風のインテリアにあう観葉植物を選ぶポイントを3つ紹介します。

  1. 落ち着いた色合いの観葉植物を
  2. 葉の形がバリエーション豊富になるように複数の観葉植物を
  3. 部屋や家具の大きさあった観葉植物を

落ち着いた色合いの植物を選ぶ

ブラウンやベージュ・モスグリーンなどの家具で構成されるアジアン風のインテリアは、トーンが低く落ち着いた色味で配色されていることが多いです。

観葉植物は、色味の少ないつややかな葉をもつものがよくなじみます。雰囲気を損ねることがなく、異国の世界のような空間を自然に再現してくれます。

部屋全体を濃緑の葉をもつ観葉植物でコーディネートするのもいいですが、空間がフラットに見えて退屈に感じる場合も。鮮やかな黄緑色の葉をもつものを1〜3つほど加えて、明るい印象のあるアジアン風の部屋を演出してみましょう。

葉の形がバリエーション豊富になるように選ぶ

観葉植物の葉の色だけではなく、葉の形にもこだわって選ぶとより洗練されたアジアン風の部屋がつくれます。

丸い葉・細長い葉・鋭くとがった葉など、形のバリエーションが豊富になるように選び部屋に配置すると、非日常的な空間が生まれより南国のリゾートホテルのような雰囲気を感じやすいです。リビングルームなど、広めの場所には少し多めに観葉植物を配置して、緑に囲まれた癒しのある空間をつくるのもいいかもしれませんね。

部屋や家具の大きさあった植物を選ぶ

スタイルによっては、どことなく和風っぽさも感じるアジアン風のインテリアですが、家具は比較的低いものでコーディネートされていることが多いです。

背の低い観葉植物ばかりを選んでしまうと高さが全て統一されて、クールなモダンインテリアになることもあります。一見まとまりがあってセンス良く見えますが、非日常的な空間には少し遠い感じがします。

背の高さができるだけ、大中小になるように選ぶのがおすすめです。部屋が狭い場合は、背の高い観葉植物を角隅に1つ配置し、テレビボードやソファーよりも少し高い中ぐらいの観葉植物を家具の横に配置します。小さいものは中ぐらいの観葉植物の横や、テーブルの上に配置するといいです。

統一感のあるおしゃれなアジアン風のインテリアを再現するなら、左右対象となるシンメトリーで家具と観葉植物を配置しましょう。

【大型】アジアン風の部屋に人気の観葉植物3選

リビングルームなど広めの部屋には、背の高い大型の観葉植物を1つ以上配置して、雰囲気をガラリと変えてみましょう。

ここでは、アジアン風の部屋に人気の大型観葉植物を3つ紹介します。

  1. アレカヤシ
  2. エバーフレッシュ
  3. クルシア・ロゼア・プリンセス

①アレカヤシ|エスニックさのあるアジアンインテリアに

アレカヤシ
日当たり 日当たりのよい置き場所
温度 10℃以上をキープする
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いたら
秋冬:土の表面が乾いてから2〜3日後

放物線を描くように長く伸びる濃緑の葉が繊細で美しく、エスニックさのあるアジアンらしい雰囲気を漂わせるアレカヤシ。風に吹かれるとサラサラと音を立て、癒しのある空間を演出してくれます。また生長スピードがゆっくりで、剪定などの管理も楽なので、初心者におすすめの観葉植物です。

アレカヤシは、午前中に明るい日がたっぷりと差し込み、午後は半日陰になるような場所で育てます。日陰過ぎると元気がなくなったり、葉もきれいな緑色にならなかったりする場合も。部屋が暗い場合は、カーテンを開けた明るい窓際に置いて管理するようにしましょう。

葉にほこりがたまりやすいので、ハンディモップなどで定期的にきれいにし、乾燥防止や防虫対策として葉水をするといいです。

[https://andplants.jp/products/arecapalm-l]

②エバーフレッシュ|涼しげな印象のある室内に

エバーフレッシュ
日当たり 日当たりのよい置き場所
温度 最低10℃以上をキープする
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いたら
秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後

