おしゃれな雰囲気のある観葉植物を飾って、印象深くなるように部屋をコーディネートしたい方もいると思います。
しかし、どんな植物が部屋のテイストにマッチするのか。そもそもおしゃれな観葉植物とは何か、たくさんの種類があってどれを選ぶべきかわからないですよね。
おしゃれと感じるのは人によって違うので、自分でピンと来るものが正解に近いように思います。大事なのは、直感的に良いと思った観葉植物を、上手に部屋になじませることです。
この記事ではおすすめのおしゃれな観葉植物を紹介します。さらにおしゃれに見せる飾り方のコツについても詳しく解説します。
全部で14種類の観葉植物を紹介しますが、筆者個人的には、シルエットが美しく育て方も簡単なザミオクルカス・ザミフォーリアがおすすめです。
おしゃれな観葉植物の選び方
観葉植物は家具を選ぶ感覚と同じように、部屋のテイストにあわせながら選ぶことがポイントです。家具の素材や質感を見比べる感覚で、部屋の雰囲気にマッチするか、葉の色味・形・幹肌などよく確認してみましょう。
観葉植物は種類によって、葉の形・色、樹形、たたずまいなど違いがあります。見た目が変わるだけで温かみさやクールさ、ナチュラル感など雰囲気も違います。
例えば、木材を使って木目調でデザインされたナチュラル系モダンの部屋なら、緑色で葉の広い広葉樹や草花がよくなじみます。森を連想させ、まるで自然の中にいるような部屋を演出してくれます。
フィカス・ウンベラータやシマトネリコなどはおしゃれな雰囲気があり、モダンな部屋によくなじみますよ。
葉の色味がおしゃれな観葉植物
印象深い部屋をコーディネートするなら、まずは葉の色味から観葉植物を選んでみましょう。
ここでは、葉の色味がおしゃれな観葉植物を3つ紹介します。
- フィカス・アルテシーマ
- ペペロミア・サンデルシー(スイカペペロミア)
- フィカス・ジン
①フィカス・アルテシーマ|明るい雰囲気の部屋づくりにおすすめ

日当たり | 日当たりのよい置き場所(直射日光は避ける) |
温度 | 最低10℃以上をキープする |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:土の表面が乾いてから 秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後 |
ライムグリーンの葉に緑の斑が入るフィカス・アルテシーマは、明るくて温かみのあるナチュラル系モダンテイストの部屋づくりにおすすめ。薄い茶色の幹と鮮やかな発色の強い葉の相まった姿は美しく、印象に残る部屋を演出してくれます。
軽やかに伸びる幹の株元は、がっしりと太く生長して背が高くなるので室内のシンボルツリーにもなりますよ。
インドや東南アジアに自生するフィカス・アルテシーマは、高温多湿な環境が大好きな樹木です。春から夏の間は日当たりの良い場所で育てると、幹がよく伸びて元気に生長します。
ゴムの木なので多湿な環境に置いておくと、幹や枝から「気根(きこん)」と呼ばれる根を伸ばします。より自然に近い状態で生長していく姿も、ユニークで面白みがあります。
[https://andplants.jp/collections/altissima] フィカス・アルテシーマの育て方はこちら②ペペロミア・サンデルシー(スイカペペロミア)|ポップな葉が印象的

日当たり | 明るい日陰 |
温度 | 最低15℃以上をキープする |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:土の表面が乾いてから 秋冬:土の中が乾いてから4〜5日後 |
厚みのあるまん丸の濃緑の葉に白い斑が入り、スイカのような模様になるペペロミア・サンデルシー(スイカペペロミア)。ポップでかわいらしい葉はアーチを描くように地面から伸び、ユニークな姿を長く楽しめます。テーブルやデスクの上に飾れば、目をひくようなインテリアにもなります。
熱帯アメリカに自生するペペロミア・サンデルシー(スイカペペロミア)は、過湿で木漏れ日が差すような場所で育てるのがベスト。西日など直射日光が当たってしまうと葉焼けを起こし、チャーミングな葉がボロボロになってしまうこともあります。
冬の間はできるだけ土を乾燥気味にして、ハンギングなどで風通し良く管理すると根腐れしにくく、枯れる心配もあまりありません。
[https://andplants.jp/collections/peperomiaargyreia] ペペロミア・サンデルシー(スイカペペロミア)の育て方はこちら③フィカス・ジン|まだらに模様が入るゴムの木

日当たり | 日当たりのよい置き場所(直射日光は避ける) |
温度 | 最低10℃以上をキープする |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:土の表面が乾いてから 秋冬:土の表面が乾いてから2〜3日後 |
フィカス・ジンは、緑や濃緑の斑がまだらに入る葉をもつ個性的なゴムの木。個体によって模様が違い、迷彩柄になるものもあります。また、赤みがかった薄いピンクの新芽を芽吹きますが、古くなると徐々に白から緑へと移り変わっていきます。色の変化を楽しめるユニークで珍しい観葉植物です。
熱帯地域に自生するフィカス・ジンは、日陰に耐性があり暗い場所でも生長します。ただし、鮮やかな模様を観賞したい場合は、日当たりのよい場所で管理するのがベスト。発色も強くなり、より鮮明な葉の色を楽しめます。
極端な乾燥と過湿には弱いので、土が乾いたらたっぷりと水を与えて、再度しっかりと乾かしましょう。葉水を一緒に行うと美しい葉をいつまでも観賞できますよ。
[https://andplants.jp/collections/ficusgin] フィカス・ジンの育て方はこちら葉の形がユニークでおしゃれな観葉植物
色味だけでなく、観葉植物の葉の形や大きさによっても存在感が変わり、部屋が印象深くなります。
ここでは、葉の形がおしゃれな観葉植物を3つ紹介します。
- ユーカリ・ポポラス
- フィカス・リラータ・バンビーノ
- ザミオクルカス・ザミフォーリア
①ユーカリ・ポポラス|丸い葉がかわいい

日当たり | 日当たりのよい置き場所 |
温度 | 最低-10℃以上をキープする |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:土の表面が乾いてから 秋冬:土の表面が乾いてから2〜3日後 |
地面から軽やかに伸びた幹の先に、爽やかな香りのある丸い銀葉を無数に展開するユーカリ・ポポラス。枝垂れるように枝が伸び、葉がゆらゆらとなびく姿に趣を感じます。ふわりとした優しい印象の部屋を演出したい方におすすめです。
オーストラリアに自生するユーカリ・ポポラスは、暑さや乾燥に強く、水切れを起こしにくい強い樹木です。直射日光がよく当たる場所でも葉焼けしにくいため、造園工事でも庭木として植えることもあります。
ただし、水やりをし過ぎると、土の中が過湿になり根腐れを起こす場合も。鉢植えで管理する場合は、月に2〜4回の頻度で水やりをするといいです。
[https://andplants.jp/products/eucalypopulus-m] ユーカリ・ポポラスの育て方はこちら②フィカス・リラータ・バンビーノ|波打つような葉がおしゃれ

日当たり | 日当たりのよい置き場所(直射日光は避ける) |
温度 | 最低10℃以上をキープする |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:土の表面が乾いてから 秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後 |
ざらざらした肌触りの茶色い幹から、波打ったような葉を互い違いに展開するフィカス・リラータ・バンビーノ。光沢のある濃緑の葉が上品で、大人の雰囲気がある人気の樹木です。ブルックリンスタイルや北欧スタイルのインテリアによくなじみます。
フィカス・リラータ・バンビーノは葉が比較的小さい品種のため、大きくなってもこんもりとした姿にならず、圧迫感を感じにくいです。部屋の角隅に置いて、スタイリッシュな海外風のインテリアを演出してみましょう。
気温が10℃以下になるような場所で管理していると、葉がボトボトと落ちることも。冬の間は、窓際から離れた暖かい部屋で管理するといいです。
[https://andplants.jp/collections/ficuslyratabambino] フィカス・リラータ・バンビーノの育て方はこちら③ザミオクルカス・ザミフォーリア|シックでモダンな部屋におすすめ

日当たり | 日当たりのよい置き場所(直射日光は避ける) |
温度 | 最低5℃以上をキープする(15℃を切ってきたら屋内に取り入れる) |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | やや強い |
水やり | 春夏:土の表面が乾いたら 秋冬:土の中が乾いてから3〜4日後 |
厚みのある濃緑の葉が、葉軸から一直線で並ぶように展開するザミオクルカス・ザミフォーリア。きらびやかな光沢のある葉はシックな雰囲気があり、無機質な鉢カバーをはかせると、高級感のあるモダンなインテリアを演出します。ヴィンテージ感のあるミッドセンチュリーテイストの部屋にあい、木製スタンドを付けて床に置くと、おしゃれさに磨きがかかります。
日陰に強い耐性があるザミオクルカス・ザミフォーリアは、日当たりの悪い暗い部屋でも育てやすいです。また、地面の中にあるイモのような根と多肉質な葉は、水タンクの役割をしているため乾燥にとても強く、枯らすのが難しいといわれることも。
ただし多湿な環境では、根腐れや病気を起こしやすく枯れてしまう場合もあるので、水やりは極力控えましょう。
[https://andplants.jp/collections/zamioculcas] ザミオクルカスの育て方はこちら樹形がスタイリッシュでおしゃれな観葉植物
突然ですが、造園で使われる樹木には幹が一本で伸びる「単幹樹形」と、幹が複数で伸びる「株立ち樹形」の2つがあります。この2種類をうまく組み合わせて、庭の造形美をつくることが一般的です。
インテリアでも同じように、樹形で観葉植物を選びコーディネートすると、スタイリッシュでおしゃれな部屋を演出できますよ。
ここでは、樹形がおしゃれな観葉植物を3つ紹介します。
- シマトネリコ
- ドラセナ・コンシンネ
- トックリラン
①シマトネリコ|爽やかな雰囲気のある日本の木