きめ細かく並んだ黄緑の小葉が鮮やかで美しく、繊細な印象があるエバーフレッシュ。地面から軽やかに伸びる幹と、ふさふさとした葉は涼しげな印象があります。爽やかさを感じるようなアジアン風の部屋を演出したい方に、おすすめの観葉植物です。

エバーフレッシュは、日当たりと風通しの良い場所ですくすくと育ちます。ただし、直射日光が強すぎると葉焼けを起こす場合もあるので、レースカーテンなどで遮光した窓際で管理しましょう。

ネムノキやオジギソウの仲間であるエバーフレッシュは、夜になると無数の葉を手を合わせるかのように閉じて眠ります。ゆっくりと徐々に動く姿も魅力的です。

[https://andplants.jp/products/pithecellobiumconfertum-l]

③クルシア・ロゼア・プリンセス|上品さのある鮮やかな葉

クルシア・ロゼア・プリンセス
日当たり 日当たりのよい置き場所(直射日光は避ける)
温度 最低10℃以上をキープする
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いたら
秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後

なめらかな手触りの灰色の幹から、厚みのあるつややかな緑やライムグリーンの枝葉を伸ばすクルシア・ロゼア・プリンセス。「フルーツ女王」と呼ばれるマンゴスチンの仲間で、年に2回ほど丸い多肉質な白とピンクの花を咲かせます。ひねりがかった一枚いちまいのひし形の葉が、アジアン風の部屋にぴったりなシンボルツリーになりますよ。

枝葉がつるのように長く伸びるクルシア・ロゼア・プリンセスは、直射日光を避けた明るい場所で育てると、鮮やかな葉がよく出るようになります。極端な暑さと寒さには弱く、25〜35℃の気温になる場所で管理しましょう。

生命力が強いため、基本的には用土の質は選びませんが、赤玉土と腐葉土を混ぜ合わせた水はけの良い土で育てるのがベストです。

[https://andplants.jp/products/clusiarosea-l]

【中型】アジアン風の部屋におすすめの観葉植物3選

大型の観葉植物で配置ができたら、次は中型の観葉植物であいたスペースを埋めて、印象強くしましょう。

室内のアクセントづくりに役立つアジアン風の部屋ににおすすめの中型の観葉植物を3つ紹介します。

  1. フィカス・ベンジャミナ・バロック
  2. ココヤシ
  3. シマトネリコ

①フィカス・ベンジャミナ・バロック|くるくる巻いた葉がチャーミング

フィカス・ベンジャミナ・バロック
日当たり 日当たりのよい置き場所(直射日光は避ける)
温度 最低5℃以上をキープする
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後

くるくるとカールを巻いたライムグリーンの葉が、ユニークでかわいいフィカス・ベンジャミナ・バロック。細く軽やかに伸びる幹に葉が無数に伸びるので、小さくても印象のある個性的なアジアンテイストの部屋をコーディネートできます。

インドや東南アジアを原産とするフィカス・ベンジャミナ・バロックは、日光がよく当たる場所で育てるのがベスト。日当たりが悪いと葉が落ちてしまう場合もあるので、できるだけ春から夏の間はたくさん陽の光に当ててくださいね。

生長期の春から秋にかけては水をたくさん必要とするので、土が乾いて表面が白っぽくなったら水をたっぷりと与えましょう。特に夏場は水切れを起こしやすいので、土の中の乾燥している状態が長く続かないよう注意します。

[https://andplants.jp/products/benjaminabarok-m]

②ココヤシ|南国感のある観葉植物

ココヤシ
日当たり 日当たりのよい置き場所
温度 最低15℃以上をキープする
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いたら
秋冬:土の中が乾いてから3〜4日後

大きな丸い種の割れ目から、一本の太い幹がスッと立ち上がるように伸びるココヤシ。無数に出る細い葉と、スリムでスタイリッシュなたたずまいが、南国のリゾート感のあるアジアン風のインテリアを演出し、リラックスのできる空間をつくります。

基本的には難しい管理が少ないココヤシですが、根が湿気とカビによって病気にかかりやすいので、過湿にならないように水はけの良い土で育てるようにしましょう。

植木鉢に植え付ける前に腐葉土か赤玉土、ピートモス、ココナッツファイバーを混ぜて、排水性・通気性・保水性を良くします。

表面の土が乾いて白っぽくなったら、水をたっぷりと与えてくださいね。

[https://andplants.jp/products/palmtree-s]