日当たり | 日当たりのよい置き場所 |
温度 | -3℃まで耐えられる |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:土の表面が乾いたら 秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後 |
灰色の斑点模様の幹が、すうっと空へ立ち上がり、透き通った薄い小さな葉をたくさん出すシマトネリコ。夏になると雲のような白い花が咲き、雌株は秋になると羽の付いた実をたくさん付けます。木漏れ日が差し込む涼しげな季節感のある部屋を演出するため、クールさのある和モダンな部屋におすすめの観葉植物です。
繊細な黄緑の葉は涼しげな印象があるので、風が吹き抜けるレースカーテンの付いた窓の側に置くと、爽やかさが生まれ広々とした空間になります。
シマトネリコは沖縄や台湾などに自生する樹木で、庭のシンボルツリーや街路樹として使われることが多いです。生命力が強く生長スピードもとても早いので、定期的な剪定(せんてい)や植え替えがかかせません。
[https://andplants.jp/collections/shimatonerico] シマトネリコの育て方はこちら②ドラセナ・コンシンネ|スリムな樹形がクール

日当たり | 日当たりのよい置き場所 |
温度 | 最低5℃以上をキープする |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:土の表面が乾いてから 秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後 |
地面から軽やかに伸びる幹が細くて、しゅっと展開した葉に赤のラインが入るドラセナ・コンシンネ。幹の先端からは放物線を描くように伸びる細長い葉と、スリムな樹形がスタイリッシュです。大きくなっても圧迫感を感じにくいため、部屋が狭く見えることもあまりありません。
マダガスカルに自生するドラセナ・コンシンネは、高温多湿な環境を好む樹木です。夏は半日陰になるような場所に置き、冬場の水やりは極力控えます。
ただし、光と湿度が不足すると葉が垂れる場合もあります。1年を通して日当たりの良い場所へ置き、定期的に葉水を行いましょう。
また、葉がたくさん出ていると混み合った印象を受けやすく、たたずまいが悪く見えてしまう場合も。幹に近い方の葉を下から数枚ほど摘み取って、スタイリッシュな樹形が見えるようにするといいです。
[https://andplants.jp/collections/doracaenaconsinna] ドラセナ・コンシンネの育て方はこちら③トックリラン|海外でも人気の種類

日当たり | 日当たりのよい置き場所 |
温度 | 最低5℃以上をキープする(成熟株は外でもOK) |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:土の表面が乾いてから1〜2日後 秋冬:土の表面が乾いてから4〜5日後 |
幹の株元が太くてトックリ(徳利)のような樹形になるトックリラン。細長い緑の葉がカールを巻くように生長する姿もユニークで、個性あふれる観葉植物です。生長スピードがとても遅いため、樹形が大きく乱れることが少なく、インテリアを崩してしまうことも少ないです。
メキシコ東南部のサバンナ地帯に自生するトックリランは、観葉植物の中でも寒さに強いです。筆者がいるカナダでは地植えすることもあり、屋内外でたくましく育ちます。ただし、生長の流れを鈍くなさたくない場合は、5℃以上の環境で育てます。
また、株元の太い幹には水をタンクのようにたくさん蓄えていて、乾燥した場所でも水切れを起こしにくいです。水やりは控えめにし、できるだけ土を乾かしましょう。
[https://andplants.jp/collections/ponytailpalm] トックリランの育て方はこちらテイスト別|おしゃれで育てやすい観葉植物
ここでは、インテリアのテイスト別におすすめのおしゃれな観葉植物を5つ紹介します。
- 北欧:フィカス・ウンベラータ
- モダン:フェニックス・ロベレニー
- アジアン:ココヤシ
- 南国:オーガスタ
- クール:ストロマンテ・トリオスター
北欧:フィカス・ウンベラータ

日当たり | 日当たりのよい置き場所(直射日光は避ける) |
温度 | 最低10℃以上をキープする |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:土の表面が乾いてから 秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後 |
地面からなめらかな曲線を描くように幹が伸び、丸やハート型の大きな葉を傘のように広げるフィカス・ウンベラータ。白みを帯びた灰色の幹と鮮やかな黄緑の葉が相まった姿が美しく、まるで自然の中にある木のようなたたずまいです。
ナチュラル感が強く、北欧モダンテイストの部屋によくなじみますよ。
熱帯アフリカに自生するフィカス・ウンベラータは、暑さや乾燥に強い樹木です。生長期である春から夏の間は、直射日光が当たらない日当たりの良い場所で育てましょう。
ただし、寒くなると生長が緩やかになり葉を落とす場合も。冬の間は直射日光の当たる場所へ移動させ、夜は外気と近い窓辺からは距離を離して管理しましょう。
関連記事:北欧インテリアにあう観葉植物|選び方と飾り方のコツ
[https://andplants.jp/collections/umbellata] フィカス・ウンベラータの育て方はこちらモダン:フェニックス・ロベレニー

日当たり | 日当たりのよい置き場所 |
温度 | 最低0℃以上をキープする |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:ほぼ毎日 秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後 |
地面から茶色い毛が生えた太い幹が空へ真っ直ぐと伸び、先端から切り込みの入った繊細な葉を展開するフェニックス・ロベレニー。軽やかに伸びる葉は涼しげで爽やかな印象があり、圧迫感を感じにくいです。
葉がこんもりとした姿になっても、背が高くなりスリムに見えるので、直線的でスタイリッシュなモダンな部屋でもよくなじみます。
インドシナ諸島に自生するフェニックス・ロベレニーは、生長スピードがゆっくりで、樹齢は100年ほどといわれています。寒さに強く、気温が氷点下近くになっても株が弱ることがあまりありません。
春から秋の間であれば、外で管理することもできます。直射日光が当たる場所で元気に育つので、日差しが差し込みやすい窓際で育てましょう。
関連記事:モダンな部屋にあう観葉植物|おすすめと置き方について
[https://andplants.jp/collections/roebelenpalm] フェニックス・ロベレニーの育て方はこちらアジアン:ココヤシ

日当たり | 日当たりのよい置き場所 |
温度 | 最低15℃以上をキープする |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:土の表面が乾いたら 秋冬:土の中が乾いてから3〜4日後 |
アジアン風のリゾート感があるココヤシは、ささのように細長い葉を展開し、涼しげで暑さを忘れるような雰囲気がある観葉植物です。固くて大きな丸い種の割れ目から、一本の太い幹がすっと立ち上がるように伸びる姿は力強く、たくましい生命力を感じます。スリムでスタイリッシュなたたずまいは美しく、ハイセンスなおしゃれなインテリアを演出できるかもしれません。
基本的には難しい管理が少ないココヤシですが、根が湿気とカビによって病気にかかりやすいので、過湿にならないように水はけの良い土で育てましょう。
植木鉢に植え付ける前に腐葉土か赤玉土、ピートモス、ココナッツファイバーを混ぜて、排水性・通気性・保水性を良くします。表面の土が乾いて白っぽくなったら、水をたっぷりと与えてくださいね。
関連記事:アジアンテイストにあう観葉植物|おすすめと飾り方について
[https://andplants.jp/collections/palmtree] ココヤシの育て方はこちら南国:オーガスタ

日当たり | 日当たりのよい置き場所(直射日光は避ける) |
温度 | 最低10℃以上をキープする |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:土の表面が乾いたら 秋冬:土の中が乾いてから3〜4日後 |
ハワイやバリなど南国のリゾートをイメージしたインテリアなら、バナナのような大きな葉を手を広げるように伸ばすオーガスタがおすすめです。目をひくようなつややかなディープな緑の葉は、部屋のアクセントカラーになり、木製の家具ともよくなじみます。日本では見ることができないような景色が生まれ、非日常感を演出してくれます。
南アフリカやマダガスカルを原産とするオーガスタは、草花に分類されますが、大きくなると草丈が10mを超える大型の観葉植物です。室内の鉢植えでは、大きくなると草丈が2〜3mほどになる場合も。大きくしたくない場合は、植え替えをするときに根を小さくするようにカットすると、狭い部屋でもコンパクトに育てることができますよ。
春から秋の間は日当たりと風通しの良い場所で育てます。土の表面が乾いて白っぽくなったら水をたっぷりと与えましょう。
関連記事:南国のリゾート感を演出する観葉植物|おすすめとコーディネート例
[https://andplants.jp/collections/birdofparadisetree] オーガスタの育て方はこちらクール:ストロマンテ・トリオスター