③シマトネリコ|和風っぽさを加えられる

シマトネリコ
日当たり 日当たりのよい置き場所
温度 -3℃まで耐えられる
耐寒性 強い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いたら
秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後

初夏にブラシのような黄色味を帯びた白い花が咲き、秋には羽の付いた実を付けるシマトネリコ。灰色の斑点模様の幹がしなやかに伸び、細い枝から繊細な小葉が展開する姿が美しく、和風を感じるようなアジアンスタイルの部屋がつくれます。

沖縄や台湾など暖かい地域に自生するシマトネリコは日本の気候風土によくあい、日当たりと風通しの良い場所で育てれば、初心者でも育てやすく枯れにくいです。

ただし極端な寒さには弱く、氷点下6℃を下回ってしまうと枯れやすいので、冬は株元周りに腐葉土やバークチップなどでマルチングをしましょう。

シマトネリコは生長スピードが早く、大きくなると樹高が10mを超える高木です。もちろん鉢植えで育てる分には、そこまで大きくなることはありません。しかし管理を怠ってしまうと2mほどまで大きくなる場合もあるので、1年に1度のペースで実が落ちる10〜11月ごろに剪定しましょう。

花や実が終わって古くなった枝の切り戻しや、枝葉が過密になった箇所を間引くように切り落とすのがポイントです。

[https://andplants.jp/products/shimatonerico-l]

【小型】アジアン風の部屋に置きやすい観葉植物3選

最後は、小物感覚で小型の観葉植物を部屋に飾り付けます。デスク周りや棚の上、さらにはヘッドボードの上などに置いて、リゾート風を演出してみてみましょう。

個性的なアジアン風の部屋に置きやすい小型の観葉植物を3つ紹介します。

  1. アンスリウム
  2. ガジュマル
  3. スイカぺぺロミア

①アンスリウム|色味が特徴的

アンスリウム
日当たり 日当たりのよい置き場所(直射日光は避ける)
温度 最低10℃以上をキープする
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いたら
秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後

赤やピンク、白など光沢のある花を咲かせるアンスリウム。花の色のバリエーションが豊富で、グラデーションや斑入りなど色のパターンにも違いがあります。種類によっては花よりも葉を鑑賞するものも多く、カラーリーフとしても楽しめる観葉植物です。開花期間が5〜7ヶ月ほどと長いため、鮮やかな花がアジアン風の部屋を彩ります

アンスリウムは、熱帯アメリカから西インド諸島に生息する着生植物です。本来は樹木や岩の上に根をおろすので、土を使わなくてもミズゴケなどで育てられます。

高温多湿な環境が好きなので、できるだけ暖かくして半日陰になるような場所で育てましょう。

花が咲き終わったあとは、次の花が咲くには定期的な肥料が必要です。リン酸やカリウムの量が多い緩効性化成肥料や、液体肥料を与えるのがおすすめです。

[https://andplants.jp/products/anthurium-s]

②ガジュマル|テーブルの上にさりげなく

ガジュマル
日当たり 日当たりのよい置き場所
温度 最低5℃以上をキープする
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いたら
秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後

丸々太った幹がねじれるように伸びて、ユニークな樹形になるガジュマル。東南アジアに広く分布していますが、日本でも沖縄諸島に自生している熱帯の樹木です。太くて茶色の幹と丸まった小さい無数の緑色の葉が相まった姿は、和やかな雰囲気があり、落ち着いたアジア風のインテリアによくなじみます。

盆栽のような小さいサイズで販売しているところが多く、テーブルの上に置いてさりげないおしゃれさを演出するのがいいかもしれません。

ガジュマルは、日当たりと風通しが良い場所が大好き。直射日光で葉焼けしにくく、水切れを起こすことがあまりないので枯れにくいです。

ただし日中の直射日光と西日の当たり過ぎは株を弱らし、根腐れや病害虫の原因になることもあるので、できるだけカーテンなどで遮光してくださいね。

[https://andplants.jp/products/chinesebanyan-s]