日当たり | 明るい日陰になる場所 |
温度 | 最低10℃以上をキープする |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏秋:土の表面が乾いてから 冬:土の中が乾いてから |
緑の葉の表面に白い斑がまだらに入り、裏面が赤紫色になるストロマンテ・トリオスター。トリカラーの葉がクールで上品さもあり、背が小さくても存在感があります。白・黒・ベージュを基調としたクールでモダンな部屋のアクセントカラーとして、飾るのがおすすめです。
ブラジルなど南アメリカを原産とするストロマンテ・トリオスターは、オジギソウやネムノキのように、夜になると葉が上向きに閉じる「睡眠運動」をします。暑さによって、体内の水分が蒸発するのを防ぐために行うようです。そのユニークな特徴は見ていても飽きず、観賞が楽しめます。
陽の光が強いと美しい葉が丸まってしまうので、カーテンで遮光した明るい場所で管理しましょう。
関連記事:かっこいい観葉植物|おすすめと飾り方のコツについて
[https://andplants.jp/collections/stromanthetriostar] ストロマンテ・トリオスターの育て方はこちらインテリア例|観葉植物をおしゃれに飾るコツ
自分がピンと来る観葉植物が選べたら、インテリアをおしゃれにコーディネートしてみましょう。
ここでは、インテリアコーディネートのコツについて、以下の4つを紹介します。
- 縦のラインを意識して飾る
- 角隅はスリムにまとめて飾る
- 段差をつけて立体的に飾る
- 小さい鉢は1つのアートのように飾る
縦のラインを意識して飾る
正方形や長方形など直線的なデザインが多い現代のインテリアデザイン。観葉植物や家具を飾るときは、真っ直ぐと伸びるラインに沿って配置することがポイントです。
例えば、インスタグラムの写真のように、床から天井までの縦のラインが見えるように、壁の両隅に観葉植物を置きます。縦のラインに沿って配置することで、すっきりと見え、天井も高く見えます。
幹が空へ真っ直ぐと伸びるようなユッカや、フェニックス・ロベレニーなどの観葉植物がよりラインを強調でき、洗練された部屋を演出できますよ。
角隅はスリムにまとめて飾る
手乗りサイズの鉢など、小さな観葉植物が複数にある場合は、できるだけ1〜3箇所にまとめて飾りましょう。
角隅の縦のラインに沿ってまとめて配置すると、よりすっきりと見えて清潔感も生まれます。
植木鉢を部屋のあちこちに配置してしてしまうと、部屋が散らかったように見えるだけでなく、狭く感じることも。暗い場所では、植物が育ちにくいので、西日が当たらない日当たりの良い場所を選んでくださいね。
段差をつけて立体的に飾る
観葉植物は平坦に並べずに、台やスタンドなどを使って、空間に奥行きが出るように立体的に飾ることがポイント。
部屋がフラットに見えにくくなり、印象深い広い空間を演出できます。
部屋に散りばめるように観葉植物を配置したり、面に対して一列になるように並べたりすると、ごちゃごちゃとした見た目になる場合も。部屋が狭く見えることもあるので、備え付けの家具やカウンターなども置いて、空間を広く使いましょう。
小さい鉢は1つのアートのように飾る
1〜3号鉢のようなミニマムな観葉植物は、1つのアート作品になるように大きめの棚にまとめて飾るのもおすすめです。
上記のように、1つのボックスに1〜3鉢ほど置いて、詰めすぎないように飾ることがポイントです。鉢と鉢の間は、スペースを設け「間」を意識して配置すると、ごちゃごちゃとしたように見えず、作品のようになります。
鉢の数にあわせて棚の大きさを決めることで、すっきりとした見た目で、無駄がない洗練されたインテリアにもなりますよ。
まとめ
自分にピンと来るようなものが「自分にとってのおしゃれな観葉植物」だと思います。そういったものを選ぶと、愛着がより湧いて枯らさずに大事に育てられます。
また、ペットや家族のように接することで、日頃の管理や様子を見る頻度なども上がり、日々の変化にも気付きやすくなります。
さらに、部屋のコーディネートにもこだわって飾ることで、おしゃれな観葉植物はより美しく見えます。大事なことは、植物の葉や樹形を活かしたコーディネートです。上手にできれば、どんな部屋にもよくなじんでくれますよ。