③スイカぺぺロミア|トロピカルさを表現できる

スイカペペロミア
日当たり 明るい日陰
温度 最低8℃以上をキープする
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬:土の中が乾いてから4〜5日後

複数の白い斑が入り、スイカのような見た目の葉を伸ばすスイカペペロイア。厚みのある丸い濃緑の葉と、赤く染まった茎のコントラストが美しいです。葉数も多く、ポップで明るいアジアンテイストの部屋をコーディネートできるかもしれませんね。

熱帯アメリカに自生するスイカペペロミアは、過湿で木漏れ日が差すような場所で育てるのが最適。西日など直射日光が当たってしまうと葉焼けを起こし、チャーミングな葉がボロボロになってしまうこともあります。

冬の間はできるだけ土を乾燥気味にして、ハンギングなどで風通し良く管理すると根腐れしにくく、枯れる心配もあまりありません。

[https://andplants.jp/products/peperomiaargyreia-tableplants-s]

アジアン風のインテリアに観葉植物を飾るコツ

アジアン風のインテリアにあう観葉植物の種類が選べたら、次はおしゃれにうまく飾るコツを知りましょう。

ここで紹介するポイントは2つ。鉢カバーの選び方と観葉植物の置く位置についてです。

  1. 自然素材を使った鉢カバーをはかせる
  2. 部屋を広く使って観葉植物を置く

このあと、それぞれを詳しく解説します。

自然素材やクレイを使った鉢カバーをはかせる

ナチュラルな雰囲気のあるアジアン風のインテリアには、ラタン・麻・シーグラス・木など自然素材でできた鉢カバーをふんだんに使うのがおすすめです。編み込みやマクラメ、木材の継ぎ合わせのデザインは機械でつくられた感じがあまりなく、観葉植物の自然な色合いを鮮やかに演出してくれます。

エスニックさを感じるようなアジアン風のインテリアをつくりたい方は、民族的なモチーフが彫刻されたクレイ素材の鉢カバーをはかせるといいです。アジアンオーラ漂う彫刻は独特な異国の雰囲気があり、重厚感もあってより上品な空間をつくります。

部屋を広く使って観葉植物を置く

アジアンリゾートホテルのような部屋を再現させるためには、素材選びだけでなく部屋を開放的に見せることもポイント。風が吹き抜けるような涼しい部屋になるように、部屋を広く使って観葉植物を配置しましょう。

例えば部屋の入り口から立って見たときに、自分の立っている場所から一番離れた手前と奥の角隅に大型のものを1つずつ置きます。部屋の中央、または壁の真ん中にあるソファーの横に中型のものを1つ。テレビや棚の横、テーブルやソファーのサイドテーブルの上に中型、または小型のものを配置するといいです。

大事なことは入り口から奥の窓まで、視界が開けるようにコーディネートすることで、開放感のある部屋を演出できます。ただし目の高さほどの観葉植物ばかりが並んでしまうと、圧迫感を感じやすくなるので、適した場所に適したサイズのものを置くようにしましょう。

まとめ

現代の家や部屋の大きさは、住んでいる地域や場所によってさまざまです。背の高い観葉植物を配置できる部屋や難しい部屋と、個人の家によって違いがあると思います。その限られたスペースで、邪魔にならないように上手に観葉植物を配置することで、開放感のある空間をつくれます。

さらに観葉植物や自然素材に囲まれてリラックスのできる部屋になることで、アジアン風なインテリアに近づけることもできます。できるだけセメントやアイロンなどハードな素材は使わずに、温かみのある雰囲気になるような素材を選ぶことが大切です。

まずはどんな観葉植物でも置けるように、部屋のあいたスペースを見つけたりつくったりしてから、おしゃれなアジアン風の部屋を再現してみてくださいね。

柴﨑 光一
建築・インテリア学科卒の元造園士。植物が大好き過ぎて、大自然のカナダで植物と戯れながら、 観葉植物・庭木・草花を使ったガーデニングの世界を開拓しています。 建築と造園の経験に加え、趣味のさまざまな植物やコケの収集、植物アート作りを生かして、 みなさんに観葉植物の魅力をお届けします。好きな観葉植物は、ザミオクルカス・ザミフォーリアとフィカス・アルテシマです!